JPH05190038A - がいし装置及びその装置への緊線方法 - Google Patents

がいし装置及びその装置への緊線方法

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JPH05190038A
JPH05190038A JP33762691A JP33762691A JPH05190038A JP H05190038 A JPH05190038 A JP H05190038A JP 33762691 A JP33762691 A JP 33762691A JP 33762691 A JP33762691 A JP 33762691A JP H05190038 A JPH05190038 A JP H05190038A
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JP
Japan
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conductor
line
attached
yoke
conductors
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JP33762691A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Haseyama
良和 長谷山
Susumu Kato
享 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Tec Corp
Original Assignee
Asahi Tec Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 緊線作業時に混触がなく、またがいし装置に
ねじれやこじれを生じさせることのないがいし装置と緊
線方法を提供する。 【構成】 導体取付部(〜)が偶数個(8個)であ
って、その導体取付部を鉛直方向に均等に2分割した際
の各導体取付部を結ぶ線によって形成される両多角形
(四角形)の重心位置を通る鉛直線上で、かつその両重
心位置から上,下方向に等しい距離離れてヨ−ク金具に
それぞれ設けられた金車取付部(3a〜3d)を設け
る。そして、そのヨーク金具への導体の取付順序は、各
金車取付部に設けられた金車を介して鉛直方向に配置さ
れる導体毎で、かつ上方に位置する導体を取付けた後に
下方に位置する導体を取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はがいし装置に係り、特
に、超高圧送電用の多導体に好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、送電電圧が50万ボルトや100
万ボルトのように、超高圧送電用のがいし装置に取付け
られる一導体の線条数は、6本や8本等の複数の線条か
らなる、いわゆる多導体で構成されている。そして、こ
の多導体は、送電鉄塔(以下、鉄塔という)のアームに
一端部が取付けられたがいし連の他端部に、ヨーク金具
を介して取付けられている。
【0003】ところで、多導体が鉄塔に取付けられた後
の各導体位置を結んで形成される形状は、例えば6導体
のときはほぼ正六角形に、また8導体のときはほぼ八角
形に形成される。この六角形や八角形は、ヨーク金具全
体が一つの剛体に一体化された固定型の場合、全ての導
体がヨーク金具に取付けられたときにヨーク金具のバラ
ンスがとられて得られる。
【0004】そして、多導体の鉄塔への取付作業、いわ
ゆる緊線作業は、上方の導体をヨーク金具に取付けた後
に下方の導体をヨーク金具に取付けるように、上方から
下方へ順次平行移動しながら行なわれる。この緊線作業
の順序を本発明の実施例で用いる図2を参照してさらに
説明すると、導体数が8導体からなるときは、天外上線
→天内上線→中外上線→中内上線→中外下線
→中内下線→地外下線→地内下線(以下、各線を
線〜線という)の順序で緊線作業が行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のがいし装置においては、緊線作業時に電線同志が触
れ合う混触や、がいし装置に加わる力が不均一になるた
めに起こるがいし装置のねじれやこじれを防止するため
に、緊線作業が煩雑化、複雑化する欠点があった。
【0006】上述の図2及び図4を用いて混触について
説明すると、緊線作業は、先ず、線,の緊線が行な
われるが、このときヨーク金具は大きく前傾して線,
のたるみ、いわゆる弛度が線,よりも大きくなっ
て、線,の緊線時に線,と混触するおそれが生
ずる。
【0007】そこで、本発明は、上述の問題点を解決す
るためになされたものであって、その目的は、緊線作業
時に混触やねじれ,こじれを起こすことなく、容易に緊
線を行うことのできるがいし装置及びその装置への緊線
方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決しようとする手段】本発明装置は、上記目
的を達成するために、送電鉄塔に一端部が取付けられた
がいし連と、そのがいし連の他端部に取付けられたヨー
ク金具と、導体の配置される位置を結ぶ線によって形成
される多角形の頂点位置に対応して前記ヨーク金具に設
けられた導体取付部と、前記ヨーク金具に対する前記が
いし連の取付重心位置を通る鉛直線上であって、その重
心位置から上,下方向に等しい距離離れてそのヨーク金
具に設けられた金車取付部とを有することを特徴として
いる。また、導体取付部が偶数個であって、その導体取
付部を鉛直方向に均等に2分割した際の各導体取付部を
結ぶ線によって形成される両多角形の重心位置を通る鉛
直線上で、かつその両重心位置から上,下方向に等しい
距離離れてヨ−ク金具にそれぞれ設けられた金車取付部
を有することを特徴としている。そして、ヨーク金具へ
の導体の取付順序は、鉛直方向に配置される導体毎で、
かつ上方に位置する導体を取付けた後に下方に位置する
導体を取付けることを特徴としている。
【0009】
【作用】上記構成において、導体取付部は各導体位置を
結ぶ線によって形成される多角形の頂点に対応して設け
られ、金車取付部は、がいし連の取付重心位置を通る鉛
直線上に設けられる。そして、緊線時には、その金車取
付部に金車を取付けて垂直方向の導体毎に順次行なわれ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は、本発明の一実施例に係るがいし装置イを鉄塔Tの
アームT′に取付けた状態の平面図である。がいし装置
イは、アームT′に複数設けられるが、ここでは図面を
簡素化するために2基のみ図示してある。
【0011】4連からなるがいし連1は、一端部がアー
ムT′に取付けられ、その他端部に8条からなる導体L
のヨーク金具2が取付けられている。ヨーク金具2は、
図2に示されるように、板状のヨーク金具片2a(2
a′)を八角形を呈するように組立てて、その八角形の
頂部に対応した位置に導体取付部(図中の線〜線の
位置と重なっている)を有している。図中の線〜線
は、これら導体取付部に取付けた状態を示している。
【0012】各線〜の正確な配置関係は、線と線
、線と線、線と線、線と線、線と線
、線と線、線と線及び線と線の間隔は、
所定の八角形の一辺の長さの間隔に構成されている。
【0013】図中、3a〜3bは、貫通孔からなる金車
取付部で、ヨーク金具片2aのうち傾斜している4本の
ヨーク金具片2a′にそれぞれ設けられている。これら
金車取付部3a〜3bは、ヨーク金具2に対する各がい
し連1a,1bのそれぞれの重心位置(一点鎖線の交
点)を通る鉛直線上に存在し、その重心位置から上、下
方向に等しい距離に設けられている。
【0014】なお、上述のように、重心位置が2個存在
する理由は、本実施例装置においては、がいし連1aは
線,,及びを支持し、がいし連1bは線,
,及びをそれぞれ分担して支持するようにしてい
るためである。
【0015】したがって、一つのがいし連で全ての線
〜を支持する場合は、重心位置はヨーク金具2の中心
位置となり、このため、金車取付部は線と及び線
とを結ぶヨーク金具片2aの中央部分となる。
【0016】次に、本実施例に係るがいし装置イの緊線
作業について述べる。先ず、がいし連1の2連づつ(1
a,1b)をアームT′に取付ける。この際、各がいし
連1a,1bの他端には、ヨーク金具2を左側のヨ−ク
金具左半部Aと右側のヨ−ク金具右半部Bとに2分割し
て取付けられる。
【0017】次いで、線〜線を鉄塔Tに延線した
後、線→線→線→線の順序でヨーク金具2に取
付ける。つまり、緊線作業は鉛直方向に位置する毎で、
かつ上方から下方の順序に行なわれ、従来が平行方式の
緊線方式とすれば、本実施例装置を用いて行なう緊線方
式は垂直方式ということができる。
【0018】緊線作業をさらに説明すると、先ず、延線
された状態の電線が図2の右側にあると仮定すると、金
車取付部3aに取付けられた金車(図示せず)を介して
線を緊線するとともに、金車取付部3bに取付けられ
た金車を介して線を緊線して、各線,をそれぞれ
の導体取付部に取付ける。次いで、金車取付部3aに取
付けられた金車を介して線を緊線するとともに、金車
取付部3bに取付けられた金車を介して線を緊線し
て、各線,をそれぞれの導体取付部に取付ける。こ
のように、線〜線を金車取付部3a,3bに取付け
られた金車で緊線するようにすると、導体移動距離が小
さく緊線作業が容易となる。
【0019】線〜の緊線終了後、線〜を鉄塔T
へ延線し、上述の線〜と同様にして線→線→線
→線の順序でヨーク金具2に取付ける。
【0020】ヨーク金具2への全ての線〜の取付け
が終了し、ヨ−ク金具左半部A及びヨ−ク金具右半部B
を連結すると、ヨーク金具2は各線〜の張力により
バランスがとられて、各線〜を結ぶ形状は、所定の
八角形となる。
【0021】以上のように、本実施例装置においては、
ヨーク金具2に線〜を緊線する際、ヨーク金具2に
対する各がいし連1a,1bの取付重心位置を通る鉛直
線上に位置する金車取付部3a〜3cの金車を介して行
うようにしたので、がいし装置にねじれやこじれを生ず
ることなく、また、混触を生じさせることなく緊線を行
うことができる。
【0022】図3は、6導体用のヨーク金具2′を示す
もので、図中(1)は中外線、(2)は上外線、(3)
は下外線、(4)は上内線、(5)は下内線及び(6)
は中内線である(以下各線を線(1)〜線(6)とい
う)。そして、このヨーク金具2′は2連のがいし連1
a,1bで6本の導体を支持している。したがって、が
いし連1a,1bのヨーク金具2に対する重心位置(一
点鎖線の交点)は、線(1)〜線(3),線(4)〜線
(6)で形成されるそれぞれの三角形の重心位置とな
る。そして、金車取付部3a,3bは、これら重心位置
を通る線とヨーク金具片2aの交差する部分に設けられ
る。
【0023】各線(1)〜(6)のヨーク金具2′への
取付は、先ず、線(1)〜線(3)を延線した後、線
(1)を左側の金車取付郡3aに取付けられた金車を介
して緊線してヨーク金具2に取付ける。次いで、線
(2)を金車取付部3aに取付けられた金車を介して緊
線するとともに、線(3)を左側の金車取付部3bに取
付けられた金車を介して緊線してヨーク金具2′に取付
ける。
【0024】次に、線(4)〜(6)が延線され、線
(4)を右側の金車取付部3aに取付けられた金車を介
して緊線するとともに、線(5)を金車取付部3bに取
付けられた金車を介して緊線してヨーク金具2′に取付
け、最後に、線(6)を右側の金車取付部3aに取付け
られている金車を介してヨーク金具2′に取付ける。
【0025】この6導体においても、上述した8導体時
と同様に、混触やねじれ,こじれを防止しながら緊線作
業を行うことができる。
【0026】なお、上述の実施例では、8導体と6導体
の例を示したが、4導体あるいは10導体等であっても
よい。
【0027】
【発明の効果】本発明装置は、ヨーク金具に各線を緊線
する際、ヨーク金具に対するがいし連の取付重心位置を
通る鉛直線上に金車取付部を有し、しかもその金車取付
部へ設けられた金車を介して、そのヨーク金具への導体
取付順序を垂直方向毎に緊線するようにしたので、混触
やがいし装置のねじれ,こじれを効果的に防止すること
ができる。また、導体取付部を2分割してそれぞれに金
車取付部を設けたときは、導体の移動距離を小さくでき
るので緊線作業をより容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例装置の平面図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】6導体用ヨーク金具の正面図である。
【符号の説明】
1 がいし連 2,2′ ヨーク金具 3a〜3c 金車取付部 T 鉄塔(送電鉄塔) L 導体 イ がいし装置
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例装置の平面図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】6導体用ヨーク金具の正面図である。
【図4】混触状態を示す説明図である。
【符号の説明】 1 がいし連 2,2′ ヨーク金具 3a〜3c 金車取付部 T 鉄塔(送電鉄塔) L 導体 イ がいし装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送電鉄塔に一端部が取付けられたがいし
    連と、 前記がいし連の他端部に取付けられたヨーク金具と、 導体の配置される位置を結ぶ線によって形成される多角
    形の頂点位置に対応して前記ヨーク金具に設けられた導
    体取付部と、 前記多角形の重心位置を通る鉛直線上であって、その重
    心位置から上,下方向に等しい距離離れて前記ヨーク金
    具にそれぞれ設けられた金車取付部と、 を有することを特徴とするがいし装置。
  2. 【請求項2】 導体取付部が偶数個であって、その導体
    取付部を鉛直方向に均等に2分割した際の各導体取付部
    を結ぶ線によって形成される両多角形の重心位置を通る
    鉛直線上で、かつその両重心位置から上,下方向に等し
    い距離離れてヨ−ク金具にそれぞれ設けられた金車取付
    部を有することを特徴とする請求項1記載のがいし装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のがいし装置への緊線方
    法であって、ヨーク金具への導体の取付順序は、鉛直方
    向に配置される導体毎で、かつ上方に位置する導体を取
    付けた後に下方に位置する導体を取付けることを特徴と
    する緊線方法。
JP33762691A 1991-11-27 1991-11-27 がいし装置及びその装置への緊線方法 Pending JPH05190038A (ja)

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