JP2745474B2 - 電子楽器用パラメータ情報設定装置 - Google Patents
電子楽器用パラメータ情報設定装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数種類のパラ
メータ情報に基づき楽音を形成する電子楽器において用
いられるパラメータ情報を設定する電子楽器用パラメー
タ情報設定装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の装置は、例えばオーム社
発行の「続ミュージックシンセサイザ入門」第80頁、
特開昭52−96526号公報などに示されているよう
に、操作パネルにて設定又は選択した楽音特性を決定す
るためパラメータ情報の値をディスプレイにて表示する
ようにして、演奏者によるパラメータ情報の設定のため
の便を図るようにしていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の装置にあっては、設定又は選択したパラメータ情
報の値を単にディスプレイにて表示するのみであるの
で、予め用意されている複数種類のパラメータ情報の一
部を変更又は修正したりする場合、変更前又は修正前の
パラメータ情報は確認することができず、前記パラメー
タ情報の変更又は修正に不便であった。 【0004】 【発明の概要】本発明は上記問題に対処するためになさ
れもので、その目的は、予め用意されている複数種類の
パラメータ情報の一部を変更又は修正するのに便利な電
子楽器用パラメータ情報設定装置を提供することにあ
る。 【0005】上記目的を達成するために、本発明の構成
上の特徴は、それぞれ異なる複数種類の楽音特性を制御
するための複数種類のパラメータ情報の値を記憶可能な
第1のパラメータ情報記憶手段と、複数種類のパラメー
タ情報の値を予め記憶している第2のパラメータ情報記
憶手段と、第2のパラメータ情報記憶手段に記憶されて
いる複数種類のパラメータ情報の値を第1のパラメータ
情報記憶手段に転送して記憶させる転送記憶制御手段
と、複数種類のパラメータ情報のうち修正すべきパラメ
ータの種類を指定するパラメータ指定手段と、複数種類
のパラメータ情報に対し共通に設けられ、パラメータ情
報の値を所望の値に設定するパラメータ情報値設定手段
と、第1のパラメータ情報記憶手段に記憶されている複
数種類のパラメータ情報の値のうちで、パラメータ指定
手段で指定されたパラメータ情報の種類に対応したパラ
メータ情報の値を、パラメータ情報値設定手段で設定さ
れたパラメータ情報の値に更新する更新制御手段と、第
1のパラメータ情報記憶手段および第2のパラメータ情
報記憶手段に記憶されたパラメータ情報の値を同時に表
示する表示手段とを備え、第1のパラメータ情報記憶手
段に記憶された複数種類のパラメータ情報の値を楽音の
それぞれ異なる楽音特性を制御するために使用するよう
にしたことにある。 【0006】上記のように構成した本発明においては、
転送記憶制御手段が第2のパラメータ情報記憶手段に記
憶されている複数種類のパラメータ情報の値を第1のパ
ラメータ情報記憶手段に転送して記憶させた後、パラメ
ータ指定手段とパラメータ情報値設定手段を用いて更新
されるパラメータ情報の種類及び値を設定すれば、更新
制御手段により、第1のパラメータ情報記憶部に記憶さ
れていて前記指定されたパラメータ情報の種類に対応し
たパラメータ情報の値が新たな値に変更される。そし
て、第1のパラメータ情報記憶手段に記憶されている複
数種類のパラメータ情報の値が楽音のそれぞれ異なる楽
音特性を制御するために使用されるので、発生楽音の楽
音特性が一部だけ修正される。一方、表示手段は、第1
及び第2のパラメータ情報記憶手段に記憶されている両
パラメータ情報の値を同時に表示する。したがって、演
奏者は、変更前及び変更後の両パラメータ情報の値を視
覚的に確認することができる。その結果、この発明によ
れば、演奏者は、変更前及び変更後の両パラメータを視
覚的に確認しながら、予め用意されている複数種類のパ
ラメータ情報の一部を容易に変更又は修正することがで
き、演奏者による前記パラメータ情報の変更又は修正の
便が図られる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、図面を用いてこの発明を詳
細に説明する。 【0008】図1はこの発明によるパラメータ情報設定
装置の一実施形態を示す外観図およびこの設定装置に接
続される電子楽器の一例を示す外観図であり、図2は設
定装置100および電子楽器200の全体回路の一例を
示すブロック図である。 【0009】図1において、電子楽器用パラメータ情報
設定装置(以下、設定装置と略記する)100は、設定
すべきパラメータ情報の種類を指定するパラメータ指定
パネル101と、指定されたパラメータ情報の値を設定
したり、後述のP・ROMライタ装置104において複
製すべきパラメータ情報の情報源あるいは後述のディス
プレイ装置103において表示するパラメータ情報の表
示モード(キャラクタモード,グラフィックモード)等
を指定するための制御パネル102と、この設定装置1
00において設定されたパラメータ情報および電子楽器
200内のメモリ(ROM)に予め記憶されている各種
パラメータ情報を読出して表示するディスプレイ装置1
03と、この設定装置100において設定されたパラメ
ータ情報や電子楽器200内に予め記憶されているパラ
メータ情報の複製を行うP・ROMライタ装置104と
が操作面に設けられ、またその内部には図2に示すよう
に、演算装置105,プログラムメモリ106,ワーキ
ングメモリ107(以下、Aメモリと称す),ワーキン
グメモリ108(以下、Bメモリと称す),I/Oイン
タフェース109とを備え、P・ROMライタ装置10
4には予め所定のパラメータ情報が記憶された既書込み
ROM104Aおよび新たなパラメータ情報が書込まれ
る新P・ROM104BがICソケットによって接続さ
れるように構成されている。そして、この設定装置10
0はケーブルCB1 によって電子楽器200と接続され
る。 【0010】一方、電子楽器200は鍵盤部201と、
複数の音色選択スイッチ等を備えた音色選択部202
と、それぞれ所定の音色に対応して複数のパラメータ情
報を記憶した複数個のパラメータメモリ(ROMで構成
される)を備えたパラメータメモリ部203とが操作面
に設けられ、その内部には図2に示すように、鍵盤部2
01から与えられる押下鍵を表わすキーコードKCとパ
ラメータメモリ部203あるいは設定装置100から与
えられるパラメータ情報に基づき対応する楽音信号Gv
を発生するトーンジェネレータ204と、トーンジェネ
レータ204に供給するパラメータ情報の供給源を選択
制御するためのオアグート205,フリップフロップ2
06,ゲート207とを備え、この電子楽器200のト
ーンジェネレータ204において発生された楽音信号G
vはケーブルCB2 を介してスピーカ300に供給され
ることにより楽音として発音されるように構成されてい
る。 【0011】次に、以上のように構成された設定装置1
00および電子楽器200の概略動作を説明する。 【0012】(A)まず、新たなパラメータ情報を設定
し、この設定した新たなパラメータ情報の確認および修
正を行う場合の動作について説明する。 【0013】新たなパラメータ情報を設定するに際して
は、まず設定すべきパラメータ情報の種類をパラメータ
情報指定手段としてのパラメータ指定パネル101にお
いて指定し、次に指定したパラメータ情報の値をパラメ
ータ情報値設定手段としての制御パネル102において
設定する。このパラメータ情報の種類の指定およびその
設定値は、プログラムメモリ106に記憶された所定の
プログラムに従った制御手段としての演算装置105の
検出処理によって検出される。そして、この検出された
パラメータ情報の値は、パラメータ情報記憶手段として
のBメモリ108の該パラメータ情報の種類に対応する
記憶エリアに記憶される。 【0014】このBメモリ108に対する記憶動作は、
パラメータ情報の種類の指定が行なわれるたびに実行さ
れる。この結果、Bメモリ108には各種類のパラメー
タ情報の値が全て記憶される。 【0015】そして、この新たに設定したパラメータ情
報の確認を行うためには、制御パネル102において電
子楽器200のトーンジェネレータ204に対するパラ
メータ情報源およびディスプレイ装置103に対するパ
ラメータ情報源として制御パネル102を指定する。こ
の操作により、電子楽器200のトーンジェネレータ2
04のパラメータ情報源は設定装置100の側に切替わ
る。 【0016】電子楽器200においては、トーンジェネ
レータ204から、パラメータ情報を取り込むためのパ
ラメータ情報源に対するアドレス信号が所定周期で繰り
返し出力されておりこのアドレス信号がI/Oインター
フェース109を介してBメモリ108のアドレス信号
入力端子に与えられる。これによって、Bメモリ108
の記憶内容、すなわち制御パネル102において設定し
た各種パラメータ情報の値が順次読出され、これがI/
Oインタフェース109を介してトーンジェネレータ2
04に供給される。すると、トーンジェネレータ204
は、設定装置100のBメモリ108から供給される各
種パラメータ情報と鍵盤部201から供給される押下鍵
を表わすキーコードKCとに基づき対応する楽音信号G
vを発生する。その結果、スピーカ300からは、押下
鍵音高に対応しかつ制御パネル102において設定した
パラメータ情報に対応した楽音が発音される。 【0017】一方、この時、ディスプレイ装置103に
対するパラメータ情報源も制御パネル102として指定
されているため、Bメモリ108に記憶されている各種
パラメータ情報は演算装置105の制御を受けて読出さ
れディスプレイ装置103に対しても転送される。そし
て、ディスプレイ装置103へ転送された各種パラメー
タ情報は、制御パネル102において指定された表示モ
ード(キャラクタモードあるいはグラフィックモード)
で画面表示される。 【0018】これによって、この設定装置100で設定
したパラメータ情報を該情報に対応する楽音としてその
場で確認することができる上、パラメータ情報の値を文
字またはグラフによって精度よく確認することができ
る。 【0019】ところで、この場合、Bメモリ108から
設定したパラメータ情報を読出している時に、P・RO
Mライタ装置104において新P・ROM104Bに対
する情報の書込みが指示されていると、P・ROMライ
タ装置104はバス(BUS)上に出力されているパラ
メータ情報を取込み、これを新P・ROM104Bに書
込む。これによって、Bメモリ108の記憶内容の複製
も行うことができる。 【0020】Bメモリ108に一旦記憶させた各種パラ
メータ情報のうちある種類のパラメータ情報を修正する
場合、まずパラメータ指定パネル101において修正す
べきパラメータ情報の種類を指定し、この後制御パネル
102において該パラメータ情報に関する新たな値を設
定する。これによって、Bメモリ108に記憶された元
のパラメータ情報は新たな値に修正される。この修正後
のパラメータ情報は、鍵盤部201において押鍵操作を
行うことによって楽音として確認してもよいし、ディス
プレイ装置103の画面表示によって確認してもよい。 【0021】(B)次に、電子楽器200のパラメータ
メモリ部203の音色1〜音色Nに対応したメモリのう
ち、音色選択部202の選択スイッチによって指定され
た音色に対応するメモリに予め記憶されているパラメー
タ情報の確認およびその修正を行う場合の動作について
説明する。 【0022】この場合、まず制御パネル102において
電子楽器200のトーンジェネレータ204に対するパ
ラメータ情報源およびディスプレイ装置103に対する
パラメータ情報源として電子楽器内部のパラメータメモ
リ部203を指定する。この操作により、電子楽器20
0のパラメータ情報源は電子楽器内部の側へ切替わる。
すると、トーンジェネレータ204から出力されるパラ
メータ情報源に対するアドレス信号はゲート207を介
してパラメータメモリ部203のアドレス信号入力端子
に与えられる。 【0023】そして、確認を希望する音色に対応するパ
ラメータ情報が記憶されているメモリの指定を音色選択
部202の選択スイッチの操作によって行い、該メモリ
のみを読出し可能な状態にする。 【0024】これによって、確認を希望する音色に対応
するパラメータ情報が読出され、これがゲート207を
介してトーンジェネレータ204に供給される。する
と、トーンジェネレータ204は、この時供給されるパ
ラメータ情報と鍵盤部201から供給されるキーコード
KCとに基づき対応する楽音信号Gvを発生する。その
結果、スピーカ300からは、押下鍵音高に対応しかつ
確認を希望するパラメータ情報に対応した楽音が発生さ
れる。 【0025】一方、この場合、音色選択部202により
選択指定されたパラメータメモリ部203のパラメータ
情報は、I/Oインタフェース109およびバス(BU
S)を介してAメモリ107にも転送されて記憶され
る。そして、ディスプレイ装置103に対するパラメー
タ情報源も電子楽器内部のパラメータメモリ部203と
して指定されているため、Aメモリ107に書込まれた
パラメータ情報は演算装置105の制御を受けてディス
プレイ装置103に対しても転送される。このディスプ
レイ装置103に転送されたパラメータ情報は、制御パ
ネル102において指定された表示モード(キャラクタ
モードあるいはグラフィックモード)で画面表示され
る。 【0026】これによって、パラメータメモリ部203
の中の確認を希望するパラメータ情報を楽音および文字
またはグラフによって確認することができる。 【0027】この場合、P・ROMライタ装置104に
おいて新P・ROMに対する情報の書込みが指示されて
いると、確認を希望する音色のパラメータ情報が新P・
ROM104Bにも書込まれる。 【0028】次に、以上のような動作によって例えば音
色1に対応するパラメータ情報を確認した結果、その1
部を修正したい場合の動作について説明する。 【0029】この場合、上述の動作により音色1に対応
するパラメータ情報はAメモリ107に全て転送記憶さ
れているため、このAメモリ107の記憶内容を制御パ
ネル102のスイッチ操作により一旦Bメモリ108に
移送する。この後、これらAメモリ107およびBメモ
リ108の記憶内容、すなわちパラメータ情報を演算装
置105の制御を受けてディスプレイ装置103に転送
し、これら2つのメモリ107および108から出力さ
れるパラメータ情報を同時に画面表示させておく。 【0030】この状態において、電子楽器200のトー
ンジェネレータ204に対するパラメータ情報源として
制御パネル102を指定し、この後、パラメータ指定パ
ネル101で音色1の修正すべきパラメータ情報の種類
を指定した上、制御パネル102において新たな値を設
定する。すると、Bメモリ108に記憶された音色1に
対応するパラメータ情報のうちパラメータ指定パネル1
01で指定された種類のパラメータ情報のみが新たな値
に修正される。この修正結果は、ディスプレイ装置10
3の画面表示と押鍵操作による楽音の発音によって確認
できる。この確認の結果、楽音が所望の音色のものであ
れば、Bメモリ108に記憶させた新たな音色のパラメ
ータ情報を新P・ROM104Bに書込み、この新P・
ROM104Bをパラメータメモリ部203の音色1に
対応するメセリとして用いる。 【0031】これによって、パラメータメモリ部203
のある1つの音色に関するパラメータ情報の1部修正お
よび修正結果の確認ができる。 【0032】(C)次に、既書込みROM104Aに予
め記憶されているパラメータ情報の確認およびその修正
を行う場合の動作について説明する。 【0033】この場合、制御パネル102において電子
楽器200のトーンジェネレータ204に対するパラメ
ータ情報源およびディスプレイ装置103に対するパラ
メータ情報源として既書込みROM104Aを指定す
る。 【0034】すると、トーンジェネレータ204から出
力されるパラメータ情報源に対するアドレス信号はI/
Oインタフェース109,P・ROMライタ装置104
を介して既書込みROM104Aのアドレス信号入力端
子に与えられる。これによって、既書込みROM104
Aの記憶内容が順次読出され、これがP・ROMライタ
装置104,I/Oインタフェース109を介してトー
ンジェネレータ204に供給される。すると、トーンジ
ェネレータ204は、既書込みROM104Aから供給
されるパラメータ情報と鍵盤部201から供給される押
下鍵を表すキーコードKCとに基づき対応する楽音信号
Gvを発生する。その結果、スピーカ300からは、押
下鍵音高に対応しかつ既書込みROM104Aに記憶さ
れているパラメータ情報に対応した楽音が発音される。 【0035】一方、この場合、ディスプレイ装置103
に対するパラメータ情報源も既書込みROM104Aに
指定されているため、既書込みROM104Aに記憶さ
れているパラメータ情報は演算装置105の制御を受け
て読出されディスプレイ装置103に対しても転送され
る。そして、ディスプレイ装置103へ転送されたパラ
メータ情報は、制御パネル102において指定された表
示モード(キャラクタモードあるいはグラフィックモー
ド)で画面表示される。 【0036】これによって、既書込みROM104Aに
記憶されているパラメータ情報を該情報に対応する楽音
としてその場で確認することができる上、パラメータ情
報の値を文字またはグラフによって精度よく確認するこ
とができる。 【0037】ところでこの場合、既書込みROM104
Aに記憶されているパラメータ情報を読出している時
に、P・ROMライタ装置104において新P・ROM
104Bに対する情報の書込みが指示されていると、P
・ROMライタ装置104はバス(BUS)上に出力さ
れているパラメータ情報を取込み、これを新P・ROM
104Bに書込む。これによって、既書込みROM10
4Aの記憶内容の複製も行うことができる。 【0038】以上のような動作によって既書込みROM
104Aに記憶されているパラメータ情報を確認した結
果、その1部を修正したい場合の動作を次に説明する。 【0039】この場合には、制御パネル102のスイッ
チ操作により既書込みROM104Aの記憶内容を一旦
Bメモリ108に移送する。この後、これら既書込みR
OM104AおよびBメモリ108の記憶内容、すなわ
ちパラメータ情報をディスプレイ装置103に移送し、
これらパラメータ情報を同時に画面表示させておく。以
後の動作は前述のパラメータメモリ部203におけるパ
ラメータ情報の1部修正の場合と同様なのでその説明は
省略する。 【0040】以上がこの実施形態の概略動作であるが、
この動作をフローチャートで示すと図8のようになる。
このような動作はプログラムメモリ106に記憶されて
いるプログラムに従って演算装置105により制御され
る。以下各部の詳細構成および動作を詳細に説明する。 【0041】なお、以下の説明では、設定装置100に
よって設定されるパラメータ情報としては、電子楽器2
00において形成される楽音信号の音色を時間的に変化
させたり、あるいは楽音信号に音量エンベロープを付与
するために用いられるエンベロープ波形の形状を決定す
るためのパラメータ情報を例に掲げて説明する。 【0042】エンベロープ波形は、一般に図3に示すよ
うな波形形状を有しており、このエンベロープ波形を作
るためにはイニシャルレベルIL,第1ディケイレベル
1DL,アタックレートAR,第1ディケイレート1D
R,第2ディケイレート2DR,ダンプレートDR等の
各パラメータを決定する必要がある。この実施形態で
は、これら各パラメータにそれぞれ対応するパラメータ
情報を設定装置100によって設定するようにしてい
る。そして、設定されたパラメータ情報は、電子楽器2
00のトーンジェネレータ204内部に設けられたエン
ベロープ波形発生器(図示せず)に送られ、該発生器か
ら発生されるエンベロープ波形の形状を決定する。 【0043】実際には、楽音信号を形成するためには上
述のパラメータ情報以外に種々のパラメータ情報が必要
となるが、この実施形態ではこれらのパラメータ情報に
ついては説明の簡略化のために省略する。 【0044】a.パラメータ指定パネル101 図4は、上述したエンベロープ波形の形状を決定するた
めのパラメータ情報を設定するに際し用いられるパラメ
ータ指定パネル101の一例を示す詳細図であって、こ
のパラメータ指定パネル101は設定すべきパラメータ
情報の種類を指定する複数のパラメータ指定スイッチ
(押ボタン式)1010〜1015を備えている。 【0045】各パラメータ指定スイッチ1010〜10
15は、次の表1に示すように上述した図3のエンベロ
ープ波形の各パラメータIL〜DRに対応し、例えば指
定スイッチ1010を操作すると設定すべきパラメータ
情報としてイニシャルレベルILが指定される。 【0046】 【表1】 【0047】このパラメータ指定パネル101には、演
算装置105から各指定スイッチ1010〜1015に
対応するアドレス情報がバスBUS(アドレスバスA・
BUS)を介して時分割的に順次与えられ、その時のア
ドレス情報に対応する指定スイッチが動作していれば、
そのスイッチの接点を介して”1”信号がデータバスD
・BUSに返送され、これによって各指定スイッチ10
10〜1015の動作状態(オン・オフ状態)が検出さ
れる。なお、この検出処理は図8のステップAAにおい
て行われる。 【0048】b.制御パネル102 図5は、制御パネル102の一例を示す詳細図であっ
て、前記パラメータ指定パネル101のパラメータ指定
スイッチ1010〜1015によって指定されたパラメ
ータ情報の値を可変抵抗器の摺動子の位置によって設定
する各パラメータ情報に共通のデータ設定操作子102
0と、ディスプレイ装置103の表示内容を制御するた
めの制御スイッチA〜Iと、電子楽器200のトーンジ
ェネレータ204に対するパラメータ情報源を指定する
指定スイッチX,Y,Zと、上記指定スイッチX〜Zに
よって指定されるパラメータ情報源からのパラメータ情
報をBメモリ108に転送するための転送指令スイッチ
Jとを備えている。 【0049】制御スイッチA〜Iは、次の(a)〜
(i)で述べるような機能に対応し、指定スイッチX〜
Zは次の(j)〜(l)に述べるような機能に対応して
いる。なお、図5および以下において述べる「CONS
OLE」または「コンソール」とは電子楽器200のこ
とを指し、「PANEL」または「パネル」とは制御パ
ネル102のことを指し、「ROM」とはP・ROMラ
イタ装置104に接続され、予め何らかのパラメータ情
報が記憶されている既書込みROM104Aのことを指
している。 【0050】(制御スイッチA〜I)制御スイッチA〜
Iのうち、A〜Cはディスプレイ装置103で表示する
パラメータ情報の供給源を指定するスイッチ群であり、
D〜Fは制御スイッチA〜Cで指定された情報源からの
パラメータ情報を表示するに際し、その表示に対する制
御を指示するスイッチ群であり、G〜Iはディスプレイ
装置103におけるパラメータ情報の表示モードを指定
するスイッチ群である。 【0051】(a)制御スイッチA;表示情報源として
コンソール(電子楽器200内のパラメータメモリ部2
03)を指定するスイッチ (b)制御スイッチB;表示情報源としてパネル(制御
パネル102)を指定するスイッチ (c)制御スイッチC;表示情報源としてROM(P・
ROMライタ装置104の既書込みROM104A)を
指定するスイッチ。 【0052】(d)制御スイッチD;制御スイッチA〜
Cで指定された情報源のパラメータ情報を画面に表示す
べきことを指示するスイッチ (e)制御スイッチE;制御スイッチA〜Cで指定され
た情報源のパラメータ情報の表示のみを画面から消去す
べきことを指示するスイッチ (f)制御スイッチF;画面全体の表示を消去すべきこ
とを指示するスイッチ。 【0053】(g)制御スイッチG;制御スイッチA〜
Cで指定された情報源のパラメータ情報の表示を図6
(a)に示すように数字で表示すべきことを指定するス
イッチ(キャラクタモード表示スイッチである) (h)制御スイッチH;制御スイッチA〜Cで指定され
た情報源のパラメータ情報の表示を図6(b)に示すよ
うなエンベロープ波形で表示すべきことを指定するスイ
ッチ(グラフィックモードI指定スイッチである) (i)制御スイッチI;制御スイッチA〜Cで指定され
た情報源のパラメータ情報の表示を図6(c)に示すよ
うな棒グラフで表示すべきことを指定するスイッチ(グ
ラフィックモードII指定スイッチである)。 【0054】(指定スイッチX〜Z) (j)指定スイッチX;電子楽器200のトーンジェネ
レータ204へ転送すべきパラメータ情報の情報源とし
てコンソール、すなわち電子楽器200のパラメータメ
モリ部203を指定するスイッチ (k)指定スイッチY;電子楽器200のトーンジェネ
レータ204へ転送すべきパラメータ情報の情報源とし
てパネル、すなわち制御パネル102を指定するスイッ
チ (l)指定スイッチZ;電子楽器200のトーンジェネ
レータ204へ転送すべきパラメータ情報の情報源とし
てROM,すなわち既書込みROM104Aを指定する
スイッチ。 【0055】ところで、この制御パネル102における
上記各種スイッチの動作状態は、パラメータ指定パネル
101の場合と同様にして検出される。つまり、演算装
置105から各スイッチA〜I,X〜ZおよびJに対応
したアドレス情報がアドレスバスA・BUSを介して制
御パネル102に与えられ、その時のアドレス情報に対
応するスイッチが動作していればそのスイッチの接点を
介して”1”信号がデータバスD・BUSに返送され、
これによって各スイッチA〜I,X〜ZおよびJの動作
状態(オン・オフ状態)が検出される。なお、スイッチ
A〜Iの検出処理は図8のステップCCにおいて行わ
れ、スイッチX〜Zの検出処理はステップBB,EEに
おいて行われ、またスイッチJの検出処理はステップE
Eにおいて行われる。 【0056】また、データ設定操作子1020の設定位
置は、この設定位置に対応する電圧信号として取り出さ
れた後、この電圧信号が内部のAD変換器によって対応
するディジタル情報に変換されてデータバスD・BUS
を介して送出されるように構成されている。なお、この
処理は図8のステップAAにおいて行われる。 【0057】c.ディスプレイ装置103 ディスプレイ装置103は、制御パネル102の制御に
よって図6(a)〜(c)に示したような表示パターン
で各種のパラメータ情報を画面表示する。このディスプ
レイ装置103については公知技術であるので特に詳細
説明は行わない。 【0058】d.P・ROMライタ装置104 P・ROMライタ装置104は、周知のように所定の情
報をP・ROMに書込むための装置であって、新たに所
定のパラメータ情報を書込むための新P・ROM104
Bおよび既に所定のパラメータ情報が書込まれている既
書込みROM104Aを自由に着脱し得るようにICソ
ケットを備えている。 【0059】このP・ROMライタ装置104は、制御
パネル102において既書込みROM104Aが情報源
として指定されると、すなわち制御パネル102におい
て制御スイッチCまたはZが操作されると、既書込みR
OM104Aの記憶内容のうちアドレスバスA・BUS
の内容で指定されるアドレスの記憶内容をデータバスD
・BUSに出力する。 【0060】このP・ROMライタ装置104について
は、公知技術を利用して構成されるものであるため、特
にその詳細構成は説明しないが、その操作パネルには図
7に示すようにICソケットおよび書込み動作を指示す
るライトスイッチW等が設けられている。そして、制御
パネル102の指定スイッチX,Y,Zによって新P・
ROM104Bに対して書込むべきパラメータ情報の情
報源が電子楽器200,制御パネル102,既書込みR
OM104Aのいずれかに指定されてバス(BUS)上
に該指定情報源からのパラメータ情報が送出され、かつ
ライトスイッチWがオンされると、前記制御スイッチ
X,Y,Zによって指定された情報源のパラメータ情報
が新P・ROM104Bに書込まれる。 【0061】このようにして、P・ROMライタ装置1
04はバス(BUS)から当該指定情報源のパラメータ
情報を取込み、新P・ROM104B書込む。 【0062】従って、以上のように構成することにより
パラメータ情報の複製を簡単に行うことができる。そし
て、パラメータ情報が書込まれた新P・ROM104B
は電子楽器200のパラメータメモリ部203において
適宜利用される。 【0063】e.演算装置105 演算装置105は、プログラムメモリ106に予め記憶
された所定のプログラムに従ってパラメータ指定パネル
101および制御パネル102の各種スイッチの動作状
態を検出し、その動作状態に応じた処理を実行する(図
8参照)。 【0064】パラメータ指定パネル101において、い
ずれかのパラメータ指定スイッチ1010〜1015が
動作している場合、制御パネル102のデータ設定操作
子1020によって設定されている値をBメモリ108
の当該指定パラメータ情報に対応するメモリエリアに記
憶させる(図8のステップAA参照)。 【0065】また、制御パネル102において電子楽器
200のトーンジェネレータ204に対するパラメータ
情報源の指定状態に応じて(すなわち指定スイッチX〜
Zの操作に応じて)次の表2に示すような制御コマンド
信号CDP,CEPを出力する(図8のステップBB参
照)。 【0066】 【表2】 【0067】つまり、制御パネル102において指定ス
イッチが操作されて電子楽器のトーンジェネレータ20
4に対するパラメータ情報源としてコンソール、すなわ
ち電子楽器200内のパラメータメモリ部203が指定
されている場合、演算装置105はI/Oインタフェー
ス109を介して電子楽器200に対して”1”の制御
コマンド信号CEPを送出する。 【0068】また、制御パネル102において指定スイ
ッチY(またはZ)が操作されて電子楽器200のトー
ンジェネレータ204に対するパラメータ情報源として
制御パネル102(または既書込みROM104A)が
指定されている場合、演算装置105はI/Oインタフ
ェース109を介して電子楽器200に対して”1”の
制御コマンド信号CDPを送出する。 【0069】この制御コマンド信号CDP,CEPは電
子楽器200のゲート207のオン・オフ制御に用いら
れるもので、後述するように、ゲート207は制御コマ
ンド信号CDPが”1”のときオフ状態となり、制御コ
マンド信号CEPが”1”のときオン状態となる。これ
によって、トーンジェネレータ204に対するパラメー
タ情報源が電子楽器200側と設定装置100側に切替
わるようになっている。 【0070】さらに、演算装置105は制御パネル10
2におけるディスプレイ装置103の制御用の制御スイ
ッチA〜Iの動作状態に応じて次のような処理を実行す
る。(図8のステップCC参照)。 【0071】制御スイッチDの操作によってパラメータ
情報の表示が指示されており、かつ制御スイッチG〜I
のいずれかによってパラメータ情報の表示モードが指定
されている場合、制御スイッチA〜Cで指定された情報
源のパラメータ情報を読出し、一定の制御処理を加えた
後これをディスプレイ装置103に転送する。これによ
って、ディスプレイ装置103は、制御スイッチA〜C
で指定された情報源のパラメータ情報を制御スイッチG
〜Iのいずれかで指定された表示モードで画面表示す
る。 【0072】この場合、指定可能なパラメータ情報源は
3個あるが、制御スイッチA〜Cのオン状態によって1
個ずつ、2個ずつあるいは全てを指定することができ
る。 【0073】次に、制御スイッチG〜Iのいずれかによ
ってパラメータ情報の表示モードが指定されており、か
つ制御スイッチEによってパラメータ表示の消去が指定
されている場合、演算装置105はディスプレイ装置1
03に対するパラメータ情報のうち制御スイッチA〜C
で指定される情報源のパラメータ情報の転送を停止す
る。 【0074】また、制御スイッチFが操作されている
と、演算装置105はディスプレイ装置103に対する
パラメータ情報の転送を全て停止する。この結果、ディ
スプレイ装置103においては何等の情報も表示されな
くなる。 【0075】また、転送指令スイッチJが操作される
と、演算装置105はその時同時に操作されている指定
スイッチXまたはYまたはZにより指定されるパラメー
タ情報源(電子楽器200内のパラメータメモリ部20
3または制御パネル102または既書込みROM104
A)からのパラメータ情報をBメモリ108に転送して
記憶する。(図8のステップEE参照)例えば、指定ス
イッチXを操作した状態で転送指令スイッチJを操作す
ると、Bメモリ108にパラメータメモリ部203のパ
ラメータ情報が記憶されることになるが、この場合には
パラメータメモリ部203のパラメータ情報がAメモリ
107にすでに記憶されているので(図8のステップD
D参照)、実際にはAメモリ107の記憶内容がBメモ
リ108に転送される。また、指定スイッチZを操作し
た状態で転送指令スイッチJを操作すると既書込みRO
M104Aのパラメータ情報がBメモリ108に記憶さ
れる。なお、指定スイッチYを操作した場合には、前述
のように制御パネル102のパラメータ情報Bメモリ1
08に自動的に記憶されるので、この場合には転送指令
スイッチJを操作する必要はない。そして、このような
処理を指令する転送指令スイッチJは、前述の概略動作
説明のところで述べたように電子楽器200のパラメー
タメモリ部203に記憶されているパラメータ情報また
は既書込みROM104Aに記憶されているパラメータ
情報の1部を修正したい場合に操作されるものである。 【0076】従って、演算装置105の主な処理内容を
整理すると、図9〜図12で示すようなフローチャート
で表すことができる。なお、図9〜図12に示すフロー
チャートは図8のフローチャートにおけるステップA
A,BB,CC,EEにそれぞれ対応する。 【0077】f.Aメモリ107,Bメモリ108 Aメモリ107およびBメモリ108はRAMなどのメ
モリ素子で構成されるものであるが、この実施形態にお
いてAメモリ107は電子楽器200のパラメータメモ
リ部203から読出されたパラメータ情報を一時記憶す
るワーキングメモリとして利用され、Bメモリ108は
制御パネル102において設定されたパラメータ情報を
一時記憶するワーキングメモリとして主に利用されるも
のである。 【0078】なお、Bメモリ108には、制御パネル1
02における転送指令スイッチJが操作された場合に
は、上述したようにAメモリ107の記憶内容あるいは
既書込みROM104Aの記憶内容が転送され記憶され
る。 【0079】以上が設定装置100の各部詳細構成の説
明である。次に、電子楽器200の各部詳細構成につい
て説明する。 【0080】g.鍵盤部201 鍵盤部201は、各鍵に対応した多数のキースイッチを
有し、いずれかの鍵が押鍵されると、この押下鍵に対応
したキーコードKCを出力する。 【0081】h.パラメータメモリ部203 パラメータメモリ部203は、音色1〜Nに対応し、そ
れぞれ複数種類のパラメータ情報を記憶した複数個のメ
モリ素子を備え、この複数個のメモリ素子のうち音色選
択部202の選択スイッチによって指定された音色に対
応するメモリ素子のみが読出し可能状態となり、ゲート
207を介して与えられるトーンジェネレータ204か
らのアドレス信号により各アドレスに記憶されたパラメ
ータ情報が読出される。 【0082】i.トーンジェネレータ204 トーンジェネレータ204は、鍵盤部201から供給さ
れるキーコードKCと、設定装置100あるいは自己の
パラメータメモリ部203から供給されるパラメータ情
報とに基づいて対応する楽音信号Gvを発生する。 【0083】このトーンジェネレータ204は、例えば
特開昭48−90217号公報や特開昭53−1395
21号公報に開示されている装置に準じて構成されるも
のであるため、その詳細説明は省略するが、この実施形
態のトーンジェネレータ204は楽音信号Gvを形成す
るに際し、必要なパラメータ情報の要求信号としてアド
レス信号を所定周期で繰り返し出力するように構成され
ているものである。 【0084】なお、以下において、トーンジェネレータ
204から出力されるアドレス信号には記号「ADR」
を付し、またパラメータメモリ部203からゲート20
7を介してトーンジェネレータ204に供給されるパラ
メータ情報には記号「PDC」を付し、さらに設定装置
100からトーンジェネレータ204に供給されるパラ
メータ情報には記号「PDS」を付して説明する。 【0085】ところで、トーンジェネレータ204に対
するパラメータ情報源として自己のパラメータメモリ部
203が指定されているとき、パラメータメモリ部20
3とトーンジェネレータ204とはゲート207を介し
て情報の転送が行われるわけであるが、ゲート207は
フリップフロップ206のセット出力(Q)によってオ
ン・オフ状態が制御される。 【0086】つまり、制御パネル102においてトーン
ジェネレータ204に対するパラメータ情報源としてパ
ラメータメモリ部203が指定されると(スイッチXが
操作されると)、演算装置105からI/Oインターフ
ェース109を介して”1”の制御コマンド信号CEP
がオアゲート205に入力される。そして、このオアゲ
ート205の出力信号はフリップフロップ206のセッ
ト入力(S)に加えられ、これによってフリップフロッ
プ206はセットされ、そのセット出力(Q)は”1”
となる。これによってゲート207はオン状態となり、
トーンジェネレータ204から出力されるアドレス信号
ADRがこのオン状態となったゲート207を介してパ
ラメータメモリ部203に供給され、パラメータメモリ
部203から音色選択部202の選択スイッチで指定さ
れた音色に関するパラメータ情報PDCが順次読出され
る。読出されたパラメータ情報PDCはオン状態となっ
ているゲート207を介してトーンジェネレータ204
に入力される。 【0087】一方、制御パネル102においてトーンジ
ェネレータ204に対するパラメータ情報源として制御
パネル102または既書込みROM104Aが指定され
ている場合(スイッチYまたはZが操作されている場
合)、演算装置105からI/Oインターフェース10
9を介してフリップフロップ206のリセット入力
(R)に”1”の制御コマンド信号CDPが与えられ
る。このため、フリップフロップ206はリセットさ
れ、これによってゲート207はオフ状態となる。する
と、トーンジェネレータ204から出力されるアドレス
信号ADRは設定装置100側にのみ与えられることに
なり、制御パネル102において設定したパラメータ情
報または既書込みROM104Aに記憶されているパラ
メータ情報が順次読出され、トーンジェネレータ204
に転送される。 【0088】ところで、電子楽器200と設定装置10
0とを切り離した場合、電子楽器200においては電源
投入時に発生されるイニシャライズ信号IZがオアゲー
ト205を介してフリップフロップ206のセット入力
(S)に与えられ、かつリセット入力(R)にプルダウ
ン抵抗Rdによって”0”信号が与えられるため、フリ
ップフロップ206は常時セット状態となる。この結
果、ゲート207は常時オン状態となり、トーンジェネ
レータ204にはパラメータメモリ部203からのパラ
メータ情報PDCが転送される。 【0089】従って、以上のように構成された設定装置
100においては、パラメータ指定パネル101のパラ
メータ指定スイッチ1010〜1015を用いて設定す
べきパラメータ情報の種類を指定し、この後制御パネル
102のデータ設定操作子1020を用いて指定のパラ
メータ情報の値を設定すれば、各パラメータ情報の値が
順次Bメモリ108へ記憶される。そして、制御パネル
102において指定スイッチYをオンして電子楽器20
0のトーンジェネレータ204に対するパラメータ情報
源として制御パネル102を指定しておき、この後押鍵
操作を行うと設定したパラメータ情報に対応した楽音が
発音され、設定パラメータ情報をその場で楽音として確
認できる。 【0090】また、制御パネル102において制御スイ
ッチBおよびDならびにGをオンしておくと、データ設
定操作子1020を用いて設定されてBメモリ108に
記憶されたパラメータ情報がキャラクタモード(図6
(a)参照)で表示され、設定パラメータ情報を文字に
よって精度良く確認できる。この場合、ディスプレイ装
置103のパラメータ情報源に関する制御スイッチA〜
Cを全てオンしておくと、3個のパラメータ情報源、す
なわち電子楽器200のパラメータメモリ部203およ
び既書込みROM104AならびにBメモリ108から
の全てのパラメータ情報を同時に画面表示することがで
きる。 【0091】このように、各パラメータ情報源のパラメ
ータ情報を同時に画面表示し、かつその画面表示パター
ンを図6(a)〜(c)で示したように指定できるた
め、各情報源のパラメータ情報の比較も精度よく簡単に
行うことができる。同時に、その部分的な修正も簡単に
行うことができる。 【0092】また、鍵盤部201において押鍵操作を行
いながら、制御パネル102における指定スイッチX,
Yを交互にオンすると、パラメータメモリ部203に記
憶されたパラメータ情報とデータ設定操作子1020に
よって設定されBメモリ108に記憶されたパラメータ
情報とに基づく楽音信号Gvがトーンジェネレータ20
4において交互に形成され、2つのパラメータ情報源に
よる楽音を聴き比べることができる。これは、パラメー
タメモリ部203に記憶されたパラメータ情報と、この
一部分を修正したパラメータ情報とに基づく楽音を聴き
比べる際に用いれば極めて有効である。 【0093】また、P・ROMライタ装置104におい
て、ライトスイッチWをオンしておくことにより、指定
スイッチX〜Zにより指定されたパラメータ情報源から
のパラメータ情報を新P・ROM104Bに書込むこと
ができ、パラメータ情報の複製を簡単に行うことができ
る。 【0094】ところで、各種類のパラメータ情報の値
は、制御パネル102のデータ設定操作子1020を共
通使用することによって設定されるため、パラメータ情
報の設定に必要な材料費およびパネルのスペースを節約
できる利点がある。つまり、パラメータ情報の値を設定
するための可変抵抗器は一般に高精度のものを必要と
し、かつこれは高価であり、また操作性の点から一定の
大きさを必要とする。特に、設定すべきパラメータ情報
の種類が多くなると、経済的負担は益々増大し、かつパ
ネル面積の増大を招く。従って、この実施形態のように
データ設定操作子1020を共通使用することによって
材料費およびパネルのスペースの大幅な節約を計ること
ができる。 【0095】以上説明したことから明らかなように、こ
の実施形態による電子楽器用パラメータ情報設定装置
は、設定すべきパラメータ情報の種類を指定するパラメ
ータ情報指定手段と、このパラメータ情報指定手段によ
って指定されたパラメータ情報の値を設定する上記各種
類のパラメータ情報に対し共通のパラメータ情報値設定
手段とを設け、各種類のパラメータ情報の設定を順次行
うようにしたものである。このため、極めて簡単な構成
で、かつ安価な構成で多種類のパラメータ情報を設定で
きる。 【0096】また、電子楽器に対し、設定したパラメー
タ情報を転送する転送手段を設けているため、パラメー
タ情報を設定しながらこのパラメータ情報に対応する楽
音を発音させることができ、これによって楽音を聴きな
がらパラメータ情報の設定を行うことができる極めて実
用的な利点がある。 【0097】また、電子楽器において用いられるパラメ
ータ情報と設定されたパラメータ情報とを同時にキャラ
クタモードおるいはグラフィックモードで表示できるた
め両パラメータ情報の比較や部分修正を簡単に、かつ精
度よく短時間のうちに実施できる。 【0098】また、P・ROMライタ装置に設けられて
いるため、設定されたパラメータ情報の複製を簡単に行
うことができる。 【0099】なお、この実施形態において、ディスプレ
イ装置103は、パラメータ情報をキャラクタモードあ
るいはグラフィックモードで印字する印字装置に代えて
も良い。 【0100】また、パラメータ情報の種類も上記実施形
態に限定されるものではなく、必要に応じて付加あるい
は省略されるものである。 【0101】以上説明したようにこの発明によれば、多
種類のパラメータ情報の設定および修正を簡単な構成
で、しかも安価な構成で行うことができる。 【0102】また、パラメータ情報の設定や修正を楽音
を聴きながら行うことができ、さらに表示手段を設ける
ことにより、設定したパラメータ情報の確認が容易にで
きる。 【0103】また、複数の表示モードの中から操作者が
任意に選択できるので、絶対的な値をもとにパラメータ
を設定したいときには数値表示モード、複数のパラメー
タを比較しながらパラメータを設定したいときにはグラ
フィックモード等と設定態様に応じた表示方法が選択で
き著しい使い勝手向上が期待できる。 【0104】さらに、第1および第2パラメータ情報記
憶手段のパラメータ情報を表示手段で表示することによ
り、両パラメータ情報を比較したり部分修正したりする
ことが簡単にでき、修正等を精度よく短時間で実施でき
る。 【0105】このように本発明によると数多くの優れた
効果がある。
メータ情報に基づき楽音を形成する電子楽器において用
いられるパラメータ情報を設定する電子楽器用パラメー
タ情報設定装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の装置は、例えばオーム社
発行の「続ミュージックシンセサイザ入門」第80頁、
特開昭52−96526号公報などに示されているよう
に、操作パネルにて設定又は選択した楽音特性を決定す
るためパラメータ情報の値をディスプレイにて表示する
ようにして、演奏者によるパラメータ情報の設定のため
の便を図るようにしていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の装置にあっては、設定又は選択したパラメータ情
報の値を単にディスプレイにて表示するのみであるの
で、予め用意されている複数種類のパラメータ情報の一
部を変更又は修正したりする場合、変更前又は修正前の
パラメータ情報は確認することができず、前記パラメー
タ情報の変更又は修正に不便であった。 【0004】 【発明の概要】本発明は上記問題に対処するためになさ
れもので、その目的は、予め用意されている複数種類の
パラメータ情報の一部を変更又は修正するのに便利な電
子楽器用パラメータ情報設定装置を提供することにあ
る。 【0005】上記目的を達成するために、本発明の構成
上の特徴は、それぞれ異なる複数種類の楽音特性を制御
するための複数種類のパラメータ情報の値を記憶可能な
第1のパラメータ情報記憶手段と、複数種類のパラメー
タ情報の値を予め記憶している第2のパラメータ情報記
憶手段と、第2のパラメータ情報記憶手段に記憶されて
いる複数種類のパラメータ情報の値を第1のパラメータ
情報記憶手段に転送して記憶させる転送記憶制御手段
と、複数種類のパラメータ情報のうち修正すべきパラメ
ータの種類を指定するパラメータ指定手段と、複数種類
のパラメータ情報に対し共通に設けられ、パラメータ情
報の値を所望の値に設定するパラメータ情報値設定手段
と、第1のパラメータ情報記憶手段に記憶されている複
数種類のパラメータ情報の値のうちで、パラメータ指定
手段で指定されたパラメータ情報の種類に対応したパラ
メータ情報の値を、パラメータ情報値設定手段で設定さ
れたパラメータ情報の値に更新する更新制御手段と、第
1のパラメータ情報記憶手段および第2のパラメータ情
報記憶手段に記憶されたパラメータ情報の値を同時に表
示する表示手段とを備え、第1のパラメータ情報記憶手
段に記憶された複数種類のパラメータ情報の値を楽音の
それぞれ異なる楽音特性を制御するために使用するよう
にしたことにある。 【0006】上記のように構成した本発明においては、
転送記憶制御手段が第2のパラメータ情報記憶手段に記
憶されている複数種類のパラメータ情報の値を第1のパ
ラメータ情報記憶手段に転送して記憶させた後、パラメ
ータ指定手段とパラメータ情報値設定手段を用いて更新
されるパラメータ情報の種類及び値を設定すれば、更新
制御手段により、第1のパラメータ情報記憶部に記憶さ
れていて前記指定されたパラメータ情報の種類に対応し
たパラメータ情報の値が新たな値に変更される。そし
て、第1のパラメータ情報記憶手段に記憶されている複
数種類のパラメータ情報の値が楽音のそれぞれ異なる楽
音特性を制御するために使用されるので、発生楽音の楽
音特性が一部だけ修正される。一方、表示手段は、第1
及び第2のパラメータ情報記憶手段に記憶されている両
パラメータ情報の値を同時に表示する。したがって、演
奏者は、変更前及び変更後の両パラメータ情報の値を視
覚的に確認することができる。その結果、この発明によ
れば、演奏者は、変更前及び変更後の両パラメータを視
覚的に確認しながら、予め用意されている複数種類のパ
ラメータ情報の一部を容易に変更又は修正することがで
き、演奏者による前記パラメータ情報の変更又は修正の
便が図られる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、図面を用いてこの発明を詳
細に説明する。 【0008】図1はこの発明によるパラメータ情報設定
装置の一実施形態を示す外観図およびこの設定装置に接
続される電子楽器の一例を示す外観図であり、図2は設
定装置100および電子楽器200の全体回路の一例を
示すブロック図である。 【0009】図1において、電子楽器用パラメータ情報
設定装置(以下、設定装置と略記する)100は、設定
すべきパラメータ情報の種類を指定するパラメータ指定
パネル101と、指定されたパラメータ情報の値を設定
したり、後述のP・ROMライタ装置104において複
製すべきパラメータ情報の情報源あるいは後述のディス
プレイ装置103において表示するパラメータ情報の表
示モード(キャラクタモード,グラフィックモード)等
を指定するための制御パネル102と、この設定装置1
00において設定されたパラメータ情報および電子楽器
200内のメモリ(ROM)に予め記憶されている各種
パラメータ情報を読出して表示するディスプレイ装置1
03と、この設定装置100において設定されたパラメ
ータ情報や電子楽器200内に予め記憶されているパラ
メータ情報の複製を行うP・ROMライタ装置104と
が操作面に設けられ、またその内部には図2に示すよう
に、演算装置105,プログラムメモリ106,ワーキ
ングメモリ107(以下、Aメモリと称す),ワーキン
グメモリ108(以下、Bメモリと称す),I/Oイン
タフェース109とを備え、P・ROMライタ装置10
4には予め所定のパラメータ情報が記憶された既書込み
ROM104Aおよび新たなパラメータ情報が書込まれ
る新P・ROM104BがICソケットによって接続さ
れるように構成されている。そして、この設定装置10
0はケーブルCB1 によって電子楽器200と接続され
る。 【0010】一方、電子楽器200は鍵盤部201と、
複数の音色選択スイッチ等を備えた音色選択部202
と、それぞれ所定の音色に対応して複数のパラメータ情
報を記憶した複数個のパラメータメモリ(ROMで構成
される)を備えたパラメータメモリ部203とが操作面
に設けられ、その内部には図2に示すように、鍵盤部2
01から与えられる押下鍵を表わすキーコードKCとパ
ラメータメモリ部203あるいは設定装置100から与
えられるパラメータ情報に基づき対応する楽音信号Gv
を発生するトーンジェネレータ204と、トーンジェネ
レータ204に供給するパラメータ情報の供給源を選択
制御するためのオアグート205,フリップフロップ2
06,ゲート207とを備え、この電子楽器200のト
ーンジェネレータ204において発生された楽音信号G
vはケーブルCB2 を介してスピーカ300に供給され
ることにより楽音として発音されるように構成されてい
る。 【0011】次に、以上のように構成された設定装置1
00および電子楽器200の概略動作を説明する。 【0012】(A)まず、新たなパラメータ情報を設定
し、この設定した新たなパラメータ情報の確認および修
正を行う場合の動作について説明する。 【0013】新たなパラメータ情報を設定するに際して
は、まず設定すべきパラメータ情報の種類をパラメータ
情報指定手段としてのパラメータ指定パネル101にお
いて指定し、次に指定したパラメータ情報の値をパラメ
ータ情報値設定手段としての制御パネル102において
設定する。このパラメータ情報の種類の指定およびその
設定値は、プログラムメモリ106に記憶された所定の
プログラムに従った制御手段としての演算装置105の
検出処理によって検出される。そして、この検出された
パラメータ情報の値は、パラメータ情報記憶手段として
のBメモリ108の該パラメータ情報の種類に対応する
記憶エリアに記憶される。 【0014】このBメモリ108に対する記憶動作は、
パラメータ情報の種類の指定が行なわれるたびに実行さ
れる。この結果、Bメモリ108には各種類のパラメー
タ情報の値が全て記憶される。 【0015】そして、この新たに設定したパラメータ情
報の確認を行うためには、制御パネル102において電
子楽器200のトーンジェネレータ204に対するパラ
メータ情報源およびディスプレイ装置103に対するパ
ラメータ情報源として制御パネル102を指定する。こ
の操作により、電子楽器200のトーンジェネレータ2
04のパラメータ情報源は設定装置100の側に切替わ
る。 【0016】電子楽器200においては、トーンジェネ
レータ204から、パラメータ情報を取り込むためのパ
ラメータ情報源に対するアドレス信号が所定周期で繰り
返し出力されておりこのアドレス信号がI/Oインター
フェース109を介してBメモリ108のアドレス信号
入力端子に与えられる。これによって、Bメモリ108
の記憶内容、すなわち制御パネル102において設定し
た各種パラメータ情報の値が順次読出され、これがI/
Oインタフェース109を介してトーンジェネレータ2
04に供給される。すると、トーンジェネレータ204
は、設定装置100のBメモリ108から供給される各
種パラメータ情報と鍵盤部201から供給される押下鍵
を表わすキーコードKCとに基づき対応する楽音信号G
vを発生する。その結果、スピーカ300からは、押下
鍵音高に対応しかつ制御パネル102において設定した
パラメータ情報に対応した楽音が発音される。 【0017】一方、この時、ディスプレイ装置103に
対するパラメータ情報源も制御パネル102として指定
されているため、Bメモリ108に記憶されている各種
パラメータ情報は演算装置105の制御を受けて読出さ
れディスプレイ装置103に対しても転送される。そし
て、ディスプレイ装置103へ転送された各種パラメー
タ情報は、制御パネル102において指定された表示モ
ード(キャラクタモードあるいはグラフィックモード)
で画面表示される。 【0018】これによって、この設定装置100で設定
したパラメータ情報を該情報に対応する楽音としてその
場で確認することができる上、パラメータ情報の値を文
字またはグラフによって精度よく確認することができ
る。 【0019】ところで、この場合、Bメモリ108から
設定したパラメータ情報を読出している時に、P・RO
Mライタ装置104において新P・ROM104Bに対
する情報の書込みが指示されていると、P・ROMライ
タ装置104はバス(BUS)上に出力されているパラ
メータ情報を取込み、これを新P・ROM104Bに書
込む。これによって、Bメモリ108の記憶内容の複製
も行うことができる。 【0020】Bメモリ108に一旦記憶させた各種パラ
メータ情報のうちある種類のパラメータ情報を修正する
場合、まずパラメータ指定パネル101において修正す
べきパラメータ情報の種類を指定し、この後制御パネル
102において該パラメータ情報に関する新たな値を設
定する。これによって、Bメモリ108に記憶された元
のパラメータ情報は新たな値に修正される。この修正後
のパラメータ情報は、鍵盤部201において押鍵操作を
行うことによって楽音として確認してもよいし、ディス
プレイ装置103の画面表示によって確認してもよい。 【0021】(B)次に、電子楽器200のパラメータ
メモリ部203の音色1〜音色Nに対応したメモリのう
ち、音色選択部202の選択スイッチによって指定され
た音色に対応するメモリに予め記憶されているパラメー
タ情報の確認およびその修正を行う場合の動作について
説明する。 【0022】この場合、まず制御パネル102において
電子楽器200のトーンジェネレータ204に対するパ
ラメータ情報源およびディスプレイ装置103に対する
パラメータ情報源として電子楽器内部のパラメータメモ
リ部203を指定する。この操作により、電子楽器20
0のパラメータ情報源は電子楽器内部の側へ切替わる。
すると、トーンジェネレータ204から出力されるパラ
メータ情報源に対するアドレス信号はゲート207を介
してパラメータメモリ部203のアドレス信号入力端子
に与えられる。 【0023】そして、確認を希望する音色に対応するパ
ラメータ情報が記憶されているメモリの指定を音色選択
部202の選択スイッチの操作によって行い、該メモリ
のみを読出し可能な状態にする。 【0024】これによって、確認を希望する音色に対応
するパラメータ情報が読出され、これがゲート207を
介してトーンジェネレータ204に供給される。する
と、トーンジェネレータ204は、この時供給されるパ
ラメータ情報と鍵盤部201から供給されるキーコード
KCとに基づき対応する楽音信号Gvを発生する。その
結果、スピーカ300からは、押下鍵音高に対応しかつ
確認を希望するパラメータ情報に対応した楽音が発生さ
れる。 【0025】一方、この場合、音色選択部202により
選択指定されたパラメータメモリ部203のパラメータ
情報は、I/Oインタフェース109およびバス(BU
S)を介してAメモリ107にも転送されて記憶され
る。そして、ディスプレイ装置103に対するパラメー
タ情報源も電子楽器内部のパラメータメモリ部203と
して指定されているため、Aメモリ107に書込まれた
パラメータ情報は演算装置105の制御を受けてディス
プレイ装置103に対しても転送される。このディスプ
レイ装置103に転送されたパラメータ情報は、制御パ
ネル102において指定された表示モード(キャラクタ
モードあるいはグラフィックモード)で画面表示され
る。 【0026】これによって、パラメータメモリ部203
の中の確認を希望するパラメータ情報を楽音および文字
またはグラフによって確認することができる。 【0027】この場合、P・ROMライタ装置104に
おいて新P・ROMに対する情報の書込みが指示されて
いると、確認を希望する音色のパラメータ情報が新P・
ROM104Bにも書込まれる。 【0028】次に、以上のような動作によって例えば音
色1に対応するパラメータ情報を確認した結果、その1
部を修正したい場合の動作について説明する。 【0029】この場合、上述の動作により音色1に対応
するパラメータ情報はAメモリ107に全て転送記憶さ
れているため、このAメモリ107の記憶内容を制御パ
ネル102のスイッチ操作により一旦Bメモリ108に
移送する。この後、これらAメモリ107およびBメモ
リ108の記憶内容、すなわちパラメータ情報を演算装
置105の制御を受けてディスプレイ装置103に転送
し、これら2つのメモリ107および108から出力さ
れるパラメータ情報を同時に画面表示させておく。 【0030】この状態において、電子楽器200のトー
ンジェネレータ204に対するパラメータ情報源として
制御パネル102を指定し、この後、パラメータ指定パ
ネル101で音色1の修正すべきパラメータ情報の種類
を指定した上、制御パネル102において新たな値を設
定する。すると、Bメモリ108に記憶された音色1に
対応するパラメータ情報のうちパラメータ指定パネル1
01で指定された種類のパラメータ情報のみが新たな値
に修正される。この修正結果は、ディスプレイ装置10
3の画面表示と押鍵操作による楽音の発音によって確認
できる。この確認の結果、楽音が所望の音色のものであ
れば、Bメモリ108に記憶させた新たな音色のパラメ
ータ情報を新P・ROM104Bに書込み、この新P・
ROM104Bをパラメータメモリ部203の音色1に
対応するメセリとして用いる。 【0031】これによって、パラメータメモリ部203
のある1つの音色に関するパラメータ情報の1部修正お
よび修正結果の確認ができる。 【0032】(C)次に、既書込みROM104Aに予
め記憶されているパラメータ情報の確認およびその修正
を行う場合の動作について説明する。 【0033】この場合、制御パネル102において電子
楽器200のトーンジェネレータ204に対するパラメ
ータ情報源およびディスプレイ装置103に対するパラ
メータ情報源として既書込みROM104Aを指定す
る。 【0034】すると、トーンジェネレータ204から出
力されるパラメータ情報源に対するアドレス信号はI/
Oインタフェース109,P・ROMライタ装置104
を介して既書込みROM104Aのアドレス信号入力端
子に与えられる。これによって、既書込みROM104
Aの記憶内容が順次読出され、これがP・ROMライタ
装置104,I/Oインタフェース109を介してトー
ンジェネレータ204に供給される。すると、トーンジ
ェネレータ204は、既書込みROM104Aから供給
されるパラメータ情報と鍵盤部201から供給される押
下鍵を表すキーコードKCとに基づき対応する楽音信号
Gvを発生する。その結果、スピーカ300からは、押
下鍵音高に対応しかつ既書込みROM104Aに記憶さ
れているパラメータ情報に対応した楽音が発音される。 【0035】一方、この場合、ディスプレイ装置103
に対するパラメータ情報源も既書込みROM104Aに
指定されているため、既書込みROM104Aに記憶さ
れているパラメータ情報は演算装置105の制御を受け
て読出されディスプレイ装置103に対しても転送され
る。そして、ディスプレイ装置103へ転送されたパラ
メータ情報は、制御パネル102において指定された表
示モード(キャラクタモードあるいはグラフィックモー
ド)で画面表示される。 【0036】これによって、既書込みROM104Aに
記憶されているパラメータ情報を該情報に対応する楽音
としてその場で確認することができる上、パラメータ情
報の値を文字またはグラフによって精度よく確認するこ
とができる。 【0037】ところでこの場合、既書込みROM104
Aに記憶されているパラメータ情報を読出している時
に、P・ROMライタ装置104において新P・ROM
104Bに対する情報の書込みが指示されていると、P
・ROMライタ装置104はバス(BUS)上に出力さ
れているパラメータ情報を取込み、これを新P・ROM
104Bに書込む。これによって、既書込みROM10
4Aの記憶内容の複製も行うことができる。 【0038】以上のような動作によって既書込みROM
104Aに記憶されているパラメータ情報を確認した結
果、その1部を修正したい場合の動作を次に説明する。 【0039】この場合には、制御パネル102のスイッ
チ操作により既書込みROM104Aの記憶内容を一旦
Bメモリ108に移送する。この後、これら既書込みR
OM104AおよびBメモリ108の記憶内容、すなわ
ちパラメータ情報をディスプレイ装置103に移送し、
これらパラメータ情報を同時に画面表示させておく。以
後の動作は前述のパラメータメモリ部203におけるパ
ラメータ情報の1部修正の場合と同様なのでその説明は
省略する。 【0040】以上がこの実施形態の概略動作であるが、
この動作をフローチャートで示すと図8のようになる。
このような動作はプログラムメモリ106に記憶されて
いるプログラムに従って演算装置105により制御され
る。以下各部の詳細構成および動作を詳細に説明する。 【0041】なお、以下の説明では、設定装置100に
よって設定されるパラメータ情報としては、電子楽器2
00において形成される楽音信号の音色を時間的に変化
させたり、あるいは楽音信号に音量エンベロープを付与
するために用いられるエンベロープ波形の形状を決定す
るためのパラメータ情報を例に掲げて説明する。 【0042】エンベロープ波形は、一般に図3に示すよ
うな波形形状を有しており、このエンベロープ波形を作
るためにはイニシャルレベルIL,第1ディケイレベル
1DL,アタックレートAR,第1ディケイレート1D
R,第2ディケイレート2DR,ダンプレートDR等の
各パラメータを決定する必要がある。この実施形態で
は、これら各パラメータにそれぞれ対応するパラメータ
情報を設定装置100によって設定するようにしてい
る。そして、設定されたパラメータ情報は、電子楽器2
00のトーンジェネレータ204内部に設けられたエン
ベロープ波形発生器(図示せず)に送られ、該発生器か
ら発生されるエンベロープ波形の形状を決定する。 【0043】実際には、楽音信号を形成するためには上
述のパラメータ情報以外に種々のパラメータ情報が必要
となるが、この実施形態ではこれらのパラメータ情報に
ついては説明の簡略化のために省略する。 【0044】a.パラメータ指定パネル101 図4は、上述したエンベロープ波形の形状を決定するた
めのパラメータ情報を設定するに際し用いられるパラメ
ータ指定パネル101の一例を示す詳細図であって、こ
のパラメータ指定パネル101は設定すべきパラメータ
情報の種類を指定する複数のパラメータ指定スイッチ
(押ボタン式)1010〜1015を備えている。 【0045】各パラメータ指定スイッチ1010〜10
15は、次の表1に示すように上述した図3のエンベロ
ープ波形の各パラメータIL〜DRに対応し、例えば指
定スイッチ1010を操作すると設定すべきパラメータ
情報としてイニシャルレベルILが指定される。 【0046】 【表1】 【0047】このパラメータ指定パネル101には、演
算装置105から各指定スイッチ1010〜1015に
対応するアドレス情報がバスBUS(アドレスバスA・
BUS)を介して時分割的に順次与えられ、その時のア
ドレス情報に対応する指定スイッチが動作していれば、
そのスイッチの接点を介して”1”信号がデータバスD
・BUSに返送され、これによって各指定スイッチ10
10〜1015の動作状態(オン・オフ状態)が検出さ
れる。なお、この検出処理は図8のステップAAにおい
て行われる。 【0048】b.制御パネル102 図5は、制御パネル102の一例を示す詳細図であっ
て、前記パラメータ指定パネル101のパラメータ指定
スイッチ1010〜1015によって指定されたパラメ
ータ情報の値を可変抵抗器の摺動子の位置によって設定
する各パラメータ情報に共通のデータ設定操作子102
0と、ディスプレイ装置103の表示内容を制御するた
めの制御スイッチA〜Iと、電子楽器200のトーンジ
ェネレータ204に対するパラメータ情報源を指定する
指定スイッチX,Y,Zと、上記指定スイッチX〜Zに
よって指定されるパラメータ情報源からのパラメータ情
報をBメモリ108に転送するための転送指令スイッチ
Jとを備えている。 【0049】制御スイッチA〜Iは、次の(a)〜
(i)で述べるような機能に対応し、指定スイッチX〜
Zは次の(j)〜(l)に述べるような機能に対応して
いる。なお、図5および以下において述べる「CONS
OLE」または「コンソール」とは電子楽器200のこ
とを指し、「PANEL」または「パネル」とは制御パ
ネル102のことを指し、「ROM」とはP・ROMラ
イタ装置104に接続され、予め何らかのパラメータ情
報が記憶されている既書込みROM104Aのことを指
している。 【0050】(制御スイッチA〜I)制御スイッチA〜
Iのうち、A〜Cはディスプレイ装置103で表示する
パラメータ情報の供給源を指定するスイッチ群であり、
D〜Fは制御スイッチA〜Cで指定された情報源からの
パラメータ情報を表示するに際し、その表示に対する制
御を指示するスイッチ群であり、G〜Iはディスプレイ
装置103におけるパラメータ情報の表示モードを指定
するスイッチ群である。 【0051】(a)制御スイッチA;表示情報源として
コンソール(電子楽器200内のパラメータメモリ部2
03)を指定するスイッチ (b)制御スイッチB;表示情報源としてパネル(制御
パネル102)を指定するスイッチ (c)制御スイッチC;表示情報源としてROM(P・
ROMライタ装置104の既書込みROM104A)を
指定するスイッチ。 【0052】(d)制御スイッチD;制御スイッチA〜
Cで指定された情報源のパラメータ情報を画面に表示す
べきことを指示するスイッチ (e)制御スイッチE;制御スイッチA〜Cで指定され
た情報源のパラメータ情報の表示のみを画面から消去す
べきことを指示するスイッチ (f)制御スイッチF;画面全体の表示を消去すべきこ
とを指示するスイッチ。 【0053】(g)制御スイッチG;制御スイッチA〜
Cで指定された情報源のパラメータ情報の表示を図6
(a)に示すように数字で表示すべきことを指定するス
イッチ(キャラクタモード表示スイッチである) (h)制御スイッチH;制御スイッチA〜Cで指定され
た情報源のパラメータ情報の表示を図6(b)に示すよ
うなエンベロープ波形で表示すべきことを指定するスイ
ッチ(グラフィックモードI指定スイッチである) (i)制御スイッチI;制御スイッチA〜Cで指定され
た情報源のパラメータ情報の表示を図6(c)に示すよ
うな棒グラフで表示すべきことを指定するスイッチ(グ
ラフィックモードII指定スイッチである)。 【0054】(指定スイッチX〜Z) (j)指定スイッチX;電子楽器200のトーンジェネ
レータ204へ転送すべきパラメータ情報の情報源とし
てコンソール、すなわち電子楽器200のパラメータメ
モリ部203を指定するスイッチ (k)指定スイッチY;電子楽器200のトーンジェネ
レータ204へ転送すべきパラメータ情報の情報源とし
てパネル、すなわち制御パネル102を指定するスイッ
チ (l)指定スイッチZ;電子楽器200のトーンジェネ
レータ204へ転送すべきパラメータ情報の情報源とし
てROM,すなわち既書込みROM104Aを指定する
スイッチ。 【0055】ところで、この制御パネル102における
上記各種スイッチの動作状態は、パラメータ指定パネル
101の場合と同様にして検出される。つまり、演算装
置105から各スイッチA〜I,X〜ZおよびJに対応
したアドレス情報がアドレスバスA・BUSを介して制
御パネル102に与えられ、その時のアドレス情報に対
応するスイッチが動作していればそのスイッチの接点を
介して”1”信号がデータバスD・BUSに返送され、
これによって各スイッチA〜I,X〜ZおよびJの動作
状態(オン・オフ状態)が検出される。なお、スイッチ
A〜Iの検出処理は図8のステップCCにおいて行わ
れ、スイッチX〜Zの検出処理はステップBB,EEに
おいて行われ、またスイッチJの検出処理はステップE
Eにおいて行われる。 【0056】また、データ設定操作子1020の設定位
置は、この設定位置に対応する電圧信号として取り出さ
れた後、この電圧信号が内部のAD変換器によって対応
するディジタル情報に変換されてデータバスD・BUS
を介して送出されるように構成されている。なお、この
処理は図8のステップAAにおいて行われる。 【0057】c.ディスプレイ装置103 ディスプレイ装置103は、制御パネル102の制御に
よって図6(a)〜(c)に示したような表示パターン
で各種のパラメータ情報を画面表示する。このディスプ
レイ装置103については公知技術であるので特に詳細
説明は行わない。 【0058】d.P・ROMライタ装置104 P・ROMライタ装置104は、周知のように所定の情
報をP・ROMに書込むための装置であって、新たに所
定のパラメータ情報を書込むための新P・ROM104
Bおよび既に所定のパラメータ情報が書込まれている既
書込みROM104Aを自由に着脱し得るようにICソ
ケットを備えている。 【0059】このP・ROMライタ装置104は、制御
パネル102において既書込みROM104Aが情報源
として指定されると、すなわち制御パネル102におい
て制御スイッチCまたはZが操作されると、既書込みR
OM104Aの記憶内容のうちアドレスバスA・BUS
の内容で指定されるアドレスの記憶内容をデータバスD
・BUSに出力する。 【0060】このP・ROMライタ装置104について
は、公知技術を利用して構成されるものであるため、特
にその詳細構成は説明しないが、その操作パネルには図
7に示すようにICソケットおよび書込み動作を指示す
るライトスイッチW等が設けられている。そして、制御
パネル102の指定スイッチX,Y,Zによって新P・
ROM104Bに対して書込むべきパラメータ情報の情
報源が電子楽器200,制御パネル102,既書込みR
OM104Aのいずれかに指定されてバス(BUS)上
に該指定情報源からのパラメータ情報が送出され、かつ
ライトスイッチWがオンされると、前記制御スイッチ
X,Y,Zによって指定された情報源のパラメータ情報
が新P・ROM104Bに書込まれる。 【0061】このようにして、P・ROMライタ装置1
04はバス(BUS)から当該指定情報源のパラメータ
情報を取込み、新P・ROM104B書込む。 【0062】従って、以上のように構成することにより
パラメータ情報の複製を簡単に行うことができる。そし
て、パラメータ情報が書込まれた新P・ROM104B
は電子楽器200のパラメータメモリ部203において
適宜利用される。 【0063】e.演算装置105 演算装置105は、プログラムメモリ106に予め記憶
された所定のプログラムに従ってパラメータ指定パネル
101および制御パネル102の各種スイッチの動作状
態を検出し、その動作状態に応じた処理を実行する(図
8参照)。 【0064】パラメータ指定パネル101において、い
ずれかのパラメータ指定スイッチ1010〜1015が
動作している場合、制御パネル102のデータ設定操作
子1020によって設定されている値をBメモリ108
の当該指定パラメータ情報に対応するメモリエリアに記
憶させる(図8のステップAA参照)。 【0065】また、制御パネル102において電子楽器
200のトーンジェネレータ204に対するパラメータ
情報源の指定状態に応じて(すなわち指定スイッチX〜
Zの操作に応じて)次の表2に示すような制御コマンド
信号CDP,CEPを出力する(図8のステップBB参
照)。 【0066】 【表2】 【0067】つまり、制御パネル102において指定ス
イッチが操作されて電子楽器のトーンジェネレータ20
4に対するパラメータ情報源としてコンソール、すなわ
ち電子楽器200内のパラメータメモリ部203が指定
されている場合、演算装置105はI/Oインタフェー
ス109を介して電子楽器200に対して”1”の制御
コマンド信号CEPを送出する。 【0068】また、制御パネル102において指定スイ
ッチY(またはZ)が操作されて電子楽器200のトー
ンジェネレータ204に対するパラメータ情報源として
制御パネル102(または既書込みROM104A)が
指定されている場合、演算装置105はI/Oインタフ
ェース109を介して電子楽器200に対して”1”の
制御コマンド信号CDPを送出する。 【0069】この制御コマンド信号CDP,CEPは電
子楽器200のゲート207のオン・オフ制御に用いら
れるもので、後述するように、ゲート207は制御コマ
ンド信号CDPが”1”のときオフ状態となり、制御コ
マンド信号CEPが”1”のときオン状態となる。これ
によって、トーンジェネレータ204に対するパラメー
タ情報源が電子楽器200側と設定装置100側に切替
わるようになっている。 【0070】さらに、演算装置105は制御パネル10
2におけるディスプレイ装置103の制御用の制御スイ
ッチA〜Iの動作状態に応じて次のような処理を実行す
る。(図8のステップCC参照)。 【0071】制御スイッチDの操作によってパラメータ
情報の表示が指示されており、かつ制御スイッチG〜I
のいずれかによってパラメータ情報の表示モードが指定
されている場合、制御スイッチA〜Cで指定された情報
源のパラメータ情報を読出し、一定の制御処理を加えた
後これをディスプレイ装置103に転送する。これによ
って、ディスプレイ装置103は、制御スイッチA〜C
で指定された情報源のパラメータ情報を制御スイッチG
〜Iのいずれかで指定された表示モードで画面表示す
る。 【0072】この場合、指定可能なパラメータ情報源は
3個あるが、制御スイッチA〜Cのオン状態によって1
個ずつ、2個ずつあるいは全てを指定することができ
る。 【0073】次に、制御スイッチG〜Iのいずれかによ
ってパラメータ情報の表示モードが指定されており、か
つ制御スイッチEによってパラメータ表示の消去が指定
されている場合、演算装置105はディスプレイ装置1
03に対するパラメータ情報のうち制御スイッチA〜C
で指定される情報源のパラメータ情報の転送を停止す
る。 【0074】また、制御スイッチFが操作されている
と、演算装置105はディスプレイ装置103に対する
パラメータ情報の転送を全て停止する。この結果、ディ
スプレイ装置103においては何等の情報も表示されな
くなる。 【0075】また、転送指令スイッチJが操作される
と、演算装置105はその時同時に操作されている指定
スイッチXまたはYまたはZにより指定されるパラメー
タ情報源(電子楽器200内のパラメータメモリ部20
3または制御パネル102または既書込みROM104
A)からのパラメータ情報をBメモリ108に転送して
記憶する。(図8のステップEE参照)例えば、指定ス
イッチXを操作した状態で転送指令スイッチJを操作す
ると、Bメモリ108にパラメータメモリ部203のパ
ラメータ情報が記憶されることになるが、この場合には
パラメータメモリ部203のパラメータ情報がAメモリ
107にすでに記憶されているので(図8のステップD
D参照)、実際にはAメモリ107の記憶内容がBメモ
リ108に転送される。また、指定スイッチZを操作し
た状態で転送指令スイッチJを操作すると既書込みRO
M104Aのパラメータ情報がBメモリ108に記憶さ
れる。なお、指定スイッチYを操作した場合には、前述
のように制御パネル102のパラメータ情報Bメモリ1
08に自動的に記憶されるので、この場合には転送指令
スイッチJを操作する必要はない。そして、このような
処理を指令する転送指令スイッチJは、前述の概略動作
説明のところで述べたように電子楽器200のパラメー
タメモリ部203に記憶されているパラメータ情報また
は既書込みROM104Aに記憶されているパラメータ
情報の1部を修正したい場合に操作されるものである。 【0076】従って、演算装置105の主な処理内容を
整理すると、図9〜図12で示すようなフローチャート
で表すことができる。なお、図9〜図12に示すフロー
チャートは図8のフローチャートにおけるステップA
A,BB,CC,EEにそれぞれ対応する。 【0077】f.Aメモリ107,Bメモリ108 Aメモリ107およびBメモリ108はRAMなどのメ
モリ素子で構成されるものであるが、この実施形態にお
いてAメモリ107は電子楽器200のパラメータメモ
リ部203から読出されたパラメータ情報を一時記憶す
るワーキングメモリとして利用され、Bメモリ108は
制御パネル102において設定されたパラメータ情報を
一時記憶するワーキングメモリとして主に利用されるも
のである。 【0078】なお、Bメモリ108には、制御パネル1
02における転送指令スイッチJが操作された場合に
は、上述したようにAメモリ107の記憶内容あるいは
既書込みROM104Aの記憶内容が転送され記憶され
る。 【0079】以上が設定装置100の各部詳細構成の説
明である。次に、電子楽器200の各部詳細構成につい
て説明する。 【0080】g.鍵盤部201 鍵盤部201は、各鍵に対応した多数のキースイッチを
有し、いずれかの鍵が押鍵されると、この押下鍵に対応
したキーコードKCを出力する。 【0081】h.パラメータメモリ部203 パラメータメモリ部203は、音色1〜Nに対応し、そ
れぞれ複数種類のパラメータ情報を記憶した複数個のメ
モリ素子を備え、この複数個のメモリ素子のうち音色選
択部202の選択スイッチによって指定された音色に対
応するメモリ素子のみが読出し可能状態となり、ゲート
207を介して与えられるトーンジェネレータ204か
らのアドレス信号により各アドレスに記憶されたパラメ
ータ情報が読出される。 【0082】i.トーンジェネレータ204 トーンジェネレータ204は、鍵盤部201から供給さ
れるキーコードKCと、設定装置100あるいは自己の
パラメータメモリ部203から供給されるパラメータ情
報とに基づいて対応する楽音信号Gvを発生する。 【0083】このトーンジェネレータ204は、例えば
特開昭48−90217号公報や特開昭53−1395
21号公報に開示されている装置に準じて構成されるも
のであるため、その詳細説明は省略するが、この実施形
態のトーンジェネレータ204は楽音信号Gvを形成す
るに際し、必要なパラメータ情報の要求信号としてアド
レス信号を所定周期で繰り返し出力するように構成され
ているものである。 【0084】なお、以下において、トーンジェネレータ
204から出力されるアドレス信号には記号「ADR」
を付し、またパラメータメモリ部203からゲート20
7を介してトーンジェネレータ204に供給されるパラ
メータ情報には記号「PDC」を付し、さらに設定装置
100からトーンジェネレータ204に供給されるパラ
メータ情報には記号「PDS」を付して説明する。 【0085】ところで、トーンジェネレータ204に対
するパラメータ情報源として自己のパラメータメモリ部
203が指定されているとき、パラメータメモリ部20
3とトーンジェネレータ204とはゲート207を介し
て情報の転送が行われるわけであるが、ゲート207は
フリップフロップ206のセット出力(Q)によってオ
ン・オフ状態が制御される。 【0086】つまり、制御パネル102においてトーン
ジェネレータ204に対するパラメータ情報源としてパ
ラメータメモリ部203が指定されると(スイッチXが
操作されると)、演算装置105からI/Oインターフ
ェース109を介して”1”の制御コマンド信号CEP
がオアゲート205に入力される。そして、このオアゲ
ート205の出力信号はフリップフロップ206のセッ
ト入力(S)に加えられ、これによってフリップフロッ
プ206はセットされ、そのセット出力(Q)は”1”
となる。これによってゲート207はオン状態となり、
トーンジェネレータ204から出力されるアドレス信号
ADRがこのオン状態となったゲート207を介してパ
ラメータメモリ部203に供給され、パラメータメモリ
部203から音色選択部202の選択スイッチで指定さ
れた音色に関するパラメータ情報PDCが順次読出され
る。読出されたパラメータ情報PDCはオン状態となっ
ているゲート207を介してトーンジェネレータ204
に入力される。 【0087】一方、制御パネル102においてトーンジ
ェネレータ204に対するパラメータ情報源として制御
パネル102または既書込みROM104Aが指定され
ている場合(スイッチYまたはZが操作されている場
合)、演算装置105からI/Oインターフェース10
9を介してフリップフロップ206のリセット入力
(R)に”1”の制御コマンド信号CDPが与えられ
る。このため、フリップフロップ206はリセットさ
れ、これによってゲート207はオフ状態となる。する
と、トーンジェネレータ204から出力されるアドレス
信号ADRは設定装置100側にのみ与えられることに
なり、制御パネル102において設定したパラメータ情
報または既書込みROM104Aに記憶されているパラ
メータ情報が順次読出され、トーンジェネレータ204
に転送される。 【0088】ところで、電子楽器200と設定装置10
0とを切り離した場合、電子楽器200においては電源
投入時に発生されるイニシャライズ信号IZがオアゲー
ト205を介してフリップフロップ206のセット入力
(S)に与えられ、かつリセット入力(R)にプルダウ
ン抵抗Rdによって”0”信号が与えられるため、フリ
ップフロップ206は常時セット状態となる。この結
果、ゲート207は常時オン状態となり、トーンジェネ
レータ204にはパラメータメモリ部203からのパラ
メータ情報PDCが転送される。 【0089】従って、以上のように構成された設定装置
100においては、パラメータ指定パネル101のパラ
メータ指定スイッチ1010〜1015を用いて設定す
べきパラメータ情報の種類を指定し、この後制御パネル
102のデータ設定操作子1020を用いて指定のパラ
メータ情報の値を設定すれば、各パラメータ情報の値が
順次Bメモリ108へ記憶される。そして、制御パネル
102において指定スイッチYをオンして電子楽器20
0のトーンジェネレータ204に対するパラメータ情報
源として制御パネル102を指定しておき、この後押鍵
操作を行うと設定したパラメータ情報に対応した楽音が
発音され、設定パラメータ情報をその場で楽音として確
認できる。 【0090】また、制御パネル102において制御スイ
ッチBおよびDならびにGをオンしておくと、データ設
定操作子1020を用いて設定されてBメモリ108に
記憶されたパラメータ情報がキャラクタモード(図6
(a)参照)で表示され、設定パラメータ情報を文字に
よって精度良く確認できる。この場合、ディスプレイ装
置103のパラメータ情報源に関する制御スイッチA〜
Cを全てオンしておくと、3個のパラメータ情報源、す
なわち電子楽器200のパラメータメモリ部203およ
び既書込みROM104AならびにBメモリ108から
の全てのパラメータ情報を同時に画面表示することがで
きる。 【0091】このように、各パラメータ情報源のパラメ
ータ情報を同時に画面表示し、かつその画面表示パター
ンを図6(a)〜(c)で示したように指定できるた
め、各情報源のパラメータ情報の比較も精度よく簡単に
行うことができる。同時に、その部分的な修正も簡単に
行うことができる。 【0092】また、鍵盤部201において押鍵操作を行
いながら、制御パネル102における指定スイッチX,
Yを交互にオンすると、パラメータメモリ部203に記
憶されたパラメータ情報とデータ設定操作子1020に
よって設定されBメモリ108に記憶されたパラメータ
情報とに基づく楽音信号Gvがトーンジェネレータ20
4において交互に形成され、2つのパラメータ情報源に
よる楽音を聴き比べることができる。これは、パラメー
タメモリ部203に記憶されたパラメータ情報と、この
一部分を修正したパラメータ情報とに基づく楽音を聴き
比べる際に用いれば極めて有効である。 【0093】また、P・ROMライタ装置104におい
て、ライトスイッチWをオンしておくことにより、指定
スイッチX〜Zにより指定されたパラメータ情報源から
のパラメータ情報を新P・ROM104Bに書込むこと
ができ、パラメータ情報の複製を簡単に行うことができ
る。 【0094】ところで、各種類のパラメータ情報の値
は、制御パネル102のデータ設定操作子1020を共
通使用することによって設定されるため、パラメータ情
報の設定に必要な材料費およびパネルのスペースを節約
できる利点がある。つまり、パラメータ情報の値を設定
するための可変抵抗器は一般に高精度のものを必要と
し、かつこれは高価であり、また操作性の点から一定の
大きさを必要とする。特に、設定すべきパラメータ情報
の種類が多くなると、経済的負担は益々増大し、かつパ
ネル面積の増大を招く。従って、この実施形態のように
データ設定操作子1020を共通使用することによって
材料費およびパネルのスペースの大幅な節約を計ること
ができる。 【0095】以上説明したことから明らかなように、こ
の実施形態による電子楽器用パラメータ情報設定装置
は、設定すべきパラメータ情報の種類を指定するパラメ
ータ情報指定手段と、このパラメータ情報指定手段によ
って指定されたパラメータ情報の値を設定する上記各種
類のパラメータ情報に対し共通のパラメータ情報値設定
手段とを設け、各種類のパラメータ情報の設定を順次行
うようにしたものである。このため、極めて簡単な構成
で、かつ安価な構成で多種類のパラメータ情報を設定で
きる。 【0096】また、電子楽器に対し、設定したパラメー
タ情報を転送する転送手段を設けているため、パラメー
タ情報を設定しながらこのパラメータ情報に対応する楽
音を発音させることができ、これによって楽音を聴きな
がらパラメータ情報の設定を行うことができる極めて実
用的な利点がある。 【0097】また、電子楽器において用いられるパラメ
ータ情報と設定されたパラメータ情報とを同時にキャラ
クタモードおるいはグラフィックモードで表示できるた
め両パラメータ情報の比較や部分修正を簡単に、かつ精
度よく短時間のうちに実施できる。 【0098】また、P・ROMライタ装置に設けられて
いるため、設定されたパラメータ情報の複製を簡単に行
うことができる。 【0099】なお、この実施形態において、ディスプレ
イ装置103は、パラメータ情報をキャラクタモードあ
るいはグラフィックモードで印字する印字装置に代えて
も良い。 【0100】また、パラメータ情報の種類も上記実施形
態に限定されるものではなく、必要に応じて付加あるい
は省略されるものである。 【0101】以上説明したようにこの発明によれば、多
種類のパラメータ情報の設定および修正を簡単な構成
で、しかも安価な構成で行うことができる。 【0102】また、パラメータ情報の設定や修正を楽音
を聴きながら行うことができ、さらに表示手段を設ける
ことにより、設定したパラメータ情報の確認が容易にで
きる。 【0103】また、複数の表示モードの中から操作者が
任意に選択できるので、絶対的な値をもとにパラメータ
を設定したいときには数値表示モード、複数のパラメー
タを比較しながらパラメータを設定したいときにはグラ
フィックモード等と設定態様に応じた表示方法が選択で
き著しい使い勝手向上が期待できる。 【0104】さらに、第1および第2パラメータ情報記
憶手段のパラメータ情報を表示手段で表示することによ
り、両パラメータ情報を比較したり部分修正したりする
ことが簡単にでき、修正等を精度よく短時間で実施でき
る。 【0105】このように本発明によると数多くの優れた
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による電子楽器用パラメータ情報設
定装置とこれに接続される電子楽器の一実施形態を示す
外観図である。 【図2】 図1に示した電子楽器用パラメータ情報設定
装置および電子楽器の全体構成を示すブロック図であ
る。 【図3】 この実施形態において設定されるパラメータ
情報の種類を説明するための波形図である。 【図4】 図2に示したパラメータ指定パネルの一例を
示す図である。 【図5】 図2に示した制御パネルの一例を示す図であ
る。 【図6】 (a)〜(c)は図2に示したディスプレイ
装置における表示例をそれぞれ示す図である。 【図7】 図2に示したP・ROMライタ装置における
操作パネルの一例を示す図である。 【図8】 図2に示した演算装置の処理内容を示すフロ
ーチャートである。 【図9】 図2に示した演算装置の処理内容を示すフロ
ーチャートである。 【図10】 図2に示した演算装置の処理内容を示すフ
ローチャートである。 【図11】 図2に示した演算装置の処理内容を示すフ
ローチャートである。 【図12】 図2に示した演算装置の処理内容を示すフ
ローチャートである。 【符号の説明】 100…電子楽器用パラメータ情報設定装置、101…
パラメータ指定パネル、102…制御パネル、103…
ディスプレイ装置、104…P・ROMライタ装置、1
05…演算装置、109…I/Oインターフェース、1
020…データ設定操作子、200…電子楽器、203
…電子楽器のパラメータメモリ部、204…トーンジェ
ネレータ。
定装置とこれに接続される電子楽器の一実施形態を示す
外観図である。 【図2】 図1に示した電子楽器用パラメータ情報設定
装置および電子楽器の全体構成を示すブロック図であ
る。 【図3】 この実施形態において設定されるパラメータ
情報の種類を説明するための波形図である。 【図4】 図2に示したパラメータ指定パネルの一例を
示す図である。 【図5】 図2に示した制御パネルの一例を示す図であ
る。 【図6】 (a)〜(c)は図2に示したディスプレイ
装置における表示例をそれぞれ示す図である。 【図7】 図2に示したP・ROMライタ装置における
操作パネルの一例を示す図である。 【図8】 図2に示した演算装置の処理内容を示すフロ
ーチャートである。 【図9】 図2に示した演算装置の処理内容を示すフロ
ーチャートである。 【図10】 図2に示した演算装置の処理内容を示すフ
ローチャートである。 【図11】 図2に示した演算装置の処理内容を示すフ
ローチャートである。 【図12】 図2に示した演算装置の処理内容を示すフ
ローチャートである。 【符号の説明】 100…電子楽器用パラメータ情報設定装置、101…
パラメータ指定パネル、102…制御パネル、103…
ディスプレイ装置、104…P・ROMライタ装置、1
05…演算装置、109…I/Oインターフェース、1
020…データ設定操作子、200…電子楽器、203
…電子楽器のパラメータメモリ部、204…トーンジェ
ネレータ。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.複数種類の楽音特性制御用のパラメータ情報に基づ
き楽音を形成する電子楽器において用いられるパラメー
タ情報を設定する電子楽器用パラメータ情報設定装置に
おいて、 それぞれ異なる複数種類の楽音特性を制御するための複
数種類のパラメータ情報の値を記憶可能な第1のパラメ
ータ情報記憶手段と、 上記複数種類のパラメータ情報の値を予め記憶している
第2のパラメータ情報記憶手段と、 上記第2のパラメータ情報記憶手段に記憶されている複
数種類のパラメータ情報の値を上記第1のパラメータ情
報記憶手段に転送して記憶させる転送記憶制御手段と、 上記複数種類のパラメータ情報のうち修正すべきパラメ
ータの種類を指定するパラメータ指定手段と、 上記複数種類のパラメータ情報に対し共通に設けられ、
パラメータ情報の値を所望の値に設定するパラメータ情
報値設定手段と、 上記第1のパラメータ情報記憶手段に記憶されている複
数種類のパラメータ情報の値のうちで、上記パラメータ
指定手段で指定されたパラメータ情報の種類に対応した
パラメータ情報の値を、上記パラメータ情報値設定手段
で設定されたパラメータ情報の値に更新する更新制御手
段と、 上記第1のパラメータ情報記憶手段および第2のパラメ
ータ情報記憶手段に記憶されたパラメータ情報の値を同
時に表示する表示手段とを備え、上記第1のパラメータ
情報記憶手段に記憶された複数種類のパラメータ情報の
値を楽音のそれぞれ異なる楽音特性を制御するために使
用するようにしたことを特徴とする電子楽器用パラメー
タ情報設定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8278058A JP2745474B2 (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 電子楽器用パラメータ情報設定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8278058A JP2745474B2 (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 電子楽器用パラメータ情報設定装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63195627A Division JPH0631974B2 (ja) | 1988-08-05 | 1988-08-05 | 電子楽器用パラメータ情報設定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09265290A JPH09265290A (ja) | 1997-10-07 |
JP2745474B2 true JP2745474B2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17592077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8278058A Expired - Lifetime JP2745474B2 (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 電子楽器用パラメータ情報設定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2745474B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4774997B2 (ja) * | 2006-01-16 | 2011-09-21 | カシオ計算機株式会社 | 楽音編集装置および楽音編集処理のプログラム |
-
1996
- 1996-10-21 JP JP8278058A patent/JP2745474B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09265290A (ja) | 1997-10-07 |
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