JPH05195422A - アイロンかけ機のパット用フェルト生地の接合方法 - Google Patents

アイロンかけ機のパット用フェルト生地の接合方法

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JPH05195422A
JPH05195422A JP4503992A JP4503992A JPH05195422A JP H05195422 A JPH05195422 A JP H05195422A JP 4503992 A JP4503992 A JP 4503992A JP 4503992 A JP4503992 A JP 4503992A JP H05195422 A JPH05195422 A JP H05195422A
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JP
Japan
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felt
edges
sewing
textiles
thread
Prior art date
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Pending
Application number
JP4503992A
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English (en)
Inventor
Shiyuusuke Motoda
岫甫 元田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANAI KOGYO KK
Original Assignee
SANAI KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パット用のフェルト生地の端縁相互を段差な
く接合して大型に形成できるようにする。 【構成】 フェルト生地F1,F2夫々の端縁相互を突
き合わせた状態で、フェルト生地F1,F2相互間に跨
がって1本の縫い糸1によって縫い合わせる。縫い合わ
せに際し、フェルト生地F1,F2夫々の表面において
は、それらの突き合わせられる端縁に沿った前後方向
で、互いに接近して跨がる一対の表面糸部2を適宜な間
隔で配し、また、裏面においては、フェルト生地F1,
F2のいずれか一方では前後の表面糸部2の左右端の一
方に対応し、同じく他方では前後の表面糸部2の前後左
右端の他方に連続し、かつ前後夫々に連繋部を介して縢
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばロールアイロナ
と称される大型の皺伸ばし機であるアイロンかけ機にお
ける円筒状のシーツロール表面に装着されるパット用の
フェルト生地を、この生地端縁相互を突き合わせ状にし
て接合するアイロンかけ機のパット用フェルト生地の接
合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】寝装品の一つであるシーツ等の大判の布
製品をクリーニングするに際し、その皺伸ばしには、そ
の布製品を搬送し、蒸気を噴出させながら所定の押圧作
用を付加するようにした大径な円筒状のシーツロールを
備えた大型のアイロンかけ機が使用されている。そし
て、そのシールロール表面には、パットとしての肉厚が
例えば5mm前後のフェルト生地を装着してあって、布
製品に対する所定の押圧力の調整と保護とが図れるよう
にしてある。
【0003】また、近時は、作業の能率性、布製品の一
層の大判化に伴ない、シーツロールも大型化し、同時に
これの表面に装着されるフェルト生地も大型のものが使
用されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来のシー
ツロール幅は、ほぼ3.3mのものであったのに対応し
てフェルト生地自体もこの幅員のものとして形成されて
いたところ、近時のシーツロール幅は5mの大型のもの
となり、これに対応する広い幅のフェルト生地が要求さ
れているものである。
【0005】ところが、この広い幅のフェルト生地の圧
縮形成には、既設の設備によっては対応できず、設備を
大型化し、更には新設する必要もあるために、その生産
コストが非常に高価なものにならざるを得ないものであ
った。また、フェルト生地自体は、消耗品であるために
1乃至2年で交換する必要があることとも相俟ち、皺伸
ばし機自体のメンテナンス費用も相当に掛かるものとな
っている。
【0006】これを解決すベく、例えばフェルト生地相
互を、その端縁同志で接着剤によって接合するとした
ら、その接着剤が凝固するために、シーツロール表面に
装着した場合には、蒸気の通過を困難にすることがある
ばかりでなく、皺を伸ばさせる布製品に凝固部分の痕跡
を残し、仕上がり体裁を不良にする虞れがある。
【0007】そこで、本発明は、叙上のような従来存し
た諸事情に鑑み創出されたもので、狭い幅で形成されて
いるパット用のフェルト生地であっても、そのフェルト
生地の端縁相互を段差なく接合させることで、これを大
型に形成でき、また、シーツロール表面に装着しても、
蒸気その他の通過を容易にし、更にはアイロンをかける
各種の布製品に対してもその接合の痕跡を残すことがな
く、仕上がり体裁を良好にさせるアイロンかけ機のパッ
ト用フェルト生地の接合方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明にあっては、フェルト生地F1,F2夫々
の端縁相互を突き合わせた状態で、フェルト生地F1,
F2相互間に跨がって縫い合わせることを特徴としたも
のである。
【0009】また、縫い合わせに際し、1本の縫い糸1
によって、フェルト生地F1,F2夫々の表面において
は、それらの突き合わせられる端縁に沿った前後方向
で、互いに接近して跨がる一対の表面糸部2を適宜な間
隔で配し、また、裏面においては、フェルト生地F1,
F2のいずれか一方では前後の表面糸部2の左右端の一
方に対応し、同じくフェルト生地F1,F2のいずれか
他方では前後の表面糸部2の前後左右端の他方に連続
し、かつ前後夫々に連繋部3を介して縢るようにしてあ
るものである。
【0010】
【作用】本発明に係るアイロンかけ機のパット用フェル
ト生地の接合方法にあって、フェルト生地F1,F2夫
々は、その端縁相互が突き合わせられており、その間で
は段差が存在せず、連続したフラットな面を形成する。
【0011】また、連繋部3は、フェルト生地F1,F
2表裏間で進入、抜き出され、更には相互間で跨がる縫
い糸1を、フェルト生地F1,F2裏面部位で縢り、係
合させたものとし、1本のそれによってフェルト生地F
1,F2相互を接合する。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明するに、図において示される符号F1,F2は、端縁
が相互に突き合わせ状に接合されるフェルト生地であ
り、例えばその肉厚はほぼ5mm程度のものである。そ
して、これらのフェルト生地F1,F2相互は、所定の
ミシン機において、両者F1,F2間に跨がって運針さ
れる表面側に配置したミシン針と、裏面側に配置した2
本の掬い針(いずれも図示せず)とによって縢られる縫
い糸1によって接合させるものとしてある。
【0013】この縫い糸1は、連続した1本のものを、
図1に示すように、フェルト生地F1,F2表面におい
て、それらの突き合わせられる端縁に沿った前後方向
で、互いに接近して跨がる一対の表面糸部2を適宜な間
隔で配し、また、図2に示すように、裏面において、フ
ェルト生地F1,F2のいずれか一方では前後の表面糸
部2の左右端の一方に対応し、同じくフェルト生地F
1,F2のいずれか他方では前後の表面糸部2の前後左
右端の他方に連続し、かつ前後夫々に連繋部3を介して
縢るようにしてあるものである。
【0014】すなわち、縫い糸1自体は、図3に示すよ
うに、接合縫糸方向(図3においての白ヌキ矢印)に対
し、フェルト生地F1,F2相互間に跨がるよう、フェ
ルト生地F1,F2とミシン針との相対的な左右方向の
移動と、接合縫糸方向における進退動との関連によっ
て、裏面において前後方向で縢りながらフェルト生地F
1,F2相互の端縁を突き合わせ状にして接合するので
ある。このとき、フェルト生地F1,F2夫々は、その
表面側が相互に当接され、端縁が合致されることで重ね
合わせられた状態で縫合され、その後に、端縁相互が突
き合わせられるように広げられることにより形成される
こともある。
【0015】これを具体的に説明すると、例えば、縫い
糸1を一方のフェルト生地F1側から他方のフェルト生
地F2側にミシン針によって進入させ(参照)、その
進入後、相互の端縁を跨がってフェルト生地F2側から
フェルト生地F1側に縫い糸1を突出させると同時に、
フェルト生地F1,F2全体を前方ヘ大きく送り、この
フェルト生地F1面に突出した縫い糸1自体に、第1の
掬い針によって糸環を形成する(参照)。糸環の形成
後、フェルト生地F1,F2全体を後方へ小さく送り、
相互の端縁を跨がってフェルト生地F1側からフェルト
生地F2側にミシン針によって縫い糸1を進入させ(
参照)、その進入後、相互の端縁を跨がってフェルト生
地F2側からフェルト生地F1側に縫い糸1を突出させ
る(参照).突出後、第2の掬い針によって形成され
ていた糸環内に縫い糸1を係合させ(参照)、第2の
掬い針を退避させる一方、フェルト生地F1,F2全体
を前方へ大きく送り、第1の掬い針によって形成されて
いた糸環内に係合させ(参照)、相互の端縁を跨がっ
てフェルト生地F1側からフェルト生地F2側にミシン
針によって再度進入させる(,参照)。これによっ
て、一回の縫糸工程が終了し、次いで、相互の端縁を跨
がってフェルト生地F2側からフェルト生地F1側にミ
シン針によって縫い糸1を突出させ、第1の掬い針によ
って糸環を形成する(,参照)もので、これを繰り
返すのである。
【0016】この繰り返しの縫糸工程(からまで)
において、接合縫糸方向の前方へ大きく送られるとき
(から)と後方へ小さく送られるとき(から)
とに関連して、フェルト生地F1,F2全体が側方へ送
られるときには、フェルト生地F1,F2夫々の端縁に
おける表面では、接近して跨がる一対の表面糸部2(
から、から,)が形成される。また、フェルト
生地F1面において、フェルト生地F1,F2全体が前
方へ(から)、更には後方へ(から)送られる
とき、表面糸部2裏側で前後夫々に関連する連繋部3が
形成されるようになっている。
【0017】こうして構成されたパットは、例えば大型
のアイロンかけ機における円筒状のシーツロール表面
に、フェルト生地F1,F2の裏面を当接させ、これの
表面が外部に露呈されるようにして装着されるもので、
装着後の外表面には表面糸部2が露出されているもので
ある。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
これがため、円筒上のシーツロールを備えたアイロンか
け機において、シーツロールのパットとして使用される
例えば狭い幅で形成されているフェルト生地F1,F2
であっても、そのフェルト生地F1,F2の端縁相互を
段差なく接合させることで、これを大型に形成できるも
のである。
【0019】そのため、大型のアイロンかけ機のシーツ
ロール表面に装着しても、その端縁相互間では、接着剤
によらずに接合できているから、凝固部位が存在せず、
蒸気その他の通過を容易にし、更には皺伸ばしをさせる
各種の布製品に対してもその接合の痕跡を残すことがな
く、仕上がり体裁を良好にさせる利点もある。
【0020】すなわち、これは、本発明において、フェ
ルト生地F1,F2夫々の端縁相互を突き合わせた状態
で、フェルト生地F1,F2相互間に跨がって縫い合わ
せるからであり、その端縁相互をが突き合わて連続した
フラットな面を形成するものである。
【0021】また、フェルト生地F1,F2裏面部位で
形成された連繋部3は、フェルト生地F1,F2表裏間
で進入、抜き出され、更には相互間で跨がる縫い糸1を
縢り、係合させることができ、これによって、1本の縫
い糸1であっても、フェルト生地F1,F2相互をほつ
らせることなく確実に接合させ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】表面の要部斜視図である。
【図2】裏面の要部斜視図である。
【図3】運針による縫い糸の配置図である。
【符号の説明】
F1,F2 フェルト生地 1 縫い糸 2 表面糸部 3 連繋部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェルト生地夫々の端縁相互を突き合わ
    せた状態で、フェルト生地相互間に跨がって縫い合わせ
    ることを特徴としたアイロンかけ機のパット用フェルト
    生地の接合方法。
  2. 【請求項2】 縫い合わせに際し、1本の縫い糸によっ
    て、フェルト生地夫々の表面においては、それらの突き
    合わせられる端縁に沿った前後方向で、互いに接近して
    跨がる一対の表面糸部を適宜な間隔で配し、また、裏面
    においては、フェルト生地のいずれか一方では前後の表
    面糸部の左右端の一方に対応し、同じくフェルト生地の
    いずれか他方では前後の表面糸部の前後左右端の他方に
    連続し、かつ前後夫々に連繋部を介して縢るようにして
    ある請求項1記載のアイロンかけ機のパット用フェルト
    生地の接合方法。
JP4503992A 1992-01-17 1992-01-17 アイロンかけ機のパット用フェルト生地の接合方法 Pending JPH05195422A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5034501B1 (ja) * 1969-09-29 1975-11-08
JPS606474U (ja) * 1983-06-27 1985-01-17 株式会社コタカ金属 洋食器セツト箱
JPS63243302A (ja) * 1987-03-30 1988-10-11 日本ユニオンスペシヤル株式会社 完全突き合わせ環状ゴムテ−プ類並びにその機械的製法

Patent Citations (3)

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