JPH05187513A - 変速装置 - Google Patents
変速装置Info
- Publication number
- JPH05187513A JPH05187513A JP446092A JP446092A JPH05187513A JP H05187513 A JPH05187513 A JP H05187513A JP 446092 A JP446092 A JP 446092A JP 446092 A JP446092 A JP 446092A JP H05187513 A JPH05187513 A JP H05187513A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission
- main shaft
- unit
- speed change
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Friction Gearing (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 入力軸である主軸１の周囲に配置される公転
及び自転する複数のテーパコーン２亘って軸心方向にシ
フト可能な変速部材３を外接し、その出力を取出す筒軸
５を、主軸１に回転自在に外嵌して構成されるＣＶＴ部
Ａと、主軸１に噛合連動する伝動軸１２に、筒軸５に噛
合連動する変速回転体１３を回転自在に外嵌し、変速回
転体１３の回転を正逆させる正逆転切換機構１４を伝動
ケース１５内に備え、かつ、伝動軸１２を伝動ケース１
５外に延出してＰＴＯ軸１２Ａとしてある伝動装置部Ｂ
とを着脱可能にボルト連結して成る変速装置。 【効果】 相対着脱自在なＣＶＴ部と伝動装置部とで変
速装置を構成することにより、ＣＶＴ部を汎用装置とし
て利用できる汎用性に優れ、かつ、駆動型装置用の動力
取出し軸も備えた便利な変速装置を提供できた。
及び自転する複数のテーパコーン２亘って軸心方向にシ
フト可能な変速部材３を外接し、その出力を取出す筒軸
５を、主軸１に回転自在に外嵌して構成されるＣＶＴ部
Ａと、主軸１に噛合連動する伝動軸１２に、筒軸５に噛
合連動する変速回転体１３を回転自在に外嵌し、変速回
転体１３の回転を正逆させる正逆転切換機構１４を伝動
ケース１５内に備え、かつ、伝動軸１２を伝動ケース１
５外に延出してＰＴＯ軸１２Ａとしてある伝動装置部Ｂ
とを着脱可能にボルト連結して成る変速装置。 【効果】 相対着脱自在なＣＶＴ部と伝動装置部とで変
速装置を構成することにより、ＣＶＴ部を汎用装置とし
て利用できる汎用性に優れ、かつ、駆動型装置用の動力
取出し軸も備えた便利な変速装置を提供できた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、摩擦式無段変速装置
〔Ｃｏｎｔｉｎｕｏｕｓ ＶａｒｉａｂｌｅＴｒａｎｓ
ｍｉｓｓｉｎ（以下、ＣＶＴと略称する）〕を備えた変
速装置に係り、詳しくは、各種の作業機や農機の変速装
置として利用し易いように構成されたものに関する。
〔Ｃｏｎｔｉｎｕｏｕｓ ＶａｒｉａｂｌｅＴｒａｎｓ
ｍｉｓｓｉｎ（以下、ＣＶＴと略称する）〕を備えた変
速装置に係り、詳しくは、各種の作業機や農機の変速装
置として利用し易いように構成されたものに関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の変速装置としては、特開平３−
１７７６４９号公報に示されたバインダーの変速装置の
ように、ミッションケース中に減速機構やＣＶＴや正逆
転切換機構等を内装した一体型のものが知られている。
１７７６４９号公報に示されたバインダーの変速装置の
ように、ミッションケース中に減速機構やＣＶＴや正逆
転切換機構等を内装した一体型のものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ＣＶＴは比較的コンパ
クトで廉価に無段の変速動力を取出すことができる装置
として、近年、その利用計画が増えつつある。上記のも
のでは変速装置全体としての大きさを比較的コンパクト
にできる利点を備えてはいるが、バインダー用に作られ
ているために小型の乗用型芝刈機等の他の機種にそのま
ま適用させることが困難であり、別途、ＣＶＴ付きのミ
ッションを作成することになる。しかしながら、原動機
の出力が同じ位である場合では伝達トルクの点からＣＶ
Ｔ自体は共通に使用することが可能であるから、機種毎
にＣＶＴを一体にミッションに組み込み設定することが
不合理であって汎用性に劣るように見受けられ、改善の
余地があるように思える。本発明の目的は、ＣＶＴを備
えた変速装置の構造を工夫することによって汎用性を持
たせる点にある。
クトで廉価に無段の変速動力を取出すことができる装置
として、近年、その利用計画が増えつつある。上記のも
のでは変速装置全体としての大きさを比較的コンパクト
にできる利点を備えてはいるが、バインダー用に作られ
ているために小型の乗用型芝刈機等の他の機種にそのま
ま適用させることが困難であり、別途、ＣＶＴ付きのミ
ッションを作成することになる。しかしながら、原動機
の出力が同じ位である場合では伝達トルクの点からＣＶ
Ｔ自体は共通に使用することが可能であるから、機種毎
にＣＶＴを一体にミッションに組み込み設定することが
不合理であって汎用性に劣るように見受けられ、改善の
余地があるように思える。本発明の目的は、ＣＶＴを備
えた変速装置の構造を工夫することによって汎用性を持
たせる点にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、動力が入力される主軸の周囲に、該主軸の軸
心を中心として公転駆動される複数の回転体を配置し、
これら回転体に亘って軸心方向にシフト可能な変速部材
を接触して摩擦式無段変速部を設けるとともに、この変
速部の出力を取出す出力回転体を、主軸に相対回転自在
に外嵌する筒軸に構成してあるＣＶＴ部（摩擦式無段変
速装置部）と、主軸に連動連結可能な伝動軸に、出力回
転体に連動連結可能な変速回転体を相対回転自在に外嵌
し、変速回転体の回転を正及び逆転自在に取出す正逆転
切換機構を伝動ケース内に備え、かつ、伝動軸を伝動ケ
ース外に延出してある伝動装置部とを着脱可能に連結し
て変速装置を構成してあることを特徴とする。
本発明は、動力が入力される主軸の周囲に、該主軸の軸
心を中心として公転駆動される複数の回転体を配置し、
これら回転体に亘って軸心方向にシフト可能な変速部材
を接触して摩擦式無段変速部を設けるとともに、この変
速部の出力を取出す出力回転体を、主軸に相対回転自在
に外嵌する筒軸に構成してあるＣＶＴ部（摩擦式無段変
速装置部）と、主軸に連動連結可能な伝動軸に、出力回
転体に連動連結可能な変速回転体を相対回転自在に外嵌
し、変速回転体の回転を正及び逆転自在に取出す正逆転
切換機構を伝動ケース内に備え、かつ、伝動軸を伝動ケ
ース外に延出してある伝動装置部とを着脱可能に連結し
て変速装置を構成してあることを特徴とする。
【０００５】
【作用】上記の特徴構成は、変速装置をＣＶＴ部とその
他の部、すなわち伝動装置部とに分割する考えである。
この分割式の変速装置によれば、ＣＶＴ部を単独で取り
扱うことが可能になるから、ＣＶＴを用いる他の機種に
は、伝動装置部を切り離した状態のＣＶＴ部と他の伝動
装置部との組み合わせによる他の機種用の変速装置を構
成することが可能になる。また、この変速装置では伝動
装置部の伝動軸がケース外に延出してあるので、例え
ば、芝刈機におけるスウィーパの駆動軸に使うといった
具合に、外部動力の取出し軸として有効に利用できるよ
うになる。
他の部、すなわち伝動装置部とに分割する考えである。
この分割式の変速装置によれば、ＣＶＴ部を単独で取り
扱うことが可能になるから、ＣＶＴを用いる他の機種に
は、伝動装置部を切り離した状態のＣＶＴ部と他の伝動
装置部との組み合わせによる他の機種用の変速装置を構
成することが可能になる。また、この変速装置では伝動
装置部の伝動軸がケース外に延出してあるので、例え
ば、芝刈機におけるスウィーパの駆動軸に使うといった
具合に、外部動力の取出し軸として有効に利用できるよ
うになる。
【０００６】
【発明の効果】従って、相対着脱自在なＣＶＴ部と伝動
装置部とで変速装置を構成する工夫によってＣＶＴ部を
複数の異なる変速装置として利用できるので、汎用性に
優れ、かつ、駆動型装置用の動力取出し軸も備えた便利
な変速装置を提供できた。
装置部とで変速装置を構成する工夫によってＣＶＴ部を
複数の異なる変速装置として利用できるので、汎用性に
優れ、かつ、駆動型装置用の動力取出し軸も備えた便利
な変速装置を提供できた。
【０００７】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図１、図２にＣＶＴ部Ａと伝動装置部Ｂとで成
る変速装置が示されている。ＣＶＴ部Ａは、動力が入力
される主軸１の周囲に、該主軸１の軸心Ｐを中心として
公転駆動される複数のテーパコーン２（回転体に相当）
を配置し、これらテーパコーン２に亘って軸心方向にシ
フト可能なリング状の変速部材３を外接して摩擦式無段
変速部４を設けるとともに、この変速部４の出力を取出
す出力回転体５を、主軸１に相対回転自在に外嵌する筒
軸として設けることによって構成されている。尚、６
は、外側支持板６Ａと内側支持板６Ｂと支持ピン６Ｃと
で成るキャリヤ、７は支持回転体、８は押圧板であり、
この押圧板８と出力回転体５とボール９とでテーパコー
ン２に作用する押圧機構１０が構成されるとともに、１
１は押圧機構１０での初期圧設定用のバネである。伝動
装置部Ｂは、主軸１の右端に連動連結可能な伝動軸１２
に、出力回転体５に連動連結可能な筒状の変速回転体１
３を相対回転自在に外嵌し、変速回転体１３の回転を正
転及び逆転自在に取出す正逆転切換機構１４を伝動ケー
ス１５内に備えて構成され、伝動軸１２の右端部は伝動
ケース１５外に延出して動力取出し軸１２Ａとしてあ
る。変速回転体１３には駆動スプロケット１３ａと駆動
ギヤ１３ｂとが一体に備えてあり、変速軸１６に遊外嵌
される受動スプロケット１７、受動ギヤ１８及び変速軸
１６に一体回転状に外嵌されるシフト回転体１９とチェ
ン２０とで正逆転切換機構１４が構成されている。そし
て、変速軸１６の動力を減速機構２１を介して取出すよ
うにしてある。尚、２５は、さらに他の装置（洗車ポン
プ等）の駆動用として設けられた臨時ギヤであり、その
部分の伝動ケース１５を部分的に着脱式にしておくと便
利である。
明する。図１、図２にＣＶＴ部Ａと伝動装置部Ｂとで成
る変速装置が示されている。ＣＶＴ部Ａは、動力が入力
される主軸１の周囲に、該主軸１の軸心Ｐを中心として
公転駆動される複数のテーパコーン２（回転体に相当）
を配置し、これらテーパコーン２に亘って軸心方向にシ
フト可能なリング状の変速部材３を外接して摩擦式無段
変速部４を設けるとともに、この変速部４の出力を取出
す出力回転体５を、主軸１に相対回転自在に外嵌する筒
軸として設けることによって構成されている。尚、６
は、外側支持板６Ａと内側支持板６Ｂと支持ピン６Ｃと
で成るキャリヤ、７は支持回転体、８は押圧板であり、
この押圧板８と出力回転体５とボール９とでテーパコー
ン２に作用する押圧機構１０が構成されるとともに、１
１は押圧機構１０での初期圧設定用のバネである。伝動
装置部Ｂは、主軸１の右端に連動連結可能な伝動軸１２
に、出力回転体５に連動連結可能な筒状の変速回転体１
３を相対回転自在に外嵌し、変速回転体１３の回転を正
転及び逆転自在に取出す正逆転切換機構１４を伝動ケー
ス１５内に備えて構成され、伝動軸１２の右端部は伝動
ケース１５外に延出して動力取出し軸１２Ａとしてあ
る。変速回転体１３には駆動スプロケット１３ａと駆動
ギヤ１３ｂとが一体に備えてあり、変速軸１６に遊外嵌
される受動スプロケット１７、受動ギヤ１８及び変速軸
１６に一体回転状に外嵌されるシフト回転体１９とチェ
ン２０とで正逆転切換機構１４が構成されている。そし
て、変速軸１６の動力を減速機構２１を介して取出すよ
うにしてある。尚、２５は、さらに他の装置（洗車ポン
プ等）の駆動用として設けられた臨時ギヤであり、その
部分の伝動ケース１５を部分的に着脱式にしておくと便
利である。
【０００８】主軸１と伝動軸１２とはカップリング２２
を介して、かつ、出力回転体５と変速回転体１３とはそ
れらの軸端部に形成された爪部分５Ａ，１３Ａとによる
爪クラッチ部２３によって夫々軸方向への移動によって
係脱されるようにしてあるとともに、ＣＶＴ部Ａのケー
シング２４と伝動ケース１５とを出力回転体５部位にお
いて左右に分割可能にボルト連結してある。つまり、こ
の変速装置では、連結ボルト２６を外して軸心Ｐ方向に
移動させればＣＶＴ部Ａと伝動装置部Ｂとを分離するこ
とができる。従って、これらを単品で使用したりあるい
はＣＶＴ部Ａを他の伝動装置部と結合して使用するとい
った使い方が可能になり、汎用性に富む変速装置として
各種の作業車や農機に用いることができるようになる。
を介して、かつ、出力回転体５と変速回転体１３とはそ
れらの軸端部に形成された爪部分５Ａ，１３Ａとによる
爪クラッチ部２３によって夫々軸方向への移動によって
係脱されるようにしてあるとともに、ＣＶＴ部Ａのケー
シング２４と伝動ケース１５とを出力回転体５部位にお
いて左右に分割可能にボルト連結してある。つまり、こ
の変速装置では、連結ボルト２６を外して軸心Ｐ方向に
移動させればＣＶＴ部Ａと伝動装置部Ｂとを分離するこ
とができる。従って、これらを単品で使用したりあるい
はＣＶＴ部Ａを他の伝動装置部と結合して使用するとい
った使い方が可能になり、汎用性に富む変速装置として
各種の作業車や農機に用いることができるようになる。
【０００９】ところで、図３に示すように、出力回転体
５と変速回転体１３とをスプライン外嵌されたシフター
２７を介して連動連結させるようにしても良く、この手
段ではシフター２７操作による断続クラッチとして機能
させることができる。
５と変速回転体１３とをスプライン外嵌されたシフター
２７を介して連動連結させるようにしても良く、この手
段ではシフター２７操作による断続クラッチとして機能
させることができる。
【００１０】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】変速装置の構造を示す断面図
【図２】図１に続く伝動装置部の断面図
【図３】ＣＶＴ部と伝動装置部との連結構造を示す断面
図
図
１ 主軸 ２ 回転体 ３ 変速部材 ４ 変速部 ５ 出力回転体 １２ 伝動軸 １３ 変速回転体 １４ 正逆転切換機構 １５ 伝動ケース Ａ 摩擦式無段変速装置部 Ｂ 伝動装置部
Claims (1)
- 【請求項１】 動力が入力される主軸（１）の周囲に、
該主軸（１）の軸心を中心として公転駆動される複数の
回転体（２）を配置し、これら回転体（２）に亘って軸
心方向にシフト可能な変速部材（３）を接触して摩擦式
無段変速部（４）を設けるとともに、この変速部（４）
の出力を取出す出力回転体（５）を、前記主軸（１）に
相対回転自在に外嵌する筒軸に構成してある摩擦式無段
変速装置部（Ａ）と、前記主軸（１）に連動連結可能な
伝動軸（１２）に、前記出力回転体（５）に連動連結可
能な変速回転体（１３）を相対回転自在に外嵌し、該変
速回転体（１３）の回転を正及び逆転自在に取出す正逆
転切換機構（１４）を伝動ケース（１５）内に備え、か
つ、前記伝動軸（１２）を前記伝動ケース（１５）外に
延出してある伝動装置部（Ｂ）とを着脱可能に連結して
成る変速装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP446092A JPH05187513A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP446092A JPH05187513A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 変速装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05187513A true JPH05187513A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=11584755
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP446092A Pending JPH05187513A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 変速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05187513A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103244614A (zh) * | 2013-05-21 | 2013-08-14 | 通海大禹轴承有限公司 | 双动力输出轴的小型旋耕机变速器 |
| CN103953717A (zh) * | 2014-04-15 | 2014-07-30 | 陈菊芳 | 汽车倒挡变速齿轮 |
| CN104896031A (zh) * | 2015-05-08 | 2015-09-09 | 徐闻县植悦农业机耕专业合作社 | 一种用于农作物粉碎还田机变向变速装置 |
| WO2018043064A1 (ja) | 2016-08-31 | 2018-03-08 | カーツ株式会社 | 芝刈機用トランスミッション |
-
1992
- 1992-01-14 JP JP446092A patent/JPH05187513A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103244614A (zh) * | 2013-05-21 | 2013-08-14 | 通海大禹轴承有限公司 | 双动力输出轴的小型旋耕机变速器 |
| CN103244614B (zh) * | 2013-05-21 | 2015-11-18 | 通海大禹轴承有限公司 | 双动力输出轴的小型旋耕机变速器 |
| CN103953717A (zh) * | 2014-04-15 | 2014-07-30 | 陈菊芳 | 汽车倒挡变速齿轮 |
| CN104896031A (zh) * | 2015-05-08 | 2015-09-09 | 徐闻县植悦农业机耕专业合作社 | 一种用于农作物粉碎还田机变向变速装置 |
| WO2018043064A1 (ja) | 2016-08-31 | 2018-03-08 | カーツ株式会社 | 芝刈機用トランスミッション |
| US11172610B2 (en) | 2016-08-31 | 2021-11-16 | Kaaz Corporation | Transmission for lawn mower |
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