JPH05191784A - Muse音声デコーダおよびmuse伝送システム - Google Patents
Muse音声デコーダおよびmuse伝送システムInfo
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- JPH05191784A JPH05191784A JP4004221A JP422192A JPH05191784A JP H05191784 A JPH05191784 A JP H05191784A JP 4004221 A JP4004221 A JP 4004221A JP 422192 A JP422192 A JP 422192A JP H05191784 A JPH05191784 A JP H05191784A
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N7/00—Television systems
- H04N7/04—Systems for the transmission of one television signal, i.e. both picture and sound, by a single carrier
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/44—Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
- H04N5/60—Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards for the sound signals
- H04N5/602—Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards for the sound signals for digital sound signals
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- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N7/00—Television systems
- H04N7/015—High-definition television systems
- H04N7/0152—High-definition television systems using spatial or temporal subsampling
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Television Systems (AREA)
- Television Receiver Circuits (AREA)
- Synchronizing For Television (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高精度テレビジョン信号の伝送に用いられる
多重サブサンプリング(MUSE:Multiple Sub-Nyqui
st Sampling Encoding)伝送方式の音声デコーダおよび
MUSE伝送システムに関し、雑音の発生をより確実に
成しうるMUSEデコーダおよびMUSE伝送システム
を提供することにある。 【構成】 MUSE信号中の音声信号をデコードするM
USE音声デコーダに含まれる多重期間内ビットデイン
ターリーブ処理部の前段において音声フレームの同期外
れ状態を検出する同期状態検出部と、前記同期状態検出
部の検出出力信号に基づいて前記MUSE音声デコーダ
の出力音声信号の振幅を抑圧する音声出力抑圧部とを備
えて構成し、比較的処理に要する時間の長い多重期間内
ビットデインターリーブ処理を行う前の段階で音声フレ
ーム同期の状態を監視し、その状態に応じて音声出力の
抑圧を行い、雑音の出力を防止する。
多重サブサンプリング(MUSE:Multiple Sub-Nyqui
st Sampling Encoding)伝送方式の音声デコーダおよび
MUSE伝送システムに関し、雑音の発生をより確実に
成しうるMUSEデコーダおよびMUSE伝送システム
を提供することにある。 【構成】 MUSE信号中の音声信号をデコードするM
USE音声デコーダに含まれる多重期間内ビットデイン
ターリーブ処理部の前段において音声フレームの同期外
れ状態を検出する同期状態検出部と、前記同期状態検出
部の検出出力信号に基づいて前記MUSE音声デコーダ
の出力音声信号の振幅を抑圧する音声出力抑圧部とを備
えて構成し、比較的処理に要する時間の長い多重期間内
ビットデインターリーブ処理を行う前の段階で音声フレ
ーム同期の状態を監視し、その状態に応じて音声出力の
抑圧を行い、雑音の出力を防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高精度テレビジョン信
号の伝送に用いられる多重サブサンプリング(MUS
E:Multiple Sub-Nyquist Sampling Encoding)伝送方
式の音声デコーダおよびMUSE伝送システムに関す
る。
号の伝送に用いられる多重サブサンプリング(MUS
E:Multiple Sub-Nyquist Sampling Encoding)伝送方
式の音声デコーダおよびMUSE伝送システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、高精細度画像のテレビジョン放送
として、ハイビジョン放送の開発、実用化が進められて
いる。ハイビジョン放送は、テレビジョン受像機の画面
のアスペクト比が16:9と大きく横長にされ、また走
査線数が1125本であるというように、従来のNTS
C方式に比べてその伝送規格が大きく異なる高精細度の
テレビジョン信号を伝送する放送方式で構成される。
として、ハイビジョン放送の開発、実用化が進められて
いる。ハイビジョン放送は、テレビジョン受像機の画面
のアスペクト比が16:9と大きく横長にされ、また走
査線数が1125本であるというように、従来のNTS
C方式に比べてその伝送規格が大きく異なる高精細度の
テレビジョン信号を伝送する放送方式で構成される。
【0003】ハイビジョン信号は、BS(Broadcasting
Satellite:放送衛星)を利用して各需要家に伝送され
るが、ハイビジョン信号の伝送帯域は現行テレビジョン
放送の5倍以上の帯域が必要とされ、ハイビジョン信号
のままではBSの1チャンネル分の帯域幅で伝送するこ
とができない。現行では、このBSによるハイビジョン
信号の伝送を可能とする信号帯域圧縮方式として、MU
SE方式が広く知られている(「MUSE方式の開発」
NHK技術研究 Vol.39 No.2Ser.N
o.172、1987別刷、「ハイビジョン衛星伝送方
式−MUSE−」 テレビジョン学会誌 Vol.42
No.5、1988等)。
Satellite:放送衛星)を利用して各需要家に伝送され
るが、ハイビジョン信号の伝送帯域は現行テレビジョン
放送の5倍以上の帯域が必要とされ、ハイビジョン信号
のままではBSの1チャンネル分の帯域幅で伝送するこ
とができない。現行では、このBSによるハイビジョン
信号の伝送を可能とする信号帯域圧縮方式として、MU
SE方式が広く知られている(「MUSE方式の開発」
NHK技術研究 Vol.39 No.2Ser.N
o.172、1987別刷、「ハイビジョン衛星伝送方
式−MUSE−」 テレビジョン学会誌 Vol.42
No.5、1988等)。
【0004】MUSE方式は、ハイビジョン信号を多重
サブサンプリングして8.1MHzの伝送帯域に圧縮
し、アナログ伝送する方式であり、この帯域圧縮された
信号を“MUSE信号”と称している。
サブサンプリングして8.1MHzの伝送帯域に圧縮
し、アナログ伝送する方式であり、この帯域圧縮された
信号を“MUSE信号”と称している。
【0005】ハイビジョン信号を伝送するためのMUS
E伝送システムは、大別して送信側に置かれるMUSE
エンコーダと受信側に置かれるMUSEデコーダとで構
成される。
E伝送システムは、大別して送信側に置かれるMUSE
エンコーダと受信側に置かれるMUSEデコーダとで構
成される。
【0006】図7にMUSEデコーダの概略構成を示
す。図7において、送信側から伝送されるアナログMU
SE信号は、MUSE信号入力端子1に入力され、8.
15MHzのLPF2を介して高域ノイズが除去された
のち、A/Dコンバータ3において16.2MHzの伝
送クロックレートでA/D変換される。ディジタル化さ
れたMUSE信号は映像デコーダ6においてデコード処
理され、R、G、Bのハイビジョン映像信号として出力
される。一方、ディジタル化されたMUSE信号は信号
分離回路4に与えられる。信号分離回路4はMUSE信
号に含まれている音声/独立データDinを分離し、音声
デコーダ5に送る。音声デコーダ5は後述する処理にり
音声/独立データDinをデコードして出力音声信号V
out を出力する。
す。図7において、送信側から伝送されるアナログMU
SE信号は、MUSE信号入力端子1に入力され、8.
15MHzのLPF2を介して高域ノイズが除去された
のち、A/Dコンバータ3において16.2MHzの伝
送クロックレートでA/D変換される。ディジタル化さ
れたMUSE信号は映像デコーダ6においてデコード処
理され、R、G、Bのハイビジョン映像信号として出力
される。一方、ディジタル化されたMUSE信号は信号
分離回路4に与えられる。信号分離回路4はMUSE信
号に含まれている音声/独立データDinを分離し、音声
デコーダ5に送る。音声デコーダ5は後述する処理にり
音声/独立データDinをデコードして出力音声信号V
out を出力する。
【0007】図8に、従来のMUSE音声デコーダの回
路構成を示す。図8において、音声/独立データDinは
標本化周波数変換回路7において、12.5MHzの標
本化周波数に変換されたのち、3値レベル判定回路8に
おいて3値レベル判定される。つまり、送信される音声
信号はエンコーダにおいてサンプル伝送レートを下げる
目的で3値サンプルに変換されているため、次の3値/
2値変換回路9の処理のためにレベル判定されるのであ
る。3値レベル判定回路8の出力データは3値/2値変
換回路9において所定の変換規則に基づいて2値データ
に変換されたのち時間軸伸長回路10に送られる。
路構成を示す。図8において、音声/独立データDinは
標本化周波数変換回路7において、12.5MHzの標
本化周波数に変換されたのち、3値レベル判定回路8に
おいて3値レベル判定される。つまり、送信される音声
信号はエンコーダにおいてサンプル伝送レートを下げる
目的で3値サンプルに変換されているため、次の3値/
2値変換回路9の処理のためにレベル判定されるのであ
る。3値レベル判定回路8の出力データは3値/2値変
換回路9において所定の変換規則に基づいて2値データ
に変換されたのち時間軸伸長回路10に送られる。
【0008】時間軸伸長回路10は音声/独立データの
時間軸伸長を行う。つまり、エンコーダにおいて、音声
/独立データは映像信号への多重のために垂直帰線期間
内に収まるよう時間圧縮されているので、それを逆にし
て元の音声/独立データ伝送レート(1.35MHz)
に戻すのである。時間軸伸長回路10の出力データは多
重期間内デインターリーブ回路11において多重期間内
での音声フレーム間のデインターリーブ処理にかけられ
たのち、誤り制御デコード回路12に送られる。
時間軸伸長を行う。つまり、エンコーダにおいて、音声
/独立データは映像信号への多重のために垂直帰線期間
内に収まるよう時間圧縮されているので、それを逆にし
て元の音声/独立データ伝送レート(1.35MHz)
に戻すのである。時間軸伸長回路10の出力データは多
重期間内デインターリーブ回路11において多重期間内
での音声フレーム間のデインターリーブ処理にかけられ
たのち、誤り制御デコード回路12に送られる。
【0009】誤り制御デコード回路12は、さらに音声
/独立データの1フレーム内でのデインターリーブ処理
を施し、音声/独立データの誤り検出、訂正および補正
を行う。なお、デインターリーブはインターリーブの逆
の処理であり、インターリーブはエンコーダ側において
音声/独立データのバースト誤り制御のために、信号デ
ータと関連する誤り訂正符号の挿入の際にデータの順序
の入れ替えを行う処理である。誤り制御デコード回路1
2の出力データは準瞬時圧伸DPCMデコーダ13に送
られる。
/独立データの1フレーム内でのデインターリーブ処理
を施し、音声/独立データの誤り検出、訂正および補正
を行う。なお、デインターリーブはインターリーブの逆
の処理であり、インターリーブはエンコーダ側において
音声/独立データのバースト誤り制御のために、信号デ
ータと関連する誤り訂正符号の挿入の際にデータの順序
の入れ替えを行う処理である。誤り制御デコード回路1
2の出力データは準瞬時圧伸DPCMデコーダ13に送
られる。
【0010】準瞬時圧伸DPCMデコーダ13はDAN
CE(Differential PCM Audio Near-instaneous Compr
essing and Expanding)、すなわち準瞬時圧伸差分符号
化された音声データのデコードを行う。なお、DANC
Eは音響信号の相関を利用し、信号劣化を伴わない帯域
圧縮とともに聴感特性を利用した準瞬時圧縮を行う方法
として知られている。準瞬時圧伸DPCMデコーダ13
の出力データはD/Aコンバータ14に送られる、D/
Aコンバータ14は以上の処理を経た音声/独立データ
をアナログ信号に変換して出力する。
CE(Differential PCM Audio Near-instaneous Compr
essing and Expanding)、すなわち準瞬時圧伸差分符号
化された音声データのデコードを行う。なお、DANC
Eは音響信号の相関を利用し、信号劣化を伴わない帯域
圧縮とともに聴感特性を利用した準瞬時圧縮を行う方法
として知られている。準瞬時圧伸DPCMデコーダ13
の出力データはD/Aコンバータ14に送られる、D/
Aコンバータ14は以上の処理を経た音声/独立データ
をアナログ信号に変換して出力する。
【0011】ところで、D/Aコンバータ14の出力段
には、音声出力抑圧回路16が設けられ、この音声出力
抑圧回路16は多重期間内デインターリーブ回路11の
出力を入力とする音声フレーム同期および制御信号検出
回路15によって制御されるループが形成されている。
この回路は、少くとも MUSE信号のフレーム同期が外れた場合 音声フレーム同期が外れた場合 音声フレーム制御符号の第16ビットにより出力音声
の抑圧が指示されている場合 の3つの場合に出力音声を抑圧するための回路である。
上記、の場合、出力音声に雑音が発生するのでこれ
を抑圧する必要があるし、の場合は放送における音声
モードの切替時などに該当する。
には、音声出力抑圧回路16が設けられ、この音声出力
抑圧回路16は多重期間内デインターリーブ回路11の
出力を入力とする音声フレーム同期および制御信号検出
回路15によって制御されるループが形成されている。
この回路は、少くとも MUSE信号のフレーム同期が外れた場合 音声フレーム同期が外れた場合 音声フレーム制御符号の第16ビットにより出力音声
の抑圧が指示されている場合 の3つの場合に出力音声を抑圧するための回路である。
上記、の場合、出力音声に雑音が発生するのでこれ
を抑圧する必要があるし、の場合は放送における音声
モードの切替時などに該当する。
【0012】なお、上記、の場合、通常、同期外れ
が複数フレームに亘って連続発生した場合に出力音声の
抑圧動作を行う。これは、伝送雑音等により生じる瞬間
的な同期外れに過敏に反応しないようにするためであ
る。
が複数フレームに亘って連続発生した場合に出力音声の
抑圧動作を行う。これは、伝送雑音等により生じる瞬間
的な同期外れに過敏に反応しないようにするためであ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のMUSE音声デコーダにおける前記の出力音声抑圧
制御方法では、十分な効果が得られず、不要な雑音が出
力されてしまう場合がある。
来のMUSE音声デコーダにおける前記の出力音声抑圧
制御方法では、十分な効果が得られず、不要な雑音が出
力されてしまう場合がある。
【0014】例えば、MUSE方式により記録されたビ
デオディスクのプレーヤとMUSEデコーダとを接続
し、特殊な再生を行う場合がこれに該当する。ビデオデ
ィスクプレーヤの操作により、4フィールド分の再生M
USE信号を繰り返しMUSEデコーダに出力すれば画
面静止機能が容易に実現される。このときMUSE信号
に多重されている音声は不連続であり音声出力は抑圧さ
れることが望ましいが、従来のMUSE音声デコーダで
は前記、、に該当せず音声出力抑圧は行われな
い。
デオディスクのプレーヤとMUSEデコーダとを接続
し、特殊な再生を行う場合がこれに該当する。ビデオデ
ィスクプレーヤの操作により、4フィールド分の再生M
USE信号を繰り返しMUSEデコーダに出力すれば画
面静止機能が容易に実現される。このときMUSE信号
に多重されている音声は不連続であり音声出力は抑圧さ
れることが望ましいが、従来のMUSE音声デコーダで
は前記、、に該当せず音声出力抑圧は行われな
い。
【0015】前記に該当させるには、プレーヤから、
MUSE信号中の音声フレーム同期信号が欠如するよう
にして出力すればよいが、この方法のみでは十分な音声
出力抑圧が期待できない。なぜならば、図7、図8に示
すように、従来のMUSE音声デコーダにおいては、入
力MUSE信号から多重されている音声/独立データを
分離し、MUSE信号の伝送クロック(周波数16.2
MHz)から音声信号伝送クロック(周波数1.35M
Hz)への時間軸伸長処理、多重期間内ビットデインタ
ーリーブ処理を行った後に、音声フレーム同期の検出が
行われるため、この段階で音声フレーム同期の複数フレ
ームに亘る外れを検出し出力音声抑圧を行っても、既に
抑圧すべき不要な音声信号の一部は出力されてしまって
いるからである。
MUSE信号中の音声フレーム同期信号が欠如するよう
にして出力すればよいが、この方法のみでは十分な音声
出力抑圧が期待できない。なぜならば、図7、図8に示
すように、従来のMUSE音声デコーダにおいては、入
力MUSE信号から多重されている音声/独立データを
分離し、MUSE信号の伝送クロック(周波数16.2
MHz)から音声信号伝送クロック(周波数1.35M
Hz)への時間軸伸長処理、多重期間内ビットデインタ
ーリーブ処理を行った後に、音声フレーム同期の検出が
行われるため、この段階で音声フレーム同期の複数フレ
ームに亘る外れを検出し出力音声抑圧を行っても、既に
抑圧すべき不要な音声信号の一部は出力されてしまって
いるからである。
【0016】また、前記に該当させるには、プレーヤ
出力MUSE信号上の音声フレーム制御符号の第16ビ
ットを“1”とすればよいが、これを行うにはプレーヤ
内部に多重期間内インターリーブ、2値/3値変換等を
含めた音声/独立データのMUSE信号への再多重回路
が必要となり、回路が大規模である点から実現は困難で
ある。
出力MUSE信号上の音声フレーム制御符号の第16ビ
ットを“1”とすればよいが、これを行うにはプレーヤ
内部に多重期間内インターリーブ、2値/3値変換等を
含めた音声/独立データのMUSE信号への再多重回路
が必要となり、回路が大規模である点から実現は困難で
ある。
【0017】本発明の目的は、雑音の発生をより確実に
成しうるMUSEデコーダおよびMUSE伝送システム
を提供することにある。
成しうるMUSEデコーダおよびMUSE伝送システム
を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、請求項1記載の発明は、MUSE信号中の音声信号
をデコードするMUSE音声デコーダにおいて、前記M
USE音声デコーダに含まれる多重期間内ビットデイン
ターリーブ処理部の前段において音声フレームの同期外
れ状態を検出する同期状態検出部と、前記同期状態検出
部の検出出力信号に基づいて前記MUSE音声デコーダ
の出力音声信号の振幅を抑圧する音声出力抑圧部と、を
備えて構成される。
に、請求項1記載の発明は、MUSE信号中の音声信号
をデコードするMUSE音声デコーダにおいて、前記M
USE音声デコーダに含まれる多重期間内ビットデイン
ターリーブ処理部の前段において音声フレームの同期外
れ状態を検出する同期状態検出部と、前記同期状態検出
部の検出出力信号に基づいて前記MUSE音声デコーダ
の出力音声信号の振幅を抑圧する音声出力抑圧部と、を
備えて構成される。
【0019】請求項2記載の発明は、出力音声信号の振
幅の抑圧が必要とされる期間のMUSE信号中の音声/
独立データから少なくとも音声フレーム同期信号を除去
したMUSE信号を出力するMUSE信号出力装置と、
請求項1に記載のMUSE音声デコーダと、を備えて構
成される。
幅の抑圧が必要とされる期間のMUSE信号中の音声/
独立データから少なくとも音声フレーム同期信号を除去
したMUSE信号を出力するMUSE信号出力装置と、
請求項1に記載のMUSE音声デコーダと、を備えて構
成される。
【0020】請求項3記載の発明は、MUSE信号中の
音声信号をデコードするMUSE音声デコーダにおい
て、前記MUSE音声デコーダ内の時間軸伸長処理部の
前段において音声フレームの同期外れ状態を検出する同
期状態検出部と、前記同期状態検出部の検出出力信号に
基づいて前記MUSE音声デコーダの出力音声信号の振
幅を抑圧する音声出力抑圧部と、を備えて構成される。
音声信号をデコードするMUSE音声デコーダにおい
て、前記MUSE音声デコーダ内の時間軸伸長処理部の
前段において音声フレームの同期外れ状態を検出する同
期状態検出部と、前記同期状態検出部の検出出力信号に
基づいて前記MUSE音声デコーダの出力音声信号の振
幅を抑圧する音声出力抑圧部と、を備えて構成される。
【0021】請求項4記載の発明は、出力音声信号の振
幅の抑圧が必要とされる期間のMUSE信号中の音声/
独立データから少なくとも音声フレーム同期信号を除去
したMUSE信号を出力するMUSE信号出力装置と、
請求項3に記載のMUSE音声デコーダと、を備えて構
成される。
幅の抑圧が必要とされる期間のMUSE信号中の音声/
独立データから少なくとも音声フレーム同期信号を除去
したMUSE信号を出力するMUSE信号出力装置と、
請求項3に記載のMUSE音声デコーダと、を備えて構
成される。
【0022】請求項5記載の発明は、MUSE信号中の
音声信号をデコードするMUSE音声デコーダにおい
て、前記音声デコーダに含まれる3値/2値変換部の前
段においてその3値/2値変換規則に定義されていない
3値パターン信号が一定期間以上に亘って連続すること
を検出する無効信号検出部と、前記無効信号検出部の検
出信号に基づいて前記MUSE音声デコーダの出力音声
信号の振幅を抑圧する音声出力抑圧部と、を備えて構成
する。
音声信号をデコードするMUSE音声デコーダにおい
て、前記音声デコーダに含まれる3値/2値変換部の前
段においてその3値/2値変換規則に定義されていない
3値パターン信号が一定期間以上に亘って連続すること
を検出する無効信号検出部と、前記無効信号検出部の検
出信号に基づいて前記MUSE音声デコーダの出力音声
信号の振幅を抑圧する音声出力抑圧部と、を備えて構成
する。
【0023】請求項6に記載の発明は、出力音声信号の
振幅の抑圧が必要とされる期間のMUSE信号中の音声
/独立データ部分の信号レベルをグレーレベルとして出
力するMUSE信号出力装置と、請求項5に記載のMU
SE音声デコーダと、を備て構成する。
振幅の抑圧が必要とされる期間のMUSE信号中の音声
/独立データ部分の信号レベルをグレーレベルとして出
力するMUSE信号出力装置と、請求項5に記載のMU
SE音声デコーダと、を備て構成する。
【0024】
【作用】請求項1記載の発明によれば、音声出力抑圧の
要否を早期に判定して制御し、抑圧すべき雑音が出力さ
れることの無いようにするため、MUSE音声デコーダ
において、比較的処理に要する時間の長い多重期間内ビ
ットデインターリーブ処理を行う前の段階で音声フレー
ム同期の状態を監視し、その状態に応じて音声出力の抑
圧を行い、雑音の出力を防止することができるMUSE
デコーダが提供される。
要否を早期に判定して制御し、抑圧すべき雑音が出力さ
れることの無いようにするため、MUSE音声デコーダ
において、比較的処理に要する時間の長い多重期間内ビ
ットデインターリーブ処理を行う前の段階で音声フレー
ム同期の状態を監視し、その状態に応じて音声出力の抑
圧を行い、雑音の出力を防止することができるMUSE
デコーダが提供される。
【0025】請求項2に記載の発明によれば、MUSE
信号の出力側装置は、音声デコーダの有効でない、すな
わち音声出力の抑圧を行いたい期間のMUSE信号上の
音声/独立データ部分には少なくとも音声フレーム同期
信号が欠如するようにしてMUSEデコーダへ出力す
る。
信号の出力側装置は、音声デコーダの有効でない、すな
わち音声出力の抑圧を行いたい期間のMUSE信号上の
音声/独立データ部分には少なくとも音声フレーム同期
信号が欠如するようにしてMUSEデコーダへ出力す
る。
【0026】この音声フレーム同期信号が欠如されたM
USE信号は請求項1に記載のMUSEデコーダでデコ
ード処理される。その結果、MUSE信号出力装置側か
ら音声出力の抑圧を自由にコントロールすることがで
き、またその抑圧作用を迅速、かつ確実に行い、雑音の
抑制が可能なMUSE伝送システムを提供することがで
きる。
USE信号は請求項1に記載のMUSEデコーダでデコ
ード処理される。その結果、MUSE信号出力装置側か
ら音声出力の抑圧を自由にコントロールすることがで
き、またその抑圧作用を迅速、かつ確実に行い、雑音の
抑制が可能なMUSE伝送システムを提供することがで
きる。
【0027】請求項3に記載の発明によれば、更に早い
段階に音声出力抑圧の要否判定を可能とするために、時
間軸伸長処理を行う前の段階で音声フレーム同期の状態
を監視し、その状態に応じて音声出力の抑圧制御を行
い、雑音の出力を確実に抑制しうるMUSEデコーダが
提供される。
段階に音声出力抑圧の要否判定を可能とするために、時
間軸伸長処理を行う前の段階で音声フレーム同期の状態
を監視し、その状態に応じて音声出力の抑圧制御を行
い、雑音の出力を確実に抑制しうるMUSEデコーダが
提供される。
【0028】請求項4に記載の発明によれば、MUSE
信号の出力側装置は、音声デコーダの有効でない、すな
わち音声出力の抑圧を行いたい期間のMUSE信号上の
音声/独立データ部分には少なくとも音声フレーム同期
信号が欠如するようにしてMUSEデコーダへ出力す
る。
信号の出力側装置は、音声デコーダの有効でない、すな
わち音声出力の抑圧を行いたい期間のMUSE信号上の
音声/独立データ部分には少なくとも音声フレーム同期
信号が欠如するようにしてMUSEデコーダへ出力す
る。
【0029】この音声フレーム同期信号が欠如されたM
USE信号は請求項3に記載のMUSEデコーダでデコ
ード処理される。その結果、MUSE信号出力装置側か
ら音声出力の抑圧を自由にコントロールすることがで
き、またその抑圧作用を迅速、かつ確実に行い、雑音の
抑制が可能なMUSE伝送システムを提供することがで
きる。
USE信号は請求項3に記載のMUSEデコーダでデコ
ード処理される。その結果、MUSE信号出力装置側か
ら音声出力の抑圧を自由にコントロールすることがで
き、またその抑圧作用を迅速、かつ確実に行い、雑音の
抑制が可能なMUSE伝送システムを提供することがで
きる。
【0030】請求項5に記載の発明によれば、更に早い
時点での音声抑圧の要否判定を可能とするために、MU
SEデコーダにおいて、その音声デコード処理の最も早
期の段階、すなわちMUSE信号上に3値で多重された
音声/独立データを3値識別しその2サンプルから2値
3ビットのデータに変換する際に、その変換規則に定義
されていない3値の中央値サンプルの連続が一定期間継
続して検出されたことが識別され、出力音声の抑圧が行
われ効果的に雑音の出力を防止することができる。
時点での音声抑圧の要否判定を可能とするために、MU
SEデコーダにおいて、その音声デコード処理の最も早
期の段階、すなわちMUSE信号上に3値で多重された
音声/独立データを3値識別しその2サンプルから2値
3ビットのデータに変換する際に、その変換規則に定義
されていない3値の中央値サンプルの連続が一定期間継
続して検出されたことが識別され、出力音声の抑圧が行
われ効果的に雑音の出力を防止することができる。
【0031】請求項6に記載の発明によれば、MUSE
信号の出力側装置は、音声データの有効でない、すなわ
ち音声出力の抑圧が必要な期間のMUSE信号上の少な
くとも音声/独立データ部分を一様に3値の中央値とな
るよう、すなわち映像信号グレーレベルと略等しいレベ
ルにしてMUSEデコーダへ出力する。
信号の出力側装置は、音声データの有効でない、すなわ
ち音声出力の抑圧が必要な期間のMUSE信号上の少な
くとも音声/独立データ部分を一様に3値の中央値とな
るよう、すなわち映像信号グレーレベルと略等しいレベ
ルにしてMUSEデコーダへ出力する。
【0032】このグレーレベルとされた音声/独立デー
タ部分を含むMUSE信号は、請求項5に記載のMUS
Eデコーダでデコード処理される。その結果、MUSE
デコーダを誤動作させることなくMUSE信号出力装置
側から音声出力の抑圧を自由にコントロールすることが
でき、また確実に音声出力の抑圧すなわち雑音の出力防
止が可能となる。
タ部分を含むMUSE信号は、請求項5に記載のMUS
Eデコーダでデコード処理される。その結果、MUSE
デコーダを誤動作させることなくMUSE信号出力装置
側から音声出力の抑圧を自由にコントロールすることが
でき、また確実に音声出力の抑圧すなわち雑音の出力防
止が可能となる。
【0033】
【実施例】次に、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。 [I]第1実施例 図1に第1実施例を示す。この第1実施例の特徴は、時
間軸伸長回路10の出力データ、すなわち処理時間を多
く必要とする多重期間内デインターリーブ回路11の入
力段の音声/独立データを音声フレーム同期信号検出回
路100により抽出し、この段階で音声/独立データ中
の音声フレーム同期信号の有無を検出するようにした点
にある。
て説明する。 [I]第1実施例 図1に第1実施例を示す。この第1実施例の特徴は、時
間軸伸長回路10の出力データ、すなわち処理時間を多
く必要とする多重期間内デインターリーブ回路11の入
力段の音声/独立データを音声フレーム同期信号検出回
路100により抽出し、この段階で音声/独立データ中
の音声フレーム同期信号の有無を検出するようにした点
にある。
【0034】音声フレーム同期信号検出回路100は、
多重期間内デインターリーブ回路11で処理される前の
段階で音声/独立データ中の音声フレーム同期信号の有
無を検出し、所定のフレーム数に亘ってこれが存在しな
い場合に検出信号を音声抑圧制御回路101に出力す
る。音声抑圧制御回路101は音声フレーム同期信号検
出回路100からの検出信号を受けて音声出力抑圧回路
16を制御する。音声出力抑圧回路16はそのときの音
声出力信号レベル(振幅)を減衰させる。音声出力抑制
回路16は実施例においてはD/A変換回路14の後段
に配置されているが、同一の機能を実現できるのであれ
ばD/A変換回路14の前段などに配置されていてもよ
い。その結果、当該音声デコーダ5に接続される要素
(例えば、パワーアンプ)への雑音の伝達が阻止され
る。
多重期間内デインターリーブ回路11で処理される前の
段階で音声/独立データ中の音声フレーム同期信号の有
無を検出し、所定のフレーム数に亘ってこれが存在しな
い場合に検出信号を音声抑圧制御回路101に出力す
る。音声抑圧制御回路101は音声フレーム同期信号検
出回路100からの検出信号を受けて音声出力抑圧回路
16を制御する。音声出力抑圧回路16はそのときの音
声出力信号レベル(振幅)を減衰させる。音声出力抑制
回路16は実施例においてはD/A変換回路14の後段
に配置されているが、同一の機能を実現できるのであれ
ばD/A変換回路14の前段などに配置されていてもよ
い。その結果、当該音声デコーダ5に接続される要素
(例えば、パワーアンプ)への雑音の伝達が阻止され
る。
【0035】ここで、音声1フレームのビット構成を図
2に、また多重期間内デインターリーブ回路11の動作
を図3にそれぞれ示す。図3における切り替え方法は、
MUSE信号の各フィールド先頭でP1とし、以後P
2、P3、…P25の順にクロック(周波数1.35M
Hz)毎に切り替えるものである。つまり多重期間内デ
インターリーブは、1350ビット(すなわち1ms
分)を1ブロックとし25ブロックに亘って行われるた
め、平均12.5msの遅延を生ずる。また、図2に示
す音声フレーム同期信号は、1350ビットのフレーム
周期毎に同一信号であるため、デインターリーブ処理の
前後で同一パターンの信号となる。このことから明らか
なように、本実施例の構成による利点は、音声フレーム
同期信号を、従来よりも平均12.5msだけ早期に検
出することが可能な点になる。したがって、音声フレー
ム同期の複数フレームに亘る外れを検知し、時間的な余
裕を持って音声出力の抑圧を行うことができる。
2に、また多重期間内デインターリーブ回路11の動作
を図3にそれぞれ示す。図3における切り替え方法は、
MUSE信号の各フィールド先頭でP1とし、以後P
2、P3、…P25の順にクロック(周波数1.35M
Hz)毎に切り替えるものである。つまり多重期間内デ
インターリーブは、1350ビット(すなわち1ms
分)を1ブロックとし25ブロックに亘って行われるた
め、平均12.5msの遅延を生ずる。また、図2に示
す音声フレーム同期信号は、1350ビットのフレーム
周期毎に同一信号であるため、デインターリーブ処理の
前後で同一パターンの信号となる。このことから明らか
なように、本実施例の構成による利点は、音声フレーム
同期信号を、従来よりも平均12.5msだけ早期に検
出することが可能な点になる。したがって、音声フレー
ム同期の複数フレームに亘る外れを検知し、時間的な余
裕を持って音声出力の抑圧を行うことができる。
【0036】[II]第2実施例 本発明の第2実施例は、上記第1実施例のMUSEデコ
ーダをより有効に活用しうるMUSE伝送システムを開
示する。
ーダをより有効に活用しうるMUSE伝送システムを開
示する。
【0037】図1に示すように、このMUSE伝送シス
テムは、MUSE信号出力装置103と上記第1実施例
の音声デコーダ5を含むMUSEデコーダ(図7参照)
とより構成される。
テムは、MUSE信号出力装置103と上記第1実施例
の音声デコーダ5を含むMUSEデコーダ(図7参照)
とより構成される。
【0038】MUSE信号出力装置103は、出力音声
信号の振幅の抑圧が必要とされる期間のMUSE信号中
の音声/独立データから少なくとも音声フレーム同期信
号を除去したMUSE信号を出力する構成となってい
る。音声出力の抑圧が必要とされる期間とは、例えば、
当該MUSE伝送システムをビデオディスクプレーヤに
用いた場合の静止画などの特殊再生時等が該当する。
信号の振幅の抑圧が必要とされる期間のMUSE信号中
の音声/独立データから少なくとも音声フレーム同期信
号を除去したMUSE信号を出力する構成となってい
る。音声出力の抑圧が必要とされる期間とは、例えば、
当該MUSE伝送システムをビデオディスクプレーヤに
用いた場合の静止画などの特殊再生時等が該当する。
【0039】このように、MUSE信号出力装置103
側から意図的に音声フレーム同期信号を除去したMUS
E信号を音声デコーダ5側に送出することで、特別な制
御信号を接続することなく雑音の抑圧が可能となる。
側から意図的に音声フレーム同期信号を除去したMUS
E信号を音声デコーダ5側に送出することで、特別な制
御信号を接続することなく雑音の抑圧が可能となる。
【0040】[III ]第3実施例 図4に第3実施例を示す。この第3実施例の特徴は、時
間軸伸長回路10の入力段の音声/独立データを音声フ
レーム同期信号検出回路100により抽出し、この段階
で音声/独立データ中の音声フレーム同期信号の有無を
検出するようにした点にある。
間軸伸長回路10の入力段の音声/独立データを音声フ
レーム同期信号検出回路100により抽出し、この段階
で音声/独立データ中の音声フレーム同期信号の有無を
検出するようにした点にある。
【0041】このような構成において、音声フレーム同
期信号検出回路100は時間軸伸長回路10で処理され
る前の段階で音声/独立データ中の音声フレーム同期信
号の有無を検出し、存在しない場合に検出信号を音声抑
圧制御回路101に出力する。音声抑圧制御回路101
は音声フレーム同期信号検出回路100からの検出信号
を受けて音声出力抑圧回路16を制御し、そのときの音
声出力信号レベルを減衰させ、雑音の出力を阻止する。
期信号検出回路100は時間軸伸長回路10で処理され
る前の段階で音声/独立データ中の音声フレーム同期信
号の有無を検出し、存在しない場合に検出信号を音声抑
圧制御回路101に出力する。音声抑圧制御回路101
は音声フレーム同期信号検出回路100からの検出信号
を受けて音声出力抑圧回路16を制御し、そのときの音
声出力信号レベルを減衰させ、雑音の出力を阻止する。
【0042】図4において、時間軸伸長回路10での時
間軸伸長処理により、MUSE信号各フィールドの垂直
ブランキング期間毎に時間軸圧縮多重されていた音声/
独立データが1.35Mbpsの連続するビットストリ
ームに変換される。したがって、この第3実施例による
利点は、音声フレーム同期信号を、第1実施例よりもさ
らに約2分の1フィールド期間(約8.3ms)だけ早
期に検出することが可能となる。
間軸伸長処理により、MUSE信号各フィールドの垂直
ブランキング期間毎に時間軸圧縮多重されていた音声/
独立データが1.35Mbpsの連続するビットストリ
ームに変換される。したがって、この第3実施例による
利点は、音声フレーム同期信号を、第1実施例よりもさ
らに約2分の1フィールド期間(約8.3ms)だけ早
期に検出することが可能となる。
【0043】[IV]第4実施例 本発明の第4実施例は、上記第3実施例のMUSEデコ
ーダをより有効に活用しうるMUSE伝送システムを開
示する。
ーダをより有効に活用しうるMUSE伝送システムを開
示する。
【0044】図4に示すように、このMUSE伝送シス
テムは、MUSE信号出力装置103と上記第1実施例
の音声デコーダ5を含むMUSEデコーダ(図7参照)
とより構成される。
テムは、MUSE信号出力装置103と上記第1実施例
の音声デコーダ5を含むMUSEデコーダ(図7参照)
とより構成される。
【0045】MUSE信号出力装置103は、出力音声
信号の振幅の抑圧が必要とされる期間のMUSE信号中
の音声/独立データから少なくとも音声フレーム同期信
号を除去したMUSE信号を出力する構成となってい
る。音声出力の抑圧が必要とされる期間とは、例えば、
当該MUSE伝送システムをビデオディスクプレーヤに
用いた場合の静止画などの特殊再生時等が該当する。
信号の振幅の抑圧が必要とされる期間のMUSE信号中
の音声/独立データから少なくとも音声フレーム同期信
号を除去したMUSE信号を出力する構成となってい
る。音声出力の抑圧が必要とされる期間とは、例えば、
当該MUSE伝送システムをビデオディスクプレーヤに
用いた場合の静止画などの特殊再生時等が該当する。
【0046】このように、MUSE信号出力装置103
側から意図的に音声フレーム同期信号を除去したMUS
E信号を音声デコーダ5側に送出することで、特別な制
御信号を接続することなく雑音の抑圧が可能となる。
側から意図的に音声フレーム同期信号を除去したMUS
E信号を音声デコーダ5側に送出することで、特別な制
御信号を接続することなく雑音の抑圧が可能となる。
【0047】[V]第5実施例 図5に第5実施例を示す。この第5実施例におけるMU
SE音声デコーダおよびMUSE伝送システムの特徴
は、音声/独立データがMUSE信号上に時間軸圧縮多
重されている3値信号の段階でデータの有効性の検出を
行い、音声出力の抑圧制御に利用してるところにある。
SE音声デコーダおよびMUSE伝送システムの特徴
は、音声/独立データがMUSE信号上に時間軸圧縮多
重されている3値信号の段階でデータの有効性の検出を
行い、音声出力の抑圧制御に利用してるところにある。
【0048】すなわち、図6にMUSE音声伝送方式に
おける3値2サンプルから2値3ビットへのデータ変換
規則を示す。3値サンプルの伝送誤りの影響を最少に止
めるため、3値の中央値(すなわち1)の連続する2サ
ンプルは、変換規則に定義されていない。したがって、
この定義されていない3値2サンプル(1、1)の連続
を検出し、音声/独立データを無効と判断できる。つま
り図5の本実施例による利点は、第3実施例(図4)の
構成よりもさらに早期に、音声フレーム同期信号など音
声フレーム内の情報とは無関係に、音声出力の抑圧を行
う事が出来るところにある前記3値の中央値は、MUS
E信号のレベルとしても中央値であるグレーレベルであ
る。したがって、本実施例において音声出力の抑圧を行
う場合には、MUSE信号出力装置において、音声出力
の抑圧が必要な期間は各フィールドの少なくとも音声/
独立データ多重期間のMUSE信号レベルを中央値であ
るグレーレベルにして出力するようMUSE伝達システ
ムを構築する。この処理は音声フレーム内のデータとは
無関係であるため、複雑な信号エンコード処理は不要で
あり容易に行い得る。また、映像のデコードも不要な場
合には、単に出力信号を無信号状態とするだけでもよ
い。なぜならば、MUSEデコーダにおいて入力が無信
号の状態はクランプ機能により中央値として扱われるの
が普通であり、本方法によれば音声出力の抑圧が行われ
る事になるからである。さらに、MUSEデコーダに対
し、MUSE信号の入力が急断された場合やMUSE信
号が接続されていない場合にも、これと同じ動作原理で
音声出力が抑圧され、好ましい。
おける3値2サンプルから2値3ビットへのデータ変換
規則を示す。3値サンプルの伝送誤りの影響を最少に止
めるため、3値の中央値(すなわち1)の連続する2サ
ンプルは、変換規則に定義されていない。したがって、
この定義されていない3値2サンプル(1、1)の連続
を検出し、音声/独立データを無効と判断できる。つま
り図5の本実施例による利点は、第3実施例(図4)の
構成よりもさらに早期に、音声フレーム同期信号など音
声フレーム内の情報とは無関係に、音声出力の抑圧を行
う事が出来るところにある前記3値の中央値は、MUS
E信号のレベルとしても中央値であるグレーレベルであ
る。したがって、本実施例において音声出力の抑圧を行
う場合には、MUSE信号出力装置において、音声出力
の抑圧が必要な期間は各フィールドの少なくとも音声/
独立データ多重期間のMUSE信号レベルを中央値であ
るグレーレベルにして出力するようMUSE伝達システ
ムを構築する。この処理は音声フレーム内のデータとは
無関係であるため、複雑な信号エンコード処理は不要で
あり容易に行い得る。また、映像のデコードも不要な場
合には、単に出力信号を無信号状態とするだけでもよ
い。なぜならば、MUSEデコーダにおいて入力が無信
号の状態はクランプ機能により中央値として扱われるの
が普通であり、本方法によれば音声出力の抑圧が行われ
る事になるからである。さらに、MUSEデコーダに対
し、MUSE信号の入力が急断された場合やMUSE信
号が接続されていない場合にも、これと同じ動作原理で
音声出力が抑圧され、好ましい。
【0049】また、本実施例は、第1または第3の実施
例と併用する事ができ、その場合には各々単独に行うよ
りも確実に音声出力の抑圧制御を行う事が出来る。
例と併用する事ができ、その場合には各々単独に行うよ
りも確実に音声出力の抑圧制御を行う事が出来る。
【0050】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、音声/独
立データの信号処理過程の早い段階で当該音声/独立デ
ータの状態を監視し、その状態に応じて出力音声の抑圧
を行うようにしたので、確実に雑音出力を阻止すること
ができる。
立データの信号処理過程の早い段階で当該音声/独立デ
ータの状態を監視し、その状態に応じて出力音声の抑圧
を行うようにしたので、確実に雑音出力を阻止すること
ができる。
【図1】本発明の第1実施例によるMUSEデコーダお
よび第2実施例によるMUSE伝送システムのブロック
図である。
よび第2実施例によるMUSE伝送システムのブロック
図である。
【図2】音声データの1フレーム部のビット構成を示す
説明図である。
説明図である。
【図3】MUSE音声デコーダにおける多重期間内ビッ
トデータデインターリーブ回路の動作を示すブロック図
である。
トデータデインターリーブ回路の動作を示すブロック図
である。
【図4】本発明の第3実施例によるMUSEデコーダお
よび第4実施例によるMUSE伝送システムのブロック
図である。
よび第4実施例によるMUSE伝送システムのブロック
図である。
【図5】本発明の第5実施例によるMUSEデコーダお
よびMUSE伝送システムのブロック図である。
よびMUSE伝送システムのブロック図である。
【図6】MUSE音声伝送方式における3値2サンプル
から2値3ビットへのデータ変換規則を示す説明図であ
る。
から2値3ビットへのデータ変換規則を示す説明図であ
る。
【図7】従来のMUSEデコーダの概要を示すブロック
図である。
図である。
【図8】従来のMUSE音声デコーダのブロック図であ
る。
る。
1…MUSE信号入力端子 2…LPF 3…A/Dコンバータ 4…信号分離回路 5…音声デコーダ 6…映像デコーダ 7…標本化周波数変換回路 8…3値レベル判定回路 9…3値/2値変換回路 10…時間軸伸長回路 11…多重期間内デインターリーブ回路 12…誤り制御デコード回路 13…準瞬時圧伸DPCMデコーダ 14…D/Aコンバータ 15…音声フレーム同期および制御信号検出回路 16…音声出力抑圧回路 100…音声フレーム同期信号検出回路 101…音声抑圧制御回路 102…中央値連続性検出回路 Din…音声/独立データ Vout …出力音声信号
Claims (6)
- 【請求項1】 MUSE信号中の音声信号をデコードす
るMUSE音声デコーダにおいて、 前記MUSE音声デコーダに含まれる多重期間内ビット
デインターリーブ処理部の前段において音声フレームの
同期外れ状態を検出する同期状態検出部と、 前記同期状態検出部の検出出力信号に基づいて前記MU
SE音声デコーダの出力音声信号の振幅を抑圧する音声
出力抑圧部と、 を備えたことを特徴とするMUSE音声デコーダ。 - 【請求項2】 出力音声信号の振幅の抑圧が必要とされ
る期間のMUSE信号中の音声/独立データから少なく
とも音声フレーム同期信号を除去したMUSE信号を出
力するMUSE信号出力装置と、 請求項1に記載のMUSE音声デコーダと、 を備えたことを特徴とするMUSE伝送システム。 - 【請求項3】 MUSE信号中の音声信号をデコードす
るMUSE音声デコーダにおいて、 前記MUSE音声デコーダ内の時間軸伸長処理部の前段
において音声フレームの同期外れ状態を検出する同期状
態検出部と、 前記同期状態検出部の検出出力信号に基づいて前記MU
SE音声デコーダの出力音声信号の振幅を抑圧する音声
出力抑圧部と、 を備えたことを特徴とするMUSE音声デコーダ。 - 【請求項4】 出力音声信号の振幅の抑圧が必要とされ
る期間のMUSE信号中の音声/独立データから少なく
とも音声フレーム同期信号を除去したMUSE信号を出
力するMUSE信号出力装置と、 請求項3に記載のMUSE音声デコーダと、 を備えたことを特徴とするMUSE伝送システム。 - 【請求項5】 MUSE信号中の音声信号をデコードす
るMUSE音声デコーダにおいて、 前記音声デコーダに含まれる3値/2値変換部の前段に
おいてその3値/2値変換規則に定義されていない3値
パターン信号が一定期間以上に亘って連続することを検
出する無効信号検出部と、 前記無効信号検出部の検出信号に基づいて前記MUSE
音声デコーダの出力音声信号の振幅を抑圧する音声出力
抑圧部と、 を備えたことを特徴とするMUSE音声デコーダ。 - 【請求項6】 出力音声信号の振幅の抑圧が必要とされ
る期間のMUSE信号中の少なくとも音声/独立データ
部分の信号レベルを映像信号のグレーレベルと略等しく
して出力するMUSE信号出力装置と、 請求項5に記載のMUSE音声デコーダと、 を備えたことを特徴とするMUSE伝送システム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4004221A JPH05191784A (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | Muse音声デコーダおよびmuse伝送システム |
EP92311565A EP0551751A1 (en) | 1992-01-13 | 1992-12-17 | Muse audio decoder and muse transmission system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4004221A JPH05191784A (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | Muse音声デコーダおよびmuse伝送システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05191784A true JPH05191784A (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=11578549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4004221A Pending JPH05191784A (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | Muse音声デコーダおよびmuse伝送システム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0551751A1 (ja) |
JP (1) | JPH05191784A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5467139A (en) * | 1993-09-30 | 1995-11-14 | Thomson Consumer Electronics, Inc. | Muting apparatus for a compressed audio/video signal receiver |
JP3427149B2 (ja) * | 1996-01-26 | 2003-07-14 | 三菱電機株式会社 | 符号化信号の復号回路及びその同期制御方法, 同期検出回路及び同期検出方法 |
US6500257B1 (en) | 1998-04-17 | 2002-12-31 | Agilent Technologies, Inc. | Epitaxial material grown laterally within a trench and method for producing same |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0211076A (ja) * | 1988-06-29 | 1990-01-16 | Nec Home Electron Ltd | Muse方式の音声デコーダ |
JPH0246024A (ja) * | 1988-08-06 | 1990-02-15 | Mitsubishi Electric Corp | 3値2値変換装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2618023B2 (ja) * | 1988-10-24 | 1997-06-11 | 松下電器産業株式会社 | 音声信号復調回路 |
JPH06103859B2 (ja) * | 1988-10-24 | 1994-12-14 | 松下電器産業株式会社 | 音声信号復調回路 |
JPH0817485B2 (ja) * | 1991-01-29 | 1996-02-21 | 三洋電機株式会社 | Muse音声デコーダ |
-
1992
- 1992-01-13 JP JP4004221A patent/JPH05191784A/ja active Pending
- 1992-12-17 EP EP92311565A patent/EP0551751A1/en not_active Withdrawn
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0211076A (ja) * | 1988-06-29 | 1990-01-16 | Nec Home Electron Ltd | Muse方式の音声デコーダ |
JPH0246024A (ja) * | 1988-08-06 | 1990-02-15 | Mitsubishi Electric Corp | 3値2値変換装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0551751A1 (en) | 1993-07-21 |
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