JPH07119623A - 車軸駆動装置 - Google Patents

車軸駆動装置

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Publication number
JPH07119623A
JPH07119623A JP5271034A JP27103493A JPH07119623A JP H07119623 A JPH07119623 A JP H07119623A JP 5271034 A JP5271034 A JP 5271034A JP 27103493 A JP27103493 A JP 27103493A JP H07119623 A JPH07119623 A JP H07119623A
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JP
Japan
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swash plate
movable swash
housing
shaft
leg member
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Pending
Application number
JP5271034A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Ishii
宣広 石井
Toshio Nagai
俊夫 長井
Hideaki Okada
英章 岡田
Hidemi Harada
日出美 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K17/00Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
    • B60K17/04Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or kind of gearing
    • B60K17/10Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or kind of gearing of fluid gearing
    • B60K17/105Units comprising at least a part of the gearing and a torque-transmitting axle, e.g. transaxles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B1/00Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B1/12Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B1/26Control
    • F04B1/30Control of machines or pumps with rotary cylinder blocks
    • F04B1/32Control of machines or pumps with rotary cylinder blocks by varying the relative positions of a swash plate and a cylinder block
    • F04B1/324Control of machines or pumps with rotary cylinder blocks by varying the relative positions of a swash plate and a cylinder block by changing the inclination of the swash plate

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 静油圧式伝動装置と、該静油圧式伝動装置に
より駆動される車軸とを共通のハウジングに収容し、静
油圧式伝動装置を構成する一対の容積型油圧装置の内一
方を人為的に傾動操作自在な可動斜板を有する可変容量
型とした車軸駆動装置において、可動斜板の摺動部分を
改良して摺動抵抗の軽減を図る。 【構成】 可動斜板の傾動中心上に軸部を設け、該軸部
を支持するサポート部を、ハウジングの内部に位置決め
された可変容積型油圧装置のシリンダブロックの回転軸
心に沿って前記可動斜板の方向へ延伸させた脚部材に設
けて、前記可動斜板をハウジングの内部で宙吊り状に支
持した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車軸駆動装置に用いら
れる一対の容積型油圧装置において、少なくとも一方が
可変容量型とされた場合の可動斜板の支持部の構成に関
する。
【0002】
【従来の技術】一対の、流体的に相互連結された容積型
油圧装置により構成される静油圧式伝動装置と、該静油
圧式伝動装置により駆動される車軸とを共通のハウジン
グに収容すると共に、前記容積型油圧装置の少なくとも
一方は、シリンダブロック内に往復動自在に嵌装された
ピストンの頭部が接し、該シリンダブロックの回転軸心
に対して傾動自在な可動斜板を有する可変容積型とした
車軸駆動装置は、アメリカ特許第4914907、アメ
リカ特許第4903545、アメリカ特許第51565
76、アメリカ特許第5201692等で公知となって
いる。
【0003】ここで使用されている可動斜板は、ピスト
ン頭部が当接する反対側の背面を凸状円弧面とする一
方、該背面に対面するハウジング側の内面を対応する凹
状円弧面として、ここにスラストメタルを介在させて前
記背面を摺動自在に嵌合することによって、可動斜板が
スラストメタルの円弧状案内面に沿って傾動自在となる
ように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、可動斜板には
ピストンからの推力が作用しているため、可動斜板の背
面とスラストメタルの案内面との間の摩擦抵抗が大き
く、可動斜板の摺動抵抗が大きく、可動斜板の操作には
大きな力を要する。また特に可動斜板の操作を止めた時
に、自動的にバネの付勢を受けて中立位置に戻るように
構成されたものでは、バネ付勢力よりも摺動抵抗が勝る
と、可動斜板が中立位置に戻らないという不具合を発生
するのである。またスラストメタルに接する可動斜板の
背面を、単に研磨加工しただけでは、摺動抵抗の軽減は
充分に行われないのである。そこで本発明は、可変容量
型油圧装置において可動斜板の摺動抵抗を軽減し、更に
可動斜板の支持構造を低コストでかつ、車軸駆動装置の
ハウジングへの組立を簡単にして実現するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、一対の流体的に相互連結され
た容積型油圧装置により構成される静油圧式伝動装置
と、該静油圧式伝動装置により駆動される車軸とを共通
のハウジングに収容すると共に、前記容積型油圧装置の
少なくとも一方は、シリンダブロック内に往復動自在に
嵌装されたピストンの頭部が接し、該シリンダブロック
の回転軸心に対して人為的に傾動操作自在な可動斜板を
有する可変容量型とした車軸駆動装置において、前記可
動斜板の傾動中心上に軸部を設け、該軸部を支持するサ
ポート部を、前記ハウジングの内部に位置決めされ前記
シリンダブロックの回転軸心に沿って前記可動斜板の方
向へ延伸させた脚部材に設けて、前記可動斜板をハウジ
ングの内部で宙吊り状に構成したものである。
【0006】前記脚部材は、例えば前記ハウジングの開
口を閉塞する蓋体と一体的に前記可動斜板の方向へ延伸
して形成され、この場合に前記軸部は、前記可動斜板の
両側方において同一軸心上に一対設け、これに対応して
前記脚部材を一対設け、その一対の脚部材にそれぞれ設
けられる第一と第二のサポート部のうち少なくとも一方
は、前記脚部材の端部に形成された略半円状の円弧面
と、前記円弧面に対向する受面を有するホルダーであっ
て、該脚部材の端面に対して着脱自在なホルダーとの組
み合わせにより構成し、前記ピストンからの推力を、前
記脚部材の前記円弧面を通じて前記蓋体に作用させるよ
うに構成するのである。
【0007】前記脚部材は前記ハウジングの内壁と一体
的に前記可動斜板の方向へ延伸して形成することもで
き、この場合前記ハウジングは、前記シリンダブロック
の回転摺動面を含む平面、或いは、これに水平な平面よ
り分離接合可能な、少なくとも二つのハウジング半部に
より構成し、また、前記軸部は、前記可動斜板の両側方
において同一軸心上に一対設け、これに対応して脚部材
を一対設け、その一対の脚部材にそれぞれ設けられる第
一と第二のサポート部は、前記脚部材の端部に形成され
た略半円状の円弧面と、前記円弧面に対向する受面を有
するホルダーであって、該脚部材の端面に対して着脱自
在なホルダーとの組み合わせにより構成し、前記ピスト
ンからの推力を、前記脚部材の前記円弧面を通じて前記
一方のハウジング半部に作用させるように構成するもの
である。
【0008】また或いは、前記可動斜板の両側方におい
て一対設けられる前記一対の軸部のうちの一方を支持す
るための第一サポート部を、前記ハウジングの内壁から
延伸させた一つの脚部材に設け、前記他方の軸部を支持
するための第二サポート部を、前記ハウジングの側壁に
設けた開口部を閉塞する蓋部材に設けるようにしてもよ
い。
【0009】また或いは、前記軸部を設ける側とは反対
側の可動斜板の側方に、前記軸部の同一軸心上に円形孔
を開口して設け、前記軸部を支持するための第一サポー
ト部を、前記ハウジングの内壁から延伸させた一つの脚
部材に設け、前記可動斜板の前記円形孔を支持するため
の第二サポート部を、前記ハウジングの側壁に設けた開
口部を閉塞する蓋部材から延伸させた筒状部材を相対回
動自在に差し込んで構成しても良い。
【0010】また前記脚部材は、前記シリンダブロック
を回転摺動自在に装着するために前記ハウジング内に固
定されたセンタセクションと一体的に前記可動斜板の方
向へ延伸して形成しても良く、この場合前記軸部は、前
記可動斜板の両側方において同一軸心上に一対設け、こ
れに対応して前記脚部材も一対設け、その一対の脚部材
にそれぞれ設けられる第一と第二のサポート部のうち少
なくとも一方は、前記脚部材の端部に形成された受面
と、前記受面に対向する略半円状の円弧面を有するホル
ダーであって、該脚部材の端面に対して着脱自在なホル
ダーとの組み合わせにより構成するものである。
【0011】次に、一対の、流体的に相互連結された容
積型油圧装置により構成される静油圧式伝動装置と、該
静油圧式伝動装置により駆動される車軸とを共通のハウ
ジングに収容すると共に、前記容積型油圧装置の少なく
とも一方は、シリンダブロック内に往復動自在に嵌装さ
れたピストンの頭部が接し、該シリンダブロックの回転
軸心に対して傾動自在な可動斜板を有する可変容積型と
した車軸駆動装置において、前記可動斜板の傾動中心上
に軸部を設け、該軸部を支持するサポート部を、前記ハ
ウジングの内部に位置決めされ前記シリンダブロックの
回転軸心に沿って前記可動斜板の方向へ延伸させた脚部
材に設けて、前記可動斜板をハウジングの内部で宙吊り
状に構成すると共に、前記軸部は前記脚部材の幅よりも
長く形成され、その軸端部にアームを固着し、該アーム
と、前記ハウジングの中に導入されて人為的に回動操作
されるコントロール軸とを前記ハウジングの内部にて連
動連結したものである。また、前記コントロール軸を、
前記シリンダブロックの回転軸心と平行した状態で前記
ハウジングの中に導入し、前記脚部材に対面する側の可
動斜板にアームを設け、前記アームと、前記コントロー
ル軸を、前記脚部材に設けた開口部を通じて連動連結し
ても良い。
【0012】次に、一対の、流体的に相互連結された容
積型油圧装置により構成される静油圧式伝動装置と、該
静油圧式伝動装置により駆動される車軸とを共通のハウ
ジングに収容すると共に、前記容積型油圧装置の少なく
とも一方は、シリンダブロック内に往復動自在に嵌装さ
れたピストンの頭部が接し、該シリンダブロックの回転
軸心に対して人為的に傾動操作自在な可動斜板を有する
可変容積型とした車軸駆動装置において、前記可動斜板
の傾動中心上に軸部を設け、該軸部を支持するサポート
部を、前記ハウジングの内部に位置決めされ前記シリン
ダブロックの回転軸心に沿って前記可動斜板の方向へ延
伸させた脚部材に設けて、前記可動斜板をハウジングの
内部で宙吊り状に構成すると共に、前記軸部は前記脚部
材の幅よりも長く形成され、その軸端部にアームを固着
し、前記ハウジングの内部には、揺動アームと、該揺動
アームを所定の位置に付勢するスプリングを設け、該揺
動アームを前記アームに連動連結して、前記可動斜板に
中立姿勢への復帰付勢力を付与すべく構成するのであ
る。この場合前記軸部は、前記可動斜板の両側方におい
て同一軸心上に一対設け、前記一対の軸部のうちの一方
を支持するための第一サポート部を、前記ハウジングの
内壁から延伸させた一つの前記脚部材に設け、前記他方
の軸部を支持するための第二サポート部を、前記ハウジ
ングの側壁に設けた開口部を閉塞する蓋部材に設け、該
他方の軸部は蓋部材を貫通して前記ハウジング外へ突出
する長さを有し、その先端部にコントロールアームを固
着しても良く、また前記スプリングはコイル状のトーシ
ョンスプリングとし、揺動アームの揺動支点軸に巻回さ
れ、両端の直線部分が一方側に伸びて途中で交差し、揺
動アーム側のピンと前記ハウジング側に固定されたピン
とをそれぞれ挟み込むようにして前記ハウジング内に取
り付けられるものであり、また前記車軸は、前記トーシ
ョンスプリングの両直線部分の間を通過するようにして
前記ハウジング内に配置しても良い。
【0013】
【作用】次に作用を説明する。即ち、請求項1によれ
ば、可動斜板8を面でなく軸で支持するようになり、可
動斜板8の傾動する時の抵抗を極めて軽減することがで
きる。請求項2によれば、可動斜板8を蓋体で支持して
ハウジング内へ組み込めるようになり、請求項3によれ
ば、脚部材の端部において可動斜板の軸部をホルダーに
よって支持して組立容易となり、請求項4によれば、ピ
ストンからの推力が蓋体に作用するようになってサポー
ト部の補強や剛性を高める必要がない。また、請求項5
によれば、可動斜板8の軸部をハウジングの内壁から延
伸した脚部材で支持するようになり、ハウジングと脚部
材の一体成型ができて簡単な構成となり、請求項6によ
れば、前記軸部をホルダーによって受けてハウジング内
への組立が簡単にでき、請求項7によれば、ピストンか
らの推力がハウジング半部に作用するようになりサポー
ト部の補強や剛性を高める必要がない。また、請求項8
によれば、側壁に設けた開口部より脚部の軸受部分を加
工できるようになり、請求項9によれば、可動斜板に設
ける軸部は一つで済み、サポート部を簡潔に構成でき
る。また、請求項10によれば、センタセクションを利
用して前記軸部を支持するようになり、請求項11によ
れば脚部材とホルダーによって軸部を支持してセンタセ
クションへの組立を容易にできる。
【0014】そして、請求項12によれば、軸部に固設
したアームとコントロール軸との連結部分がハウジング
内部に収納されるようになり、連結部分が保護され、リ
ンク比の変更もこの部分で行える。請求項13によれ
ば、コントロール軸をシリンダブロック側に近づけなが
ら可動斜板と連結することができるようになり、コンパ
クトに構成できる。また、請求項14によれば、中立位
置に復帰させるための機構がハウジング内に収納され
て、ゴミ等の影響を受けることがなくなり、請求項15
によれば、可動斜板の軸部の一方が中立姿勢の復帰付勢
力を受けるために利用され、請求項16によれば、中立
姿勢の復帰付勢力を付与するためのトーションスプリン
グが車軸を組み立てる時のガイドとして利用される。
【0015】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は車軸駆動装置
の側面図、図2は本発明の可変容量型油圧装置を備えた
車軸駆動装置の上ハウジング半部1を破断した平面図と
一部断面図、図3は図2のA−A矢視断面図、図4は図
2のB−B矢視断面図、図5は図4のC−C矢視断面
図、図6は可動斜板8と揺動アーム部分の分解状態の斜
視図、図7は蓋部材により可動斜板8を支持した実施例
の側面断面図、図8は同じくサポート部の分解斜視図、
図9は上ハウジング半部1に可動斜板8を支持した第一
の実施例の側面断面図、図10は同じくサポート部の分
解斜視図、図11は上ハウジング半部1に可動斜板8を
支持した第二の実施例の側面断面図、図12は上ハウジ
ング半部1に可動斜板8を支持した第三の実施例の側面
断面図、図13はセンタセクションに可動斜板8を支持
した実施例の側面断面図、図14は同じくサポート部の
分解斜視図、図15は蓋部材により可動斜板8を支持し
た他の実施例の側面断面図、図16は図15におけるD
−D矢視断面図、図17はコントロール軸をハウジング
外に設けた実施例の断面図である。
【0016】図1・図2・図3・図4・図5において、
車軸駆動装置の全体的な構成について説明する。車軸駆
動装置のハウジングは上ハウジング半部1と下ハウジン
グ半部2を水平な接合面で接合することにより構成して
いる。該ハウジングに油溜まりが形成されている。該上
ハウジング半部1と下ハウジング半部2との接合面に
は、油圧モーター軸4とカウンター軸26の軸心が含ま
れ、それぞれの軸を受ける為に軸受部分を構成してい
る。また一対の車軸7,7は、該上ハウジング半部1と
下ハウジング半部2との接合面よりも上方の上ハウジン
グ半部1内に回転自在に支持されている。一対の車軸
7,7はデフギア装置23により、差動的に連結され
る。
【0017】そして上ハウジング半部1の、内部にデフ
ギア装置23が配置された部分に上方への突出部を構成
し、該部分を油槽部1aとしている。また上ハウジング
半部1より外方へ、本発明の可変容量型油圧装置を構成
する油圧ポンプの油圧ポンプ軸3が垂直方向に沿って突
出している。
【0018】上ハウジング半部1と下ハウジング半部2
の接合面であって、上ハウジング半部1の側に、側面断
面視でL字型のセンターセクション5が取り付けられて
いる。該センターセクション5の上部水平面が前記接合
面と面一、あるいは平行でポンプ付設面100に構成さ
れて、該ポンプ付設面100に、油圧ポンプのシリンダ
ブロック16が回転摺動自在に装着されている。また該
シリンダブロック16の複数のシリンダ孔内に、付勢バ
ネを介して複数のピストン13が往復動自在に嵌合され
ている。該ピストン13の頭部に、可動斜板8の接触面
部(スラストベアリング)下面が接当している。シリン
ダブロック16に油圧ポンプ軸3が係合されて油圧ポン
プを構成している。可動斜板8をシリンダブロック16
の回転軸芯に対して傾動操作することで油圧ポンプから
の油の吐出量及び吐出方向が変更される。
【0019】またセンターセクション5の側部垂直面が
モータ付設面101に構成されており、該モータ取付面
に、シリンダブロック17が回転摺動自在に装着されて
いる。該シリンダブロック17の複数のシリンダ孔内
に、付勢バネを介して複数のピストン12が往復動自在
に嵌合されている。また該ピストン12の頭部は固定斜
板37の接触面部(スラストベアリング)と接当してい
る。固定斜板37は上ハウジング半部1と下ハウジング
半部2との間に挟み込まれて固定されている。シリンダ
ブロック17に油圧モーター軸4が係合されて油圧モー
タを構成している。前記センターセクション5の内部に
は、油圧ポンプと油圧モータにおけるそれぞれの吸入部
と吐出部とを接続して、作動油を循環させる為の閉回路
が設けられている。油圧ポンプのシリンダブロック16
から吐出される圧油を受けて油圧モータのシリンダブロ
ック17が回転し油圧モーター軸4に無段階に出力回転
が得られるようにして静油圧式伝動装置が構成されてい
る。
【0020】センターセクション5の下面にポンプケー
ス10が付設されており、該ポンプケース10内に、ト
ロコイド式のチャージポンプ11が配置されている。該
チャージポンプ11は、センターセクション5の下面よ
り突出した油圧ポンプ軸3の下端部分により駆動され
る。図4に示す如くチャージポンプ11の吸引側油路6
2には、ハウジング内の油が油フィルター40を介して
導入される。前記センターセクション5の閉回路内に、
一対のチェックバルブ(図示せず)を配置して、作動油
補給回路が構成され、前記チャージポンプ11の吐出側
油路63から出た圧油をこのチェックバルブを介して前
記作動油補給回路に導入されるようになっている。ま
た、前記吐出側油路63から出た圧油はまた、油取出パ
イプ64、配管継手65を通じてハウジング外の油圧ア
クチュエータ(図示せず)を駆動するのに利用され、油
圧アクチュエータからのドレン油は、配管継手(図示せ
ず)、油戻しパイプ(図示せず)を通って再びハウジン
グ内に戻されて前記センタセクション5の前記作動油補
給回路に導入されるようにしている。なお、センターセ
クション5の内部には、チャージポンプ11の吐出圧油
を適当圧力に調整するためのリリーフ弁(図示せず)が
内蔵されている。前記油フィルター40は筒状のメッシ
ュ部材により構成され、ポンプケース10の側壁と、下
ハウジング半部2の内側壁との間に介装されている。該
油フィルター40を点検・清掃・交換する場合には、盲
蓋76を開口して、下ハウジング半部2の嵌装孔2bよ
り油フィルター40を抜き出すことができる。また下ハ
ウジング半部2には、その底内面に油フィルター40を
案内支持するための支持台座2aが突出形成されてい
る。
【0021】また図3に示したようにセンターセクショ
ン5の下面に注油パイプ45が嵌装されており、該注油
パイプ45の先端は、下ハウジング半部2の下面から外
部に突出して閉止されている。該注油パイプ45は、ハ
ウジング内に油圧ポンプと油圧モータを組立てた後に、
前記閉回路内に作動油を充填するためのものである。
【0022】また、該センターセクション5の内部に、
他のチェックバルブ47の吸引油路66が開口されてお
り、別の油フィルター46を介して該チェックバルブ4
7から吸引されたハウジング内の油は、油路67からセ
ンターセクション5内の閉回路の負圧側に吸引される。
【0023】図1と図2に示す如く、前述の一対のチェ
ックバルブ(図示せず)をハウジング外部から開放可能
とする開放押杆51・52がセンターセクション5から
突出されている。該開放押杆51・52を同時に押して
両チェックバルブを開いて、静油圧式伝動装置の閉回路
を開放し、油圧モータの自由回転を得るC形形状のバイ
パス操作体36が開放押杆51・52の外端に接当され
ている。外部からバイパス操作レバー軸15の回転操作
することにより、カムピン77がバイパス操作体36の
背部を押圧し、その先端が開放押杆51・52を同時に
押し込んで、一対のチェックバルブを開き、油圧モータ
の自由回転を得るのである。
【0024】該バイパス操作レバー軸15の下部にアー
ム98が固設されており、該アーム98と、後述するブ
レーキ操作軸14の側のアーム48との間に、連動リン
ク49が介装されている。該ブレーキ操作軸14により
ブレーキアクチュエータ20を回動操作して油圧モータ
ー軸4に制動を与えた場合には、同時に、バイパス操作
体36を操作して、前記一対のチェックバルブが開放状
態にある時に自動的に閉鎖するようにしているのであ
る。
【0025】前記油圧モーター軸4上には、刻設ギヤ2
5が設けられており、該刻設ギヤ25がカウンター軸2
6上の大径ギヤ24と噛合している。また該カウンター
軸26の上の小径ギヤ21がデフギア装置23のリング
ギヤ22と噛合している。該リングギヤ22によりデフ
ギア装置23を駆動し、デフギア装置23を介して左右
の車軸7,7に動力伝達している。上記構成において、
カウンター軸26の一端は固定斜板37の側壁部分に軸
受支持されている。
【0026】前記ブレーキ操作軸14のアーム48の一
端は前記ブレーキアクチュエータ20の突起部にカムを
介して係合しており、環状のブレーキアクチュエータ2
0が油圧モーター軸4の軸芯回りで回動操作されると、
固定斜板37に保持されたカムボール19がブレーキア
クチュエータ20を、油圧モーター軸に固着された制動
摩擦板18の方向へ前進させて、油圧モーター軸4と一
体回転する制動摩擦板18をブレーキアクチュエータ2
0とハウジングとの間に挟み込んで、油圧モーター軸4
に制動を掛けるようにブレーキ装置が構成されている。
【0027】次に図4と図5により、可動斜板8を傾動
する操作機構について説明する。前記ハウジングの外部
から人為的に操作可能なコントロール軸35に揺動アー
ム39がハウジング内で固定される。該揺動アーム39
の一端には図6に示すような係合部としての球節部30
が固定されており、該球節部30がジョイントブロック
78a,78bを介して、可動斜板8の軸部8aにボル
ト28にて固定したアーム29の係合部29aに係合し
て、連動連結し、前記コントロール軸35を回動して揺
動アーム39を水平方向に回動することにより前記球節
部30とジョイントブロック78a,78bを介して可
動斜板8を左右方向に傾動させて油圧ポンプの出力変更
操作を行うのである。可動斜板8は正面視で略中央に開
口部8bを設けて油圧ポンプ軸3が挿入できるように
し、下面側にスラストベアリング8cを保持してピスト
ン13の頭部が接するようにし、また可動斜板8の両側
には軸部8a・8a’を側方へ同一線上に突出して可動
斜板8の傾動中心とし、該軸部8a・8a’は後述する
サポート部によって支持される。
【0028】また、前記コントロール軸35を操作しな
い場合には可動斜板8を中立位置へ戻す為の、コイル状
のトーションスプリング31がコントロール軸35の周
囲に嵌装されている。トーションスプリング31の一端
は車軸7の上方を通過し、他方は車軸7の下方を通過す
るようにハウジングの一方側へ伸びて、平面視で途中で
交差して、ハウジング側に位置調整可能に固定された固
定ピン33と、前記揺動アーム39と一体で変位する可
動ピン32とを挟み込んでいる。
【0029】そして、該可動斜板8の中立位置を調整す
る為の中立位置調整ネジ34が上ハウジング半部1の外
方へ突出されている。該中立位置調整ネジ34の下端に
前記固定ピン33が偏心して設けられており、中立位置
調整ネジ34を適当に回転することにより、固定ピン3
3が前記ネジ34を中心として変位し揺動アーム39の
中立位置を変更可能としている。また揺動アーム39が
一方向及び他方向に回動すると、トーションスプリング
31の一端が前記可動ピン32によって開けられて揺動
アーム39に中立方向への戻し力が作用する。この結
果、可動斜板8に中立姿勢への復帰付勢力が付与される
ことになる。また揺動アーム39には、一対の係合突起
部39a・39bが構成され、前記固定ピン33と接当
することで可動斜板8の回動量が規制されるようになっ
ている。
【0030】また該揺動アーム39には、ブレーキ操作
軸14を回動して油圧モーター軸4を制動した場合に、
可動斜板8を中立位置に戻す為のカム孔39cが穿設さ
れている。該カム孔39cに連動カムピン81が嵌入さ
れており、該連動カムピン81は、中継軸83を中心に
回動するアーム80に固着され、油圧モーター軸4に制
動が掛けられた場合には、ブレーキ操作軸14との間の
連動リンク79により中継軸83を中心にアーム80が
回動して、連動カムピン81がカム孔39cの内部で回
動する。この回動により、揺動アーム39は強制的に中
立位置に戻されるのである。非制動状態では、連動カム
ピン81はカム孔39cの広い部分の中に配置されてお
り、揺動アーム39は自由に回動することが出来る。4
1は、ハウジング内で生じる鉄粉を吸着する磁石であ
る。
【0031】次に本発明の要部である可動斜板8を傾動
自在に支持するための構成を説明する。即ち、図7と図
8において、上ハウジング半部1の、油圧ポンプを組み
立てるための開口部1bを閉塞する蓋体9によって可動
斜板8を支持する場合を示す。蓋体9の中央に油圧ポン
プ軸3を軸受け支持し、その両側からシリンダブロック
16の回転軸心に沿って下方の可動斜板8の方向へ延伸
させた一対の脚部材9a・9bを一体形成している。該
脚部材9a・9bは可動斜板8の両側から突出した軸部
8a・8a’に合わせた幅とし軸部8a,8a’を支持
するために、第1のサポート部S1と第2のサポート部
S2が設けられている。第1のサポート部S1は、一方
の軸部8aを挿入するために開口された円形の軸孔9c
にて構成され、該軸部8aは軸孔9cよりも長くして側
方へ延出し、その軸端にアーム29が固設され、また第
2のサポート部S2は、脚部材9bの端部に軸部8a’
を支持するための略半円状の円弧面9dが形成され、該
脚部材9b下面にはホルダー6がボルト27・27によ
り着脱自在に取付けられ、該ホルダー6の上面には前記
円弧面9dに対向して受面6aを形成され、この円弧面
9dとホルダー6との組合せにより構成されている。受
面6aの形状は図示したような半円状に限らず軸部8a
の下部を受ける形状であればどのようなものでも良い。
【0032】可動斜板8を蓋体9に装着する時には、一
方の軸部8aを軸孔9cに挿入して、他方の軸部8a’
を円弧面9dに当接してホルダー6によって固定すれば
よい。なお、前記第1のサポート部材S1の形状は前記
第2サポート部材S2の形状と同様のものに変更するこ
ともできる。即ち、脚部材9aの端部を水平な状態とし
て、ここに略半円状の円弧面を形成し、この円弧面に対
向する受面を有するホルダーを取付けるのである。この
場合、前記円形の軸孔9cを脚部材9aに穿設加工する
手間が省かれ、一対の脚部材9a,9bを備えた状態の
蓋体9を機械加工なしで製作できるようになるのであ
る。そして、可動斜板8を蓋体9に支持させた後で前記
軸部8aにアーム29を挿入してボルト28にて固定す
る。脚部材9a・9bに支持された可動斜板8には前記
シリンダブロック16に内蔵された前記付勢バネ及び油
圧反力によりピストン13から推力Fが作用する。この
推力Fは可動斜板8を上方へ押すので、可動斜板8の軸
部8a・8a’の上面から蓋体9の脚部材9aの軸孔9
c及び脚部材9bの円弧面9dを通じて、蓋体9に推力
Fを受け止めるように構成している。
【0033】また、蓋体9の脚部材9a・9bによって
可動斜板8を支持する場合の他の実施例として、図1
5、図16に示すようにも構成できる。即ち、前記可動
斜板8を回動操作するためのコントロール軸35とシリ
ンダブロック16を近づけるように構成できるのであ
る。即ち、この構成によると前記コントロール軸35に
固設した揺動アーム39の先端に設けた球節部30は、
前記軸部8aの上部の可動斜板8の側面に形成したアー
ム部8eに係合され、該アーム部8eは脚部材9aに設
けた開口部9eに挿入され、該開口部9eは可動斜板8
を傾動させたときにアーム部8eが回動するに十分な幅
広形状とし、該開口部9eの中で前記アーム部8eの係
合部に球節部30をジョイントブロック78a,78b
を挿入して、揺動アーム39と可動斜板8が連動連結さ
れる。よって、軸8aに前記アーム29を取付ける為の
長さが要求されずコントロール軸35をシリンダブロッ
ク16に近づけられるのである。
【0034】また、蓋体9を設けずに上ハウジング半部
1に可動斜板8aを支持することもでき、図9、図10
に示すように、上ハウジング半部1の油圧ポンプ軸3を
軸受支持する軸孔1cの両側からシリンダブロック16
の回転軸心に沿って下方の可動斜板8の方向へ一対の脚
部材1d・1eを一体的に延伸させている。該脚部材1
d・1eの下端は同じ高さとして、水平なその端面に略
半円状の円弧面1f・1gが形成され、脚部材1d・1
eの端面にホルダー6・6がボルト27・27により着
脱自在に取付けられ、該ホルダー6の上面には前記円弧
面1f・1gに対向して受面6a・6aが形成され、該
受面6a・6aと円弧面1f・1gによって両軸部8a
・8a’を支持させることにより第1,第2のサポート
部S1,S2を構成している。
【0035】この構成によれば前記ピストン13からの
推力Fは脚部材1d・1eの円弧面1f・1gを通じ
て、剛性の高い上ハウジング半部1全体に作用する。そ
して、組み立てるときには上ハウジング半部1を裏返し
て、可動斜板8の軸部8a,8a’を脚部材1d,1e
の円弧面1f,1gに設置し、ホルダー6,6を装着す
ることで簡単にハウジング内へ組み立てられる。
【0036】また、上ハウジング半部1に可動斜板8を
支持する他の構成として、図11に示すように、可動斜
板8の一対の軸部8a・8a’のうち一方の軸部8aを
受ける第1のサポート部S1は、上ハウジング半部1の
上壁内面から下方に向けて脚部材1dを延伸させ、該脚
部材1dに、軸部8aを挿入可能な軸孔1iを開口して
構成する。該軸部8aの端部は脚部材1dより延出し
て、この部分にアーム29がボルト28により固定され
る。第2のサポート部S2は上ハウジング半部1の側壁
の開口部1jに設けた蓋部材43に構成される。つま
り、円形の前記軸孔1iを前記脚部材1dに穿設するべ
くハウジング内に切削工具を差し入れるために上ハウジ
ング半部1の側壁に開口部1jを設けるのであり、この
開口部1jは蓋部材43によって覆われている。ボルト
44によって固設された蓋部材43に、前記軸孔1iと
中心が一致する軸穴43aを形成して、軸部8a’を挿
入して回転自在に支持するのである。
【0037】また、前記蓋部材43を図17のように構
成することで、コントロールアーム42の位置を上ハウ
ジング半部1上面から側面に変更することもできる。即
ち、蓋部材43に設ける軸穴43bを貫通状とし、可変
斜板の他方の軸部8a’を延長して軸部8a”として軸
穴43bに挿入して軸端部をハウジングより突出し、こ
のハウジング外に突出した軸部8a”上にコントロール
アーム42を固設するのである。従って、該コントロー
ルアーム42をハウジングの側方で前後方向に回動する
と、軸部8a”より直接に可動斜板8が傾動し、また、
他方の軸部8aが同時に回動することによりアーム2
9、球節部30、ジョイントブロック78a,78bを
介して揺動アーム39を回動し、前記トーションスプリ
ング31によって可動斜板8に中立姿勢への復帰付勢力
が付与されるのである。
【0038】上ハウジング半部1に可動斜板8を支持す
る他の構成として、図12に示すようにも構成でき、第
1のサポート部S1は前記と同様に、上ハウジング半部
1より脚部材1dを延伸して軸部8aを挿入可能な軸孔
1iを開口して残り、第2のサポート部S2は、側壁の
開口部を閉鎖する蓋部材56に設けた円筒状部材55に
よって成すようにしている。つまり、可動斜板8の軸部
8aと反対側の側部には、前記軸部8aと同一軸心上に
円形孔8dを開口し、側壁の開口部1jに装着された蓋
体56の内方に筒状部材55が突設されて、該筒状部材
55を可動斜板8の前記円形孔8dに挿入して支持する
のである。
【0039】また、可動斜板8は、前記ハウジングの中
に位置決め固定されたセンタセクション5に支持させる
こともでき、図13、図14に示すように、センタセク
ション5の油圧ポンプ付設面100の両側からシリンダ
ブロック16の回転軸心に沿って上方の可動斜板8の方
向へ一対の脚部材5a・5aを一体的に延伸して形成
し、この一対の脚部材5a・5aの上端面にはそれぞれ
半円状の受面5b・5bが形成され、脚部材5a・5a
端面にホルダー6がボルト27・27により着脱自在に
取付けられ、該ホルダー6の下面には前記受面5b・5
bに対向して半円状の円弧面6a’・6a’が形成さ
れ、該円弧面6a’・6a’と受面5b・5bによって
軸部8a・8a’を支持するようにして第1,第2のサ
ポート部S1,S2を構成している。この場合のピスト
ン13からの推力Fはホルダー6を介してセンタセクシ
ョン5で受けることになる。なお、可動斜板8をセンタ
セクション5に支持させる場合には、また、前記脚部材
5a,5aに設けるサポート部材S1,S2の内のいず
れか一方を、図8に示したように、その側のホルダーを
廃止して代わりに脚部材に円形の軸孔を設けるようにし
て構成しても良い。
【0040】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く、
可動斜板の軸部を脚部材にて支持し、該可動斜板をハウ
ジングの内部で宙吊り状に構成したので、可動斜板を傾
動する時の摺動抵抗を軽減して操作力の軽減が図れ、ま
た、可動斜板8の中立姿勢への復帰も迅速にできるので
ある。
【0041】請求項2の如く、脚部材を、ハウジングの
開口を閉塞するための蓋体と一体的に延伸させて形成し
たので、蓋体の型成型時に脚部材を一体成型することで
加工コストの低減を図り並びに蓋体に可動斜板を支持す
るものであるため、ハウジングの接合面が、実施例に示
した如く車軸に対して水平なものでは勿論のこと、アメ
リカ特許第4,899,541のように車軸に対して垂
直な接合面である場合にハウジング内への可動斜板の組
み込みが有利に行えるようになるのである。請求項3の
如く構成したので、ハウジング外において蓋体に可動斜
板の組み付けが容易に行えるようになる。
【0042】また、請求項4の如く構成したので、可動
斜板に作用するピストンの推力は頑丈な蓋体にて受けら
れ、推力を受けるために特別にサポート部の剛性を高め
る必要がない。
【0043】また、請求項5の如く構成したので、ハウ
ジングの型成型時に脚部材を一体成型することが可能と
なり、加工コスト並びに組立工程の低減化が図れる。
【0044】また、請求項6の如く構成したので、ハウ
ジング内の脚部材に可動斜板を簡単に組み付けることが
できるようになる。
【0045】また、請求項7の如く、ピストンからの推
力が一方のハウジング半部に作用するようにしたので、
可動斜板に作用するピストンの推力は頑丈なハウジング
半部にて受けられるようになり、推力を受けるため特別
にサポート部の剛性を高める必要がない。
【0046】また、請求項8の如く構成したので、ハウ
ジングの側壁に設けた開口部は切削工具を差し込む為に
利用され、そして、ハウジングより延伸した脚部材に可
動斜板の一方の軸部を挿入するための円形孔を形成で
き、該円形孔を第一サポート部として構成でき、前記開
口部を閉塞する蓋部材を利用じて他方の軸部の支持する
為の第二サポート部を構成することができる。従って、
サポート部が簡潔に構成される。
【0047】また、請求項9の如く構成したので、可動
斜板に設ける軸部は一つだけで済むようになると共に、
ハウジングの側壁に設けた開口部から切削工具を差し込
んで、脚部材に可動斜板の軸部を挿入するための円形孔
を形成できる。該円形孔を第一サポート部として構成で
き、前記開口部を閉塞する蓋部材を利用して第二サポー
ト部を構成することができる。従って、サポート部が簡
潔に構成される。
【0048】また、請求項10の如く構成したので、セ
ンタセクションの型成型時に脚部材を一体成型すること
が可能となり、加工コストの低減が図れ、可動斜板を含
む可変容量型油圧装置全体をセンタセクションに予め組
み付けた後にハウジングへの組み込むことができるよう
になる。
【0049】また、請求項11の如く構成したので、セ
ンタセクションに対する可動斜板の組立が簡単に行え
る。
【0050】また、請求項12の如く構成すると、アー
ムの長さを任意に設定することでリンク比を自由に変え
られ、コントロール軸の回動量に対する可動斜板の傾動
量は自由に設計できる。また、アームとコントロール軸
とはハウジング内にて連動連結されているので、ゴミ・
サビ等の異物の影響を受けることがない。
【0051】また、請求項13の如く構成すると、ハウ
ジング内において可動斜板とコントロール軸との間に脚
部材が存在するにもかかわらず、コントロール軸の位置
をシリンダブロックの回転軸心に近づけることができて
コンパクトに構成できるようになる。
【0052】また、請求項14の如く構成したので、可
動斜板を中立姿勢に復帰させるための付勢機構を可動斜
板の軸部を利用して、ハウジング内に構成でき、アーム
と揺動アームとはハウジング内にて連動連結されている
ので、ゴミ・サビ等の異物の影響を受けることがなく、
長期間にわたって可動斜板に中立姿勢への付勢力を作用
させることができる。
【0053】また、請求項15の如く構成したので、可
動斜板に設ける一対の軸部は、可動斜板を支持する目的
以外に、その一方は可動斜板に対する中立姿勢の付勢力
を作用させるのに利用し、他方は可動斜板を傾動操作す
るために利用できる。
【0054】また、請求項16の如く構成したので、ト
ーションスプリングは、ハウジング内に車軸を組み付け
てゆくときのガイドとして利用できる。よって車軸駆動
装置の組立が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車軸駆動装置の側面図である。
【図2】本発明の可変容量型油圧装置を備えた車軸駆動
装置の上ハウジング半部1を破断した平面図と一部断面
図である。
【図3】図2のA−A矢視断面図である。
【図4】図2のB−B矢視断面図である。
【図5】図4のC−C矢視断面図である。
【図6】可動斜板8と揺動アーム部分の分解状態の斜視
図である。
【図7】蓋部材により可動斜板8を支持した実施例の側
面断面図である。
【図8】同じくサポート部の分解斜視図である。
【図9】上ハウジング半部1に可動斜板8を支持した第
一の実施例の側面断面図である。
【図10】同じくサポート部の分解斜視図である。
【図11】上ハウジング半部1に可動斜板8を支持した
第二の実施例の側面断面図である。
【図12】上ハウジング半部1に可動斜板8を支持した
第三の実施例の側面断面図である。
【図13】センタセクションに可動斜板8を支持した実
施例の側面断面図である。
【図14】同じくサポート部の分解斜視図である。
【図15】蓋部材により可動斜板8を支持した他の実施
例の側面断面図である。
【図16】図15におけるD−D矢視断面図である。
【図17】コントロール軸をハウジング外に設けた実施
例の断面図である。
【符号の説明】
1 上ハウジング半部 1c 軸孔 1d・1e 脚部材 1f・1g 円弧面 3 油圧ポンプ軸 5 センタセクション 5a 脚部材 5b 受面 6 ホルダー 6a 受面 6a’ 円弧面 7 車軸 8 可動斜板 8a 軸部 8d 円形孔 8e アーム部 9 蓋体 9a・9b 脚部材 9c 軸孔 9d 円弧面 9e 開口部 13 ピストン 16 シリンダブロック 39 揺動アーム 42 コントロールアーム 43 蓋部材 55 筒状部材 56 蓋体
フロントページの続き (72)発明者 原田 日出美 兵庫県尼崎市猪名寺2丁目18番1号 株式 会社神崎高級工機製作所内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の流体的に相互連結された容積型油
    圧装置により構成される静油圧式伝動装置と、該静油圧
    式伝動装置により駆動される車軸とを共通のハウジング
    に収容すると共に、前記容積型油圧装置の少なくとも一
    方は、シリンダブロック内に往復動自在に嵌装されたピ
    ストンの頭部が接し、該シリンダブロックの回転軸心に
    対して人為的に傾動操作自在な可動斜板を有する可変容
    量型とした車軸駆動装置において、前記可動斜板の傾動
    中心上に軸部を設け、該軸部を支持するサポート部を、
    前記ハウジングの内部に位置決めされ前記シリンダブロ
    ックの回転軸心に沿って前記可動斜板の方向へ延伸させ
    た脚部材に設けて、前記可動斜板をハウジングの内部で
    宙吊り状に支持したことを特徴とする車軸駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の脚部材は、前記ハウジン
    グの開口を閉塞する蓋体と一体的に前記可動斜板の方向
    へ延伸して形成されることを特徴とする車軸駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記軸部は、前記可動斜板の両側方にお
    いて同一軸心上に一対設けられ、これに対応して前記蓋
    体には前記脚部材を一対設け、その一対の脚部材にそれ
    ぞれ設けられる第一と第二のサポート部のうち少なくと
    も一方は、前記脚部材の端部に形成された略半円状の円
    弧面と、前記円弧面に対向する受面を有するホルダーで
    あって、該脚部材の端面に対して着脱自在なホルダーと
    の組み合わせにより構成されることを特徴とする請求項
    2記載の車軸駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記ピストンからの推力は、前記脚部材
    の前記円弧面を通じて前記蓋体に作用させてあることを
    特徴とする請求項3記載の車軸駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の脚部材は前記ハウジング
    の内壁と一体的に前記可動斜板の方向へ延伸して形成さ
    れることを特徴とする車軸駆動装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のハウジングは、前記シリ
    ンダブロックの回転摺動面を含む平面、或いは、これに
    水平な平面より分離接合可能な、少なくとも二つのハウ
    ジング半部により構成され、前記軸部は、前記可動斜板
    の両側方において同一軸心上に一対設けられ、これに対
    応して前記一方のハウジングの内壁には脚部材を一対設
    け、その一対の脚部材にそれぞれ設けられる第一と第二
    のサポート部は、前記脚部材の端部に形成された略半円
    状の円弧面と、前記円弧面に対向する受面を有するホル
    ダーであって、該脚部材の端面に対して着脱自在なホル
    ダーとの組み合わせにより構成されることを特徴とする
    車軸駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記ピストンからの推力は、前記脚部材
    の前記円弧面を通じて前記一方のハウジング半部に作用
    させてあることを特徴とする請求項6記載の車軸駆動装
    置。
  8. 【請求項8】 前記軸部は、前記可動斜板の両側方にお
    いて同一軸心上に一対設けられ、前記一対の軸部のうち
    の一方を支持するための第一サポート部が、前記ハウジ
    ングの内壁から延伸させた一つの脚部材に設けられ、前
    記他方の軸部を支持するための第二サポート部は、前記
    ハウジングの側壁に設けた開口部を閉塞する蓋部材に設
    けられることを特徴とする請求項5記載の車軸駆動装
    置。
  9. 【請求項9】 前記軸部を設ける側とは反対側の可動斜
    板の側方に、前記軸部の同一軸心上に円形孔を開口して
    設け、前記軸部を支持するための第一サポート部が、前
    記ハウジングの内壁から延伸させた一つの脚部材に設け
    られ、前記可動斜板の前記円形孔を支持するための第二
    サポート部が、前記ハウジングの側壁に設けた開口部を
    閉塞する蓋部材から延伸させた筒状部材を相対回動自在
    に差し込んで構成されることを特徴とする請求項5記載
    の車軸駆動装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載のシリンダブロックを回
    転摺動自在に装着するための前記ハウジング内に固定さ
    れたセンタセクションであって、前記脚部材は該センタ
    セクションと一体的に前記可動斜板の方向へ延伸して形
    成されることを特徴とする車軸駆動装置。
  11. 【請求項11】 前記軸部は、前記可動斜板の両側方に
    おいて同一軸心上に一対設けられ、これに対応して前記
    センタセクションには前記脚部材を一対設け、その一対
    の脚部材にそれぞれ設けられる第一と第二のサポート部
    のうち少なくとも一方は、前記脚部材の端部に形成され
    た受面と、前記受面に対向する略半円状の円弧面を有す
    るホルダーであって、該脚部材の端面に対して着脱自在
    なホルダーとの組み合わせにより構成されることを特徴
    とする請求項10記載の車軸駆動装置。
  12. 【請求項12】 一対の、流体的に相互連結された容積
    型油圧装置により構成される静油圧式伝動装置と、該静
    油圧式伝動装置により駆動される車軸とを共通のハウジ
    ングに収容すると共に、前記容積型油圧装置の少なくと
    も一方は、シリンダブロック内に往復動自在に嵌装され
    たピストンの頭部が接し、該シリンダブロックの回転軸
    心に対して傾動自在な可動斜板を有する可変容積型とし
    た車軸駆動装置において、前記可動斜板の傾動中心上に
    軸部を設け、該軸部を支持するサポート部を、前記ハウ
    ジングの内部に位置決めされ前記シリンダブロックの回
    転軸心に沿って前記可動斜板の方向へ延伸させた脚部材
    に設けて、前記可動斜板をハウジングの内部で宙吊り状
    に構成すると共に、前記軸部は前記脚部材の幅よりも長
    く形成され、その軸端部にアームを固着し、該アーム
    と、前記ハウジングの中に導入されて人為的に回動操作
    されるコントロール軸とを前記ハウジングの内部にて連
    動連結したことを特徴とする車軸駆動装置。
  13. 【請求項13】 一対の、流体的に相互連結された容積
    型油圧装置により構成される静油圧式伝動装置と、該静
    油圧式伝動装置により駆動される車軸とを共通のハウジ
    ングに収容すると共に、前記容積型油圧装置の少なくと
    も一方は、シリンダブロック内に往復動自在に嵌装され
    たピストンの頭部が接し、該シリンダブロックの回転軸
    心に対して傾動自在な可動斜板を有する可変容積型とし
    た車軸駆動装置において、前記可動斜板の傾動中心上に
    軸部を設け、該軸部を支持するサポート部を、前記ハウ
    ジングの内部に位置決めされ前記シリンダブロックの回
    転軸心に沿って前記可動斜板の方向へ延伸させた脚部材
    に設けて、前記可動斜板をハウジングの内部で宙吊り状
    に構成すると共に、前記脚部材と対面する側の可動斜板
    にアームを設け、前記アームと、前記シリンダブロック
    の回転軸心と平行した状態で、前記ハウジングの中に導
    入され人為的に回動操作されるコントロール軸を、前記
    脚部材に設けた開口部を通じて連動連結したことを特徴
    とする車軸駆動装置。
  14. 【請求項14】 一対の、流体的に相互連結された容積
    型油圧装置により構成される静油圧式伝動装置と、該静
    油圧式伝動装置により駆動される車軸とを共通のハウジ
    ングに収容すると共に、前記容積型油圧装置の少なくと
    も一方は、シリンダブロック内に往復動自在に嵌装され
    たピストンの頭部が接し、該シリンダブロックの回転軸
    心に対して人為的に傾動操作自在な可動斜板を有する可
    変容積型とした車軸駆動装置において、前記可動斜板の
    傾動中心上に軸部を設け、該軸部を支持するサポート部
    を、前記ハウジングの内部に位置決めされ前記シリンダ
    ブロックの回転軸心に沿って前記可動斜板の方向へ延伸
    させた脚部材に設けて、前記可動斜板をハウジングの内
    部で宙吊り状に構成すると共に、前記軸部は前記脚部材
    の幅よりも長く形成され、その軸端部にアームを固着
    し、前記ハウジングの内部には、揺動アームと、該揺動
    アームを所定の位置に付勢するスプリングを設け、該揺
    動アームを前記アームに連動連結して、前記可動斜板に
    中立姿勢への復帰付勢力を付与すべく構成したことを特
    徴とする車軸駆動装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の軸部は、前記可動斜
    板の両側方において同一軸心上に一対設けられ、前記一
    対の軸部のうちの一方を支持するための第一サポート部
    が、前記ハウジングの内壁から延伸させた一つの前記脚
    部材に設けられ、前記他方の軸部を支持するための第二
    サポート部は、前記ハウジングの側壁に設けた開口部を
    閉塞する蓋部材に設けられ、該他方の軸部は蓋部材を貫
    通して前記ハウジング外へ突出する長さを有し、その先
    端部にコントロールアームが固着されることを特徴とす
    る車軸駆動装置。
  16. 【請求項16】 請求項14記載のスプリングはコイル
    状のトーションスプリングであって、揺動アームの揺動
    支点軸に巻回され、両端部分が一方側に伸びて途中で交
    差し、揺動アーム側のピンと前記ハウジング側に固定さ
    れたピンとをそれぞれ挟み込むようにして前記ハウジン
    グ内に取り付けられるものであり、前記車軸は、前記ト
    ーションスプリングの両直線部分の間を通過するように
    して前記ハウジング内に配置されていることを特徴とす
    る車軸駆動装置。
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