JPH0347231Y2 - - Google Patents

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JPH0347231Y2
JPH0347231Y2 JP17714585U JP17714585U JPH0347231Y2 JP H0347231 Y2 JPH0347231 Y2 JP H0347231Y2 JP 17714585 U JP17714585 U JP 17714585U JP 17714585 U JP17714585 U JP 17714585U JP H0347231 Y2 JPH0347231 Y2 JP H0347231Y2
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clutch
detection switch
release lever
disengagement
lifter
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、車輌用クラツチのための断続検出ス
イツチ取付構造に関する。
〈従来の技術〉 農耕作業用車輌に於ては、一般に変速比が大き
いため変速機の歯車が噛合状態であつてもエンジ
ンを始動し得る場合があり、また、PTO軸が意
に反する作動を開始する場合が考えられ、クラツ
チの係合状態にあつてはエンジンを始動し得ない
ようにスタートインタロツク回路が設けられてい
る。そこで、クラツチの切断を検出するためのス
イツチが必要となるが、例えばクラツチペダルに
断続検出スイツチを取付けた場合には、クラツチ
板の摩耗の度合によつては、クラツチの接離ポイ
ントが変動し、必ずしも正確な検出ができない場
合が考えられる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 このような従来技術の欠点に鑑み、本考案の主
な目的は、クラツチの接離を確実に検出し得るよ
うな車輌用クラツチのための断続検出スイツチの
取付構造を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 このような目的は、本考案によれば、駆動部材
側及び被駆動部材側にそれぞれ設けられた2組の
摩擦板をばね手段により互いに係合し、リフタ手
段により前記ばね手段のばね力に抗して前記係合
を解除するようにしてなる車輌用クラツチ装置の
接離を検出するための断続検出スイツチの取付構
造であつて、前記リフタ手段と共働すべく前記ク
ラツチ装置のケーシングに枢支されたレリーズレ
バーと、該レリーズレバーと共働し得るべく前記
ケーシング内に検出端を有する断続検出スイツチ
とを有することを特徴とする車輌用クラツチのた
めの断続検出スイツチ取付構造を提供することに
より達成される。
〈作用〉 このように、レリーズレバーの運動によりクラ
ツチの接離を確実に検出することができ、また検
出端がクラツチケーシング内に設けられるため、
泥、水などの影響を受け難く、信頼性が高くまた
取付スペースが僅かで済む。
〈実施例〉 以下に添付の図面を参照して本考案を特定の実
施例について詳細に説明する。
第1図は本考案に基づく断続検出スイツチを有
する湿式多板クラツチを備えた農耕作業用車輌の
全体図であり、農耕作業用車輌1はフレーム2を
有し、該フレーム2の前部にはクランク軸3を前
後方向に向けてエンジン4が搭載されている。ク
ランク軸3の後端には、推進軸5の一端が連結さ
れ、該推進軸5の他端は、フレーム2の後部に設
置された動力伝達装置6の入力軸としての出力伝
達軸7に連結されている。
出力伝達軸7に入力したエンジン4の動力は、
動力伝達装置6内部のギヤ装置により分岐されて
おり、動力伝達装置6の後部に設けられた後輪用
差動装置8を介して後輪9を最終減速装置10に
て減速して駆動すると共に、フレーム2内に挿通
された前輪用推進軸11にて、動力伝達装置6と
エンジン4下部に設けた前輪用差動装置12とを
連結し、後輪9と同様にして最終減速装置13に
て減速して前輪14を駆動するようにされてい
る。
更に、動力伝達装置6後部に上下揺動自在に連
結されたヒツチボツクス15内に設けられたサブ
ミツシヨン装置(図示せず)にPTO軸(図示せ
ず)を連結することにより、該ヒツチボツクス1
5に取付けられた、例えばロータリ作業機16な
どのアタツチメント装置を駆動し得るようにされ
ている。尚、ヒツチボツクス15は、動力伝達装
置6の上方に設けられたリフト装置17により昇
降操作し得るようにされている。
一方、車体中央にはハンドル18が、そして車
体後部にはシート19が配設されており、シート
19に着座した作業者がハンドル18を操作する
ことにより、該ハンドル18の下部に設けられた
ステアリングギアボツクス20に連結された前輪
用ステアリングロツド21、及び車輪用ステアリ
ングロツド22を介して前輪14と後輪9とを同
時に操向し得るようにしてある。また、運転者の
足下の位置にはクラツチペダル23が配設されて
おり、該クラツチペダル23に固設されたアーム
23a及びクラツチロツド24を介して、動力伝
達装置6のクラツチアーム25を駆動し、クラツ
チの断続を行なう得るようにしてある。また、変
速用のシフトレバー26が、動力伝達装置6から
運転者の手近な位置に向けて突出している。
また、クラツチアーム25が、リヤカバー29
とリヤフエンダ27との間の外から目視可能な空
隙28内に配設されている。
第2図は動力伝達装置6に内蔵された湿式多板
クラツチ装置30を示しており、エンジン4の動
力は、出力伝達軸7からスプロケツト31を介し
て該湿式多板クラツチ装置30に伝達される。
スプロケツト31は、変速機ケース32に玉軸
受33を介して枢支された変速機の入力軸34
に、滑り軸受35を介して相対回転自在なように
軸支されており、同時に、公知形式の単板クラツ
チと同様にクラツチ接続時の衝撃を吸収すべく、
ばね部材36を介して駆動部材37に固着されて
いる。
駆動部材37は、内周面にスプライン溝38が
列設された概ね有底筒状をなし、このスプライン
溝38に歯合する外周縁を有すると共に円環状を
なす複数の駆動クラツチ板39が、軸線方向に沿
つて変位可能なように受容されており、底部の外
面に前記したスプロケツト31が固着されてい
る。
更に、上記した駆動部材37の内側には、被駆
動部材40と、圧接板41とが受容されている。
被駆動部材40は、外周面にスプライン溝42
が列設された概ね有底筒状をなし、底壁中央部に
入力軸34の軸端にスプライン嵌合すべく形成さ
れたボス43により、入力軸34に一体的に固着
されており、底壁面のボス43の外側の同一円周
上には、後記する圧接板41のボスを受容すべく
複数の孔44が穿設されている。また、この被駆
動部材40の開放端近傍には、駆動部材37の内
径より小さな外径を有する円周方向外向きのフラ
ンジ45が周設され、周壁面には、スプライン溝
47のピツチに従つて該周壁面を略等分割する位
置に、軸線方向に沿うスリツト状の潤滑油通路4
0aが、開放端寄りと底壁寄りとに交互に切設さ
れている。
圧接板41は、基本的には前記した被駆動部材
40のフランジ45と略同一直径の円板状をな
し、中心部に開設された中心孔46内に前記した
被駆動部材40のボス43の外周面を比較的緩く
挿通しながら、駆動部材37の底壁内面と、被駆
動部材40の底壁外面との間に受容されている。
この圧接板41には、被駆動部材40のスプライ
ン溝42と歯合するスプライン溝47と、被駆動
部材40の底壁に穿設された孔44から突出する
ボス48とが形成されており、これらの係合によ
り、被駆動部材40と圧接板41とが一体的に回
転し、しかも軸線方向への相対変位可能なように
されている。
更に、被駆動部材40のフランジ45と圧接板
41との間には、スプライン溝42に歯合する内
周縁を有すると共に円環状に形成された従動クラ
ツチ板49が、前記した駆動クラツチ板39と交
互に装着されている。
被駆動部材40の底壁の孔44から突出した圧
接板41のボス48の端面には、リフタプレート
50が、ボス48に螺着されたボルト51により
固着されている。該リフタプレート50と被駆動
部材40の底壁内面との間には、コイルばね52
がボス48を外囲して挟設されており、通常は被
駆動部材40のフランジ45と圧接板41との間
隔を近接させる方向、即ち駆動クラツチ板39と
従動クラツチ板49とを圧着する方向への不勢力
が作用するようにされている。
リフタプレート50の中心には、リフタロツド
53が玉軸受54を介して相対回転自在なように
枢支されている。該リフタロツド53には、玉軸
受54のインナレース側面に当接するフランジ5
5が形成されており、入力軸34に向けてのスラ
スト力を、玉軸受54を経てリフタプレート50
に伝達し得るようにされている。更に、リフタロ
ツド53は、一端を入力軸34の中心に穿設され
た軸線方向孔56に、そして他端をハウジング5
7の内面に潤滑油路58を形成すべくボルト59
を用いて螺着されたオイルガイドプレート60に
穿設されたガイド孔61に、それぞれ軸線方向に
摺動自在なように挿通されており、リフタロツド
53の中心に形成された油路62を介して、図示
されないオイルポンプから供給された潤滑油を、
クラツチ部及び変速機内部へと送給し得るように
されている。また、リフタロツド53の他端側の
端面には、レリーズレバー63が当接しており、
図示されないクラツチペダルとの連係により、リ
フタロツド53をコイルばね52の付勢力に抗し
て軸線方向に押込み得るようにされている。
第3図は、レリーズレバー63の構成を詳細に
示すもので、このレリーズレバー63は、枢軸7
1によりハウジング57に枢支されており、その
一端に形成されたリフタカム63aが、リフタロ
ツド53と共働する。この枢軸71の外端にはク
ラツチアーム25が固設され、クラツチペダル2
3からの操作力が、クラツチロツド24及び係合
部72を介してクラツチアーム25に伝達され
る。
第4図に良く示されているように、レリーズレ
バー63の、リフタカム63aとは相反する側の
遊端部にピン78が横向きに突設され、ダンパ装
置75のピストンロツド76の遊端に形成された
係合部材77に形成された長孔77aに係合して
いる。ダンパ装置75は、そのシリンダ(図示せ
ず)内に粘性を有する流体、例えば潤滑油を充填
し、前記ピストンロツド76の内端に固設された
ピストン(図示せず)に摺動抵抗を与え、クラツ
チの接続速度を抑制するものである。
更に、レリーズレバー63の略中間部には、当
接部63bが形成されており、ハウジング57に
調節可能に螺合された調節ねじ部材84の内端に
当接している。この調節ねじ部材84をハウジン
グ57に対して螺進螺退させることにより、クラ
ツチを切断する向きのレリーズレバー63の運動
の限度を定めることができる。この調節ねじ部材
84は、クラツチの摩擦板の摩耗の度合に応じ
て、クラツチペダルのストロークを一定にするた
めに、クラツチ切断方向のストロークの限度を定
めるために用いられる。
第5図に良く示されているように、ダンパ75
のためのピン78と前記当接部63bの略中間位
置であつてしかも前記ピン78とは反対側のレリ
ーズレバー63の面に、ピン85が横向きに突設
されている。このピン85には平坦部85aが切
設され、ハウジング57に螺合された断続検出ス
イツチ86の検出端86aに当接している。レリ
ーズレバー63が傾動するに伴い、断続検出スイ
ツチ86の検出端86aが断続スイツチ本体内に
向けて出没することによりレリーズレバー63の
傾動、即ちクラツチの接離を検出することができ
る。
〈考案の効果〉 このように、本考案によれば、クラツチの断続
検出スイツチをクラツチハウジングに直接設ける
ことができるため検出精度が高く、しかもクラツ
チハウジングにより異物の侵入が阻止されるた
め、極めて高い信頼性を得ることができる。ま
た、この断続検出スイツチを、クラツチ断続速さ
調整用のクラツチダンパと組合せてクラツチハウ
ジングに装着することにより、レイアウト上の利
点を得ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用された農耕作業用車輌の
全体を示す破断側面図である。第2図は本考案に
基づく湿式多板クラツチ装置の縦断面図である。
第3図は第2図に示されたレリーズレバー周辺の
構造を詳細に示す模式的側面図である。第4図は
第3図の−線について見た断面矢視図であ
る。第5図は第3図の−線について見た断面
矢視図である。 1……農耕作業用車輌、2……フレーム、3…
…クランク軸、4……エンジン、5……推進軸、
6……動力伝達装置、7……出力伝達軸、8……
後輪用差動装置、9……後輪、10……最終減速
装置、11……前輪用推進軸、12……前輪用差
動装置、13……最終減速装置、14……前輪、
15……ヒツチボツクス、16……ロータリ作業
機、17……リフト装置、18……ハンドル、1
9……シート、20……ステアリングギアボツク
ス、21……前輪用ステアリングロツド、22…
…後輪用ステアリングロツド、23……クラツチ
ペダル、23a……アーム、24……クラツチロ
ツド、25……クラツチアーム、26……シフト
レバー、30……湿式多板クラツチ装置、31…
…スプロケツト、32……変速機ケース、33…
…玉軸受、34……入力軸、35……滑り軸受、
36……ばね部材、37……駆動部材、38……
スプライン溝、39……駆動クラツチ板、40…
…被駆動部材、40a……潤滑油通路、41……
圧接板、42……スプライン溝、43……ボス、
44……孔、45……フランジ、46……中心
孔、47……スプライン溝、48……ボス、49
……従動クラツチ板、50……リフタプレート、
51……ボルト、52……コイルばね、53……
リフタロツド、54……玉軸受、55……フラン
ジ、56……軸線方向孔、57……ハウジング、
58……潤滑油路、59……ボルト、60……オ
イルガイドプレート、61……ガイド孔、62…
…油路、63……レリーズレバー、63a……リ
フタカム、63b……当接部、71……枢軸、7
2……係合部、75……ダンパ装置、76……ピ
ストンロツド、77……係合部材、77a……長
孔、78……ピン、84……調節ねじ部材、85
……ピン、85a……平坦部、86……断続検出
スイツチ、86a……検出端。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 駆動部材側及び被駆動部材側にそれぞれ設け
    られた2組の摩擦板をばね手段により互いに係
    合し、リフタ手段により前記ばね手段のばね力
    に抗して前記係合を解除するようにしてなる車
    輌用クラツチ装置の接離を検出するための断続
    検出スイツチの取付構造であつて、 前記リフタ手段と共働すべく前記クラツチ装
    置のケーシングに枢支されたレリーズレバー
    と、該レリーズレバーと共働し得るべく前記ケ
    ーシング内に検出端を有する断続検出スイツチ
    とを有することを特徴とする車輌用クラツチの
    ための断続検出スイツチ取付構造。 (2) 前記レリーズレバーの一部にクラツチ断続速
    さ調整用ダンパが接続されていることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項に記載の車
    輌用クラツチのための断続検出スイツチ取付構
    造。
JP17714585U 1985-11-18 1985-11-18 Expired JPH0347231Y2 (ja)

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JP17714585U JPH0347231Y2 (ja) 1985-11-18 1985-11-18

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JP17714585U JPH0347231Y2 (ja) 1985-11-18 1985-11-18

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Publication Number Publication Date
JPS6286040U JPS6286040U (ja) 1987-06-01
JPH0347231Y2 true JPH0347231Y2 (ja) 1991-10-08

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ID=31118071

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JP17714585U Expired JPH0347231Y2 (ja) 1985-11-18 1985-11-18

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