JPH0519017A - 論理回路試験装置 - Google Patents

論理回路試験装置

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JPH0519017A
JPH0519017A JP3170079A JP17007991A JPH0519017A JP H0519017 A JPH0519017 A JP H0519017A JP 3170079 A JP3170079 A JP 3170079A JP 17007991 A JP17007991 A JP 17007991A JP H0519017 A JPH0519017 A JP H0519017A
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修一 亀山
Koichi Shinoda
▲耕▼一 篠田
Tatsuro Nakahara
達郎 中原
Takehiro Kudou
健宏 工藤
Etsuo Ikoma
悦男 生駒
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 LSI、PCB(Printed Circuit Board ;
プリント配線基板)等に形成される論理回路を試験する
論理回路試験装置に関し、一般の論理回路試験に先立っ
てスキャン回路自体の動作を試験することにより論理回
路の試験を正確且つ迅速化することを目的とする。 【構成】 本発明においては、被試験論理回路を論理試
験する一般論理試験制御部の他に、被試験論理回路内の
スキャン回路を動作試験するスキャン回路試験制御部を
備え、このスキャン回路試験制御部のスキャン回路の試
験を一般論理試験制御部による論理試験に先立って行な
うようにしたので、スキャン回路のみを完全に試験で
き、一般論理回路の故障とスキャン回路の故障とを簡単
に識別できることとなり、故障解析を正確且つ迅速に行
なう。また、スキャン回路の故障の場合においても故障
箇所を簡単に指摘できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はLSI、PCB(Printe
d Circuit Board ;プリント配線基板)等に形成される
論理回路を試験する論理回路試験装置に関し、特に論理
回路に同一基板内に形成されるスキャン回路に基づいて
スキャンパス方式で回路試験を行なう論理回路試験装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の論理回路試験装置は図1
0に示すものがあり、同図において被試験体である被試
験論理回路5の同一基板内に一般論理回路(組合せ回
路)52と共にスキャン回路51が形成され、外部のテ
ストシステム制御計算機6から試験信号が一般論理試験
制御部2に入力され、この一般論理試験制御部2からの
制御に基づいて前記スキャン回路を介して論理回路の適
否を試験する。一般に論理回路は組合せ回路と順序回路
とで構成されている。このため前記スキャン回路は順序
回路を形成する特定のフリップフロップ(スキャンラッ
チに相当する)に対して外部から入力される試験信号
(スキャンドレス信号)に基づいて所定の情報を書込み
又は読出す。この読出される情報をスキャンアウト出力
として取り出し、このスキャンアウト出力の内容に基づ
いて論理回路の試験を効率的に行なうことができること
となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の論理回路試験装
置は以上のように構成されていたことから、スキャン回
路により特定されるスキャンラッチとしてのフリップフ
ロップに所定の情報を書込み又は読出して任意の組合せ
回路に対してスキャンイン又はスキャンアウトを行なう
こととなるが、スキャン回路自体が故障している場合に
はその試験結果が全く意味のないものになってしまうと
いう課題を有していた。このような試験結果から故障箇
所をつきあてるのは非常に困難であった。
【0004】また、スキャン機能全体に影響するような
スキャン回路の故障があると、通常の故障による障害情
報に比べてはるかに大量の障害情報が通報されることか
ら、このような場合に試験現場においてはスキャン回路
の故障と推定していた。しかし、この故障箇所を特定す
るのは大変困難である。しかも、スキャン回路の局部的
なスキャン動作不良の場合には、その故障が被試験回路
(DUT)によるものか、スキャン回路の誤動作による
ものか区別することが困難であり論理回路試験を正確且
つ迅速に行なうことができなかった。
【0005】本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、一般の論理回路試験に先立ってスキャン回路
自体の動作を試験することにより論理回路の試験を正確
且つ迅速化することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る論理回路試
験装置は、組合せ回路及び順序回路を有する論理回路と
同一基板上にスキャン回路が形成される被試験論理回路
の論理試験を行なう一般論理試験制御部を備え、当該一
般論理試験制御部から出力される試験信号を、前記スキ
ャン回路が任意の順序回路に入力し、当該順序回路によ
り特定される組合せ回路を選択して論理回路の試験を行
なう論理回路試験装置において、前記一般論理試験制御
部による論理回路試験をする前に前記スキャン回路の動
作試験を行なうスキャン回路試験制御部を備えるもので
ある。
【0007】
【作用】本発明においては、被試験論理回路を論理試験
する一般論理試験制御部の他に、被試験論理回路内のス
キャン回路を動作試験するスキャン回路試験制御部を備
え、このスキャン回路試験制御部のスキャン回路の試験
を一般論理試験制御部による論理試験に先立って行なう
ようにしたので、スキャン回路のみを完全に試験でき、
一般論理回路の故障とスキャン回路の故障とを簡単に識
別できることとなり、故障解析を正確且つ迅速に行な
う。また、スキャン回路の故障の場合においても故障箇
所を簡単に指摘できる。
【0008】
【実施例】
a)本発明の第1実施例 以下、本発明の第1実施例を図1に基づいて説明する。
この図1は本実施例装置の全体ブロック構成図を示す。
【0009】同図において本実施例に係る論理回路試験
装置は、スキャン回路51を内蔵する被試験論理回路
(以下、DUT)5に接続され、テストシステム制御計
算機6の制御に基づいて試験動作を実行すると共に、こ
の試験動作により得られる試験結果を試験結果出力装置
7に出力する構成である。
【0010】本実施例装置は、前記テストシステム制御
計算機6からの制御信号に基づいてDUT5内のスキャ
ン回路51を試験するスキャン回路試験制御部1と、前
記テストシステム制御計算機6からの制御信号に基づい
てDUT5の論理回路試験を実行する一般論理試験制御
部2と、前記スキャン回路試験制御部1と一般論理試験
制御部2との各スキャンイン信号をDUT5に切替えて
出力すると共にDUT5からのスキャンアウト信号を切
替えて出力する信号切替え回路3と、前記DUT5の端
子又はパッドと本装置とを接続して電圧レベルを調整す
るためのピンエレクトロニクス部4とを備える構成であ
る。
【0011】次に、前記構成に基づく本実施例装置の動
作について説明する。まず、DUT5の複数の端子にピ
ンエレクトロニクス部4が接続され、この状態において
テストシステム制御計算機6から制御信号が入力され
る。この制御信号に基づいてスキャン回路試験制御部1
はスキャンイン信号をピンエレクトロニクス部4を介し
てDUT5のスキャン回路51に出力する。このスキャ
ン回路51はスキャンイン信号に基づいて所定値のスキ
ャンアウト信号を信号切替え回路3を介してスキャン回
路試験制御部1へ出力する。スキャン回路試験制御部1
はスキャンアウト信号に基づいてスキャン回路51自体
の適否を判断して試験結果を出力する。
【0012】さらに、テストシステム制御計算機6から
の制御信号に基づいて一般論理試験制御部2から信号切
替え回路3を介してDUT5の一般論理回路52にスキ
ャンイン信号が入力される。一般論理回路52はスキャ
ンイン信号に基づいて所定のスキャンアウト信号を一般
論理試験制御部2へ出力する。この一般論理試験制御部
2はスキャンアウト信号に基づいてDUT5の一般論理
回路52の故障解析を実行する。
【0013】このように一般論理回路52の試験に先立
ち、スキャン回路51自体を完全に試験できることとな
り、一般論理回路の試験時にスキャン回路による故障が
混在する場合においても故障解析を正確且つ迅速に検出
できることとなる。
【0014】b)本発明の第2実施例 本発明の第2実施例装置を図2に基づいて説明する。こ
の図2は本実施例装置におけるスキャン回路試験制御部
とDUTとの要部関係図である。
【0015】同図において第2実施例に係る論理回路試
験装置は、前記第1実施例装置と同様にスキャン回路試
験制御部1、一般論理試験制御部2、信号切替え回路
3、ピンエレクトロニクス部4を備えてなり、前記スキ
ャン回路試験制御部1の構成を異にする。このスキャン
回路試験制御部1は、DUT5内の順序回路を形成する
フリッップフロップ(スキャンラッチに相当する)の所
定配列を示すスキャンアドレス空間部50に対応するア
ドレス領域で形成されるテストメモリアドレス空間10
と、DUT5に対するスキャンイン信号のスキャンアド
レスを順次積算して出力するスキャンアドレスカウンタ
11とを備える構成である。
【0016】次に、前記構成に基づく本実施例の動作に
ついて説明する。前記図1記載の実施例と同様にテスト
システム制御計算機6から制御信号がスキャン回路試験
制御部1に入力されると、スキャン回路試験制御部1の
スキャンアドレスカウンタ11が積算動作を開始してス
キャンアドレス信号をDUT5に出力する。このDUT
5の順序回路であるフリップフロップが256の番号が
割付けられたスキャンアドレス空間である場合には、前
記スキャンアドレス信号は8bitの信号としてスキャ
ンアドレスカウタ11から出力される。
【0017】前記スキャンアドレス信号はDUT5のス
キャンアドレス空間50の特定のフリップフロップを特
定すると同時に、このスキャンアドレス空間50と全く
同一のアドレス領域を有するテストメモリアドレス空間
10の特定のアドレスをアクセスする。このテストメモ
リアドレス空間10の特定アドレスをアクセスすること
により、DUT5からスキャンアウトされる試験結果を
被試験回路に対応する付けられるテストメモリに格納で
きることとなる。
【0018】このように、DUT5へのスキャンアドレ
スを出力すると同時に、スキャン回路試験制御部1内部
のテストメモリアドレス空間10をアクセスでできるこ
ととなり、スキャン回路試験制御部1自体の回路構成を
簡略化できると共に、試験動作を高速化できることとな
る。
【0019】c)本発明の第3実施例 本発明の第3実施例を図3、図4に基づいて説明する。
この図3は本実施例装置におけるスキャン回路試験制御
部の詳細回路構成図、図4は本実施例装置におけるDU
Tの詳細回路構成図である。
【0020】前記各図において本実施例に係る論理回路
試験装置は、前記図2記載の実施例と同様にスキャン回
路試験制御部1がテストメモリアドレス空間10とスキ
ャンアドレスカウンタ11とを有し、この構成に加え、
前記テストメモリアドレス空間10を4種のアドレス空
間領域で形成すると共に、テストタミング制御回路1
2、リセットパルス発生器13、スキャンインパルス発
生器14、スキャンパルス選択回路15、イニシャルフ
ェイルラッチ部16、コンプリメントフェイルラッチ部
17及びトータルフェイルラッチ部18とを備える構成
である。
【0021】前記テストメモリアドレス空間10はDU
T5におけるスキャンアドレス空間50のフリップフロ
ップFF0 〜FFn に対応付けられるメモリ領域をいず
れも有するイニシャルフェイルメモリ10I 、コンプリ
メントフェイルメモリ10C 、マスクデータメモリ10
M 及び期待値データメモリ10E の4種のメモリで形成
され、前記スキャンアドレスカウンタ11のスキャンア
ドレスに基づいていずれもアクセスされるように構成さ
れる。前記テストタイミング制御回路12は、テストシ
ステム制御計算機6からの制御信号に基づいてスキャン
回路試験のためのテストタイミングをタイミング信号T
r 、T0 〜T3としての各部へ出力するように構成され
る。前記リセットパルス発生器13は、テストタイミン
グ制御回路12からのタイミング信号Tr に基づいてリ
セットパルスをDUT5のスキャンアドレスで特定され
るフリップフロップFF0 〜FFn のリセット端子に出
力する構成である。前記スキャンインパルス発生器14
はテストタミング制御回路12からのタイミング信号T
2 に基づいてスキャンインパルスをDUT5のフリップ
フロップFF0 〜FFn へ出力する構成である。
【0022】次に、前記構成に基づく本実施例の動作を
図5ないし図7を参照して説明する。この図5中(A)
はDUTのスキャンラッチ初期値に対するテストメモリ
アドレス空間の各値の対応図、(B)は期待値データと
マスクデータとのテストデータの意味付けの対応図、
(C)はイニシャルフェイルとコンプリメントフェイル
とのフェイルデータによる故障原因対応図を示す。また
図6(A)、(B)はスキャン回路試験の動作タミング
チャート、図7は図5(A)に対応する一部の詳細動作
タミングチャートである。
【0023】まず、テストシステム制御計算機6から制
御信号がスキャン回路試験制御部1に入力されると、こ
のスキャン回路試験制御部1のテストタミング制御回路
12は各タイミング信号Tr 、To 〜T3 を図6
(A)、(B)に示す時間tr 、t 0 〜t3 (いずれ
も、フェイルラッチに試験結果を取込むタイミング)の
タイミングで出力する。この時間tr で出力されるタイ
ミング信号Tr がリセットパルス発生器13に入力さ
れ、リセットパルス発生器13からリセットパルスRS
TがDUT5の各フリップフロップFF0 〜FFn に印
加され、全フリップフロップFF0 〜FFn (全スキャ
ンラッチ)をリセット状態とする。
【0024】次に、前記時間t0 で出力されるタイミン
グ信号T0 がスキャンアドレスカウンタ11に入力さ
れ、スキャンアドレスSA「0」を特定する(m+1)
ビットの信号SA1 …SAm がスキャン回路51のデコ
ーダ53によりデコードされてラッチセレクト信号LS
0 〜LSn がDUT1の特定のフリップフロップFF0
…に印加される。さらに、この(m+1)ビットの信号
SA1 …SAm は同時にテストメモリアドレス空間10
のイニシャルフェイルメモリ10I 及びコンプリメント
フェイルメモリ10C にも入力され、該当するアドレス
領域をアクセスする。さらに、前記(m+1)ビットの
信号SA1 …SAm はマスクデータメモリ10M 及び期
待値データメモリ10E にも入力され、該当するアドレ
ス領域をアクセスしてマスクデータ及び期待値データを
出力する。このマスクデータは前記DUT5のフリップ
フロップFF0 〜FFn のうち途中のフリップフロップ
がない場合に値「1」としてスキャン回路試験動作を実
行しないことを示す。なお、値「0」のときにスキャン
回路試験動作を実行することを示している。
【0025】次に、前記時間t1 で出力されるタイミン
グ信号T1 がイニシャルフェイルラッチ部16に入力さ
れ、このイニシャルフェイルラッチ部16はDUT5か
ら出力されるスキャンアウト信号SOが前記期待値デー
タメモリ10E の期待値と排他的論理和条件を求められ
てDUT5における初期値としてラッチする。このラッ
チした初期値をイニシャルフェイルメモリ10I に出力
して前記スキャンアドレスSAにより特定される該当ア
ドレス領域に格納する。このイニシャルフェイルラッチ
部16は前記マスクデータメモリ10M からマスクデー
タが「1」として出力されている場合にはアンド回路の
論理積条件が満足しないためスキャンアウト信号SOを
初期値としてラッチしない。
【0026】さらに、前記時間t2 で出力されるタイミ
ング信号T2 がスキャンインパルス発生器14に入力さ
れ、このスキャンインパルス発生器14がスキャンイン
パルスSIPをDUT5のフリップフロップFF0 〜F
n にアンド回路15を介して出力する。このアンド回
路15は前記スキャンインパルスSIPと前記マスクデ
ータメモリ10Cが出力されるマスクデータの反転信号
との論理積条件を求め、条件が満足した場合のみスキャ
ンインパルスSIPをDUT5側へ出力する。このスキ
ャンインパルスSIPがDUT5のフリップフロップF
0 〜FFn に入力されると、フリップフロップFF0
〜FFn の保持情報を反転させる。
【0027】さらにまた、前記時間t3 で出力されるタ
イミング信号T3 がコンプリメントフェイルラッチ部1
7に入力され、このコンプリメントフェイルラッチ部1
7は前記スキャンインパルスSIPにより反転されたフ
リップフロップFF0 〜FF n の保持情報をスキャンア
ウト信号SOを期待値データメモリ10E の期待値の反
転した値と排他的論理和が求められて、これをラッチす
る。このラッチしたスキャンアウト信号をコンプリメン
トフェイルメモリ10C に出力して前記スキャンアドレ
スSAにより特定される該当アドレス領域に格納する。
このコンプリメントフェイルラッチ部17は前記マスク
データメモリ10M からマスクデータが「1」として出
力されている場合にはアンド回路の論理積条件が満足さ
れないことからスキャンアウト信号SOをラッチしな
い。
【0028】以上のようなtr 、t0 〜t3 の各動作を
各スキャンアドレスSA(SA=0、1、〜、n)毎に
繰り返して実行することにより、DUT1におけるスキ
ャン回路51の全フリップッフロップFF0 〜FFn
ついて書込み・読出しを実行して総てのスキャン動作を
自動的に試験できることとなる。
【0029】また、前記アドレススキャンカウンタ11
において図6(A)に示すようなアドレスインクリメン
トの場合を加算累算器11aを用いて説明したが、図6
(B)に示すようにアドレスディクリメントの場合にお
いても前記アドレススキャンカウンタ11が減算累算器
11bを用いることにより同様に自動的なスキャン回路
試験が可能である。この具体的なアドレスインクリメン
ト・ディクリメントの各試験順序のタイミングは図8に
示すようになる。同図において各スキャンアドレスSA
(=0〜n、n〜0)について、スキャンアウトして期
待値と照合する動作RI、スキャンインパルスを印加す
る動作W及びスキャンアウトして期待値の逆数と照合す
る動作RCを1サイクルとして繰返し行なう。前記アド
レスインクリメントの試験を全アドレススキャンSA
(=0〜n)について終了した後は全フリップフロップ
FF0 〜FFn を総てリセットし、その後にアドレスデ
ィクリメントの試験動作を実行する。このようにアドレ
スインクリメントの試験の後にテストシステム制御計算
機6はテストメモリアドレス空間10のイニシャルフェ
イルメモリ10I 及びコンプリメントフェイルメモリ1
C から格納内容を読出しておき次のアドレスディクリ
メントの試験を行なう。ただし、アドレスディクリメン
トの試験の際にはアドレスインクリメントの試験のとき
に使用した期待データメモリ10E及びマスクデータメ
モリ10M の内容は書換えることなくそのまま使用する
こともできる。
【0030】また、前記トータルフェイルラッチ部8は
スキャン回路51における全スキャンアドレスSA(=
0〜n、n〜0)のいずれかの過程において1回でも期
待値と異なる場合、即ちフェイルを検出した場合にはこ
れをトータルフェイルラッチ部18で検出できる。この
トータルフェイルラッチ18はイニシャルフェイル又は
コンプリメントフェイルの各論理和条件をOR回路で求
め、この結果をラッチ回路L3 に格納する。この格納さ
れた内容により、システム制御計算機6は全スキャンア
ドレスSA(=0〜n、n〜0)を全部試験することな
しにDUT5のスキャン回路51の適否を判定できるこ
とととなり、試験時間を短縮化できる。
【0031】また、前記図4中におけるPI1 〜PIn
は一般論理回路52からの論理入力信号であり、また、
PO1 〜POn は一般論理回路52からの論理出力信号
である。
【0032】さらに、前記図5(A)に記載するスキャ
ンアドレスSA「0」〜「4」までの動作タイミングを
図7に基づいて詳述する。前記各図においてスキャンド
レスSAが「0」〜「4」と順次DUT5に入力され
(同図(A)に示す)、このスキャンアドレスSAの各
中間においてスキャンインパルスSIPが入力される
(同図(B)に示す)と、スキャン回路51の正常動作
時には同図(C)に示す動作波形になるものとする。図
5(A)のスキャンアドレスSA「0」〜「4」までの
動作波形は同図(D)に示すようになり、前記同図
(C)記載の動作波形と比較すると同図(E)に示すよ
うになる。即ち、同図(E)において図5(C)に示す
フェイルデータにより類推故障原因図を参照して説明す
ると、スキャンアドレスSA=0の場合はイニシャルフ
ェイルが「1」及びコンプリメントフェイルが「0」で
あることから、リセット故障又はスタック故障と判断で
きることとなる。スキャンアドレスSA=1の場合には
イニシャルフェイルが「0」及びコンプリメントフェイ
ルが「1」であることから、スキャンイン故障又はスタ
ック故障と判断できることとなる。スキャンアドレスS
A=2又は3の場合にはイニシャルフェイル及びコンプ
リメントフェイルが共に「0」であることからスキャン
回路51は正常と判断できることとなる。また、スキャ
ンアドレスSA=4の場合にはイニシャルフェイル及び
コンプリメントフェイルが共に「1」であることから、
スキャンアドレス故障又は期待値データ不良と判断でき
ることとなる。
【0033】なお、前記マスクデータメモリ10M から
のマスクデータが「1」として出力されている場合に、
時間t1 、t2 、t3 のいずれにおいても試験動作を行
なわないのは、全スキャンアドレスSA(0〜n、n〜
0)がスキャンラッチにアサインされていないためで、
このようなアドレスにアクセスしてもスキャンアウトの
論理が確定しないために試験不能となることによる。さ
らにこのようなアドレスにスキャンイン動作を行なうと
論理回路も誤動作することがあり、これらを未然に防止
するためである。
【0034】d)本発明の第4実施例 本発明の第4実施例を図9に基づいて説明する。同図に
おいて本実施例に係る論理回路試験装置は、前記各実施
例と同様に構成され、スキャン回路試験制御部1から出
力される試験結果の出力表示形態を異にする。
【0035】前記試験結果の出力表示は、スキャンアド
レスをアドレスインクリメント又はアドレスディクリメ
ントの試験完了時にテストシステム制御計算機6がイニ
シャルフェイルメモリ10I 及びコンプリメントフェイ
ルメモリ10C の格納内容を読出し、故障が検出された
スキャンアドイスに対応するスキャンラッチについて表
示する。この故障が検出されたスキャンアドレスはアド
レスインクリメント及びアドレスディクリメントの各々
で検出された故障のスキャンアドレスが含まれる。さら
に、この故障のスキャンアドレスに対応するスキャンイ
ン前のテスト期待値、インクリメント時のスキャンイン
前後のテスト結果及びディクリメント時のスキャンイン
前後のテスト結果を各スキャンアドレス毎に編集して表
形式で表示されることとなる。
【0036】また、前記表示事項に加えて、故障のスキ
ャンアドレスに対応するスキャンラッチ(フリップフロ
ップ)の実装位置、部品名、回路図上の座標等も併せて
表示する。
【0037】この試験結果の出力表示は試験結果出力装
置7で視覚的に表示されるか又は印字することによりプ
リントアウトする。このように出力表示形態を表形式で
行なうことにより、故障の内容が試験者に一目瞭然とな
る。さらに、この表示内容から、図5(C)に示す内容
に基づいて各種故障を類推して判定することもできる。
また、試験結果の出力表示にはその故障情報のほかにそ
の障害のあるスキャンラッチを含むLSIの部品名称や
PCB上の実装位置や回路図上の座標等も同時に印字す
るので、試験者は不良箇所が即座に判断でき故障修理に
すぐかかれる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明においては、被試験
論理回路を論理試験する一般論理試験制御部の他に、被
試験論理回路内のスキャン回路を動作試験するスキャン
回路試験制御部を備え、このスキャン回路試験制御部の
スキャン回路の試験を論理試験に先立って行なうように
したので、スキャン回路のみを完全に試験でき、一般論
理回路の故障とスキャン回路の故障とを簡単に識別でき
ることとなり、故障解析を正確且つ迅速に行なう。ま
た、スキャン回路の故障の場合においても故障箇所を簡
単に指摘できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例装置のブロック回路構成図
である。
【図2】本発明の第2実施例装置のスキャン回路試験制
御部とDUTとの要部関係図である。
【図3】本発明の第3実施例装置におけるスキャン回路
試験制御部の詳細回路構成図である。
【図4】図3記載実施例装置の対象となるDUTの詳細
回路構成図である。
【図5】図3記載実施例装置におけるスキャンイン・ス
キャンアウトの各種データ図を示し、同図(A)はDU
Tのスキャンラッチ初期値に対するテストメモリアドレ
ス空間の各値の対応図、同図(B)は期待値データとマ
スクデータとのテストデータの意味付けの対応図、同図
(C)はフェイルデータによる故障原因対応図である。
【図6】図3記載実施例装置におけるスキャン回路試験
動作タイミングチャートを示し、同図(A)はアドレス
インクリメントの試験動作タイミングチャート、同図
(B)はアドレスディクリメントの試験動作タイミング
チャートである。
【図7】図5(A)記載の一部に対応する詳細動作タイ
ミングチャートである。
【図8】図3記載実施例におけるアドレスインクリメン
ト・アドレスディクリメントの各試験順序タイミング説
明図である。
【図9】本発明の第4実施例装置の出力表示形態説明図
である。
【図10】従来の論理回路試験装置のブロック構成図で
ある。
【符号の説明】
1…スキャン回路試験制御部 2…一般論理試験制御部 3…信号切替え回路 4…ピンエレクトロニクス部 5…被試験論理回路(DUT) 6…テストシステム制御計算機 7…試験結果出力装置 10…テストメモリアドレス空間 11…スキャンアドレスカウンタ 12…テストタイミング制御回路 13…リセットパルス回路 14…スキャンインパルス発生器 15…スキャンインパルス選択回路 16…イニシャルフェイルラッチ部 17…コンプリメントフェイルラッチ部 18…トータルフェイルラッチ部 10I …イニシャルフェイルメモリ 10C …コンプリメントフェイルメモリ 10M …マスクデータメモリ 10E …スキャンアドレス空間 51…スキャン回路 52…一般論理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 工藤 健宏 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 生駒 悦男 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組合せ回路及び順序回路を有する論理回
    路と同一基板上にスキャン回路が形成される被試験論理
    回路の論理試験を行なう一般論理試験制御部を備えた論
    理回路試験装置において、 前記一般論理試験制御部による論理回路試験をする前に
    前記スキャン回路の動作試験を行なうスキャン回路試験
    制御部を備えることを特徴とする論理回路試験装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の論理回路試験装置に
    おいて、 前記一般論理試験制御部とスキャン回路試験制御部とを
    切替えて被試験論理回路に対する信号の送受信を行なう
    信号切替え回路を備えることを特徴とする論理回路試験
    装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載の論理回路試験装置に
    おいて、 前記スキャン回路試験制御部は前記被試験論理回路のス
    キャンアドレス空間と同一のテストメモリアドレス空間
    を備え、スキャン回路の動作試験時において被試験論理
    回路に対するスキャンアドレスの出力と同期してスキャ
    ン回路試験制御部のテストメモリアドレス空間に対して
    前記スキャンアドレスでアクセスすることを特徴とする
    論理回路試験装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1記載の論理回路試験装置に
    おいて、 前記スキャン回路試験制御部はスキャンアドレスを被試
    験論理回路に出力し、当該スキャンアドレスに基づいて
    被試験論理回路のスキャンアドレス空間における任意の
    アドレスを指定し、当該任意のアドレスに対応する順序
    回路が保持する初期値をスキャンアウトし、当該初期値
    と予め設定された前記順序回路の期待値データとを比較
    し、前記任意のアドレスを指定した状態でスキャンイン
    パルスを印加して前記順序回路が保持する値を反転さ
    せ、当該反転した値をスキャンアウトして前記期待値デ
    ータの反転値と比較し、前記各動作を全スキャンアドレ
    ス空間に対して順次実行して前記各比較結果に基づいて
    スキャン回路動作を試験することを特徴とする論理回路
    試験装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1記載の論理回路試験装置に
    おいて、 前記スキャン回路試験制御部は前記被試験論理回路のス
    キャンアドレス空間と同一のアドレス空間を各々有して
    なり、各スキャンラッチの初期状態での論理値を格納す
    る期待値データメモリと、前記スキャン回路に対して出
    力されるスキャンアドレスが出力される際におけるスキ
    ャンアウト値と期待値データとの比較結果を格納するイ
    ニシャルフェイルメモリと、前記スキャンアドレスの出
    力後スキャンインパルスにより反転されたスキャンアウ
    ト値と前記期待値データを反転した値との比較結果を格
    納するコンプリメントフェイルメモリと、前記被試験論
    理回路のスキャンアドレス空間においてスキャンラッチ
    が存在しないスキャンアドレスの内容を格納するマスク
    データメモリとを備え、 前記スキャン回路の動作試験時において被試験論理回路
    に対するスキャンアドレスの出力と同期して前記期待値
    データメモリ、イニシャルフェイルメモリ、コンプリメ
    ントフェイルメモリ及びマスクデータメモリに対してス
    キャンアドレスでアクセスすることを特徴とする論理回
    路試験装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1記載の論理回路試験装置に
    おいて、 前記スキャン回路試験制御部は、前記被試験論理回路に
    対して出力されるスキャンアドレスの値を順次増加させ
    ながら行う試験と、最大のスキャンアドレスの値から順
    次減少させながら行う試験動作を実行する機能を有し、 前記スキャンアドレスの値の増加と減少との各試験動作
    時に期待値データ、マスクデータ等の試験データを共通
    して使用することを特徴とする論理回路試験装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項1記載の論理回路試験装置に
    おいて、 前記スキャン回路試験制御部は、前記被試験論理回路に
    対して出力されるスキャンアドレスの値を最小と最大と
    の間で変化させた場合に、いずれか1つについての故障
    検出によりスキャン回路の適否を判断することを特徴と
    する論理回路試験装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項1記載の論理回路試験装置に
    おいて、 前記スキャン回路試験制御部は、スキャンアドレスを増
    加又は減少の少なくとも一方に変化させた場合に、前記
    スキャンアドレスが印加された当初の順序回路が保持す
    る値のイニシャルフェイル又はスキャンアドレスの後に
    スキャンインパルスが印加された後の順序回路が保持す
    る値のコンプリメントフェイルの少なくとも1つに故障
    が検出されたスキャンアドレスについて、前記検出され
    た複数のテスト結果を前記スキャンアドレス毎に編集し
    て出力することを特徴とする論理回路試験装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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