JPH05191680A - Ａｖ調整卓 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ＡＶ調整卓に使用される操作パネルの音声ミ
キサ部に於いて、沢山のボリュームの中から必要なボリ
ュームを選んで操作するという操作の難しさを解決す
る。 【構成】 ＡＶ調整卓に複数備えられた音声ボリューム
２にそれぞれ対応する操作指示ランプ３を設け、これら
の音声ボリューム２の操作パターンを記憶する記憶回路
５を備え、この記憶回路５はＣＰＵ６、制御回路７を介
して操作指示キー４と操作指示ランプ３に接続するもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は校内放送機器等に使用さ
れるＡＶ調整卓に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、ＡＶ調整卓は多くの入出力信号を
必要とする傾向にあり、音声ボリュームもそれに従って
増加している。

【０００３】以下に従来のＡＶ調整卓について説明す
る。図３は従来のＡＶ調整卓の操作パネルの１例を示す
ものである。図３において、１はＡＶ調整卓操作部であ
り、２は音声ボリュームを５つ横に配置したものであ
り、各々の音声ボリュームの位置により、それぞれに入
力された音声信号の音声ミキシングの量を制御すること
ができるものである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来のＡＶ調整卓では、校内放送等の内容によって全ての
音声ボリュームを使用するとは限らない場合が非常に多
いにもかかわらず、音声ボリュームは全部操作可能状態
に常に設定されている。そして、使用者は自分の放送し
たい入力機器が接続されている音声ボリュームを操作
し、放送しない入力機器および入力機器が接続されてい
ない音声ボリュームは最小に操作する必要があるので、
現在使用の音声信号から他の音声信号に切り換える際
に、最小に設定された多くの音声ボリュームから所定の
ものを選択するのに誤操作を起こしやすく、さらに複雑
な操作を必要とする場合には操作に習熟した者でない限
りうまく操作できないといった問題を残していた。

【０００５】本発明は上記従来の問題を解決するもので
放送の内容によって複雑になりがちな音声ミキシングの
音声ボリューム操作をランプ表示により操作を指示し、
音声ミキシングを簡単に行える優れたＡＶ調整卓を提供
することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ＡＶ調整卓の音声ミキシング部の複数の音
声ボリュームと、これらの音声ボリュームに対応する操
作指示ランプとを設け、これらの音声ボリュームの操作
を記憶する記憶回路と、この操作パターンを選択する操
作指示キーとによってこれらの音声ボリュームの操作を
操作指示ランプによって指示していくものである。

【０００７】

【作用】したがって、本発明によれば使用者が予め記憶
回路に記憶されている音声ボリュームの操作パターンの
うち所望の操作パターンを操作指示キーによって選定す
ることにより、操作指示ランプが音声ボリュームの操作
を示すことができるので、音声ボリュームの誤操作を防
ぐことができ、複雑な操作を必要とする際にも的確かつ
敏速な操作を容易に行うことができるものである。

【０００８】

【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。

【０００９】図１は本発明のＡＶ調整卓の音声ミキシン
グの操作パネル部を示す概略ブロック図である。図１に
おいて、１はＡＶ調整卓操作部である。２は音声ボリュ
ームで、入力音声信号をミキシングする信号レベルを設
定する可変抵抗器であり、これらの出力はそれぞれ増幅
器を介して混合される。３は操作指示ランプで、単色の
ＬＥＤ等で構成され、音声ボリューム２にそれぞれ対応
するように配置されている。４は操作指示キーで、予め
設定された音声ボリュームの操作方法を選択する選択キ
ーである。５は記憶回路で、予め設定された音声ボリュ
ームの操作方法を操作指示ランプ３の点灯順序等のデー
タを記憶するものである。６は中央制御装置（以下ＣＰ
Ｕとする。）で、記憶回路５のデータの書き込み、読み
だし等を制御するものである。７は制御回路で、操作指
示キー４の情報をＣＰＵ６に転送すると共に、記憶回路
５のデータを操作指示ランプ３に転送するものである。
８は入力設定手段、９は画面表示回路、１０はＣＲＴ
で、音声ボリューム２の操作方法を記憶回路５に入力さ
せる際にデータ入力方法を画面表示回路９によってＣＲ
Ｔ１０に表示させ、この表示をみながら入力設定手段に
よってデータを入力していくものである。

【００１０】次に上記構成の図１における本発明の実施
例について動作説明をおこなう。図１において、操作指
示キー４のうち１つを選択すると制御回路７、ＣＰＵ６
を介して記憶回路５の予め設定されたデータを読みだ
し、再びＣＰＵ６、制御回路７を介して操作指示ランプ
３の所定のランプを点灯させる。そして、記憶回路５の
データに基づき、順次操作表示ランプ３の点灯場所が変
化するものである。この際のステップ動作はＣＰＵ６の
内蔵タイマーによってなされるか、操作指示キー４の選
択したキーを順次押すことにより動作するものである。
また、メモリーの仕方により音声信号が入力されている
音声ボリュームについて、それに対応する操作ランプ３
を点灯することもできるものである。

【００１１】次に記憶回路５のデータを書き込む方法に
ついて説明する。図１において、入力設定手段８によ
り、プログラム設定を選択するとＣＲＴ１０には音声ボ
リューム３の全てのチャンネルと操作順を示す表示がさ
れ、これをみながらマウスによってカーソルを動かし、
あるいはキーボードによって設定していくものである。

【００１２】次に図２に本発明のＡＶ調整卓の操作部を
示す。この場合、操作指示ランプ３はこれに対応する音
声ボリューム２の上部に配置しており、操作指示キー４
はさらにその上部に並んで配置させている。

【００１３】このように、上記の実施例によれば、操作
指示キー４のうち、いずれか１つを選択すれば記憶回路
５に記憶されているデータを読み出し、操作指示ランプ
３を順次点灯することができるので、この点灯にしたが
って使用者は音声ボリューム２を操作すれば良く、操作
ミスや複雑な操作を必要とする際にも的確かつ敏速な操
作を容易に行うことができるという効果を有するもので
ある。

【００１４】なお、本実施例の場合は音声ボリューム２
に各１つの操作指示ランプ３を設けているが、操作指示
ランプ３を音声ボリューム２の１チャンネルに対して複
数個備えても良く、例えば音声ボリューム２の操作レバ
ーの横の「小」、「中」、「大」の位置にそれぞれ操作
指示ランプ３を設けることにより、音声ボリューム２の
操作順序を示すだけではなく、操作レバーの設定位置を
示すこともできる。この場合には、より細かな操作方法
を設定することができるという効果を有する。

【００１５】

【発明の効果】本発明は上記実施例より明らかなよう
に、使用者が予め記憶回路に記憶されている音声ボリュ
ームの操作パターンのうち所望の操作パターンを操作指
示キーによって選定することにより、操作指示ランプが
音声ボリュームの操作を示すことができるので、音声ボ
リュームの誤操作を防ぐことができ、複雑な操作を必要
とする際にも的確かつ敏速な操作を容易に行うことがで
きるという効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例におけるＡＶ調整卓の操作部を
示すブロック図

【図２】本発明の実施例におけるＡＶ調整卓の操作部を
示す正面図

【図３】従来のＡＶ調整卓の操作部を示す正面図

【符号の説明】

１ ＡＶ調整卓操作部 ２ 音声ボリューム ３ 操作指示ランプ ４ 操作指示キー ５ 記憶回路 ６ ＣＰＵ ７ 制御回路 ８ 入力設定手段 ９ 画面表示回路 １０ ＣＲＴ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の音声ボリュームと、これらの音声
   ボリュームに対応した操作指示ランプと、これらの操作
   指示ランプを制御する制御情報を記憶する記憶回路と、
   上記制御情報を選択的に設定する操作指示キーとを備え
   たＡＶ調整卓。