JPH05192481A - ミシンの糸切り装置 - Google Patents

ミシンの糸切り装置

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JPH05192481A
JPH05192481A JP936492A JP936492A JPH05192481A JP H05192481 A JPH05192481 A JP H05192481A JP 936492 A JP936492 A JP 936492A JP 936492 A JP936492 A JP 936492A JP H05192481 A JPH05192481 A JP H05192481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thread
fixed blade
pressing plate
blade
sewing machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP936492A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuzo Uozaki
靖 三 夘尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、より少ない部品数で確実に切
断後の下糸を保持できるようなミシンの糸切り装置を提
供することである。 【構成】釜装置12に近接して固定刃19が配設されて
おり、固定刃19の下方には糸押さえ板22が配設され
ており、糸押さえ板22はその上面の一部が固定刃19
に押圧されている。移動刃15は回転して上糸と下糸を
捕捉し、固定刃19との協業で糸を切断する。移動刃の
後退とともに上糸は上方に引っ張られ、下糸は固定刃1
9と糸押さえ板22との間で挟持されるようになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はミシンの糸切り装置に関
し、特に糸切り後にミシン糸を保持する機能を有するミ
シンの糸切り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ミシンの糸切り装置において、ミシン糸
の切断は、移動刃が回転して釜装置と縫製物との間にあ
るミシン糸を捕捉し、そのまま回転して移動刃が固定刃
と摺動することによって行われる。ミシン糸は移動刃に
よって捕捉されるときに回転方向に引っ張られるため、
特に下糸がウーリーナイロン糸等の伸縮性の大きいミシ
ン糸であった場合には、切断後に糸が収縮してしまう。
このため、次の縫い出しができなくなることがあった。
【0003】そこで、本件出願人は切断後の下糸を次の
縫い出し時まで保持しておき、下糸が縮んでしまうこと
のないミシンの糸切り装置を発明した(特開昭58−1
05791号)。この糸切り装置は図9に示されるよう
に、釜装置1と固定刃2との間に糸押さえ板3及び糸保
持板4よりなる糸保持装置を配設したもので、糸捕捉
後、移動刃5は糸押さえ板3と糸保持板4との間に進入
し、固定刃2とともにミシン糸(図示せず)を切断する
と同時に下糸を糸押さえ板3と糸保持板4との間で挟持
させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記技術の
改良であり、より少ない部品数で確実に切断後の下糸を
保持できるようなミシンの糸切り装置を提供することを
技術的課題とする。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明において講じた技術的解決手段は、釜付近に固
定される固定刃と、回動してミシン糸を捕捉し前記固定
刃との協働によりミシン糸を切断する移動刃を備えたミ
シンの糸切り装置において、該糸切り装置は、前記固定
刃に隣接して配設され片面の一部が前記固定刃に押圧さ
れている糸押さえ板を備えていることを特徴とするミシ
ンに糸切り装置であり、好ましくは、前記糸押さえ板の
先端部は、前記固定刃から反るように湾曲していること
である。
【0007】
【作用】上記手段は次のように作用する。すなわち、回
転してミシン糸を捕捉した移動刃は、固定刃と糸押さえ
板との間に進入し、固定刃との協働によりミシン糸を切
断するとともに、糸押さえ板と固定刃との当接部分に下
糸を挿入して挟持させる。このように、固定刃を利用す
ることにより糸押さえ板のみを配設しただけで糸切り後
の下糸を保持させることができる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図8に基づいて
説明する。
【0009】図1は本実施例の糸切り装置の配設された
ミシンの断面図を示す。ミシンベッド10の下面には、
下軸11と同一回転する釜装置12が配設されている。
下軸11にはブッシュ13を介してホルダー14が摺動
可能に配設されており、ホルダー14の一端には移動刃
15がねじ止めされ、他端には駆動リンク16が配設さ
れている。駆動リンク16の他端には糸切り駆動腕17
がねじ18により取付けられている。移動刃15は、図
2に示すように先端に捕捉部15aを備え、捕捉部15
aに沿って溝部15bが形成され、また溝部15bの奥
端には刃部15cが形成されている。
【0010】ミシンベッド10の下面には、固定刃19
の一端が固定されている。固定刃19は図3に示すよう
に、平板状の取付け部19aと、先端に刃部19cを備
えた湾曲部19bより構成されている。取付け部19a
にはねじ穴19dが穿設されており、このねじ穴19d
を介してねじ20が固定刃19をミシンベッド10に固
定している。
【0011】固定刃19の下方には、糸押さえ板22の
一端がミシンベッド10の下面に固定されている。糸押
さえ板22は図3及び図4に示すように、平板状の取付
け部22aと、湾曲した糸押さえ部22bより構成され
ている。取付け部22aにはねじ穴22dが穿設されて
おり、このねじ穴22dを介してねじ23が糸押さえ板
22をミシンベッド10に固定している。糸押さえ部2
2bは取付け部22aより上方に向かって屈曲し、斜め
に伸びて釜装置12の外周に沿うような形状で湾曲して
いる。また、糸押さえ板22は糸押さえ部22bの上面
で固定刃19の下面に当接するようになっている。糸押
さえ部22bの先端部22cは下方に向かって湾曲し、
固定刃19との間にいくらかの隙間が形成されるように
なっている。
【0012】次に本実施例の作用について図5乃至図8
に基づいて説明する。縫製作業が終了して糸切り開始の
指示が入ると、図5に示すように移動刃15が矢印A方
向への回転を開始する。このとき、上糸24は釜装置1
2をくぐっている状態にある。移動刃15は回転しなが
ら上糸24のループ内に捕捉部15aより割り込み(図
6)、上糸24と下糸25を捕捉する。また移動刃15
は、先端の捕捉部15aで固定刃19と糸押さえ板22
の先端部に形成された隙間よりこの間に割り込むように
なっている。移動刃15はさらに回転し、固定刃19と
摺動して上糸24及び下糸25を切断する(図7)。こ
のとき、移動刃15は固定刃19と糸押さえ板22との
間に割り込んだ形になっている。こうして上糸24と下
糸25の切断が終了すると、移動刃15は反転を始め、
矢印B方向に回転する。上糸24は上下動しているミシ
ン針(図示せず)により上方に引き上げられ、下糸25
は移動刃15より離れ、移動刃15の後退とともに再び
当接する固定刃19と糸押さえ板22との間で挟持され
る。
【0013】このように本実施例によれば、糸切り後の
下糸25を保持するため、下糸25が伸縮性のある糸で
あっても次の縫い出しを確実に行うことができる。ま
た、下糸25が固定刃19と糸押さえ板22との間で挟
持されるようになっており、固定刃19の下面を利用す
ることから従来のような糸保持板が不要となり、部品数
を低減でき、組付作業を簡易化することができる。さら
に、糸押さえ板22の先端部が固定刃19より離れる方
向に反っているため、固定刃19と糸押さえ板22の先
端部には隙間ができ、移動刃15が確実に固定刃19と
糸押さえ板との間に進入することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、固定刃を利用して下糸
を捕捉するため、従来よりも少ない部品数で下糸を保持
することができ、部品数を低減できるとともに組付作業
を簡易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の糸切り装置が配設されたミ
シンの断面図を示す。
【図2】本実施例の移動刃の斜視図を示す。
【図3】本実施例の固定刃及び糸押さえ板の斜視図を示
す。
【図4】固定刃のび糸押さえ板の平面図を示す。
【図5】本実施例の作用説明図を示す。
【図6】本実施例の作用説明図を示す。
【図7】本実施例の作用説明図を示す。
【図8】本実施例の作用説明図を示す。
【図9】従来の糸切り装置の断面図を示す。
【符号の説明】
12 釜装置(釜) 15 移動刃 19 固定刃 22 糸押さえ板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釜付近に固定される固定刃と、回動して
    ミシン糸を捕捉し前記固定刃との協働によりミシン糸を
    切断する移動刃を備えたミシンの糸切り装置において、 該糸切り装置は、前記固定刃に隣接して配設され片面の
    一部が前記固定刃に押圧されている糸押さえ板を備えて
    いることを特徴とするミシンに糸切り装置。
  2. 【請求項2】 前記糸押さえ板の先端部は、前記固定刃
    から反るように湾曲していることを特徴とする請求項1
    記載のミシンの糸切り装置。
JP936492A 1992-01-22 1992-01-22 ミシンの糸切り装置 Pending JPH05192481A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP936492A JPH05192481A (ja) 1992-01-22 1992-01-22 ミシンの糸切り装置

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JP936492A JPH05192481A (ja) 1992-01-22 1992-01-22 ミシンの糸切り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05192481A true JPH05192481A (ja) 1993-08-03

Family

ID=11718428

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP936492A Pending JPH05192481A (ja) 1992-01-22 1992-01-22 ミシンの糸切り装置

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JP (1) JPH05192481A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012254287A (ja) * 2011-05-18 2012-12-27 Juki Corp ミシン
JP2016005724A (ja) * 2015-09-14 2016-01-14 サミー株式会社 弾球遊技機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012254287A (ja) * 2011-05-18 2012-12-27 Juki Corp ミシン
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