JPH0518914B2 - - Google Patents
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- JPH0518914B2 JPH0518914B2 JP28589690A JP28589690A JPH0518914B2 JP H0518914 B2 JPH0518914 B2 JP H0518914B2 JP 28589690 A JP28589690 A JP 28589690A JP 28589690 A JP28589690 A JP 28589690A JP H0518914 B2 JPH0518914 B2 JP H0518914B2
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- chemical polishing
- tank
- alumite
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- polishing
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- ing And Chemical Polishing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、アルマイト製造工程中の化学研磨処
理の際の過剰研磨防止方法に関するものである。
理の際の過剰研磨防止方法に関するものである。
従来の技術
通常アルマイト製品の光沢性を必要とする場
合、陽極酸化前の工程において被処理体を100℃
程度の高温のりん酸に短時間浸漬する処理を行
う。これを化学研磨処理と称する。
合、陽極酸化前の工程において被処理体を100℃
程度の高温のりん酸に短時間浸漬する処理を行
う。これを化学研磨処理と称する。
しかし前記の処理を従来の技術に従つて行つた
場合には次の問題が起こる。すなわち、化学研磨
浴から被処理体を取出し、次の水洗工程に行くま
での短時間に、しばしば被処理体に付着したりん
酸により過剰研磨されたり、またはまだらに研磨
されたりして製品の不良化の一因となつていた。
アルマイト自動化工装置で前記工程を行う場合に
前記問題がよく発生するので、化学研磨槽より被
処理体が次の水洗工程に行く途中で、たとえば水
洗シヤワーを行う等の工夫がなされているが、従
来は、確実に効果的な過剰研磨防止法はなかつ
た。
場合には次の問題が起こる。すなわち、化学研磨
浴から被処理体を取出し、次の水洗工程に行くま
での短時間に、しばしば被処理体に付着したりん
酸により過剰研磨されたり、またはまだらに研磨
されたりして製品の不良化の一因となつていた。
アルマイト自動化工装置で前記工程を行う場合に
前記問題がよく発生するので、化学研磨槽より被
処理体が次の水洗工程に行く途中で、たとえば水
洗シヤワーを行う等の工夫がなされているが、従
来は、確実に効果的な過剰研磨防止法はなかつ
た。
前記の欠点の解消のために本発明者は種々研究
を行い、その結果、今までの欠点を一挙に解消し
た全く新しい画期的な過剰研磨防止方法の開発に
成功した。
を行い、その結果、今までの欠点を一挙に解消し
た全く新しい画期的な過剰研磨防止方法の開発に
成功した。
発明の構成
本発明は、アルマイト製造工程において、化学
研磨槽より被処理体を次の工程に移行のために化
学研磨槽から引き上げる際に、化学研磨槽上また
はその近傍の適当な場所に設置された超音波発振
器を備えた水槽からなる微細水滴噴霧装置から微
細な蒸気状水滴を被処理体に噴霧することを特徴
とする、アルマイト製造工程中の化学研磨処理の
際の過剰研磨防止方法に関するものである。
研磨槽より被処理体を次の工程に移行のために化
学研磨槽から引き上げる際に、化学研磨槽上また
はその近傍の適当な場所に設置された超音波発振
器を備えた水槽からなる微細水滴噴霧装置から微
細な蒸気状水滴を被処理体に噴霧することを特徴
とする、アルマイト製造工程中の化学研磨処理の
際の過剰研磨防止方法に関するものである。
前記の噴霧操作によつて、微細な蒸気状の水滴
が多量に被処理体のあらゆる個所にまんべんなく
接触付着し、高温で処理された被処理体を冷却す
ると同時に、被処理体に付着したりん酸を希釈
し、過剰の研磨や研磨液のダレによるまだらな研
磨を防ぐことができる。
が多量に被処理体のあらゆる個所にまんべんなく
接触付着し、高温で処理された被処理体を冷却す
ると同時に、被処理体に付着したりん酸を希釈
し、過剰の研磨や研磨液のダレによるまだらな研
磨を防ぐことができる。
本発明方法を実施した場合には、今まで発生し
ていたまだらな研磨状態や化学研磨による製品不
良は全くない。化学研磨工程を入れた処理装置の
自動化は今まで困難といわれていたが、本発明に
より、連続自動化によつても均質なアルマイト製
品の製造が可能になつた。
ていたまだらな研磨状態や化学研磨による製品不
良は全くない。化学研磨工程を入れた処理装置の
自動化は今まで困難といわれていたが、本発明に
より、連続自動化によつても均質なアルマイト製
品の製造が可能になつた。
なお、微細水滴発生装置は、好ましくは化学研
磨槽の両サイドに設置するのであるが、その効率
を一層よくするためには、化学研磨槽をたとえば
軟質ビニルシートで上部より四面を囲うのが一般
に好ましいであろう。
磨槽の両サイドに設置するのであるが、その効率
を一層よくするためには、化学研磨槽をたとえば
軟質ビニルシートで上部より四面を囲うのが一般
に好ましいであろう。
好ましい実施態様の記述
本発明の一実施例について添付図面参照下に詳
細に説明する。第1図は、本発明に使用される装
置の一例の略式斜視図であり、第2図はその断面
図である。
細に説明する。第1図は、本発明に使用される装
置の一例の略式斜視図であり、第2図はその断面
図である。
化学研磨槽1はアルマイト工場で使用される化
学研磨液15を含む通常の化学研磨槽であるが、
本発明によれば、該槽1の上部の両サイドに水槽
2,3を取り付ける。水槽2,3にそれぞれ超音
波発振器4,5を設置する。さらに、圧縮空気取
入口6,7を設ける。水槽2,3の各々の内側の
側部に、横向き噴霧口8,9および斜上向き噴霧
口10,11を設け、微細水滴が、化学研磨槽1
から引上げ中の被処理体14のあらゆる個所にま
んべんなくかかるようにする。
学研磨液15を含む通常の化学研磨槽であるが、
本発明によれば、該槽1の上部の両サイドに水槽
2,3を取り付ける。水槽2,3にそれぞれ超音
波発振器4,5を設置する。さらに、圧縮空気取
入口6,7を設ける。水槽2,3の各々の内側の
側部に、横向き噴霧口8,9および斜上向き噴霧
口10,11を設け、微細水滴が、化学研磨槽1
から引上げ中の被処理体14のあらゆる個所にま
んべんなくかかるようにする。
超音波発振器4,5を備えた水槽2,3は微細
水滴噴霧装置として使用されるものであつて、そ
の基本的構造はいわゆる加湿器のごとき周知の微
細水滴発生器の構造と実質的に同じであるから、
その詳細な説明は省略する。しかしながら、本発
明では噴霧方向を前記のごとく調節することが重
要である。
水滴噴霧装置として使用されるものであつて、そ
の基本的構造はいわゆる加湿器のごとき周知の微
細水滴発生器の構造と実質的に同じであるから、
その詳細な説明は省略する。しかしながら、本発
明では噴霧方向を前記のごとく調節することが重
要である。
さらに、水槽2,3には常法に従つて水取入口
16,17およびドレン抜き口18を設ける。な
お、化学研磨槽1から引上げ中の被処理体14に
微細水滴13を噴霧する際には、噴霧区域を、覆
い材たとえば軟質ビニルシートで覆い、これによ
つて、被処理体が充分な量の微細水滴で確実に包
囲されるようにするのが有利である。
16,17およびドレン抜き口18を設ける。な
お、化学研磨槽1から引上げ中の被処理体14に
微細水滴13を噴霧する際には、噴霧区域を、覆
い材たとえば軟質ビニルシートで覆い、これによ
つて、被処理体が充分な量の微細水滴で確実に包
囲されるようにするのが有利である。
微細水滴の噴霧量、噴霧時間等の諸条件は個々
の場合によつて種々異なるであろうが、これらの
条件は簡単な予備実験によつて容易に決定でき
る。
の場合によつて種々異なるであろうが、これらの
条件は簡単な予備実験によつて容易に決定でき
る。
実施例
1 化学研磨処理浴の液組成
りん酸 98%
硝酸 2%
2 温度 98−100℃
3 処理時間 45秒
4 処理対象の材質 ()100
()2024
実験1 (比較実験)
化学研磨処理後、従来の技術に従つて空気中に
60秒さらして放置し、次いで通常のアルマイト処
理(10μm)を行つた。しかしいずれの材質も、
材質表面に光沢のバラツキが多く、また表面の平
滑性も悪く、不所望の空気中研磨が進行したこと
が明白であつた。
60秒さらして放置し、次いで通常のアルマイト処
理(10μm)を行つた。しかしいずれの材質も、
材質表面に光沢のバラツキが多く、また表面の平
滑性も悪く、不所望の空気中研磨が進行したこと
が明白であつた。
実験2 (本発明)
化学研磨処理後、該研磨浴から被処理体を出す
と同時に、超音波発振器を備えた水槽からなる微
細水滴噴霧装置から噴霧された微細水滴を充満し
た空中に60秒または100秒間さらして放置し、次
いで通常のアルマイト処理(10μm)を行つた。
結果はいずれも良好であつて、均一な光沢であ
り、表面もきれいな滑らかさであつた。このよう
に、超微細水滴が充満した中では、被処理体があ
たかも水中にあるがごとく過剰化学研磨の進行を
確実に抑制することができた。
と同時に、超音波発振器を備えた水槽からなる微
細水滴噴霧装置から噴霧された微細水滴を充満し
た空中に60秒または100秒間さらして放置し、次
いで通常のアルマイト処理(10μm)を行つた。
結果はいずれも良好であつて、均一な光沢であ
り、表面もきれいな滑らかさであつた。このよう
に、超微細水滴が充満した中では、被処理体があ
たかも水中にあるがごとく過剰化学研磨の進行を
確実に抑制することができた。
第1図は、本発明に従つて使用される微細水滴
噴霧装置を備えた化学研磨槽の一例の略式斜視図
である。第2図は、第1図記載の化学研磨槽の略
式断面図である。 1……化学研磨槽、2,3……水槽、4,5…
…超音波発振器、6,7……圧縮空気取入口、
8,9……横向き噴霧口、10,11……噴霧
口、12……水、13……水滴、14……被処理
体、15……化学研磨液、16,17……水取入
口、18……ドレン抜き口、19……軟質ビニル
シート。
噴霧装置を備えた化学研磨槽の一例の略式斜視図
である。第2図は、第1図記載の化学研磨槽の略
式断面図である。 1……化学研磨槽、2,3……水槽、4,5…
…超音波発振器、6,7……圧縮空気取入口、
8,9……横向き噴霧口、10,11……噴霧
口、12……水、13……水滴、14……被処理
体、15……化学研磨液、16,17……水取入
口、18……ドレン抜き口、19……軟質ビニル
シート。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アルマイト製造工程において、化学研磨槽よ
り被処理体を次の工程に移行のために化学研磨槽
から引き上げる際に、化学研磨槽上またはその近
傍の適当な場所に設置された超音波発信器を備え
た水槽からなる微細水滴噴霧装置から微細な蒸気
状水滴を被処理体に噴霧することを特徴とする、
アルマイト製造工程中の化学研磨処理の際の過剰
研磨防止方法。 2 微細水滴噴霧装置の設置場所が化学研磨槽の
両サイドである請求項1に記載のアルマイト製造
工程中の化学研磨処理の際の過剰研磨防止方法。 3 化学研磨槽を軟質ビニルシートのごとき覆い
材で上部より四面を囲つて微細水滴噴霧操作を行
う請求項1に記載のアルマイト製造工程中の化学
研磨処理の際の過剰研磨防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28589690A JPH04165097A (ja) | 1990-10-25 | 1990-10-25 | アルマイト製造工程中の化学研磨処理の際の過剰研磨防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28589690A JPH04165097A (ja) | 1990-10-25 | 1990-10-25 | アルマイト製造工程中の化学研磨処理の際の過剰研磨防止方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04165097A JPH04165097A (ja) | 1992-06-10 |
JPH0518914B2 true JPH0518914B2 (ja) | 1993-03-15 |
Family
ID=17697425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28589690A Granted JPH04165097A (ja) | 1990-10-25 | 1990-10-25 | アルマイト製造工程中の化学研磨処理の際の過剰研磨防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04165097A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2313605A (en) * | 1996-06-01 | 1997-12-03 | Cope Chapman B | Application of ultrasonic wave energy to electrolytic cell to reduce fume emission |
KR100951313B1 (ko) * | 2007-09-18 | 2010-04-05 | 삼성전기주식회사 | 도금용 바렐의 수막제거장치 |
-
1990
- 1990-10-25 JP JP28589690A patent/JPH04165097A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04165097A (ja) | 1992-06-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |