JPH05186897A - 表面処理用被処理材のラッキング方法及びその装置 - Google Patents

表面処理用被処理材のラッキング方法及びその装置

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JPH05186897A
JPH05186897A JP20184192A JP20184192A JPH05186897A JP H05186897 A JPH05186897 A JP H05186897A JP 20184192 A JP20184192 A JP 20184192A JP 20184192 A JP20184192 A JP 20184192A JP H05186897 A JPH05186897 A JP H05186897A
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Application number
JP20184192A
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English (en)
Inventor
Hideya Kumakura
秀哉 熊倉
Osamu Yoshida
修 吉田
Haruo Anazawa
玄雄 穴沢
Takefumi Sasajima
兵文 笹島
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ARUMETSUKUSU KK
Almex Inc
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
ARUMETSUKUSU KK
Almex Inc
Nippon Light Metal Co Ltd
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】被処理材の供給から吊持手段への吊付までの作
業を自動的に行い、被処理材の種類に関係なく確実に被
処理材を吊持手段に吊持させる。 【構成】被処理材1の搬送途中に被処理材1の本数検出
手段2を配設する。所定数の被処理材1を第1の間隔保
持手段3により所定間隔に整列保持する。第1の間隔保
持手段3により整列保持された1組の被処理材1と接合
部材4とを固定保持手段5により固定保持してレーザー
溶接装置6によって固着する。レーザー溶接により一体
化された複数組の被処理材1を第2の間隔保持手段7に
よって所定間隔に整列保持する。第2の間隔保持手段7
から搬送される複数組の被処理材1を、搬送・吊付手段
9によって同時に吊持手段側へ搬送して接合部材4を電
解枠8に吊持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は表面処理用被処理材の
ラッキング方法及びその装置に関するもので、更に詳細
には、被処理材例えばアルミニウム製押出形材等の長尺
材を吊り下げて、水洗工程や電解工程等の一連の表面処
理工程へ順次搬送する吊持手段に被処理材を取付けるよ
うにした表面処理用被処理材のラッキング方法及びその
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、被処理材例えばアルミニウム製
押出形材を表面処理する場合、被処理材を脱脂槽、水洗
槽及び電解槽等の一連の表面処理槽に浸漬して陽極酸化
皮膜や着色皮膜を生成するいわゆる縦吊式表面処理方法
が使用されている(特公昭58−46560号公報参
照)。この表面処理において、従来では、パレットから
被処理材を取出してコンベア等の搬送手段に供給し、そ
して、所定の間隔に被処理材を整列させて吊持手段側へ
搬送して、吊持手段である電解枠に複数本の被処理材を
吊持させた後、転倒手段を起立して電解枠を上方に位置
して、表面処理工程へ搬送していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の方法では、搬送途中における被処理材の間隔を
あけるためのピッチ出しや整列保持に作業者が関与しな
ければならず、被処理材の供給からラッキングまでの全
ての作業を自動的に行うことができなかった。そのた
め、被処理材のラッキング工程において多くの時間及び
労力を要するという問題があった。また、従来のこの種
の方法においては、吊付治具をもって被処理材を1本ず
つ電解枠に吊持させる方法であるため、異なる種類の被
処理材を同時に電解枠に吊持する場合、吊付ピッチが固
定であるため吊付治具の保持力にバラツキが生じて被処
理材を確実に吊持できないという問題があった。また、
吊付ピッチが吊付治具のピッチに固定されてしまうとい
う問題もあった。
【0004】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、被処理材の供給から電解枠への吊付までの作業を全
て自動的に行えるようにし、かつ被処理材の種類に関係
なく確実に被処理材を吊持手段に吊持させるようにした
表面処理用被処理材のラッキング方法及びその装置を提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の第1の表面処理用被処理材のラッキング
方法は、被処理材を吊持手段にて吊り下げて所定の表面
処理工程へ順次搬送するに当って、被処理材供給側から
上記吊持手段側へ順次搬送される被処理材の本数を搬送
中に検出して、所定数の上記被処理材を1組として接合
部材に一体化し、一体化された複数組の被処理材を上記
吊持手段側に搬送し、上記接合部材を介して上記被処理
材を上記吊持手段に吊持させるようにしたことを特徴と
するものである。
【0006】また、この発明の第2の表面処理用被処理
材のラッキング装置は、被処理材を吊持手段にて吊り下
げて所定の表面処理工程へ順次搬送する表面処理用被処
理材のラッキング装置を前提とし、上記被処理材の搬送
途中に配設される被処理材の本数検出手段と、所定数の
被処理材を所定間隔に整列保持する第1の間隔保持手段
と、この第1の間隔保持手段により整列保持された1組
の被処理材と接合部材とを固定保持手段により固定保持
して接合部材に固着する接合手段と、この接合手段によ
り一体化された複数組の被処理材を所定間隔に整列保持
する第2の間隔保持手段と、この第2の間隔保持手段か
ら搬送される複数組の被処理材を同時に吊持手段側へ搬
送すると共に、上記接合部材を吊持手段に吊持させる搬
送・吊付手段とを具備するものである。
【0007】この発明において、上記接合手段は整列保
持された1組の被処理材を接合部材に固着するものであ
れば、ミグ(MIG)溶接やティグ(TIG)溶接等の
イナートガスを用いる溶接であってもよいが、好ましく
はレーザービームを照射して行うレーザー溶接である方
がよい。この場合、接合部材は少なくとも被処理材の一
端に溶接されればよいが、被処理材が細くかつ狭い間隔
のものにおいては他端部にも接合部材を溶接する方がよ
い。
【0008】また、上記固定保持手段は接合部材を水平
状態に固定保持するものであれば、その構造は任意のも
のでよいが、好ましくは固定保持手段は、接合部材の上
面を押圧して接合部材を水平に保持すると共に、その一
側面に被処理材の端部当接基準面を有する押圧・基準体
と、上記押圧・基準体の近接位置において上記被処理材
の上面を押圧保持するクランプ装置とを具備するもので
ある方がよい。
【0009】また、上記本数検出手段は搬送される被処
理材の本数を検出するものであれば任意のものでよく、
例えば発光素子と受光素子とからなる光センサ等を使用
して被処理材の本数を検出することができる。この場
合、被処理材の間隔をあけることにより本数の検出が正
確となるので、例えば搬送手段中に被処理材の搬送速度
を増速させた後減速させるようにする方が好ましい。
【0010】また、搬送・吊付手段は複数組の被処理材
を同時に吊持手段側へ搬送させると共に、接合部材を吊
持手段に吊持させるものであれば、その構造は任意のも
のでよく、例えば第2の間隔保持手段から搬送される複
数組の被処理材を受け取る送りコンベアと、この送りコ
ンベアの受面に対して出没可能でかつ送りコンベアと直
交する方向に駆動する直交送りコンベアとで構成するこ
とができる。
【0011】
【作用】上記のように構成することにより、搬送手段に
搬送された複数の被処理材は順次搬送される際に本数検
出手段により本数が検出され、第1の間隔保持手段にて
一定の間隔に整列される。次に、第1の間隔保持手段で
整列保持された状態で接合手段に搬送された1組の被処
理材の端部が接合手段に供給された接合部材に固着され
て一体化された後、第2の間隔保持手段に搬送されて複
数組の被処理材が整列保持される。そして、第2の間隔
保持手段で整列保持された複数組の被処理材は搬送・吊
付手段により吊持手段側へ搬送されると共に、接合部材
を介して吊持手段に吊持される。
【0012】
【実施例】以下にこの発明の実施例について詳細に説明
する。ここでは、例えばアルミニウム製押出形材等の被
処理材の表面処理におけるラッキング方法及びその装置
について説明する。
【0013】図1はこの発明の被処理材のラッキング方
法の作業手順のフローチャート、図2はこの発明のラッ
キング装置の概略平面図、図3はその概略側面図が示さ
れている。
【0014】この発明のラッキング装置は、例えばアル
ミニウム製押出形材等の被処理材1の搬送途中に配設さ
れる被処理材1の本数検出手段2と、所定数の被処理材
1を所定間隔に整列保持する第1の間隔保持手段3と、
この第1の間隔保持手段3により整列保持された1組の
被処理材1と接合部材4とを固定保持手段5により固定
保持して固着する接合手段6と、この接合手段6により
一体化された複数組の被処理材1を所定間隔に整列保持
する第2の間隔保持手段7と、この第2の間隔保持手段
7から転倒台送りコンベア36により搬送される複数組
の被処理材1を、吊持手段である電解枠8側へ搬送する
と共に、接合部材4を電解枠8に吊持させる搬送・吊付
手段9とを具備してなる。
【0015】この場合、本数検出手段2は、被処理材1
の横送り用の搬送コンベア10に連接する増速コンベア
11とこの増速コンベア11に連接する減速コンベア1
2との間に配設された図示しない発光素子と受光素子か
らなる光センサ等にて形成されている。ここで増速コン
ベア11と減速コンベア12を配設した理由は互いに接
触した状態で搬送される複数の被処理材1の横送りの途
中で徐々に速度をあげることによって被処理材1同士の
間隔を広げて本数の検出を正確かつ容易にするためであ
る。
【0016】なお、本数検出手段2にて検出された情報
は予め所定の情報(例えばロット番号、被処理材の表面
積、長さ、重量等のデータ)が記憶されている制御部具
体的には中央演算処理装置13(CPU)に送られ、記
憶された情報と比較演算処理された後、その情報がCP
U13から以後の処理工程へ送られるようになってい
る。
【0017】第1の間隔保持手段3は、減速コンベア1
2に連接する待機コンベア14と、この待機コンベア1
4に連接する幅出しコンベア15とで構成されている。
このように構成される第1の間隔保持手段3において、
減速コンベア12から搬送すなわち横送りされた被処理
材1は待機コンベア14にて一旦、被処理材1の本数に
従い間隔を適当に割り振って並列された後、幅出しコン
ベア15によって接合部材4の幅より若干小さい長さ
(具体的には接合部材4の幅より10〜20mm小さい
幅)までピッチ出しされて整列される。この時の間隔は
全てCPU13からの情報に基く。
【0018】接合手段6は、図4ないし図6に示すよう
に、第1の間隔保持手段3から移載コンベア16によっ
て搬送された1組の被処理材1を保持する縦送り用の接
合コンベア17の一端側に設置される上端部接合装置1
8と、接合コンベア17の他端側に設置される下端部接
合装置19とにそれぞれ具備されるレーザー溶接装置に
て形成されている。このレーザー溶接装置6は、上端部
接合装置について説明すると、被処理材1を載置する被
処理材載置台20に連接するレーザービーム透過用の開
口21aを有する接合部材受け21の下方に走査可能に
配設されるレーザー溶接ノズル6aと、このレーザー溶
接ノズル6aにレーザービームを供給するレーザー発振
器6bとで構成されている。
【0019】また、上端部接合装置18には接合部材4
及び被処理材1を固定保持する固定保持手段5が設けら
れている。この固定保持手段5は、図示しない供給装置
から接合部材受け21上に供給される接合部材4の上面
を押圧して接合部材4を水平に保持すると共に、その一
側面に被処理材1の端部当接基準面22aを有する押圧
・基準体22と、この押圧・基準体22の近接位置にお
いて被処理材載置台20と共働して被処理材1の上面を
押圧保持するクランプ装置23とで主要部が構成されて
いる。この場合、クランプ装置23は、図5及び図6に
示すように、支柱24によって水平状態に設置された架
台25の中央部に設置されたクランプシリンダ26と、
架台25に設けられた貫通孔(図示せず)を貫通するク
ランプシリンダ26のプランジャ26aの先端すなわち
下端に枢支ピン27をもって枢着される垂直方向に移動
可能な可動板28と、この可動板28に設けられた貫通
孔(図示せず)内を摺動可能に貫通する複数のガイドシ
ャフト29と各ガイドシャフト29に巻装される緩衝コ
イルばね30を介して水平に保持される押圧板31とで
構成されている。なおこの場合、押圧板31の下面すな
わち押圧面には例えば合成ゴム製のクッション部材32
が貼着されている。なお、図5及び図6において、符号
29aはガイドシャフト29の抜け出しを防止するため
のストッパであり、符号33は可動板の上面に突設され
て架台25に設けられた貫通孔(図示せず)を摺動可能
に貫通する上部ガイドシャフトである。
【0020】上記のように構成される上端部接合装置1
8において、図示しない供給装置から接合部材4が接合
部材受け21上に供給された後、押圧・基準体22が接
合部材4上に移動してきて接合部材4が押圧保持され
る。次に、接合コンベア17から1組の被処理材1が縦
送りされると、被処理材1の上端部が押圧・基準体22
の端部当接基準面22aに当接して端部が揃えられる。
そして、クランプシリンダ26が駆動してプランジャ2
6aが下降し、押圧板31がクッション部材32を介し
て被処理材1の上面を押圧して被処理材1を固定保持し
た後、接合部材受け21の下方に位置するレーザー溶接
ノズル6aが接合部材4の長手方向(図5における矢印
方向)に走査しつつレーザービームを照射して接合部材
4と被処理材1とを固着することができる。この際、被
処理材1の重量が重いものなどはレーザー溶接ノズル6
aが複数走査して例えば2条あるいは3条等のパターン
の溶接を行う。このレーザー溶接ノズル6aの走査速度
は一定でサイクルタイムは溶接のパターンで決まる。な
お、このレーザー溶接ノズル6aの走査はCPU13か
らの指示により行われる。
【0021】なお、下端部接合装置19は上端部接合装
置18における接合部材4に対してロール状に巻回され
たアルミニウム製帯板にて形成される接合部材である接
合用リボン(図示せず)を供給して被処理材1の端部と
接合用リボンとをレーザー溶接にて固着する以外は上端
部接合装置18と同じ構造であるので、同一部分には同
一符号を付して、ここでは説明を省略する。この下端部
接合装置19は、被処理材1が細かい部材であってかつ
被処理材1間の間隔が狭い場合において、被処理材同士
が互いに接触するのを防止する場合に使用される。した
がって、細くかつ間隔の狭い被処理材1は、図7に示す
ように、上端部が接合部材4に固着され、下端部が接合
用リボン34にて固着されて一定の間隔が保持される。
【0022】ところで、本願に示された図2〜図4にお
いては、上端部接合装置18及び下端部接合装置19は
互いに相対面して同一軸上位置に設置され、その間に位
置する縦送り用の接合コンベア17によって、一組の被
処理材1が上端部接合装置18に縦送りされ接合部材と
接合された後、必要に応じて下端部接合装置19に縦送
りされ接合用リボン34と接合される、という装置配置
及び接合方法になっているが、本願は、この装置配置と
接合方法に限らない。例えば、図2に示される様な縦送
り用の接合コンベア17と移載機35とからなる一組の
コンベアを上端部接合装置18と下端部接合装置19の
各々に専用に設け、互いに隣接する様に配置すれば、一
組の被処理材は、先ず上端部接合用の縦送り用接合コン
ベア17a(図示せず)によって、上端部接合装置18
に送られ、上端部接合が終了すると縦送り方向定位置に
戻され、次いで移載機35a(図示せず)によって下端
部接合装置側縦送りコンベア17b(図示せず)上に移
載され、上端部と同様に下端部が接合され、以降前記第
2の間隔保持手段7側に受け渡される。尚、上記装置に
於いて、上端部側には添字aを、下端部側には添字bを
つけた。
【0023】上記の様に装置が配置されることによっ
て、一組の被処理材は先ず上端部の接合が行われ、次い
で隣接位置にある下端部接合装置19側に移され、下端
部の接合が行われるので、前記相対面した位置にある接
合装置の場合に比較して、一組の被処理材は、待ち時間
がなく接合されるという効果がある。
【0024】上記第2の間隔保持手段7は、接合手段6
によって接合部材4と被処理材1とが一体化した1組の
被処理材1が移載機35によって搬送されるのを受取っ
て複数組の被処理材1を所定ピッチに整列保持した後、
搬送・吊付手段9側に複数組の被処理材1を搬送する整
列コンベアにて形成されている。なおこの場合、移載機
35は接合コンベア17上の被処理材1を整列コンベア
7上に搬送すると共に、幅出しコンベア15上の被処理
材1を接合コンベア17上に搬送する機能を有してお
り、1台の移載機35によって同時に、幅出しコンベア
15から接合コンベア17への搬送と、接合コンベア1
7から整列コンベア7への搬送を行うことができ、作業
の短縮化が図れるようになっている。
【0025】一方、搬送・吊付手段9は、整列コンベア
7から搬送された複数組の被処理材1を受取る適宜間隔
をおいて配列される複数の横送り用転倒台送りコンベア
36と、転倒台送りコンベア36の間に配設されてシリ
ンダ等の昇降手段(図示せず)によって転倒台送りコン
ベア36の上面に突出する縦送り用ローラーコンベア3
7とで構成されており、接合部材4が位置する側に配設
される吊持手段である電解枠8に取付けられた複数の吊
付治具8aに向って被処理材1と接合部材4とを搬送し
て接合部材4を吊付治具8aに吊持させるようになって
いる。
【0026】なお、接合部材4を介して電解枠8の吊付
治具8aに吊持された被処理材1は、図示しない転倒台
が起立して電解枠8が上方に移動した状態で電解枠8の
下方に吊り下げられ、表面処理工程へ搬送される。
【0027】次に、この発明のラッキング方法につい
て、図1に示したフローチャートを参照して説明する。
【0028】まず、被処理材1を図示しないパレットか
ら搬送コンベア10上に供給する(ステップA)。搬送
コンベア10上に供給された被処理材1は増速コンベア
11にて増速されて間隔が広げられた後、減速コンベア
12によって間隔が縮められる間に本数検出手段2によ
って被処理材1の本数が検出される(ステップB)。本
数が検出された被処理材1は待機コンベア14にて被処
理材1の本数に従って適当な間隔に配列された後、幅出
しコンベア15によって接合部材4の幅より若干小さい
長さまで広げるピッチ出しと整列保持がなされる(ステ
ップC)。次に、所定のピッチ出しと整列保持がなされ
た1組の被処理材1は移載機35によって接合コンベア
17上に搬送されると、上端部接合装置18において接
合部材4が供給されて固定保持手段5の押圧・基準体2
2によって接合部材4が保持される(ステップD)。こ
の状態において接合コンベア17が駆動して、被処理材
1の上端面が押圧・基準体22の端部当接基準面22a
に当接した状態でクランプ装置23によって接合部材4
と被処理材1とが固定保持され、この状態でレーザー溶
接ノズル6aが走査して接合部材4と被処理材1とがレ
ーザー溶接される(ステップE)。このとき、被処理材
1が細くかつ間隔が狭い場合には、被処理材1が下端部
接合装置19に送られて、被処理材1の下端部と接合用
リボン34とがレーザー溶接される(ステップF)。
【0029】勿論、下端部接合装置19が、上端部接合
装置18に対して相対面して隣接位置関係になる様に配
置されている場合には待ち時間は短縮されることにな
る。
【0030】レーザー溶接により接合部材4と一体化さ
れた1組の被処理材1は移載機35によって整列コンベ
ア7上へ移送され(ステップG)、所定組の間隔及び整
列が保持される。このようにして間隔が保持された複数
組の被処理材1は搬送・吊付手段9に送られ、縦送り用
ローラーコンベア37によって電解枠側に搬送され、電
解枠8の吊付治具8aに接合部材4を吊持する(ステッ
プH)。そして、転倒台を起立した後(ステップI)、
電解枠8が表面処理工程へ搬送されて適宜表面処理が行
われる。
【0031】なお、上記実施例ではアルミニウム製押出
形材の表面処理について説明したが、必ずしもアルミニ
ウム製押出形材の表面処理に限定されるものではなく、
その他の長尺の被処理材を縦吊式にして表面処理工程へ
搬送するものにも適用できることは勿論である。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、上記のように構成されているので、以下のような効
果が得られる。
【0033】1)接合部材と被処理材とを一体化した
後、接合部材を吊持手段に吊持するので、被処理材に何
等加工を施すことなく、吊持手段に吊持させることがで
きると共に、異種の被処理材においても同時にしかも確
実に吊持することができる。
【0034】2)接合部材と被処理材とを固着するの
で、被処理材間の間隔を自由に設定することができると
共に、被処理材の表面積、重量等と電流密度とを勘案し
た最適な状態で表面処理を行わせることができる。
【0035】3)レーザー溶接により接合部材と被処理
材とを固着することにより、接合部材と被処理材との一
体化を短時間に行うことができ、ラッキング作業の能率
化を図ることができる。
【0036】4)更に、上端部接合装置と下端部接合装
置の各々に専用の縦送りコンベア及び移載機を設置する
ことにより、待ち時間を少なくして、ラッキング作業の
能率化を図ることが出来る。
【0037】5)被処理材と接合部材とを固定保持する
固定保持手段が、接合部材の上面を押圧して接合部材を
水平に保持すると共に、その一側面に被処理材の端部当
接基準面を有する押圧・基準体と、この押圧・基準体の
近接位置において被処理材の上面を押圧保持するクラン
プ装置とを具備するので、接合部材と被処理材との固着
を正確かつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のラッキング方法の作業手順を示すフ
ローチャートである。
【図2】この発明のラッキング装置の一例を示す概略平
面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】この発明における接合手段を示す概略側面図で
ある。
【図5】この発明における固定保持手段を示す正面図で
ある。
【図6】図5の側面図である。
【図7】この発明の接合手段により固着された被処理材
と接合部材を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 被処理材 2 本数検出手段 3 第1の間隔保持手段 4 接合部材 5 固定保持手段 6 レーザー溶接装置(接合手段) 7 整列コンベア(第2の間隔保持手段) 8 電解枠(吊持手段) 9 搬送・吊付手段 22 押圧・基準体 22a 端部当接基準面 23 クランプ装置 34 接合用リボン(接合部材)
フロントページの続き (72)発明者 穴沢 玄雄 東京都港区三田3丁目13番12号 日本軽金 属株式会社内 (72)発明者 笹島 兵文 東京都台東区雷門2丁目19番17号 株式会 社アルメックス内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理材を吊持手段にて吊り下げて所定
    の表面処理工程へ順次搬送するに当って、 被処理材供給側から上記吊持手段側へ順次搬送される被
    処理材の本数を搬送中に検出して、所定数の上記被処理
    材を1組として接合部材に一体化し、一体化された複数
    組の被処理材を上記吊持手段側に搬送し、上記接合部材
    を介して上記被処理材を上記吊持手段に吊持させるよう
    にしたことを特徴とする表面処理用被処理材のラッキン
    グ方法。
  2. 【請求項2】 被処理材を吊持手段にて吊り下げて所定
    の表面処理工程へ順次搬送する表面処理用被処理材のラ
    ッキング装置において、 上記被処理材の搬送途中に配設される被処理材の本数検
    出手段と、 所定数の被処理材を所定間隔に整列保持する第1の間隔
    保持手段と、 上記第1の間隔保持手段により整列保持された1組の被
    処理材と接合部材とを固定保持手段により固定保持して
    固着する接合手段と、 上記接合手段により一体化された複数組の被処理材を所
    定間隔に整列保持する第2の間隔保持手段と、 上記第2の間隔保持手段から搬送される複数組の被処理
    材を同時に吊持手段側へ搬送すると共に、上記接合部材
    を吊持手段に吊持させる搬送・吊付手段とを具備するこ
    とを特徴とする表面処理用被処理材のラッキング装置。
  3. 【請求項3】 接合手段がレーザー溶接であることを特
    徴とする請求項2記載の表面処理用被処理材のラッキン
    グ装置。
  4. 【請求項4】 固定保持手段が、接合部材の上面を押圧
    して接合部材を水平に保持すると共に、その一側面に被
    処理材の端部当接基準面を有する押圧・基準体と、上記
    押圧・基準体の近接位置において上記被処理材の上面を
    押圧保持するクランプ装置とを具備することを特徴とす
    る請求項2記載の表面処理用被処理材のラッキング装
    置。
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JPS57117412A (en) * 1980-12-31 1982-07-21 Katsukawa Kogyo Kk Equipment for automatically mounting and feeding material to be treated
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