JPH05193460A - 洗車装置における超音波検知装置 - Google Patents
洗車装置における超音波検知装置Info
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- JPH05193460A JPH05193460A JP20684992A JP20684992A JPH05193460A JP H05193460 A JPH05193460 A JP H05193460A JP 20684992 A JP20684992 A JP 20684992A JP 20684992 A JP20684992 A JP 20684992A JP H05193460 A JPH05193460 A JP H05193460A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 洗車装置のフレーム適所に超音波検知装置の
発,受信部を集中配備できるようにして該発,受信部に
対する点検等の作業性を高めつつ、該検知装置の検知精
度の向上を図る。 【構成】 洗車装置のフレームに反射型超音波検知装置
50の発,受信部52,53を互いに近接させて並設
し、それら発,受信部52,53には、該発,受信部5
2,53が送受する超音波の伝播方向に沿ってそれぞれ
延び且つ互いに近接して並ぶ発,受信用遮蔽筒52a,
53aをそれぞれ連設する。
発,受信部を集中配備できるようにして該発,受信部に
対する点検等の作業性を高めつつ、該検知装置の検知精
度の向上を図る。 【構成】 洗車装置のフレームに反射型超音波検知装置
50の発,受信部52,53を互いに近接させて並設
し、それら発,受信部52,53には、該発,受信部5
2,53が送受する超音波の伝播方向に沿ってそれぞれ
延び且つ互いに近接して並ぶ発,受信用遮蔽筒52a,
53aをそれぞれ連設する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗車装置における超音
波検知装置に関する。
波検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗車装置によって処理すべき車両
の車体面を、該洗車装置のフレームに設けた超音波検知
装置を用いて検知し、その検知結果に基づき洗車装置の
作動を制御するようにしたものは既に提案されている。
の車体面を、該洗車装置のフレームに設けた超音波検知
装置を用いて検知し、その検知結果に基づき洗車装置の
作動を制御するようにしたものは既に提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記超音波検知装置の
発信部からは、車体面検出のために該発信部の正面側に
向かう強い超音波に加えて、該発信部の円錐形側壁に沿
ってサイドローブと呼ばれる弱い超音波を生じており、
このサイドローブが、本来検出すべき車体面以外の物に
反射して受信部へ入り込むと超音波検知装置を誤作動さ
せる虞れがある。そして、このようなサイドローブに起
因した誤作動は、発,受信部を近接させればさせるほど
生じ易くなる。
発信部からは、車体面検出のために該発信部の正面側に
向かう強い超音波に加えて、該発信部の円錐形側壁に沿
ってサイドローブと呼ばれる弱い超音波を生じており、
このサイドローブが、本来検出すべき車体面以外の物に
反射して受信部へ入り込むと超音波検知装置を誤作動さ
せる虞れがある。そして、このようなサイドローブに起
因した誤作動は、発,受信部を近接させればさせるほど
生じ易くなる。
【0004】本発明は上記に鑑み提案されたもので、
発,受信部を近接配置しても上記サイドローブに起因し
た誤作動の虞れのない、洗車装置における超音波検知装
置を提供することを目的とする。
発,受信部を近接配置しても上記サイドローブに起因し
た誤作動の虞れのない、洗車装置における超音波検知装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そして上記目的を達成す
るために第1の発明は、洗車装置のフレームに、該洗車
装置によって処理すべき車両の車体面を検知するための
反射型超音波検知装置の発,受信部を互いに近接させて
並設し、それら発,受信部には、該発,受信部が送受す
る超音波の伝播方向に沿ってそれぞれ延び且つ互いに近
接して並ぶ発,受信用遮蔽筒をそれぞれ連設したことを
特徴とし、更に第2の発明は、上記特徴に加えて、発,
受信用遮蔽筒の先端開口縁相互間に、その間に不連続部
を形成するための隙間を設けたことを特徴とする。
るために第1の発明は、洗車装置のフレームに、該洗車
装置によって処理すべき車両の車体面を検知するための
反射型超音波検知装置の発,受信部を互いに近接させて
並設し、それら発,受信部には、該発,受信部が送受す
る超音波の伝播方向に沿ってそれぞれ延び且つ互いに近
接して並ぶ発,受信用遮蔽筒をそれぞれ連設したことを
特徴とし、更に第2の発明は、上記特徴に加えて、発,
受信用遮蔽筒の先端開口縁相互間に、その間に不連続部
を形成するための隙間を設けたことを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明すると、図1には本発明装置を装備した洗車装置の
概略側面図が示されている。この図1において地上に敷
設される走行レール2に門型走行フレーム1がそこに軸
支される走行輪3を介して走行可能に載設されている。
この門型走行フレーム1には、回転ブラシとしての上面
回転ブラシ4及び一対の側面回転ブラシ5,5が支持さ
れている。
説明すると、図1には本発明装置を装備した洗車装置の
概略側面図が示されている。この図1において地上に敷
設される走行レール2に門型走行フレーム1がそこに軸
支される走行輪3を介して走行可能に載設されている。
この門型走行フレーム1には、回転ブラシとしての上面
回転ブラシ4及び一対の側面回転ブラシ5,5が支持さ
れている。
【0007】前記上面回転ブラシ4は、門型走行フレー
ム1に横架される横軸6に揺動腕7を介して揺動自在に
支持され、揺動腕7に設けた原動機8によりその揺動腕
7内の伝動機構を介して回転駆動され、車両の車体上面
に接触して該面をブラシング洗浄することができる。前
記横軸6にはスプロケット9が固着され、またその横軸
6の下方において門型走行フレーム1に固着される中間
軸10には他のスプロケット11が自由に回転できるよ
うに支持されており、前記両スプロケット9,11間に
は無端チェン12が懸回されている。無端チェン12の
途中には取付金具13が固着され、この取付金具13に
は、下端を門型走行フレーム1に揺動可能に軸支14′
したエアシリンダ14の上端が連結されている。したが
ってエアシリンダ14を加圧すれば、前記上面回転ブラ
シ4を図1鎖線に示すように上方格納位置に保持するこ
とができる。また前記エアシリンダ14が不作動の状態
にあるときは、上面回転ブラシ4は横軸6を中心に門型
走行フレーム1の前後に自由に揺動することができる。
ム1に横架される横軸6に揺動腕7を介して揺動自在に
支持され、揺動腕7に設けた原動機8によりその揺動腕
7内の伝動機構を介して回転駆動され、車両の車体上面
に接触して該面をブラシング洗浄することができる。前
記横軸6にはスプロケット9が固着され、またその横軸
6の下方において門型走行フレーム1に固着される中間
軸10には他のスプロケット11が自由に回転できるよ
うに支持されており、前記両スプロケット9,11間に
は無端チェン12が懸回されている。無端チェン12の
途中には取付金具13が固着され、この取付金具13に
は、下端を門型走行フレーム1に揺動可能に軸支14′
したエアシリンダ14の上端が連結されている。したが
ってエアシリンダ14を加圧すれば、前記上面回転ブラ
シ4を図1鎖線に示すように上方格納位置に保持するこ
とができる。また前記エアシリンダ14が不作動の状態
にあるときは、上面回転ブラシ4は横軸6を中心に門型
走行フレーム1の前後に自由に揺動することができる。
【0008】前記門型走行フレーム1の後部には、前記
一対の側面回転ブラシ5,5が吊設されるものであっ
て、すなわち門型走行フレーム1に横架した案内レール
15に一対の移動枠16,16が摺動できるように係合
され、それら移動枠16,16には一対の側面回転ブラ
シ5,5を吊下した垂直軸17,17が装着されてお
り、各移動枠16と垂直軸17とは案内レール15の支
持軸18を支点として門型走行フレーム1の走行方向に
揺動することができる。各移動枠16には原動機19が
支持され、この原動機19によって側面回転ブラシ5を
回転させることができる。一対の側面回転ブラシ5,5
は案内レール15に沿って開閉するように移動できるよ
う制御され、車両の車体前面、両側面および後面をブラ
シング洗浄することができる。而して前記上面および一
対の側面回転ブラシ4および5,5の支持および作動機
構は従来公知のものが使用されるものであって詳細な説
明を省略する。
一対の側面回転ブラシ5,5が吊設されるものであっ
て、すなわち門型走行フレーム1に横架した案内レール
15に一対の移動枠16,16が摺動できるように係合
され、それら移動枠16,16には一対の側面回転ブラ
シ5,5を吊下した垂直軸17,17が装着されてお
り、各移動枠16と垂直軸17とは案内レール15の支
持軸18を支点として門型走行フレーム1の走行方向に
揺動することができる。各移動枠16には原動機19が
支持され、この原動機19によって側面回転ブラシ5を
回転させることができる。一対の側面回転ブラシ5,5
は案内レール15に沿って開閉するように移動できるよ
う制御され、車両の車体前面、両側面および後面をブラ
シング洗浄することができる。而して前記上面および一
対の側面回転ブラシ4および5,5の支持および作動機
構は従来公知のものが使用されるものであって詳細な説
明を省略する。
【0009】門型走行フレーム1の前部には、乾燥装置
Dが装備されており、すなわち門型走行フレーム1の両
側には、その内方に向けて開口する、処理装置としての
一対の側面送風ノズル21,21が設けられるととも
に、その上面に同じく内方に向けて開口する、処理装置
としての上面送風ノズル22が平行リンク機構24を介
して昇降可能に枢支25,26され、その平行リンク機
構24は昇降用シリンダ27の伸縮作動により枢支2
5,26点回りに上下方向に回動制御される。これらの
側面および上面送風ノズル21,21および22は門型
走行フレーム1の両側下端に装設した送風機23に連通
されている。而してこの乾燥装置Dもまた従来公知の構
造のものであるので、その詳細な説明を省略する。
Dが装備されており、すなわち門型走行フレーム1の両
側には、その内方に向けて開口する、処理装置としての
一対の側面送風ノズル21,21が設けられるととも
に、その上面に同じく内方に向けて開口する、処理装置
としての上面送風ノズル22が平行リンク機構24を介
して昇降可能に枢支25,26され、その平行リンク機
構24は昇降用シリンダ27の伸縮作動により枢支2
5,26点回りに上下方向に回動制御される。これらの
側面および上面送風ノズル21,21および22は門型
走行フレーム1の両側下端に装設した送風機23に連通
されている。而してこの乾燥装置Dもまた従来公知の構
造のものであるので、その詳細な説明を省略する。
【0010】門型走行フレーム1の、前記側面回転ブラ
シ5,5よりも外側にはリンス水を車両の車体面に噴射
し得る、処理装置としてのリンス水噴射装置Rが設けら
れる。次このリンス水噴射装置Rの構造を、主に図2を
参照して説明すると、門型走行フレーム1の背面に延設
される支持枠28には、門型のリンス水噴射管31が門
型走行フレーム1を横切って配設されており、このリン
ス水噴射管31には門型走行フレーム1の内方に噴口を
向けた複数個のノズル32が間隔をあけて設けられる。
リンス水噴射管31の途中には、電磁弁33を介してリ
ンス水供給管34が接続され、このリンス水供給管34
は、門型走行フレーム1に支持される水ポンプPに接続
され、前記電磁弁33の開弁によってノズル32より清
水を噴射することができる。
シ5,5よりも外側にはリンス水を車両の車体面に噴射
し得る、処理装置としてのリンス水噴射装置Rが設けら
れる。次このリンス水噴射装置Rの構造を、主に図2を
参照して説明すると、門型走行フレーム1の背面に延設
される支持枠28には、門型のリンス水噴射管31が門
型走行フレーム1を横切って配設されており、このリン
ス水噴射管31には門型走行フレーム1の内方に噴口を
向けた複数個のノズル32が間隔をあけて設けられる。
リンス水噴射管31の途中には、電磁弁33を介してリ
ンス水供給管34が接続され、このリンス水供給管34
は、門型走行フレーム1に支持される水ポンプPに接続
され、前記電磁弁33の開弁によってノズル32より清
水を噴射することができる。
【0011】また前記支持枠28には、前記リンス水噴
射装置Rの内側に処理装置としてのワックス塗布装置W
が設けられている。このワックス塗布装置Wは、前記リ
ンス水噴射管31と略平行に配設された門型の水性ワッ
クス噴射管37を有し、この水性ワックス噴射管37に
は、門型走行フレーム1の内方に噴口を向けた複数個の
ノズル38が間隔をあけて設けられる。水性ワックス噴
射管37の途中には、水性ワックス供給管39が接続さ
れ、この供給管39はエゼクタ40および電磁弁41を
介して水供給管42に接続され、この水供給管42は水
ポンプPに接続されている。前記エゼクタ40には、ワ
ックスタンクTに連なるワックス原液供給管43が接続
されている。したがって水ポンプPの駆動後、電磁弁4
1を開弁すれば、圧力水はエゼクタ40に至り、ここで
エゼクタ効果によりワックス原液供給管43より水性ワ
ックス原液を吸引し、水と混合した水性ワックスを複数
個のノズル38より噴射することができる。
射装置Rの内側に処理装置としてのワックス塗布装置W
が設けられている。このワックス塗布装置Wは、前記リ
ンス水噴射管31と略平行に配設された門型の水性ワッ
クス噴射管37を有し、この水性ワックス噴射管37に
は、門型走行フレーム1の内方に噴口を向けた複数個の
ノズル38が間隔をあけて設けられる。水性ワックス噴
射管37の途中には、水性ワックス供給管39が接続さ
れ、この供給管39はエゼクタ40および電磁弁41を
介して水供給管42に接続され、この水供給管42は水
ポンプPに接続されている。前記エゼクタ40には、ワ
ックスタンクTに連なるワックス原液供給管43が接続
されている。したがって水ポンプPの駆動後、電磁弁4
1を開弁すれば、圧力水はエゼクタ40に至り、ここで
エゼクタ効果によりワックス原液供給管43より水性ワ
ックス原液を吸引し、水と混合した水性ワックスを複数
個のノズル38より噴射することができる。
【0012】さらに前記門型走行フレーム1において上
面回転ブラシ4と一対の側面回転ブラシ5,5の間に
は、洗浄水を車両の車体面に噴射し得る、処理装置とし
ての洗浄水噴射装置Cが設けられている。この洗浄水噴
射装置Cは、前記ワックス噴射装置Wと同じように門型
の洗浄水噴射管45を門型走行フレーム1を横切って配
設し、この洗浄水噴射管45に門型走行フレーム1の内
方に噴口を向けた複数個のノズル46を間隔をあけて設
けることにより構成される。洗浄水噴射管45は、水道
等の給水源Sに連なる水供給管47に接続され、その水
供給管47の途中には電磁弁48が介挿され、この電磁
弁48が開いたときノズル46より洗浄水が噴射され
る。
面回転ブラシ4と一対の側面回転ブラシ5,5の間に
は、洗浄水を車両の車体面に噴射し得る、処理装置とし
ての洗浄水噴射装置Cが設けられている。この洗浄水噴
射装置Cは、前記ワックス噴射装置Wと同じように門型
の洗浄水噴射管45を門型走行フレーム1を横切って配
設し、この洗浄水噴射管45に門型走行フレーム1の内
方に噴口を向けた複数個のノズル46を間隔をあけて設
けることにより構成される。洗浄水噴射管45は、水道
等の給水源Sに連なる水供給管47に接続され、その水
供給管47の途中には電磁弁48が介挿され、この電磁
弁48が開いたときノズル46より洗浄水が噴射され
る。
【0013】また門型走行フレーム1の前部上方には、
洗浄或いは艶出しすべき車両Vの車体位置および車高を
検出してその情報を制御手段としての洗車制御回路59
へ送る、本発明の検知装置Aが配設されており、以下図
4,図5を参照してこの検知装置Aの構成について説明
する。
洗浄或いは艶出しすべき車両Vの車体位置および車高を
検出してその情報を制御手段としての洗車制御回路59
へ送る、本発明の検知装置Aが配設されており、以下図
4,図5を参照してこの検知装置Aの構成について説明
する。
【0014】門型走行フレーム1の前方上部には、発信
回路51から発信されるパルス状の超音波をうけてそれ
を車体の上面に向けて発射する発信部52と、車体面か
らの反射波を受信する受信部53とが互いに近接して並
設され、受信部53で受信した反射超音波は受信回路5
4に送られ、そこで反射超音波が発信部52から発射さ
れたものか否かを判別し、それが発信部52から発射さ
れた超音波である場合にはそれを演算回路55へ送る。
演算回路55は、発信回路51が超音波を発信したとき
同時にそれを受信し、発信回路51からの超音波と受信
回路54からの反射超音波との受信時間の差により発信
部52あるいは受信部53から車体面等の反射体までの
距離を計算し、その距離に比例して大きくなる電圧信号
を第1〜3比較回路56,57,58に送る。而して発
信部52、受信部53、発信回路51、受信回路54お
よび演算回路55は、互いに協働して反射型超音波検知
装置50を構成する。而して上記発,受信部52,53
を互いに近接させて並設すれば、それらを門型走行フレ
ーム1の1か所に集中配備することができて組付、点
検、整備等の作業性が良好である。
回路51から発信されるパルス状の超音波をうけてそれ
を車体の上面に向けて発射する発信部52と、車体面か
らの反射波を受信する受信部53とが互いに近接して並
設され、受信部53で受信した反射超音波は受信回路5
4に送られ、そこで反射超音波が発信部52から発射さ
れたものか否かを判別し、それが発信部52から発射さ
れた超音波である場合にはそれを演算回路55へ送る。
演算回路55は、発信回路51が超音波を発信したとき
同時にそれを受信し、発信回路51からの超音波と受信
回路54からの反射超音波との受信時間の差により発信
部52あるいは受信部53から車体面等の反射体までの
距離を計算し、その距離に比例して大きくなる電圧信号
を第1〜3比較回路56,57,58に送る。而して発
信部52、受信部53、発信回路51、受信回路54お
よび演算回路55は、互いに協働して反射型超音波検知
装置50を構成する。而して上記発,受信部52,53
を互いに近接させて並設すれば、それらを門型走行フレ
ーム1の1か所に集中配備することができて組付、点
検、整備等の作業性が良好である。
【0015】前記各比較回路56,57,58は、超音
波検知装置50の演算回路55から出力された電圧信号
を予め決められた距離に対応する複数の基準電圧とそれ
ぞれ比較して、その電圧信号が該基準電圧以下のとき後
述する洗車制御回路59へ出力信号をそれぞれ送るよう
になっており、例えば、第1比較回路56は、演算回路
55からの電圧信号が、車両Vが門型走行フレーム1内
に進入したことを示す、地面から一定の低い高さ(第1
レベルH1 )に対応する第1基準電圧E1 よりも小さい
とき出力信号を発生し、第2比較回路57は、演算回路
55からの電圧信号が、普通乗用自動車等の比較的車高
の低い車両の最大車高(第2レベルH2 )に対応する第
2基準電圧E2 以下のとき出力信号を発生し、また第3
比較回路58は、演算回路55からの電圧信号が、バン
型自動車等の比較的車高の高い車両の最大車高(第3レ
ベルH3 )に対応する第3基準電圧E3 以下のとき出力
信号を発生するようにそれぞれ構成される。而して前記
検知装置Aは、普通乗用自動車等のように車高がH1 よ
り大きくH2 より小さい車両が門型走行フレーム1内に
進入した時に第1比較回路56から出力信号を発し、ま
たバン型自動車等のように車高がH2 よりも大きくH3
よりも小さい車両が門型走行フレーム1内に進入した時
に第1,第2比較回路56,57から同時に出力信号を
発し、さらに車高がH3 を超える車両が門型走行フレー
ム1内に進入して該車両とフレーム1とが洗車に不適当
な相対位置関係にあると判断された時に第1,第2,第
3比較回路56,57,58の総てから同時に出力信号
を発するように構成される。
波検知装置50の演算回路55から出力された電圧信号
を予め決められた距離に対応する複数の基準電圧とそれ
ぞれ比較して、その電圧信号が該基準電圧以下のとき後
述する洗車制御回路59へ出力信号をそれぞれ送るよう
になっており、例えば、第1比較回路56は、演算回路
55からの電圧信号が、車両Vが門型走行フレーム1内
に進入したことを示す、地面から一定の低い高さ(第1
レベルH1 )に対応する第1基準電圧E1 よりも小さい
とき出力信号を発生し、第2比較回路57は、演算回路
55からの電圧信号が、普通乗用自動車等の比較的車高
の低い車両の最大車高(第2レベルH2 )に対応する第
2基準電圧E2 以下のとき出力信号を発生し、また第3
比較回路58は、演算回路55からの電圧信号が、バン
型自動車等の比較的車高の高い車両の最大車高(第3レ
ベルH3 )に対応する第3基準電圧E3 以下のとき出力
信号を発生するようにそれぞれ構成される。而して前記
検知装置Aは、普通乗用自動車等のように車高がH1 よ
り大きくH2 より小さい車両が門型走行フレーム1内に
進入した時に第1比較回路56から出力信号を発し、ま
たバン型自動車等のように車高がH2 よりも大きくH3
よりも小さい車両が門型走行フレーム1内に進入した時
に第1,第2比較回路56,57から同時に出力信号を
発し、さらに車高がH3 を超える車両が門型走行フレー
ム1内に進入して該車両とフレーム1とが洗車に不適当
な相対位置関係にあると判断された時に第1,第2,第
3比較回路56,57,58の総てから同時に出力信号
を発するように構成される。
【0016】図4に示すように、超音波検知装置50の
発信部52および受信部53は円錐形状に形成されてい
るので、洗車時に洗浄水が上面および側面回転ブラシ
4,5,5の回転等により飛散して円錐形の発信部52
および受信部53の内面に付着し、発信部52から発射
された超音波が直接受信部53に入って誤作動を生じる
虞れがあり、また発信部52の円錐形の側壁に沿ってサ
イドローブと呼ばれる弱い超音波が生じているが、この
サイドローブは大気の温度、密度等によりその伝播方向
および強度とも変化するため、大気の状態によっては、
受信部53がその真下の反射体からの反射波ではなく横
方向に存在する物体からの反射波を受信して誤作動を起
こすことがある。
発信部52および受信部53は円錐形状に形成されてい
るので、洗車時に洗浄水が上面および側面回転ブラシ
4,5,5の回転等により飛散して円錐形の発信部52
および受信部53の内面に付着し、発信部52から発射
された超音波が直接受信部53に入って誤作動を生じる
虞れがあり、また発信部52の円錐形の側壁に沿ってサ
イドローブと呼ばれる弱い超音波が生じているが、この
サイドローブは大気の温度、密度等によりその伝播方向
および強度とも変化するため、大気の状態によっては、
受信部53がその真下の反射体からの反射波ではなく横
方向に存在する物体からの反射波を受信して誤作動を起
こすことがある。
【0017】そこで、発信部52および受信部53の先
端には、それらが送受する超音波の伝播方向(図示例で
は鉛直方向)に沿って直線状に細長く延び且つ下端を開
放した合成樹脂製の発,受信用遮蔽筒52a,53aが
それぞれ一体的に連設されており、それら遮蔽筒52
a,53aによって、洗車時の洗浄水等の飛沫が発,受
信部52,53に侵入するのを効果的に防止すると共
に、前記した超音波のサイドローブを遮蔽することがで
きて、超音波検知装置50の誤作動防止に効果的であ
る。
端には、それらが送受する超音波の伝播方向(図示例で
は鉛直方向)に沿って直線状に細長く延び且つ下端を開
放した合成樹脂製の発,受信用遮蔽筒52a,53aが
それぞれ一体的に連設されており、それら遮蔽筒52
a,53aによって、洗車時の洗浄水等の飛沫が発,受
信部52,53に侵入するのを効果的に防止すると共
に、前記した超音波のサイドローブを遮蔽することがで
きて、超音波検知装置50の誤作動防止に効果的であ
る。
【0018】ところで上記の如く両遮蔽筒52a,53
aを特設しても、発信用遮蔽筒52aの先端開口縁(音
波出口)から受信用遮蔽筒53aの先端開口縁(音波入
口)へ向かってそれら遮蔽筒52a,53aの表面に沿
って音波が伝播して超音波検知装置50の誤作動を生起
する虞れがある。そこでその遮蔽筒52a,53aの先
端開口縁相互間には、その間に不連続部を形成するため
の一定の隙間50sが設定されており、該隙間50sの
特設によれば、遮蔽筒52a,53aの表面に沿って音
波が伝播することに起因した超音波検知装置50の前記
誤作動を効果的に防止することができ、該検知装置50
の検知精度を一層向上させることができる。
aを特設しても、発信用遮蔽筒52aの先端開口縁(音
波出口)から受信用遮蔽筒53aの先端開口縁(音波入
口)へ向かってそれら遮蔽筒52a,53aの表面に沿
って音波が伝播して超音波検知装置50の誤作動を生起
する虞れがある。そこでその遮蔽筒52a,53aの先
端開口縁相互間には、その間に不連続部を形成するため
の一定の隙間50sが設定されており、該隙間50sの
特設によれば、遮蔽筒52a,53aの表面に沿って音
波が伝播することに起因した超音波検知装置50の前記
誤作動を効果的に防止することができ、該検知装置50
の検知精度を一層向上させることができる。
【0019】また寒冷時に洗車装置を作動させると、洗
浄水の温度が外気よりも高いために洗車装置内の空気の
温度および湿度が上昇し、このため冷たい発,受信部5
2,53に結露を生じてそれらの内面に水滴が付着し、
故障や誤作動の原因となるが、発,受信部52,53の
先端を遮蔽筒52a,53aにより覆って遮蔽筒52
a,53aの内,外の空気の対流を抑制することができ
るから、上記したような、発,受信部52,53におけ
る結露の発生を防止することができる。
浄水の温度が外気よりも高いために洗車装置内の空気の
温度および湿度が上昇し、このため冷たい発,受信部5
2,53に結露を生じてそれらの内面に水滴が付着し、
故障や誤作動の原因となるが、発,受信部52,53の
先端を遮蔽筒52a,53aにより覆って遮蔽筒52
a,53aの内,外の空気の対流を抑制することができ
るから、上記したような、発,受信部52,53におけ
る結露の発生を防止することができる。
【0020】図1において、門型走行フレーム1の一側
部前面に取付けられた制御盤61には、予め定められた
洗車プログラムを選択するための洗車方法選択スイッチ
62および洗車装置の走行用原動機(図示せず)を始動
するスタートボタン63が設けられており、またその制
御盤61内には、スタートボタン63、洗車方法選択ス
イッチ62および反射型超音波検知装置50からの出力
信号を受けて予め定められた制御プログラムに従って洗
車装置を作動させる、制御手段としての前記洗車制御回
路59(図5)が内蔵されている。
部前面に取付けられた制御盤61には、予め定められた
洗車プログラムを選択するための洗車方法選択スイッチ
62および洗車装置の走行用原動機(図示せず)を始動
するスタートボタン63が設けられており、またその制
御盤61内には、スタートボタン63、洗車方法選択ス
イッチ62および反射型超音波検知装置50からの出力
信号を受けて予め定められた制御プログラムに従って洗
車装置を作動させる、制御手段としての前記洗車制御回
路59(図5)が内蔵されている。
【0021】前記洗車制御回路59は、車体の洗浄およ
び乾燥を行なう第1制御プログラムとワックス塗布、リ
ンスおよび乾燥を行なう第2制御プログラムとからな
り、第1制御プログラムが選択されると、門型走行フレ
ーム1の往行時に、洗浄水噴射装置Cを作動させて洗浄
水噴射管45から洗浄水を噴射して上面および側面回転
ブラシ4,5,5によりブラシングを行ないながら車体
面を洗浄し、また門型走行フレーム1の復行時に、乾燥
装置Dを作動させて上面および側面送風ノズル22,2
1から噴射される圧力風により洗浄後の濡れた車体面を
乾燥させ、他方第2制御プログラムが選択されると、門
型走行フレーム1の往行時に、ワックス塗布装置Wおよ
びリンス水噴射装置Rを作動させて、水性ワックス噴射
管37から清水を吹付けて余分なワックスを洗い流し、
また門型走行フレーム1の復行時に、乾燥装置Dの作動
によりワックス塗布およびリンス後の車体面を乾燥させ
るようになっている。
び乾燥を行なう第1制御プログラムとワックス塗布、リ
ンスおよび乾燥を行なう第2制御プログラムとからな
り、第1制御プログラムが選択されると、門型走行フレ
ーム1の往行時に、洗浄水噴射装置Cを作動させて洗浄
水噴射管45から洗浄水を噴射して上面および側面回転
ブラシ4,5,5によりブラシングを行ないながら車体
面を洗浄し、また門型走行フレーム1の復行時に、乾燥
装置Dを作動させて上面および側面送風ノズル22,2
1から噴射される圧力風により洗浄後の濡れた車体面を
乾燥させ、他方第2制御プログラムが選択されると、門
型走行フレーム1の往行時に、ワックス塗布装置Wおよ
びリンス水噴射装置Rを作動させて、水性ワックス噴射
管37から清水を吹付けて余分なワックスを洗い流し、
また門型走行フレーム1の復行時に、乾燥装置Dの作動
によりワックス塗布およびリンス後の車体面を乾燥させ
るようになっている。
【0022】次に図3を参照して本発明装置の作用につ
いて説明すると、先ず洗車方法選択スイッチ62により
第1,第2制御プログラムのいずれか一方、例えば第1
制御プログラムを選択してからスタートボタン63を押
すと、図示しない走行用原動機が始動されて門型走行フ
レーム1が車両Vに対して往行を開始する。反射型超音
波検知装置50が車両Vの前端部の真上に到達したと
き、図3(イ)に示すように、反射型超音波検知装置5
0は車体が門型走行フレーム1に入ったこと、即ち車高
が第1レベルH1 よりも大きいことを検出して第1比較
回路56から洗車制御回路59に出力信号を送り、洗車
制御回路59により原動機8,19を作動させ、上面お
よび側面回転ブラシ4,5,5を回転駆動させるととも
に洗浄水噴射装置Cの電磁弁48を開弁させ、洗浄水噴
射管45のノズル46から洗浄水を噴射させる。門型走
行フレーム1がさらに前進して、反射型超音波検知装置
50が車両の前部上面に達したとき(図3(ロ))、車
両Vの車高が普通乗用自動車のように比較的低く、第1
レベルH1 と第2レベルH2 との間にある場合には、反
射型超音波検知装置50はこれを検知して第1比較回路
56から洗車制御回路59へ信号を送り、洗車制御回路
59の作動によりエアシリンダ14を伸長作動して上面
回転ブラシ4を上限位置(図3鎖線示)から下限位置
(図3点線示)まで下降させ、またバン型自動車等のよ
うに車高が第2レベルH2 と第3レベルH 3 との間にあ
る場合には、反射型超音波検知装置50はこれを検知し
て第1,第2比較回路56,57から洗車制御回路59
へ信号を送り、エアシリンダ14を収縮作動して上面回
転ブラシ4を上限位置に保持する。
いて説明すると、先ず洗車方法選択スイッチ62により
第1,第2制御プログラムのいずれか一方、例えば第1
制御プログラムを選択してからスタートボタン63を押
すと、図示しない走行用原動機が始動されて門型走行フ
レーム1が車両Vに対して往行を開始する。反射型超音
波検知装置50が車両Vの前端部の真上に到達したと
き、図3(イ)に示すように、反射型超音波検知装置5
0は車体が門型走行フレーム1に入ったこと、即ち車高
が第1レベルH1 よりも大きいことを検出して第1比較
回路56から洗車制御回路59に出力信号を送り、洗車
制御回路59により原動機8,19を作動させ、上面お
よび側面回転ブラシ4,5,5を回転駆動させるととも
に洗浄水噴射装置Cの電磁弁48を開弁させ、洗浄水噴
射管45のノズル46から洗浄水を噴射させる。門型走
行フレーム1がさらに前進して、反射型超音波検知装置
50が車両の前部上面に達したとき(図3(ロ))、車
両Vの車高が普通乗用自動車のように比較的低く、第1
レベルH1 と第2レベルH2 との間にある場合には、反
射型超音波検知装置50はこれを検知して第1比較回路
56から洗車制御回路59へ信号を送り、洗車制御回路
59の作動によりエアシリンダ14を伸長作動して上面
回転ブラシ4を上限位置(図3鎖線示)から下限位置
(図3点線示)まで下降させ、またバン型自動車等のよ
うに車高が第2レベルH2 と第3レベルH 3 との間にあ
る場合には、反射型超音波検知装置50はこれを検知し
て第1,第2比較回路56,57から洗車制御回路59
へ信号を送り、エアシリンダ14を収縮作動して上面回
転ブラシ4を上限位置に保持する。
【0023】さらに車両の車高が第3レベルH3 を超え
た場合には、車両と門型走行フレーム1とが洗車に不適
当な相対位置関係にあると判断されるから、洗車制御回
路59は第1〜第3比較回路56〜58から出力信号を
受けて図示しない走行用原動機を不作動にして門型走行
フレーム1の走行を停止させると共に、洗車装置の、各
回転ブラシ4,5を含む総ての処理装置の作動を緊急停
止させる。これにより、車両と門型走行フレーム1等と
の衝突が未然に防止されると共に、各回転ブラシ4,5
が車両の特定表面を必要以上に擦り続けて傷つけるのを
回避することもできる。
た場合には、車両と門型走行フレーム1とが洗車に不適
当な相対位置関係にあると判断されるから、洗車制御回
路59は第1〜第3比較回路56〜58から出力信号を
受けて図示しない走行用原動機を不作動にして門型走行
フレーム1の走行を停止させると共に、洗車装置の、各
回転ブラシ4,5を含む総ての処理装置の作動を緊急停
止させる。これにより、車両と門型走行フレーム1等と
の衝突が未然に防止されると共に、各回転ブラシ4,5
が車両の特定表面を必要以上に擦り続けて傷つけるのを
回避することもできる。
【0024】上記において、車高が第3レベルH3 以下
の場合には、走行用原動機が洗車制御回路59により継
続的に作動されて門型走行フレーム1の走行を継続さ
せ、車高が第2レベルH2 よりも低い乗用自動車等の車
両V(図3実線示)に対しては、上面回転ブラシ4は車
両Vの上面形状に沿ってブラシングしながら洗浄を行な
い、他方車高が第2レベルH2 よりも高いバン型自動車
等の車両V(図3鎖線示)に対しては、上面回転ブラシ
4を上限位置に保持した状態のまま車体上面をブラシン
グ洗浄していき、これと同時に側面回転ブラシ5,5は
横方向に開閉しながら車体前面、両側面および後面に沿
って移動してそれら面をブラシング洗浄する。反射型超
音波検知装置50が車体の後端部を通過したとき(図3
(ハ))、反射型超音波検知装置50は車高が第1レベ
ルH1 以下になったことを検出して図示しないタイマを
作動して一定時間経過後、即ち門型走行フレーム1の後
端部が車両Vの後端部を通過した後、電磁弁48を閉弁
させて洗浄水噴射管45のノズル46からの洗浄水の噴
射を停止させるとともに、走行用原動機(図示せず)お
よびブラシ駆動用の原動機8,19を不作動にして門型
走行フレーム1の走行を停止させるとともに上面回転ブ
ラシ4および側面回転ブラシ5,5の回転を停止させ
る。
の場合には、走行用原動機が洗車制御回路59により継
続的に作動されて門型走行フレーム1の走行を継続さ
せ、車高が第2レベルH2 よりも低い乗用自動車等の車
両V(図3実線示)に対しては、上面回転ブラシ4は車
両Vの上面形状に沿ってブラシングしながら洗浄を行な
い、他方車高が第2レベルH2 よりも高いバン型自動車
等の車両V(図3鎖線示)に対しては、上面回転ブラシ
4を上限位置に保持した状態のまま車体上面をブラシン
グ洗浄していき、これと同時に側面回転ブラシ5,5は
横方向に開閉しながら車体前面、両側面および後面に沿
って移動してそれら面をブラシング洗浄する。反射型超
音波検知装置50が車体の後端部を通過したとき(図3
(ハ))、反射型超音波検知装置50は車高が第1レベ
ルH1 以下になったことを検出して図示しないタイマを
作動して一定時間経過後、即ち門型走行フレーム1の後
端部が車両Vの後端部を通過した後、電磁弁48を閉弁
させて洗浄水噴射管45のノズル46からの洗浄水の噴
射を停止させるとともに、走行用原動機(図示せず)お
よびブラシ駆動用の原動機8,19を不作動にして門型
走行フレーム1の走行を停止させるとともに上面回転ブ
ラシ4および側面回転ブラシ5,5の回転を停止させ
る。
【0025】続いて乾燥工程に入り、門型走行フレーム
1は上面回転ブラシ4を上限位置に跳ね上げたまま復行
を開始し、車両Vの後部が門型走行フレーム1内に進入
したとき、反射型超音波検知装置50が車両Vの高さが
第1レベルH1 よりも大きいことを検知して第1比較回
路56から洗車制御回路59に出力信号が送られて送風
機23を駆動する。それと同時に、車高が第1レベルH
1 と第2レベルH2 との間にある場合には、第1比較回
路56から洗車制御回路59へ出力信号が送られること
により、昇降用シリンダ27を伸長作動して上面送風ノ
ズル22を一旦下限位置に下降させた後車体上面に沿っ
て昇降させながら、また車高が第2レベルH2 よりも大
きい場合には、第1,第2比較回路56,57から洗車
制御回路59へ出力信号が送られることにより、上面送
風ノズル22を上限位置に保持した状態で、門型走行フ
レーム1の復行に従って上面送風ノズル22および側面
送風ノズル21より車体上面および側面に圧力風を吹付
けて車体面を効率良く乾燥する。門型走行フレーム1が
さらに復行を続けて車両Vの前端部から離れるとき(図
3(イ))、反射型超音波検知装置50の検知に基づい
て洗車制御回路59により送風機23および走行用原動
機(図示せず)を不作動にして、送風ノズル21,2
2,22からの送風を停止させるとともに門型走行フレ
ーム1の走行を停止させて、乾燥工程を終える。
1は上面回転ブラシ4を上限位置に跳ね上げたまま復行
を開始し、車両Vの後部が門型走行フレーム1内に進入
したとき、反射型超音波検知装置50が車両Vの高さが
第1レベルH1 よりも大きいことを検知して第1比較回
路56から洗車制御回路59に出力信号が送られて送風
機23を駆動する。それと同時に、車高が第1レベルH
1 と第2レベルH2 との間にある場合には、第1比較回
路56から洗車制御回路59へ出力信号が送られること
により、昇降用シリンダ27を伸長作動して上面送風ノ
ズル22を一旦下限位置に下降させた後車体上面に沿っ
て昇降させながら、また車高が第2レベルH2 よりも大
きい場合には、第1,第2比較回路56,57から洗車
制御回路59へ出力信号が送られることにより、上面送
風ノズル22を上限位置に保持した状態で、門型走行フ
レーム1の復行に従って上面送風ノズル22および側面
送風ノズル21より車体上面および側面に圧力風を吹付
けて車体面を効率良く乾燥する。門型走行フレーム1が
さらに復行を続けて車両Vの前端部から離れるとき(図
3(イ))、反射型超音波検知装置50の検知に基づい
て洗車制御回路59により送風機23および走行用原動
機(図示せず)を不作動にして、送風ノズル21,2
2,22からの送風を停止させるとともに門型走行フレ
ーム1の走行を停止させて、乾燥工程を終える。
【0026】また、既に洗浄を終えた車両に対して水性
ワックスを塗布した後乾燥を行なう場合のように、第2
制御プログラムを選択すると、洗車装置は以下のように
作動制御される。すなわち、スタートボタン54を押す
と、門型走行フレーム1は車両Vに対して往行を始め、
このとき上面回転ブラシ4は上限位置に保持されるとと
もにブラシの回転駆動用の原動機8,19も不作動状態
に保たれる。門型走行フレーム1の前進により反射型超
音波検知装置50が車両Vの前端部の真上に到達したと
き、反射型超音波検知装置50はそれを検知して図示し
ないタイマを作動し、一定時間経過後、水性ワックス噴
射管37およびリンス水噴射管31が車体前部に到達し
たとき、該タイマにより電磁弁33,41が開弁されて
水性ワックス噴射管37のノズル38より水性ワックス
を車体面に吹付けた後、リンス水噴射管31のノズル3
2より清水を車面に吹付けて余剰のワックス液を洗い流
し、反射型超音波検知装置50が車体の後端部の真上を
通過したとき、反射型超音波検知装置50がそれを検知
して図示しないタイマを作動させて、そのタイマにより
水性ワックス噴射管39およびリンス水噴射管31が車
体後部を過ぎたとき電磁弁33,41を閉弁して水性ワ
ックスおよびリンス水の噴射を停止させ、同時に図示し
ない走行用原動機の作動を止めて門型走行フレーム1の
往行を停止させる。続いて乾燥工程に入り、門型走行フ
レーム1が復行を始めると、往行時に反射型超音波検知
装置50により車高が第2レベルH2 よりも大きいこと
を検知していた場合には、上面送風ノズル22は上限位
置に保持され、また車高が第1レベルH1 と第2レベル
H2 の間にあることを検知していた場合には、昇降用シ
リンダ27の伸長作動により上面送風ノズル22は下降
されて車体上面に沿って昇降される。門型走行フレーム
1の復行により反射型超音波検知装置50が車体後端部
を検知したとき、送風機23が駆動されて上面送風ノズ
ル22および側面送風ノズル21,21から圧力風が車
体上面および側面に噴射され、これら面を効率良く乾燥
する。門型走行フレーム1の復行時にそれが車両Vの前
端部より離れたとき、反射型超音波検知装置50の検知
に基づいて送風機23および走行用原動機(図示せず)
を共に不作動にして上面および側面送風ノズル22,2
1,21からの送風を止めるとともに門型走行フレーム
1の走行を停止させ、乾燥工程を終了する。
ワックスを塗布した後乾燥を行なう場合のように、第2
制御プログラムを選択すると、洗車装置は以下のように
作動制御される。すなわち、スタートボタン54を押す
と、門型走行フレーム1は車両Vに対して往行を始め、
このとき上面回転ブラシ4は上限位置に保持されるとと
もにブラシの回転駆動用の原動機8,19も不作動状態
に保たれる。門型走行フレーム1の前進により反射型超
音波検知装置50が車両Vの前端部の真上に到達したと
き、反射型超音波検知装置50はそれを検知して図示し
ないタイマを作動し、一定時間経過後、水性ワックス噴
射管37およびリンス水噴射管31が車体前部に到達し
たとき、該タイマにより電磁弁33,41が開弁されて
水性ワックス噴射管37のノズル38より水性ワックス
を車体面に吹付けた後、リンス水噴射管31のノズル3
2より清水を車面に吹付けて余剰のワックス液を洗い流
し、反射型超音波検知装置50が車体の後端部の真上を
通過したとき、反射型超音波検知装置50がそれを検知
して図示しないタイマを作動させて、そのタイマにより
水性ワックス噴射管39およびリンス水噴射管31が車
体後部を過ぎたとき電磁弁33,41を閉弁して水性ワ
ックスおよびリンス水の噴射を停止させ、同時に図示し
ない走行用原動機の作動を止めて門型走行フレーム1の
往行を停止させる。続いて乾燥工程に入り、門型走行フ
レーム1が復行を始めると、往行時に反射型超音波検知
装置50により車高が第2レベルH2 よりも大きいこと
を検知していた場合には、上面送風ノズル22は上限位
置に保持され、また車高が第1レベルH1 と第2レベル
H2 の間にあることを検知していた場合には、昇降用シ
リンダ27の伸長作動により上面送風ノズル22は下降
されて車体上面に沿って昇降される。門型走行フレーム
1の復行により反射型超音波検知装置50が車体後端部
を検知したとき、送風機23が駆動されて上面送風ノズ
ル22および側面送風ノズル21,21から圧力風が車
体上面および側面に噴射され、これら面を効率良く乾燥
する。門型走行フレーム1の復行時にそれが車両Vの前
端部より離れたとき、反射型超音波検知装置50の検知
に基づいて送風機23および走行用原動機(図示せず)
を共に不作動にして上面および側面送風ノズル22,2
1,21からの送風を止めるとともに門型走行フレーム
1の走行を停止させ、乾燥工程を終了する。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、洗車装置
のフレームに、該洗車装置によって処理すべき車両の車
体面を検知するための反射型超音波検知装置の発,受信
部を互いに近接させて並設し、それら発,受信部には、
該発,受信部が送受する超音波の伝播方向に沿ってそれ
ぞれ延び且つ互いに近接して並ぶ発,受信用遮蔽筒をそ
れぞれ連設したので、発,受信部を互いに近接させて並
設したことにより、それらをフレームの適所に集中配備
することができて組立、点検、整備等の作業性向上に寄
与することができる。またこのように発,受信部を近接
させても、発信部から生じるサイドローブに起因した超
音波検知装置の誤作動を上記遮蔽筒によって効果的に防
止することができるため、該検知装置の検知精度向上に
寄与することができる。
のフレームに、該洗車装置によって処理すべき車両の車
体面を検知するための反射型超音波検知装置の発,受信
部を互いに近接させて並設し、それら発,受信部には、
該発,受信部が送受する超音波の伝播方向に沿ってそれ
ぞれ延び且つ互いに近接して並ぶ発,受信用遮蔽筒をそ
れぞれ連設したので、発,受信部を互いに近接させて並
設したことにより、それらをフレームの適所に集中配備
することができて組立、点検、整備等の作業性向上に寄
与することができる。またこのように発,受信部を近接
させても、発信部から生じるサイドローブに起因した超
音波検知装置の誤作動を上記遮蔽筒によって効果的に防
止することができるため、該検知装置の検知精度向上に
寄与することができる。
【0028】更に第2の発明によれば、発,受信用遮蔽
筒の先端開口縁相互間に、その間に不連続部を形成する
ための隙間が設けられるので、発信用遮蔽筒の先端開口
縁から受信用遮蔽筒の先端開口縁へ向かって、それら遮
蔽筒の表面に沿って音波が伝播するのを効果的に防止す
ることができ、従ってその表面伝播に起因した超音波検
知装置の誤作動も防止することができて、該検知装置の
検知精度を一層向上させることができる。
筒の先端開口縁相互間に、その間に不連続部を形成する
ための隙間が設けられるので、発信用遮蔽筒の先端開口
縁から受信用遮蔽筒の先端開口縁へ向かって、それら遮
蔽筒の表面に沿って音波が伝播するのを効果的に防止す
ることができ、従ってその表面伝播に起因した超音波検
知装置の誤作動も防止することができて、該検知装置の
検知精度を一層向上させることができる。
【図1】本発明を適用した洗車装置の一実施例を示す概
略側面図
略側面図
【図2】前記洗車装置におけるリンス水噴射装置、ワッ
クス塗布装置および洗浄水噴射装置の概略斜視図
クス塗布装置および洗浄水噴射装置の概略斜視図
【図3】前記洗車装置の作動状態を表す作用図
【図4】前記洗車装置における反射型超音波検知装置の
要部拡大図
要部拡大図
【図5】前記反射型超音波検知装置およびその関連部分
のブロック線図
のブロック線図
1 フレームとしての門型走行フレーム 50 超音波検知装置 50s 隙間 52 発信部 52a 発信用遮蔽筒 53 受信部 53a 受信用遮蔽筒
Claims (2)
- 【請求項1】 洗車装置のフレーム(1)に、該洗車装
置によって処理すべき車両(V)の車体面を検知するた
めの反射型超音波検知装置(50)の発,受信部(5
2,53)を互いに近接させて並設し、それら発,受信
部(52,53)には、該発,受信部(52,53)が
送受する超音波の伝播方向に沿ってそれぞれ延び且つ互
いに近接して並ぶ発,受信用遮蔽筒(52a,53a)
をそれぞれ連設したことを特徴とする、洗車装置におけ
る超音波検知装置。 - 【請求項2】 洗車装置のフレーム(1)に、該洗車装
置によって処理すべき車両(V)の車体面を検知するた
めの反射型超音波検知装置(50)の発,受信部(5
2,53)を互いに近接させて並設し、それら発,受信
部(52,53)には、該発,受信部(52,53)が
送受する超音波の伝播方向に沿ってそれぞれ延び且つ互
いに近接して並ぶ発,受信用遮蔽筒(52a,53a)
をそれぞれ連設し、それら発,受信用遮蔽筒(52a,
53a)の先端開口縁相互間には、その間に不連続部を
形成するための隙間(50s)を設けたことを特徴とす
る、洗車装置における超音波検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4206849A JP2566505B2 (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 洗車装置における超音波検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4206849A JP2566505B2 (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 洗車装置における超音波検知装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2075943A Division JPH02270659A (ja) | 1990-03-26 | 1990-03-26 | 洗車装置における超音波検知装置の設置構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05193460A true JPH05193460A (ja) | 1993-08-03 |
JP2566505B2 JP2566505B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=16530074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4206849A Expired - Lifetime JP2566505B2 (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 洗車装置における超音波検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2566505B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5254462A (en) * | 1975-10-24 | 1977-05-02 | Endress Hauser Gmbh Co | Echo sounding apparatus for measuring packed condition |
JPS5853002U (ja) * | 1981-10-05 | 1983-04-11 | 千代田紙工業株式会社 | 段ボ−ル箱の閉蓋装置 |
-
1992
- 1992-08-03 JP JP4206849A patent/JP2566505B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5254462A (en) * | 1975-10-24 | 1977-05-02 | Endress Hauser Gmbh Co | Echo sounding apparatus for measuring packed condition |
JPS5853002U (ja) * | 1981-10-05 | 1983-04-11 | 千代田紙工業株式会社 | 段ボ−ル箱の閉蓋装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2566505B2 (ja) | 1996-12-25 |
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