JPH05186002A - 表面処理用形材の処理方法 - Google Patents

表面処理用形材の処理方法

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JPH05186002A
JPH05186002A JP36037991A JP36037991A JPH05186002A JP H05186002 A JPH05186002 A JP H05186002A JP 36037991 A JP36037991 A JP 36037991A JP 36037991 A JP36037991 A JP 36037991A JP H05186002 A JPH05186002 A JP H05186002A
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Application number
JP36037991A
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English (en)
Inventor
Yutaka Ota
裕 大田
Kengo Kawase
健吾 河瀬
Nensaku Imaoka
稔策 今岡
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YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Yoshida Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 押出工程から表面処理工程に至る生産ライン
の中で連続して流れるパレットの順番を随時選択し入れ
替えできる表面処理用形材の処理方法を提供する。 【構成】 押出機1による押出成形後、定尺切断機6に
より定尺に切断した形材7を自動積載機10で移動自在
なパレット9に積載し、連続時効処理炉11で時効処理
を施した後、自動積下し機14で積下し、枠付する表面
処理用形材の処理方法において、時効処理後又は時効処
理前にパレット9の順番を選択し入れ替えするためのパ
レット調整ゾーン13を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面処理用形材、特に
アルミニウム又はアルミニウム合金製表面処理用形材の
処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、ア
ルミニウム又はアルミニウム合金の如き形材にアルマイ
ト加工等の表面処理を施す場合、図10に示すように、
押出成形した形材を、曲がり等を矯正した後所定長さに
切断し、この短尺形材をパレット上にスペーサーを介し
て順次積載し、次いでこれを加熱炉に導入して時効処理
を施し、その後各パレットから形材を積下し、各形材を
電解枠に枠付けしてから表面処理工程に送られていた。
ところで、実際の生産工程においては、表面処理種別の
異なる形材を押出したパレットや、表面処理未処理材を
ピッキングしたりしたパレットをパレットの流れの中に
割り込ませることなどが望まれる場合がある。しかしな
がら、上記のようにパレットが連続して流れている場合
には、このようなことは難しく、パレットの積み換えや
割り込み作業が必要になる。従って、本発明の目的は、
前記のような従来の生産ラインにおける問題を解決し、
押出工程から表面処理工程に至る生産ラインの中で連続
して流れるパレットの順番を随時選択し入れ替えできる
表面処理用形材の処理方法を提供することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段及び作用】前記目的を達成
するために、本発明によれば、押出成形後定尺に切断し
た形材を移動自在なパレットに積載し、時効処理を施し
た後積下し、枠付する表面処理用形材の処理方法におい
て、時効処理後又は時効処理前にパレットの順番を選択
し入れ替えするためのパレット調整ゾーンを設けたこと
を特徴とする表面処理用形材の処理方法が提供される。
このようなパレット調整ゾーンを設けることにより、押
出工程から表面処理工程に至る生産ラインの中で連続し
て流れるパレットの順番を随時選択し入れ替えでき、割
り込み作業やパレットの積み換え作業が不要となり、ラ
インの流れがスムーズになり、全ラインの自動化、省人
化も可能になる。
【0004】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例を説明しつつ、
本発明についてさらに詳細に説明する。図1は、本発明
に係る表面処理用形材の処理方法の概略の配置図を示
し、押出機1によりロールコンベア2上を転動しながら
押出成形された長尺形材3はコンベア4によって切断ス
テーションに送られ、コンベア5上を移動されながら定
尺切断機6により定尺形材7に切断される。定尺形材7
はコンベア8によって積載ステーションに送られ、自動
積載機10によりパレット9に自動積載される。パレッ
ト9に積載された定尺形材7は連続時効処理炉11に送
られ、時効処理された後、自動積下し機14に送られ
る。この時効処理炉11と自動積下し機14との間にパ
レット調整ゾーン13が設けられており、ここで定尺形
材7を積載したパレット12の選択入れ替えが行われ、
またピッキング材パレットや表面処理未処理材ラック
(F材ラック)のピッキングが行われる。パレット調整
ゾーン13は、通常、時効処理後に設けるのが適切であ
るが、ピッキングする材料が時効未処理状態の場合は時
効処理前に設けてもよい。その後、自動積下し機14に
より定尺形材7がパレットから積下され、コンベア15
によって枠付ステーションに送られ、表面処理枠付が行
われる。積下し後の空パレット9は自動積載ステーショ
ンに送られる。
【0005】上記空パレット9上への定尺形材7の積載
は、従来一般にフォーク型積載機を用いて行われるが、
形材のゆれを生じ易く、形材同士擦れ合う機会が多く、
またスペーサー上に積載する際にも擦れ合い易く、形材
表面に傷が付き易いという問題があった。また、パレッ
トに表面処理の種別、例えば電解着色の色種別や塗料種
別の異なる形材が混載される場合があり、一旦混載され
るとパレット積換えに時間と人手を要するという問題も
あった。一方、パレット積換えをしない場合には、枠付
の効率が落ちる。さらに、時効処理の効率のためには、
パレット上にスペーサーを介して形材を積載することが
必要であるが、スペーサー配置と形材積込みの二段階の
作業が必要であるため、積載の自動化を図ることが困難
であり、またスペーサーの適正な配置には人手を要する
ことが多かった。図2及び図3は本発明に好適に用いら
れる自動積載装置の一実施例を示し、図2は形材持上げ
時の状態、図3はパレットへの積込み時の状態を示す。
なお、理解し易いように例えば積載機ガイド手段の支持
構造体等細部の装置、構造体等は省略して示されてい
る。また、作図上の便宜から、図面上の寸法は必ずしも
実際の装置の寸法と対応していないことを予め理解され
たい。図中、101は積載機であり、形材供給部102
の上部と並列に配置された各パレット203の上部との
間に掛け渡して配設された積載機ガイド手段としてのガ
イドレール104上に移動自在に配備されている。
【0006】積載機101は本体105とその両側部に
配置された車台106とからなり、本体105は各車台
106に対して両側部に配設されたスライドガイド10
7を介してスライド自在に連結されており、本体105
と各車台106とに連結されたシリンダー108を作動
させることにより、本体105は積載機用ガイドレール
104に直交する方向に移動される。本体105の下部
にはパレット巾より広い巾寸法を有する枠体109が配
設され、該枠体109は本体105の積載機用ガイドレ
ール104と直交する側面に固着されたシリンダー11
0の下端部に連結されており、本体105に対して昇降
自在に接続されている。枠体109の積載機用ガイドレ
ール104と直交する方向の枠部材下面からは複数本
(図示の実施例の場合、両側合計10本)の柱状のスペ
ーサー保持部111が垂下しており、該スペーサー保持
部111の下端にはスペーサーを担持するための爪部1
12が回転自在に設けられている。なお、対向するスペ
ーサー保持部111の距離はパレットの対向する支柱間
距離より大きい。シリンダー110を作動させることに
より、枠体109及びこれに固着されたスペーサー保持
部111が昇降する。各車台106の側部に配設された
車輪113は断面コ字状の積載機用ガイドレール104
の溝部114内に配置されており、積載機101は該積
載機用ガイドレール104に沿って形材供給部102と
並列に配置された各パレット203との間を指令に応じ
て移動するように制御される。なお、積載機のガイド手
段としては、上記車輪とレールの組合せの他に、スラス
トベアリングによるガイド機構等任意の手段が採用でき
る。
【0007】形材供給部102は、形材201を搬送す
るための平行に配設された複数本の形材搬送コンベア1
03と、これを直交するようにその下部に配設されたス
ペーサー搬送コンベア115とが交わる区域から構成さ
れる。スペーサー搬送コンベア115は、搬送コンベア
116と整列コンベア117とから構成され、図示の実
施例の場合、搬送コンベア116の搬送速度よりも整列
コンベア117の搬送速度を大きくすることによってス
ペーサー202の間隔が広げられ(あるいはその逆の場
合もある)、各スペーサー202が上記各形材搬送コン
ベア103の間に平行に供給配置されるように整列コン
ベア117の搬送速度は制御される。なお、スペーサー
202の間隔は形材の撓み度によって適宜変更できる
(例えば、図示の例で言えば両側部と真中の3本にする
など)。
【0008】一方、パレット203は、積載機用ガイド
レール104の下部にこれと直交するように平行して配
置された複数組のパレット用ガイドレール207上をキ
ャスター等適宜の手段で移動でき、積載機用ガイドレー
ル104の下部に並列して配置できるようになってい
る。なお、図示は省略したが、パレット203が各組の
パレット用ガイドレール207間を移動できるように、
各組のパレット用ガイドレール207間を連結するガイ
ドレールをさらに設けることができる。パレット203
は、両側部に相対するように所定の間隔(スペーサー間
隔に対応)で設けられた複数本の支柱204を有し、各
支柱204には配設された側のパレット側縁に沿って同
一方向に向けられた複数段(図示の実施例の場合3段)
のスペーサー担持用のくし状の支持部205が突設され
ている。支持部205の先端は上方に曲折されてストッ
パー部206が形成され、支持部205により担持され
たスペーサー202が支持部205から脱落しないよう
になっている。
【0009】次に、積載の操作について説明する。ま
ず、押出成形された形材は複数本まとめて短尺形材に切
断され、形材搬送コンベア103により形材供給部10
2に供給配置される。なお、パレットの積載スペースに
対してまとめて供給された形材201の本数が足りない
場合、又は形材が個々に間隔をあけて供給される場合に
は、ストッパー等適宜の手段により所定本数の形材20
1が形材供給部102に配置されるようにすればよい。
一方、スペーサー202も搬送コンベア116により搬
送され、次いで整列コンベア117により各形材搬送コ
ンベア103の間に配置されるように所定の間隔で形材
供給部102に供給、配置される。
【0010】形材供給部102に形材201及びスペー
サー202が共に配置し終ると、積載機101が積載機
用ガイドレール104上を移動して形材供給部102の
上部に停止する。この状態でシリンダー110が作動
し、スペーサー保持部111下端の爪部112がスペー
サー202の下方に位置するまでスペーサー保持部11
1を下降させる。次いで、爪部112を回転させて爪部
112がスペーサー202の下に位置するようにする。
(なお、爪部112が回転しない構成とした場合には、
スペーサー保持部111の下端に積載機用ガイドレール
104と直交する方向に爪部112を設け、シリンダー
108を作動させてスペーサー保持部111をスペーサ
ー202に向って接近するように移動させ、爪部112
がスペーサー202の下に位置するように構成すればよ
い。)
【0011】上記の状態でシリンダー110を作動させ
てスペーサー保持部111を上昇させると、爪部112
がまずスペーサー202を担持し、さらに上昇し続ける
とスペーサー202が形材201を担持した状態とな
る。スペーサー保持部111が所定の高さまで上昇し終
ると、シリンダー108が作動してスペーサー保持部1
11を当初の所定のスペーサー位置から離れるように移
動させる(図2に示す状態)。この状態になると、積載
機101は積載機用ガイドレール104上を積載すべき
パレット上部の位置まで移動する。この位置に達して停
止すると、シリンダー110が作動して爪部112がパ
レットの支柱204の所定の支持部205位置より若干
高い位置にくるまでスペーサー保持部111を下降させ
る。次いで、シリンダー108が作動してスペーサー保
持部111をパレット203の支柱204に接近させ
る。その後、再びシリンダー110が作動し、スペーサ
ー202が、所定の支持部205により担持される状態
になるまで、スペーサー保持部111を下降させる。次
いで、爪部112がスペーサー202から離れるように
回転する(図3に示す状態)。(なお、爪部112が回
転しない構成とした場合には、スペーサー下部位置から
爪部112をはずすためには、シリンダー108の作動
によりスペーサー保持部111をパレット203の支柱
204の支持部205から離れるようにスライドさせ
る。あるいはパレット203自体をスライドさせること
によっても行うことができる。)
【0012】上記のように爪部112をスペーサー下部
位置からはずした後、再びシリンダー108を作動させ
てスペーサー保持部111がパレット203の支持部2
05から離れるようにスライドさせ、次いでシリンダー
110を作動させてスペーサー保持部111を上昇させ
る。これによって積載機101は次の積載準備状態にな
る。その後、積載機101は積載機用ガイドレール10
4上を形材供給部102まで移動し、前記した動作を繰
り返すことにより順次積載を行う。このようにして、並
列に配置されたパレットに表面処理の種別、例えば異な
った着色液にて異なった着色を行う色種別や塗料種別の
種類毎に形材を積載することができる。満載状態になっ
たパレットは順次連続時効処理炉に送られ、積載機用ガ
イドレール104の下部には次の空パレットが移動して
くる。
【0013】自動積載装置は前記した実施例に限られる
ものではなく、各種の設計変更が可能である。例えば、
パレット203としては必ずしも図面に示すようなくし
状の支持部205を有する支柱204を突設した構造の
ものを用いる必要はなく、平坦上面を有するパレットを
用い、この上にスペーサー202と形材201を交互に
段積みすることもできる。このような積載方法の場合、
積載時にスペーサー保持部111の爪部112によって
保持されたスペーサー202の上下方向の移動を妨げる
支持部205がないため、スペーサー保持部111を積
載機用ガイドレール104に直交する方向にスライドさ
せる動きは不要となり、従ってシリンダー108も不要
となる。なお、前記積載機は、前記した動作と逆の動作
を行わせることによって、形材及びスペーサーが積載さ
れたパレットから形材搬送コンベア上への形材の積下し
及びスペーサー搬送コンベア上へのスペーサーの積下し
を行う積下し機としても使用できる。
【0014】前記積載装置及び積載方法によれば、形材
供給部に形材とスペーサーが共に供給され、所定間隔に
配置されたスペーサーを積載機のスペーサー保持部によ
って持ち上げることにより、該スペーサーによって担持
された状態で形材も一緒に持ち上げられ、その状態のま
ま積載機ガイド手段に沿って移動する積載機により運搬
され、パレット上に積載される。この操作を繰り返すこ
とにより、スペーサーにより担持された状態の形材を一
段ずつまとめて複数段パレット上に積載することができ
る。従って、積載時に形材のゆれが少なく、形材同士擦
れ合う機会が少なくなり、また形材同士が重ならないの
で、形状表面に傷が付き難い。また、積載機のスペーサ
ー保持部はスライド自在及び昇降自在に構成されている
ので、スペーサーで担持された状態での形材の持ち上
げ、搬送及びパレット上への積込みを自動的に行うこと
ができる。 また、パレットとして、両側部に相対する
ように所定の間隔で設けられた複数の支柱を有し、各支
柱にパレット側縁に沿って同一方向に向けられた複数段
のスペーサー担持用支持部を有するパレットを用いるこ
とにより、スペーサーにより担持された状態の形材を複
数段、高さ方向に所定の間隔をあけて積載することがで
き、その後の時効処理の時に材料内部への熱の伝達が良
くなる。また、並列に配置されたパレットに表面処理の
種別に応じて形材を積載することができるので、混載さ
れる恐れも少なく、またパレット積換えの必要もなくな
る。このようにして形材が満載されたパレットから順に
連続時効処理炉へ送られる。このように、前記した積載
装置によれば、形材供給部への形材とスペーサーの供
給、スペーサーで担持された状態での形材の積載機によ
る持上げ及び搬送、並びにパレット上への積込み、さら
に形材を満載したパレットの時効処理炉への搬送を自動
的に行うことができるので、省人化、自動化を図ること
ができる。
【0015】また、積下しステーションにおけるパレッ
からの形材の積下しは、一般にフォーク型積下し機を用
いて行われるが、スペーサーと形材が複数段積載された
パレットから一段ずつ積下し、またスペーサーの積下し
は人手によっていた。従って、パレットからの積下し及
びスペーサーの回収作業に長時間を要し、生産ラインの
流れがスムーズでないと共に、省人化、自動化が困難で
あった。このような問題を解決できる好適な積下し装置
を図4乃至図9に示す。図4及び図5は本発明に好適に
用いることができる積下し装置の一実施例を示し、図4
はパレットからの形材持上げ時の状態、図5は形材搬送
手段上への積下し時の状態を示す。なお、理解し易いよ
うに例えば積下し機ガイド手段の支持構造体等細部の装
置、構造体等は省略して示されている。また、作図上の
便宜から、図面上の寸法は必ずしも実際の装置の寸法と
対応していないことを予め理解されたい。図中、301
は積下し機であり、パレット203の上部と、並行に配
設された複数の形材搬送コンベア303の上部との間に
掛け渡して配設された積下し機ガイド手段としてのガイ
ドレール304上に移動自在に配備されている。
【0016】積下し機301は本体305とその両側部
に配置された車台306とからなり、本体305は各車
台306に対して両側部に配設されたスライドガイド3
07を介してスライド自在に連結されており、本体30
5と各車台306とに連結されたシリンダー308を作
動させることにより、本体305は積下し機用ガイドレ
ール304に直交する方向に移動される。本体305の
下部には枠体309が配設され、該枠体309は本体3
05の積下し機用ガイドレール304と直交する側面に
固着されたシリンダー310の下端部に連結されてお
り、本体305に対して昇降自在に接続されている。枠
体309の積下し機用ガイドレール304と直交する方
向の枠部材下面からは複数本(図示の実施例の場合、両
側合計10本)の柱状のスペーサー保持部311が垂下
しており、該スペーサー保持部311にはスペーサーを
坦持するための爪部312が上下に複数個(図示の実施
例では3個)回転自在に設けられている。なお、対向す
るスペーサー保持部311の距離は、パレットの対向す
る支柱間距離より大きい。シリンダー310を作動させ
ることにより、枠体309及びこれに固着されたスペー
サー保持部311が昇降する。各車台306の側部に配
設された車輪313は断面コ字状の積下し機用ガイドレ
ール304の溝部314内に配置されており、積下し機
301は、該積下し機用ガイドレール304に沿って、
パレット203と、並行に配設された形材搬送コンベア
303との間を指令に応じて移動するように制御され
る。なお、積下し機のガイド手段としても、上記車輪と
レールの組合せの他に、スラストベアリングによるガイ
ド機構等任意の手段が採用できる。また、前記のように
積下し機301が積下し機用ガイドレール304上を形
材搬送コンベア303に向って移動する構成に代えて、
形材搬送コンベア303全体をフォーク状に形成し、こ
れを積下し機側に移動させる構成としてもよい。
【0017】平行に配設された形材搬送コンベア303
の間にはスペーサー回収手段315が配設されており、
該スペーサー回収手段はスペーサーを担持するための上
下動自在なリフター316と、スペーサー搬送コンベア
317と、上記リフター316の前後にそれぞれ同一角
度で傾斜して配置された一対のスペーサー回収ガイド3
18とからなる。スペーサー回収ガイド318は、その
下端部が上記スペーサー搬送コンベア317に近接して
配置され、リフター316上のスペーサーをリフター3
16の下降に従ってスペーサー搬送コンベア317に案
内する。スぺーサー回収手段の動作については後に詳述
する。
【0018】次に、積下しの操作について説明する。パ
レット203の支持部205により支持されたスペーサ
ー202によって形材201が担持された状態で複数段
(図示の実施例の場合3段)積載されたパレットがパレ
ット用ガイドレール207上を移動して所定の積下し位
置302に配置されると、積下し機301が積下し機用
ガイドレール304上を移動して積載パレット上部に停
止する。この状態でシリンダー310が作動し、スペー
サー保持部311の各爪部312がそれぞれに対応する
各スペーサー202の下方に位置するまでスペーサー保
持部311を下降させる。この際、爪部312はスペー
サー202の長手方向を向いている。次いで、各爪部3
12を回転させて各爪部312がそれぞれ対応する各ス
ペーサー202の下に位置するようにする(図4に示し
た状態)。(なお、爪部312が回転しない構成とした
場合には、スペーサー保持部311に積下し機用ガイド
レール304を直交する方向に各爪部312を設け、シ
リンダー308を作動させてスペーサー保持部311を
スペーサー202に向って接近するように移動させ、各
爪部312が対応する各スペーサー202の下に位置す
るように構成すればよい。)
【0019】上記の状態でシリンダー310を作動させ
てスペーサー保持部311を上昇させると、各爪部31
2が対応する各スペーサー202を担持し、スペーサー
202で形材201を担持した状態となり、この状態で
スペーサー保持部311を所定の高さまで上昇させる。
スペーサー保持部311が所定の高さまで上昇し終る
と、シリンダー308が作動してスペーサー保持部31
1を当初の所定のスペーサー位置から離れるように移動
させる。この状態になると、積下し機301は積下し機
用ガードレール304上を形材搬送コンベア303の上
部の位置まで移動する。一方、空のパレット203はパ
レット用ガイドレール319上を移動して積載ステーシ
ョンの方に送られる。
【0020】積下し機301が形材搬送コンベア303
上部の所定位置に達すると、シリンダー310が作動し
てスペーサー保持部311を下降させる。スペーサー保
持部311が下降し続けると最下段の爪部312で保持
されているスペーサー202がリフター316に当接
し、さらに下降して最下段の爪部312の上面がリフタ
ー316の上面より若干下の位置にきた時点でスペーサ
ー保持部311の下降を停止する。この時点では、図6
に示されるように、最下段のスペーサー202及びそれ
によって担持されている形材201がリフター316に
よって支持され、スペーサー保持部311の最下段の爪
部312は最下段のスペーサー202から離れた状態と
なる。この状態で最下段の爪部312を回転させ(図5
に示す状態)、スペーサー保持部311の最下段の爪部
312をスペーサー保持位置からはずす。(なお、爪部
312が回転しない構成とした場合には、シリンダー3
08を作動させてスペーサー保持部311が最下段のス
ペーサー202から離れるようにスライドさせる。)
【0021】このようにスペーサー保持部311の最下
段の爪部312がスペーサー保持位置からはずされる
と、図7に示す状態からリフター316が作動されて下
降する。リフター316が下降すると、まず最下段の形
材201が形材搬送コンベア303に当接し、支持され
搬送される。リフター316がさらに下降すると、スペ
ーサー202がスペーサー回収ガイド318に当接し、
該スペーサー回収ガイド318に沿ってリフター316
上面上をスライドしながら下降し、最後に図8に示すよ
うにスペーサー搬送コンベア317上に落下し、該スペ
ーサー搬送コンベア317によって搬送され、回収され
る。以上の動作によって最下段の形材の搬送及びスペー
サーの回収が終わると、リフター316は再び元の位置
まで上昇され、前記と同じ動作で二段目及び三段目の形
材の搬送及びスペーサーの回収が繰り返される。全ての
形材の搬送及びスペーサーの回収が終わると、シリンダ
ー310が作動してスペーサー保持部311が上昇さ
れ、積下し機301は再び積下し機用ガイドレール30
4に沿って次の積載パレットの方へ移動する。
【0022】図9はスペーサー保持部311の好ましい
実施例を示し、下端部に爪部312を形成した管径の異
なる管部材319,320,321,322を最下部の
管径が最も小さくなるようにして入子式に構成したもの
であり、各段の爪部312は個々に回転自在になってい
る。また、図示するような支柱204の支持部205で
スペーサーを支持する構造のパレットではなく、平坦上
面を有するパレットにスペーサー202及び形材201
を交互に積載する場合、あるいは各段の形材のサイズが
異なって上下のスペーサー間隔が異なる場合、上記各管
部材が上下に摺動し、例えば各段の爪部312のストロ
ークを自動設定するなど、スペーサー位置を認識してス
ペーサー保持部311の爪部312の位置を自動設定で
きるようにすることもできる。また、積下し装置は、前
記した実施例に限られるものでなく、各種の設計変更が
可能である。例えば、スペーサー搬送コンベア317を
形材搬送コンベアの下部にこれと直交する方向に配設
し、スペーサー保持部311が下降したときにスペーサ
ー202をスペーサー搬送コンベア317で直接受ける
ようにすることもでき、リフター316及びスペーサー
回収ガイド318を削除することができる。この場合、
スペーサー保持部311の爪部312は回転させる必要
はないが、スペーサー搬送コンベア317の進行方向を
向くようにする必要がある。
【0023】前記した積下し装置及び積下し方法によれ
ば、スペーサーにより担持された状態の形材が複数段載
置されたパレットから、形材搬送手段上部に配置自在に
配備された積下し機によって形材を形材搬送手段上に積
下すにあたって、上下に複数の爪部を有し、かつ昇降自
在に構成されたスペーサー保持部を備えた積下し機を用
い、該スペーサー保持部の爪部により上記パレットに載
置されたスペーサーを持ち上げることによってスペーサ
ー及びこれにより担持された形材を複数段同時に持ち上
げ、下段から順次形材を形材搬送手段上に下し、搬送す
る。従って、形材の積下しを効率的に行うことができ
る。また、形材搬送手段の下部にスペーサー回収手段を
配設することにより、形材を形材搬送手段上に積下す際
にスペーサーをスペーサー回収手段上に落下させ、スペ
ーサーの回収も同時に行うことができる。一方、積下し
機のスペーサー保持部はスライド自在及び昇降自在とな
っており、かつ上下に複数の爪部を有するので、スペー
サーにより担持された状態の形材の複数段同時持ち上
げ、搬送及び下段からの逐次積下しを自動的に行うこと
ができる。従って、スペーサーで担持された状態での形
材の積下し機による複数段同時持上げ、搬送及び形材搬
送手段上への逐次積下し、形材の搬送並びにスペーサー
の回収を自動的に行うことができるので、省人化、自動
化を図ることができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明の表面処理用形材
の処理方法によれば以下のような効果・利点が得られ
る。 イ)パレット調整ゾーンを設けることにより、押出工程
から表面処理工程に至る生産ラインの中で連続して流れ
るパレットの順番を随時選択し入れ替えでき、例えば表
面処理未処理材をピッキングしたりしたパレット等を受
け入れ、連続して流れるパレットの間に割り込ませるこ
とができ、人手による割り込み作業やパレットの積み換
え作業が不要となり、全ラインの自動化、省人化も可能
になる。 ロ)表面処理1チャージのビーム数に合わせて表面処理
種別の同じ材料を1チャージ分組み合わせられるので、
ライン内の流れがシンプルで効率よくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表面処理用形材の処理方法の概略配置
図である。
【図2】本発明に用いる積載装置の一実施例の概略構成
図であり、積載機による形材持上げ時の状態を示す。
【図3】本発明に用いる積載装置の一実施例の概略構成
図であり、パレットへの積込み時の状態を示す。
【図4】本発明に用いる積下し装置の一実施例の概略構
成図であり、積下し機によるパレットからの形材持ち上
げ時の状態を示す。
【図5】本発明に用いる積下し装置の一実施例の概略構
成図であり、形材搬送手段上への積み下ろし時の状態を
示す。
【図6】本発明に用いる積下し装置の一実施例の概略正
面図である。
【図7】スペーサー回収手段の一実施例の概略構成図で
ある。
【図8】スペーサー回収手段の一実施例の概略構成図で
あり、リフター下降時の状態を示す。
【図9】スペーサー保持部の一実施例の斜視図である。
【図10】従来のアルミニウム押出形材の押出から表面
処理工程前の枠付までのフローチャートである。
【符号の説明】
1 押出機、2 ロールコンベア、3 長尺形材、4、
5、8、15 コンベア、6 定尺切断機、7 定尺形
材、9 空パレット、10 自動積載機、11連続時効
処理炉、12 積載パレット、13 パレット調整ゾー
ン、14 自動積下し機、101 積載機、301 積
下し機、102 形材供給部、103、303 形材搬
送コンベア、104 積載機用ガイドレール、304
積下し機用ガイドレール、105、305 本体、10
6、306 車台、107、307 スライドガイド、
108,308、110、310 シリンダー、11
1、311 スペーサー保持部、112、312 爪
部、115、317 スペーサー搬送コンベア、201
形材、202 スペーサー、203 パレット、20
4 支柱、205 支持部、206 ストッパー部、2
07 形材搬送用コンベア、315 スペーサー回収手
段、316 リフター、318 スペーサー回収ガイ
ド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出成形後定尺に切断した形材7を移動
    自在なパレット9に積載し、時効処理を施した後積下
    し、枠付する表面処理用形材の処理方法において、時効
    処理後又は時効処理前にパレットの順番を選択し入れ替
    えするためのパレット調整ゾーン13を設けたことを特
    徴とする表面処理用形材の処理方法。
JP36037991A 1991-12-30 1991-12-30 表面処理用形材の処理方法 Pending JPH05186002A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104590885A (zh) * 2014-12-26 2015-05-06 四川省隆鑫科技包装有限公司 一种涂装线下料系统

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