JPH05190528A - シリコンウェハのエッチング方法 - Google Patents
シリコンウェハのエッチング方法Info
- Publication number
- JPH05190528A JPH05190528A JP511892A JP511892A JPH05190528A JP H05190528 A JPH05190528 A JP H05190528A JP 511892 A JP511892 A JP 511892A JP 511892 A JP511892 A JP 511892A JP H05190528 A JPH05190528 A JP H05190528A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silicon wafer
- pattern
- electrodes
- borosilicate glass
- patterns
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- ing And Chemical Polishing (AREA)
- Weting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属電極等が配線されているシリコンウェハ
をエッチングする。 【構成】 金属電極等が配線されているパターン面を保
護するために、パターン面にホウケイ酸ガラスを陽極接
合し、しかも接合されたホウケイ酸ガラスがパターン等
と接触しないように、あらかじめパターン部となるとこ
ろのシリコンウェハをエッチングし、段差を形成してお
く。
をエッチングする。 【構成】 金属電極等が配線されているパターン面を保
護するために、パターン面にホウケイ酸ガラスを陽極接
合し、しかも接合されたホウケイ酸ガラスがパターン等
と接触しないように、あらかじめパターン部となるとこ
ろのシリコンウェハをエッチングし、段差を形成してお
く。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体圧力センサなど
の製造におけるシリコンウェハのエッチング方法に関す
るものである。
の製造におけるシリコンウェハのエッチング方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のシリコンウェハのエッチング方法
は、CVD法等で成膜した窒化膜等をマスク材としてエ
ッチングしていた。窒化膜をマスク材としてシリコンウ
ェハをエッチングする場合の加工順を図5に沿って説明
する。まず、シリコンウェハの両面にCVD等で窒化膜
を約1000Å成膜し、さらに、シリコン酸化膜(Si
O2 )を両面に約1500Å成膜する。続いて、エッチ
ングしようとする形状にパターニングするためにフォト
レジストを両面に塗布し、露光、現像を行うことによっ
てフォトレジストのパターニングを行う。このとき、エ
ッチングしない面にレジストが残るようにする。フォト
レジストのパターニング終了後、SiO2 のパターニン
グをするため、バッファフッ酸液(フッ酸:フッ化アン
モニウム水溶液=1:10)に約10分間浸す。SiO
2 のパターニング終了後、レジストを剥離し、窒化膜を
パターニングするために約150℃に加熱した燐酸に浸
す。窒化膜のパターニング終了後、約90℃に加熱した
水酸化カリウム水溶液(KOH)に浸し、シリコンウェ
ハのエッチングを行う。シリコンウェハのエッチング終
了後、バッファフッ酸液、燐酸に浸してエッチングしな
い面を保護しているSiO2 膜、および窒化膜を除去す
ることによってシリコンウェハのエッチングを行ってい
た。
は、CVD法等で成膜した窒化膜等をマスク材としてエ
ッチングしていた。窒化膜をマスク材としてシリコンウ
ェハをエッチングする場合の加工順を図5に沿って説明
する。まず、シリコンウェハの両面にCVD等で窒化膜
を約1000Å成膜し、さらに、シリコン酸化膜(Si
O2 )を両面に約1500Å成膜する。続いて、エッチ
ングしようとする形状にパターニングするためにフォト
レジストを両面に塗布し、露光、現像を行うことによっ
てフォトレジストのパターニングを行う。このとき、エ
ッチングしない面にレジストが残るようにする。フォト
レジストのパターニング終了後、SiO2 のパターニン
グをするため、バッファフッ酸液(フッ酸:フッ化アン
モニウム水溶液=1:10)に約10分間浸す。SiO
2 のパターニング終了後、レジストを剥離し、窒化膜を
パターニングするために約150℃に加熱した燐酸に浸
す。窒化膜のパターニング終了後、約90℃に加熱した
水酸化カリウム水溶液(KOH)に浸し、シリコンウェ
ハのエッチングを行う。シリコンウェハのエッチング終
了後、バッファフッ酸液、燐酸に浸してエッチングしな
い面を保護しているSiO2 膜、および窒化膜を除去す
ることによってシリコンウェハのエッチングを行ってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法によってシ
リコンウェハのエッチングを行う場合、窒化膜やSiO
2 膜を除去するためのバッファフッ酸や燐酸にエッチン
グされないパターンの場合はエッチングが可能であるも
のの、Al電極等の配線がされているシリコンウェハの
エッチングの場合は、エッチング終了後に窒化膜やSi
O2 を除去するためにバッファフッ酸や燐酸に浸すとA
l電極等のパターンが侵されてしまうという課題があっ
た。
リコンウェハのエッチングを行う場合、窒化膜やSiO
2 膜を除去するためのバッファフッ酸や燐酸にエッチン
グされないパターンの場合はエッチングが可能であるも
のの、Al電極等の配線がされているシリコンウェハの
エッチングの場合は、エッチング終了後に窒化膜やSi
O2 を除去するためにバッファフッ酸や燐酸に浸すとA
l電極等のパターンが侵されてしまうという課題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決するため、シリコンウェハ上の金属電極等が
配線されるパターン部を保護するために、パターン面に
ホウケイ酸ガラスを陽極接合しエッチングを行うことに
より、電極パターン等が侵されずシリコンウェハのエッ
チングが可能となる。また、電極等のパターンの形成前
にあらかじめパターン部となるところのシリコンウェハ
をエッチングして、ホウケイ酸ガラスが接合することに
よって電極等のパターン面と接触し、接合されないよう
にする。
課題を解決するため、シリコンウェハ上の金属電極等が
配線されるパターン部を保護するために、パターン面に
ホウケイ酸ガラスを陽極接合しエッチングを行うことに
より、電極パターン等が侵されずシリコンウェハのエッ
チングが可能となる。また、電極等のパターンの形成前
にあらかじめパターン部となるところのシリコンウェハ
をエッチングして、ホウケイ酸ガラスが接合することに
よって電極等のパターン面と接触し、接合されないよう
にする。
【0005】
【作用】上記の方法は、窒化膜やSiO2 の除去が必要
でないため、Al電極等のパターンが侵されずシリコン
ウェハのエッチングが可能となる。
でないため、Al電極等のパターンが侵されずシリコン
ウェハのエッチングが可能となる。
【0006】
【実施例】本発明に係るシリコンウェハのエッチング方
法の加工順を、図1に沿って説明する。まず、厚み52
5μmで(100)面のシリコンウェハ1上にCVD装
置によって約1000Åの窒化膜2を形成し、その上か
らSiO2 3を約1500Å成膜する。フォトレジスト
4を両面に塗布し、電極等の配線部となるところのレジ
ストが除去されるように露光、現像をし、SiO2 3の
パターニングを行うためにバッファフッ酸に約10分浸
す。SiO2 3のパターニング終了後、レジスト4を剥
離し、窒化膜2をパターニングするため約150℃の燐
酸に浸す。続いて、約90℃のKOHに50分間浸し、
電極が形成される面のシリコンウェハー1を約90℃の
KOHに5分間浸しエッチングすることによって、約1
0μmの段差5ができる。シリコンウェハのエッチング
終了後、ホウケイ酸ガラス6を陽極接合しないエッチン
グ面のパターニングをするために片面にレジスト4を塗
布し、上記と同様な露光、現像およびSiO2 3、窒化
膜2のパターニングを行う。このとき同時に、電極側の
窒化膜2およびSiO2 3は除去される。
法の加工順を、図1に沿って説明する。まず、厚み52
5μmで(100)面のシリコンウェハ1上にCVD装
置によって約1000Åの窒化膜2を形成し、その上か
らSiO2 3を約1500Å成膜する。フォトレジスト
4を両面に塗布し、電極等の配線部となるところのレジ
ストが除去されるように露光、現像をし、SiO2 3の
パターニングを行うためにバッファフッ酸に約10分浸
す。SiO2 3のパターニング終了後、レジスト4を剥
離し、窒化膜2をパターニングするため約150℃の燐
酸に浸す。続いて、約90℃のKOHに50分間浸し、
電極が形成される面のシリコンウェハー1を約90℃の
KOHに5分間浸しエッチングすることによって、約1
0μmの段差5ができる。シリコンウェハのエッチング
終了後、ホウケイ酸ガラス6を陽極接合しないエッチン
グ面のパターニングをするために片面にレジスト4を塗
布し、上記と同様な露光、現像およびSiO2 3、窒化
膜2のパターニングを行う。このとき同時に、電極側の
窒化膜2およびSiO2 3は除去される。
【0007】次に、電極を形成するためにAl電極7を
スパッタリングにて5000Å成膜し、電極のパターニ
ングを行うためにフォトレジスト4を塗布し、露光、現
像をしてレジスト4のパターニングをする。レジスト4
のパターニング終了後、Alのエッチング液に浸し、A
l電極7のパターニングをしてレジスト4を剥離する。
Al電極7のパターニングが終了したときのシリコンウ
ェハ1の状態を図2に示す。
スパッタリングにて5000Å成膜し、電極のパターニ
ングを行うためにフォトレジスト4を塗布し、露光、現
像をしてレジスト4のパターニングをする。レジスト4
のパターニング終了後、Alのエッチング液に浸し、A
l電極7のパターニングをしてレジスト4を剥離する。
Al電極7のパターニングが終了したときのシリコンウ
ェハ1の状態を図2に示す。
【0008】続いて、Al電極7のパターンを形成した
面を上側にしてシリコンウェハ1をヒーター8にのせ、
ホウケイ酸ガラス6をシリコンウェハ1に密着させる。
ヒーター8を約400℃に加熱し、シリコンウェハ1と
ホウケイ酸ガラス6との間に約600V印加することに
よって、シリコンウェハ1とホウケイ酸ガラス6が段差
5以外の部分のみが陽極接合される(図3)。この陽極
接合されたウェハを90℃に加熱したKOHに約3時間
30分浸すことによって、窒化膜2でマスクされない部
分が約500μmエッチングすることができた(図
4)。
面を上側にしてシリコンウェハ1をヒーター8にのせ、
ホウケイ酸ガラス6をシリコンウェハ1に密着させる。
ヒーター8を約400℃に加熱し、シリコンウェハ1と
ホウケイ酸ガラス6との間に約600V印加することに
よって、シリコンウェハ1とホウケイ酸ガラス6が段差
5以外の部分のみが陽極接合される(図3)。この陽極
接合されたウェハを90℃に加熱したKOHに約3時間
30分浸すことによって、窒化膜2でマスクされない部
分が約500μmエッチングすることができた(図
4)。
【0009】そして、接合したホウケイ酸ガラス6を取
り除くためにダイシングで切断することによって、Al
電極7がKOHに侵されることなくシリコンウェハ1の
エッチングができた。また、Al電極7パターン以外の
シリコンウェハ1表面もKOHによって侵されることは
なかった。
り除くためにダイシングで切断することによって、Al
電極7がKOHに侵されることなくシリコンウェハ1の
エッチングができた。また、Al電極7パターン以外の
シリコンウェハ1表面もKOHによって侵されることは
なかった。
【0010】
【発明の効果】この発明は、金属電極等の配線パターン
の保護として窒化膜やSiO2 を用いていないため、そ
れを除去するためのバッファフッ酸や燐酸に浸す必要が
ないのでAl電極等のパターンが侵されずにシリコンウ
ェハのエッチングが可能となった。
の保護として窒化膜やSiO2 を用いていないため、そ
れを除去するためのバッファフッ酸や燐酸に浸す必要が
ないのでAl電極等のパターンが侵されずにシリコンウ
ェハのエッチングが可能となった。
【図1】本発明のシリコンウェハのエッチング方法の加
工順を示す説明図である。
工順を示す説明図である。
【図2】本発明のAl電極のパターニングが終了したと
きのシリコンウェハの状態を示す説明図である。
きのシリコンウェハの状態を示す説明図である。
【図3】本発明のシリコンウェハとホウケイ酸ガラスを
陽極接合の状態を示す説明図である。
陽極接合の状態を示す説明図である。
【図4】本発明のシリコンウェハを500μmエッチン
グした状態を示す説明図である。
グした状態を示す説明図である。
【図5】本発明の接合したホウケイ酸ガラスをダイシン
グで切断した状態を示す説明図である。
グで切断した状態を示す説明図である。
【図6】従来の窒化膜をマスク材としてシリコンウェハ
をエッチングする場合の説明図である。
をエッチングする場合の説明図である。
1 シリコンウェハ 2 窒化膜 3 SiO2 5 段差 6 ホウケイ酸ガラス
Claims (2)
- 【請求項1】 シリコンウェハ上の金属電極等が配線さ
れているパターン面に、ホウケイ酸ガラスを陽極接合
し、シリコンウェハ上のパターン面を保護することを特
徴とするシリコンウェハのエッチング方法。 - 【請求項2】 金属電極等が配線されているパターン部
がホウケイ酸ガラスと接触し接合されないようするた
め、電極等パターンの形成前にあらかじめ前記パターン
部となるところのシリコンウェハをエッチングしておく
ことを特徴とするシリコンウェハのエッチング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP511892A JPH05190528A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | シリコンウェハのエッチング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP511892A JPH05190528A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | シリコンウェハのエッチング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05190528A true JPH05190528A (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=11602413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP511892A Pending JPH05190528A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | シリコンウェハのエッチング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05190528A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0794464A (ja) * | 1993-09-27 | 1995-04-07 | Nec Corp | シリコンウエハに形成された回路パターンの保護方法と エッチング方法 |
WO2001082374A1 (en) * | 2000-04-21 | 2001-11-01 | Teraconnect, Inc. | Precision grid standoff for optical components on opto-electronic devices |
-
1992
- 1992-01-14 JP JP511892A patent/JPH05190528A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0794464A (ja) * | 1993-09-27 | 1995-04-07 | Nec Corp | シリコンウエハに形成された回路パターンの保護方法と エッチング方法 |
WO2001082374A1 (en) * | 2000-04-21 | 2001-11-01 | Teraconnect, Inc. | Precision grid standoff for optical components on opto-electronic devices |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3418307B2 (ja) | 非プレーナ面を有するウエハのパターン形成による半導体デバイス製造方法 | |
JPH05190528A (ja) | シリコンウェハのエッチング方法 | |
US4040893A (en) | Method of selective etching of materials utilizing masks of binary silicate glasses | |
JPH05206099A (ja) | シリコンウェハのエッチング方法 | |
JPS62125633A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH05109677A (ja) | Soi基板の製造方法 | |
JPS5932895B2 (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP3271390B2 (ja) | 荷電ビーム露光用透過マスク及びその製造方法 | |
US5352331A (en) | Cermet etch technique for integrated circuits | |
JP2002075847A (ja) | マスク部材の製造方法 | |
JP2002141762A (ja) | 弾性表面波フィルタの製造方法 | |
JPH0837233A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
KR100568098B1 (ko) | 금속 패턴 형성 방법 | |
KR100216729B1 (ko) | 실리콘 직접 접합 후처리 공정 | |
JP2912712B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPS60235436A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH0474422A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH0529139U (ja) | リフトオフマスク | |
JPH06120200A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPS5893333A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH04119648A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH01286330A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPS62237730A (ja) | 半導体装置の制造方法 | |
JPS5923106B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPS6279625A (ja) | 半導体装置の製造方法 |