JPH0519420U - 軒樋の取付構造 - Google Patents

軒樋の取付構造

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JPH0519420U
JPH0519420U JP7696491U JP7696491U JPH0519420U JP H0519420 U JPH0519420 U JP H0519420U JP 7696491 U JP7696491 U JP 7696491U JP 7696491 U JP7696491 U JP 7696491U JP H0519420 U JPH0519420 U JP H0519420U
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弘 井上
和雄 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 軒樋支持具を鼻隠し板の任意の位置に取り付
ける作用を有しつつ耐久性の高い軒樋の取付構造を提供
するものである。 【構成】 軒樋支持具3の係止片35を挿入孔24に挿
入させ、その後当該軒樋支持具3を係止孔25配設側に
摺動させる。さらに支持具取付具2から延びる断面コ字
状の挟持片22を鼻隠し板1の長手方向に沿った上端部
に挟着させ、これにより支持具取付具2を鼻隠し板1の
上部から吊設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、破風板・垂木等の建造物の被固定面に固定されて軒樋を支持する軒 樋の取付構造に係り、特に耐久性の高い軒樋の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、軒樋の取付構造としては、特開昭63−35952号公報、特開昭63 −35953号公報に記載されているものが知られている。この従来構造は、建 造物の被固定面に固定され長手方向略全長に亘って底広な蟻溝が形成されている 帯状の鼻隠し板と、一端に形成される差込板部,他端に軒樋支持部が形成された 軒樋支持具で構成されており、該軒樋支持具は差込板部が前記蟻溝に挿入後固定 されることで鼻隠し板に取り付けられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、このような従来構造にあっては、上記鼻隠し板略全域に設けら れている上記蟻溝部分が経時的変化により欠損し易く上記鼻隠し板の耐久性を低 下させるという問題点があった。即ち、軒樋支持具に加わる荷重が差込板部を介 して蟻溝開口部突出片に集中的に加わるため、積雪等により軒樋に加わった場合 、突出片や差込板部は受ける負担が大きすぎて亀裂が生じるという問題点があっ た。
【0004】 また、上記軒樋支持具は自身に設けられた爪と鼻隠し板の長手方向に沿って設 けられた爪との係合により固定されるが、この爪は当該軒樋支持具の着脱時の力 の加減によって欠損する場合があるという課題があった。
【0005】 本考案の目的は、上記従来品の欠点を解消すべく考案されたものであって、上 記軒樋支持具を上記鼻隠し板の任意の位置に取り付ける作用を有しつつ耐久性の 高い軒樋の取付構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決する手段】
本考案は上記に鑑み考案されたものであって、建造物の被固定面に固定される 略帯状の鼻隠し板と、前記鼻隠し板の外壁側側面の長手方向に沿い且つ所定の間 隔を開けて当該鼻隠し板に複数個固定される支持具取付具と、前記支持具取付具 に一端が固定され他端側に軒樋を支持する軒樋支持部を有する軒樋支持具を備え 、軒樋を上記鼻隠し板の長手方向に沿って取り付ける軒樋の取付構造において、 上記支持具取付具を上記鼻隠し板に固着する固着部材が当該鼻隠し板の長手方向 に沿った上端部を挟持する断面コ字状の挟持片であることを特徴とする軒樋の取 付構造である。
【0007】 本考案における上記挟持片は、上記鼻隠し板を上記支持部に固着するためのも のであり、上記軒樋支持具を係止する係止部を備える略板状の取付部本体から延 びると共に断面コ字状に成形されたものである。この挟持片の材質としては当該 挟持片が上記鼻隠し板の上端部を弾性力をもって挟持することができるものであ れば適宜選択することができ、例えば弾性力のあるバネ鋼等の金属や合成樹脂が あり、軽量化を鑑みると合成樹脂が好ましい。なお、当該挟持片を有する前記支 持具取付具と上記軒樋支持具は着脱可能のものであっても一体成形のものであっ てもよいのは勿論のことである。
【0008】 また、上記挟持片が設けられる上記支持具取付具は、上記軒樋支持部を略直交 に固定するものであるが、上記軒樋支持具の固定角度を変化させたり、固定位置 を適宜変更したものであってもよいのは勿論のことである。
【0009】
【作用】
本考案は、支持具取付具を鼻隠し板に固着する固着部材が断面コ字状の挟持片 であるため当該支持具取付具を鼻隠し板の上部から吊設でき、これにより鼻隠し 板の耐久性が高め、さらには構成をより簡易にすることができる。ここで、支持 具取付具が軒樋支持部を適宜角度を付けて固定することによって、屋根勾配に直 交して取り付けられた軒下の被固定面にも対応することができる。また、当該支 持具取付具を通常の支持具取付具よりも下方に軒樋支持具を取り付けるように設 定することによって、屋根勾配がきつい場合の被固定面にも対応させることがで きる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案に係る軒樋の取付構造の一実施例を示した斜視図であり、図2は 図1の軒樋支持具中心線部分の縦断面を示した説明図であり、図3は図1におけ る軒樋の取付構造の取付部を示した斜視図であり、さらに図4は図1における軒 樋の取付構造の軒樋支持部を示した斜視図である。
【0011】 本実施例の軒樋の取付構造は、建造物の被固定面に固定される略帯状の鼻隠し 板1と、前記鼻隠し板1の外壁面の長手方向に沿い且つ所定の間隔を開けて当該 鼻隠し板1に複数個固定される支持具取付具2と、前記支持具取付具2に一端が 固定され他端側に軒樋を支持する軒樋支持部32,33を有する軒樋支持具3と で主要部が構成される。
【0012】 上記鼻隠し板1は、例えば破風板,垂木の先端等の建造物の被固定面に固定さ れるもので、上部0角部が略直角に成形された鼻隠し板本体11と、当該鼻隠し 板本体11の下部から略直角に突設された遮蔽板12と、上記鼻隠し板本体11 及び前記遮蔽板12の下方に配設されて当該遮蔽板12を下方から補強する補強 板13から構成されている。
【0013】 上記支持具取付具2は、図3にも詳しく開示しているように、略平板状の取付 部本体21と、当該取付部本体21の一端部から断面略コ字状に伸びる挟持片2 2と、前記取付部本体21の前記挟持片22配設側の面であり且つ略中央部に所 定の段差が付けられた凹部23と、この凹部23の中央やや前記挟持片22配設 側よりに略長方形に穿設された挿入孔24と、当該挿入孔24より小さい大きさ で連設された係止孔25から構成されている。ここで、上記挟持片22の内部形 状と鼻隠し板1の上端部の外形は略同一に形成されている。
【0014】 そして、上記軒樋支持具3は、図4にも詳しく開示しているように、細長い平 板の中央部に凹みを設けた支持具本体31と、当該支持具本体31の一方の先端 部に設けた外側軒樋支持部32と、当該支持具本体31の他方の先端部近傍に設 けた内側軒樋支持部33と、前記他方の先端部に配設され前記支持具本体31に 略直交した平面を備える固定板34と、この固定板34の非支持具本体31配設 面の略中央部から突起36を介して突出する略平板状の係止片35で構成されて いる。ここで、上記突起36の水平方向の長さは上記挿入孔24の内径よりも小 さく且つ上記係止片35の内径と同じか又は小さいものであり、上記係止片35 の厚みと上記凹部23の凹み長さは略同一に形成されており、さらに、上記係止 片35の水平方向の長さは上記挿入孔24の水平方向の長さより小さく且つ上記 係止孔24の水平方向の長さより大きい長さを有するものである。
【0015】 以上の構成からなる軒樋の取付構造は以下のように組み立てられる。すなわち 、上記軒樋支持具3の係止片35を挿入孔24に挿入させ、その後当該軒樋支持 具3を係止孔25配設側に摺動させ、さらに上記挟持片22を上記鼻隠し板1の 長手方向に沿った上端部に挟着させ、これらにより軒樋の取付構造の組立が完了 する。
【0016】 なお、図示はしていないが、軒樋は、外側軒樋支持部32と内側軒樋支持部3 3のそれぞれに図示外の軒樋の耳縁を支持させることにより、当該上記鼻隠し板 1の長手方向に沿設される。
【0017】 本実施例に係る軒樋の取付構造は、軒樋を支持する軒樋支持具を支持具取付具 に固定し、前記軒樋支持具に断面コ字状の挟持片を設け、これにより軒樋等の荷 重を利用して上記軒樋を取り付けることができ、軒樋支持具を引っ張り上げると いう特別な作用がなければ当該軒樋支持具はむやみに外れないという効果を有す る。一方、組立後の軒樋支持具を引っ張り上げるという作用によって軒樋支持具 を容易に取り外すことができることから前記軒樋支持具を着脱自在にすることが できるという効果を有する。なお、本実施例において挟持片を設けて他に特別な ネジ等の固着具を構成していないのは、軒樋等の荷重によって上記係止片、係止 孔周辺の凹部及び固定板のそれぞれが互いに噛み合って強固に圧接するため不要 だからである。
【0018】
【考案の効果】
本考案は、支持具取付具を鼻隠し板に固着する固着部材を当該鼻隠し板の長手 方向に沿った上端部を挟持する断面コ字状の挟持片として当該支持具取付具を鼻 隠し板の上部から吊設しているため軒樋の取付構造としての耐久性が高いという 効果を有し、さらには構成がより簡易であるという効果を有する。また、本考案 は、支持具取付具と軒樋支持具を分離していることから、前記支持具取付具を適 宜変更することによって被固定面の傾斜や屋根勾配に対応できるという効果を有 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る軒樋の取付構造の一実施例を示し
た斜視図である。
【図2】図1の軒樋支持具中心線部分の縦断面を示した
説明図である。
【図3】図1における軒樋の取付構造の取付部を示した
斜視図である。
【図4】図1における軒樋の取付構造の軒樋支持部を示
した斜視図である。
【符号の説明】
1 鼻隠し板 2 支持具取付具 22 挟持片 3 軒樋支持具 32 軒樋支持部 33 軒樋支持部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物の被固定面に固定される略帯状の
    鼻隠し板1と、前記鼻隠し板1の外壁側側面の長手方向
    に沿い且つ所定の間隔を開けて当該鼻隠し板1に複数個
    固定される支持具取付具2と、前記支持具取付具2に一
    端が固定され他端側に軒樋を支持する軒樋支持部32,
    33を有する軒樋支持具3を備え、軒樋を上記鼻隠し板
    1の長手方向に沿って取り付ける軒樋の取付構造におい
    て、上記支持具取付具2を上記鼻隠し板1に固着する固
    着部材が当該鼻隠し板1の長手方向に沿った上端部を挟
    持する断面コ字状の挟持片22であることを特徴とする
    軒樋の取付構造。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56143434U (ja) * 1980-03-31 1981-10-29
JPH0447025U (ja) * 1990-08-28 1992-04-21

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56143434U (ja) * 1980-03-31 1981-10-29
JPH0447025U (ja) * 1990-08-28 1992-04-21

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