JPH05194618A - 密着性に優れた紫外線硬化型樹脂組成物 - Google Patents

密着性に優れた紫外線硬化型樹脂組成物

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JPH05194618A
JPH05194618A JP4009942A JP994292A JPH05194618A JP H05194618 A JPH05194618 A JP H05194618A JP 4009942 A JP4009942 A JP 4009942A JP 994292 A JP994292 A JP 994292A JP H05194618 A JPH05194618 A JP H05194618A
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acrylate
meth
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ultraviolet
resin composition
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Tomoki Sugiyama
知樹 杉山
Hiroyasu Kotou
浩恭 小藤
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Abstract

(57)【要約】 【構成】(a)紫外線によってラジカル重合し、硬化物
を形成する樹脂組成物100重量部に、(b)少なくと
も2個のエチレン性不飽和二重結合を有するカルボン酸
ビニルエステル化合物を0.5〜20重量部配合するこ
とを特徴とする紫外線硬化型樹脂組成物。 【効果】未配合樹脂の特性を損なう事なく、プラスチッ
ク基材への密着性の向上を実現した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基材との密着性、硬化
性に優れた、紫外線硬化型樹脂組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】紫外線硬化型樹脂は、常温硬化、高速硬
化、無溶剤、省エネルギー、省スペース等の利点を有
し、近年、塗料、インキ等、その用途を急速に拡大して
きている。特に、常温での硬化が短時間で可能となるこ
とから、プラスチック表面のコーティングには、最適の
塗料であると考えられている。
【0003】しかしながら、紫外線硬化型樹脂のプラス
チックへの密着性は一般に劣るために、コーティングに
際しては、基材表面に何らかの前処理を行うことが必要
とされる(プラスチックのコーティング技術総覧/材料
技術研究協会プラスチックのコーティング技術総覧編集
委員会編集P417)。特に、ポリエステル等へ十分な
密着性と硬化性を有する紫外線硬化型樹脂はなく、これ
らの基材への前処理は必須とされている。前処理の方法
としては、例えば、コロナ放電処理、フレーム処理、酸
などの薬品による処理等、基材表面を直接変化させる方
法と、プライマーを塗布し、塗料の付着性のよい表面を
形成する方法がある。しかしながら、コロナ放電処理な
どは、その効果に、時間的、性能的な限界がある。ま
た、プライマー塗布による方法は、密着性の向上には効
果的な方法であり、難密着性の基材では一般的だが、工
程が増えることで、作業性の悪化、コストアップをもた
らす。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これまで、前処理工程
が必須であったプラスチック基材表面へのコーティング
において、前処理の削減、または削除を可能とする紫外
線硬化型樹脂組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)紫外線
によってラジカル重合し、硬化物を形成する樹脂組成物
100重量部に、(b)少なくとも2個のエチレン性不
飽和二重結合を有するカルボン酸ビニルエステル化合物
を0.5〜20重量部配合することを特徴とする紫外線
硬化型樹脂によって、未配合樹脂の特性を損なう事な
く、プラスチック基材への密着性の向上を実現した。
【0006】本発明に係わる(a)に使用される樹脂組
成物としては、一般に使用される紫外線硬化型樹脂組成
物を使用できる。すなわち(1)紫外線によって硬化可
能な樹脂を必須成分とし、(2)重合開始剤を含む樹脂
組成物である。(1)に使用される樹脂は、分子内に少
なくとも1個以上の重合性二重結合を有する紫外線重合
性化合物であれば特に制限はなく、例えば、スチレン、
α−メチルスチレン、クロロスチレン等のスチレン系化
合物、酢酸ビニル、N−ビニルピロリドンなどのビニル
化合物、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)
アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチ
ルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)ア
クリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イ
ソボルニル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)
アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリ
レート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、
N,N−ジメチルアミノ(メタ)アクリレート、テトラ
フロロプロピル(メタ)アクリレート、フェニル(メ
タ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フ
ェノキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、
ブトキシヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ア
リル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリ
レート、モノアクリロキシコハク酸エチル、(メタ)ア
クリロキシエトキシジヒドロキシフォスフィンオキサイ
ド、(メタ)アクリロイルモルホリン、ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート、ヒドロキシメチル(メタ)ア
クリルアミド、ダイアセトン(メタ)アクリルアミド、
等の単官能モノマー、1,4−ブタンジオールジ(メ
タ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メ
タ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ヒドロキシピバリン酸エステルネオペンチ
ルグリコールジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンタ
ジエニルジ(メタ)アクリレート、エトキシ化ビスフェ
ノールAジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、テトラブロモビスフェノールA
ジアクリレート、亜鉛ジ(メタ)アクリレート、メチレ
ンビス(メタ)アクリルアミド、などの2官能モノマ
ー、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、
ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、
トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレートなどの
3官能以上のモノマー、ビスフェノールA型、ビスフェ
ノールF型、ビスフェノールS型、フェノールノボラッ
ク型、クレゾールノボラック型、脂環型のエポキシ(メ
タ)アクリレート、エポキシ化油(メタ)アクリレー
ト、ポリエステル型、ポリエーテル型、スピラン環型の
ウレタン(メタ)アクリレート、不飽和ポリエステル
(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレ
ート、ポリエーテル(メタ)アクリレート、ビニル/ア
クリルオリゴマー、ポリオール/ポリチオール、シリコ
ン(メタ)アクリレート、ポリブタジエン(メタ)アク
リレート、ポリスチリルエチル(メタ)アクリレート、
等のオリゴマー等が挙げられる。これらの紫外線重合性
化合物は、単独または2種以上併用して用いることが出
来る。また、(1)の紫外線によって硬化可能な樹脂の
少なくとも一成分は分子内に2個以上の(メタ)アクリ
レート基、または(メタ)アクリルアミド基を有する化
合物であることが望ましい。
【0007】(2)に使用される重合開始剤としては、
硬化条件、(1)に示される樹脂の性質、硬化物の物性
等の要請から、自由に選ぶことが出来る。例えば、クロ
ロアセトフェノン、4−t−ブチル−トリクロロアセト
フェノン、ジエトキシアセトフェノン、1−フェニル−
2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−
(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−
メチルプロパン−1−オン、2(ヒドロキシエトキシ)
フェニル(2ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、1−
ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル
−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルホリノ−
プロパン−1−オン、ベンゾイン、ベンゾインメチルエ
ーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプ
ロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベン
ジルジメチルケタール、ベンゾフェノン、ベンゾイル安
息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベン
ゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化ベ
ンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニ
ルサルファイド,3,3’−ジメチル−4−メトキシベ
ンゾフェノン、メチル−O−ベンゾイルベンゾエート、
キサンソン、チオキサンソン、アンスラキノン、2−ク
ロロチオキサンソン、2−メチルチオキサンソン、2,
4−ジメチルチオキサンソン、2−イソプロピルチオキ
サンソン、2,4−ジクロロチオキサンソン、2,4−
ジエチルチオキサンソン,2,4−ジイソプロピルチオ
キサンソン、O−アシル− α−オキシイミノケトン、
1−フェニル−1,2−プロパンジオール−2−O−ベ
ンゾイルオキシム、2,4,6−トリメチルべンゾイル
ジフェニルフォスフィンオキサイド、メチルフェニルグ
リオキシレート、3−ケトクマリン、2−エチルアンス
ラキノン、カンファーキノン、ベンジル、アンスラキノ
ン、9,10−フェナンスレンキノン、ジベンゾスベロ
ン、2−エチルアンスラキノン、4’,4’’−ジエチ
ルイソフタロフェノン、3,3’’,4,4’’−テト
ラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノ
ン、ミヒラーケトン、テトラメチルチウラムモノサルフ
ァイド、3,3’,4,4’−テトラ(t−ブチルパー
オキシカルボニル)ベンゾフェノン、アクリジンオレン
ジ、ベンゾフラビン、メロシアニン、シアニン、鉄−ア
レーン錯体、メルカプトベンゾチア(オキサ)ゾール、
N−アリールグリシン、トリス(トリクロロメチル)−
S−トリアジン誘導体、ビス−ペンタジエニルチタニウ
ム−ジ(ペンタフルオロフェニル)、等が挙げられ、単
独、または2種以上併用して用いられる。本発明におい
て、重合開始剤の量は、(1)の紫外線によって硬化可
能な樹脂組成物100重量部に対し、0.05〜20重
量部であり、好ましくは0.5〜10重量部である。又
これら重合開始剤と併用して、増感剤をもちいることが
できる。増感剤とは、重合開始剤の反応を促進させるも
ので、重合開始剤の種類に応じて自由に選ぶことが出来
る。
【0008】(b)に使用される、少なくとも2個のエ
チレン性不飽和二重結合を有するカルボン酸ビニルエス
テル化合物としては、例えば、シュウ酸ジビニル、マロ
ン酸ジビニル、コハク酸ジビニル、グルタル酸ジビニ
ル、アジピン酸ジビニル、ピメリン酸ジビニル、スベリ
ン酸ジビニル、アゼライン酸ジビニル、セバシン酸ジビ
ニル、マレイン酸ジビニル、イソフタル酸ジビニル、テ
レフタル酸ジビニル等の2塩基酸ジビニルエステルや、
(メタ)アクリル酸ビニル、クロトン酸ビニル、ソルビ
ン酸ビニル、桂皮酸ビニル、トリアリルアコニテイト等
を用いることが出来る。本発明における(b)の量は、
(a)の100重量部に対し、0.5〜20重量部であ
る。0.5重量部以下では、本発明の効果が顕著には現
れず、20重量部以上では未配合樹脂の硬化性を損なう
場合があるので好ましくない。
【0009】(a)に使用される樹脂組成物は硬化を阻
害しない範囲で一般に使用される溶剤、バインダーポリ
マー、顔料、染料、重合禁止剤、添加剤を使用してもよ
い。溶剤は塗布時の粘度調整などの要請から加えること
があるが、揮発性の物を用い、希散させてもよいし、硬
化物物性の要求によっては残存させてもよい。バインダ
ーポリマーは樹脂の粘度、硬化物の物性を調整するもの
である。そのようなものとしては、重合度10〜500
0の高分子あるいは、分子量が103〜106のバインダ
ーポリマーが好ましい。バインダーポリマーはそれ自体
で分子中にラジカル重合可能なエチレン性不飽和基を有
していてもよい。具体的には、アクリル樹脂、ポリエス
テル樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、ポリビニル
樹脂、フッソ樹脂、シリコン樹脂、ポリフェノール樹
脂、アミノ樹脂、ポリブタジエン系樹脂、および、ポリ
ウレタン樹脂等の樹脂やその変性樹脂を単独で、あるい
は任意ものどうしの2種以上の混合物として用いる。顔
料は、無機顔料、有機顔料を用いることが出来る。又、
顔料によって、導電性、磁性などの機能を付与すること
が出来る。これら顔料は、必要に応じて表面を改質して
もよい。染料はおもに着色を目的として用いられ、硬化
を阻害しない範囲内で自由に加えることが出来る。重合
禁止剤は、製造時、あるいは貯蔵中の暗反応によるゲル
化防止のために加える。具体的には、ヒドロキノン、ニ
トロベンゼン誘導体、p−メトキシフェノール、ジ−t
−ブチルクレゾール、p−ベンゾキノン、フェノチアジ
ン,t−ブチルカテコール、トコフェロール等を用いる
ことが出来る。添加剤としては、例えば、レベリング
剤、消泡剤、チクソ性付与剤、カップリング剤、キレー
ト剤、ワックス、色別れ防止剤、乾燥剤、増粘剤、垂れ
止め剤、沈降防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤等から必要
に応じて自由に用いることが出来る。更に、本発明の効
果を阻害しない範囲で他の反応性の樹脂を加えてもよ
い。他の反応性の樹脂とは、例えば、熱硬化型樹脂、嫌
気性硬化型樹脂、湿気硬化型樹脂等があり、これらは、
紫外線の照射の前に反応させてもよいし、照射後に反応
させてもよい。
【0010】本発明の紫外線硬化型樹脂組成物を製造す
るに当たっては、どの様な混練方法をとってもよく、例
えば、3本ロール、ボールミル、自動乳鉢、ミキサー、
シェーカー、ホモジナイザー、ニーダー、等を用いるこ
とができる。
【0011】本発明の紫外線硬化型樹脂組成物は、塗
料、インキとして様々な基材に適用可能であるが、特
に、従来アンカーコートを必要とした、難密着性のプラ
スチックである、ポリエチレンテレフタレート、ポリイ
ミド、PPS等に顕著な効果がある。これらの基材は、
エタノール、トリクレン、トリクロロエタン等の溶剤に
よる表面の洗浄により、更に効果を高めることができ
る。又、表面処理、例えばコロナ放電等の処理や、オー
ブンによる加熱処理等を行ったものにも適用可能である
ことは言うまでもない。
【0012】本発明に係わる紫外線硬化型樹脂組成物は
難密着性プラスチックを基材として用いる分野に特に好
適である。例えば、電子部品材料として、プリント配線
基板のレジスト、オーバーコート剤、部品接着剤、抵
抗、スペーサーなどに用いることができる。また、機能
性フィラーを配合することにより新たな機能を付与する
こともできる。例えば、銀粉、銅粉、ニッケル粉、カー
ボンなどを配合することにより、導電性ペースト、帯電
防止塗料、電磁波シールド塗料などにも用いることがで
きる。また、磁性粉を配合することにより磁性塗料とし
て用いることができる。また、包装材料用塗料としても
好適であり、PETボトル用インキなどに用いることが
できる。更に、これらの用途以外にも、密着性が要求さ
れる用途に用いることができる。
【0013】本発明に於ける紫外線硬化型樹脂組成物
は、一般に用いられている、どの様な光源によって硬化
してもよく、例えば、太陽光、水銀灯、メタルハライド
ランプ、水銀キセノンランプ、無電極ランプ、キセノン
フラッシュランプ、レーザーなどを用いることが出来
る。これらの照射の際に、加熱、減圧などの操作を行っ
てもよい。又、一般の紫外線硬化型樹脂が電子線によっ
ても硬化するように、電子線を含む活性エネルギー線に
よって硬化してもよい。電子線硬化の際には(2)重合
開始剤は必ずしも必要ではない。又、紫外線の照射過程
の前、または後に加熱による硬化過程を経てもよい。
【0014】本発明に係わる紫外線硬化型塗料はどの様
な塗布方法をとってもよく、例えば一般に用いられる塗
布方法として、バーコート、スプレーコート、カーテン
コート、ロールコート、スクリーン印刷、オフセット印
刷、グラビア印刷、等から、用途に応じて用いてよい。
又、硬化膜厚は、(a)の樹脂の性能、照射光源に依存
するが、用途に応じて自由に選ぶことが出来る。
【0015】
【実施例】本発明を以下の実施例をもって具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例によって何ら制限を受
けるものではない。例中「部」とは重量部を示す。
【0016】
【実施例1】フェノールノボラック型エポキシアクリレ
ート80部、ヒドロキシエチルアクリレート20部、B
ASF社製ルシリンTPO3部、アジピン酸ジビニル
4.5部を自動乳鉢にて混練し、塗料Aを得た。
【0017】
【実施例2】フェノールノボラック型エポキシアクリレ
ート80部、ヒドロキシエチルアクリレート20部、B
ASF社製ルシリンTPO3部、アジピン酸ジビニル1
5部を自動乳鉢にて混練し、塗料Bを得た。
【0018】
【実施例3】6官能ウレタンアクリレート80部、テト
ラヒドロフルフリルアクリレート20部、メルク製ダロ
キュア1173を3部、アジピン酸ジビニル5部を自動
乳鉢にて混練し、塗料Cを得た。
【0019】
【実施例4】フェノールノボラック型エポキシアクリレ
ート80部、N−ビニルピロリドン20部、メルク製ダ
ロキュア1173を3部、桂皮酸ビニル4部を自動乳鉢
で混練し、塗料Dを得た。
【0020】
【実施例5】6官能ウレタンアクリレート80部、アク
リロイルモルホリン20部、メルク製ダロキュア117
3を3部、アクリル酸ビニル5部を自動乳鉢で混練し、
塗料Eを得た。
【0021】
【比較例1】フェノールノボラック型エポキシアクリレ
ート80部、ヒドロキシエチルアクリレート20部、B
ASF社製ルシリンTPO3部を自動乳鉢にて混練し、
塗料Fを得た。
【0022】
【比較例2】フェノールノボラック型エポキシアクリレ
ート80部、ヒドロキシエチルアクリレート20部、B
ASF社製ルシリンTPO3部、アジピン酸ジビニル3
0部を自動乳鉢にて混練し、塗料Gを得た。
【0023】
【比較例3】6官能ウレタンアクリレート80部、テト
ラヒドロフルフリルアクリレート20部、メルク製ダロ
キュア1173を3部を自動乳鉢にて混練し、塗料Hを
得た。
【0024】
【比較例4】フェノールノボラック型エポキシアクリレ
ート80部,N−ビニルピロリドン20部、メルク製ダ
ロキュア1173を3部を自動乳鉢で混練し、塗料Iを
得た。
【0025】
【比較例5】6官能ウレタンアクリレート80部、アク
リロイルモルホリン20部、メルク製ダロキュア117
3を3部を自動乳鉢で混練し、塗料Jを得た。
【0026】
【実施例6】得られた塗料A〜Eを各種基材上にバーコ
ーターにて塗布し、メタルハライドランプ、800mJ
/cm2にて硬化した。塗膜厚はいずれも20μmであ
った。評価結果を表1に示す。表中の記号○は硬化,×
は未硬化を示す。
【0027】
【比較例6】得られた塗料F〜Jを各種基材上にバーコ
ーターにて塗布し、メタルハライドランプ、800mJ
/cm2にて硬化した。塗膜厚はいずれも20μmであ
った。評価結果を表1に示す。表中の記号○は硬化,×
は未硬化を示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】本発明の紫外線硬化型樹脂組成物はプラ
スチック基材へのコーティングにおいて、プラスチック
基材との密着性、及び、硬化性に優れていた。したがっ
て、次のような産業上の利点を持つ。 (1)アンカーコートが不用になり、コスト、生産性が
向上する。 (2)密着性と硬化性に優れるため、応用範囲が広い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)紫外線によってラジカル重合し、硬
    化物を形成する樹脂組成物100重量部に、(b)少な
    くとも2個のエチレン性不飽和二重結合を有するカルボ
    ン酸ビニルエステル化合物を0.5〜20重量部配合す
    ることを特徴とする紫外線硬化型樹脂組成物。
JP4009942A 1992-01-23 1992-01-23 密着性に優れた紫外線硬化型樹脂組成物 Pending JPH05194618A (ja)

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Cited By (2)

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