JP2001081616A - ウエストバンド - Google Patents

ウエストバンド

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JP2001081616A
JP2001081616A JP25549499A JP25549499A JP2001081616A JP 2001081616 A JP2001081616 A JP 2001081616A JP 25549499 A JP25549499 A JP 25549499A JP 25549499 A JP25549499 A JP 25549499A JP 2001081616 A JP2001081616 A JP 2001081616A
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JP
Japan
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cloth
band
belt
core
waistband
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JP25549499A
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English (en)
Inventor
Akio Hosawa
昭夫 保澤
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NIPPON BANROORU KK
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NIPPON BANROORU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで容易に製作でき、品質の安定した
ウエストバンドの提供。 【解決手段】 左右に細長い略矩形状に形成された帯布
2と、この帯布の内面に沿って設けられる帯芯3とを備
えてなる。帯芯は、短手方向に沿って配置される縦糸が
ナイロンフィラメント#30を1インチ間28本、横糸
が編み縫いされたポリエステル糸を1インチ間20本入
れた布であり、その一方の面には、不織布がコーティン
グされる一方、その他方の面には、ポリアミド樹脂がコ
ーティングされている。ポリアミド樹脂によって、帯芯
は帯布に熱溶着されて接着され、帯芯付きの帯布は、左
右方向中央部に行くに従って下方に凹んだ緩やかな略円
弧形状に湾曲形成されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンツやスカート
等のウエストバンドに関し、特に、カーブの付け方(製
造方法)に特徴を有する新規なウエストバンドに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ウエストバンドには、身体にフィットす
る適当なカーブが必要であり、それは、パンツやスカー
ト作りの要といえる。それだけに工場では品質向上に努
めている。
【0003】図2は、従来のウエストバンドの製造工程
を時系列的に示す概略図である。同図に示すように、従
来のウエストバンドは、適当なカーブの付いた帯布用パ
ターンと、同様のカーブの付いた帯芯用パターンとに基
づいて、表帯布Aと裏帯布Bの2ピースからなる帯布
と、帯芯Cとを裁断、縫製して製作されていた。つま
り、同図(a)に示す材料から製作され、同図(b)に
示すように、表帯布Aに帯芯Cを接着した後、同図
(c)に示すように、表帯布Aと裏帯布Bの上部を縫製
して製作していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウエス
トのカーブを付けるのは、作業難度が高く、コスト高と
なっていた。また、従来の方法では、パターンにカーブ
がついていたので、帯布は表と裏の2ピースにしなけれ
ばならなかった。
【0005】また、従来の方法では、パターン作りや、
裁断作業に際して、要尺が多く、作業に時間がかかるも
のであった。さらに、カーブを裁断するため、品質のバ
ラツキが出やすいものであった。また、帯は、バイヤス
位置とタテ位置が発生するため、品質的に問題があっ
た。しかも、カーブの付いた形状を裁断するので、生地
に無駄な部分を残すものであり、不経済であった。
【0006】さらに、従来の方法では、帯芯にカーブが
付いていたので、1着ずつ接着しなければならず、連続
的に接着作業ができず、接着作業に時間を要するもので
あった。また、従来の方法では、帯布が2ピースよりな
っていたので、縫製の工程数が増えるものであった。そ
の上、従来の方法では、カーブ付きの帯芯であったの
で、サイズ毎に裁断をしなければならず、帯芯の無駄な
ストックができ、余分なコストを要するものであった。
【0007】このように、従来のカーブを付けた帯パタ
ーンから発生する作業は、裁断作業、接着作業、縫製作
業などに手間や時間を要する反面、品質が安定しないも
のであった。
【0008】本発明は以上の事情に鑑みてなされたもの
で、直線状のものにカーブを付けることができ、しかも
変形後には元に戻らない特殊な帯芯を使用することで、
帯布が直線であってもカーブのついたウエストバンドの
提供を可能とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のウエストバンドは、左右に細長い略矩形状
に形成された帯布と、この帯布の内面に沿って設けられ
る帯芯とを備えてなる。そして、前記帯芯は、短手方向
に沿って配置される縦糸がナイロンフィラメント#20
〜40を1インチ間20〜35本、長手方向に沿って配
置される横糸が編み縫いされたポリエステル糸を1イン
チ間15〜30本入れた布であり、その一方の面には、
不織布がコーティングされる一方、その他方の面には、
ポリアミド樹脂がコーティングされてなる。そして、前
記ポリアミド樹脂によって、帯芯は帯布に熱溶着されて
接着され、帯芯付きの帯布は、左右方向中央部に行くに
従って下方に凹んだ緩やかな略円弧形状に湾曲形成され
てなることを特徴とする。
【0010】なお、前記帯布は、上下辺が直線状とされ
た左右に細長い略矩形状のものが、上下方向中央部で下
方に向けて二つ折りされて使用され、この帯布の一片の
内面に沿って、前記帯芯が接着される構成とするのが好
ましい。また、前記帯芯は、縦糸がナイロンフィラメン
ト#30を1インチ間28本、横糸が編み縫いされたポ
リエステル糸を1インチ間20本入れた布であり、その
一方の面には、不織布がコーティングされる一方、その
他方の面には、ポリアミド樹脂がコーティングされてな
るものが好適に使用される。
【0011】前記帯芯は、約120〜130℃に加熱さ
れて、帯布の内面に接着され、帯芯付きの帯布は、約1
70℃に加熱されると共に蒸気を当てられた状態で、下
部を伸ばしつつ、上部を追込みながらプレスされて、略
円弧形状に湾曲形成されて製作するのが好適である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のウエストバンド1
について、さらに詳細に説明する。図1は、本発明のウ
エストバンド1の製造工程を時系列的に示す概略図であ
る。この発明のウエストバンドは、同図(a)に示すよ
うに、略矩形状の帯布2と帯芯3とを備えてなる。
【0013】帯布2は、左右方向に細長い矩形状に形成
されており、上下方向中央部で谷折りされて使用され
る。つまり、上下方向中央部の折曲線21で、その折曲
線21より上方の上片22を下方に向けて折り曲げて、
折曲線21より下方の下片23に重ねるように、二つ折
りされて使用される。
【0014】帯芯3は、前記二つ折り後の帯布2よりも
一回り小さな矩形状に形成されている。つまり、帯布2
の上片22又は下片23の上下方向巾寸法よりもやや短
く、且つ上片22等の左右方向長さよりもやや短い帯状
に形成されている。
【0015】帯芯3には、例えば、縦糸がナイロンフィ
ラメント#20〜40を1インチ間20〜35本、横糸
が編み縫いされたポリエステル糸を1インチ間15〜3
0本入れた布で、その一方の表面に、ポリエステル製不
織布がコーティングされる一方、他方の表面に、ポリア
ミド樹脂がコーティングされたものが使用される。
【0016】具体的には、帯芯3には、「ユーロフレッ
クス」(商品名)が好適に使用される。この実施例で
は、縦糸がナイロンフィラメント#30を1インチ間2
8本、横糸が編み縫いされたポリエステル糸を1インチ
間20本入れた布から形成され、更にその一方の表面に
は、ポリエステル製不織布がコーティングされており、
糸のよれと、形状の安定を図り、且つ芯をヒートカット
して糸のスルーを防止している。さらに、他方の表面に
は、ポリアミド樹脂がコーティングされている。なお、
帯芯3は、長手方向と直交する巾方向(上下方向)に、
縦糸を配置して使用される。
【0017】図1(b)に示すように、帯芯3は、帯布
2の一片の内面に接着されて設けられる。つまり、二つ
折りする前の帯布2の下片23に、帯芯3を重ね合わせ
て接着している。接着は、帯芯3のポリアミド樹脂によ
って、帯布2に熱溶着することにより行われる。例え
ば、約120〜130℃にて約10秒間、加熱すること
により帯芯3を帯布2に接着する。その後、同図(c)
に示すように、帯布2を中央の折曲線21にて二つ折り
する。なお、帯芯3は、帯布2の折り曲げ状態におい
て、帯布2の外周端縁よりも少し内側に配置されてい
る。
【0018】最後に、同図(d)に示すように、帯芯3
付きの二つ折りした帯布2を緩やかな略円弧形状に湾曲
するようプレスする。例えば、約170℃に加熱すると
共に、蒸気を与えつつプレスする。プレスの際には、左
右方向中央部の下端辺に、左右方向外側への引張力を加
える。つまり、接着された帯布2と帯芯3の剪断性を利
用しながら、下部を延ばし、上部を追込みながらプレス
していく。これにより、左右方向中央部に行くに従って
下方に凹んだ緩やかな略円弧形状に湾曲形成される。な
お、カーブの湾曲形状は、剪断伸ばし量と、いせ込み量
にて決定される。
【0019】帯芯3は、目付けが甘く設計されているの
で剪断が甘く、簡単にカーブが取れるようになってお
り、且つ、一度カーブを付けると、その形状は、コーテ
ィングされた不織布によって維持され、元に戻らないよ
うに構成されている。
【0020】ところで、婦人パンツ、スラックスの帯カ
ーブの場合、帯布2の左右両端部と左右方向中央部との
高さの差は、通常、40cmで3〜4cm程度取ること
にする。なお、帯布2の長手寸法は半身(半周)ない
し、全周とする。
【0021】また、帯布パターンは、巾方向中央部にて
二つ折りした場合において、帯巾に縫い代をプラスした
直線状のパターン1枚が使用される。裁断するパターン
が直線状のため、生地に無駄がでず、また裁断効率も大
幅に改善される。さらに、帯芯3も、予め帯巾にカット
された直線状のものが使用される。帯芯3は、直線状で
あるため、ロール巻きにて準備することができる。ま
た、帯芯3の裁断は不要で、さらにサイズに関係がない
ので不要なストックの必要性もない。
【0022】その上、従来は、カーブを付けて裁断した
帯布2や帯芯3を使用していたので、1着1着接着しな
ければならず、連続接着ができなかったので生産効率が
悪かったが、本発明では、直線状に裁断してなるので、
連続式ローラープレス機が使用でき、接着工程の効率が
高められる。なお、アイロンで接着する場合でも、同様
に効率を上げることができる。
【0023】特殊な帯芯3を使用して製作したことによ
り、理想的なカーブが得られ、帯上部に醜い余りやシワ
がなく、フィット感のあるパンツやスラックスを提供す
ることができる。
【0024】なお、本発明のウエストバンドは、上記実
施例の構成に限らず適宜変更可能である。例えば、上記
実施例では、帯布を二つ折りして製作した例を示した
が、直線状の細長い矩形状の2つの帯布から構成しても
よい。つまり、一方の帯布の内面に上記実施例と同様
に、帯芯を接着した後、帯布同士を縫合して一体化し、
それを湾曲形成するようプレスして製作してもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明のウエストバンドによれば、帯布
及び帯芯が直線状であるから、低コストで容易に製作で
き、品質も安定し、しかもストックの必要性もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウエストバンドの一実施例の製造工程
を時系列的に示す概略図である。
【図2】従来のウエストバンドの製造工程を時系列的に
示す概略図である。
【符号の説明】
1 ウエストバンド 2 帯布 3 帯芯 21 折曲線 22 上片 23 下片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A41D 31/00 503 A41D 31/00 503G 504 504A 31/02 31/02 A D04D 9/00 D04D 9/00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右に細長い略矩形状に形成された帯布
    と、この帯布の内面に沿って設けられる帯芯とを備えて
    なり、 前記帯芯は、短手方向に沿って配置される縦糸がナイロ
    ンフィラメント#20〜40を1インチ間20〜35
    本、長手方向に沿って配置される横糸が編み縫いされた
    ポリエステル糸を1インチ間15〜30本入れた布であ
    り、その一方の面には、不織布がコーティングされる一
    方、その他方の面には、ポリアミド樹脂がコーティング
    されており、 前記ポリアミド樹脂によって、帯芯は帯布に熱溶着され
    て接着され、 帯芯付きの帯布は、左右方向中央部に行くに従って下方
    に凹んだ緩やかな略円弧形状に湾曲形成されてなること
    を特徴とするウエストバンド。
  2. 【請求項2】 前記帯布は、上下辺が直線状とされた左
    右に細長い略矩形状のものが、上下方向中央部で下方に
    向けて二つ折りされて使用され、 この帯布の一片の内面に沿って、前記帯芯が接着される
    ことを特徴とする請求項1に記載のウエストバンド。
  3. 【請求項3】 前記帯芯は、縦糸がナイロンフィラメン
    ト#30を1インチ間28本、横糸が編み縫いされたポ
    リエステル糸を1インチ間20本入れた布であり、その
    一方の面には、不織布がコーティングされる一方、その
    他方の面には、ポリアミド樹脂がコーティングされてな
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のウエ
    ストバンド。
  4. 【請求項4】 前記帯芯は、約120〜130℃に加熱
    されて、帯布の内面に接着され、 帯芯付きの帯布は、約170℃に加熱されると共に蒸気
    を当てられた状態で、下部を伸ばしつつ、上部を追込み
    ながらプレスされて、略円弧形状に湾曲形成されること
    を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記
    載のウエストバンド。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1304051A2 (de) * 2001-10-17 2003-04-23 Carl Freudenberg KG Vliesband
CN103141974A (zh) * 2013-03-21 2013-06-12 凯诺科技股份有限公司 女裤弧形腰以及制作方法
JP7295608B1 (ja) * 2022-12-13 2023-06-21 茂 長野 ワイシャツの表前立てにネクタイ小剣通しを備えたワイシャツ。

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Effective date: 20031224