JPH05185972A - スクータ型車両のヘルメット収納箱装置 - Google Patents
スクータ型車両のヘルメット収納箱装置Info
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- JPH05185972A JPH05185972A JP4187624A JP18762492A JPH05185972A JP H05185972 A JPH05185972 A JP H05185972A JP 4187624 A JP4187624 A JP 4187624A JP 18762492 A JP18762492 A JP 18762492A JP H05185972 A JPH05185972 A JP H05185972A
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- 230000000717 retained effect Effects 0.000 abstract 2
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 7
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 5
- 210000002414 leg Anatomy 0.000 description 3
- 210000003127 knee Anatomy 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
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- 239000003921 oil Substances 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【目的】 運転シートの下にヘルメット収納箱を設ける
場合に、運転シートやボデーあるいはリヤカバーの幅を
小さくして着座性を良くすると共に、ヘルメットの出し
入れ操作をし易くする。 【構成】 ヘルメット収納箱の前部内面はヘルメット頂
部を上下方向にして上方から収納されるヘルメットの曲
面形状にほぼ沿って湾曲する平面視略円弧状の曲面に形
成され、この曲面とこの曲面に連続する左右の内部側面
とで前記ヘルメットが保持可能にされている。
場合に、運転シートやボデーあるいはリヤカバーの幅を
小さくして着座性を良くすると共に、ヘルメットの出し
入れ操作をし易くする。 【構成】 ヘルメット収納箱の前部内面はヘルメット頂
部を上下方向にして上方から収納されるヘルメットの曲
面形状にほぼ沿って湾曲する平面視略円弧状の曲面に形
成され、この曲面とこの曲面に連続する左右の内部側面
とで前記ヘルメットが保持可能にされている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、運転シ−トと動力ユニ
ットとの間にヘルメット収納箱を配設したスク−タ型車
両のヘルメット収納箱装置に関するものである。
ットとの間にヘルメット収納箱を配設したスク−タ型車
両のヘルメット収納箱装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】操向バーハンドルと運転シートとの間に略
板状の足置台を備える2、3輪のスクータ型車両が従来
よりある。この種の車両では、通常エンジンと動力伝動
装置とを一体化してユニット化し、この動力ユニットを
その後端に保持した後輪と共に上下に揺動自在としたユ
ニットスイング式後輪懸架方式を採用している。このよ
うな車両で運転シートの下方に大きなヘルメット収納箱
を配設することが考えられている。
板状の足置台を備える2、3輪のスクータ型車両が従来
よりある。この種の車両では、通常エンジンと動力伝動
装置とを一体化してユニット化し、この動力ユニットを
その後端に保持した後輪と共に上下に揺動自在としたユ
ニットスイング式後輪懸架方式を採用している。このよ
うな車両で運転シートの下方に大きなヘルメット収納箱
を配設することが考えられている。
【0003】例えば実願昭57−121832(実開昭
59−26089)には、運転シートの下方に設けたヘ
ルメット収納箱内に、略半球状の燃料タンクを突出させ
たものが開示されている。ここにヘルメット収納箱はヘ
ルメットの外部輪郭よりも大きく作られ、ヘルメットは
この燃料タンクに上からかぶせることにより位置決めさ
れている。
59−26089)には、運転シートの下方に設けたヘ
ルメット収納箱内に、略半球状の燃料タンクを突出させ
たものが開示されている。ここにヘルメット収納箱はヘ
ルメットの外部輪郭よりも大きく作られ、ヘルメットは
この燃料タンクに上からかぶせることにより位置決めさ
れている。
【0004】
【従来技術の問題点】しかしこの場合ヘルメット収納箱
の外形が大きくなり、運転シートの幅も大きくなるだけ
でなく運転シートの下方におけるボデーの幅、すなわち
リヤカバーの幅も大きくなる。
の外形が大きくなり、運転シートの幅も大きくなるだけ
でなく運転シートの下方におけるボデーの幅、すなわち
リヤカバーの幅も大きくなる。
【0005】このため着座時に運転シートを両足で挟む
こと(いわゆるニーグリップ)がしにくくなり、安定し
た着座姿勢が得にくくなる。また足がボデーあるいはリ
ヤカバーに接触し易いという問題があった。
こと(いわゆるニーグリップ)がしにくくなり、安定し
た着座姿勢が得にくくなる。また足がボデーあるいはリ
ヤカバーに接触し易いという問題があった。
【0006】またこのように略半球状の燃料タンクにヘ
ルメットをかぶせる場合には、運転シートを十分に大き
く開いてヘルメットをほぼ真上から燃料タンクにかぶせ
る必要がある。このためヘルメットの出し入れ操作が繁
雑になる、という問題もあった。特にフルフェイス型の
ヘルメットで燃料タンクが高い時には、この問題は一層
重大となる。
ルメットをかぶせる場合には、運転シートを十分に大き
く開いてヘルメットをほぼ真上から燃料タンクにかぶせ
る必要がある。このためヘルメットの出し入れ操作が繁
雑になる、という問題もあった。特にフルフェイス型の
ヘルメットで燃料タンクが高い時には、この問題は一層
重大となる。
【0007】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、運転シートの下にヘルメット収納箱を設け
る場合に、運転シートやボデーあるいはリヤカバーの幅
を小さくして着座性を良くすると共に、ヘルメットの出
し入れ操作をし易くすることが可能なスクータ型車両の
ヘルメット収納箱装置を提供することを目的とする。
ものであり、運転シートの下にヘルメット収納箱を設け
る場合に、運転シートやボデーあるいはリヤカバーの幅
を小さくして着座性を良くすると共に、ヘルメットの出
し入れ操作をし易くすることが可能なスクータ型車両の
ヘルメット収納箱装置を提供することを目的とする。
【0008】
【発明の構成】本発明によればこの目的は、操向バーハ
ンドルと運転シートとの間に設けた略板状の足置台と、
後端に保持する後輪と共に上下に揺動する動力ユニット
と、前記動力ユニットと運転シートとの間に配設された
ヘルメット収納箱とを備え、ヘルメット収納箱の上部開
口を前記運転シートで開閉するようにしたスクータ型車
両において、前記ヘルメット収納箱の前部内面はヘルメ
ット頂部を上下方向にして上方から収納されるヘルメッ
トの曲面形状にほぼ沿って湾曲する平面視略円弧状の曲
面に形成され、この曲面とこの曲面に連続する左右の内
部側面とで前記ヘルメットが保持可能にされていること
を特徴とするスクータ型車両のヘルメット収納箱装置に
より達成される。
ンドルと運転シートとの間に設けた略板状の足置台と、
後端に保持する後輪と共に上下に揺動する動力ユニット
と、前記動力ユニットと運転シートとの間に配設された
ヘルメット収納箱とを備え、ヘルメット収納箱の上部開
口を前記運転シートで開閉するようにしたスクータ型車
両において、前記ヘルメット収納箱の前部内面はヘルメ
ット頂部を上下方向にして上方から収納されるヘルメッ
トの曲面形状にほぼ沿って湾曲する平面視略円弧状の曲
面に形成され、この曲面とこの曲面に連続する左右の内
部側面とで前記ヘルメットが保持可能にされていること
を特徴とするスクータ型車両のヘルメット収納箱装置に
より達成される。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例である2輪スクータ
の側面図、図2は平面図、図3は図1におけるIII − I
II線断面図である。
の側面図、図2は平面図、図3は図1におけるIII − I
II線断面図である。
【0010】図中符号10はフレームである。このフレ
ーム10は操向軸筒12と、1本の前部フレーム14
と、この前部フレーム14の下端から斜め上後方へ延び
る左右一対の後部フレーム16(16a、16b)とを
備える。操向軸筒12に左右へ回動自在に保持された操
向軸には、1個の操向前輪18および操向ハンドル20
が取付けられている。
ーム10は操向軸筒12と、1本の前部フレーム14
と、この前部フレーム14の下端から斜め上後方へ延び
る左右一対の後部フレーム16(16a、16b)とを
備える。操向軸筒12に左右へ回動自在に保持された操
向軸には、1個の操向前輪18および操向ハンドル20
が取付けられている。
【0011】22は動力ユニットであり、強制空冷式2
サイクル水平置きエンジン24と、伝動ケース26とが
一体に組付けられている。伝動ケース26の前部は、リ
ンク28を介して前記後部フレーム16へ上下揺動可能
に連結されている。伝動ケース26の後部は、緩衝ユニ
ット30によって弾力的に支持されている。32は、こ
の伝動ケース26の後部に取付けられた後輪である。
サイクル水平置きエンジン24と、伝動ケース26とが
一体に組付けられている。伝動ケース26の前部は、リ
ンク28を介して前記後部フレーム16へ上下揺動可能
に連結されている。伝動ケース26の後部は、緩衝ユニ
ット30によって弾力的に支持されている。32は、こ
の伝動ケース26の後部に取付けられた後輪である。
【0012】前記後部フレーム16は、2段の階段状に
折曲され、その前段部16Aは後輪32の上縁より低
く、またその後段部16Bは後輪32の上縁より高くな
っている。左右の後部フレーム16a、16bの後段部
16Bには、弧状の後ブラケット34が上方へ突出する
ように固着されている。このブラケット34の前方でか
つ後フレーム16の前段部16Aの上方の空間には大型
のヘルメット収納箱36が配設されている。
折曲され、その前段部16Aは後輪32の上縁より低
く、またその後段部16Bは後輪32の上縁より高くな
っている。左右の後部フレーム16a、16bの後段部
16Bには、弧状の後ブラケット34が上方へ突出する
ように固着されている。このブラケット34の前方でか
つ後フレーム16の前段部16Aの上方の空間には大型
のヘルメット収納箱36が配設されている。
【0013】このように後部フレーム16をヘルメット
収納箱36よりも下方に配置したので、ヘルメット収納
箱36の開口部の左右幅が後部フレーム16の間隔によ
って制限を受けず、開口部が十分に大きなヘルメット収
納箱36とすることができる。従って図1のように、フ
ルフェイス型のヘルメット38も収容可能なヘルメット
収納箱36とすることが可能になる。
収納箱36よりも下方に配置したので、ヘルメット収納
箱36の開口部の左右幅が後部フレーム16の間隔によ
って制限を受けず、開口部が十分に大きなヘルメット収
納箱36とすることができる。従って図1のように、フ
ルフェイス型のヘルメット38も収容可能なヘルメット
収納箱36とすることが可能になる。
【0014】ここにヘルメット38はその頂部を下にし
てすなわち上下を逆にしてヘルメット収納箱36に収納
される。ヘルメット収納箱36の前部内面は、この収納
状態でのヘルメット38の前部の曲面形状にほぼ沿って
湾曲する。すなわち図2に示すように、平面視略円弧状
の曲面36Aとされる。
てすなわち上下を逆にしてヘルメット収納箱36に収納
される。ヘルメット収納箱36の前部内面は、この収納
状態でのヘルメット38の前部の曲面形状にほぼ沿って
湾曲する。すなわち図2に示すように、平面視略円弧状
の曲面36Aとされる。
【0015】この前部内面の曲面36Aと、この曲面3
6Aに滑らかに連続する左右の内部側面36B、36C
は、収納状態にあるヘルメット38の前部および左右側
面に当接してヘルメット38を保持する。このためヘル
メット38はしっかりと保持され走行中の遊動が規制さ
れる。
6Aに滑らかに連続する左右の内部側面36B、36C
は、収納状態にあるヘルメット38の前部および左右側
面に当接してヘルメット38を保持する。このためヘル
メット38はしっかりと保持され走行中の遊動が規制さ
れる。
【0016】40は前後に長い運転シートであり、その
前端部はヘルメット収納箱36の前端上部にヒンジ42
により開閉自在に取付けられ、その後部は前記ブラケッ
ト34上面に設けたロック装置44にロック可能となっ
ている。すなわち運転シート40をロック装置44にロ
ックすれば、運転シート40の底板によりヘルメット収
納箱36の上部開口が閉じられ、ロック装置44をロッ
ク解除して運転シート40を図1で反時計方向に回動さ
せれば、ヘルメット収納箱36が開かれる。
前端部はヘルメット収納箱36の前端上部にヒンジ42
により開閉自在に取付けられ、その後部は前記ブラケッ
ト34上面に設けたロック装置44にロック可能となっ
ている。すなわち運転シート40をロック装置44にロ
ックすれば、運転シート40の底板によりヘルメット収
納箱36の上部開口が閉じられ、ロック装置44をロッ
ク解除して運転シート40を図1で反時計方向に回動さ
せれば、ヘルメット収納箱36が開かれる。
【0017】なおヘルメット38はヘルメット収納箱3
6の前部内面36Aおよび左右側面36B、36Cに当
てて保持するから、ヘルメット38はヘルメット収納箱
36に対して斜上後方から前部内面36Aに向って斜め
に出し入れすることになる。ここに運転シート40は前
部ヒンジ42が位置するから、運転シート40はその後
方を上方へ斜めに開けば、ヘルメット38の出し入れが
可能になる。従って運転シート40を大きくほぼ垂直位
置まで開かなくてもヘルメット38の出し入れが可能に
なり、操作性が良い。
6の前部内面36Aおよび左右側面36B、36Cに当
てて保持するから、ヘルメット38はヘルメット収納箱
36に対して斜上後方から前部内面36Aに向って斜め
に出し入れすることになる。ここに運転シート40は前
部ヒンジ42が位置するから、運転シート40はその後
方を上方へ斜めに開けば、ヘルメット38の出し入れが
可能になる。従って運転シート40を大きくほぼ垂直位
置まで開かなくてもヘルメット38の出し入れが可能に
なり、操作性が良い。
【0018】ヘルメット収納箱36の幅はヘルメット3
8の左右幅より僅かに大きいだけですむから、その上部
開口をふさぐ運転シート40の幅およびヘルメット収納
箱36の側方を覆うリヤカバー48の幅も過大にならな
い。このため運転シート40に着座した時に両足間に運
転シート40を挟むいわゆるニーグリップ姿勢に近い姿
勢をとって安定した乗車姿勢をとることが可能になる。
また着座時に足がリヤカバー48に接触することもな
い。
8の左右幅より僅かに大きいだけですむから、その上部
開口をふさぐ運転シート40の幅およびヘルメット収納
箱36の側方を覆うリヤカバー48の幅も過大にならな
い。このため運転シート40に着座した時に両足間に運
転シート40を挟むいわゆるニーグリップ姿勢に近い姿
勢をとって安定した乗車姿勢をとることが可能になる。
また着座時に足がリヤカバー48に接触することもな
い。
【0019】操向バーハンドル20と運転シート40と
の間には、前記前部フレーム14の下部と後部フレーム
16の前部とを包む低床式略板状の足置台46が形成さ
れている。この足置台46は、図3に示すように断面略
コ字状の上板46aと下板46bとで形成され、その前
部および後部はそれぞれ前後方向に開口している。
の間には、前記前部フレーム14の下部と後部フレーム
16の前部とを包む低床式略板状の足置台46が形成さ
れている。この足置台46は、図3に示すように断面略
コ字状の上板46aと下板46bとで形成され、その前
部および後部はそれぞれ前後方向に開口している。
【0020】この足置台46の後部は、動力ユニット2
2、後輪32の上側方を覆うリヤカバー48につらなっ
ている。また足置台46の前部は、操向軸筒12、前部
フレーム14を前後から包むレッグシールド50につら
なっている。このレッグシールド50内には燃料タンク
52および潤滑油タンク54が配設され、このレッグシ
ールド50の後面の蓋板56を開くことによりこれらタ
ンク52、54への注油が行われる。
2、後輪32の上側方を覆うリヤカバー48につらなっ
ている。また足置台46の前部は、操向軸筒12、前部
フレーム14を前後から包むレッグシールド50につら
なっている。このレッグシールド50内には燃料タンク
52および潤滑油タンク54が配設され、このレッグシ
ールド50の後面の蓋板56を開くことによりこれらタ
ンク52、54への注油が行われる。
【0021】58は吸気清浄器であり、左右の後部フレ
ーム16a、16b間に位置するよう足置台46内に収
容されている。すなわちこの吸気清浄器58は前記エン
ジン24の前方に位置し、その下本体58a(図3参
照)は後部フレーム16に固定され、この下本体58a
に蓋体58bが固定されている。なお蓋体58bは足置
台46の上板46aと一体に形成してもよい。この吸気
清浄器58の吸気口58Aは、前記前部フレーム14の
後部開口内に臨んでいる。
ーム16a、16b間に位置するよう足置台46内に収
容されている。すなわちこの吸気清浄器58は前記エン
ジン24の前方に位置し、その下本体58a(図3参
照)は後部フレーム16に固定され、この下本体58a
に蓋体58bが固定されている。なお蓋体58bは足置
台46の上板46aと一体に形成してもよい。この吸気
清浄器58の吸気口58Aは、前記前部フレーム14の
後部開口内に臨んでいる。
【0022】60は気化器であり前記エンジン24と吸
気清浄器58との間の上方付近に配設されている。気化
器60の吸気流出側は吸気管62によってエンジン24
の上面に固定されている。気化器60の吸気流入側は可
撓性のダクト64、すなわちゴム製の蛇腹によって吸気
清浄器58に接続されている。
気清浄器58との間の上方付近に配設されている。気化
器60の吸気流出側は吸気管62によってエンジン24
の上面に固定されている。気化器60の吸気流入側は可
撓性のダクト64、すなわちゴム製の蛇腹によって吸気
清浄器58に接続されている。
【0023】この実施例によれば外気は足置台46の前
方の開口から足置台46内に入り、前部フレーム14の
後部開口縁から前部フレーム14内に入って吸気清浄器
58の吸入口58Aから吸気清浄器58に入る。吸気は
この吸気清浄器58内で浄化された後、ダクト64、気
化器60、吸気管62を通ってエンジン24に導かれ
る。吸気清浄器58はエンジン24の前方にあり、これ
らと気化器60とは側面から見て略三角形を形成するよ
うに配置され、吸気は吸気清浄器58からエンジン24
まで略円弧状の吸気通路によって導かれる。このため吸
気通路が短くかつ滑らかで大きな曲率となり、吸気抵抗
が少なくなってエンジン24の性能向上が図れる。
方の開口から足置台46内に入り、前部フレーム14の
後部開口縁から前部フレーム14内に入って吸気清浄器
58の吸入口58Aから吸気清浄器58に入る。吸気は
この吸気清浄器58内で浄化された後、ダクト64、気
化器60、吸気管62を通ってエンジン24に導かれ
る。吸気清浄器58はエンジン24の前方にあり、これ
らと気化器60とは側面から見て略三角形を形成するよ
うに配置され、吸気は吸気清浄器58からエンジン24
まで略円弧状の吸気通路によって導かれる。このため吸
気通路が短くかつ滑らかで大きな曲率となり、吸気抵抗
が少なくなってエンジン24の性能向上が図れる。
【0024】また足置台46は比較的幅が広く車体の全
幅に略等しい幅となっているから、ここに収容した吸気
清浄器58は厚さおよび前後方向の長さを僅かに増やす
だけでも十分大きな幅とすることにより大幅な大容量化
が可能になる。
幅に略等しい幅となっているから、ここに収容した吸気
清浄器58は厚さおよび前後方向の長さを僅かに増やす
だけでも十分大きな幅とすることにより大幅な大容量化
が可能になる。
【0025】またこの実施例によれば後部フレーム16
の前段部16Aが十分に低いので、その上方に大容量の
ヘルメット収納空間が確保でき、フルフェイス型ヘルメ
ット38であっても十分に余裕をもって収容できる。ヘ
ルメット38の出し入れの際には、ロック装置44によ
ってシート40をヒンジ42を中心にして上方へ開けば
よい。
の前段部16Aが十分に低いので、その上方に大容量の
ヘルメット収納空間が確保でき、フルフェイス型ヘルメ
ット38であっても十分に余裕をもって収容できる。ヘ
ルメット38の出し入れの際には、ロック装置44によ
ってシート40をヒンジ42を中心にして上方へ開けば
よい。
【0026】この実施例では、リヤカバー48から独立
したヘルメット収納箱38を装着したが、独立の箱を用
いずにヘルメット収納用の空間をリヤカバー48の内面
で形成したものも本発明は含む。また後部フレーム16
は、本実施例のように断面円形のパイプを折曲したもの
だけでなく、金属板をプレスしてチャネル状にしたもの
なども本発明に含まれる。さらに本発明は、後2輪の3
輪スクータに適用したものも包含する。
したヘルメット収納箱38を装着したが、独立の箱を用
いずにヘルメット収納用の空間をリヤカバー48の内面
で形成したものも本発明は含む。また後部フレーム16
は、本実施例のように断面円形のパイプを折曲したもの
だけでなく、金属板をプレスしてチャネル状にしたもの
なども本発明に含まれる。さらに本発明は、後2輪の3
輪スクータに適用したものも包含する。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上のようにヘルメット収納部
(36)にヘルメット頂部を上方または下方にして上か
ら収納する場合に、ヘルメット収納部(36)の前部内
面をこの収納状態でのヘルメット(38)の前部の曲面
形状にほぼ沿って湾曲する平面視略円弧状の曲面(36
A)とし、この内面(36A)とこれに連続する左右の
内部側面(36B、36C)とでヘルメット(38)を
保持するものであるから、ヘルメット収納箱(36)の
幅を過大にすることなくヘルメット(38)を安定して
保持することができる。
(36)にヘルメット頂部を上方または下方にして上か
ら収納する場合に、ヘルメット収納部(36)の前部内
面をこの収納状態でのヘルメット(38)の前部の曲面
形状にほぼ沿って湾曲する平面視略円弧状の曲面(36
A)とし、この内面(36A)とこれに連続する左右の
内部側面(36B、36C)とでヘルメット(38)を
保持するものであるから、ヘルメット収納箱(36)の
幅を過大にすることなくヘルメット(38)を安定して
保持することができる。
【0028】またこのヘルメット収納箱(36)の幅が
過大にならないから運転シート(40)の幅やリヤカバ
ー(48)の幅も過大にならず、着座性が良い。すなわ
ち運転シート(40)を両足間に挟んで安定した乗車姿
勢をとることができ、着座時に両足がリヤカバー(4
8)に接触することもない。
過大にならないから運転シート(40)の幅やリヤカバ
ー(48)の幅も過大にならず、着座性が良い。すなわ
ち運転シート(40)を両足間に挟んで安定した乗車姿
勢をとることができ、着座時に両足がリヤカバー(4
8)に接触することもない。
【0029】ヘルメット収納箱内には燃料タンクなどの
障害物がないから、運転シ−トを上方へ開いてヘルメッ
トを容易にヘルメット収納箱(36)の前部の内面(3
6A)に向って出し入れすることができ、運転シート
(40)は大きく開かなくてもヘルメット(38)は出
し入れでき、その操作性が良くなる。
障害物がないから、運転シ−トを上方へ開いてヘルメッ
トを容易にヘルメット収納箱(36)の前部の内面(3
6A)に向って出し入れすることができ、運転シート
(40)は大きく開かなくてもヘルメット(38)は出
し入れでき、その操作性が良くなる。
【図1】本発明の一実施例である2輪スクータの側面図
【図2】その平面図
【図3】図1におけるIII − III線断面図
20 操向バーハンドル 22 動力ユニット 24 エンジン 32 後輪 36 ヘルメット収納箱 36A 曲面 36B、36C 内部側面 38 ヘルメット 40 運転シート 46 足置台
Claims (1)
- 【請求項1】 操向バーハンドルと運転シートとの間に
設けた略板状の足置台と、後端に保持する後輪と共に上
下に揺動する動力ユニットと、前記動力ユニットと運転
シートとの間に配設されたヘルメット収納箱とを備え、
ヘルメット収納箱の上部開口を前記運転シートで開閉す
るようにしたスクータ型車両において、前記ヘルメット
収納箱の前部内面はヘルメット頂部を上下方向にして上
方から収納されるヘルメットの曲面形状にほぼ沿って湾
曲する平面視略円弧状の曲面に形成され、この曲面とこ
の曲面に連続する左右の内部側面とで前記ヘルメットが
保持可能にされていることを特徴とするスクータ型車両
のヘルメット収納箱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4187624A JP2552221B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | スクータ型車両のヘルメット収納箱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4187624A JP2552221B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | スクータ型車両のヘルメット収納箱装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60160132A Division JPH0733147B2 (ja) | 1985-07-22 | 1985-07-22 | スク−タ型車輌の吸気装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05185972A true JPH05185972A (ja) | 1993-07-27 |
JP2552221B2 JP2552221B2 (ja) | 1996-11-06 |
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ID=16209369
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP4187624A Expired - Lifetime JP2552221B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | スクータ型車両のヘルメット収納箱装置 |
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---|---|
JP (1) | JP2552221B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2740754A1 (fr) * | 1995-11-02 | 1997-05-09 | Yamaha Motor Co Ltd | Motocycle a deux ou trois roues du type d'un scooter ayant un logement a accessoires |
WO2008102781A1 (ja) | 2007-02-22 | 2008-08-28 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | 鞍乗型車両 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6181884A (ja) * | 1984-09-18 | 1986-04-25 | 本田技研工業株式会社 | スク−タ−型小型車輌 |
JPS61282178A (ja) * | 1985-06-07 | 1986-12-12 | 本田技研工業株式会社 | 自動二・三輪車 |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP4187624A patent/JP2552221B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6181884A (ja) * | 1984-09-18 | 1986-04-25 | 本田技研工業株式会社 | スク−タ−型小型車輌 |
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WO2008102781A1 (ja) | 2007-02-22 | 2008-08-28 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | 鞍乗型車両 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2552221B2 (ja) | 1996-11-06 |
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