JPH0518802Y2 - - Google Patents

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JPH0518802Y2
JPH0518802Y2 JP1985130225U JP13022585U JPH0518802Y2 JP H0518802 Y2 JPH0518802 Y2 JP H0518802Y2 JP 1985130225 U JP1985130225 U JP 1985130225U JP 13022585 U JP13022585 U JP 13022585U JP H0518802 Y2 JPH0518802 Y2 JP H0518802Y2
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light
globe
rotating
rotating mirror
bulb
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、回転灯に関し、特に、グローブの
形状に改良を加えようとするものである。
[従来の技術] 回転灯は、光源となる電球と、この電球からの
光を周方向に向けながら回転する回転鏡と、電球
および回転鏡の周囲を囲むグローブとを備えてい
る。このような回転灯は、1箇所から観察された
とき、電球からの光は点滅光として認識され、周
囲の人間の注意を喚起する効果を有している。さ
らに、電球の光は回転鏡によつて反射されて周囲
に放たれる。この反射光は回転鏡の回転に伴って
回転鏡の回転方向に移動し、周囲の人間の注意を
喚起する。
したがつて、このような回転灯は、たとえば広
告灯の一部として、あるいは、工場等における工
程の異常を報知する手段として、また会社、駐車
場等の出入口の注意を促す手段として、広く用い
られている。
[考案が解決しようとする問題点] 従来、上述のような回転灯のグローブは、通
常、着色透明合成樹脂から作られ、さらに点滅光
を透過させる部分の肉厚が均一にされている。電
球の光や回転鏡に写し出される電球の光はグロー
ブを通して周囲から観察されるが、グローブの肉
厚が均一であるため、グローブを通して観察され
る光の動きに変化はなく、あるいはその動きが単
調であつたりする。グローブは単に点滅光に色を
付ける作用をなすだけであり、グローブ自体がさ
ほど人の注意を喚起させるような効果を発揮する
ものではなかつた。
回転灯は、その機能を考えたとき、遠くから見
たときでもよく目立ち、人の注意をより強く喚起
し得るようにするのが望ましい。それゆえに、こ
の考案は、グローブの形状に改良を加えることに
よつて、よりよく目立つようにした回転灯を提供
しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] この考案は、電球と、この電球からの光を反射
させながら回転する回転鏡と、電球および回転鏡
の周囲を囲むグローブとを備えた回転灯を前提と
し、以下のことを特徴とする。
すなわち、グローブのうち、電球の光を透過さ
せる領域の断面形状、その外面が正多角形で、そ
の内面が上記正多角形と中心を同じくする円形で
あることを特徴とする。
[作用] グローブを周方向に見たとき、その肉厚は交互
に厚くなつたり薄くなつたりしている。より特定
的には、グローブの外面が正多角形で、その内面
が上記正多角形と中心を同じくする円形であるの
で、グローブは、凹レンズを周方向に連ねたよう
な形態となつている。電球から出射された光は回
転鏡によつて反射されて平行光線になるが、この
平行反射光線は、グローブに形成されている複数
の凹レンズを同時に透過する。回転灯を外部から
見たとき、各凹レンズを通して観察される反射光
線の光源は、互いに異なった位置に現われる。そ
のため、回転灯を観察する人には、光の像が複数
個見えることになる。しかも、複数の光の像は、
回転鏡の回転に伴って移動しているように観察さ
れる。
さらに、グローブの内面は、光源を曲率中心と
する滑らかな円弧面であるので、回転鏡に反射さ
れた光線は、グローブの内面で散乱反射すること
なくグローブを透過する。
[実施例] 第1図には、この考案の一実施例の縦断面図が
示されている。図示する回転灯1は、基部2と、
この基部2上に固定的に設けられる電球3と、電
球3からの光を反射させながら電球3のまわりを
回転し得るようにされた回転鏡4と、電球3およ
び回転鏡4の周囲を囲むグローブ5とを備えてい
る。回転鏡4には、図示の省略されているモータ
からの回転力がギヤなどを介して伝達される。な
お、損傷した電球3の交換を容易にするため、グ
ローブ5は、基部2に対してねじ部6によつて着
脱自在とされる。
第2図は、第1図に示されているグローブ5
を、線−に沿つて見た断面図である。図示す
るように、グローブ5の断面形状は、その外面5
aが正12角形とされ、その内面5bが円形とされ
ている。外面5aの正12角形と内面5bの円形と
は、図形中心を同じ位置に有している。そのた
め、グローブ5を周方向に見たとき、その肉厚は
交互に厚くなつたり薄くなつたりしている。言い
換えれば、グローブ5は、凹レンズを周方向に連
ねたような形態となつている。光源である電球3
の光は回転鏡4によつて反射されて平行光線にな
るが、この平行反射光線は、グローブ5に形成さ
れている複数の凹レンズを同時に透過する。回転
灯1を周囲から見たとき、各凹レンズを通して観
察される反射光線の光源は、互いに異なった位置
に現われる。そのため、回転灯を観察する人に
は、グローブ5内に反射光線の光源の像が複数個
見えることになる。しかも、複数の光の像は、回
転鏡の回転に伴って移動しているように観察され
る。その結果、従来からある回転灯とは違った印
象を受け、人の注意をより強く喚起することにな
る。グローブ5の内面5bは、電球3を曲率中心
とする滑らかな円弧面であるので、回転鏡4に反
射された光線は、グローブ5の内面5bで散乱反
射することなくグローブ5を透過する。したがつ
て、グローブ5に形成されている複数個の凹レン
ズを通してグローブ5内に複数個の光の像を明瞭
に観察することができる。
グローブ5は、たとえば無色または着色の透明
合成樹脂から作られる。なお、グローブ5を着色
透明合成樹脂から作つた場合には、さらに以下の
ような利点が得られる。すなわち、その場合に
は、グローブ5の肉厚が厚いところでは色が濃
く、肉厚が薄いところでは色が淡くなる。つま
り、グローブ5を周方向に見たとき、色の濃淡が
交互に現われる。そのため、グローブ5を透過し
て観察される光には、この濃淡に伴なう変化が現
われ、人の注意をより強く喚起する。
第2図に示したような断面形状はグローブ5の
全体にわたつて設ける必要はない。すなわち、電
球3からの光を透過する部分にのみ第2図に示し
たような断面形状を採用すればよい。この実施例
においても、第1図の線−に沿つて見た図を
示す第3図に示すように、グローブ5の下方部分
の断面形状は第2図とは異なつた形態とされてい
る。つまり、その部分におけるグローブ5の外面
5cは円形とされ、内面5dは波を打つた円形と
されている。内面5dにおける波打ち形状は、た
とえば外部から内部機構を見えないようにするこ
とを意図して設けられる。
なお、図示した実施例は、その形状・構造にお
いて単なる例示にすぎず、種々の箇所において変
更することが可能である。
たとえば、上述した実施例では、グローブ5の
外面5aの断面形状が12角形とされていたが、そ
の形状に限られるものではなく、6角形、8角
形、またはその他の多角形であつてもよい。
[考案の効果] 以上のように、この考案は、電球からの光を反
射させながら回転する回転鏡と、電球および回転
鏡の周囲を囲むグローブとを備えた回転灯であつ
て、グローブのうち、電球の光を透過させる領域
の断面形状の外面を正多角形とし、内面を上記正
多角形と中心を同じくする円形とすることを特徴
としている。そのため、グローブを周方向に見た
とき、凹レンズを連ねたような形態となる。回転
鏡によつて反射された平行光線は、グローブに形
成されている複数の凹レンズを同時に透過するの
で、回転灯を周囲から見たとき、各凹レンズを通
して観察される反射光線の光源は、互いに異なっ
た位置に現われる。言い換えれば、回転灯を観察
する人には、光の像が複数個見えることになる。
しかも、複数の光の像は、回転鏡の回転に伴って
移動しているように観察される。
さらに、グローブの内面が電球の位置を曲率中
心とする滑らかな円弧面であるので、回転鏡によ
つて反射された光線がグローブの内面で散乱反射
することはない。したがつて、グローブの凹レン
ズとしての機能は損なわれず、凹レンズを通して
グローブ内に複数個の光の像を明瞭に観察するこ
とができる。
こうして、この考案に従った回転灯によれば、
人の注意をより強く喚起させることができる。ま
た、このように人の注意をより強く喚起するため
の構成として、単にグローブの形状に改良を加え
ただけであるので、コスト的に有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す縦断面図
であり、この考案の要部とは関係のない内部機構
の図示を省略している。第2図は、第1図に示さ
れているグローブ5を、線−に沿つて見た断
面図である。第3図は、第1図に示されているグ
ローブ5を、線−に沿つて見た断面図であ
る。 図において、1は回転灯、3は電球、4は回転
鏡、5はグローブ、5aはグローブの外面、5b
はグローブの内面を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電球と、この電球からの光を反射させながら
    回転する回転鏡と、前記電球および前記回転鏡
    の周囲を囲むグローブと、を備える回転灯にお
    いて、 前記グローブのうち、前記電球の光を透過さ
    せる領域の断面形状は、その外面が正多角形
    で、その内面が前記正多角形と中心を同じくす
    る円形であることを特徴とする、回転灯。 (2) 前記グローブは、着色透明合成樹脂から作ら
    れている、実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載の回転灯。
JP1985130225U 1985-08-27 1985-08-27 Expired - Lifetime JPH0518802Y2 (ja)

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JP1985130225U JPH0518802Y2 (ja) 1985-08-27 1985-08-27

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JP1985130225U JPH0518802Y2 (ja) 1985-08-27 1985-08-27

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JPS6237808U JPS6237808U (ja) 1987-03-06
JPH0518802Y2 true JPH0518802Y2 (ja) 1993-05-19

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JP1985130225U Expired - Lifetime JPH0518802Y2 (ja) 1985-08-27 1985-08-27

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JP5985951B2 (ja) * 2012-10-04 2016-09-06 Idec株式会社 パネル取付用機器

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JPS5435665U (ja) * 1977-08-15 1979-03-08

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JPS5435665U (ja) * 1977-08-15 1979-03-08

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JPS6237808U (ja) 1987-03-06

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