JPH0143762Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、方向指示灯等に使用される自転車用
照明灯に関する。

(ロ) 従来の技術 電球８とプリズムレンズ１２を組み合わせた場
合、従来は例えば第５図の様にプリズムレンズ１
２の反射光には指光性があり、遠距離に合わせた
場合、指示灯に接近して上部から見た場合（例え
ば自転車に取付けられた指示灯を人が接近して見
る様な時）、反射光は上方へ反射されないため見
えないので、プリズムレンズは電球で光つた様に
は見えないという欠点があつた。

(ハ) 考案が解決しようとする問題点 そこで、本考案はどの方向からでもプリズムレ
ンズが電球にて光つているのが確認できる自転車
の照明灯を提供するものである。

(ニ) 問題点を解決するための手段 プリズムレンズ体の外周側面に形成されている
反射面に球面部を形成するものである。

(ホ) 作用 電球からの光は、プリズムレンズの反射面と球
面部とからの反射光で、広範囲に亘つてプリズム
レンズが光つているのが確認できる。

(ヘ) 実施例 １は自転車本体の一部を成すもので、前フオー
ク２と、この前フオーク２に回転自在に支持され
る車輪３と、ダイナモ４により点灯する照明灯５
を備えている、この照明灯５は箱型をしたケース
本体５ａと前面開口を閉塞するヘツドキヤツプ５
ｂと遠距離を照らす第１電球６と近距離を照らす
第２電球７と側面部に設けられる方向指示用の第
３電球８と反射板９，９とソケツト１０，１０，
１０とリード線１１等を備えている。１２はプリ
ズムレンズで、多角形を成し前記第３電球８を設
けるための凹部１３と略中央に透孔１４を穿設し
ている。前記プリズムレンズ１２は裏面周囲に多
数の反射面１５……を傾斜成形し且つこの反射面
１５……の表面には半円球の球面部１６を一体成
形して突出形成している。

斯る構成によると、第三電球８からの光源は反
射面１５にて直進し球面部１６にて周囲方向へ拡
散され、使用者は上方からでも方向指示用の第三
電球８が光つていることが確認することができ
る。２０は側面カバーである。

(ト) 考案の効果 本考案は斯る構成を有しているため、プリズム
レンズから反射される光線は前方だけでなく、周
囲にも拡散されることになり、電球の点灯を上方
からでも確認できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案自転車用照明灯の断面図、第２
図は照明灯を備えた自転車の要部概略図、第３図
は本考案プリズムレンズの裏面図、第４図は第３
図のＡ−Ａ線断面図、第５図は従来のプリズムレ
ンズの断面図である。 ８……電球、１２……プリズムレンズ、１４…
…透孔、１６……球面部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 照明灯の側面部にプリズムレンズを配設すると
   ともに該プリズムレンズの略中央部に透孔を穿設
   して電球を設けたものにおいて、前記プリズムレ
   ンズの外周側面に形成される反射面に球面部を成
   形したことを特徴とする自転車用照明灯。