JPH05191273A - プログラマブル分周回路 - Google Patents

プログラマブル分周回路

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Publication number
JPH05191273A
JPH05191273A JP4145722A JP14572292A JPH05191273A JP H05191273 A JPH05191273 A JP H05191273A JP 4145722 A JP4145722 A JP 4145722A JP 14572292 A JP14572292 A JP 14572292A JP H05191273 A JPH05191273 A JP H05191273A
Authority
JP
Japan
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signal
cell
input terminal
output
flop
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Pending
Application number
JP4145722A
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English (en)
Inventor
Philippe Gorisse
ゴリス フィリップ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Gloeilampenfabrieken NV
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH05191273A publication Critical patent/JPH05191273A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K23/00Pulse counters comprising counting chains; Frequency dividers comprising counting chains
    • H03K23/64Pulse counters comprising counting chains; Frequency dividers comprising counting chains with a base or radix other than a power of two
    • H03K23/66Pulse counters comprising counting chains; Frequency dividers comprising counting chains with a base or radix other than a power of two with a variable counting base, e.g. by presetting or by adding or suppressing pulses
    • H03K23/667Pulse counters comprising counting chains; Frequency dividers comprising counting chains with a base or radix other than a power of two with a variable counting base, e.g. by presetting or by adding or suppressing pulses by switching the base during a counting cycle

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用すべき除数の値の範囲がセルの数に依存
して制限されることのないようにしたプログラマブル分
周回路を提供するものである。 【構成】 p個の縦続接続分周セルより成るプレスケー
ラを具え、これら縦続接続分周セルの順位iのセルは常
規除数2をとすると共にセルに供給される入力周波数を
1/3に分周し得るようにプログラマブルとする。順位
iの各セルによって、ゲーティング信号と称されセルi
の作動周波数で持続幅および位置を較正する信号を、順
位i−1の後続セルに対するプログラムされたモードを
イネーブルする信号として供給する。プレスケーラPP
SCは計数手段CNTに関連させて、M・2p +Nに等
しいプログラマブル除数Rを生ぜしめるようにする。こ
こにMは計数手段CNTに適用される整数、pはプレス
ケーラPPSCのセルの数、NはプレスケーラPPSC
のプログラミング入力端子に適用される整数である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はp個の縦続接続分周セル
を具え、この縦続接続分周セルのうちの順位iのセルは
i番目の分周を行い(ここにiは0からp−1までの値
の1つを取る)、全てのセルは常規モードと称される1
/2の分周モードとプログラムモードと称される1/3
の分周モードとの間を切換え自在とし、任意順位iのセ
ルは入力周波数信号用の第1入力端子と、順位の次のセ
ルの第1入力端子に供給すべき出力周波数信号用の第1
出力端子と、プログラムモードのイネーブル信号用の第
2入力端子と、プログラム信号用の第3入力端子と、ゲ
ーティング信号用の第2出力端子とを具え、他に前記セ
ルiの第2入力端子に到来するイネーブル信号からゲー
ティング信号を発生する手段を具え、このゲーティング
信号を低い順位のセルの第2入力端子に供給するように
したプログラマブル分周回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の分周回路はフランス国特許出願
FR−A−2653617号明細書から既知である。こ
のフランス国特許出願明細書によれば、プログラマブル
分周回路は複数のp縦続接続分割セルを具え、その各々
がプログラミング入力端子(D i )と称される第3入力
端子および関連するセルのイネーブル入力端子と称され
る第2入力端子(CIi )に供給される信号の値に依存
してセルの入力周波数を1/2または1/3に分周し得
るようにする。所定の除数に対し適宜の信号をプログラ
ミング入力端子(Di )に供給するが、各セルの第2入
力端子(CIi )に受信したイネーブル信号によって、
関連するセルがプログラムされたモードと称される分周
モードを実行する、即ち、常規モードにおいて1/2の
分周の代わりに1/3の分周を行う瞬時を決めるように
する、イネーブル信号を受ける各セルによって前のセル
に、ゲーティング信号と称され、しかもイネーブル信号
として前のセルで受ける信号を供給する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる既知の分周回路
は所定数の制限を受ける。また、かかる回路によって用
いるべき除数の値の範囲がセルの数に依存して制限され
るようになる。その理由はセル列のp番目のセル、即
ち、最後のセルが実際上不変の信号であり、特に低レベ
ルの信号であるからである。関連するイネーブル入力端
子は実際上接地する。さらに、既知の回路では、ゲーテ
ィング信号のアクティブ論理状態への変位に関する限
り、各分周セルによって、前のセルに向けられ、このセ
ル自体のリズムで固定されたゲーティング信号を発生す
るが、このゲーティング信号のインアクティブ論理状態
への復帰はこの回路の各セルに設けられたORゲートの
作用の下で同時に全てのセルに直接適用される。この信
号は回路のp個のセルを経て進行するうちに遅延が生じ
るようになるが、最高の周波数で作動する第1セルに関
するかぎり、高い精度を必要とする。
【0004】本発明の目的はかかる制限を除去し得るよ
うに適切に構成配置した上述した種類のプログラマブル
分周回路を提供せんとするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はp個の縦続接続
分周セルを具え、この縦続接続分周セルのうちの順位i
のセルはi番目の分周を行い(ここにiは0からp−1
までの値の1つを取る)、全てのセルは常規モードと称
される1/2の分周モードとプログラムモードと称され
る1/3の分周モードとの間を切換え自在とし、任意順
位iのセルは入力周波数信号用の第1入力端子と、順位
の次のセルの第1入力端子に供給すべき出力周波数信号
用の第1出力端子と、プログラムモードのイネーブル信
号用の第2入力端子と、プログラム信号用の第3入力端
子と、ゲーティング信号用の第2出力端子とを具え、他
に前記セルiの第2入力端子に到来するイネーブル信号
からゲーティング信号を発生する手段を具え、このゲー
ティング信号を低い順位のセルの第2入力端子にイネー
ブル信号として供給するようにしたプログラマブル分周
回路において、前記ゲーティング信号を発生する手段を
適宜作動させて関連するセルiが受けるイネーブル信号
を不作動論理状態に戻す瞬時からこのゲーティング信号
を供給し、前記分周回路のプレスケーラを構成するp個
のセルに対し、前記プレスケーラの出力周波数の周期の
第1数および第2数の第1計数作動および第2計数作動
を行う計数手段を設け、p番目のセルの第2入力端子が
前記計数手段により供給され第1計数作動の終了時から
取出したイネーブル信号を受け、前記第1および第2計
数作動の終了時により分周回路の出力周期を構成するよ
うにしたことを特徴とする。
【0006】既知の分周回路では、入力周波数の1周期
の“取込み(swallowing)”なる用語を用いて、入力周
波数を1/2に分周する常規モード(プログラムされな
いモード)と比較するに、入力周波数の補充周期の作動
を行うことなく、1/3への分周にプログラムされ、制
御される際1セルを取込む動作を示すものとする。
【0007】本発明分周回路では、p個の縦続接続され
たプログラマブル分周セルより成るプレスケーラをその
出力側に得られる除数のプログラマブルな増大を行う計
数手段に関連させるため、本発明回路は既知の回路の除
数の範囲よりも広い除数の範囲を有する。さらに、プレ
スケーラの任意のセルによって発生するゲーティング信
号はそれ自体のイネーブル信号がインアクティブ論理状
態に復帰する際にのみ発生する。これがため、順位iの
任意のセルが受けるイネーブル信号はアクティブ論理状
態状態の始端におよび次のセルによりインアクティブ論
理状態状態に復帰する際に規定されるため、この信号は
順位i+1を有するセルの精度を有する。これによる主
な利点は、一連のp個の縦続接続セルを経て最後のセル
から最初のセルへの移行中(隣接セルがイネーブル信号
を同時に受ける)ゲーティング信号に必要な精度は入力
周波数自体で作動する関連セル内で必要な精度よりも高
いタイミング精度を必要としない。換言すれば、プレス
ケーラの最後のセルから最初のセルへの進行中、ゲーテ
ィング信号は一層精密な時間スケールに再較正されるよ
うになる。
【0008】実際上、計数手段によって供給される取込
みイネーブル信号はプレスケーラの出力周波数に相当す
る比較的低い周波数を有するため、このリンクは臨界的
とはならない。前のセルのイネーブル信号として作用す
るように各セルにより供給されたゲーティング信号はp
番目のセルから第2セル進行中増大する周波数を有す
る。これがため、(第1セルのイネーブル命令に対す
る)時間応答による最も臨界的なリンクは第2セルおよ
び第1セル間に位置し、これらセルは主として互いに隣
接して配置され最も大きな電流が供給される得るように
なる。徐々に低い周波数で作動する後続のセルには徐々
に小さい電流が供給されるされるようになる。これがた
め、本発明による分周回路は従来のものよりも高い入力
周波数を有する信号を受け得るようになる。
【0009】さらに、本発明回路は、実行が容易となる
とともに、臨界的接続によりプレスケーラの入力セルを
その出力セルからおよびプレスケーラを構成するたの全
てのセルを経て制御する必要のある既知の回路の場合の
ように、時間応答のため極めて長く且つ臨界的である任
意の接続を具えない。
【0010】本発明の好適な例では、前記計数手段は総
計数値M(ここにMは1より大きな整数の変数)をロー
ドし、第1の数を(M−1)に等しくし、第1の数の計
数中前記プレスケーラのp個のセルが非プログラムモー
ドで作動し、前記プログラミング入力端子が再ロードす
るが、前記第2の数は前記プレスケーラの出力周波数の
1周期に対応して1に等しくなり、そのセルはプログラ
ムモードで作動し、前記計数手段が前記出力周波数の周
期中計数値Mに再ロードされるようにする。この例によ
れば、計数手段を単一の計数器に容易に減少し、従って
分周回路を簡単化し且つ小型化することができる。
【0011】順位iのセルによって発生したゲーティン
グ信号は関連するセルの入力周波数の周期の0.5〜
1.5倍の持続期間を有するようにする。
【0012】本発明の実際的で興味ある例では、前記プ
レスケーラのセルの各々は第1D型フリップフロップお
よび第2D型フリップフロップを具え、これらフリップ
フロップは縦続接続するとともに関連するセルの入力周
波数信号およびその論理反転値によりそれぞれクロック
処理し、第2フリップフロップの出力を第1フリップフ
ロップのデータ入力端子にフィードバックし、この第1
のフリップフロップの出力によってセルの第1出力を構
成し、更に前記第2フリップフロップの出力端子および
第1フリップフロップのデータ入力端子間に保持段を具
え、この保持段は前記セルのプログラミング入力端子を
含むとともに第1フリップフロップのデータ入力端子の
状態をプログラミング信号およびイネーブル信号が同時
にアクティブとなる際に入力周波数信号の周期を取込み
得るようにする。
【0013】任意のセルの入力周波数の1周期の取込み
は次のようにして行う。前記保持段は第3D型フリップ
フロップを具え、これを入力周波数信号によりクロック
処理するとともにそのデータ入力端子が第2フリップフ
ロップの出力信号の論理反転値を受け、その出力端子を
第1反転ORゲートに接続し、ORゲートの出力端子に
よってセルの第2入力端子を構成し、このORゲートの
出力端子を第4D型フリップフロップのデータ入力端子
に接続し、この第4D型フリップフロップは入力周波数
信号の反転値によりクロック処理されるとともにその出
力信号を前記第1フリップフロップのデータ入力端子に
フィードバックし;この出力端子をANDゲートの第1
入力端子に接続するとともにその他方の入力端子によっ
て前記セルのプログラミング入力端子を構成し、AND
ゲートの出力端子を第2ORゲートの第1入力端子に接
続し、第2ORゲートの出力端子を第1フリップフロッ
プのデータ入力端子に接続し、第2ORゲートの第2入
力端子が第2フリップフロップの出力端子を受けてその
出力端子から前記第1フリップフロップのフィードバッ
クを行うようにする。
【0014】好適には、前記プレスケーラの各セルも第
5D型フリップフロップを具え、この第5D型フリップ
フロップは入力周波数信号によってクロック処理され、
そのデータ入力端子が前記第4フリップフロップの出力
信号の論理反転値を受け、第5フリップフロップの出力
によって前記セルの第2出力を構成し得るようにする。
【0015】
【実施例】図面につき本発明の実施例を説明する。図1
は既知の回路とほぼ同様な本発明分周回路のp個のセル
を有するプレスケーラの構成を線図的に示す。図1に示
すように、各セルにはその順位に相当する指標を付し、
この指標をプレスケーラの入力セルに対する0から出力
セルに対する(p−1)迄延在させるようにする。(任
意のセルに対する順位iの)各分周セルは入力周波数信
号FIi に対する入力端子Ii および出力周波数信号F
i に対する出力端子Oi 並びにプログラミング入力端
子Di を具える。入力端子CIi には入力周波数FIi
の補助周期を取込む取込みイネーブル信号(信号CI i
とも称する)を受け、この取込みはプログラミング入力
端子Di が1の際に行われ、プログラミング入力端子D
i が0の際に禁止される。取込みプログラミング信号自
体も図中DOi で示す。出力信号COi によって関連す
るセルに先行する順位(i−1)のセルに対する取込み
イネーブル信号として作用するゲーティング信号を発生
する。順位零のセル(C0 )、即ち、入力セルはその入
力端子I 0 に分周すべき周波数FINを受ける。順位零の
セルの出力端子Oo を順位1のセルの入力端子Ii に接
続し、以下同様に入力端子Ip-1 が順位(p−2)のセ
ルの出力信号Op-2 を受ける順位(p−1)のセルまで
同様のことが繰返される。プレスケーラの出力セルの出
力端子Op-1 によって信号Fc を発生する。上記出力セ
ルの入力端子CIp-1 は取込みイネーブル信号FDCを
受け、これによりこのセルを出力周波数の単一周期の期
間中プログラミングモードに設定する。順位(p−2)
のセルの入力端子CIp-2 に接続された出力端子CO
p-1 は信号FDCに基づき発生するゲーティング信号を
を生ぜしめ;この処理を、順位零のセルに到達し、順位
零のセルの入力端子CIOが順位1のセルの出力信号CO
1 を受けるまで、あるセルから後続のセルに向かって繰
返される。換言すれば、順次分周が行われる周波数FI
i の信号順位零のセルから順位(p−1)のセルまで伝
送するが、周波数が順次乗算される取込みイネーブル信
号は順位(p−1)のセルから順位零のセルに向かって
逆方向に伝送される。
【0016】図1に示す分周セルの構成は前記フランス
国特許出願FR−A−2653617号明細書に開示さ
れたものとほぼ同一であるが、本発明によるその作動を
図2につき以下に説明する。
【0017】図2の信号時間ダイアグラムは通常の1/
2分周(Di =0)またはプログラムされたモード(D
i =1)で1/3分周を行うものとした場合の順位iの
任意のセルの状態を示す。Di =0(図の左側半部)の
場合には取込みイネーブル信号(CIi =0)が存在し
ても、信号FIi を1/2に分周することにより信号F
i を得る。また、Di =1(図の右側半部)の場合に
は取込みイネーブル信号(CIi =0)が存在すると、
信号FOi は入力周波数FIi の1/3の分周に相当す
る周波数FIi の1周期に等しい補充間隔に亘り高レベ
ルの儘である。低レベル状態でアクティブとなるゲーテ
ィング信号COi は信号CIi の終了後に現われ信号C
i の半分の持続幅を有する。これは、信号CIi 自体
のセルの持続幅が順位iのセルの周波数FIi の周期に
ほぼ等しい場合に順位(i−1)のセルの周波数FI
i-1 の周期にほぼ相当する。
【0018】図2の時間ダイアグラムの右側半部から明
らかなように、同一入力周波数の周期u1に続く入力周
波数FIi の周期u2はセルによって取込まれる。その
理由は、周期u1中、(低レベル状態でアクティブとな
る)イネーブル信号CIi および(高レベル状態中アク
ティブである)プログラミング信号Di が同時に存在す
るからである。しかし、同一の時間ダイアグラムの左側
半部から明らかなように、入力周波数FIi の周期u3
は取込まれない。その理由はプログラミング信号Di
続く周期u4中低レベルであるからである。
【0019】図3は、図1に示すセルの1つであり、図
2のタイミング線図により説明した機能を実行しうるセ
ルの一実施例を線図的に示す。2分周機能は2つの縦続
接続したD型フリップフロップB1 及びB2 により達成
する。第1フリップフロップB1 のクロック入力端子C
KはセルCi の入力端子Ii を構成し、すぐ下の順位の
セルCi-1 (図示せず)の出力端子Oi-1 から供給され
る周波数FIi の信号を受ける。第2フリップフロップ
2 のクロック入力端子CKは(インバータ7を介し
て)周波数FIi の信号の論理反転を受ける。第1フリ
ップフロップB1 の出力Q1 はインバータ4による反転
後第2フリップフロップB2 のデータ入力端子Dに供給
され、この第2フリップフロップの出力Q2 はORゲー
ト1を経て第1フリップフロップB1 の入力端子Dに帰
還される。第1フリップフロップの出力端子Q1 はセル
の第1出力端子Oi を構成する。セルCi は第2フリッ
プフロップB2 の出力端子Q2 と第1フリップフロップ
1 のデータ入力端子Dとの間に保持段をも有し、この
保持段は関連のセルのプログラミング入力Di を有し、
取込まれたプログラミング信号Di とイネーブル信号C
i とが同時にアクティブとなった際に動作して第1フ
リップフロップB1 のデータ入力端子Dの状態を取込み
動作に対するものとする。
【0020】前記保持段は特に第3D型フリップフロッ
プB3 を有し、このフリップフロップB3 は入力周波数
FIi の信号によりクロック動作され、そのデータ入力
端子Dはインバータ5を介して第2フリップフロップB
2 の出力信号Q2 の論理反転を受け、その出力は反転O
Rゲート2の第1入力端子に供給される。この反転OR
ゲートの第2入力端子は取込みイネーブル入力端子と称
するセルの前記の第2入力端子CIi を構成する。前記
の反転ORゲート2の出力端子は第4D型フリップフロ
ップB4 のデータ入力端子Dに接続され、この第4フリ
ップフロップB 4 は入力周波数FIi の信号の反転信号
によりクロック動作され、その出力Q4 は第1フリップ
フロップB1 の入力端子Dに帰還される。その理由は、
出力端子Q4 がANDゲート3の一方の入力端子に接続
され、このANDゲートの他方の入力端子がセルの前記
のプログラミング入力端子Di を構成し、且つANDゲ
ート3の出力端子がORゲート1の一方の入力端子に接
続され、このORゲート1の他方の入力端子が第2フリ
ップフロップB2 の出力信号Q2 を受け、前記の出力端
子Q2 から第1フリップフロップB1 の入力端子への前
記の帰還を達成する為である。
【0021】すぐ下の順位のセルCi-1 に対するゲート
信号を生ぜしめるために、セルCi は入力周波数FIi
の信号によりクロック動作される第5D型フリップフロ
ップB5 をも有し、この第5フリップフロップのデータ
入力端子Dがインバータ6を介して第4フリップフロッ
プB4 の出力Q4 の論理反転を受け、この第5フリップ
フロップの出力端子Q5 が、ゲート信号を生じるセルの
第2出力端子COi を構成する。セルの動作を図4aの
タイミング線図を用いて以下に説明する。このタイミン
グ線図の左側部分では、プログラミング信号Di が0で
あり、従ってANDゲート3を阻止する。初期状態で
は、フリップフロップB1 の入力Dが0で、フリップフ
ロップB2 の入力Dが1である。FIi の立下り縁に応
答してフリップフロップB2 の出力Q2 が1になり、こ
の状態1がORゲート1を経てフリップフロップB1
入力端子Dに供給される。FIi の次の立上り縁に応答
してフリップフロップB1 の出力端子における信号FO
i が1になり、従って第2フリップフロップB2 の入力
端子Dにレベル0を生ぜしめ、この第2フリップフロッ
プの出力Q2 はFIi の次の立下り縁に応答して0にな
る。この状態変化により第1フリップフロップB1 の入
力端子Dに0を生ぜしめ、この第1フリップフロップは
FIi の次の立上り縁に応答して1となり、以下同様で
ある。
【0022】上述したところから明らかなように、出力
信号FOi は入力周波数FIi の半分に相当する周波数
に極めて良好に応答する。プログラミング入力Di が低
レベルにあれば同じことが行われるということを次に証
明する。第3フリップフロップB3 の出力信号Q3 は、
インバータ5とフリップフロップB3 のクロック入力端
子CKに供給されるクロック周波数FIi との組合せ効
果の為に信号FOi の周波数に対して半周期だけシフト
される。イネーブル信号CIi は一般に、すなわち次の
セルが生ずるゲート信号を受けない場合、1である。こ
の一般的な場合には、ORゲート2の為に第4フリップ
フロップB4 の入力Dは0であり、その出力Q4 も0を
維持する。低レベル状態でアクティブとなっているイネ
ーブル信号が現れると、CIi は0となり、出力Q
4 は、フリップフロップB3 の出力Q3 がレベル0に遷
移するのに続く入力信号FIi の第1立下り縁に応答し
て1となる。出力Q4 は、イネーブル信号CIi が状態
1に遷移するのに続く周波数FIi の第1立下り縁に応
答して再び0となる。第5フリップフロップB5 の出力
端子Q5 により供給され、通常1であるゲート信号CO
i は、フリップフロップB4 の出力Q4 が状態1に遷移
するのに続く周波数FIi の第1立上り縁に応答して状
態0に切換わる。このゲート信号はフリップフロップB
4 の出力Q4 がレベル0に遷移するのに続く周波数FI
i の第1立上り縁に応答して再び1となる。これは、イ
ンバータ6とフリップフロップB5 のクロック入力端子
CKに供給されるクロック周波数とが存在することによ
る。従って、低レベル状態でアクティブとなっているゲ
ート信号COi はイネーブル信号CIi の直後に形成さ
れ、その持続時間はセルの入力周波数FIi の周期に等
しい。
【0023】プログラミング入力Di は図4aの左側部
分で低レベルにある為、保持ループB4,3,1はアクテ
ィブとならずANDゲート3により阻止される。図4a
のタイミング線図の右側部分は、セルの入力周波数FI
i の周期を取込む目的の為に、プログラミング指令Di
を高レベルにした場合を示す。第4フリップフロップB
4 の高レベル出力Q4 がANDゲート3を介して第1フ
リップフロップB1 の入力端子に帰還される。この場
合、保持ループはアクティブ状態にあり、入力周波数F
i の次の立上り縁(瞬時t3 )中第1フリップフロッ
プB 1 はその状態を変えず、その出力FQi は高レベル
を維持する。しかし、瞬時t 3 にすぐ続く周波数FIi
の立下り縁(瞬時t4 )に応答して第4フリップフロッ
プB4 の出力Q4 が再び低レベルとなる。従って、出力
信号FQi は瞬時t4 にすぐ続く周波数FIi の立上り
縁(瞬時t5 )に応答して再び低レベルとなりうる。従
って、出力信号FOi は入力信号FIi の1周期に等し
い期間スキップされ、この瞬時には出力信号は2分周で
はなく3分周に対応し、2+Di (Di は1又は0)分
周がえられること明らかである。セルの入力周波数の周
期の取込みと称するこの動作は第2フリップフロップB
2 の出力端子Q2 の信号に、又は、第3フリップフロッ
プB3 の出力端子Q3 の信号に伝達されることに注意す
べきである。しかし、第4フリップフロップB4 の出力
端子における信号Q4 及び第5フリップフロップB5
出力端子における信号COi は、Di =0であるタイミ
ング線図の左側部分に対応する前述した場合と同じ状態
を維持する。従って、ゲート信号COi はあらゆる場合
に発生する。
【0024】上述したことを考慮することにより、セル
に供給される取込みイネーブル信号CIi が満足すべき
タイミング条件を決定し、入力周波数FIi の周期に相
当する期間のスキッピングすなわちこの周波数FIi
2分周の代わりにこの周波数の3分周を正確に導入する
この周波数の周期の取込みを達成することができる。こ
の点に関し図4bのタイミング線図を参照する。実際に
は、図3に示す線図は本発明によるプログラマブルセル
の可能な一構成例にすぎないことに注意すべきである。
同じ結果が得られる限り他の等価な手段を用いることが
できる。図4bのタイミング線図を明瞭とするために、
この図4bには信号FIi,FO i 及びCIi のみを示し
てある。出力信号FOi は入力信号FIi の1周期中で
ある瞬時t1 ′及び瞬時t3 ′間(t1 及びt3 間)で
高レベルにある。取込み動作をプログラミングするため
にプログラミング入力Di が高レベルにあると、出力信
号FOi の高レベルが瞬時t5 まで、従って入力信号F
i の補足の1周期中延長される。第4フリップフロッ
プB4 の出力信号Q4 は入力周波数FIi の立上り縁の
存在中(瞬時t3 における)第1フリップフロップB1
の入力端子Dにレベル1を維持することにより取込み動
作を可能化(イネーブル)する。従って、フリップフロ
ップB4 の出力端子Q4 の信号は、信号Q3 及び信号C
i の双方が0である場合に信号FOi の立下り縁に応
答して高レベルにする。従って、信号CIi は瞬時t3
に先行する瞬時t2 において入力周波数FIi の立下り
縁時にすでに0である必要がある。従って実際には、信
号CIi は瞬時t2 よりもFIi の半周期前に、すなわ
ち瞬時t1 に0とする必要がある。一方、フリップフロ
ップB4 の出力Q4 をレベル1まで高めることにより取
込み動作を確実に達成するためには、瞬時t2 を越えた
FIi の半周期の間、すなわち瞬時t3 まで信号CIi
を低レベルに維持する必要がある。換言すれば、瞬時t
2 で既に行われているフリップフロップB4 の状態変化
に続く瞬時t3 で取込み動作が開始される。FIi の1
周期の取込みを可能化する状態0の信号CIi の瞬時t
1 から瞬時t3 までの最小持続時間(図4bに肉太ライ
ンで示す)は瞬時t2 の両側にそれぞれFIi の半周期
を延長させた時間に相当する。
【0025】取込みイネーブル信号CIi の最大持続時
間は最小持続時間の両側にそれぞれFIi の1周期を延
長させた時間、従って瞬時t0 から瞬時t5 までの時間
である。実際、信号CIi が瞬時t5 を越えても依然と
して0にあった場合には、第4フリップフロップB4
出力Q4 が瞬時t5 から周波数FIi の半周期後に再び
1となり、従って信号Di を再びレベル1にプログラミ
ングする場合に期間の他のスキッピングを生ぜしめる。
しかし、信号CIi が瞬時t0 に先行する周波数FIi
の立下り縁で、従って瞬時t1 よりも周波数FIi
1.5周期前に既に0であった場合には、第4フリップ
フロップB4 の出力Q4 が1となり、従って早期の補足
的な取込みを生ぜしめる。
【0026】上述したところから明らかなように、イネ
ーブル信号CIi はセルCi の入力周波数FIi の周期
の1〜3倍の持続時間を有する。従って、取込みイネー
ブル信号CIi は、セルCi に続くセルすなわち順位数
i+1を有するセルによって供給されゲート信号と称さ
れている信号以外の何ものでもない。従ってセルCi +1
は周波数FIi の半分である入力周波数FIi+1 を有
し、その結果順位iのセルにより生ぜしめられるゲート
信号COi はそれ自体のイネーブル信号CIi に対し規
定される持続時間の半分の持続時間を有する必要があ
る。実際には順位iのセルにより生ぜしめられるゲート
信号は関連のセルの入力周波数FIi の周期の 0.5〜1.
5 倍の持続時間を有する必要があるという条件が存在す
る。イネーブル信号CIi の持続時間に関する条件は従
来の場合よりも厳格でないということを確かめることが
できる。
【0027】図5及び6は図3につき説明した種類の3
つの隣接セルCi-1,Ci およびCi+ 1 の動作に関するも
のである。図5はこれら3つのセル間の接続を示し、図
6はこれらセルの信号FI及びCIに対するタイミング
線図を示す。取込み動作を行わない場合には、セルCi
の入力周波数FIi の信号が入力周波数FIi-1 の信号
の周波数の半分の周波数を有する。同様に入力信号FI
i+1 は入力信号FIi の周波数の半分の周波数を有す
る。
【0028】低レベル状態でアクティブであるセルCi
のイネーブル信号CIi はこのセルCi の入力周波数F
i の信号の周期の2倍の持続時間を有し、このイネー
ブル信号は太線で示す最小窓の開始よりもFIi の1周
期前から始まる。セルCi-1 に供給されるイネーブル信
号CIi-1 (この信号はセルCi から生じるゲート信号
以外の何ものでもない)はセルCi-1 の入力周波数FI
i-1 の2周期に等しい、低レベル状態でアクティブの持
続時間を有する。実際、図4aはイネーブル信号CI
i-1 がセルCi のイネーブル信号CIi の持続時間の半
分の持続時間を有するということを示している。結局、
入力信号FIi-1 ,FIi ,FIi+1 は順次に低くなる
周波数で発生され、逆の順序で順次に生じるイネーブル
信号CIi+ 1, CIi , CIi-1 は逐次高い周波数を有
する。しかし、いかなるセルにおいてもその入力周波数
FIi の周期に対するそのイネーブル信号CIi の周期
の比は常に同じ(この場合2)である。
【0029】図7は本発明による分周回路を線図的に示
す。この分周回路は、カウンタCNTと関連する上述し
たようなプレスケーラPPSCを用いる。プレスケーラ
PPSCは図1につき説明した回路に相当する。このプ
レスケーラは分周すべき入力周波数FINを受け、カウン
タCNTのカウントダウン入力端子に供給する出力信号
C を生じる。カウンタCNTには総計数値Mがロード
されており、このカウンタは循環的に動作する(Mは1
よりも大きな可変の整数である)。カウンタCNTはサ
イクル終了信号FDCを生じ、この信号は順位数(p−
1)のp番目のセル、すなわちプレスケーラの出力セル
のイネーブル入力端子CIp-1 に供給される。プログラ
ミング信号の組(Dp-1,---,Di ,---, D1,D0 )は以
下の値Nの2進数を形成する。
【0030】 N=D0 +2D1 +22 2 +----+2i i +--- +2p-1 p-1 (1) 信号FDCが0になると、プレスケーラPPSCはプロ
グラミングモードに切換わり、イネーブル信号とゲート
信号COi とが前述したようにセルを互いに逆方向に通
過し、Di が1であるセルの各々においてFi の1周期
の単一の取込みを導入する。
【0031】サイクル終了信号FDCが高レベル(1) に
なると、プレスケーラPPSCの除数は2p に等しくな
る。その理由は、プレスケーラは2分周するp個のセル
を有する為である。しかし、サイクル終了信号FDCが
低レベル(0) であると、プレスケーラPPSCはプログ
ラミングモードに切換わる。プレスケーラPPSCの出
力端子における信号FC の完全な1出力周期を形成する
のに必要なこのプレスケーラPPSCの入力周波数FIN
の周期の個数は以下の計算により決定することができ
る。プレスケーラの出力信号FCの1周期を得るために
は、順位p−1のセルの入力端子に 2+Dp-1 個の周期、順位p−2のセルの入力端子に 2+(2+Dp-1 )+Dp-2 個の周期、順位p−3のセ
ルの入力端子に 2+(2+(2+Dp-1 )+Dp-2 )+Dp-3 個の周
期、従って、 22 (2+Dp-1 )+2Dp-2 +Dp-3 個の周期、 ---- ---- 順位0のセルの入力端子、すなわちプレスケーラPPS
Cの入力端子に 2p-1(2+Dp-1 )+2p-2 p-2 +----+2D1 +D
0 個の周期、従って、 2p +(2p-1 p-1 +2p-2 p-2 +----+2D1
0 )個の周期、従って式(1) を考慮して、 2p +N個の周期、をそれぞれ必要とする。
【0032】従って、プレスケーラPPSCの場合、プ
ログラミングモードでの1サイクルはFINの周期のN倍
の取込みに相当する。この場合、図7に示す分周回路の
動作は以下の通りである。
【0033】まず最初、カウンタCNTには計数値Mが
ロードされており、信号FDCは1である。従って、プ
レスケーラPPSCは、すべてのセルが除数2を有する
非プログラミングモードで分周する。この状態は、カウ
ンタCNTが計数値0に達するまでの、プレスケーラの
出力信号FC の(M−1)個の周期中続く。この瞬時に
サイクル終了信号FDCが0となり、これによりプレス
ケーラPPCSをプログラミングモードにし、プログラ
ミング入力D0 , Di , Dp-1 を有効化する。この瞬時
からカウンタCNTに、前の計数値Mと同じに又は異な
らせることができる計数値Mを再ロードしうる。前述し
たところから明らかなように、(プログラミングモード
にある)プレスケーラPPSCの出力周波数FC の周期
に等しい期間がこの動作を実行するために得られる。
【0034】プレスケーラの出力信号FC の最初の(M
−1)個の周期中、2p による入力周波数FINの分周が
得られ、これにより得られる周期は入力(クロック)周
波数FINの(M−1)2p 個の周期分に相当する。残り
の周期(M番目の周期)中プレスケーラPPSCのプロ
グラミングモードにより2p +Nによる分周を行い、こ
れにより得られる周期は入力周波数FINの2p +N個の
周期分に相当する。
【0035】従って、分周回路の出力端子Fout には、
入力周波数FINの(M−1)2p +2p +N、従ってM
p +N個の周期分に相当する完全な1周期が得られ
る。従って、除数Rは R=M2p +N となる。
【0036】図8はカウンタCNTとプレスケーラPP
SCの出力端子との間の結合制御をより詳細に説明する
ためのものであり、図9は対応する信号に対するタイミ
ング線図である。容易に理解しうるようにするために、
カウンタCNTとしては3つの部分、すなわち反転OR
ゲート10とカウントダウン装置100と、SR型のフ
リップフロップSRQとを有するものを示した。カウン
トダウン装置100はクロック入力端子CKと、カウン
トダウンすべき数(計数値)を記憶するための入力端子
と、計数値Mをロードするためのイネーブル入力端子S
Cと、ORゲート10の入力端子に並列に接続されたビ
ット毎の出力端子Q0 ′, Q1 ′, Q2 ′,---- とを有
する。フリップフロップSRQの非反転出力端子Qはカ
ウントダウン装置100のイネーブル入力端子SCに接
続され、このフリップフロップの反転出力端子
【外1】 は入力端子CIp-1 に接続されこれにサイクル終了信号
FDCを供給し、フリップフロップSRQの入力端子S
はORゲート10の反転出力端子に接続され、フリップ
フロップSRQの反転入力端子はこのフリップフロップ
SRQに対するリセット信号RSを生じる接続ラインC
p-1 −CIp-2 に接続されている。計数値Mが零まで
カウントダウンされると、すべての出力Q0 ′,
1 ′, Q2 ′,---- が零となり、従って反転ORゲー
ト10の出力端子に状態1を有する信号ECを生ぜし
め、フリップフロップSRQを経て計数値Mのローディ
ングを可能化(イネーブル)する。これに続いて、カウ
ントダウン装置100の出力端子Q′の少なくとも1つ
が1となり、ORゲート10の出力信号が再び零とな
る。これと同時にフリップフロップSRQが反転出力信
号〔外1〕を生じ、サイクル終了信号FDCをプレスケ
ーラPPSCの入力端子CIp-1 に供給する。プレスケ
ーラPPSCの順位(p−1)の出力セルが前述したよ
うにしてゲート信号を生じる。この信号をリセット信号
RSとして用いてフリップフロップSRQの反転入力端
子Rに供給し、信号SCの状態(低レベル状態)を変化
させ、計数値Mのローディング阻止を解除し、カウント
ダウン装置100を再びカウントダウンモードに入れ
る。図6に示す例に合うように、信号RSはサイクル終
了信号FDCの持続時間の半分の持続時間を有するよう
にする。
【0037】信号RSを発生させるのに必ずしも出力セ
ルCp-1 を用いる必要がないことに注意すべきである。
この信号は単安定回路(図示せず)に基づいて生ぜしめ
ることもでき、この場合その入力端子にフリップフロッ
プSRQの出力信号〔外1〕の立上り縁を供給し、この
単安定回路によりサイクル終了信号FDCの持続時間の
ほぼ半分の持続時間のパルスRSを生ぜしめる。
【0038】本発明による分周回路により得られる利点
を適切に理解するためには、カウンタCNTとプレスケ
ーラPPSCとの間のすべての接続がプレスケーラPP
SCの出力周波数FC に相当する最低の周波数で動作す
るということに注意すべきである。さらに、サイクル終
了信号FDCは一般に計数サイクル中のいかなる瞬時に
も発生せしめることができるということも注意すべきで
ある。取込みイネーブル信号の逆方向への伝搬は、サイ
クル終了信号FDCを常にこのカウントダウンサイクル
内の同じ瞬時に且つ1サイクル当り1回だけ生ぜしめる
必要があるという条件の下でMのカウントダウンサイク
ルの2周期に及ぶようにすることができる。
【0039】本発明による分周回路は、特に水晶発振器
により生ぜしめられる安定周波数と相違して、1単位の
ステップで可変としうる除数Rによる分周により、1G
Hz程度の周波数の電圧制御発振器(VCO)の出力を
比較的低い周波数の信号に変換するための周波数シンセ
サイザに用いるのが有利である。除数Rを変えることに
より種々の受信チャネルを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明分周回路の一部分の構成を示すブロック
図である。
【図2】図1の回路の一部分に関連する時間ダイアグラ
ムを示す波形図である。
【図3】図2のプレスケーラのセルの1例を示すブロッ
ク図である。
【図4】(a)は関連する時間ダイアグラムを示す波形
図であり、(b)も同様に関連する時間ダイアグラムを
示す波形図である。
【図5】3つの隣接するセルの構成を示すブロック図で
ある。
【図6】同じくその関連する時間ダイアグラムを示す波
形図である。
【図7】本発明分周回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】図1のプレスケーラの出力部分に接続された計
数手段の1例を示すブロック図である。
【図9】同じくその関連する部分の時間ダイアグラムを
示す波形図である。
【符号の説明】
1 ORゲート 2,10 反転ORゲート 3 ANDゲート 4〜7 インバータ 100 カウントダウン装置 CNT カウンタ PPSC プレスケーラ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 p個の縦続接続分周セルを具え、この縦
    続接続分周セルのうちの順位iのセルはi番目の分周を
    行い(ここにiは0からp−1までの値の1つを取
    る)、全てのセルは常規モードと称される1/2の分周
    モードとプログラムモードと称される1/3の分周モー
    ドとの間を切換え自在とし、任意順位iのセルは入力周
    波数信号(FIi )用の第1入力端子(Ii )と、順位
    (i+1)の次のセルの第1入力端子(Ii+1 )に供給
    すべき出力周波数信号(FOi )用の第1出力端子(O
    i )と、プログラムモードのイネーブル信号用の第2入
    力端子(CIi )と、プログラム信号用の第3入力端子
    (Di)と、ゲーティング信号用の第2出力端子(CO
    i )とを具え、他に前記セルiの第2入力端子(C
    i )に到来するイネーブル信号からゲーティング信号
    を発生する手段を具え、このゲーティング信号を低い順
    位のセル(i−1)の第2入力端子(CIi-1 )にイネ
    ーブル信号として供給するようにしたプログラマブル分
    周回路において、前記ゲーティング信号を発生する手段
    を適宜作動させて関連するセルiが受けるイネーブル信
    号を不作動論理状態に戻す瞬時からこのゲーティング信
    号を供給し、前記分周回路のプレスケーラを構成するp
    個のセルに対し、前記プレスケーラの出力周波数の周期
    の第1数および第2数の第1計数作動および第2計数作
    動を行う計数手段を設け、p番目のセルの第2入力端子
    (CIp-1 )が前記計数手段により供給され第1計数作
    動の終了時から取出したイネーブル信号を受け、前記第
    1および第2計数作動の終了時により分周回路の出力周
    期を構成するようにしたことを特徴とするプログラマブ
    ル分周回路。
  2. 【請求項2】 前記計数手段は総計数値M(ここにMは
    1より大きな整数の変数)をロードし、第1の数を値
    (M−1)に等しくし、第1の数の計数中前記プレスケ
    ーラのp個のセルが非プログラムモードで作動し、前記
    プログラミング入力端子(Di )が再ロードするが、前
    記第2の数は前記プレスケーラの出力周波数の1周期に
    対応して1に等しくなり、そのセルはプログラムモード
    で作動し、前記計数手段が前記出力周波数の周期中計数
    値Mに再ロードされるようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載のプログラマブル分周回路。
  3. 【請求項3】 順位iのセルによって発生したゲーティ
    ング信号は関連するセルの入力周波数(FIi )の周期
    の0.5〜1.5倍の持続期間を有することを特徴とす
    る請求項1または2に記載のプログラマブル分周回路。
  4. 【請求項4】 前記プレスケーラのセルの各々は第1D
    型フリップフロップおよび第2D型フリップフロップを
    具え、これらフリップフロップは縦続接続するとともに
    関連するセルの入力周波数信号(FIi )およびその論
    理反転値によりそれぞれクロック処理し、第2フリップ
    フロップの出力を第1フリップフロップのデータ入力端
    子にフィードバックし、この第1のフリップフロップの
    出力によってセルの第1出力を構成し、更に前記第2フ
    リップフロップの出力端子および第1フリップフロップ
    のデータ入力端子間に保持段を具え、この保持段は前記
    セルのプログラミング入力端子(Di )を含むとともに
    第1フリップフロップ(B1 )のデータ入力端子(D)
    の状態をプログラミング信号(Di )およびイネーブル
    信号(CIi )が同時にアクティブとなる際に入力周波
    数信号(FIi )の周期を吸収するようにしたことを特
    徴とする請求項3に記載のプログラマブル分周回路。
  5. 【請求項5】 前記保持段は第3D型フリップフロップ
    を具え、これを入力周波数信号(FIi )によりクロッ
    ク処理するとともにそのデータ入力端子が第2フリップ
    フロップの出力信号の論理反転値を受け、その出力端子
    を第1反転ORゲートに接続し、ORゲートの出力端子
    によってセルの第2入力端子(CIi )を構成し、この
    ORゲートの出力端子を第4D型フリップフロップのデ
    ータ入力端子に接続し、この第4D型フリップフロップ
    は入力周波数信号(FIi )の反転値によりクロック処
    理されるとともにその出力信号を前記第1フリップフロ
    ップのデータ入力端子にフィードバックし;この出力端
    子をANDゲートの第1入力端子に接続するとともにそ
    の他方の入力端子によって前記セルのプログラミング入
    力端子(Di )を構成し、ANDゲートの出力端子を第
    2ORゲートの第1入力端子に接続し、第2ORゲート
    の出力端子を第1フリップフロップのデータ入力端子に
    接続し、第2ORゲートの第2入力端子が第2フリップ
    フロップの出力端子を受けてその出力端子から前記第1
    フリップフロップのフィードバックを行うようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のプログラマブル分周回
    路。
  6. 【請求項6】 前記プレスケーラの各セルも第5D型フ
    リップフロップを具え、この第5D型フリップフロップ
    は入力周波数信号(FIi )によってクロック処理さ
    れ、そのデータ入力端子が前記第4フリップフロップの
    出力信号の論理反転値を受け、第5フリップフロップの
    出力によって前記セルの第2出力(CO i )を構成する
    ようにしたことを特徴とする請求項5に記載のプログラ
    マブル分周回路。
  7. 【請求項7】 前記計数手段は、前記プレスケーラのp
    番目のセルの出力端子(Op-1 )に接続されたカウント
    ダウン入力端子およびカウントダウンが零値となった際
    に前記プレスケーラのp番目のイネーブル入力端子(C
    p-1 )を作動させるカウントダウン出力端子を有する
    循環計数器(CNT)によって形成するようにしたこと
    を特徴とする請求項1〜6の何れかの項に記載のプログ
    ラマブル分周回路。
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