JPH05183646A - ダム情報提供装置 - Google Patents

ダム情報提供装置

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JPH05183646A
JPH05183646A JP34576091A JP34576091A JPH05183646A JP H05183646 A JPH05183646 A JP H05183646A JP 34576091 A JP34576091 A JP 34576091A JP 34576091 A JP34576091 A JP 34576091A JP H05183646 A JPH05183646 A JP H05183646A
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dam
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Akira Uemura
朗 植村
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Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダム情報を自動的にかつ汎用形態で通信可能
とする。 【構成】 シリアル入出力部1−8によりダム監視装置
からの情報を入力し、文章・グラフィック編集処理部1
−4により相手先装置に応じて音声、画像、文書等の形
態に加工編集する。さらに、これを公衆回線アダプタ2
により汎用プロトコルで電話回線に送出する。相手先装
置が電話、FAX、パーソナルコンピュータのいずれで
あっても良く、相手先装置を規定する必要がない。さら
にこの通信は自動的に行われる。使用性が向上し、装置
構成が簡便かつ安価となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダムに関する情報を自
動的に通報通知する装置、すなわちダム情報提供装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、水力発電や貯水等の目的で河
川にダムが建設され運用されている。ダムのゲートの開
閉により河川の水量を適宜調整でき、また洪水等の対策
に寄与できるため、ダムの運用は水利権という形で地域
経済に深く結び付いている。また、ダムによって形成さ
れる人造湖の周辺を公園化したり、健全な環境を維持造
成したりすることも広く行われており、ダムの運用は、
環境保全の推進やリクレーションの場の提供の面で、有
形、無形に地域社会と結びついている。
【0003】従って、従来から、河川に関する諸法令に
より、ダムの運用が規定されている。特に、ダムのゲー
ト操作状況その他の情報は、法定の機関、関係各所に通
報しなければならない旨規定されている。以下、このよ
うな法令による通知を単に通報通知と呼ぶこととする。
【0004】通報通知には、河川法第46条や第48条
に規定されたものがある。前者はダム操作状況等の通報
であり、後者は危害防止のための措置に係るものであ
る。この通報通知は、従来、電話等の手段により行われ
ていた。すなわち、河川法によって定められている通報
通知は、現状ではダムの操作員がその都度各所に電話を
かけ、肉声により行っている。
【0005】また、ダムに関する情報は、河川法及びそ
の関係法令により義務付けられる通報通知以外にも授受
を必要とする。例えば、ダム操作員は、自らの職務に必
要な情報を随時入手できるのが好ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の通
報通知は肉声により行われていた。このため、通報通知
箇所が非常に多い場合、通報通知に2〜3時間程度の電
話時間が必要となることがあった。しかし、ダムのゲー
ト操作は、洪水の発生に関わることがある。洪水を未然
に防止し又は被害を最低限に止めようとしている場合、
通報通知に要する時間は非常に支障となる。さらに、肉
声による通報通知は著しい労力を必要とする。
【0007】このような問題点を解決し短時間かつ低労
力に通報通知を行うために、従来提案されているのは、
自動電話や一斉FAX等のシステムである。しかし、通
報通知先はダムを有する団体、会社とは別の組織のた
め、自動電話、一斉FAX等の装置を強制することが難
しい。
【0008】また、ダムに関する情報をダム操作員に随
時供給するシステムとしては、専用回線を用いて構築し
た大規模なシステムが提案されていた。すなわち、ダム
操作員の日常生活環境のうちダム管理所以外の箇所、例
えば職場や家庭に専用回線を敷設し、ダムに関する情報
を通信するシステムを考えることができる。しかし、こ
のようなシステムは、比較的規模の大きい職場等に関し
ては有効であるが、それ以外の職場や家庭等では実際上
無理である。
【0009】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、通報通知を自動的
にかつ特別の装置等を用いることなく行うことを可能に
し、また、専用回線を用いずにダム操作員その他にダム
に関する情報を通信することを可能にすることを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の請求項1は、ダム監視装置からダム
に関する情報(以下単にダム情報という)を入力する手
段と、入力した情報を汎用形態に変換して当該形態に係
る回線に送出する手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】請求項2は、汎用回線を介して情報の要求
を受け付ける手段と、受付けた要求に応じてダム情報を
汎用形態で当該形態に係る回線により返送する手段と、
を備えることを特徴とする。
【0012】請求項3は、ダム情報を音声情報、画像情
報及び/又は文章情報の形態に加工する手段と、加工し
た情報を汎用形態で当該形態に係る回線に送出する手段
と、を備えることを特徴とする。
【0013】請求項4は、ダム情報を汎用形態で当該形
態に係る回線を介して通信する手段と、通信相手からの
応答を記録する手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】請求項5は、ダム監視装置からダム情報を
入力し記憶する一方で、汎用回線を介して受信される情
報要求に応じて音声情報、画像情報及び/又は文章情報
の形態に加工し出力する処理手段と、汎用回線を介して
情報要求を受付け処理手段に報知すると共に、この要求
に応じて処理手段から出力される加工された情報を前記
汎用回線に適した形態で当該汎用回線に送出する回線ア
ダプタと、汎用回線を介した情報の通信状況を記録する
記録機と、を備えることを特徴とする。
【0015】そして、請求項6は、監視対象の情報を入
力する手段と、入力した情報を汎用形態で自動通信する
手段と、を備えることを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明の請求項1においては、まず、ダム監視
装置からダム情報が入力される。さらに、入力されたダ
ム情報は汎用形態に変換され汎用回線に送出される。汎
用回線とは、例えば公衆電話回線であり、汎用形態と
は、例えば電話、FAX、パーソナルコンピュータ(以
下パソコンという)通信等のデータ形態である。これに
より、通報通知を人手を介することなく自動的に行うこ
とが可能となると共に、一般に普及している電話、FA
X、パソコン通信等を利用して通報通知を行える。
【0017】また、請求項2においては、要求に応じ、
ダム情報が汎用形態で汎用回線により返送される。従っ
て、任意の場所からの情報要求に迅速に対応することが
可能となる。
【0018】請求項3においては、ダム情報が音声情
報、画像情報及び/または文書情報の形態に加工され
る。加工された情報は、汎用形態で汎用回線に送出され
る。例えば、音声情報とは合成音声であり、画像情報と
はグラフィックスであり、文書情報とはワードプロセッ
サ等によって作成される文書である。これにより、通信
相手にとって理解し易い形態で情報を返送することが可
能になる。また、情報の加工は、従来公知のワードプロ
セッサ等の装置により実現できる。
【0019】請求項4においては、ダム情報が汎用形態
で汎用回線を介して通信され、この通信に係る通信相手
からの応答が記録される。従って、通信経過をダム操作
員等が任意かつ随時に知ることができ、装置の使用性が
高まる。
【0020】請求項5においては、ダム監視装置から入
力されたダム情報が処理手段において記憶され処理され
る。この処理は、例えば汎用回線を介して受信される情
報要求に応じ、所定の形態に加工した情報を出力する処
理である。汎用回線を介した情報要求は、回線アダプタ
を介して処理手段に報知され、処理手段はこの報知に応
じて前記加工出力処理を行う。加工された情報は、回線
アダプタにより汎用回線に適した形態に変換され、汎用
回線に送出される。さらに、汎用回線を介した情報の通
信状況は記録機によって記録される。従って、この請求
項においては、前述した請求項1乃至4において得られ
る作用がいずれも得られる。
【0021】そして、請求項6においては、監視対象の
情報が入力され、この情報が汎用形態で自動送信され
る。従って、この請求項は、ダム運用に係る通報通信以
外、例えば、技術者でない管理者等を置く無人化装置等
の異常を通知する異常警戒装置などにも適用可能であ
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。
【0023】図1には、本発明の1実施例に係るダム情
報提供装置の構成が示されている。この図に示される装
置は、パーソナルコンピュータ(以下パソコンという)
1、公衆回線アダプタ2、接続線3及び記録機4から構
成されている。
【0024】パソコン1は、ダム監視装置からダム情報
を入力して所定の処理を施す。処理後の情報は、パソコ
ンのバスライン等である接続線3を介して公衆回線アダ
プタ2に出力される。公衆回線アタプタ2は、この情報
を所定のデータ形態で電話回線に送出する。送出された
情報は、通報通知相手やダム操作員の職場、家庭等によ
り受信される。
【0025】また、公衆回線アダプタ2は、電話回線を
介して通報通知相手やダム操作員等からの情報要求を受
け付け、これを接続線3を介してパソコン1に報知す
る。パソコン1は、この要求に応じて加工した情報を公
衆回線アダプタ2に与え、公衆回線アダプタ2は電話回
線にこの情報を送出する。
【0026】そして、記録機4は、この通信の経過を記
録する。
【0027】パソコン まず、パソコン1は、通信処理部1−1、通報通知判定
処理部1−2、発呼・着信処理部1−3、文章・グラフ
ィック編集処理部1−4、記録処理部1−5、表示・操
作処理部1−6、記憶部1−7、シリアル入出力部1−
8を有している。
【0028】これらのうち、シリアル入出力部1−8
は、ダム監視装置からダム情報を入力する。ダム監視装
置から入力されるダム情報には、例えば、ダム水位、流
入量、放流量、発電使用水量、通報要求等が含まれる。
シリアル入出力部1−8は、通信処理部1−1の制御の
もと、これらの情報をシリアル入力し、通報通知判定処
理部1−2及び記憶部1−7に供給する。記憶部1−7
は、ダム情報を記憶する。 なお、ダム監視装置から情
報を入力する手段としては、本実施例のようなシリアル
入出力部1−8以外に公衆回線アダプタを利用できる。
この実施例のようにシリアル入出力部1−8を用いるの
は、パソコン1をダム管理所に配置している場合、すな
わちダム監視装置と近接配置している場合である。ダム
監視装置とパソコン1が遠隔配置されている場合には、
モデム、NCU等を備える公衆回線アダプタが好まし
い。この場合には、ダム監視装置とパソコン1を電話回
線等で結ぶこととなる。
【0029】また、通報通知判定処理部1−2は、所定
の通報通知条件に基づき通報通知の要/不要を判定す
る。通報通知条件は、法令の規定に基づき設定する。こ
の判定の結果、通報通知を行うべきであると判定された
場合、発呼・着信処理部1−3により通報相手先が選択
され、発呼が行われる。発呼は例えばヘイズATコマン
ド(電話、パソコン通信等)、ヘイズAT&Fコマンド
(FAX)を用いて行う。通報通知先の電話番号等、発
呼先の情報は、発呼・着信処理部1−3に敷設されるメ
モリや、記憶部1−7等に登録されているものとする。
【0030】発呼・着信処理部1−3の発呼により回線
が確立すると、通信処理部1−1は、相手側装置に適合
させたプロトコルで通信を開始させる。プロトコルの選
択は、後述するように、公衆回線アダプタ2を制御する
ことにより行う。通信される情報は、記憶部1−7から
読み出され、文章・グラフィック編集処理部1−4によ
り加工された情報である。文章・グラフィック編集処理
部1−4は、通報通知の内容、相手先の種別、相手先の
装置の種別に応じ、情報を選択する。すなわち、通報通
知判定処理部1−2の判定結果を参照しつつ記憶部1−
7から情報を読み出し、通報通知の内容、相手先の種
別、相手先の装置の種別等に応じてどのような形態に加
工するかを決定する。文章・グラフィック編集処理部1
−4は、記憶部1−7から読み出したダム情報を音声に
加工することとした場合、公衆回線アダプタ2に文章の
読みを与える。グラフィック(絵、グラフ、画像等)に
加工することとした場合にはグラフィックを分解しドッ
ト対応のデータに変換し、公衆回線アダプタ2にこのデ
ータを与える。パソコンに適する2進値に加工すること
とした場合には、この2進値を公衆回線アダプタ2に与
える。なお、この加工に必要なデータ(文字と読みの対
応、グラフィックのセグメント情報等)は、記憶部1−
7等に記憶されている。
【0031】発呼・着信処理部1−3は、相手先装置か
らの受領確認の際や着信の際、トーン信号解析処理やデ
ィジタル肉声録音を行う。すなわち、相手先装置がプッ
シュホンであった場合、相手側のデータ受領確認等をト
ーンの検出及び解析により実行する。また、相手先装置
がダイヤル電話であった場合、肉声録音を行い通報通知
が確実に行われたことを確認可能にする。
【0032】記録処理部1−5は、通信内容を記録機4
により記録させる。すなわち、記録処理部1−5は、公
衆回線アダプタ2におけるプロトコル上の応答や、相手
先からの受領応答を記録機4により印字し、ダム操作員
等が視認できるようにする。記録機4は、公衆回線等を
介して遠隔地に設置してもかまわない。
【0033】そして、表示・操作処理部1−6は、通報
通知先の電話番号を記憶部1−7等に登録したり、通報
通知判定処理部1−2により通報通知が必要であると判
定された場合に通報通知される内容(文章等)を入力し
たり、現在のダム状態や通報通知の状態を表示する等の
機能を有する。また、手動での発呼を管理する。文章作
成等の機能は、ワードプロセッサ等として実現できる。
【0034】公衆回線アダプタ 公衆回線アダプタ2は、パソコン通信プロトコル部2−
1、FAX通信プロトコル部2−2、音声合成部2−
3、モデム2−4及びNCU2−5から構成されてい
る。
【0035】これらのうち、音声合成部2−3は、文章
・グラフィック編集処理部1−4により音声による情報
送信が選択された場合に、当該文章・グラフィック編集
処理部1−4から文章の読みの情報を接続線3を介して
入力し、この読みに対応する合成音声をNCU2−5に
入力する。NCU2−5は、電話回線との網接続を行
う。従って、相手先装置が電話機の場合、文章・グラフ
ィック編集処理部1−4により音声情報を選択すること
で、対応可能となる。
【0036】また、音声合成部2−3は、相手先装置か
ら音声が受信された場合に、これをADPCM方式によ
り圧縮しディジタル化する。ディジタル化された音声
は、発呼・着信処理部1−3に供給され肉声録音等の対
象とされ、また、記録処理部1−4及び記録機4による
記録の対象とされる。
【0037】また、FAX通信プロトコル部2−2は、
文章・グラフィック編集処理部1−4によりグラフィッ
クによる情報送信が選択された場合に、当該文章・グラ
フィック編集処理部1−4からドット対応のデータを受
けとり、データ圧縮して所定のプロトコルで相手先に送
信する。すなわち、文章・グラフィック編集処理部1−
4は相手先装置がFAX受信機である場合にグラフィッ
クによる情報送信を選択し、FAX通信プロトコル部2
−2は当該グラフィックを画像送信する。FAX通信プ
ロトコル部2−2は、例えばCCITT T.30,T.4に準拠す
る。
【0038】モデム2−4は、FAX通信プロトコル部
2−2から供給される信号を変調し、NCU2−5を介
して電話回線に送出する。また、電話回線及びNCU2
−5を介して相手側装置(FAX送信機)からFAX画
像が受信された場合、これを復調しFAX通信プロトコ
ル部2−2に入力する。FAX通信プロトコル部2−2
は、この場合、記録処理部1−5にデータ伸長後の情報
を転送し、画像記録を行わせる。モデム2−4は、FA
X通信プロトコル部2−2から供給される信号の変復調
に関しては、例えばCCITT V29,V27ter,V21ch2 に準拠す
る。
【0039】一方、パソコン通信プロトコル部2−1
は、相手先装置がパソコンであった場合に文章・グラフ
ィック編集処理部1−4から入力される2進値をデータ
圧縮してモデム2−4に供給する。モデム2−4は、こ
れを所定のプロトコルで変調しNCU2−5及び電話回
線を介して相手先に送信する。また、パソコンである相
手先装置からの受信時には、モデム2−4はこれを所定
のプロトコルで復調し、パソコン通信プロトコル部2−
1はデータ伸長する。伸長後の2進値は記録処理部1−
5及び記録機4による記録の対象となる。パソコン通信
プロトコル部2−1は例えばCCITT V42bis,V42に準拠
し、モデム2−4は例えばCCITT V22bis,V22,V21に準拠
する。
【0040】通報通知・ダム操作員への通信等の動作 この実施例において通報通知やダム操作員の職場・家庭
への送信を行う場合、次のような動作となる。
【0041】まず、ダム監視装置とパソコン1の間はシ
リアル伝送路により接続されており、シリアル入出力部
1−8はダム情報をこのシリアル伝送路を介してダム監
視装置から入力する。入力されたダム情報は、サービス
のため記憶部1−7に格納される一方で、通報通知判定
処理部1−2に入力される。
【0042】通報通知判定処理部1−2が所定の通報通
知条件が成立すると判定した場合、発呼・着信処理部1
−3は通報通知先を発呼する。文章・グラフィック編集
処理部1−4は、通報通知内容等を相手先装置に対応し
た形態に加工編集する。編集された情報は、公衆回線ア
ダプタ2により相手先装置に対応してプロトコルで送信
される。
【0043】相手先装置から受領確認の応答があると、
これは、発呼・着信処理部1−3によりトーン解析又は
肉声録音される。また、受領確認の応答は、プロトコル
上の応答などと共に、記録処理部1−5により記録機4
に記録させる。
【0044】このように、本実施例によれば、例えば1
ダム当り30項目×10ダム分の情報入力、判定条件1
20件、通知通報先登録件数200件、登録文書数30
文書(画像を含む)等を実現することができ、通報通知
を短時間に省労力で実行可能となる。さらに、これを、
汎用の装置のみを用いて実現でき、相手先に装置設置を
強制することなく経済的に実現できる。
【0045】また、ダムに関しダム操作員に通信すべき
状況が発生した場合、法定の通報通知と同様に、短時間
かつ省労力で、また簡便かつ安価な装置構成で、これを
実行できる。
【0046】情報要求受付け時の動作 通報通知の相手先装置やダム操作員の職場・家庭からの
情報要求があった場合、発呼・着信処理部1−3により
当該相手先が確認される。相手先が確認されると、通信
処理部1−1は、文章・グラフィック編集処理部1−4
により要求された情報の加工編集を行わせる。加工編集
すべき情報は、予め表示・操作処理部1−6から入力さ
れ記憶部1−7に記憶されている情報や、ダム監視装置
から得られやはり記憶部1−7に記憶されている情報で
ある。文章・グラフィック編集処理部1−4は、記憶部
1−7から必要な情報を受けとり、加工編集して送信さ
せる。
【0047】この場合も、相手先装置からの着信の経過
や、相手先からの受領確認等が、記録機4により記録さ
れる。
【0048】なお、以上の実施例は、例えば水力発電用
ダムの制御監視システムに付随する装置であるが、これ
は、他の種類の装置、例えば技術者でない監視者等を置
く無人化装置等の異常を音声、FAXを用いて通知する
異常警戒装置など、一般の人間に情報を提供するような
装置に適用できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、ダムに関する情報を自動的に通報通知するこ
とが可能となり、相手先装置を規定せず、一般に普及し
ている電話、FAX、パソコン等に対する通報通知を行
うことができる。従って、ダム操作員は多大な通報通知
作業に煩わされることがなくなり、ダム操作に専念で
き、より正確なダム操作を行えることとなる。
【0050】また、請求項2によれば、相手先装置から
の要求に応じて情報を提供することができ、使用性の良
い装置を簡便かつ安価に提供することができる。
【0051】請求項3によれば、使用回線に送出される
情報が音声情報、画像情報及び/又は文書情報等の形態
であり、電話機、FAX、パソコン等の広汎に普及して
いる装置で通信可能となる。
【0052】請求項4によれば、通信相手からの応答が
記録されるため、ダム操作員等がこの記録を視認するこ
とによりより好適に設備管理を行うことが可能となる。
【0053】請求項5によれば、このような効果がいず
れも得られる。
【0054】そして、請求項6においては、上述の効果
がダム監視等に限られず他の種類の異常警戒装置等にお
いても得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るダム情報提供装置の構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ 1−1 通信処理部 1−2 通報通知判定処理部 1−3 発呼・着信処理部 1−4 文章・グラフィック編集処理部 1−5 記録処理部 1−6 表示・操作処理部 1−7 記憶部 1−8 シリアル入出力部 2 公衆回線アダプタ 2−1 パソコン通信プロトコル部 2−2 FAX通信プロトコル部 2−3 音声合成部 2−4 モデム 2−5 NCU 3 接続線 4 記録機

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダム監視装置からダムに関する情報を入
    力する手段と、入力した情報を汎用形態に変換して当該
    形態に係る回線に送出する手段と、を備えることを特徴
    とするダム情報提供装置。
  2. 【請求項2】 汎用回線を介して情報の要求を受け付け
    る手段と、受付けた要求に応じてダムに関する情報を汎
    用形態で当該形態に係る回線により返送する手段と、を
    備えることを特徴とするダム情報提供装置。
  3. 【請求項3】 ダムに関する情報を音声情報、画像情報
    及び/又は文章情報の形態に加工する手段と、加工した
    情報を汎用形態で当該形態に係る回線に送出する手段
    と、を備えることを特徴とするダム情報提供装置。
  4. 【請求項4】 ダムに関する情報を汎用形態で当該形態
    に係る回線を介して通信する手段と、通信相手からの応
    答を記録する手段と、を備えることを特徴とするダム情
    報提供装置。
  5. 【請求項5】 ダム監視装置からダムに関する情報を入
    力し記憶する一方で、汎用回線を介して受信される情報
    要求に応じて音声情報、画像情報及び/又は文章情報の
    形態に加工し出力する処理手段と、汎用回線を介して情
    報要求を受付け処理手段に報知すると共に、この要求に
    応じて処理手段から出力される加工された情報を前記汎
    用回線に適した形態で当該汎用回線に送出する回線アダ
    プタと、汎用回線を介した情報の通信状況を記録する記
    録機と、を備えることを特徴とするダム情報提供装置。
  6. 【請求項6】 監視対象の情報を入力する手段と、入力
    した情報を汎用形態で自動通信する手段と、を備えるこ
    とを特徴とする情報提供装置。
JP34576091A 1991-12-27 1991-12-27 ダム情報提供装置 Pending JPH05183646A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10320030A (ja) * 1997-05-22 1998-12-04 Mitsubishi Electric Corp ダム遠方監視システムおよびその装置による異常時回線切換方法
JP2005244451A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Chugoku Electric Power Co Inc:The ダム情報通信装置及びダム情報通信方法
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