JPH05184651A - 消臭器 - Google Patents

消臭器

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JPH05184651A
JPH05184651A JP4175796A JP17579692A JPH05184651A JP H05184651 A JPH05184651 A JP H05184651A JP 4175796 A JP4175796 A JP 4175796A JP 17579692 A JP17579692 A JP 17579692A JP H05184651 A JPH05184651 A JP H05184651A
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blower fan
air
electric motor
lid
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Seiji Kawaguchi
清司 川口
Norihisa Ito
徳久 伊藤
Koji Yamashita
浩二 山下
Kazuma Matsui
数馬 松井
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高さ寸法の低い容器形状を達成し得る構成を
提供する。 【構成】 箱体2の内部には、消臭部材5と、電動モー
タ7および送風ファン9とが配置されており、箱体2の
開口部にはこれを開閉する蓋体3がヒンジ10を介して
結合されている。蓋体3と箱体2とによって容器1が構
成され、該容器1の一端には空気吸い込み口17が、ま
た他端には空気吹き出し口18が設けてある。そして、
蓋体3の外面には太陽電池4が固定され、該太陽電池4
は電動モータ7に駆動用電力を供給するものである。該
電動モータ7は容器1の高さ方向に向けてあり、そして
送風ファン9は該モータ7の回転軸に固定されてその円
形回転軌跡面(空気吸入面)が水平方向に向けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は消臭器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の消臭器は例えば実開昭59−3
2508号公報に開示されているように、太陽電池によ
り電動モータを駆動し、この電動モータに固定した送風
ファンによって空気を容器内に導き、該容器内に設置し
た消臭剤にて空気中の臭い成分を消臭し、容器外に送り
出す構成のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、電
動モータの回転軸が容器内において水平方向に位置する
ように該電動モータが該容器内に収容されているため、
該回転軸に固定された送1ファンの回転範囲をカバーす
るように容器の体格が高さ方向に大きい。
【0004】従って、コンパクト性に欠け、また例えば
自動車のフロントガラス近傍における計器盤上部に載置
した場合、視界に悪影響を及ぼすという難点がある。本
発明は高さ寸法の低い容器形状を達成し得る構成を提供
して上記の難点を解消しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、容器と、該容
器の内部に配置された送風ファンおよび電動モータと、
前記容器に設けられ、かつ該電動モータに駆動用電力を
供給する太陽電池と、前記容器の内部に配置された消臭
部材と、前記送風ファンの送風作用により前記容器外部
から該容器内部へ空気を吸い込み該容器内部を経て再び
該容器外部へ空気を排出するよう前記容器に設けられた
空気吸い込み口および空気吹き出し口と、を具備し、前
記送風ファンの円形回転軌跡面が容器の高さ方向に対し
て水平方向に向くように設定し、かつ前記送風ファンを
前記電動モータに対して動作的に接続し、前記消臭部材
を前記送風ファンの側方に配置したという技術的手段を
採用したものである。本発明において、送風ファンと消
臭部材とは略直線上に配置されていた方がベターであ
る。
【0006】
【作用】本発明によれば、太陽電池により電動モータが
駆動され、送風ファンが回転する。送風ファンの送風作
用により、空気が空気吸い込み口から容器内部へ入り、
そして空気吹き出し口から容器外へ排出される。従っ
て、容器内部に配置した消臭部材によって空気吹き出し
口からは空気中の臭気が消去された空気が排出される。
【0007】また、電動モータおよび送風ファン、なら
びに消臭部材の上記特定な配置により、容器の高さ方向
の突出を避けて全体として略偏平形状の容器構造を得る
ことができる。
【0008】
【発明の効果】以上要するに、本発明においては、消臭
作用を達成するための、電動モータおよび送風ファン、
ならびに消臭部材といった機能部品を容器内部に内蔵し
ながも該容器の高さ方向の突出を抑え、従ってコンパク
トであり設置スペースを問わないという優れた効果を奏
する。また、例えば、本発明の消臭器を自動車の計器盤
付近等に搭載しても運転者の視界を妨げることがない。
【0009】
【実施例】以下本発明を図に示す実施例について詳細に
説明する。図1〜図8において、消臭器は、容器1、太
陽電池4、消臭部材5、電動モータ7、および送風ファ
ン9により主要部が構成されている。容器1は、各図か
ら理解されるように、上面が開口した断面凹状の箱体2
および該箱体2の開口部8にヒンジ10を介して開閉自
在に設けられた蓋体3により構成されている。
【0010】容器1の箱体2は耐熱ABS樹脂より構成
してあり、蓋体3は耐熱アクリル樹脂より構成してあ
る。箱体2は横断面略四角形状で、かつ縦断面略偏平状
の形状としてあり、蓋体3は横断面略四角形状で、かつ
縦断面は円弧面と斜面との組合せ形状としてある。
【0011】太陽電池4は公知のアモルファスシリコン
型のものである。消臭部材5、電動モータ7、該電動モ
ータ7に動作的に接続した送風ファン9は容器1の箱体
2の内部に収容されている。電動モータ7の端子13
(図28参照)には太陽電池4の出力リード線6がスイ
ッチを介することなく直接接続してあり、そのため電動
モータ7は太陽電池4の発電出力により直接に回転駆動
される。本実施例の電気回路図を図34に示す。
【0012】容器1の対向する短辺の部分にはスリット
状の空気吸い込み口17、空気吹き出し口18が設けて
ある。空気は送風ファン9の送風作用により空気吸い込
み口17を経て容器1の内部に入り、容器1の内部を通
過して空気吹き出し口18を経て容器1より送り出され
るが、このとき送風ファン9の送風作用により容器1の
内部を通過する空気流が、容器1の、太陽電池4の設置
裏面側を流れるように構成してある。
【0013】即ち、図3、図7から理解できるように、
容器1の斜面の投影方向において消臭部材5、送風ファ
ン9を覆うように、かつ空気吸い込み口17および空気
吹き出し口18の両者を結ぶ仮想平面内に重畳するよう
に太陽電池4を配置してある。この結果、空気吸い込み
口17、消臭部材5、送風ファン9、空気吹き出し口1
8を結ぶ送風系に、容器1の、太陽電池4の裏面側に相
当する部分が臨むことになり、従って送風ファン9の送
風作用により容器1の内部を通過する空気流が、容器1
の、太陽電池4の部分である裏面側を流れるのである。
【0014】以上が消臭器の主要部の構成であり、次に
その消臭器の細部構成につき説明する。箱体2と蓋体3
とは上記のごとくヒンジ10を介して結合してあるが、
そのヒンジ構成を説明すると、図8および図9におい
て、箱体2の対向する二辺の一方には凹部15が形成し
てあり、この凹部12の両端に一対のL字形状のピン2
0が一体に設けてある。一方、蓋体3には、上記凹部1
5に対応する位置に凸部11が一体に設けてある。この
凸部11の、上記一対のL字形状のピン20に対応する
位置に、ピン20の直径より少し狭い隙間を隔てた把持
部21、22が一体に設けてある。
【0015】蓋体3の把持部21、22を箱体2のピン
20のストレート部に当てがい、押しつけることによ
り、把持部21、22の間の隙間がストレート部によっ
て広がり、把持部21、22が弾性的にピン20のスト
レート部に接触する。なお、このとき、把持部21、2
2のピン20のストレート部に接触する部分は円弧状と
してあるため、把持部21、22とピン20のストレー
ト部とは良好に接触し、嵌まり合う。
【0016】これにより、箱体2と蓋体3とが開閉自在
に組み付けられる。なお、蓋体3の開度θが図9に示す
ように約130°程度に達すると、蓋体3の把持部21
の先端部が箱体2の凹部15の底部に接触し、この開度
θ以上に蓋体3を開くと、蓋体3の凸部11または把持
部21の先端部が支点となり、てこの原理で蓋体3の把
持部21、22が箱体2のピン20のストレート部から
外れるように構成してある。
【0017】箱体2の開口部8を蓋体3によって閉状態
を保つため、箱体2と蓋体3とにロック機構が設けてあ
る。即ち、図10に示すように、蓋体3の内、上記把持
部21、22とは反対側に突起部23が一体に形成して
あり、かつその突起部23に爪部24が一体に形成して
ある。一方、箱体2の、上記突起部23に対応する部分
にはその箱体2の内部側に突き出す凹部26が一体に形
成してあり、加えてその凹部26には外面が半円状とし
た突起部27が一体に形成してある。従って、蓋体3を
閉じた際には蓋体3の爪部24が箱体2の突起部27を
乗り越えそのときの弾性力で爪部24が突起部27に係
止される。なお、その離脱を図るには箱体2の凹部26
の部分を指で押さえてその部分を弾性変形させ、この状
態で蓋体3を引き上げればよい。
【0018】上記太陽電池4は図11のごとき構成を有
している。即ち、太陽電池4は、ガラス基板13と、透
明電極19と、金属電極29と、pn接合形またはpi
n形アモルファスシリコン層28とより構成されてい
る。上記ガラス基板13の表面には光反射防止膜または
不要光波長帯域除去用フィルタが形成されている(図示
しない)。また、アモルファスシリコン層28の表面に
透明電極19、金属電極29が接合してあり、かつその
透明電極19の表面にガラス基板13が接合してある。
太陽電池4はその金属電極29側を容器1の蓋体3外面
の斜面12の凹部14内に、弾性体の基材の両面に接着
剤層を設けた所謂両面テープ16を介して接着してあ
る。
【0019】上記消臭部材5は、図13および図14の
ごとくポリプロピレン等の樹脂製容器部30と、該容器
部30の内部に充填した消臭剤32、容器部30の開口
部を開閉するためのポリプロピレン等の樹脂製キャップ
34とにより構成されている。容器部30は底面形状を
長円とし、その底面から上部に向かってその長円形状を
保持して立ち上がり(断面積一定)、その後上方に向か
って断面積が徐々に減少するようにテーパ状に絞られた
形状とし、上面は径一定の円筒部40とした形状に構成
してある。
【0020】キャップ34は容器部30の円筒部40に
回動自在に嵌め合わされるが、その構成は図15〜図2
1に示すように、容器部30の円筒部40の側面には、
その円筒部40の中心から90°の範囲に渡ってネジ4
2が2か所、対向位置に形成してある。また、キャップ
34の内側の側面にも90°の範囲に渡ってネジ44が
2か所、対向位置に形成してある。
【0021】容器部30の円筒部40の二つのネジ42
には、その上面にネジ42の先端から22.5°の位置
にキャップ34の開栓位置決めリブ41が形成してあ
る。また、円筒部40にはネジ42の下方においてネジ
42の先端から47°の位置に戻り防止リブ43が形成
してある。
【0022】同様に、キャップ34の内側の側面に、キ
ャップ34の中心線から22.5°の位置に二つの開栓
位置決めリブ46が形成してある。また、キャップ34
の二つのネジ44の先端面上に戻り防止リブ48が形成
してある。
【0023】かかる容器部30の円筒部40およびキャ
ップ34の構成により、キャップ34を徐々に回動する
と、その戻り防止リブ48が容器部30の円筒部40の
戻り防止リブ43に当たるが、両戻り防止リブ43、4
8は互いに表面が滑らかなテーパ面を有した断面山形形
状としてあるため、少し力をキャップ34に加えて該キ
ャップ34を回動すれば、その戻り防止リブ48は容器
部30の戻り防止リブ43を乗り越えることができる。
【0024】このようにして乗り越えた後はキャップ3
4はその容器部30の戻り防止リブ43と容器部30の
開栓位置決めリブ41との間に位置することになる。か
かる位置で更にキャップ34を回動すると、キャップ3
4の開栓位置決めリブ45の一方が容器部30の開栓位
置決めリブ41に当接し、キャップ34の位置が固定さ
れる。
【0025】前記消臭剤32はゲル状であり、消臭成分
は芳香性を持っており、かつ蒸発飛散形であり、上記容
器部30の内部に充填されている。このように構成され
た消臭部材5は前記消臭器の容器1の箱体2内に設置さ
れるが、その設置構成は次のようである。即ち、図25
および図26のごとく箱体2内の底部には、対向する2
か所に消臭部材5の容器部30の側面を保持する形状に
形成した円弧状の突起部50が一体に成形してあり、か
つ該突起部50の中間部に突起状の爪部52が一体に成
形してある。この構成により、消臭部材5の容器部30
の一方の側面を斜めにして一方の爪部52および突起部
50に係合させ、容器部30の他方の側面を他方の爪部
52に押し当てて箱体2の底部の方向に押すことで容器
部30は爪部52の弾性反力で確実に保持される。
【0026】前記電動モータ7は図27および図28の
ごとく樹脂製取付け基板54のモータステー用中心円筒
部56の内側に配置してあり、かつその中心円筒部56
にネジにて固定してある。取付け基板54には、その中
心円筒部56の底部の周辺に4つの空気導入口58を有
している。
【0027】取付け基板54には、空気流を消臭器の容
器1の空気吹き出し口18に向けて流すように滑らかな
曲面を有したスクロール部60が一体に成形してある。
取付け基板54には、図31〜図33に示すように、2
か所、先端に半円弧状の嵌合部60を有した取付け用円
筒突起部62が一体に成形してあり、該円筒突起部62
の中心に取付け基板54の表面まで開口するネジ挿入用
の孔64が形成されている。該一対の円筒突起部62の
嵌合部60の半円弧状部分はそれぞれ反対方向に向いて
いる。また、取付け基板54には、2か所、中心に孔6
6を形成した円筒突起部68が一体成形されている。
【0028】一方、消臭器の容器1の底部には、上記取
付け基板54の円筒突起部62の嵌合部60が嵌合する
円柱状の突起部70が一体に形成されている。該突起部
70の中心には雌ネジ部71が形成してある。また、容
器1の底部には、上記円筒突起部68の孔66に嵌合す
るピン72が一体に成形されている。
【0029】上記取付け基板54の円筒突起部62の嵌
合部60を容器1の突起部70に嵌合し、また円筒突起
部68の孔66に容器1のピン72を嵌合し、ネジ74
を取付け基板54の上面からその孔64に挿入して突起
部70の雌ネジ部71にねじ込む。これにより、取付け
基板54は容器1の底部に固定される。
【0030】かかる構成により、ネジ結合部は2か所と
少なく、コスト低減ができ、また正確に取付け基板54
を容器1の底部に位置決めでき、更に固定後も捩じれ等
によるがたをなくすることができる。
【0031】なお、容器1の底部と取付け基板54の底
部との間には突起部70、ピン72によって、空所76
が形成される(図7参照)。前記送風ファン9は、樹脂
製よりなり、図29および図30のように、遠心形のシ
ロッコファンにより構成してあり、送風ファン9はその
円形回転軌跡面が容器1の高さ方向に対して水平方向に
向くよう該容器1内に配置されている。なお、送風ファ
ン9の中心部78は上記電動モータ7の回転軸(図示し
ない)に固定してある。電動モータ7は送風ファン9の
リング状羽根部80の内側に配置してあり、このため送
風ファン9の中心部78と羽根部80とを結ぶ複数の連
結部82はテーパ状としてある。なお、送風ファン9は
その中心部分が突き出した構成であるため、容器1の蓋
体3は断面がなだらかな山形曲線形状としてある。ま
た、送風ファン9は図29および図30のようにその半
分が色付け(斜線部分)されており、送風ファン9の回
転状態が後述の回転観察窓によって観察し易いようにし
てある。
【0032】さて、容器1の対向する短辺の部分にはス
リット状の空気吸い込み口17、空気吹き出し口18が
設けてあるが、その構成は次のようである。即ち、図8
に示すように、蓋体3の、箱体2に対する合わせ面に凸
部84を一体に形成し、この凸部84の内、蓋体3の対
向する短辺の部分を所定長さ分だけ削除し、これにより
付帯体3を箱体2に合わせた際に凸部84の削除した部
分にスリット状の開口が形成される。
【0033】このスリット状の開口を空気吸い込み口1
7、空気吹き出し口18としてある。この構成による
と、スリット状の開口を通して容器1の内部が見えるの
で、蓋体3のスリット状の開口の部分、つまり凸部84
の削除した部分に該凸部84に対して内側に別の凸部8
6を一体成形し、かつ該凸部86を支持するための板状
の支持部28(図12参照)を容器1の箱体2に一体成
形してある。
【0034】かかる構成により、スリット状の開口を通
して容器1の内部を見ても凸部86が見えるだけで、容
器1の内の消臭部材5、送風ファン9等は見えない。容
器1の蓋体3の上面の内、右側には送風ファン9の回転
状態を観察するための回転観察窓89(図1および図2
参照)が設けてある。この回転観察窓89は蓋体3の上
面からは勿論のこと、容器1の正面および右側面からも
見えるようにその位置が設定してある。なお、蓋体3は
透明のアクリル樹脂で成形してあり、インモールド成形
によって所定の色が印刷してあるので、その印刷時に回
転観察窓89を形成することができる。
【0035】上記構成において、次に作動を説明する。
消臭器は自動車の例えばフロントダッシュボートの上に
置く。消臭器の太陽電池4に太陽光が入射すると、入射
光のエネルギーにより太陽電池4の内部のpn嵌合部に
生じた電子と正孔との対の中の電子はn形層に拡散し、
正孔はp形層に拡散することにより、入射光エネルギー
は電気エネルギーに変換され、太陽電池4の出力電極間
に直接に接続した電動モータ7に出力電流を供給する。
これにより、電動モータ7が駆動され、送風ファン9が
回転する。送風ファン9の送風作用により、容器1内に
その空気吸い込み口17から矢印のごとく車室内の空気
が吸い込まれる。その空気は消臭部材5の回りを通過す
る際、消臭部材5の容器部30のキャップ34の開度に
応じた量の消臭剤32よりの消臭成分を取り込み、取付
け基板54と容器1の底部との空所76を経て取付け基
板54の4つの空気導入口58から送風ファン9に吸い
込まれる。吸い込まれ空気はスクロール部60にて方向
付けられ、容器1の空気吹き出し口18から車室内に吹
き出す。
【0036】かかる作動により、消臭部材5より蒸発す
る消臭成分は空気流中に混入して容器外に放出され、従
って消臭器が置かれた車室内の悪臭を消臭する作用が行
われる。
【0037】一方、本実施例によれば、蓋体3の斜面の
投影方向において消臭部材5、送風ファン9を覆うよう
に、かつ空気吸い込み口17および空気吹き出し口18
の両者を結ぶ仮想平面内に重畳するように太陽電池4を
配置してある。この結果、空気吸い込み口17、消臭部
材5、送風ファン9、空気吹き出し口18を結ぶ送風系
に、蓋体3の、太陽電池4の裏面側に相当する部分が臨
むことになる。
【0038】従って、送風ファン9の送風作用により容
器1内を通過する空気流が、蓋体3の太陽電池4の設置
裏面側に接触して流れるため、強制対流伝熱作用によ
り、蓋体3を経て太陽電池4中の熱を奪い続けるので、
太陽電池4の温度を低下させることができ、太陽電池4
の熱効率の低下、寿命の低下を防ぐことができる。
【0039】ところで、盛夏の炎天下に駐車中の車室内
のリヤトレイの上に本実施例によるものと、本実施例の
ごとく空気流による太陽電池4の冷却作用が行われない
もの(比較例)とを設置して比較したところ、本実施例
のものは太陽電池の表面温度が85℃であるのに対し、
比較例のものは95℃であり、本実施例のものがはるか
に優れていることがわかる。
【0040】本実施例においては消臭部材5の消臭剤3
2としてゲル状のものを用い、かつその消臭剤32が充
填された容器部30を図14に示す形状としたため、消
臭剤32による消臭作用を長期にわたって持続させるこ
とができる。
【0041】即ち、消臭剤32は初期の段階では容器部
30の最上面まで充填してあり、蒸発、発散面積が狭い
ので、初期の発散量は抑えられる。一方、消臭剤32の
体積が徐々に減少して容器部30の上面から下方の位置
(容器部30のテーパの部分)に達すると、消臭剤32
の発散面積は変化しないが、消臭剤32は図22のよう
に収縮して実質的な発散面積が増加する。この消臭剤3
2の発散量と時間との関係を図23に示す。図中、破線
は容器部の形状が円柱状、実戦は本実施例の容器部の形
状をそれぞれ示している。この図23から理解されるご
とく、本実施例の容器部の形状によると、初期の発散量
を抑えることができ、また途中から少し発散量が増加
し、従って消臭効果を長期に渡って持続できることがわ
る。なお、消臭部材5の容器部30に装着したキャップ
34の回動範囲により、消臭剤の発散量が変化する。こ
れを示したのが図24であり、縦軸に消臭剤32の寿命
時間を、横軸にキャップ34と容器部30との間の開口
面積を示しており、その望ましい開口面積は、一例を述
べれば寿命を約2〜3か月(約500時間)程度とし
て、約25mm2 となる。
【0042】なお、このデータは以下の一実施例の消臭
器の仕様に基づいてのものである。 〔容器〕 幅…104mm、奥行…140mm、高さ…40mm、空気吸
い込み口、空気吹き出し口;幅2.5mm、長さ65mm、
開口面積…162.5mm2 〔遠心型送風ファン〕 直径…60mm、高さ…21.5mm(羽根部分の高さ11
)、羽根数…30 〔消臭部材〕 容器部の底面;幅…60mm、奥行…40mm、底面からテ
ーパまでの寸法…11mm、テーパ部分の高さ…5mm、底
面の円弧部の半径19.7mm、キャップの直径…35mm 〔電気系統〕 アモルファスシリコン型太陽電池;縦…40mm、横…1
00mm、晴れた日の太陽光による出力0.13ワット、
電動モータ;DC2V、回転数…400rpm、風量…
0.2m3 /h ところで、本実施例によれば、容器1の蓋体3を開ける
ことで蓋体3の、太陽電池4の設置面が下方に向き、太
陽電池4が太陽光を受光しなくなり、送風ファン9は自
動的に停止する。このため、消臭部材5の交換時には蓋
体3を開ければ、自動的に送風ファン9の回転が停止す
るので、安全に消臭部材5を交換することができる。ま
た、スイッチ等を用いないので、構成が簡単である。
【0043】また、本実施例においては、容器1の蓋体
3の右端に、その蓋体3の上面、容器1の正面および右
側面から目視できるように回転観察窓89が設けてある
ため、特に右ハンドル車においては、フロントダッシュ
ボードの左側に消臭器を設置する状況から、運転車の眼
線の位置より顔の位置を大きく動かすことなく容易に回
転観察窓89を通して送風ファン9の回転状態を観察す
ることができ、安全運転に寄与できる。
【0044】本実施例においては、空気吸い込み口1
7、空気吹き出し口18を容器1の箱体2と蓋体3との
合わせ面に形成してあるため、例えば箱体2、あるいは
蓋体3に形成する場合に比べてデザイン上すっきりす
る。また、各口17、18には凸部86が形成してある
ため、該凸部86によって、各口17、18を通して容
器1の内の消臭部材5、送風ファン9等は見えない。
【0045】本実施例によれば、送風ファン9の上部を
凸形状とし、加えて送風ファン9の内側に電動モータ7
を配置した構成として電動モータ7と送風ファン9の高
さ寸法を小さくしてある。また、容器1の蓋体3も送風
ファン9の軸中心付近を最頂点とした断面がなだらかな
山形曲線形状としてある。
【0046】かかる構成により、送風ファン9の上部の
凸形状部を無理なく容器1内に収めることができる。加
えて、蓋体3の山形曲線形状による傾斜面12に太陽電
池4を設置したことにより、太陽電池4への太陽光の入
射を容易にできる。
【0047】また、本実施例においては、消臭器の送風
系の構成として、空気吸い込み口17、消臭部材5、送
風ファン9、空気吹き出し口18を略一直線上に配置
し、しかも送風ファン9と電動モータ7との配置を上述
のごとく設定したことにより、消臭器自体を偏平にで
き、フロントダッシュボード、リヤトレイの上に消臭器
を設置しても前方視界、後方視界を妨げることがない。
加えて、送風系の圧力損失を最小限に抑えることがで
き、電動モータ7の出力が小さくなり、従って太陽電池
4の形状を小さくできる。また、偏平状であるために空
気吹き出し口18からの空気の流速を高めることができ
る。
【0048】本実施例によれば、太陽電池4は容器1の
蓋体3外面の斜面12の凹部14内に、弾性体の基材の
両面に接着剤層を設けた所謂両面テープ16を介して接
着した構成であるため、太陽電池4のガラス基板と付帯
体3との熱膨張係数の差により、そのガラス基板に作用
する熱応力を上記両面テープ16の弾性体の基材によっ
て吸収できる。また、消臭器自体の振動によって生じる
機械的応力も同様に両面テープ16の弾性体の基材によ
って吸収できる。
【0049】また、本実施例によれば、消臭部材5の容
器部30に対してキャップ34が所定位置で止まる構成
であるため、自動車の振動等によって、キャップ34が
開き過ぎることがないし、誤って幼児が消臭剤32を口
に入れることも防止できる。
【0050】図35〜図37は本発明の他の実施例を示
すものであって、上記実施例と同一もしくは均等部分に
統一の符号を付し、その構成の説明は省略する。この実
施例においては、太陽電池4の発電出力により充電され
る、例えばニッケル−カドミウム電池等の小型な蓄電池
88を箱体2の内部に設置して太陽電池4の余剰発電出
力によって蓄電池88を充電する構成としたものであ
る。従って、夜間、太陽光による入射光エネルギーが得
られないときには蓄電池88によって電動モータ7を駆
動し、消臭器を使うことができる。なお、符号90は太
陽電池4の一つの出力端と蓄電池88の一端との間に挿
入、接続した逆流防止用ダイオードであり、該ダイオー
ドとしては、順方向電圧降下が小さい(約0.3V)シ
ョットキーバリア・ダイオードを用いている。
【0051】本実施例の電気回路図は図38のとおりで
あって、図中92はスイッチである。本実施例において
はスイッチ92によって、太陽電池4と電動モータ7と
の接続をON、OFFするようにしてある。
【0052】図39は本発明の更に他の実施例を示すも
のであって、上記実施例と同一もしくは均等部分に同一
の符号を付し、その構成の説明は省略する。この実施例
においては、蓋体3の太陽電池4の設置側裏面に複数個
の冷却フィン94を設け、太陽電池4の冷却効果を向上
せしめるものである。なお、冷却フィン94は蓋体3と
一体成形により設けてもよいし、また別途製作したもの
を蓋体3に接合してもよい。
【0053】図40および図41は本発明の更に他の実
施例を示すものであって、本実施例によれば、容器1の
内部に太陽電池4を設置したものである。即ち、蓋体3
に開口部25を設け、該開口部25を覆うようにしてア
クリル樹脂のごとき透明樹脂製の板91を蓋体3に固定
し、かつ該開口部25の下方において箱体2の内部に、
太陽電池4を吊り下げ部材93を介して吊り下げ固定し
た構成としてある。なお、他の構成は前記図1〜図34
の実施例と同様であり、省略してある。
【0054】かかる構成によれば、太陽光は上記透明樹
脂製の板91および開口部25を通して箱体2の内部の
太陽電池4に到達する。また、容器1の内部を流れる空
気流は太陽電池4の上面、下面に接触して流れ、太陽電
池4の冷却性を向上できる。なお、図中矢印は空気流の
流れを示す。
【0055】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、以下のごとく種々の変形が可能である。 (1)消臭部材5としては芳香性のないものであっても
よいし、まだゲル状でなく液状であってもよい。また、
活性炭のごときものであってもよい。
【0056】(2)空気吸い込み口、空気吹き出し口は
スリット状に限らず、例えば蓋体の上面に複数個の孔を
形成して空気吸い込み口、空気吹き出し口としても勿論
よい。
【0057】(3)容器の箱体と蓋体との開閉自在な構
成は種々のものが考えられ、例えば箱体から蓋体が完全
に脱離できる構成であってもよい。 (4)上記で説明した各構成部材の寸法は一例にすぎ
ず、種々の変更が可能であることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の概略的な内部構成を示す平面図である。
【図4】図2の概略的な内部構成を示す平面図である。
【図5】図1のA−A断面図である。
【図6】図5の断面図において蓋体を開けた状態を示す
断面図である。
【図7】図1のB−B断面図である。
【図8】図1において蓋体を開けた状態を示す断面図で
ある。
【図9】図8における箱体と蓋体とのヒンジ構成を示す
断面図である。
【図10】図8における箱体と蓋体とのロック機構を示
す断面図である。
【図11】本発明の一実施例に用いた太陽電池の内部構
成を模式的に示す断面図である。
【図12】図7における空気吸い込み口部分を拡大して
示す断面図である。
【図13】本発明の一実施例に用いた消臭部材を示す平
面図である。
【図14】図13の一部断面図である。
【図15】図13の消臭部材のキャップを除いた状態の
容器部を示す平面図である。
【図16】図15の一部断面図である。
【図17】図13の消臭部材におけるキャップの裏面側
を示す底面図である。
【図18】図17の一部断面図である。
【図19】図17の一部を拡大して示す底面図である。
【図20】図19のC−C断面図である。
【図21】図19のD−D断面図である。
【図22】図14における消臭剤の体積減少状態を示す
断面図である。
【図23】消臭剤の、経過時間に対する発散量の関係を
示す特性図である。
【図24】図13の消臭部材における容器部とキャップ
との間の開口面積による消臭剤の寿命時間の関係を示す
特性図である。
【図25】図13図の消臭部材の固定構成を示す平面図
である。
【図26】図25の正面図である。
【図27】本発明の一実施例に用いた送風ファン部分の
構成を示す平面図である。
【図28】図27の一部断面図である。
【図29】図27における送風ファンを示す平面図であ
る。
【図30】図29の正面図である。
【図31】図27における取り付け基板を示す平面図で
ある。
【図32】図31における取り付け基板を容器の箱体に
取り付けるための構成を示す斜視図である。
【図33】図31における取り付け基板を容器の箱体に
取り付けるための構成を示す斜視図である。
【図34】本発明の一実施例における太陽電池と電動モ
ータとの電気結線図である。
【図35】図36のE−E断面図である。
【図36】他の実施例の平面図である。
【図37】図36の側面図である。
【図38】他の実施例における太陽電池と電動モータと
の電気回路図である。
【図39】他の実施例を示す断面図である。
【図40】他の実施例を示す斜視図である。
【図41】図40のF−F断面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 箱体 3 蓋体 4 太陽電池 5 消臭部材 7 電動モータ 8 開口部 9 送風ファン 17 空気吸い込み口 18 空気吹き出し口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 数馬 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器と、該容器の内部に配置された送風
    ファンおよび電動モータと、前記容器に設けられ、かつ
    該電動モータに駆動用電力を供給する太陽電池と、前記
    容器の内部に配置された消臭部材と、前記送風ファンの
    送風作用により前記容器外部から該容器内部へ空気を吸
    い込み該容器内部を経て再び該容器外部へ空気を排出す
    るよう前記容器に設けられた空気吸い込み口および空気
    吹き出し口と、を具備し、前記送風ファンの円形回転軌
    跡面が前記容器の高さ方向に対して水平方向に向くよう
    に設定し、かつ前記送風ファンを前記電動モータに対し
    て動作的に接続し、前記消臭部材を前記送風ファンの側
    方に配置したことを特徴とする消臭器。
  2. 【請求項2】 前記送風ファンと前記消臭部材とは略直
    線上に配置されていることを特徴とする請求項1記載の
    消臭器。
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JPS57128807A (en) * 1981-02-03 1982-08-10 Hitachi Maxell Ltd Method and apparatus for measuring out of roundness of circular sample
JPS58192274A (ja) * 1982-05-06 1983-11-09 松下電器産業株式会社 コネクタ装置

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