JPH0615897B2 - 車軸駆動装置 - Google Patents

車軸駆動装置

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JPH0615897B2
JPH0615897B2 JP2167584A JP16758490A JPH0615897B2 JP H0615897 B2 JPH0615897 B2 JP H0615897B2 JP 2167584 A JP2167584 A JP 2167584A JP 16758490 A JP16758490 A JP 16758490A JP H0615897 B2 JPH0615897 B2 JP H0615897B2
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moon
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oil
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智朗 東
英章 岡田
良太 大橋
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KANZAKI KOKYU KOKI SEISAKUSHO KK
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KANZAKI KOKYU KOKI SEISAKUSHO KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K17/00Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
    • B60K17/04Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or kind of gearing
    • B60K17/10Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or kind of gearing of fluid gearing
    • B60K17/105Units comprising at least a part of the gearing and a torque-transmitting axle, e.g. transaxles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、トラクタ等走行車両の車軸部分に付設するH
ST式変速装置を車軸駆動ケースに内装した車軸駆動装
置に関する。
(ロ)従来技術 従来から車軸ケースを、上部半割ケースと下部半割ケー
スの接合により構成するとともに、油圧ポンプを立向き
に、油圧モータを横向きに夫々装着する略L形のセンタ
セクションを、そのモータ軸の軸心がケース接合面の高
さと略一致するようにして車軸ケース内に取り付けられ
た車軸駆動装置は、実開平1−154358号公報や特
開平1−309821号公報に記載されているように公
知である。
(ハ)発明が解決すべき課題 上記の車軸駆動装置において、センターセクションのモ
ータ取付面に開口する一対の半月形油路は、その両方の
半月形油路が上部半割ケースと下部半割ケースに跨がる
ように形成されていた。
ところで、斜板保持部材に保持するスラストベアリング
の、モータ軸に対する傾斜方向は、一方の半月形油路か
ら他方の半月形油路にさしかかる時にピストンを最大突
出させ、他方の半月形油路から一方の半月形油路にさし
かかる時に最大収縮させるように決められている。
そして、ピストン頭部がスラストベアリングの摺動面に
沿って移動する時に発生するラジアル方向の荷重は、油
圧モータの回転方向に拘らず常にピストンの最大収縮側
に向かって該スラストベアリングを介し斜板保持部材に
作用する。
従って上記した半月形油路の配置であると、斜板保持部
材に作用するラジアル方向の荷重は上部半割ケース側で
集中的に、かつ、油圧モータが稼働している間常に受け
止めることになっていたので、上部半割ケース側のケー
ス厚みを大きくしたり、材質を換えたりして上部半割ケ
ースの剛性を向上させねばならなかった。またそのため
車軸駆動ケースのコストが高くなってしまっていた。
本発明は、斜板保持部に作用するラジアル方向の荷重
を、上部半割ケースと下部半割ケースとに均等に分散し
て受け止めるようにして車軸ケースの低コスト化を図る
ものである。
(ニ)課題を解決する手段 本発明の解決すべき課題は以下の如くであり、次に該課
題を解決する手段を説明する。
車軸ケースを、上部半割ケース1と下部半割ケース2の
接合により構成するとともに、油圧ポンプPを立向き
に、油圧モータMを横向きに夫々装着する略L形のセン
ターセクション3を、そのモータ軸4の軸心がケース接
合面の高さと略一致するようにして車軸ケース内に取り
付けたものにおいて、センターセクション3のモータ取
付面3bに開口する一対の半月形油路14・15の一方
の半月形油路14が上部半割ケース1側に、他方の半月
形油路15が下部半割ケース2側に夫々位置すべく形成
したものである。
また、前記半月形油路14・15において、上側の半月
形油路14は機体後進時で高圧油路となり、下側の半月
形油路15は機体前進時で高圧油路となるように設定し
たものである。
また、前記半月形油路14・15において、半月形油路
14はその一端側に向かうにしたがい、半月形油路15
はその他端側に向かうにしたがい徐々に深くなるように
穿設して、ポンプ取付面3aに開口する一対の半月形油
路10・11側に夫々連通させた (ホ)実施例 本発明の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如く
であり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明す
る。
第1図は本発明の車軸駆動装置のポンプ軸5及びモータ
軸4の中心線上に於ける後面断面図、第2図は同じく上
部半割ケース1を取り外した状態の平面図、第3図はセ
ンターセクション3のモータ取付面3bの側の側面図、
第4図は第3図と第7図のA−A断面矢視図、第5図は
第3図のB−B断面矢視図、第6図は第3図と第8図の
C−C断面矢視図、第7図は第4図のD−D断面矢視
図、第8図は第4図のE−E断面矢視図、第9図a・b
はスラストベアリング48における力のかかり具合を示
す模式図である。
第1図・第2図において本発明の車軸駆動装置の全体的
な構成について説明する。
本発明の車軸駆動ケースは、左右の車軸56L・56R
の軸線上において上下に上部半割ケース1と下部半割ケ
ース2に分割し、該分割面に車軸56L・56Rの軸受
装置を介装した上で、両ケースを接合することにより、
密閉された車軸駆動ケースを構成している。
該上部半割ケース1と下部半割ケース2の接合面には、
モータ軸4の軸受部も挟持組立可能としており、また上
部半割ケース1の接合面の下部を広く構成し、該下面を
センターセクション3の上面の取付面に構成している。
該センターセクション3は第2図・第6図に示す如く、
取付ボルト孔20・21・22を穿設しており、該取付
ボルト孔20・21・22に取付ボルト43を嵌挿し、
上部半割ケース1の下面が構成するセンターセクション
取付面に固定している。
該センターセクション3は側面断面視においてL形に構
成しており、該L形の水平面の上面をポンプ取付面3a
として構成している。該ポンプ取付面3aには、ポンプ
ケース7とポンプピストン44とピストン付勢バネ45
とポンプ軸5と、可動斜板9により構成された、油圧ポ
ンプPを載置している。
該可動斜板9はポンプピストン44との接当面をスラス
ドベアリング9aにより構成し、可動斜板9の球形上面
を上部半割ケース1の内面に接当して、斜板角度変更の
為に摺動案内可能としている。ポンプ軸5の上部は上部
半割ケース1を貫通し上部に突出し、入力プーリー61
が固設されており、ポンプ軸5の中途部を上部半割ケー
ス1に軸受支持している。ポンプ軸5の下端はセンター
セクション3のポンプ取付面3aの中央に設けた軸受孔
により軸受け支持されている。
またセンターセクション3の垂直面をモータ取付面3b
に構成している。該モータ取付面3bには、モータ軸4
とモータケース8とモーターピストン46とピストンバ
ネ47と斜板保持部材53とスラストベアリング48に
より構成した油圧モータMが取付けられている。
斜板保持部材は上部半割ケース1と下部半割ケース2の
接合部に挟持固定されている。
モータ軸4のセンターセクション3側の端部はセンター
セクション3のモータ取付面3bの中央部に軸受枢支さ
れており、モータ軸4の他端にはブレーキドラム51が
固設されており、該ブレーキドラム51を制動するブレ
ーキバンド50が外周に配置されている。該ブレーキド
ラム51とブレーキバンド50の部分をブレーキケース
52により被覆している。
L形のセンターセクション3の下面には筒状のオイルフ
ィルタ6が接当されて、該オイルフィルタ6は、下部半
割ケース2の底部上面との間で挟持されている センターセクション3の内部に設けられたチェックバル
ブ29・34を、本車軸駆動装置を搭載する車両の牽引
走行時において開放する、HST式変速装置の圧力開放
機構が構成されている。即ち、圧力開放アーム42と圧
力開放軸41と偏心ピン57と押圧杵40と、プッシュ
ロッド31・36である。
また第2図において示す如く、モータ軸4に刻設ギア4
9が固設されており、該刻設ギア49がカウンター軸6
0の上の大径ギア59と噛合し、該カウンター軸60の
上の小径ギア58がデフギア装置55のリングギア54
と噛合し、動力伝達を行っている。該デフギア装置55
により車軸56L・56Rを駆動している。66が可動
斜板9を回動して変速を行う変速アームである。
次に第3図から第8図において、センターセクション3
の構成と閉回路を構成する油路を説明する。
センターセクション3のポンプ取付面3aは車軸56L
・56Rと平行する方向に沿って水平面上にあり、半月
形油路10・11が開口されている。またモータ取付面
3bは、上部半割ケース1と下部半割ケース2に跨がる
ように配置されており、該モータ取付面3bに開口する
一対の半月形油路14・15はその一方の半月形油路1
4が上部半割ケース1側に、他方の半月形油路14が下
部半割ケース2側に夫々位置するように形成されてい
る。
該半月形油路10・11と半月形油路15・14がセン
ターセクション3内の油路により連通されて、油圧ポン
プPと油圧モータMとの間で作動油が循環するのであ
る。
該半月形油路10・11の下方が連通するように、ポン
プ取付面3aに平行に一対の水平油路12・13が、モ
ータ取付面3bの逆の側から開口されており、該水平油
路12・13の先端は、直接にモータ取付面3bに貫通
することなく、途中で終了し、モータ取付面3bの下方
向から穿設された短・長の垂直油路16・17に連通し
ている。第3図に示すように該垂直油路16・17の途
中において半月形油路15・14と連通しているのであ
る。
また、本車軸駆動装置搭載の車両を前進させる向きに油
圧モータMが回転する時には、半月形油路15が高圧側
油路となり半月形油路14が低圧側油路となるように、
該車両を後進させる向きに油圧モータMが回転する時に
は、半月形油路14が高圧側油路で半月形油路15が低
圧側油路となるように設定している。
また半月形油路15・14は、第5図の平面断面図にお
いて示す如く、上側の半月形油路14は上下に長い垂直
油路17と連通しており、該半月形油路14と垂直油路
17の連通部分の半月形油路14は、深く穿設し、先端
に行くにつれて浅い穿設油路に構成している。そして先
端の浅い部分に下に垂直油路16を穿設すべく構成して
いるのである。
また下側の半月形油路15は上下に短い垂直油路16と
第7図の如く連通しているのであるが、該半月形油路1
5と垂直油路16の連結部の半月形油路15が穿設状態
を深くし、先端部は垂直油路17の穿設を可能とするよ
うに、浅く穿設した鋳造油路に構成している。
前記水平油路12・13は開口端が最も大径で徐々に小
径となる穿設孔とされており、該開口端部には、圧力開
放機構を兼用するチェックバルブ29・34が配置され
ている。
該圧力開口機構とチェックバルブ29・34は、まず水
平油路12・13の大径開口部にバネ受ストッパ27・
32を挿入し、次に付勢バネ28・33を挿入し、これ
にチェックバルブ29・34を支持して弁座栓26・2
5を嵌挿し、該弁座栓26・25に、プッシュロッド3
1・36を、付勢バネ30・35を介して挿入してい
る。
そしてプッシュロッド31・36に2又状の押圧杵40
を接当し、偏心ピン57により押圧すると、プッシュロ
ッド31・36がチェックバルブ29・34を同時に押
して開放するのである。
また、該チェックバルブ29・34の入口下方には、第
7図に示す如く、吸油開口19・18が穿設されてお
り、該吸油開口19・18は前途のオイルフィルタ6の
内部に開口している。
故にセンターセクション3と油圧ポンプPと油圧モータ
Mの内部の作動油が減少し、閉回路内に負圧が発生した
場合には、低圧側に該当する吸油開口19・18よりチ
ェックバルブ29・34を開口して、潤滑油が作動油と
して水平油路12・13内へ供給されるのである。
該作動油補給用のチェックバルブ29・34をそのま
ま、圧力開放機構のバルブとして兼用すべくプッシュロ
ッド31・36を設けているのである。
圧力開放機構によりチェックバルブ29・34を強制的
に開口した場合には、本車軸駆動装置を搭載した車両を
牽引する際に、車軸56L・56Rが回転することによ
り、油圧モータMの部分で発生する圧油をすべて、開放
することが出来る。
(ヘ)発明の効果 本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏
するものである。
請求項(1)の如く構成したので、モータ軸4に対するス
ラストベアリング48の傾斜方向が、第2図の平面図に
おいて、モータピストン46が各半月形油路14・15
の間に位置する時に最大突出、及び最大収縮させるよう
な向きになり、これによって第9−b図にて示す、モー
タピストン46の頭部がスラストベアリング48の摺動
面に沿って移動する時に発生するラジアル方向の荷重C
は、油圧モータMの回転方向に拘らず常にその最大収縮
側に向かって該スラストベアリング48を介して斜板保
持部材53に作用するから、この荷重Cは第9−a図の
ように、斜板保持部材53を挟持した上部半割ケース1
と下部半割ケース2にて均等に分散させて受け止めるこ
とができるようになったのである。よって、片側の半割
ケースのケース厚みを大きくしたり、材質を換えたりし
たりしてケースの剛性を向上させる必要がなくなり、同
一材質のもので形成できるから車軸駆動ケースを低コス
トに仕上げることができたのである。
請求項(2)の如く構成すると、センターセクション3は
略L字形である故に、ポンプ取付面3aの肉厚部分にそ
のまま形成したモータ取付面3bの下半部分に比べてそ
の上半部分の肉厚は薄く、強度的に劣っており、このよ
うな状態のモータ取付面3bに請求項(1)の如き半月形
油路の配置を採用しても、使用頻度の高い前進側で高圧
側となる油路をモータ取付面3bの下半部分に位置する
半月形油路15に設定し、使用頻度の低い後進側で高圧
側となる油路をモータ取付面3bの上半部分に位置する
半月形油路14に設定することで、特別にモータ取付面
3bの上半部分の剛性を高くする必要が無くなるため有
利である。
請求項(3)の如く構成すると、油圧ポンプと油圧モータ
とを往来する圧油が抵抗を受けずにスムーズに流れるよ
うになるため容積効率が向上し、キャビテーションの発
生を押さえ、騒音を低減することができるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の車軸駆動装置のポンプ軸5及びモータ
軸4の中心線上に於ける後面断面図、第2図は同じく上
部半割ケース1を取り外した状態の平面図、第3図はセ
ンターセクション3のモータ取付面3bの側の側面図、
第4図は第3図と第7図のA−A断面矢視図、第5図は
第3図のB−B断面矢視図、第6図は第3図と第8図の
C−C断面矢視図、第7図は第4図のD−D断面矢視
図、第8図は第4図のE−E断面矢視図、第9図a・b
はスラストベアリング48における力のかかり具合を示
す模式図である。 1……上部半割ケース 2……下部半割ケース 3……センターセクション 3a……ポンプ取付面 3b……モータ取付面 12・13……水平油路 14・15……油圧モータの半月形油路 16・17……垂直油路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車軸ケースを、上部半割ケース1と下部半
    割ケース2の接合により構成するとともに、油圧ポンプ
    Pを立向きに、油圧モータMを横向きに夫々装着する略
    L形のセンターセクション3を、そのモータ軸4の軸心
    がケース接合面の高さと略一致するようにして車軸ケー
    ス内に取り付けたものにおいて、センターセクション3
    のモータ取付面3bに開口する一対の半月形油路14・
    15の一方の半月形油路14が上部半割ケース1側に、
    他方の半月形油路15が下部半割ケース2側に夫々位置
    すべく形成したことを特徴とする車軸駆動装置。
  2. 【請求項2】請求項(1)記載の半月形油路14・15に
    おいて、上側の半月形油路14は機体後進時で高圧油路
    となり、下側の半月形油路15は機体前進時で高圧油路
    となるように設定したことを特徴とする車軸駆動装置。
  3. 【請求項3】請求項(1)記載の半月形油路14・15に
    おいて、半月形油路14はその一端側に向かうにしたが
    い、半月形油路15はその他端側に向かうにしたがい徐
    々に深くなるように穿設して、ポンプ取付面3aに開口
    する一対の半月形油路10・11側に夫々連通させたこ
    とを特徴とする車軸駆動装置。
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