JP2996317B2 - 作業車の車軸駆動装置 - Google Patents
作業車の車軸駆動装置Info
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- B60T1/00—Arrangements of braking elements, i.e. of those parts where braking effect occurs specially for vehicles
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業車に搭載したバー
チカルエンジンEより、油圧式変速装置Hを介して車軸
を駆動する、作業車の車軸駆動装置に関する技術であ
る。
チカルエンジンEより、油圧式変速装置Hを介して車軸
を駆動する、作業車の車軸駆動装置に関する技術であ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から油圧式変速装置を収納した車軸
駆動装置に関する技術は公知とされているのである。例
えば特開平1−223023号公報や、特開平1−30
9821号公報に記載の技術の如くである。
駆動装置に関する技術は公知とされているのである。例
えば特開平1−223023号公報や、特開平1−30
9821号公報に記載の技術の如くである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、作業機を搭
載した作業車に対して車軸駆動装置を付設し、バーチカ
ルエンジンから、作業機と車軸駆動装置に最適な状態で
動力を伝達すべく構成したものである。
載した作業車に対して車軸駆動装置を付設し、バーチカ
ルエンジンから、作業機と車軸駆動装置に最適な状態で
動力を伝達すべく構成したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決すべき課題
は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段を説明
する。請求項1においては、車軸10に対して機体前後
一方側に作業機Aを配置し、他方側に前記車軸10を支
持し且つ内部に油圧式変速装置Hを配置した車軸ケース
1を配置すると共に、前記車軸10と作業機Aとの間の
上方にバーチカルエンジンEを配置して、該バーチカル
エンジンEの出力回転軸41から出力される動力を相反
する方向へそれぞれ延びるベルト48・49を介して前
記油圧式変速装置Hおよび作業機Aへ入力するように構
成したものである。請求項2においては、車軸10に対
して機体内方側に作業機Aを配置し、外方側に前記車軸
10を支持し且つ内部に油圧式変速装置Hを配置した車
軸ケース1を配置すると共に、前記車軸10と作業機A
との間の上方にバーチカルエンジンEを配置して、該バ
ーチカルエンジンEの出力回転軸41から出力される動
力をそれぞれ、機体外方側へ延びるベルト48を介して
前記油圧式変速装置Hへ入力し、機体内方側へ延びるベ
ルト49を介して作業機Aへ入力するように構成したも
のである。
は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段を説明
する。請求項1においては、車軸10に対して機体前後
一方側に作業機Aを配置し、他方側に前記車軸10を支
持し且つ内部に油圧式変速装置Hを配置した車軸ケース
1を配置すると共に、前記車軸10と作業機Aとの間の
上方にバーチカルエンジンEを配置して、該バーチカル
エンジンEの出力回転軸41から出力される動力を相反
する方向へそれぞれ延びるベルト48・49を介して前
記油圧式変速装置Hおよび作業機Aへ入力するように構
成したものである。請求項2においては、車軸10に対
して機体内方側に作業機Aを配置し、外方側に前記車軸
10を支持し且つ内部に油圧式変速装置Hを配置した車
軸ケース1を配置すると共に、前記車軸10と作業機A
との間の上方にバーチカルエンジンEを配置して、該バ
ーチカルエンジンEの出力回転軸41から出力される動
力をそれぞれ、機体外方側へ延びるベルト48を介して
前記油圧式変速装置Hへ入力し、機体内方側へ延びるベ
ルト49を介して作業機Aへ入力するように構成したも
のである。
【0005】
【作用】次に作用を説明する。バーチカルエンジンEと
油圧式変速装置Hが干渉することなく、車軸10L・1
0Rに対して機体前後方向または機体内外方向の位置に
配置されるので、バーチカルエンジンEを低い位置に配
置し、油圧式変速装置Hを収容した車軸ケース1を高い
位置に配置し、最低地上高を高くすることが出来るので
ある。また、バーチカルエンジンEのプーリー43は低
い位置に配置し、前方の作業機Aの入力プーリー40に
低い位置でベルト49を掛けることができ、該ベルト4
9が車軸10L・10Rと干渉することが少ないので、
作業機Aの昇降ストロークを大きくとることが出来たの
である。
油圧式変速装置Hが干渉することなく、車軸10L・1
0Rに対して機体前後方向または機体内外方向の位置に
配置されるので、バーチカルエンジンEを低い位置に配
置し、油圧式変速装置Hを収容した車軸ケース1を高い
位置に配置し、最低地上高を高くすることが出来るので
ある。また、バーチカルエンジンEのプーリー43は低
い位置に配置し、前方の作業機Aの入力プーリー40に
低い位置でベルト49を掛けることができ、該ベルト4
9が車軸10L・10Rと干渉することが少ないので、
作業機Aの昇降ストロークを大きくとることが出来たの
である。
【0006】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は車軸駆動装置
と作業機Aを搭載した作業車の側面図、図2は車軸駆動
装置の平面図、図3は車軸ケース1の半割上部ケース1
aを取り外した状態の平面図、図4は車軸駆動装置の車
軸10L・10Rの軸線上に於ける後面断面図、図5は
同じく車軸駆動装置のモータ軸4の軸線上に於ける後面
断面図、図6はポンプ軸3の軸線上における側面断面
図、図7は閉回路短絡レバーの軸線上に於ける側面断面
図、図8は差動装置Dの分解斜視図、図9はリザーバタ
ンク29への連結パイプ30の連結部を示す側面断面
図、図10は同じく連結パイプ30の連結部の他の実施
例を示す側面断面図、図11は連結パイプ30の従来の
連結部を示す側面断面図、図12はブレーキアクチュエ
ータ19の斜視図である。
と作業機Aを搭載した作業車の側面図、図2は車軸駆動
装置の平面図、図3は車軸ケース1の半割上部ケース1
aを取り外した状態の平面図、図4は車軸駆動装置の車
軸10L・10Rの軸線上に於ける後面断面図、図5は
同じく車軸駆動装置のモータ軸4の軸線上に於ける後面
断面図、図6はポンプ軸3の軸線上における側面断面
図、図7は閉回路短絡レバーの軸線上に於ける側面断面
図、図8は差動装置Dの分解斜視図、図9はリザーバタ
ンク29への連結パイプ30の連結部を示す側面断面
図、図10は同じく連結パイプ30の連結部の他の実施
例を示す側面断面図、図11は連結パイプ30の従来の
連結部を示す側面断面図、図12はブレーキアクチュエ
ータ19の斜視図である。
【0007】図1において、作業車の駆動機構の全体構
成を説明する。前輪39と後輪38の4輪により支持し
ており、本発明の要部を構成する車軸駆動装置は車軸1
0L・10Rにより後輪38・38を駆動している。作
業車の座席Sの後部にバーチカルエンジンEを搭載して
おり、該バーチカルエンジンEの出力回転軸41が垂直
に下方に向けて突出されている。該出力回転軸41にプ
ーリー42・43が固定されている。該プーリー42に
ベルト48が巻回されており、油圧式変速装置Hを構成
する油圧ポンプのポンプ軸を、プーリー31を介して回
転している。またプーリー43にベルト49が巻回され
ており、作業機Aの入力プーリー40を回転している。
成を説明する。前輪39と後輪38の4輪により支持し
ており、本発明の要部を構成する車軸駆動装置は車軸1
0L・10Rにより後輪38・38を駆動している。作
業車の座席Sの後部にバーチカルエンジンEを搭載して
おり、該バーチカルエンジンEの出力回転軸41が垂直
に下方に向けて突出されている。該出力回転軸41にプ
ーリー42・43が固定されている。該プーリー42に
ベルト48が巻回されており、油圧式変速装置Hを構成
する油圧ポンプのポンプ軸を、プーリー31を介して回
転している。またプーリー43にベルト49が巻回され
ており、作業機Aの入力プーリー40を回転している。
【0008】次に図2において説明する。車軸10L・
10Rの一方側である後部に油圧式変速装置Hを配置し
ており、該油圧式変速装置Hは車軸ケース1の内部に収
納されている。また車軸10L・10Rの他方側である
前部に、バーチカルエンジンEの出力回転軸41が配置
されており、該出力回転軸41に前述の如く、プーリー
42・43が固定されている。そして、出力回転軸41
のプーリー42にベルト48が巻回されて、ポンプ軸3
のプーリー31に巻回される。プーリー43に巻回され
たベルト49が前方の作業機Aの入力プーリー40に巻
回されている。8は油圧ポンプの可動斜板9を回動する
変速レバーである。
10Rの一方側である後部に油圧式変速装置Hを配置し
ており、該油圧式変速装置Hは車軸ケース1の内部に収
納されている。また車軸10L・10Rの他方側である
前部に、バーチカルエンジンEの出力回転軸41が配置
されており、該出力回転軸41に前述の如く、プーリー
42・43が固定されている。そして、出力回転軸41
のプーリー42にベルト48が巻回されて、ポンプ軸3
のプーリー31に巻回される。プーリー43に巻回され
たベルト49が前方の作業機Aの入力プーリー40に巻
回されている。8は油圧ポンプの可動斜板9を回動する
変速レバーである。
【0009】車軸ケース1には、油圧式変速装置のモー
タ軸4と車軸10L・10Rの各軸芯が同一平面内に配
置され、該車軸ケース1はその平面の箇所を接合面とし
て半割上部ケース1aと半割下部ケース1bとにより構
成される。
タ軸4と車軸10L・10Rの各軸芯が同一平面内に配
置され、該車軸ケース1はその平面の箇所を接合面とし
て半割上部ケース1aと半割下部ケース1bとにより構
成される。
【0010】次に図3において、半割上部ケース1aを
取り外した状態の車軸ケース1の内部を説明する。車軸
ケース1の内部にセンタセクション2が配置されてお
り、該センタセクション2は、半割上部ケース1aと半
割下部ケース1bの接合面において、半割上部ケース1
aの下面に接合されている。そしてセンタセクション2
の水平面に構成したポンプ取付面2aにポンプシリンダ
12が、またセンタセクション2の垂直面に構成された
モータ取付面2bにモータシリンダ11が、夫々回転自
在に装着される。
取り外した状態の車軸ケース1の内部を説明する。車軸
ケース1の内部にセンタセクション2が配置されてお
り、該センタセクション2は、半割上部ケース1aと半
割下部ケース1bの接合面において、半割上部ケース1
aの下面に接合されている。そしてセンタセクション2
の水平面に構成したポンプ取付面2aにポンプシリンダ
12が、またセンタセクション2の垂直面に構成された
モータ取付面2bにモータシリンダ11が、夫々回転自
在に装着される。
【0011】また、本実施例では、ポンプシリンダ12
の直径よりモータシリンダの直径を大に設定、即ち、油
圧ポンプの容量よりも油圧モータの容量を大に設定する
ことにより、モータ軸4が油圧的に減速回転するように
しているのである。
の直径よりモータシリンダの直径を大に設定、即ち、油
圧ポンプの容量よりも油圧モータの容量を大に設定する
ことにより、モータ軸4が油圧的に減速回転するように
しているのである。
【0012】変速レバー8を介して、変速レバー軸21
が回転し、斜板回動アーム22と斜板回動突起23を介
して、回動斜板ケース13と共に可動斜板9を回動操作
する。
が回転し、斜板回動アーム22と斜板回動突起23を介
して、回動斜板ケース13と共に可動斜板9を回動操作
する。
【0013】車軸ケース1は、この油圧式変速装置を収
納する第1の部屋と、後述する出力伝動体17、差動装
置、車軸10L・10Rを収納する第2の部屋とがオイ
ルシール53によって区画されており、第1の部屋には
油圧式変速装置を駆動するための作動油が充填され、第
2の部屋には潤滑用のグリース油が充填されている。
納する第1の部屋と、後述する出力伝動体17、差動装
置、車軸10L・10Rを収納する第2の部屋とがオイ
ルシール53によって区画されており、第1の部屋には
油圧式変速装置を駆動するための作動油が充填され、第
2の部屋には潤滑用のグリース油が充填されている。
【0014】また、センタセクション2の内部へ、閉回
路内に不足した作動油を供給するチェックバルブ26が
配置されており、該チェックバルブ26を押して開放す
る開放杆50が設けられている。該開放杆50は閉回路
の高圧油路と低圧油路を短絡させて、油圧モータの出力
を0とする為の、閉回路短絡レバー32により押圧操作
されるべく構成している。閉回路短絡レバー32が操作
されていない通常の場合には、開放杆50は押し戻され
ているので、チェックバルブ26が閉鎖されており、閉
回路は非短絡状態で、油圧ポンプからの吐出油により油
圧モータが駆動されるのである。本発明の油圧式変速装
置Hは油圧ポンプと油圧モータにより構成されている。
路内に不足した作動油を供給するチェックバルブ26が
配置されており、該チェックバルブ26を押して開放す
る開放杆50が設けられている。該開放杆50は閉回路
の高圧油路と低圧油路を短絡させて、油圧モータの出力
を0とする為の、閉回路短絡レバー32により押圧操作
されるべく構成している。閉回路短絡レバー32が操作
されていない通常の場合には、開放杆50は押し戻され
ているので、チェックバルブ26が閉鎖されており、閉
回路は非短絡状態で、油圧ポンプからの吐出油により油
圧モータが駆動されるのである。本発明の油圧式変速装
置Hは油圧ポンプと油圧モータにより構成されている。
【0015】モータシリンダ11により構成された油圧
モータの回転が、モータ軸4から出力伝動体17に伝達
されて、該出力伝動体17は差動装置Dのリングギア1
8と噛合している。またモータ軸4の外端が、半割上部
ケース1aと半割下部ケース1bの間に構成されたブレ
ーキ室1cの内部に突出しており、該モータ軸4の先端
に、単板ディスク16が固定されている。
モータの回転が、モータ軸4から出力伝動体17に伝達
されて、該出力伝動体17は差動装置Dのリングギア1
8と噛合している。またモータ軸4の外端が、半割上部
ケース1aと半割下部ケース1bの間に構成されたブレ
ーキ室1cの内部に突出しており、該モータ軸4の先端
に、単板ディスク16が固定されている。
【0016】ブレーキアクチュエータ19は、図12に
示すように、アーム部分19a、ブレーキ軸部分19
b、制動板部分19c、カム体部分19dを焼結金属材
料を用いて一体形成したもので成る。ブレーキ軸部分1
9bは半割上部ケース1aと半割下部ケース1bの接合
面で、回動かつ摺動自在に挟持されている。制動板部分
19cには、単板ディスク16に対向する裏面にカム体
部分19dが設けられ、ブレーキ室1cの内壁に形成し
たカム面51に接当されている。
示すように、アーム部分19a、ブレーキ軸部分19
b、制動板部分19c、カム体部分19dを焼結金属材
料を用いて一体形成したもので成る。ブレーキ軸部分1
9bは半割上部ケース1aと半割下部ケース1bの接合
面で、回動かつ摺動自在に挟持されている。制動板部分
19cには、単板ディスク16に対向する裏面にカム体
部分19dが設けられ、ブレーキ室1cの内壁に形成し
たカム面51に接当されている。
【0017】人為的な操作でアーム部分19aよりブレ
ーキ軸部分19bが回転されるとカム体部分19dがカ
ム面51の深部より浅部へ乗り上げブレーキアクチュエ
ータ19全体が単板ディスク16方向へ移動し、制動板
部分19cが単板ディスク16を押圧しモータ軸4を制
動することができる。
ーキ軸部分19bが回転されるとカム体部分19dがカ
ム面51の深部より浅部へ乗り上げブレーキアクチュエ
ータ19全体が単板ディスク16方向へ移動し、制動板
部分19cが単板ディスク16を押圧しモータ軸4を制
動することができる。
【0018】差動装置Dを構成するリングギア18は、
複数枚、実施例では2枚のリングギア18L・18Rを
合わせて構成し、その組立を容易にしている。図4と図
8において、差動装置Dの分解斜視図を説明する。2枚
のリングギア18の中央位置には、ピニオンピン36a
・36bの係止孔18a・18aが開口されており、該
ピニオンピン36a・36bが係止孔18a・18aに
嵌入し共に回転する。ピニオンピン36a・36bには
ピニオン35a・35bが遊嵌されており、該ピニオン
35a・35bはデフサイドギア34L・34Rと噛合
している。また車軸10L・10Rの内端への突出部
が、ピニオンピン36a・36bの中央に一体形成され
た遊嵌筒37内に遊嵌されて遊転支持されている。
複数枚、実施例では2枚のリングギア18L・18Rを
合わせて構成し、その組立を容易にしている。図4と図
8において、差動装置Dの分解斜視図を説明する。2枚
のリングギア18の中央位置には、ピニオンピン36a
・36bの係止孔18a・18aが開口されており、該
ピニオンピン36a・36bが係止孔18a・18aに
嵌入し共に回転する。ピニオンピン36a・36bには
ピニオン35a・35bが遊嵌されており、該ピニオン
35a・35bはデフサイドギア34L・34Rと噛合
している。また車軸10L・10Rの内端への突出部
が、ピニオンピン36a・36bの中央に一体形成され
た遊嵌筒37内に遊嵌されて遊転支持されている。
【0019】以上のように、その軸芯方向に沿って上下
に分割可能な車軸ケース1に支持された一対の車軸10
L・10Rを連結する差動装置Dのリングギア18を、
薄肉形状の単品ギア18Lと18Rの軸方向の重合によ
り構成し、複数枚のリングギア18にはそれぞれ側面が
平坦な係止孔18a・18aが構成し、ピニオンピン3
6a・36b先端のスリ割り部分に係止させている。そ
して、図4に示すように、半割上部ケース1a及び半割
下部ケース1bに構成する凹部にリングギア18を挿入
して、両側を接当させたのである。故に、それぞれのリ
ングギア18Lと18Rはプレス加工により構成するこ
とが出来るので加工コストを下げることができ、差動装
置のケースが不要であり、リングギア18自体の左右方
向の移動止めは、車軸ケース1の凹部により行なえ、ま
たこの凹部が、リベット等の締結具を不要として複数の
リングギア18の重合状態を維持することが出来るので
ある。
に分割可能な車軸ケース1に支持された一対の車軸10
L・10Rを連結する差動装置Dのリングギア18を、
薄肉形状の単品ギア18Lと18Rの軸方向の重合によ
り構成し、複数枚のリングギア18にはそれぞれ側面が
平坦な係止孔18a・18aが構成し、ピニオンピン3
6a・36b先端のスリ割り部分に係止させている。そ
して、図4に示すように、半割上部ケース1a及び半割
下部ケース1bに構成する凹部にリングギア18を挿入
して、両側を接当させたのである。故に、それぞれのリ
ングギア18Lと18Rはプレス加工により構成するこ
とが出来るので加工コストを下げることができ、差動装
置のケースが不要であり、リングギア18自体の左右方
向の移動止めは、車軸ケース1の凹部により行なえ、ま
たこの凹部が、リベット等の締結具を不要として複数の
リングギア18の重合状態を維持することが出来るので
ある。
【0020】次に図5において説明する。センタセクシ
ョン2に設けたポンプ取付面2aは、半割上部ケース1
aと半割下部ケース1bの接合面よりも下方に配置して
おり、間座52を介装して固定することにより、ポンプ
取付面2aを低い位置としている。このように、ポンプ
取付面2aを低い位置とすることにより、ポンプ軸3を
低くし、ひいては入力プーリー31が低くなるので、車
軸駆動装置自体を高い位置に配置することが出来るので
ある。またセンタセクション2のポンプ取付面2aを間
座52を介して半割上部ケース1aの下面に固定するこ
とによりポンプ取付面2aにおけるポンプシリンダ12
の回転摺動面の機械加工が容易となるという利点がある
のである。そして、ポンプ取付面2aに載置したポンプ
シリンダ12の内部にポンプピストン28が遊嵌されて
おり、傾斜した可動斜板9に接当しなからポンプピスト
ン28が往復動することにより、油圧モータに圧油を送
油する。モータシリンダ11の内部にはモータピストン
27が嵌装されており、該モータピストン27が油圧ポ
ンプからの圧油により押圧され、固定斜板15に押しつ
けられることにより、モータシリンダ11とモータ軸4
が回転するのである。14は固定斜板ケースである。
ョン2に設けたポンプ取付面2aは、半割上部ケース1
aと半割下部ケース1bの接合面よりも下方に配置して
おり、間座52を介装して固定することにより、ポンプ
取付面2aを低い位置としている。このように、ポンプ
取付面2aを低い位置とすることにより、ポンプ軸3を
低くし、ひいては入力プーリー31が低くなるので、車
軸駆動装置自体を高い位置に配置することが出来るので
ある。またセンタセクション2のポンプ取付面2aを間
座52を介して半割上部ケース1aの下面に固定するこ
とによりポンプ取付面2aにおけるポンプシリンダ12
の回転摺動面の機械加工が容易となるという利点がある
のである。そして、ポンプ取付面2aに載置したポンプ
シリンダ12の内部にポンプピストン28が遊嵌されて
おり、傾斜した可動斜板9に接当しなからポンプピスト
ン28が往復動することにより、油圧モータに圧油を送
油する。モータシリンダ11の内部にはモータピストン
27が嵌装されており、該モータピストン27が油圧ポ
ンプからの圧油により押圧され、固定斜板15に押しつ
けられることにより、モータシリンダ11とモータ軸4
が回転するのである。14は固定斜板ケースである。
【0021】センタセクション2と半割下部ケース1b
の底面内側との間にオイルフィルター6が介装されてお
り、該オイルフィルター6を通過した作動油が、チェッ
クバルブ26を介して、センタセクション2内の閉回路
に供給される。次に図6において説明する。出力回転軸
41の下端に固定されたプーリー42・43は、車軸駆
動装置への動力を伝達するプーリー42が上であり、作
業機Aに動力を伝達するプーリー43の方が下方に配置
されている。また変速レバー8に固設された変速レバー
軸21の下端は、半割下部ケース1bの内面に接当され
ており、斜板回動アーム22と斜板回動突起23と変速
レバー軸21の下方への抜け止め部を構成している。
の底面内側との間にオイルフィルター6が介装されてお
り、該オイルフィルター6を通過した作動油が、チェッ
クバルブ26を介して、センタセクション2内の閉回路
に供給される。次に図6において説明する。出力回転軸
41の下端に固定されたプーリー42・43は、車軸駆
動装置への動力を伝達するプーリー42が上であり、作
業機Aに動力を伝達するプーリー43の方が下方に配置
されている。また変速レバー8に固設された変速レバー
軸21の下端は、半割下部ケース1bの内面に接当され
ており、斜板回動アーム22と斜板回動突起23と変速
レバー軸21の下方への抜け止め部を構成している。
【0022】図7は閉回路短絡レバー32の構成を開示
する図面であり、センタセクション2に穿設した孔に設
けたチェックバルブ26に、開放杆50が接当されてお
り、該開放杆50の両方を、閉回路短絡レバー32によ
り押圧して、チェックバルブ26を開放すべく構成して
いる。このように、閉回路短絡レバー32を1本のバネ
鋼をM字形に折り曲げて構成しているので、余分な軸や
アームを用いる必要が無くなったのである。該閉回路短
絡レバー32自体も、上下の半割上部ケース1aと半割
下部ケース1bの接合面に軸受支持されている。
する図面であり、センタセクション2に穿設した孔に設
けたチェックバルブ26に、開放杆50が接当されてお
り、該開放杆50の両方を、閉回路短絡レバー32によ
り押圧して、チェックバルブ26を開放すべく構成して
いる。このように、閉回路短絡レバー32を1本のバネ
鋼をM字形に折り曲げて構成しているので、余分な軸や
アームを用いる必要が無くなったのである。該閉回路短
絡レバー32自体も、上下の半割上部ケース1aと半割
下部ケース1bの接合面に軸受支持されている。
【0023】車軸ケース1の前記第1の部屋には、その
内部に溜めておく作動油の体積膨脹分を見込んでリザー
バタンク29が設けられる。車軸ケース1とリザーバタ
ンク29とは連結パイプ30によって作動油が流通可能
とされる。
内部に溜めておく作動油の体積膨脹分を見込んでリザー
バタンク29が設けられる。車軸ケース1とリザーバタ
ンク29とは連結パイプ30によって作動油が流通可能
とされる。
【0024】図9・図10・図11は、リザーバタンク
29への連結パイプ30の結合部を示す図面である。半
割上部ケース1a及び半割ケース1bはダイカスト法に
より鋳造成型されるので、半割上部ケース1aに一体的
に設けられる、連結パイプ30を接続するためのパイプ
装着継手45には、図11に示すような、ダイカスト鋳
物の抜き勾配αが付いているので、連結パイプ30を装
着してホースクランプ44で締め付けても、徐々に外れ
る可能性があったのである。本構成は図9や図10に示
す如く、パイプ装着継手45の外周にサークリップ46
を入れる溝を切って抜け止めとしたり、連結パイプ30
に設けた嵌入突起47が嵌入する溝を穿設したものであ
る。これにより該サークリップ46や嵌入突起47が引
っ掛かり部分を構成するので、連結パイプ30がパイプ
装着継手45から抜けにくくなったのである。
29への連結パイプ30の結合部を示す図面である。半
割上部ケース1a及び半割ケース1bはダイカスト法に
より鋳造成型されるので、半割上部ケース1aに一体的
に設けられる、連結パイプ30を接続するためのパイプ
装着継手45には、図11に示すような、ダイカスト鋳
物の抜き勾配αが付いているので、連結パイプ30を装
着してホースクランプ44で締め付けても、徐々に外れ
る可能性があったのである。本構成は図9や図10に示
す如く、パイプ装着継手45の外周にサークリップ46
を入れる溝を切って抜け止めとしたり、連結パイプ30
に設けた嵌入突起47が嵌入する溝を穿設したものであ
る。これにより該サークリップ46や嵌入突起47が引
っ掛かり部分を構成するので、連結パイプ30がパイプ
装着継手45から抜けにくくなったのである。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。請求項1の如く構成した
ことにより、車軸10の支持部と、油圧式変速装置Hを
内包した車軸ケース1とを一体的に構成することによ
り、油圧式変速装置Hと車軸10を車軸ケース1により
コンパクトに収納することができ、組み立てが容易とな
ったのである。 また、車軸ケース1を前後の一方に、他
方にはバーチカルエンジンEを配置することにより、車
軸10を中心に前後の重量バランスを最適にすることが
出来たのである。 また、作業機Aへの駆動はベルトを介
して動力伝達しているので、バーチカルエンジンEに対
して作業機Aを上下に位置調整することが可能となり、
作業機Aの昇降ストロークを大きく取ることが可能とな
ったのである。 また、作業機Aの上下調整においては、
作業機AのみをバーチカルエンジンEに対して上下に調
整できるので、従来技術の如く、バーチカルエンジンと
作業機を一体化して、車軸の位置を上下に調整する必要
がなくなったのである。
ような効果を奏するのである。請求項1の如く構成した
ことにより、車軸10の支持部と、油圧式変速装置Hを
内包した車軸ケース1とを一体的に構成することによ
り、油圧式変速装置Hと車軸10を車軸ケース1により
コンパクトに収納することができ、組み立てが容易とな
ったのである。 また、車軸ケース1を前後の一方に、他
方にはバーチカルエンジンEを配置することにより、車
軸10を中心に前後の重量バランスを最適にすることが
出来たのである。 また、作業機Aへの駆動はベルトを介
して動力伝達しているので、バーチカルエンジンEに対
して作業機Aを上下に位置調整することが可能となり、
作業機Aの昇降ストロークを大きく取ることが可能とな
ったのである。 また、作業機Aの上下調整においては、
作業機AのみをバーチカルエンジンEに対して上下に調
整できるので、従来技術の如く、バーチカルエンジンと
作業機を一体化して、車軸の位置を上下に調整する必要
がなくなったのである。
【0026】請求項2の如く構成したことにより、車軸
10の支持部と、油圧式変速装置Hを内包した車軸ケー
ス1とを一体的に構成することにより、油圧式変速装置
Hと車軸10を車軸ケース1によりコンパクトに収納す
ることができ、組み立てが容易となったのである。 ま
た、車軸ケース1を機体の内外方向の一方側に、他方向
側にはバーチカルエンジンEを配置することにより、車
軸10を中心に機体内外位置の重量バランスを最適にす
ることが出来たのである。 また、作業機Aへの駆動はベ
ルトを介して動力伝達しているので、バーチカルエンジ
ンEに対して作業機Aを上下に位置調整することが可能
となり、作業機Aの昇降ストロークを大きく取ることが
可能となったのである。 また、作業機Aの上下調整にお
いては、作業機AのみをバーチカルエンジンEに対して
上下に調整できるので、従来技術の如く、バーチカルエ
ンジンと作業機を一体化して、車軸の位置を上下に調整
する必要がなくなったのである。
10の支持部と、油圧式変速装置Hを内包した車軸ケー
ス1とを一体的に構成することにより、油圧式変速装置
Hと車軸10を車軸ケース1によりコンパクトに収納す
ることができ、組み立てが容易となったのである。 ま
た、車軸ケース1を機体の内外方向の一方側に、他方向
側にはバーチカルエンジンEを配置することにより、車
軸10を中心に機体内外位置の重量バランスを最適にす
ることが出来たのである。 また、作業機Aへの駆動はベ
ルトを介して動力伝達しているので、バーチカルエンジ
ンEに対して作業機Aを上下に位置調整することが可能
となり、作業機Aの昇降ストロークを大きく取ることが
可能となったのである。 また、作業機Aの上下調整にお
いては、作業機AのみをバーチカルエンジンEに対して
上下に調整できるので、従来技術の如く、バーチカルエ
ンジンと作業機を一体化して、車軸の位置を上下に調整
する必要がなくなったのである。
【図1】車軸駆動装置と作業機Aを搭載した作業車の側
面図である。
面図である。
【図2】車軸駆動装置の平面図である。
【図3】車軸ケース1の半割上部ケース1aを取り外し
た状態の平面図である。
た状態の平面図である。
【図4】車軸駆動装置の車軸10L・10Rの軸線上に
於ける後面断面図である。
於ける後面断面図である。
【図5】同じく車軸駆動装置のモータ軸4の軸線上に於
ける後面断面図である。
ける後面断面図である。
【図6】ポンプ軸3の軸線上における側面断面図であ
る。
る。
【図7】閉回路短絡レバーの軸線上に於ける側面断面図
である。
である。
【図8】差動装置Dの分解斜視図である。
【図9】リザーバタンク29への連結パイプ30の連結
部を示す側面断面図である。
部を示す側面断面図である。
【図10】同じく連結パイプ30の連結部の他の実施例
を示す側面断面図である。
を示す側面断面図である。
【図11】連結パイプ30の従来の連結部を示す側面断
面図である。
面図である。
【図12】ブレーキアクチュエータ19の斜視図であ
る。
る。
A 作業機 E バーチカルエンジン H 油圧式変速装置 D 差動装置 1 車軸ケース 2 センタセクション 3 ポンプ軸 4 モータ軸 6 オイルフィルター 10L・10R 車軸 29 リザーバタンク 30 連結パイプ 31 入力プーリー 41 出力回転軸
Claims (2)
- 【請求項1】 車軸10に対して機体前後一方側に作業
機Aを配置し、他方側に前記車軸10を支持し且つ内部
に油圧式変速装置Hを配置した車軸ケース1を配置する
と共に、前記車軸10と作業機Aとの間の上方にバーチ
カルエンジンEを配置して、該バーチカルエンジンEの
出力回転軸41から出力される動力を相反する方向へそ
れぞれ延びるベルト48・49を介して前記油圧式変速
装置Hおよび作業機Aへ入力するように構成したことを
特徴とする作業車の車軸駆動装置。 - 【請求項2】 車軸10に対して機体内方側に作業機A
を配置し、外方側に前記車軸10を支持し且つ内部に油
圧式変速装置Hを配置した車軸ケース1を配置すると共
に、前記車軸10と作業機Aとの間の上方にバーチカル
エンジンEを配置して、該バーチカルエンジンEの出力
回転軸41から出力される動力をそれぞれ、機体外方側
へ延びるベルト48を介して前記油圧式変速装置Hへ入
力し、機体内方側へ延びるベルト49を介して作業機A
へ入力するように構成したことを特徴とする作業車の車
軸駆動装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3239835A JP2996317B2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 作業車の車軸駆動装置 |
US07/946,579 US5317936A (en) | 1991-09-19 | 1992-09-18 | Power transmission structure of a working car |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3239835A JP2996317B2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 作業車の車軸駆動装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15866399A Division JP3215386B2 (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | 乗用式作業車の車軸駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0577649A JPH0577649A (ja) | 1993-03-30 |
JP2996317B2 true JP2996317B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=17050570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3239835A Expired - Fee Related JP2996317B2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 作業車の車軸駆動装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5317936A (ja) |
JP (1) | JP2996317B2 (ja) |
Families Citing this family (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5330394A (en) * | 1991-07-09 | 1994-07-19 | Hydro-Gear Limited Partnership | Rider transaxle having improved hydrostatic transmission |
US6941753B1 (en) * | 1991-07-09 | 2005-09-13 | Hydro-Gear Limited Partnership | Hydrostatic transmission |
US5440951A (en) * | 1993-07-30 | 1995-08-15 | Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. | Axle driving system |
US5819535A (en) | 1995-02-24 | 1998-10-13 | Hydro-Gear Limited Partnership | Charge pump and auxiliary pump for hydrostatic transmissions and integrated hydrostatic transaxles |
US5555727A (en) * | 1995-02-24 | 1996-09-17 | Hydro-Gear | Auxiliary pumps for axle driving apparatus including hydrostatic transmission |
US5628189A (en) * | 1995-02-24 | 1997-05-13 | Hydro-Gear Limited Partnership | Charge pump for axle driving apparatus including hydrostatic transmission |
US6993906B1 (en) | 1995-02-24 | 2006-02-07 | Hydro-Gear Limited Partnership | Hydraulic drive apparatus |
US6390227B1 (en) | 1995-03-30 | 2002-05-21 | Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. | Axle driving unit for a lawn tractor |
US5873224A (en) * | 1995-09-07 | 1999-02-23 | Kubota Corporation | Power transmitting structure for a self-propelling vehicle having a working implement |
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US5697264A (en) * | 1995-10-30 | 1997-12-16 | Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. | Power input unit of an axle driving system |
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US6122996A (en) | 1998-11-20 | 2000-09-26 | Hydro-Gear Limited Partnership | Hydrostatic transmission |
US6449949B1 (en) * | 1997-03-12 | 2002-09-17 | Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. | Axle driving system |
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JP2000108699A (ja) * | 1998-10-08 | 2000-04-18 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | 車軸駆動装置 |
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US6575868B1 (en) | 2000-04-14 | 2003-06-10 | Hydro-Gear Limited Partnership | Transaxle with differential lock mechanism |
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US8635867B2 (en) * | 2004-07-15 | 2014-01-28 | Parker-Hannifin Corporation | Hydrostatic transmission |
JP2006315655A (ja) | 2005-04-12 | 2006-11-24 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | 油圧駆動式作業車両及び車軸駆動装置 |
US20080120974A1 (en) * | 2006-11-24 | 2008-05-29 | Parker-Hannifin Corporation | Integrated hydrostatic transmission for left and right wheel drive |
US20070137918A1 (en) * | 2005-11-23 | 2007-06-21 | Xingen Dong | Mounting of hydrostatic transmission for riding lawn mower |
US8857171B2 (en) * | 2010-02-11 | 2014-10-14 | Parker-Hannifin Corporation | Integrated hydrostatic transmission |
CN104802638B (zh) * | 2015-02-02 | 2017-02-22 | 星光农机股份有限公司 | 一种动力系统及采用其的旋耕机 |
Family Cites Families (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS569921U (ja) * | 1979-07-02 | 1981-01-28 | ||
US4498349A (en) * | 1982-09-13 | 1985-02-12 | Iseki & Co., Ltd. | Front power take-off for tractors |
US4658662A (en) * | 1984-04-16 | 1987-04-21 | Rundle Kenneth P | Transmission and PTO system for tractors and utility cycles |
US4882940A (en) * | 1985-06-12 | 1989-11-28 | Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co. Ltd. | Power transmission mechanism for tractor |
SE454127B (sv) * | 1985-08-08 | 1988-04-11 | Husqvarna Ab | Akbar gresklippare |
US4727759A (en) * | 1985-08-27 | 1988-03-01 | Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co. Ltd. | Power transmission mechanism for a tractor |
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JPH0519225Y2 (ja) * | 1987-11-21 | 1993-05-20 | ||
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-
1991
- 1991-09-19 JP JP3239835A patent/JP2996317B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-09-18 US US07/946,579 patent/US5317936A/en not_active Expired - Lifetime
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US5317936A (en) | 1994-06-07 |
JPH0577649A (ja) | 1993-03-30 |
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