JPH05187519A - 静液圧伝動装置を有するライダー伝動車軸 - Google Patents

静液圧伝動装置を有するライダー伝動車軸

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JPH05187519A
JPH05187519A JP4205998A JP20599892A JPH05187519A JP H05187519 A JPH05187519 A JP H05187519A JP 4205998 A JP4205998 A JP 4205998A JP 20599892 A JP20599892 A JP 20599892A JP H05187519 A JPH05187519 A JP H05187519A
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displacement
hydraulic
housing
rotatable
unit
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JP4205998A
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Ray M Hauser
エム.ハウザー レイ
Alan W Johnson
タブリュー.ジョンソン アラン
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Original Assignee
Hydro Gear LP
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K17/00Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
    • B60K17/04Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or kind of gearing
    • B60K17/10Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or kind of gearing of fluid gearing
    • B60K17/105Units comprising at least a part of the gearing and a torque-transmitting axle, e.g. transaxles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
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    • B60K17/04Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or kind of gearing
    • B60K17/16Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or kind of gearing of differential gearing

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で軽く、コンパクトな、容易にかつ安価
に製造でき、しかも高性能の、静液圧伝動装置を有する
伝動車軸を提供する。 【構成】 新規な設計の液圧差動的な入力減速手段、従
来のものよりも強力でしかも単純設計の改善された差動
装置、伝動車軸ハウジング内の各軸からの油漏れを防ぐ
耐久性のあるより効果的な手段、特殊な設計の静液圧伝
動装置、追加的な軸受支持材を必要としなし出力軸支持
を達成した静液圧伝動装置用の中央区画、静液圧伝動装
置をバイパスする液圧的手段、及び静液圧伝動装置内の
液圧力を維持するためのユニークなチェックバルブ装置
を取り入れた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的に、騎乗芝刈り機
や類似の小型トラクター類において一般的に用いられる
静液圧的伝動装置(以下HSTと呼ぶ)を含む伝動車軸
に関する。個のようなトラクターは一般にその伝動車軸
に通常のプーリ系を介して連結されている垂直な出力軸
を有する。そのような伝動車軸のための標準HSTはエ
ンジンの出力軸によって駆動される液圧ポンプ及び液圧
モータを含み、これらは通常、両方とも中央区画の上に
設けられている。入力軸によるこのポンプの回転はポン
プピストンの軸方向運動を作り出す。
【0002】この軸運動によって作り出される油圧はポ
ート手段を介して液圧モータへ導かれ、ここでこれはモ
ータピストンによって受け取られ、そしてこれらピスト
ンのスラスト軸受に対する軸方向運動はモータの回転を
もたらす。一方、この液圧モータは出力軸を有し、これ
が差動歯車手段を介して車軸を駆動する。
【0003】
【従来の技術とその問題点】静液圧的伝動装置を有する
伝動車軸の種々の利点のうち、特筆すべきは部品の数の
低下及び装置寸法の低下であり、そして或る場合には機
械的ギヤ装置も省かれる。この技術分野において知られ
ているように、静液圧的伝動装置を有する伝動車軸を用
いることによってメーカーは全ての必要な要素を1つの
ユニットの中に包含させることが可能となり、それによ
ってこの伝動車軸はこれをモータ及び速度と方向との変
換のための制御レバーに連結するためのベルトを付加す
ることしか必要としないためにそのトラクター設計の中
に容易に組み込まれる。HSTを有する伝動車軸の基本
的原理は従来技術においてよく知られているが、現在の
HSTを備えた伝動車軸の設計にはいくつかの欠点が存
在する。これらの欠点及び本発明者がこれらの欠点を克
服しようとする手段を以下に記述する。
【0004】若干の従来の伝動車軸の設計に伴う大きな
問題の一つは、その伝動装置が大きすぎ、かつそれが最
も効果的であると考えられるような小型トラクターにお
いて用いるためには高価に過ぎるということである。
【0005】この問題を解決するための試みの1つが O
kada によって特許第 4,914,907号及び同第 4,932, 20
9 号に示されている。 Okada の上記 ,209 の特許は第
1の機械的減速手段、すなわちモータ軸上の歯車と車軸
ハウジング内の対抗軸と、及び差動装置中の第2の機械
的減速手段とを開示している。その減速手段の中のギヤ
装置は場合により動力を差動歯車へ伝え、これらの差動
歯車が次に出力車軸を駆動するのに用いられる。しかし
ながらこれらの機械的減速機構はその装置に不必要な追
加的重量と費用とを付加する。本発明の目的の1つはそ
のような付加的な機械的減速手段を必要としない伝動車
軸の設計を提供することである。
【0006】HSTを用いる標準伝動車軸についてのも
う一つの変形態様が Thoma によって特許第 4,979,583
号に示されている。この特許は別個の隔離された空洞
をそれぞれの収容のために用いることによって液圧装置
を伝動車軸の残りの各部分と分離することを教示してい
る。加えて、 Thoma におけるポンプとモータとの設計
は背中合わせに取りつけられて、それにより入力軸及び
出力軸が同じ方向を向いている。そのようにして追加的
なギヤ装置がその出力軸の回転を最終的な駆動車軸と平
行となるように再配向させることが必要となる。別ない
くつかの歯車が次にその駆動車軸を回転させる差動装置
を駆動する。この追加的な歯車手段はその装置に追加的
重量を、そしてその製造工程に追加的な費用をもたら
す。
【0007】このように、 Okada 及び Thoma の各設
計は種々異なったトラクターや主軸の形態に容易に適用
することのできるHSTの含まれた小型で経済的な伝動
車軸を製造するという観点からは種々の問題を含んでい
る。Okada のものは多重のギヤ装置を必要都市、そして
Thoma のそれは分離された種々の空洞を有するハウジ
ングを必要とする。本発明はこのような問題及び従来技
術におけるその他の問題を、HSTの設けられたコンパ
クトで経済的な伝動車軸を提供することによって克服し
ようとするものであり、これによって従来必要であった
可動部材の数が実質的に減少する。
【0008】本発明は、一般的にしばしば「伝動車軸」
と呼ばれる、HSTを収容する分割車軸ハウジングを含
むものに関する。このHSTはポンプとモータとを含
み、その相互の配置が、車の大きさと形とによって求め
られる所要空間に従い変えることができるものである。
この伝動車軸は又、新規な液圧減速手段、改善された差
動装置、ハウジング内の車軸からの油漏れを防ぐための
耐久性の高いより効果的な手段、出力駆動軸を支持する
中央区画、そのHSTを液圧的にバイパスさせるための
改善された手段及びユニークなチェックバルブ装置をも
包含する。それらそれぞれの新規な改善手段を結び合わ
せてコンパクトで製造に信頼性があり、経済的である伝
動車軸が提供される。本発明のこれら及びその他の目的
は以下において更に詳細に説明する。本発明のこれら及
びその他の目的は以下において更に詳細に説明する。
【0009】
【発明の目的】本発明の目的の1つは、ポンプ及びモー
タが取りつけられるHSTの中央区画が出力駆動軸の軸
受支持手段としても用いられる改善された伝動車軸を提
供することである。従来技術、例えば Okada の特許第
4,932,209 号においては歯車駆動装置の一端が中央区
画内に支持されているけれども、その他端は上方及び下
方の車軸ハウジングケースによって支持されている。
【0010】本発明の装置の利点は、これが追加的な軸
受支持の必要を除き、それによって必要な費用及び組立
時間を低下させたということである。この装置はまた、
軸受の各支持部材を出力駆動軸のために整列させるため
の公差の問題をも除くものである。
【0011】本発明のもう一つの目的は、総括的減速が
液圧的に提供されるためにただ1つの機械的減速装置し
か必要としない伝動車軸を提供することである。従来技
術においては一般的に液圧装置と組み合わせて2重又は
多重の機械的減速装置が要求される。例えば上にあげた
特許第 4,932,209 号のそれは液圧モータと出力車軸を
駆動するのに用いる差動装置との間の別個の対抗軸を含
む2つの個別の機械的減速装置を使用することが必要で
ある。本発明ではこの同じ減速を、排除容積がそのポン
プよりも大きなモータの使用によってその液圧装置自身
により行う。これによっていかなる2次的な機械的減速
装置の必要も除かれ、それにより機械的な障害の発生源
が少なくなる。この単一の減速装置は必要な各要素の数
及び伝動装置の大きさを少なくし、そしてこれは追加的
な支持軸やジャッキ軸の必要を除き、それにより小型で
単純かつ安価な伝動車軸がもたらされる。高負荷の利用
分野においては従来技術は必要な減速を取り扱うために
しばしば2組の機械的減速装置を用いている。このよう
な場合において、本発明に従う液圧式減速装置はそのよ
うな多重の減速装置の必要を除くことができるか、又は
2次的な装置との組み合わせだけで使用することができ
る。
【0012】本発明の更にもう一つの目的は、従来技術
のものに一般的であったような、油を外側車軸支持軸受
まで引き伸ばす必要があるのを制限することである。本
発明に従う歯車装置及び静液圧伝動要素は上側ケーシン
グと下側ケーシングとによって形成された単一の室の中
に収容されている。各車軸はこの室を通して延び、そし
てこの室の外側のいくつかの別個の軸受面によって支持
される。
【0013】従来技術のほとんどの場合に車軸ケーシン
グ全体が外側車軸軸受まで油で満たされてポンプ及びモ
ータにおける油の液圧的機能に加えて、これらの軸受へ
の潤滑を提供するようになっている。しかしながら長期
間の使用によってその外側車軸の各軸受が摩耗してしま
った後では軸の偏心度又は「遊び」が上記外側軸受の部
分で油の密封をゆがめ、それによって油が主室外に漏れ
てしまう。このようなHST装置を備えた伝動車軸の機
能や外観にとって漏れのない接合を維持することが重要
である。HSTの全内部液圧部材は油で覆っておく必要
があり、というのはその主伝動キャビティー内の油の量
が不十分なときは油の発泡が引き起こされてその各種液
圧構造を損なうからである。過剰な油の漏れはこれがH
STの作動能力を妨げ、そしてHSTの内部作動に障害
をもたらすことがあるために重大な問題である。油漏れ
はまた、伝動車軸のメーカーにとって審美上の問題でも
あり、というのは顧客は通常油漏れの存在及びそれに伴
う油汚れによって強く悩まされるからである。このよう
に、油漏れの低下又は排除は伝動車軸の販売の継続的な
成功にとつて重要である。
【0014】従来技術においてはこのような外側軸受の
ところの油漏れのない接合の維持のために余分のボルト
や密封剤の使用を必要とし、これはその装置の追加的な
重量や費用をもたらすものである。従来の設計における
追加的な問題の一つは、その外側車軸軸受におけるその
ような摩耗が「摩耗くず」の存在及びそれら摩耗した軸
受からの他の破砕片に基づいて油の汚染をも生ずること
があるということである。
【0015】そのような構造のものを本発明の他の新規
な種々の要素とともに使用してこの油漏れの問題及び油
の強い汚染の問題を最小限の費用で解決することができ
るであろうとは考えられるが、本発明は油を差動装置の
潤滑のため、及びHSTのポンプ及びモータの作動のた
めに必要であるようなその伝動車軸の部分への油を制限
するユニークな手段をも提供するものである。すなわち
HST及び差動装置を収容している主室と別個のいくつ
かの室が各車軸の主要部を取り囲んでいる。従って油は
その全ケーシングを通して展開したり、或いは外側車軸
軸受にまで広がることはなく、それによりケーシングか
らの油漏れの大きな問題が除かれる。
【0016】これらの外側車軸軸受を潤滑するために別
個のいくつかのグリース溜めが用いられ、それによって
非常に長期間にわたる密封がもたらされ、そしてこれら
外側車軸軸受を潤滑するために粘度の高いグリースの使
用が許容される。
【0017】この改善はまた、その伝動装置ケーシング
を満たすのに必要な油の量の低下をも許容し、そしてそ
れら外側車軸軸受における密封手段面積の低下によって
必要な密封剤の量の低下がもたらされる。それら外側車
軸軸受のところの油漏れのない接合の保守が不必要であ
るということによって、本発明はまた、製造における負
荷をも低減させるものであり、これがその装置の製造費
用を低下させる。
【0018】もう一つの改善点は、トラクターの動きを
モータの運転なく可能とするような伝動歯車を中立ギヤ
に入れるのに用いる方法である。典型的なHST装置を
用いての問題の一つは「中立ギヤ」が存在しないという
ことであり、というのはこれはポンプ内の液体圧力がゼ
ロになる点だけであるからである。しかしながらこの点
において油は伝動装置内に残存しており、それによって
車が自由に転がるのが防止される。
【0019】従来技術においてはこの問題は一般に液圧
弁を通してHSTの中央区画の圧力側から真空側へ油を
導くことによって解決している。このような設計を用い
るときの問題は、その液圧弁が、例えば油が導かれる液
圧弁の直径というような設計上の固有の制限のために限
定された量の油の移動しか許容しないということであ
る。更にまた、このような弁の機械加工には価格許容値
を要し、それによってその装置の製造費用が上昇してし
まう。
【0020】本発明においてはこの問題はそのモータブ
ロックがその回転面から機械的に持ち上げられるような
機構を提供し、それによって油が真空/圧力回路をバイ
パスし、そしてケーシングから完全に出てゆくことが許
容されるようにすることによって解決される。これはそ
の車が従来技術の液圧弁を用いる方法で可能であるより
もより容易にフリーホィールに作動することを可能にす
る。
【0021】本発明のもう一つの目的は静液圧的伝動装
置中のモータ及びモータのスラスト軸受の改善された設
計を提供して、それによってモータ軸がモータのスラス
ト軸受を通して延び出すことがないようにすることであ
り、そしてそのようにしてこの軸受は完全に支持され、
そして従来技術のものにおいて用いられていたような中
間支持板の使用は不必要である。
【0022】例えば Johnson に許された米国特許第
4,953,426 号は中央区画を通して延びるモータ軸を有
するスラスト軸受を開示している。本発明におけると同
様にこの特許 ,426 号におけるスラスト軸受はハウジン
グの1区画によって支持されている。しかしながら、上
記 ,426 号のスラスト軸受はその中央区画を通って延び
るモータ軸を有しているためにこれはそのハウジングの
みによって支持されているのではなく、そのスラスト軸
受のいずれかの側で2つの「フィンガー」によって支持
されている。このスラスト軸をモータのピストンによっ
て加えられる液圧力に対して支持する溜めに、これらフ
ィンガーの間を支えるのに必要な追加的な構造的に重要
な部材が必要である。
【0023】本発明においてはスラスト軸受はこれが挿
入されているハウジングの部分によって完全に支持され
ており、そのようにして追加的な構造上の部材の必要は
除かれている。これによって、製造が簡単でより費用の
かからない組立がもたらされる。
【0024】本発明の更にもう一つの目的は改善された
差動装置である。従来技術においては差動装置は一般に
いくつかの遊星傘歯車を支持するための十字シャフトを
必要とする。本発明の装置においては、単純なエンドキ
ャップ車軸支持部材及び傘歯車収容手段を提供すること
によってそのような十字シャフトを使用する必要は除か
れている。
【0025】本発明の追加的な新規な特徴の一つはその
中央区画用のチェックバルブの設計である。従来技術に
おけるチェックバルブの設計は一般に鋼鉄又は鋳鉄の座
に対して作動する硬化処理した鋼球を用いている。しか
しながら伝動車軸装置の全重量を最小限にするために、
本発明においてはその中央区画は好ましくは鋳造アルミ
ニウムで作られており、これはそのままでは弁座として
作動するためには、そしてそのようなチェックバルブの
作動による摩耗に耐えるには強度が不十分である。この
問題はその中央区画内にそれら鋼球を支持するための鋼
鉄挿入材を用いることによって解決される。
【0026】そのような位置における密封を作り出すた
めにはその座及び挿入材の両者の表面に機械仕上げ面を
用い、それによって標準的なO−リングシールを使用で
きるようにすることが知られている。けれどもそのよう
なシール手段を用いることは座及び挿入材の両者につい
て追加的な機械加工段階を必要とし、その装置の総合的
製造費用を高めてしまう。
【0027】従来技術におけるこのような問題を克服す
るために本発明においてはチェックバルブの弁座とシー
ルとの両方の役目をする粉末金属のプレートを使用す
る。このプレートのシール作用はそのプレートの上の立
ち上がり面を利用することによって作り出され、これが
強度の低いアルミニウムの中へ圧入されてシールを形成
する。この設計は製造が簡単で安価であるという利点と
ともに全重量が軽いという利点が保たれる。
【0028】本発明の更にもう一つの利点はHSTのポ
ンプ及びモータが従来技術において必要であったよう
な、互いに 90o の角度の向きで配置する必要のない改
善された静液圧伝動装置を提供することである。本発明
においては互いに 90o の向きに配置することは好まし
い具体例ではあるけれども、出力駆動軸と差動装置との
間ではす歯歯車を使用することによって 90o と異なる
方向への配置を達成することができる。
【0029】
【問題点を解決するための手段】本発明の以上にあげた
諸目的、並びに本発明の他の利点の説明とともにその詳
細を以下に記述するが、その骨子とするところは、車に
おいて回転動力を車のエンジンから出力軸手段へ転換す
るために使用する、静液圧伝動装置を有する伝動車軸に
おいて、 a) 上記伝動車軸のための、液貯め空洞と、別個の車
軸空洞とを提供するハウジング、 b) 下記 (1) ないし (5)、すなわち (1) 上記液貯め空洞内に設けられ、そしていくつかの
往復動ピストンを保持するための複数個の室を含む回転
可能なシリンダブロックを有し、そして回転可能入力軸
を受ける第1の液圧式容積排除作動ユニットと、上記液
貯め空洞内に設けられ、そしていくつかの往復動ピスト
ンを保持するための複数個の室を含む、回転可能なシリ
ンダブロックを有し、そして回転可能な駆動軸の一端に
係合して上記回転可能駆動軸を駆動するための第2の液
圧式容積排除作動ユニット〔その際上記回転可能な駆動
軸は上記ハウジング内で、上記スラスト軸受を通して延
びることがないように支持され、かつ配置されている〕
と、 (2) 上記液貯め空洞内に設けられ、そして上記第1の
液圧式容積排除作動ユニットと上記第2の液圧式容積排
除作動ユニットとを回転可能に取りつけるための手段
〔但しこの手段は、上記第1及び第2の液圧式容積排除
作動ユニットを液圧的に結合する手段と、上記第1の液
圧式容積排除作動ユニットを回転可能に取りつけるよう
に配置された第1の回転面と、上記第2の液圧式容積排
除作動ユニットを回転可能に取りつけるように配置され
た第2の回転面と、及び底面とを含む〕、上記第1の液
圧式容積排除作動ユニットを上記第2の液圧式容積排除
作動ユニットに液圧的に結合するための、その中に一体
的に形成されたポート手段、及びその中に一体的に形成
されて上記回転可能駆動軸を受けかつ完全に支持する軸
受手段を有する中央区画と、 (3) 上記ハウジングの中に設けられかつこれにより、
上記第2液圧式容積排除作動ユニットの上記往復動ピス
トンに係合するように完全に支持されているスラスト軸
受と、 (4) 上記回転可能入力軸の速度を低下させる手段〔但
し上記速度低下の少なくとも1部は上記ポート手段及び
上記第1及び第2液圧式容積排除作動ユニットによって
行われる〕と、 (5) 上記中央区画の底面中に向かい形成されて上記ポ
ート手段まで延びているいくつかの弁開口、上記中央区
画の上記底面の上に設けられて上面と底面とを有するプ
レート、その中に形成されて上記各弁開口に対応してい
る複数個のプレート開口、上記プレートの上面の上に上
記のプレート開口のそれぞれの周りに形成されている突
出した環状面〔その際上記突出した環状面は上記プレー
トと上記中央区画の上記底面との間の密封手段を形成す
るように作用する〕、上記弁開口及び上記プレート開口
のそれぞれの中に1つづつ設けられている複数個のボー
ル、及び上記各ボールを解放可能に上記各プレート開口
に対して固定する手段、を含むチェックバルブ機構とを
含む静液圧伝動装置、 c) 上記入力駆動手段に係合し、かつこれにより駆動
されるリング歯車と、上記リング歯車の回転軸に対して
垂直な軸の周りに回転することを許容するような態様で
上記リング歯車に確保的に結合された複数個の遊星歯車
と、上記各遊星歯車に係合しかつこれによって駆動さ
れ、上記出力軸手段の上に取りつけられてこれを駆動す
る複数個の傘歯車と、及び上記各傘歯車をこれらが上記
遊星歯車及び締めつけ手段によってもっぱら支持される
ような態様で固定するための上記締めつけ手段とを含
む、上記回転可能な駆動軸に結合された差動機構〔その
際上記出力軸手段が上記差動機構に結合されており、そ
してこれにより駆動されて上記車を駆動する〕、 d) 上記液圧流体を上記ポート手段及び上記第1及び
第2の液圧式容積排除作動ユニットから導き出して上記
車が上記液圧流体により最小限の抵抗で動かされること
を許容する手段、及び e) 上記静液圧伝動装置のための液圧流体と上記出力
駆動手段とを含む上記液貯め空洞、及び上記出力軸手段
と上記各駆動車軸用の潤滑液体とを封入するための、上
記液貯め空洞と別の、上記ハウジング内に形成された上
記車軸空洞を含む上記伝動車軸である。
【実施例】
【0030】すべての静液圧伝動装置は、ポンプのピス
トン運動により、モータシャフトを回転するモータにオ
イルを圧送するポンプを駆動する入力軸の原理に基づい
て作動するものである。この回転は、最終的には差動装
置を介して軸を駆動すべく伝達される。かかる一般的原
理を念頭に置いて、先行技術の上に本発明によって形成
された数々の改良を示す本発明の図面が説明される。図
1は、HST装置を含む本発明の全伝動車軸の外観を示
す。図2と図3を参照すればわかるように、伝動車軸は
複数のボルト145と接合表面にある液体ガスケットシ
ール82によって確保される上部ハウジング1と下部ハ
ウジング2の中に収納されている。入力軸75は、開口
116を通って伸びており、シール4によって保持され
たベアリング7とリング5で保持されている。入力軸7
5は垂直軸エンジン(図示せず)によって駆動されるベ
ルト(図示せず)により駆動される。図3により明瞭に
示されているごとく、入力軸75の回転は入力軸75の
速度で、ポンプ14のシリンダブロック14aを回転す
る。ポンプ14は、従来の構成からなるものであり、一
連のピストン収納室146を有し、その各々は、ポンプ
14のシリンダブロック14aに対して軸方向に回転可
能にポンプピストン13とピストンスプリング12を収
納するものである。
【0031】ポンプピストン13はこの分野でよく知ら
れているが、斜板10内に軸受112を含む標準軸受及
び軸受ガイドによって回転自在に支持されるスラスト軸
受9に抗してピストンスプリング12により動力を得る
ものである。斜板10は、第4図に示されるように上部
ハウジング1内で軸受クレードル8によってそれ自体保
持されている。スラスト軸受9は、ポンプピストン13
が押し付けられる斜面のように行動する。ポンプ14の
回転によって、この斜面に対してポンプピストン13は
上下に移動する。斜板10はポンプピストン13のスト
ロークに変化を与えるため軸受クレードル8の上の種々
の場所に移動するようにしてもよい。これにより、圧送
されるオイルの量が変化し、最終的にその量は、記載の
ようにモータ27の速度を変化させる。
【0032】斜板10は、順に軸受ガイド18を動かす
トラニオン軸15を使用者が操作することにより動かさ
れる。公知のように、トラニオン軸15は、シール16
で保持されるジャーナル軸受17に支持される。例え
ば、スラスト軸受9が、入力軸75に対して直角で結局
ポンプピストンの軸平面に対しても直角ならば、ポンプ
ピストン13が軸方向に力を受けるスラスト軸受9上の
場所は存在せず、かくしてポンプピストン13の軸運動
は生ぜず、またポンプ14とモータ27間のオイルの流
れは生じない。この位置は、事実上HSTにとっては”
ニュートラル”ポジションであり、そこにおいて入力軸
75が回転しても結局のところ車両の動きを生ずること
はない。
【0033】操作者は、トラニオン軸15を調節するこ
とにより斜板10を動かしてもよい。トラニオン軸15
は、軸受ガイド18を変化させ、ある方向では、ポンプ
ピストン13の軸運動によってある方向にオイルが流れ
るようにするため、スラスト軸受9において”前進”斜
面を構成する。操作者はまた、スラスト軸受9を反対あ
るいは逆の位置に位置させることによりオイルの流れを
逆転させてもよい。図5と図6は、HSTの中央区画7
4を示し、それは、ボルト開口103を介して上部ハウ
ジング1にしっかり保持されている。ポンプ14は、入
力軸75を受けるシャフト開口116に対応した中心開
口138でポンプ回転面130上に回転自在にマウント
されている。
【0034】モータ27は、通常の手段でモータ回転面
61上に回転自在にマウントされモーターシャフト22
によって保持されている。HSTが作動していないとき
は、モータ27は、シールを生ぜしめるためにスラスト
軸受23に向かって押圧するモータピストン26に向け
てモータピストンスプリング25の力によりモータ回転
面61に対してシールされる。HSTが 作動している
ときは、油圧から生じる付加的な力が存在する。特に、
モーターピストン室147の内部は十分に大きく、通路
102を通るオイルの流れによって、シールを引き起こ
すモータ回転面61の方向に向けてシリンダブロック2
7a内に結果として生ずるネットの油圧が引き起こされ
る。
【0035】モータシャフト22は、そのすべてが中央
区画74とともに形成されている開口88と89及び回
転面140を貫通して装備され且つ指示されている。モ
ータシャフト22を保持する手段は、一端が中央区画で
支持され、他端が外の軸受ハウジング内に支持される従
来技術に対して著しく改良されている。本発明は、モー
タシャフト22のための追加的ハウジングの必要を無く
し、製造コストと重量を減少させるものである。モータ
シャフト22の適当なアラインメントは、HSTの動作
にとって非常に重要である。本発明の設計は、中央区画
74の上の支持と共にそのような追加的軸受支持体を並
べる必要性を消滅させ、その結果、重量とコストの全般
的な節約となり、同様に本伝動車軸の製造の容易性を増
加させるものである。
【0036】図2と図9にもっとも明確に示されている
ように、モータ27はまた複数のピストン室147を有
し、その各々は、モータピストン26とピストンスプリ
ング25を含んでいる。各モータピストン室147は中
央区画74のモータ回転面61上の弧状ポート106と
107からオイルの流れを受けるため通路102を有し
ている。各モータピストン26は、モータ27に対して
は軸方向であって大旨円形のモータスラスト軸受23に
対向した弧状ポート106と107を介して受け取るオ
イルの流れによって駆動される。図3及び図9に示され
るごとく、モータスラスト軸受23は、これに向かうモ
ータピストン26の動きがモータ27のシリンダブロッ
ク27aの回転運動を引き起こすような角度でモータピ
ストン26に関連ずけられた位置に固定されている。モ
ータスラスト軸受23は、標準品であり、軸受板23a
と23b及び軸受レース23cで構成されるものであ
る。モータ27は、モーターシャフト22に支持されこ
れを駆動する。モータ27のシリンダブロック27a
は、その回転と同一の速度でモータシャフト22を回転
するためモータシャフト22上の歯車45に噛み合う内
部歯車(図示せず)を有している。
【0037】従来の技術に対する本発明の主たる改良
は、モータスラスト軸受23のための中間支持体を不要
にしたことである。図1、図2及び図9から明らかなよ
うに、モーターシャフト22はスラスト軸受23の中心
を通って伸びるものではない。それゆえ、スラスト軸受
23は、斜板10によって保持されねばならないポンプ
スラスト軸受9のために使用されるような追加の構成部
材の必要なしに、上部ハウジング1によって適当な角度
で完全に保持されるものである。このため、製造がより
安価となり簡単となり更に追加の部材が不必要なので、
伝動車軸ユニットの全般的な大きさや重量を小さくする
ことができる。
【0038】下記のごとく、ポンプ14からモータ27
へのオイルの流れは回転力がHSTによって伝動される
ための手段である。ポンプ回転面130上の弧状ポート
136と137は、ポンプピストン室146の通路10
1から通路104を通りあるいはモータ27に向けてオ
イルを送る手段を提供する。モーター回転面61に位置
し且つモータピストン室147の通路102と共に動作
する弧状ポート136と137は、オイル通路104ま
たは105からオイルを受取り、ポンプ14にこれを戻
す。複数のポンプピストン13及びモータピストン26
及びこれに関連した部品があると理解されるべきであ
り、それゆえ、特定の意味でのこれらの部品の議論は単
に便宜的に行われるにすぎず、本発明を限定するものと
理解されてはならない。より好ましい実施例としては5
つのポンプピストンと7つのモータピストンがある。
【0039】図3に示される通り、各ポンプピストン室
146は、中央区画74のポンプ回転面130の上の弧
状ポート136と137と共働するために開口している
通路101を有する。上述の”前進”オイルの流れ方向
において、ポンプピストン13の動きで生まれたオイル
の流れは、通路101を通り、弧状ポート137に移動
し、更にオイル通路105を通ってモータ回転面61の
上の弧状ポート106に行き、最後にモータピストン室
147の通路102に移動する。このオイルは、それか
ら通路102、弧状ポート107、オイル通路104、
弧状ポート136及び通路101を通って、ポンプピス
トン室146に戻る。上述の”後退”オイルの流れ方向
において、オイルは、本質的に反対方向に移動するもの
であり、ポンプピストン13により、通路101および
弧状ポート136を介して、オイル通路104及び弧状
ポート107及び通路102に行き、最後にモータピス
トン室147に送られる。オイルは、それから弧状ポー
ト106、オイル通路105及び弧状ポート137を通
ってポンプ14に送られる。モータ27の回転方向は、
このオイルの流れが”前進”か”後退”状態にあるかに
よって決まり、この回転により車両の動きは前進あるい
は後退となる。
【0040】図2に見られるように、この伝動車軸技術
は、外壁3と内壁124によって構成される膨張室12
1を含む。そのような膨張室は既に公知であり、伝動車
軸の作動中に広がるオイルのための空間を提供するのに
使用される。膨張室121は、上部および下部のハウジ
ング1と2に沿った異なる領域に位置し、好ましくは、
上部および下部のハウジング1または2に沿い差動装置
63の外側に位置するのが望ましい。図1と図2に示さ
れるように、伝動車軸のための制動は、モータシャフト
22の上に位置しそれによって支持され、且つブレーキ
アーム53とアクチュエータ55によって始動されるブ
レーキ固定子57とブレーキ回転子58とからなる制動
機構109により行われる。制動機構109は、標準シ
ール31によって伝動キャビティ48から分割されたキ
ャビティ110の範囲に位置している。
【0041】既に公知のごとく、本発明は、駆動力をモ
ータシャフト22から車両を駆動するのに使用される反
対方向に伸びる1対の軸62と62’に伝動するために
差動装置が使用される。図1ないし3に示されるよう
に、モータシャフト22は、差動装置63の歯63bに
噛み合う歯車126を含む中央部46を含む。この分野
で公知の差動装置は、一般に出力軸のために実際に駆動
する機構として寄与する内部クロスシャフトを含む。本
発明の重要な改良点は、差動装置63上でクロスシャフ
トのようなものの必要性をなくした新規な構成を用いた
点にある。
【0042】図1のごとく、種々の差動装置が2つの同
一の対向するエンドキャップ108、108’を含む差
動ハウジング64の中に入れられている。エンドキャッ
プ108、108’はその詳細が図10、11及び12
に示されている。軸開口152は、軸62または62’
をそこに総体的に受け入れるように形成されている。ボ
ルト開口154、154’は、ボルト68、68’をそ
こに受け入れるように形成されている。図3に明確に示
すように、遊星歯車66が開口63cを介して差動装置
63内に形成されたキー溝の中で合致するキーまたは持
ち上げられた部分66aを手段として差動装置63の内
部にマウントされている。遊星歯車も同様に位置してい
る。かくして遊星歯車66、66’は、適当にキー溝6
3a、63a’及びエンドキャップ108、108’に
よって保持される。この配置は、先行技術のクロスシャ
フトを置き換えるものであり、クロスシャフトは従来遊
星歯車を支えるために使用されていたのである。遊星歯
車66、66’は、ベベルギア65、65’と噛み合
い、その回転を発生させる複数の歯車66b、66b’
を有する。ベベルギア65、65’は、伝動車軸ギア4
7、47’と噛み合って、伝動軸62、62’を回転さ
せる。
【0043】かくして、各ベベルギア65、65’は、
一端が遊星歯車66、66’の上に位置し適当にそれに
よって保持され、他端がエンドキャップで保持されてい
る。エンドキャップ108、108’は中心に向けて作
用し、ベベルギア65、65’を保持し、且つ2つのボ
ルトとなっと68、68’により全差動装置が一緒に保
持されるようにするものである。そのため、従来に比し
非常にコンパクトとなり、すっきりしたデザインとなっ
た。加えて、クロスシャフトがなくなったため、中空の
中心領域が不要となり、それにより、従来技術より、差
動装置の強度を高めることができたものである。図3、
図7及び図8に示されるように、中央区画74は、逆止
め弁プレート41、ボール39及びスプリング40を含
む逆止め弁機構を有する。プレート41は、中央区画7
4を構成するのに使用するアルミダイカストよりはるか
に固い微粉鉄で形成される。中央区画74の底面79が
図6に示されている。プレート41は、ボルト口127
を介して3つのボルト42によって底面79にマウント
され、中央区画74の底面79の開口128によって受
け入れられている。
【0044】プレート41は、マウントされる場合中央
区画74の底面79に接触する上板面148と、底板面
149を有する。図8に示されるように、底板面149
は、そこに形成される大旨円形の開口133を有し、一
方、上板面148は、やや大きな開口131を有する。
開口133と131は、互いに共働し且つ逆止め弁13
9を構成するため底面79のバルブ開口156とも共働
する。逆止め弁139は、閉状態では、図3のように、
ボール39を支持するためボール支持面135を含む。
開状態では、オイルを液貯め155から逆止め弁139
を介して流すことができるようにボール支持面135か
ら引上げる。環状面あるいはリング129は、プレート
41の上面148にある開口133の回りに形成され、
シールを面41と中央区画74との間に形成する中央区
画74の下方の強度底面79に押し付けられる。金属の
誤差のために生ずるかもしれない最小の漏れは動作に影
響を与えない。なぜなら、中央区画74がオイルを満た
した主伝導キャビティ48の中にあるからである。かく
して、この発明は、従前の技術のようにO−リングの使
用という付加的構成を採用せず、軽量なアルミダイキャ
ストの中央区画を使用することが可能となる簡便で低コ
ストのシールメカニズムを提供するものである。
【0045】従来のHSTは、ポンプとモータを直角か
平行に並べ、それによりポンプとモータは背中合わせに
セットされる。本発明では、これらの要素は、好ましく
は、図示のように中央区画74の上に標準の90°の角
度で互いに位置させられる。しかし、必要ならば、中央
区画74はモータ回転面61が図2の垂直面において上
方あるいは下方に傾斜させてもよい。車両の形状によっ
て、必要となるかもしれない方向づけとしては、モータ
27に対してモータシャフト22が平行のままとなるよ
うな要求が生ずるであろう。この位置では、歯車63b
とモータシャフト22の歯車126を通常のやり方で噛
み合わせることが必要なため、モータシャフト22はも
はや軸62、62’と差動装置63に対して直角ではあ
りえない。
【0046】そのような配列を可能にするために、本発
明は、うまく歯車を噛み合わせるためにモータシャフト
の中央部46または差動装置63にヘリカルギアを使用
することが必要となる。そのようなヘリカルギアは、よ
く知られているところであるが、ポンプとモータを標準
の90°の角度以外の角度に設定することを可能にする
ためにHSTに使用されたことはない。ヘリカルギアの
はすばの角度は、モータシャフト22と軸62、62’
の間の角度によって決定される。伝動車軸において、最
終の伝動車軸に伝動されるので入力軸の回転速度を減速
することが必要である。従前の伝動車軸の欠点の1つ
は、機械的ギアにより軸の角速度を減少させる必要があ
る点である。そのような機械的な減少のためには、従前
の特許技術のように特別の歯車、軸、支持部材及びその
他各種の部品が必要である。従って、装置製造のコスト
と重量の追加をもたらす。更に、機械的ギアは外力が一
杯にまたは反復してかかると故障し易い。
【0047】本発明においては、少なくともこの軸速度
の減少の仕事は静液圧を介して行われる。好ましくは、
ポンプ14より内部容量を大きくしたモータ27によっ
て達成される。好ましい実施例として、モータ27の容
量が21ccであり、ポンプ14の容量が10ccであ
るならば、モータシャフト22の速度の有効な減速が行
われる。そのような大きさにすることにより、モータシ
ャフト22の角速度は、入力軸75の角速度の約1/2
に減少することが分かった。
【0048】従来法が2倍の機械的減速を必要とする場
合の軽負荷の応用例においては、本発明はこの二次的な
機械的減速を全く無くする。2つまたは3つの機械的減
速ユニットを必要とするであろう高負荷の応用例の場合
では、本発明では単一の二次的機械的減速ユニットしか
必要としない。どちらの場合も、本発明では、従来の技
術に比し大きさ、重量、コストにおいて意義ある節約を
行えるものである。また、本発明においては、静液圧的
減速がより少ない必要な移動部品のために故障の影響が
少なく、信頼性が向上した。更に、静液圧的減速は、機
械的ギアの速度減速の場合より過度の力を受けて故障す
る可能性が少ない。
【0049】図1のごとく、軸62,62’は差動ハウ
ジング64から伝導キャビティ48と車軸空洞49を通
り、外部車軸ベアリング72に伸びている。車両の車輪
は図示していないが、車軸端部150、150’に取り
付けられる。従来の態様では、オイルは、外部車軸ベア
リングに油を注ぐため車軸の長さ方向に車軸空洞49全
体に及びシール120において空洞49の中にシールさ
れる。しかし、何らかのそのような車軸を製造すると
き、軸62、62’のいずれの端部150,150’に
おいて主軸からわずかにづれが生ずることは避けられな
いものである。そのようなマイナーな誤差は、製造過程
の不完全さによって生じ、車軸又は伝動車軸の動作に影
響を与えることは無い。更なる誤差は、端部150、1
50’への軸負荷によっても起こる。外部車軸ベアリン
グ72における何らかの摩耗とこれらの誤差が一体とな
って、シール120に小さな隙間が生じ、その結果、オ
イルが車軸空洞から漏れることが起き得る。そのような
シール120の隙間及びその結果の漏れはまた新たな傷
みと破れの原因となり得る。シール120と外部車軸ベ
アリング72の傷みは、シール、ベアリング及び周囲の
構成物からオイルを汚染する破片を生ぜしめる可能性が
ある。
【0050】従来技術においては、オイル漏れは、シー
ル120のところ及びシール面125に沿ったその他の
ところに特別のボルトまたは密閉剤を介して処理されて
いた。そのため、別の部品が必要となり、費用、重量の
点でも不利となった。本発明は、車軸空洞49をオイル
で満たさないので、かかる漏洩問題がそのような特別の
ボルトまたは密閉剤の使用無しに解決される。図1に示
されるように、シール71はオイルが伝動キャビティー
48から車軸空洞49へ流れることを阻止するために使
用されている。かくして、シール71は、伝動キャビテ
ィー48のための主要オイルシールとして動作する。そ
して、好ましくはシール71はニトリルから作られるシ
ールである。
【0051】本発明では車軸空洞49内にある従来の高
濃度のグリースによって、外部車軸ベアリング72への
必要な注油が行われる。この高濃度のグリースの使用に
より、オイルの使用を介して利用できるようになるより
ももっと良好な外部車軸ベアリング72への注油を行え
るようになる。シール120は、車軸空洞49内にある
従来の高濃度のグリースを保持するのに寄与し、主要オ
イルシールとして寄与するものではない。主要オイルシ
ールを外部車軸ベアリング72からシール71に移動さ
せることにより、オイルリークを最小限にし、製品生命
を延長し、ケース内で必要とするオイルの量を減速させ
る。シール120は更に外部車軸ベアリング72に到達
する外部汚染物の量を最小限にする。
【0052】本発明の他の重要で新規な特徴は、図2と
図9に示される液圧式バイパスである。このバイパスシ
ステムの効果は、車両操作者がHST内のオイルからの
抵抗無しに車両を作動しあるいは”フリーホイール”す
るのを可能にした点にある。HSTがトラクタモータを
介してこれに加えられる駆動力を有していない場合、ポ
ンプ14とモータ27は回転されてはいない。それゆ
え、車両を作動するいかなる企ても、軸62を介し、及
び差動装置63を介してはモータシャフト22に回転エ
ネルギーを伝動しない。これにより今度はモータ27を
回転しモータスラスト軸受23に向かうモータピストン
26の動きにより、モータピストン26の軸運動を起こ
し、中央区画74の開口を介してオイルが流れ始める。
しかし、ニュートラル状態のポンプ14ではオイルが赴
く場所が無く、高圧状態が形成される。この高圧状態に
よって、モータシャフト22と軸62、62’の更なる
動きに対する抵抗が生まれ、操作者がトラクターを押す
のを阻止することになる。
【0053】この問題に対する従来の解決方法は、一般
的には、オイルを2つの弧状ポートすなわちHSTの中
央区画74の圧力側と真空側の間に流れるように、弧状
ポート106と106’の間にバルブを配備している。
しかし、そのような液圧式バルブにおいては、オイルが
方向転換させられる液圧式バルブの直径のような、固有
の設計上の制約の為に、弧状ポートの間を通過するオイ
ルの量が限定される。またそのようなバルブは、ユニッ
トの通常動作の間に漏れを減速させる最小のクリアラン
スを維持するのに正確な操作を必要とするものである。
【0054】本発明はこの問題を中央区画74のモータ
回転面61からモータ27を持ち上げるメカニズムを使
用し、その点でシールを破り、オイルが弧状オイルポー
ト106から流出し伝動キャビティー48に流入可能と
することにより解決したものである。このように、オイ
ルは、圧力サイドから真空サイドに流れるのではなく、
むしろ中央区画74内の全体の回路をバイパスするもの
である。この特徴を活性化するため、バイパスアーム5
0がバイパスアクチュエータ29を回転するために操作
者によって操作される。シール28は主伝動キャビティ
ー48内にオイルを保持するために使用される。バイパ
スアクチュエータ29はロッド115(図2)を含み、
このロッドは、その台が、ロッド115の回転時にモー
タ27の台に対してバイパス板30を押し付けられるよ
うに、型取られ、モータ回転面61に対してそのシール
を破くものである。これにより、オイルが弧状ポート1
06から伝動キャビティー48に流れるようになる。オ
イルはそこで弧状ポート107からモータ27に戻る。
この技術は車両を容易にオイルの抵抗無しに”フリーホ
イール”可能にするものである。更にバイパスアーム5
0とロッド115を操作すると、バイパス板30がモー
タ27から引き離され、モータ27がモータ回転面1の
正常位置に復帰し、その地点でシールを再構成する。本
発明はまた、効果が同じであるから、ポンプ14をポン
プ回転面130から持ち上げる別の実施例でも使用可能
である。
【0055】本発明の利点は、正確な忍耐を必要としな
いので、製造据付等において簡単であり、経費も掛から
ない。オイルを開口間で移動させる公知の液圧式バイパ
スは、望ましくない漏洩を防ぐため、バルブの微妙な操
作が必要となり、それゆえ製造コストが高い。加えて、
このメカニズムは、車両の即座の動きを可能にするため
オイルを迅速にキャビティー内に散らす。上記の説明
は、本発明の特徴を説明しようとするものであり、決し
て限定使用とするものではない。これ以外の本発明の有
利性はこの分野の通常の技術から見て明白である。本発
明は請求の範囲によってのみ限定的に理解されるべきで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って製造された静液圧伝動装置を有
する伝動車軸の平面図
【図2】図1のB−B線の破断立面図
【図3】図1のC−C線の破断側面図
【図4】図1のA−A線の破断立面図
【図5】本発明の静液圧伝動装置の中央区画の斜視図
【図6】本発明の静液圧伝動装置の中央区画の底面図
【図7】本発明の静液圧伝動装置の中央区画の逆止め弁
の平面図
【図8】図7のD−D線の断面図
【図9】本発明の静液圧伝動装置のモータ及びモータシ
ャフトの詳細図
【図10】本発明の差動装置のエンドキャップの平面図
【図11】図10のエンドキャップの側面図
【図12】図10のエンドキャップの端面図

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車において回転動力を車のエンジンから
    出力軸手段へ転換するために使用する、静液圧伝動装置
    を有する伝動車軸において、 a) 上記伝動車軸のための、液貯め空洞と、別個の車
    軸空洞とを提供するハウジング、 b) 下記 (1) ないし (5)、すなわち (1) 上記液貯め空洞内に設けられ、そしていくつかの
    往復動ピストンを保持するための複数個の室を含む回転
    可能なシリンダブロックを有し、そして回転可能入力軸
    を受ける第1の液圧式容積排除作動ユニットと、上記液
    貯め空洞内に設けられ、そしていくつかの往復動ピスト
    ンを保持するための複数個の室を含む、回転可能なシリ
    ンダブロックを有し、そして回転可能な駆動軸の一端に
    係合して上記回転可能駆動軸を駆動するための第2の液
    圧式容積排除作動ユニット〔その際上記回転可能な駆動
    軸は上記ハウジング内で、上記スラスト軸受を通して延
    びることがないように支持され、かつ配置されている〕
    と、 (2) 上記液貯め空洞内に設けられ、そして上記第1の
    液圧式容積排除作動ユニットと上記第2の液圧式容積排
    除作動ユニットとを回転可能に取りつけるための手段
    〔但しこの手段は、上記第1及び第2の液圧式容積排除
    作動ユニットを液圧的に結合する手段と、上記第1の液
    圧式容積排除作動ユニットを回転可能に取りつけるよう
    に配置された第1の回転面と、上記第2の液圧式容積排
    除作動ユニットを回転可能に取りつけるように配置され
    た第2の回転面と、及び底面とを含む〕、上記第1の液
    圧式容積排除作動ユニットを上記第2の液圧式容積排除
    作動ユニットに液圧的に結合するための、その中に一体
    的に形成されたポート手段、及びその中に一体的に形成
    されて上記回転可能駆動軸を受けかつ完全に支持する軸
    受手段を有する中央区画と、 (3) 上記ハウジングの中に設けられかつこれにより、
    上記第2液圧式容積排除作動ユニットの上記往復動ピス
    トンに係合するように完全に支持されているスラスト軸
    受と、 (4) 上記回転可能入力軸の速度を低下させる手段〔但
    し上記速度低下の少なくとも1部は上記ポート手段及び
    上記第1及び第2液圧式容積排除作動ユニットによって
    行われる〕と、 (5) 上記中央区画の底面中に向かい形成されて上記ポ
    ート手段まで延びているいくつかの弁開口、上記中央区
    画の上記底面の上に設けられて上面と底面とを有するプ
    レート、その中に形成されて上記各弁開口に対応してい
    る複数個のプレート開口、上記プレートの上面の上に上
    記のプレート開口のそれぞれの周りに形成されている突
    出した環状面〔その際上記突出した環状面は上記プレー
    トと上記中央区画の上記底面との間の密封手段を形成す
    るように作用する〕、上記弁開口及び上記プレート開口
    のそれぞれの中に1つづつ設けられている複数個のボー
    ル、及び上記各ボールを解放可能に上記各プレート開口
    に対して固定する手段、を含むチェックバルブ機構とを
    含む静液圧伝動装置、 c) 上記入力駆動手段に係合し、かつこれにより駆動
    されるリング歯車と、上記リング歯車の回転軸に対して
    垂直な軸の周りに回転することを許容するような態様で
    上記リング歯車に確保的に結合された複数個の遊星歯車
    と、上記各遊星歯車に係合しかつこれによって駆動さ
    れ、上記出力軸手段の上に取りつけられてこれを駆動す
    る複数個の傘歯車と、及び上記各傘歯車をこれらが上記
    遊星歯車及び締めつけ手段によってもっぱら支持される
    ような態様で固定するための上記締めつけ手段とを含
    む、上記回転可能な駆動軸に結合された差動機構〔その
    際上記出力軸手段が上記差動機構に結合されており、そ
    してこれにより駆動されて上記車を駆動する〕、 d) 上記液圧流体を上記ポート手段及び上記第1及び
    第2の液圧式容積排除作動ユニットから導き出して上記
    車が上記液圧流体により最小限の抵抗で動かされること
    を許容する手段、及び e) 上記静液圧伝動装置のための液圧流体と上記出力
    駆動手段とを含む上記液貯め空洞、及び上記出力軸手段
    と上記各駆動車軸用の潤滑液体とを封入するための、上
    記液貯め空洞と別の、上記ハウジング内に形成された上
    記車軸空洞を含む上記伝動車軸。
  2. 【請求項2】 上記第1及び第2の液圧式容積排除作動
    ユニットを回転可能に取りつけるための上記手段が、こ
    れら第1及び第2の液圧式容積排除作動ユニットが互い
    に垂直と異なる角度で取りつけられることを許容し、そ
    して上記差動機構を上記回転可能な駆動軸に結合する上
    記手段が、はす歯のらせん角度が上記駆動軸と上記出力
    軸手段との間の角度に等しいはす歯歯車を含む、請求項
    1の伝動車軸。
  3. 【請求項3】 車において回転動力を車のエンジンから
    出力軸手段へ移すために使用する、静液圧伝動装置を含
    む伝動車軸において、下記、すなわち a) 上記伝動車軸のための、液貯めを提供するハウジ
    ング、 b) 上記ハウジング内に設けられ、そしてていくつか
    の往復動ピストンを保持するための複数個の室を含む、
    回転可能なシリンダブロックを有して回転可能な入力軸
    を受ける第1の液圧式容積排除作動ユニット、 c) 上記ハウジング内に設けられ、そしてていくつか
    の往復動ピストンを保持するための複数個の室を含む、
    回転可能なシリンダブロックを有し、そして回転可能な
    駆動軸の一端に係合して上記回転可能な駆動軸を駆動す
    る第2の液圧式容積排除作動ユニット、 d) 上記ハウジング内に設けられ、そして下記 (1)
    ないし (4)、すなわち (1) 上記第1の液圧式容積排除作動ユニットを回転可
    能に取りつけるように配置されている第1の回転面と、 (2) 上記第2の液圧式容積排除作動ユニットを回転可
    能に取りつけるように配置されている第2の回転面と、 (3) 上記第1液圧式容積排除作動ユニットを上記第2
    液圧式容積排除作動ユニットに液圧的に結合するため
    の、その中に一体的に形成されたポート手段と、及び (4) 上記中央区画の中に一体的に形成されて上記回転
    可能駆動軸を受け、かつ完全に支持するいくつかの軸受
    手段と、 を有する中央区画、 e) 上記回転可能駆動軸に機械的に結合される差動機
    構、及び f) 上記差動機構に結合されてこれにより駆動される
    ことによって上記車を駆動する、1対の、反対方向へ延
    びる車軸を含む、改良。
  4. 【請求項4】 車において回転動力を車のエンジンから
    出力軸手段へ転換するために使用する、静液圧的伝動装
    置を含む伝動車軸において、下記、すなわち a) 上記伝動車軸のための、液貯めを提供するハウジ
    ング、 b) 上記ハウジング内に設けられ、そしていくつかの
    往復動ピストンを保持するための複数個の室を含む回転
    可能なシリンダブロックを有し、かつ回転可能な入力軸
    を受ける第1の液圧式容積排除作動ユニット、 c) 上記ハウジング内に設けられていくつかの往復動
    ピストンを保持するための複数個の室を含む回転可能な
    シリンダブロックを有し、そして回転可能な駆動軸に係
    合し、かつこれを駆動する第2の液圧式容積排除作動ユ
    ニット、 d) 上記第1液圧式容積排除作動ユニットと上記第2
    液圧式容積排除作動ユニットとを回転可能に取り付け、
    かつ液圧的に結合するための手段〔この手段はこれと一
    体的に形成された上記回転可能駆動軸を受けかつ支持す
    るための軸受手段を含む〕、 e) 上記回転可能駆動軸は上記軸受手段によって完全
    に支持されており、そして f) 上記回転可能駆動軸を上記出力軸手段に結合して
    上記車を駆動するための手段を含む、上記伝動車軸。
  5. 【請求項5】 上記第2液圧式容積排除作動ユニットの
    上記往復動ピストンに係合するけれども上記駆動軸には
    係合しないか又はこれを支持しないように上記ハウジン
    グ内に設けられてこれにより完全に支持されているスラ
    スト軸受を含む、請求項4の伝動車軸。
  6. 【請求項6】 上記中央区画の上記第1及び第2回転面
    が相互に対して垂直と異なる角度で形成されており、そ
    して上記回転可能な駆動軸がはす歯歯車によって上記差
    動機構に機械的に結合されており、その際上記はす歯歯
    車のらせん角が上記駆動軸と上記出力軸手段との間の角
    度に等しい、請求項4に記載した静液圧伝動装置。
  7. 【請求項7】 車において回転動力を車のエンジンから
    出力軸手段へ転換するために使用する、静液圧的伝動装
    置を含む伝動車軸において、下記、すなわち a) 上記伝動車軸のための、液貯めを提供するハウジ
    ング、 b) 上記ハウジング内に設けられ、そしていくつかの
    往復動ピストンを保持するための複数個の室を含む回転
    可能なシリンダブロックを有し、かつ回転可能な入力軸
    を受ける第1の液圧式容積排除作動ユニット、 c) 上記ハウジング内に設けられていくつかの往復動
    ピストンを保持するための複数個の室を含む回転可能な
    シリンダブロックを有し、そして回転可能な駆動軸に係
    合し、かつこれを駆動する第2の液圧式容積排除作動ユ
    ニット、 d) 上記ハウジング内に設けられて上記第1液圧式容
    積排除作動ユニットを回転可能に取り付けるように配置
    された第1の回転面、上記第2液圧式容積排除作動ユニ
    ットを回転可能に取りつけるように配置された第2の回
    転面及び上記第1液圧式容積排除作動ユニットをこれと
    一体に形成された上記第2液圧式容積排除作動ユニット
    に液圧的に結合するための、ポート手段を有する中央区
    画、 e) 上記第2の液圧式容積排除作動ユニットの上記い
    くつかの往復動ピストンに係合するように上記ハウジン
    グ内に設けられてこれにりって完全に支持されているス
    ラスト軸受、 f) 上記ハウジング内に、上記スラスト軸受を通して
    延びることがないように支持されかつ配置されている上
    記回転可能駆動軸、 g) 差動機構に結合されてこれによって駆動され、上
    記車を駆動する1対の反対向きに延びる車軸を含む、上
    記伝動車軸。
  8. 【請求項8】 車において回転動力を車のエンジンから
    出力軸手段へ転換するために使用する、静液圧的伝動装
    置を含む伝動車軸において、下記、すなわち a) 上記伝動車軸のための、液貯めを提供するハウジ
    ング、 b) 上記ハウジング内に設けられ、そしていくつかの
    往復動ピストンを保持するための複数個の室を含む回転
    可能なシリンダブロックを有し、かつ回転可能な入力軸
    を受ける第1の液圧式容積排除作動ユニット、 c) 上記ハウジング内に設けられていくつかの往復動
    ピストンを保持するための複数個の室を含む回転可能な
    シリンダブロックを有し、そして回転可能な駆動軸に係
    合し、かつこれを駆動する第2の液圧式容積排除作動ユ
    ニット、 d) 上記第1液圧式容積排除作動ユニット及び上記第
    2液圧式容積排除作動ユニットを回転可能に取りつけて
    液圧的に結合するための手段〔但しこの手段はそれと一
    体的に形成されて上記回転可能な駆動軸を受け、かつ支
    持するための軸受手段を含む〕、 e) 上記第2の液圧式容積排除作動ユニットの上記い
    くつかの往復動ピストンに係合するように上記ハウジン
    グ内に設けられてこれによって完全に支持されているス
    ラスト軸受、 f) 上記ハウジング内に、上記スラスト軸受を通して
    延びることがないように支持されかつ配置されている上
    記回転可能駆動軸、 g) 上記回転可能な駆動軸を上記出力軸手段に結合し
    て車を駆動するための手段を含む、上記伝動車軸。
  9. 【請求項9】 車において回転動力を車のエンジンから
    1対の反対向きに延びる差動的に動力の伝えられている
    車軸へ転換するために用いる静液圧的伝動装置におい
    て、下記、すなわち a) 上記伝動車軸のための、液貯めを提供するハウジ
    ング、 b) 上記ハウジング内に設けられ、そしていくつかの
    往復動ピストンを保持するための複数個の室を含む回転
    可能なシリンダブロックを有し、かつ回転可能な入力軸
    を受ける第1の液圧式容積排除作動ユニット、 c) 上記ハウジング内に設けられていくつかの往復動
    ピストンを保持するための複数個の室を含む回転可能な
    シリンダブロックを有し、そして回転可能な駆動軸に係
    合し、かつこれを駆動する第2の液圧式容積排除作動ユ
    ニット、 d) 上記ハウジング内に設けられて上記第1液圧式容
    積排除作動ユニットを回転可能に取り付けるように配置
    された第1の回転面、上記第2液圧式容積排除作動ユニ
    ットを回転可能に取りつけるように配置された第2の回
    転面及び上記第1液圧式容積排除作動ユニットをこれと
    一体に形成された上記第2液圧式容積排除作動ユニット
    に液圧的に結合するための、ポート手段を有する中央区
    画、 e) 上記駆動軸に機械的に結合されている差動機構、 f) 差動機構に結合されてこれによって駆動され、上
    記車を駆動する1対の反対向きに延びる車軸、及び g) 上記入力軸の速度を低下させるための手段〔その
    際この低下の少なくとも1部は上記第1及び第2の液圧
    式容積排除作動ユニットの上記ポート手段と上記ピスト
    ン室に よって行われる〕を含む、上記静液圧的伝動装
    置。
  10. 【請求項10】 車において回転動力を車のエンジンか
    ら上記車の出力軸手段へ転換するために用いる静液圧的
    伝動装置において、下記、すなわち a) 上記ハウジング内に配置されていくつかの往復動
    ピストンを保持するための複数個の室を含む回転可能な
    シリンダブロックを有し、かつ回転可能な入力軸を受け
    る少なくとも1つの液圧式容積排除作動ポンプ、 b) 上記ハウジング内に配置されていくつかの往復動
    ピストンを保持するための複数個の室を含む回転可能な
    シリンダブロックを有し、かつ回転可能な駆動軸と係合
    してこれを駆動する少なくとも1つの液圧式容積排除作
    動モータ、 c) 上記液圧式容積排除作動ポンプ及び上記液圧式容
    積排除作動モータを回転可能に取りつけるための取り付
    け手段、 d) 上記取り付け手段と一体に形成されていて上記液
    圧式容積排除作動ポンプを上記液圧式容積排除作動モー
    タに液圧的に結合させるためのポート手段、 e) 上記液圧式容積排除作動ポンプの上記いくつかの
    ピストン室と、上記液圧式容積排除作動モータの上記い
    くつかのピストン室と、及び上記ポート手段とを含む液
    圧転送手段、及び f) 上記入力軸の速度を低下させるための手段〔その
    際上記入力軸の速度低下の少なくとも一部は上記液圧転
    送手段によって行われる〕を含む、上記静液圧伝動装
    置。
  11. 【請求項11】 上記取り付け手段が上記ハウジング内
    に設けられて上記液圧式容積排除作動ポンプを回転可能
    に取りつけるように配置された第1の回転面及び上記液
    圧式容積排除作動モータを回転可能に取りつけるように
    配置された第2回転面を有する中央区画を含む、請求項
    10の静液圧的伝動装置。
  12. 【請求項12】 上記速度を低下させるための手段が、
    上記液圧式容積排除作動モータの内部排除容積よりも小
    さな内部排除容積を有する、上記液圧的容積排除作動ポ
    ンプを含む、請求項10の静液圧的伝動装置。
  13. 【請求項13】 上記速度の低下が、分子が上記液圧的
    容積排除作動ポンプの上記内部排除容積に等しく、そし
    てその分母が上記液圧的容積排除作動モータの内部排除
    容積に等しい分数に比例する、請求項12の静液圧的伝
    動装置。
  14. 【請求項14】 上記分子が 10 で、上記分母が 21 で
    ある、請求項 13 の静液圧的伝動装置。
  15. 【請求項15】 車において回転動力を車のエンジンか
    ら出力軸手段へ転換させるのに用いる静液圧的伝動装置
    を有する伝動車軸において、下記、すなわち a) 上記伝動車軸のための、液貯めを提供するハウジ
    ング、 b) 上記ハウジング内に設けられ、そしていくつかの
    往復動ピストンを保持するための複数個の室を含む回転
    可能なシリンダブロックを有し、かつ回転可能な入力軸
    を受ける第1の液圧式容積排除作動ユニット、 c) 上記ハウジング内に設けられていくつかの往復動
    ピストンを保持するための複数個の室を含む回転可能な
    シリンダブロックを有し、そして回転可能な駆動軸に係
    合し、かつこれを駆動する第2の液圧式容積排除作動ユ
    ニット、 d) 上記ハウジング内に設けられて下記 (1) 及び
    (2)、すなわち(1) 上記第1液圧式容積排除作動ユニ
    ットを回転可能に取りつけるように配置された第1の回
    転面と、及び上記第2液圧式容積排除作動ユニットを回
    転可能に取りつけるように配置された第2の回転面〔そ
    の際上記第1及び第2の回転面は相互に、垂直と異なる
    或る角度で形成されている〕、 (2) 上記第1の液圧式容積排除作動ユニットを上記第
    2の液圧式容積排除作動ユニットに液圧的に結合させる
    ためのポート手段が上記中央区画と一体に形成されてい
    ることを含む上記中央区画、 e) 上記回転可能な駆動軸に差動機構を取りつけるた
    めの手段、 f) 上記差動機構に結合されかつこれにより駆動され
    て上記車を駆動する1対の反対方向へ延びる車軸、及び g) 上記差動機構と上記1対の反対向きに延びる車軸
    を結合するためのはす歯歯車を含む手段〔その際上記は
    す歯歯車のらせん角は上記回転可能な駆動軸と上記1対
    の車軸との間の角度に等しい〕を含む、上記伝動車軸。
  16. 【請求項16】 車において回転動力を車のエンジンか
    ら出力軸手段へ転換させるのに用いる静液圧的伝動装置
    において、下記、すなわち a) 液貯めを提供するハウジング、 b) 上記ハウジング内に設けられ、そしていくつかの
    往復動ピストンを保持するための複数個の室を含む回転
    可能なシリンダブロックを有し、かつ回転可能な入力軸
    を受ける第1の液圧式容積排除作動ユニット、 c) 上記ハウジング内に設けられていくつかの往復動
    ピストンを保持するための複数個の室を含む回転可能な
    シリンダブロックを有し、そして回転可能な駆動軸に係
    合し、かつこれを駆動する第2の液圧式容積排除作動ユ
    ニット、 d) 上記第1液圧式容積排除作動ユニットと上記第2
    液圧式容積排除作動ユニットとを互いに、垂直と異なる
    或る角度で回転可能に取りつけるための手段〔但しこの
    手段は上記第1及び第2の液圧式容積排除作動ユニット
    を液圧的に結合させるための手段を含む〕、 e) 上記回転可能な駆動軸を上記出力軸手段に結合し
    て上記車を駆動するための手段、及び f) 上記回転可能な駆動手段を上記出力軸手段に結合
    するための手段が、はす歯のらせん角が上記駆動軸と上
    記出力軸との間の角度に等しいはす歯歯車を含んでいる
    こと、を包含する、上記静液圧的伝動装置。
  17. 【請求項17】 車において回転動力を車のエンジンか
    ら1対の反対向きに延びる差動的に動力の伝えられてい
    る車軸へ転換するために用いる静液圧的伝動装置におい
    て、下記、すなわち a) 上記伝動車軸のための、液圧流体の液貯めを提供
    するハウジング、 b) 上記ハウジング内に設けられ、そしていくつかの
    往復動ピストンを保持するための複数個の室を含む回転
    可能なシリンダブロックを有し、かつ回転可能な入力軸
    を受ける第1の液圧式容積排除作動ユニット、 c) 上記ハウジング内に設けられていくつかの往復動
    ピストンを保持するための複数個の室を含む回転可能な
    シリンダブロックを有し、そして回転可能な駆動軸に係
    合し、かつこれを駆動する第2の液圧式容積排除作動ユ
    ニット、 d) 上記ハウジング内に設けられ、そして下記 (1)
    ないし (3)、すなわち (1) 上記第1液圧式容積排除作動ユニットを回転可能
    に取り付けるように配置された第1の回転面と、 (2) 上記第2液圧式容積排除作動ユニットを回転可能
    に取りつけるように配置された第2の回転面と、及び (3) 上記第1液圧式容積排除作動ユニットを上記中央
    区画内で一体に形成された上記第2液圧式容積排除作動
    ユニットに液圧的に結合するための、ポート手段とを有
    する上記中央区画、 e) 上記液圧用流体を上記ポート手段から上記液貯め
    へ導いて上記車が上記液圧流体により最低の抵抗で動か
    されることを許容する手段、及び f) 上記回転可能駆動軸を上記出力軸手段に結合して
    上記車を駆動するための手段を含む、上記静液圧的伝動
    装置。
  18. 【請求項18】 上記流体を導くための手段が、上記第
    1液圧式容積排除作動ユニットを上記第1回転面から持
    ち上げて上記流体を上記ポート手段から上記液貯めへ迅
    速に抜き出すための手段を含む、請求項17の静液圧的
    伝動装置。
  19. 【請求項19】 上記流体を導くための手段が、上記第
    2液圧容積排除作動ユニットを上記第2の回転面から持
    ち上げて上記流体が上記ポート手段から上記液貯めへ迅
    速に抜き出されることを許容する手段を含む、請求項1
    7の静液圧的伝動装置。
  20. 【請求項20】 車において回転動力を車のエンジンか
    ら出力軸手段へ転換させるのに用いる静液圧的伝動装置
    において、下記、すなわち a) 液圧流体用液貯めを提供するハウジング、 b) 上記ハウジング内に設けられ、そしていくつかの
    往復動ピストンを保持するための複数個の室を含む回転
    可能なシリンダブロックを有し、かつ回転可能な入力軸
    を受ける第1の液圧式容積排除作動ユニット、 c) 上記ハウジング内に設けられていくつかの往復動
    ピストンを保持するための複数個の室を含む回転可能な
    シリンダブロックを有し、そして回転可能な駆動軸に係
    合し、かつこれを駆動する第2の液圧式容積排除作動ユ
    ニット、 d) 上記第1液圧式容積排除作動ユニットと上記第2
    液圧式容積排除作動ユニットとを回転可能に取り付け、
    かつ液圧的に結合するための取り付け及び結合用の手
    段、 e) 上記液貯めと別な液圧流体を包含し、かつ上記第
    1液圧式容積排除作動ユニットの上記ピストンを受ける
    各室と、上記第2液圧式容積排除作動ユニットの上記ピ
    ストンを受ける各室と、及び上記取り付け及び結合用の
    手段を含む液圧的転送手段、及び f) 上記液圧的転送手段から上記液貯めへ上記液圧流
    体を機械的に導いて上記車が上記液圧流体により最低の
    抵抗で動かされることを可能とする手段を含む、上記静
    液圧的伝動装置。
  21. 【請求項21】 回転動力をエンジンから1対の反対向
    きに延びる駆動車軸へ伝達するための静液圧的伝動装置
    を含む伝動車軸において、下記、すなわち a) 上記伝動車軸を封入するための、液圧流体の液貯
    めを提供するハウジング、 b) 上記ハウジング内に設けられ、そして少なくとも
    1つの液圧ポンプ及び少なくとも1つの液圧モータを含
    む静液圧的伝動装置、 c) 上記静液圧的伝動装置から上記駆動軸へ動力を伝
    達するための出力駆動手段、 d) 上記液貯めは上記液圧流体と、上記静液圧的伝動
    装置と、及び出力駆動手段とを含み、そして e) 上記ハウジング内に形成されて上記ポンプと別な
    上記駆動車軸及び上記駆動車軸用の潤滑液体を封入する
    ための複数個の空洞を含む、上記伝動車軸。
  22. 【請求項22】 車において回転動力を車のエンジンか
    ら出力軸手段へ転換させるのに用いる静液圧的伝動装置
    を有する伝動車軸において、下記、すなわち a) 上記伝動車軸のための、液貯めを提供するハウジ
    ング、 b) 上記ハウジング内に設けられ、そしていくつかの
    往復動ピストンを保持するための複数個の室を含む回転
    可能なシリンダブロックを有し、かつ回転可能な入力軸
    を受ける第1の液圧式容積排除作動ユニット、 c) 上記ハウジング内に設けられていくつかの往復動
    ピストンを保持するための複数個の室を含む回転可能な
    シリンダブロックを有し、そして回転可能な駆動軸に係
    合し、かつこれを駆動する第2の液圧式容積排除作動ユ
    ニット、 d) 上記ハウジング内に設けられて下記 (1) 及び
    (2)、すなわち (1) 上記第1液圧式容積排除作動ユニットを回転可能
    に取りつけるように配置された第1の回転面と、及び上
    記第2液圧式容積排除作動ユニットを回転可能に取りつ
    けるように配置された第2の回転面と、及び底面と、 (2) 上記第1の液圧式容積排除作動ユニットを上記第
    2の液圧式容積排除作動ユニットに液圧的に結合させる
    ための、その中に一体に形成されているポート手段とを
    有する中央区画、 e) 下記 (3) ないし (5)、すなわち (3) 上記中央区画の底面の中に形成されて上記ポート
    手段まで延びる弁開口と、 (4) 上記中央区画の上記底面の上に設けられているプ
    レート〔これは上面及び底面、その中に上記弁開口に対
    応して形成されている複数個のプレート開口及び上記プ
    レートの上面の上に上記プレート開口のそれぞれの回り
    に形成された隆起縁を有し、その際この隆起縁は上記プ
    レートと上記中央区画の上記底面との間で密封手段を形
    成するように作用する〕と、 (5) 上記弁開口及び上記プレート開口のそれぞれの中
    に1つづつ取りつけられた複数個のボール及びこれらボ
    ールを上記各プレート開口に対して解放可能に固定する
    ための手段とを有する上記チェックバルブ機構、及び f) 上記回転可能な駆動軸を上記出力軸手段に結合し
    て上記車を駆動するための手段を含む、上記伝動車軸。
  23. 【請求項23】 上記プレートが粉末金属より形成さ
    れ、そして上記中央区画がアルミニウムより構成されて
    いる、請求項22の静液圧伝動装置。
  24. 【請求項24】 動力を伝えるための入力駆動手段とそ
    れにより動力を得た出力軸手段とを有する差動ユニット
    において、下記、すなわち a) 上記入力駆動手段に係合してこれにより駆動され
    るリング歯車、 b) 上記リング歯車の回転軸に垂直な軸の回りに回転
    することが許容されるような態様で上記リング歯車に確
    保的に結合されている複数個の遊星歯車、 c) 上記遊星歯車に係合してこれにより駆動される、
    上記出力軸手段の上に取りつけられてこれを駆動する複
    数個の傘歯車、 d) 上記各傘歯車がもっぱら上記遊星歯車と或る締め
    つけ手段とによってのみ支持されるように上記各傘歯車
    を固定するための上記締めつけ手段を含む、上記差動ユ
    ニット。
  25. 【請求項25】 車において回転動力を車のエンジンか
    ら出力軸手段へ転換させるのに用いる静液圧的伝動装置
    において、下記、すなわち a) 流体用液貯めを提供するハウジング、 b) 上記ハウジング内に設けられ、そしていくつかの
    往復動ピストンを保持するための複数個の室を含む回転
    可能なシリンダブロックを有し、かつ回転可能な入力軸
    を受ける第1の液圧式容積排除作動ユニット、 c) 上記ハウジング内に設けられていくつかの往復動
    ピストンを保持するための複数個の室を含む回転可能な
    シリンダブロックを有し、そして回転可能な駆動軸に係
    合し、かつこれを駆動する第2の液圧式容積排除作動ユ
    ニット、 d) 上記第1液圧式容積排除作動ユニットと上記第2
    液圧式容積排除作動ユニットとを回転可能に取り付け、
    かつ液圧的に結合するための、それと一体的に形成され
    て上記回転可能駆動軸を受け、かつ支持するための軸受
    手段を含む手段、 e) 上記入力駆動手段に係合してこれにより駆動され
    るリング歯車と、上記リング歯車の内表面に確保的に結
    合されて上記リング歯車の回転軸の回りに上記リング歯
    車とともに各歯車が回転することを許容される複数個の
    遊星歯車〔それにより上記遊星歯車のそれぞれは上記リ
    ング歯車と独立に、上記遊星歯車の回転軸に対して垂直
    な回転軸内で回転することが許容される〕と、上記遊星
    歯車に係合してそれにより駆動される複数個の傘歯車
    〔その際上記傘歯車は上記出力軸手段の上に取りつけら
    れてこれを駆動する〕と、及び上記傘歯車ユニットを上
    記各傘歯車が上記遊星歯車ユニットと上記締めつけ手段
    とによってのみ支持されるように固定するための上記締
    めつけ手段とを含む、上記回転可能駆動軸に機械的に結
    合された差動機構を含む、上記静液圧的伝動装置。
  26. 【請求項26】 上記出力軸手段が上記駆動軸に機械的
    に結合されている差動機構及び上記差動機構に結合され
    てこれにより駆動されてそれにより上記車を駆動する1
    対の反対方向へ延びる車軸を含む、請求項25の静液圧
    的伝動装置。
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