JP3180303B2 - プリント板における論理素子間接続状態の診断方法 - Google Patents

プリント板における論理素子間接続状態の診断方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の論理素子を備え
たプリント板における論理素子間接続状態の診断方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、プリント板は組立終了後に、
回路動作を主とした各ブロックのテストによって配線や
ハンダ付け等の組立具合、部品不良の有無、更にはプリ
ント板全体の機能の確認等を検査装置によって行う。し
かしながら、回路が複雑化、大規模化するにつれ、検査
装置やテスト方法、不良プリント板の調査や解析も複雑
化、困難化してきている。このような事情から、検査や
テストの容易化を目的としてJTAGという民間団体が
バウンダリスキャンの標準化を行いその仕様を体系化し
た。これはIEEE1149.1標準として知られてい
る。また、特開平02−10439で示されるように、
複数の論理素子に入力/出力折り返し手段と自己診断手
段及び、論理素子番号、診断ルート番号、自己診断指
定、診断情報入力、出力折返し指定、テストデータを含
む診断情報を設け、論理素子の内部診断、出力折返し診
断を選択的に行なうことを繰り返してプリント板全体の
診断を行なう方法が考え出されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者のバウンダリスキ
ャンによる場合、各論理素子にテストアクセスポートや
命令レジスタ、その入出力端子に各々専用のシフトレジ
スタ等を備える必要があるため、端子数の多い素子にな
るとそれらのテスト回路のゲート数も増加する。この結
果、内部論理回路が比較的小さい場合にテスト回路のコ
スト比率がかなり高くなるという問題がある。更に、テ
ストデータの入出力が基本的にシリアルであることか
ら、パラレルのデータを用いる場合に比べてテスト時間
に相当の時間を要する。一方、後者の特開平02−10
439では、基本的に、高機能及び自己診断機能を有す
るCPU等の論理素子に自己診断機構を内蔵させ、それ
らを搭載したプリント板の診断方式が採用される。故
に、この方式を採用するには、CPUを必要としないプ
リント板においてもCPU等の自己診断機能がある論理
素子を搭載しなければならない。また、もしCPU等を
搭載する場合には、この診断方式を行なうための自己診
断機構を内蔵させる必要があり、汎用のCPUを使用す
ることができない。
【0004】ところで、テストの結果不良判定されたプ
リント板の不良原因を調べると、大部分がハンダ付け不
良等の組立不具合であり、これをテストできればほとん
ど問題ないことが分かる。このような場合において、上
記のように各論理素子の内部回路まで診断対象とする必
要はない。そこで本発明は、このような従来技術の問題
を克服し、低コストでしかも簡易な論理素子間接続状態
の診断方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
論理素子を備えたプリント板における論理素子間の接続
状態を診断する方法が提供される。本発明の診断方法に
おいては、論理素子の各々に、複数の入力端子及び出力
端子、入力端子テストモード若しくは出力端子テストモ
ードのいづれかを選択するテストモード選択手段、該テ
ストモード選択手段による入力端子テストモード選択時
に複数の入力端子をグループ別に選択する入力端子セレ
クタ、該テストモード選択手段による出力端子テストモ
ード選択時に複数の出力端子をグループ別に選択する出
力端子セレクタ、及びテスト信号を発生させるテスト信
号発生部を設け、先行する第1の論理素子において出力
端子テストモードを選択し且つ後続の第2の論理素子に
おいて入力端子テストモードを選択し、出力端子テスト
モードにおいて第1の論理素子のテスト信号発生部から
その第1の論理素子の選択された出力端子グループの出
力端子にテスト信号を発生させた状態で、入力端子テス
トモードにおいて第1の論理素子の選択された出力端子
グループに対応する第2の論理素子の入力端子グループ
の入力端子における信号状態を読み出し、該読み出され
た信号状態をテスト信号と関連する所定の期待信号と比
較することにより、第1の論理素子と第2の論理素子間
の接続状態を診断する方法が提供される。
【0006】本発明によるテストモード選択手段には、
テストモード端子若しくはテストモードレジスタを使用
することができる。更に、本発明によれば、各論理素子
に設けられた識別子をテストモードレジスタによって正
転若しくは反転させ、この正転若しくは反転動作を読出
すことによって、各論理素子とCPU間の接続状態を診
断する方法が提供される。
【0007】
【発明の概要】本発明は、プリント板上の複数の論理素
子間の接続状態を診断する方法に関する。プリント板上
の各論理素子は、複数の入力及び出力端子を備える。こ
れらの論理素子は、自身の入力端子を先行する論理素子
の出力端子に、また、自身の出力端子を後続の論理素子
の入力端子に接続されることにより、プリント板上で所
定の回路を形成している。故に、論理素子間の接続状態
の診断は、端子間の接続状態を診断することによって行
なわれる。診断すべきテストモード、即ち、入力端子若
しくは出力端子は、各論理素子に設けられたテストモー
ド選択手段によって選択される。テストモード選択手段
として、テストモード端子若しくはテストモードレジス
タを使用することができる。
【0008】更に、各論理素子に複数存在する入力端子
若しくは出力端子の中から、診断すべき個々の端子が端
子セレクタによってグループ別に選択される。入力端子
における端子グループの選択は、入力端子セレクタによ
り、また出力端子における端子グループの選択は、出力
端子セレクタにより行なう。接続状態の診断の際、テス
トモード端子若しくはテストモードレジスタ及び端子セ
レクタにより、先行する論理素子においては出力端子テ
ストモードが選択されると共に出力端子グループが選択
され、後続の論理素子においては入力端子テストモード
が選択されると共に入力端子グループが選択される。こ
のとき、後続の論理素子の入力端子グループは、先行す
る論理素子の出力端子グループと対応するよう選択され
る。このため、先行する論理素子から後続の論理素子間
にテスト信号が連続的に送信され得る。
【0009】端子テストモード及び端子グループを選択
した後、先行する論理素子の出力端子にテスト信号を発
生させる。テスト信号の発生はテスト信号発生部によ
る。後続の論理素子の入力端子グループは、先行する論
理素子の出力端子グループと対応するよう選択されてい
るため、テスト信号は後続の論理素子の入力端子に現れ
る。入力端子から読み出された信号状態は、テスト信号
と関連する所定の期待信号と比較され、この比較によ
り、ある端子グループ間における接続状態が診断される
ことになる。このような診断を、先行する論理素子の出
力端子グループの数だけ繰り返すことにより、論理素子
間の全ての接続状態が診断されることになる。なお、本
発明では、CPUと各論理素子間の接続状態を診断する
こともできる。各論理素子はそれぞれに固有の識別子、
即ちID−NO.を備えており、CPUは個々の論理素
子をこれらのID−NO.によって識別することができ
る。CPUと論理素子間の接続状態の診断の際、各論理
素子に設けられたこれらのID−NO.がテストモード
レジスタによって正転若しくは反転され、該ID−N
O.における切り換えを読出すことによってそれらの間
の接続状態を診断することができる。
【0010】
【実施例】図1は、論理素子間の接続状態を診断するた
めの本発明によるテスト回路構成を示したものである。
ゲートアレイ、スタンダードセル、ハイブリッドIC等
のプリント板上の論理素子の各々にこのようなテスト回
路が設けられている。テスト回路には幾つかのテストモ
ードが存在する。基本的には、入力端子テスト、出力端
子テスト、出力端子ハイインピーダンス、リセットの4
種類が含まれる。この他、CPUインタフェース(以下
「CPUI/F 」と呼ぶ)4が存在する場合には、そのた
めのテストモードも存在する。尚、出力端子ハイインピ
ーダンス及びリセットについては周知であるため、本発
明では説明しない。各論理素子におけるテストモードの
選択は、ハードテストピンからテストモードを選択する
テストモード端子1、若しくはCPUI/F 4を介してテ
ストモードを選択するテストモードレジスタ2によって
行われる。テストモードレジスタ2はCPUI/F 4を介
して外部から制御することができる。テストモード端子
1若しくはテストモードレジスタ2によって入力端子テ
ストが選択された場合には入力端子7が使用され、一
方、出力端子テストが選択された場合には出力端子11
が使用される。なお、テスト出力端子10は、論理素子
の外部端子の数や回路の状況に応じて任意に設けられ
る。
【0011】各論理素子における入力端子7及び出力端
子11は複数存在することから、テストモードの選択と
共に診断すべき端子が選択される。端子の選択は、端子
セレクタ8、13を用いて端子グループを選択すること
によって行われる。入力端子グループを選択するための
入力端子セレクタ8と、出力端子グループを選択するた
めの出力端子セレクタ13が存在する。なお、端子セレ
クタ8、13は、テストモード端子1若しくはテストモ
ードレジスタ2に応答して動作するため、端子テストモ
ード及び端子グループの選択は、共に、テストモード端
子1若しくはテストモードレジスタ2によって行われる
ということもできる。図2にテストモード端子1の詳細
を示す。テストモード端子からの設定は、テストモード
端子のRSTをHigh(以下「H」と略す)→Low
(以下「L」と略す)→Hとした後か、若しくはテスト
モードレジスタ2の全てのビットをLとした後に行な
う。
【0012】入力端子テストモードの選択にはテストモ
ード端子のT1〜2、入力端子グループの選択にはT3
〜5が用いられる。入力端子テストモードを選択する場
合はT1〜2が01に設定される。T3〜5の状態はデ
コーダ9で解読され、これに応答して入力端子セレクタ
8によって入力端子グループが選択される。同様に、出
力端子テストモードの選択にはテストモード端子T1〜
2、出力端子グループの選択にはT3〜5が用いられ
る。出力端子テストモードを選択する場合はT1〜2が
10若しくは11に設定される。T3〜5の状態はデコ
ーダ14で解読される。デコーダ14がイネーブルにな
ると同時にT3〜5で端子の状態もデコードされ、これ
に応答して出力端子セレクタ13によって出力端子グル
ープが選択される。
【0013】図3はテストモードレジスタ2の詳細を示
したものである。テストモードレジスタ2は、CPUI/
F 4と共に用いられる。また、CPUI/F 4が外部のC
PUと接続される場合は、最初にCPUI/F のテストが
必要となる。CPUと論理素子間の接続状態を診断する
際、テストモード端子1のRSTはHレベルに固定さ
れ、他はLレベルとされる。接続状態の診断は、この状
態で、CPUからID−NO.3のリードやテストモー
ドレジスタ2等に対してのライト及びリードを行なうこ
とにより、また、テストモードレジスタ2でID−N
O.3の反転を指定した場合はそのリード等を行なうこ
とにより、CPUI/F 4のテストを行なうことによって
実行される。ID−NO.3は、CPUから各論理素子
を識別するために論理素子毎に設けられている。
【0014】このように、本実施例において、テストモ
ードレジスタ2は、CPUと論理素子間の接続状態を診
断するためにも使用されるという点を除いて、その他の
点についてはテストモード端子1とほぼ同様である。テ
ストモードレジスタ2による入力端子テストモードの選
択は、テストモードレジスタ2のTM0をノーマルモー
ドに設定することによって行う。入力端子グループの選
択にはTM2〜4が使用される。このTM2〜4の状態
はデコーダ9で解読され、この結果に応答して入力端子
セレクタ8によって入力端子グループが選択される。出
力端子テストモードの選択は、テストモードレジスタの
TM0を1に設定することによって行う。入力端子グル
ープの選択と同様、出力端子グループの選択にはTM2
〜4が使用されるが、解読はデコーダ14によって行わ
れる。このデコーダ14の結果に応答して出力端子セレ
クタ13により出力端子グループが選択される。
【0015】本発明で用いられる各論理回路は、以上の
ような構成を持つテスト回路を備える。これらの各論理
素子は、自身の入力端子を先行する論理素子の出力端子
に、また、自身の出力端子を後続の論理素子の入力端子
に接続されることにより、プリント板上で回路を形成し
ている。従って、このような回路における各論理素子間
の接続状態の診断は、各論理素子の端子間の接続状態、
更に言えば、各端子グループの接続状態を診断すること
によって行われることになる。ある論理素子間の接続状
態を診断する場合、先行する論理素子においては、テス
トモード端子1若しくはテストモードレジスタ2によっ
て、出力端子テストモード及び出力端子グループが選択
され、後続の論理素子においては、入力端子テストモー
ド及び入力端子グループが選択される。この際、後続の
論理素子の入力端子グループは、先行する論理素子の出
力端子グループと対応するよう選択される。
【0016】テストモード及び端子グループの選択後、
出力端子グループの出力端子にテスト信号を発生させ
る。テスト信号の発生は先行する論理素子の出力テスト
信号発生器15による。前述のように、後続の論理素子
の入力端子グループは先行する論理素子の出力端子グル
ープと対応するよう選択されているため、このテスト信
号は後続の論理素子の入力端子グループの入力端子に現
れることになる。入力端子に現れた信号状態は、出力端
子にテスト信号を発生させた状態で読み出される。読み
出された信号状態は所定の期待信号と比較される。この
期待信号は、出力テスト信号発生器15で発生されたテ
スト信号とある所定の関係を満たす信号である。テスト
信号と全く同じである必要はなく、テスト信号との対応
関係さえ明かであればどのようなものでもよい。なお、
期待信号との比較は外部の治具等による読み出しで行う
こともできる。この比較により、ある論理素子グループ
間の接続状態の診断が完了することになる。この比較を
先行する論理素子の出力端子グループの数だけ繰り返す
ことにより、先行する論理素子と後続の論理素子の端子
グループ間の全ての接続状態を診断することができる。
【0017】図4は、本発明のテスト回路を具備した論
理素子をA〜Fブロックとし、CPU及び周辺回路とと
もにプリント板に搭載した例のブロック図である。この
ような構成の場合、各ブロックのテスト回路を前述の方
法で順次診断するソフトウェアを加えることによって、
自己診断機能を形成することも可能である。この場合の
自己診断は例えば図6及び図7のように行われる。先ず
21において、CPU及び周辺の診断、例えばI/Oや
周辺デバイスのリードライトテスト等と、その結果記憶
を行なう。22でその良否判定を行い、もし不良ならば
37でNG表示または不良箇所の表示を行って自己診断
は終了する。22での判定が良ならば、23で先頭
(A)ブロックの指定を行い、24で該ブロックのCP
UI/F テストとその結果記憶を行なう。25で該テスト
結果の良否判定を行い、24のテスト結果が良ならば、
26で先頭(A)ブロックの入力端子テストとその結果
記憶を行なう。もし24のテスト結果が不良ならば、2
6の処理は行わずに27に移る。尚、先頭ブロックの入
力端子テストは、該プリント板の入力コネクタに接続さ
れている装置や外部の治具等から出力されたテスト信号
若しくは該プリント板の最終ブロックから出力されたテ
スト信号を外部の治具等若しくは該プリント板の回路を
通して先頭ブロックの入力端子に戻した信号を、該ブロ
ックで読み取ることで行なう。
【0018】次に、27で次(B)ブロックの指定を行
い、28で該ブロックのCPUI/Fテストとその結果記
憶を行なう。29では、N(B)ブロックのCPUI/F
テストと、その前段のN−1(A)ブロックのCPUI/
F テストの良否判定を行い、両方共に良であれば30に
移る。もし、N(B)若しくはN−1(A)のいづれか
のブロックのCPUI/F テストの結果が不良ならば、3
0の処理は行わず31に移る。30ではN−1(A)ブ
ロックの出力端子テストとN(B)ブロックの入力端子
テスト及びその結果記憶を行なう。31はNが最終ブロ
ックか否かを判断し、まだ後段に被テストブロックが存
在するならば、27に戻って次(C)ブロックの指定を
行い、同様にテストの動作が繰り返し実行される。Nが
最終(F)ブロックに達したならば、図7の32に移
り、該ブロックのCPUI/F テスト結果の良否判定を行
なう。32の判定が良ならば33に移り、最終ブロック
の出力端子テストとその結果記憶を行なう。もし不良な
らば33の処理は行わずに34に移る。尚、最終ブロッ
クの出力端子テストは、該ブロックから出力されたテス
ト信号を、該プリント板の出力コネクタに接続されてい
る装置や外部の治具等から読み取るか、若しくは該テス
ト信号を外部の治具あるいは該プリント板の回路を通し
て先頭ブロックの入力端子に戻し、先頭ブロックで読み
取ることによって行なう。
【0019】これらの各テストは前述の動作で行われ、
テスト結果はメモリ等に記憶している。34でその記憶
内容を全てチェックし、35で良否判定を行なう。判定
結果が良であればOK表示を行って自己診断を終了し、
不良ならば37においてNG表示若しくは不良箇所の表
示を行って自己診断を終了する。各表示はプリント板上
のLEDやプリント板が検査装置に接続されている場合
はその表示装置上に、複写機等に実装されている場合は
そのコントロールパネルや表示装置上に表示する。尚、
この例はA〜Fブロックの全ての論理素子にCPUI/F
が備えられていると仮定しているが、これを備えていな
い場合には、先に述べたテストモード端子にCPU若し
くはその周辺回路を接続してテスト動作を行なう。
【0020】自己診断ソフトウェアを持たない場合は、
検査装置の検査プログラムに従って各ブロックのテスト
回路がコントロールされ、同様のテストが行われる。こ
の場合は各ブロックの間からプローブを立ててテスト信
号を入出力することなく、各ブロック間の接続状態をテ
ストできる。更に、図5は、CPUを搭載せず本テスト
回路を具備した論理素子を搭載したプリント板のテスト
の例を示すブロック図である。この場合はA〜Fブロッ
クに対応する各論理素子のテストモード端子(T.M.
P)にプローブを立て、検査装置からそれらのテストモ
ードを設定することにより一連のテストを行なう。この
際、各論理素子のテスト出力端子は通常時の出力端子の
一部と共用するように構成することによって、先頭のA
ブロックから集団のFブロックまでスルーパスを形成す
ることができ、検査装置(a点)や任意のブロックから
出力されたテスト信号を検査装置(g点)で受けてテス
トを行なうことも可能となる。従って、このような構成
としたときも、基本的にはb〜f点にプローブを立てて
信号を見る必要がない。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、各ブロックの機能テス
トや複雑なテスト回路に頼らずに、簡易な構成で、各論
理素子間の接続状態、更には、CPUと論理素子間の接
続状態を診断することができる。従って、本発明によれ
ば、コストの減少及び装置の小規模化が達成される。更
に、テスト信号の発生を論理素子内部で発生させること
により、テストパターンを省略することが可能となる。
この結果、テストを簡易化、高速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明によるテスト回路の構成を示す
図。
【図2】テスト回路に設けられたテストモード端子の構
成を示す図。
【図3】テスト回路に設けられたテストモードレジスタ
の構成を示す図。
【図4】本発明によるテスト回路を具備した論理素子を
CPU及び周辺回路と共に複数接続した場合のブロック
図。
【図5】図4と同様であるがCPUを搭載しない代替例
を示す図。
【図6】自己診断機能を示す流れ図の前半。
【図7】自己診断機能を示す流れ図の後半。
【符号の説明】
1 テストモード端子 2 テストモードレジスタ 3 ID−NO. 4 CPU/IF 7 入力端子 8 入力端子セレクタ 9 デコーダ 10 テスト出力端子 11 出力端子 12 出力バッファ 13 出力端子セレクタ 14 デコーダ 15 出力テスト信号発生器

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の論理素子を備えたプリント板にお
    ける論理素子間の接続状態を診断する方法において、 前記複数の論理素子の各々に、複数の入力端子及び出力
    端子、入力端子テストモード若しくは出力端子テストモ
    ードのいづれかを選択するテストモード選択手段、該テ
    ストモード選択手段による入力端子テストモード選択時
    に前記複数の入力端子をグループ別に選択する入力端子
    セレクタ、該テストモード選択手段による出力端子テス
    トモード選択時に前記複数の出力端子をグループ別に選
    択する出力端子セレクタ、及びテスト信号の発生を行な
    うテスト信号発生部を設け、 先行する第1の論理素子において出力端子テストモード
    を選択し且つ後続の第2の論理素子において入力端子テ
    ストモードを選択し、出力端子テストモードにおいて前
    記第1の論理素子の前記テスト信号発生部からその第1
    の論理素子の選択された出力端子グループの出力端子に
    テスト信号を発生させた状態で、入力端子テストモード
    において前記第1の論理素子の前記選択された出力端子
    グループに対応する前記第2の論理素子の入力端子グル
    ープの入力端子における信号状態を読み出し、該読み出
    された信号状態を前記テスト信号と連関する所定の期待
    信号と比較することにより、前記第1の論理素子と前記
    第2の論理素子間の接続状態を診断することを特徴とす
    る診断方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の診断方法において、前記
    テストモード選択手段がテストモード端子である診断方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の診断方法において、前記
    テストモード選択手段がテストモードレジスタである診
    断方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の診断方法において、前記
    論理素子の各々に設けられた識別子を前記テストモード
    レジスタによって正転若しくは反転させ、該正転若しく
    は反転動作を読出すことによって前記論理素子の各々と
    CPUとの間の接続状態を診断する方法。
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