JPH05182352A - 制御誤差判別装置 - Google Patents

制御誤差判別装置

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JPH05182352A
JPH05182352A JP34610791A JP34610791A JPH05182352A JP H05182352 A JPH05182352 A JP H05182352A JP 34610791 A JP34610791 A JP 34610791A JP 34610791 A JP34610791 A JP 34610791A JP H05182352 A JPH05182352 A JP H05182352A
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JP
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control
error
signal
processing
phase
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JP34610791A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Maeda
朗善 前田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再引き込みが速く、きめ細かい制御ができ、
かつ、偏芯ディスクでも正しく制御状態を判別できる制
御誤差判別装置を提供することを目的とする。 【構成】 位相誤差生成部16において制御信号と基準
信号との位相が交差するときに生じる位相誤差の不連続
を補正する位相誤差処理判別部17を設け、ウインド処
理の状態と位相誤差の状態と速度誤差の状態とを用いて
スピンドル制御の状態を判別する制御処理判別部21を
設けることにより、状態に応じて位相制御状態と速度制
御状態とを切り換えたり速度制御状態の特性や位相制御
状態の特性を変化させることで、再引き込みが速くきめ
細かい制御ができ、かつ、偏芯ディスクでも正しく制御
状態を判別できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオディスクプレー
ヤ等の円盤状記録媒体(以下、ディスクと称す)から再
生信号を得るとき必要となるディスクを回転させる制御
(以下、スピンドル制御と称す)を行うとき有用な制御
誤差判別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオディスクプレーヤのようにディス
クに記録された信号を再生する場合、一般に、映像信号
の同期信号を用いてディスクの回転の制御(スピンドル
制御)が行われる。ビデオディスクでは、再生時の回転
速度が一定(以下、CAVと称す)になるディスクと、
記録密度を上げるために再生時の線速度が一定(以下、
CLVと称す)になるディスクとが使用され、このCA
V、CLVディスクの回転を制御するスピンドル制御
は、再生同期信号と基準同期信号とを用いて駆動信号を
生成するように構成されている。また、ビデオディスク
プレーヤでは、CAV、CLVの異なる記録方法のほか
に、いろいろの形状寸法(例えば、30cmディスク、2
0cmディスク、CDV、CD、CDシングル等)のディ
スクの回転を制御することが必要である。
【0003】さらにビデオディスクでは、ディスク再生
時に、プレーヤのメカ精度、ディスクの精度により生ず
るディスクの記録トラックの中心とディスクの回転中心
とのずれ(偏芯)によって生ずる再生映像信号の時間軸
のゆれの補償は、モータの性能、電源電圧、コスト等の
要因によりスピンドル制御のみでは充分補償できないた
め、映像信号処理部において時間軸補償(以下、TBC
と称す)を行うことで補償している。このように、偏芯
等により生ずる再生映像信号の時間軸補償はスピンドル
制御とTBCとの両方で行うのが一般的である。
【0004】以下に従来の制御誤差判別装置について説
明する。図5は従来のスピンドル制御のブロック図を示
している。図5において、1はディスク、2はピックア
ップ部、3はモータ、4はFM復調部、5は同期分離
部、6は映像処理部、7は映像信号出力端、8は駆動回
路部、51は基準同期信号発生部、52はウインド処理
部、53はウインド処理判別部、54は速度誤差生成
部、55は位相誤差生成部、56は速度誤差乗算器、5
7は位相誤差乗算器、58は加算部、59は位相誤差処
理判別部、60は制御処理判別部を示している。
【0005】以上のように構成されたスピンドル制御に
ついて、以下その動作を説明する。ディスク1に記録さ
れた記録信号はピックアップ部2により再生され、FM
復調部4で映像信号に復元され、映像処理部6と同期分
離部5とに印加される。映像処理部6は、FM復調部4
の出力の映像信号にいろいろの処理を加えて映像信号出
力端7に出力している。また同期分離部5は、FM復調
部4の出力信号に含まれる再生同期信号を抽出して、ウ
インド処理部52に出力する。ウインド処理部52は、
設定されたウインドの範囲内の再生同期信号を抽出し、
ウインドの範囲外の信号を無視することで、ノイズ等の
外乱の影響を低減して再生同期信号を抜き取るように動
作する。そして、ウインド処理判別部53はウインド処
理部52のウインドの範囲内で再生同期信号を抽出した
か否かを判別して、その判別結果を制御処理判別部60
に出力する。
【0006】ウインド処理部52のウインド区間で抽出
された同期信号は、速度誤差生成部54と位相誤差生成
部55とに入力される。速度誤差生成部54は、ウイン
ド処理部52より出力される同期信号の周期と基準同期
信号発生部51より出力される基準同期信号の周期とを
比較して速度誤差を生成し、速度誤差乗算器56に出力
する。速度誤差乗算器56は、上記の速度誤差に所定の
定数を乗算する演算処理を行い、速度誤差乗算結果とし
て加算部58に出力する。また位相誤差生成部55は、
ウインド処理部52より出力される同期信号と基準同期
信号発生部51より出力される基準同期信号との位相差
を生成する。位相誤差生成部55の出力は、位相誤差乗
算器57と位相誤差処理判別部59とに印加される。位
相誤差乗算器57は、上記の位相誤差に所定の定数を乗
算する演算処理を行い、位相誤差乗算結果として加算部
58に出力する。加算部58は、速度誤差乗算器56よ
りの速度誤差乗算結果と位相誤差乗算器57よりの位相
誤差乗算結果とを加算して制御誤差信号を生成し、駆動
回路部8に出力する。駆動回路部8の出力は、モータ3
に印加され、ディスク1の回転を制御する。
【0007】位相誤差処理判別部59は、位相誤差生成
部55で生成された位相誤差信号のレベルが設定された
範囲内か否かを判別して、判別結果を制御処理判別部6
0に出力する。制御処理判別部60は、ウインド処理判
別部53の判別結果と位相誤差処理判別部59の判別結
果とを用いてスピンドル制御の状態を判別し、判別結果
に応じて、ウインド処理部52のウインドの範囲を制御
したり、映像処理部6の出力に再生した映像信号を用い
るか映像処理部6の内部で生成した映像信号を用いるか
の切り替えを制御するように動作する。
【0008】一般に、ディスクプレーヤでは同期信号の
周期が基準信号の周期に対して±30%程度の範囲内に
なると、FM復調部4や映像信号処理6の関係により同
期信号が生成できるため、ウインド処理部52が動作し
始める。そして、連続して同期信号が捕捉できる状態に
なると、ウインド処理判別部53がこのことを検出し、
この検出結果より制御処理判別部60はウインド処理部
52のウインドの範囲を狭めるように動作する。逆に、
ウインド処理部52で同期信号を捕捉できない状態が連
続に生じると、ウインド処理判別部53がこのことを検
出し、この検出結果より制御処理判別部60はウインド
処理部52のウインドの範囲を広くするように動作す
る。
【0009】上記の動作を繰り返しながら、徐々に、ス
ピンドル制御は目標の回転速度に近づいていく。そし
て、所定のウインドの範囲内で連続に同期信号が抽出で
きると、回転速度はほぼ目標回転速度と一致した状態と
みなし、さらに、位相誤差処理判別部59の設定範囲内
に位相誤差生成部55の出力の位相誤差が連続に生じる
場合、制御処理判別部60は制御が安定している状態と
判別し、映像処理部6にこの状態判別の結果を転送す
る。そのとき、位相誤差処理判別部59の設定範囲は基
準同期信号の周期Hの半分が用いられる。逆に、位相誤
差処理判別部59の設定範囲外に位相誤差生成部55の
出力の位相誤差が連続で生じる場合、制御処理判別部6
0は制御が安定している状態ではないと判別し、映像信
号にこの状態判別の結果を転送するような構成となって
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、位相誤差処理判別部59で位相誤差の値
と位相誤差処理判別部59の内部の判別レベルとを比較
した結果を出力しているが、判別レベルが位相誤差が生
じ得る範囲(H)よりも狭い範囲で設定(H/2)され
ているため、偏芯ディスクの再生時の位相誤差が判別レ
ベル以上の値となる場合などに誤判別するため、制御状
態判別部60での制御の安定性の判別に使用できないと
いう問題点や、制御誤差信号は常に位相誤差乗算結果と
速度誤差乗算結果とを加算して生成しているため、トリ
ックプレイ等での再引き込みや通常再生時にきめ細かく
特性を変える制御ができないことやCLVディスクでの
サーチ動作後の速い再生引き込みの実現が難しいという
問題点を有していた。
【0011】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、位相誤差生成手段において制御信号と基準信号との
位相が交差するときに生じる位相誤差の不連続を補正す
る手段を設けることと、ウインド処理の状態と位相誤差
の状態と速度誤差の状態とを用いてスピンドル制御の状
態を判別することにより、状態に応じて位相制御状態と
速度制御状態とを切り換えたり速度制御状態の特性や位
相制御状態の特性を変化させることで、再引き込みの速
くきめ細かい制御ができ、かつ、偏芯ディスクでも正し
く制御状態を判別できる制御誤差判別装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の制御誤差判別装置は、制御信号から不要な信
号を取り除くウインド処理手段と、ウインド処理手段の
処理状況を判別して判別結果を出力するウインド処理判
別手段と、ウインド処理手段の出力の制御信号と制御信
号の目標となる基準信号との位相差を用いて位相誤差を
生成する位相誤差生成手段であって制御信号と基準信号
との位相が交差するときに生じる位相誤差の不連続を補
正する手段を有する位相誤差生成手段と、位相誤差生成
手段の出力より制御誤差信号を生成する位相制御信号生
成手段と、ウインド処理手段の出力の制御信号と基準信
号とを用いて速度誤差を生成する速度誤差生成手段であ
って基準信号と制御信号との周期の差により速度誤差を
生成する手段を有する速度誤差生成手段と、速度誤差生
成手段の出力より制御誤差信号を生成する速度制御信号
生成手段と、位相制御信号生成手段の出力と速度制御信
号生成手段の出力とを選択して出力する切り換えスイッ
チ手段と、位相誤差生成手段の処理状況を判別する位相
誤差処理判別手段と、速度誤差生成手段の処理状況を判
別する速度誤差処理判別手段と、ウインド処理判別手段
と位相誤差処理判別手段と速度誤差処理判別手段とを用
いてウインド処理手段でのウインドの設定の制御と切り
換えスイッチ手段での切り替えの制御とを行う制御処理
判別手段とで構成され、切り換えスイッチ手段の出力を
制御誤差信号とするような構成を有している。
【0013】
【作用】この構成によって、位相誤差の不連続を補正し
た位相誤差信号のレベルが設定された範囲内か否かの判
断により位相制御の状態を判別する場合に、従来とは異
なり基準同期信号の周期H以上の値で設定できるため偏
芯による誤動作が防止できるとともに、位相誤差の状態
の判別結果と速度誤差の状態の判別結果とウインド処理
の状態の判別結果とを用いて、位相制御状態と速度制御
状態とを切り換えたり速度制御状態の特性や位相制御状
態の特性を変更したりウインドの範囲を変更したりする
ことで再引き込みの速くきめ細かい制御の特性を有する
ことができる。
【0014】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0015】図1は、本発明の制御誤差判別装置を含ん
だスピンドル制御のブロック図を示している。図1にお
いて、1はディスク、2はピックアップ部、3はモー
タ、4はFM復調部、5は同期分離部、6は映像処理
部、7は映像信号出力端、8は駆動回路部、10はシス
テムコントロール部、11は基準同期信号発生部、12
はウインド処理部、13はウインド処理判別部、14は
速度誤差生成部、15は速度誤差処理判別部、16は位
相誤差生成部、17は位相誤差処理判別部、18は速度
制御信号生成部、19は位相制御信号生成部、20は切
り替えスイッチ部、21は制御処理判別部であり、9は
制御誤差判別装置を示している。
【0016】以上のように構成された制御誤差判別装置
を含めたスピンドル制御のブロックについて、以下、そ
の動作を説明する。ディスク1に記録された記録信号は
ピックアップ部2で再生され、FM復調部4で映像信号
に復元される。この映像信号は、映像処理部6でいろい
ろの処理を加えて映像信号出力端7に出力するととも
に、同期分離部5で映像信号に含まれる再生同期信号を
抽出して、ウインド処理部12に出力する。ウインド処
理部12は、設定されたウインドの範囲内の再生同期信
号を抽出して、ウインドの範囲外の信号を無視すること
で、ノイズ等の外乱の影響を低減して再生同期信号を抜
き取るように動作する。そして、ウインド処理判別部1
3はウインド処理部12のウインドの範囲内で再生同期
信号を抽出したか否かを判別して、その判別結果を制御
処理判別部21に出力する。
【0017】ウインド処理部12のウインド区間で抽出
された同期信号は、速度誤差生成部14と位相誤差生成
部16とに入力される。速度誤差生成部14は、ウイン
ド処理部12より出力される同期信号と基準同期信号発
生部11より出力される基準同期信号との周期を比較し
て速度誤差を生成し、速度制御信号生成部18と速度誤
差処理判別部15とに出力する。速度制御信号生成部1
8は、上記の速度誤差信号をもとにフィルタ演算処理を
行い、速度制御誤差結果として切り替えスイッチ20に
出力する。速度誤差処理判別部15は、速度誤差の時系
列変化量により速度サーボの状態を判別し、判別結果を
制御処理判別部21に出力する。また位相誤差生成部1
6は、ウインド処理部12より出力される同期信号と基
準同期信号発生部11より出力される基準同期信号との
位相差を生成して、位相制御信号生成部19と位相誤差
処理判別部17とに出力する。位相制御信号生成部19
は、上記の位相誤差信号をもとにフィルタ演算処理を行
い、位相制御誤差結果として切り替えスイッチ20に出
力する。位相誤差処理判別部17は、位相誤差の時系列
変化量と絶対値とを用いて位相サーボの状態を判別す
る。
【0018】ウインド処理判別部13の判別結果と位相
誤差処理判別部15の判別結果と位相誤差処理判別部1
7の判別結果およびシステムコントロール部10よりの
コントロール情報とを用いて、スピンドル制御の状態を
制御処理判別部21は処理する。そして処理結果に応じ
て、ウインド処理部12のウインドの設定範囲の変更指
令や切り替えスイッチ部20の切り替え指令や位相制御
信号発生部19の制御特性の変更指令や速度制御信号生
成部18の制御特性の変更指令や映像処理部6への制御
信号となる。切り替えスイッチ20は、制御処理判別部
21の制御信号により、速度制御信号生成部18の出力
か位相制御信号生成部19の出力かのどちらかを、駆動
回路部8に出力して、モータ3の回転を制御する。
【0019】図2は、位相誤差生成部16及び位相誤差
処理判別部17の動作を説明するための動作説明図であ
る。図2において、偏芯量の大きいディスクを再生する
場合の基準同期信号発生部11の出力の基準同期信号と
ウインド処理部12の出力の同期信号との位相差を実線
で示している。このように偏芯量が大きくなると基準同
期信号と同期信号との位相が交差することが生じるた
め、誤差信号を補正する必要がある。位相差信号は、通
常、ほぼ連続であるので、図2のa点〜b点の微小区間
での変化量は小さな値となる。しかし、位相の交差が生
じた場合である図2のb点〜c点の微小区間での変化量
は、非常に大きな値となる。従って、微小区間での変化
量が大きい場合には不連続であると判断して、基準同期
信号の周期をHとすると、図2に示すようにc点をHシ
フトさせてe点を補正した位相誤差信号とみなす。そし
て、つぎの微小区間は、図2のe点〜d点を考える。こ
の場合も上と同じように、d点を補正してf点を位相誤
差信号とする。
【0020】この補正を行うことにより、従来、Hのみ
であった位相誤差のダイナミックレンジを拡大できるた
め、位相誤差処理判別部17での比較レベルを位相誤差
のダイナミックレンジ以上(例えば図2のD〜−D)に
することができ、偏芯ディスクでも正しく検出動作が得
られる。
【0021】図3は、速度誤差処理判別部15の動作を
説明するための動作説明図である。図3の(a)は速度
引き込み時での速度誤差生成部14の出力で、横軸の0
は再生同期信号の周期と基準同期信号の周期とが一致し
ていることを示し、図3の(b)は図3の(a)に示し
た速度誤差信号の時系列変化を示している。図3のA区
間は、目標回転速度よりも回転速度が低い状態である。
この場合、速度誤差信号の時系列変化量は、−e〜+e
の範囲外である。図3のB区間は、ディスクの回転速度
が目標回転速度の近傍であり、速度誤差信号の時系列変
化量が−e〜+eの範囲内である。このように安定状態
では、非常に小さな値となる。このように速度誤差信号
の時系列変化量を用いることで、速度の急激な変化を検
出できるため、変化量に応じて速度制御の特性を適切に
変化させることで、安定で応答の速い特性を得ることが
できる。
【0022】位相動作の場合も同様に、位相誤差処理判
別部17で位相誤差信号の時系列変化量を用いて位相状
態を判別して、位相制御信号生成部19の制御特性を変
化させることも同様である。
【0023】また、システムコントロール部10からの
コントロール信号に応じて、速度制御信号生成部18や
位相制御信号生成部19の制御特性を変更したり、ウイ
ンド処理部12のウインド設定や切り替えスイッチ部2
0の切り替え設定を制御するように動作する。
【0024】以上のように本実施例によれば、位相誤差
生成手段において制御信号と基準信号との位相が交差す
るときに生じる位相誤差の不連続を補正する手段を設け
ることと、ウインド処理の状態と位相誤差の状態と速度
誤差の状態とを用いてスピンドル制御の状態を判別する
ことにより、状態に応じて位相制御状態と速度制御状態
とを切り換えたり速度制御状態の特性や位相制御状態の
特性を変化させることで、再引き込みの速くきめ細かい
制御ができ、かつ、偏芯ディスクでも正しく制御状態を
判別することができる。
【0025】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図4は本発明の
第2の実施例を示す制御誤差判別装置を含んだスピンド
ル制御のブロック図である。図4において、1はディス
ク、2はピックアップ部、3はモータ、4はFM復調
部、5は同期分離部、6は映像処理部、7は映像信号出
力端、8は駆動回路部、10はシステムコントロール
部、11は基準同期信号発生部、12はウインド処理
部、13はウインド処理判別部で、以上は図1の構成と
同様なものである。図1の構成と異なるのはCPU25
とROM26とRAM27とPWM出力28である。C
PU25は、ROM26に格納された処理手順に従って
演算処理を行う。演算中のデータの格納・呼出は、RA
M27で行われる。CPU25で演算処理された演算結
果は、制御誤差信号としてPWM出力28に出力され、
駆動回路部8の入力信号に適するように処理される。こ
のように構成されたCPU25、ROM26、RAM2
7、PWM出力28により、ウインド処理12の出力信
号を用いて誤差信号を生成し制御誤差信号をつくるとと
もに、上記の誤差信号からの制御の状態を判別した結果
とウインド処理判別部13の判別結果とにより制御の状
態を判別してウインド処理部12のウインドの設定値を
制御したり制御の特性を変化させることで、図1に示し
た第1の実施例と同様の機能を実現できることは言うま
でもない。
【0026】以上のように本実施例によれば、CPUを
用いて、位相誤差生成手段で制御信号と基準信号との位
相が交差するときに生じる位相誤差の不連続を補正する
手段を設けることと、ウインド処理の状態と位相誤差の
状態と速度誤差の状態とを用いてスピンドル制御の状態
を判別することにより、ハードの簡単で汎用性に富む構
成で実現でき、状態に応じて位相制御状態と速度制御状
態とを切り換えたり速度制御状態の特性や位相制御状態
の特性を変化させることで、再引き込みの速くきめ細か
い制御ができ、かつ、偏芯ディスクでも正しく制御状態
を判別することができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明は、位相誤差の時系
列の変化量と再生同期信号と基準信号とが交差する近傍
で生じる不連続を補正した位相誤差の絶対値とを用いて
位相誤差の状態を判別する手段と、速度誤差の時系列の
変化量を用いて速度誤差の状態を判別する手段と再生同
期信号のウインド状態を判別する手段とにより制御状態
を判別して、位相制御状態と速度制御状態とを切り換え
たり速度制御状態の特性や位相制御状態の特性を変化さ
せることで、再引き込みの速くきめ細かい制御ができ、
かつ、偏芯ディスクでも正しく制御状態を判別できる制
御誤差判別装置を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における制御誤差判別装
置を含むブロック図
【図2】同第1の実施例における制御誤差判別装置の動
作説明のための動作説明図
【図3】同第1の実施例における制御誤差発生装置の動
作説明のための動作説明図
【図4】本発明の第2の実施例における制御誤差判別装
置を含むブロック図
【図5】従来の制御誤差判別装置を含むブロック図
【符号の説明】
11 基準同期信号発生部 12 ウインド処理部 13 ウインド処理判別部 14 速度誤差生成部 15 速度誤差処理判別部 16 位相誤差生成部 17 位相誤差処理判別部 18 速度制御信号生成部 19 位相制御信号生成部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報信号に周期的に付加されている制御信
    号を用いて情報信号を再生するための制御を行う場合、
    制御信号から不要な信号を取り除くウインド処理手段
    と、上記ウインド処理手段の処理状況を判別して判別結
    果を出力するウインド処理判別手段と、上記ウインド処
    理手段の出力の制御信号と制御信号の目標となる基準信
    号との位相差を用いて位相誤差を生成する位相誤差生成
    手段であって上記制御信号と上記基準信号との位相が交
    差するときに生じる位相誤差の不連続を補正する手段を
    有する位相誤差生成手段と、上記位相誤差生成手段の出
    力より制御誤差信号を生成する位相制御信号生成手段
    と、上記ウインド処理手段の出力の制御信号と上記基準
    信号とを用いて速度誤差を生成する速度誤差生成手段で
    あって上記基準信号と上記制御信号との周期の差により
    速度誤差を生成する手段を有する速度誤差生成手段と、
    上記速度誤差生成手段の出力より制御誤差信号を生成す
    る速度制御信号生成手段と、上記位相制御信号生成手段
    の出力と上記速度制御信号生成手段の出力とを選択して
    出力する切り換えスイッチ手段と、上記位相誤差生成手
    段の処理状況を判別する位相誤差処理判別手段と、上記
    速度誤差生成手段の処理状況を判別する速度誤差処理判
    別手段と、上記ウインド処理判別手段と上記位相誤差処
    理判別手段と上記速度誤差処理判別手段とを用いて上記
    ウインド処理手段でのウインドの設定の制御と上記切り
    換えスイッチ手段での切り替えの制御とを行う制御処理
    判別手段とで構成され、上記切り換えスイッチ手段の出
    力が制御誤差信号となることを特徴とする制御誤差判別
    装置。
  2. 【請求項2】速度誤差生成手段は、基準信号と制御信号
    との位相差の時系列変化により速度誤差を生成する手段
    であって、上記基準信号と上記制御信号との位相が交差
    する場合に生じる位相差の不連続を補正した位相差信号
    の時系列変化により速度誤差を生成する手段を有する速
    度誤差生成手段を有することを特徴とする請求項1記載
    の制御誤差判別装置。
  3. 【請求項3】ウインド処理手段で制御信号から不要な信
    号を取り除く場合に、制御信号の発生が予測される区間
    のみで制御信号に応答するように構成することで上記の
    区間以外で生じる不要な信号を取り除くことを特徴とす
    る請求項1記載の制御誤差判別装置。
  4. 【請求項4】ウインド処理手段は、制御処理判別手段か
    ら出力信号で制御信号の発生が予測される区間の設定を
    行うことを特徴とする請求項3記載の制御誤差判別装
    置。
  5. 【請求項5】ウインド処理判別手段は、ウインド処理手
    段で制御信号を抽出状態であることや上記ウインド処理
    手段で上記制御信号が抽出できない状態であることを検
    知して、検出結果を制御処理判別部に出力することを特
    徴とする請求項1記載の制御誤差判別装置。
  6. 【請求項6】速度誤差処理判別手段は、速度誤差生成手
    段の出力の時系列変化を用いて速度制御の状態を判別し
    て、判別結果を制御処理判別部に出力することを特徴と
    する請求項1記載の制御誤差判別装置。
  7. 【請求項7】速度誤差処理判別手段は、速度誤差生成手
    段の出力の値を用いて速度制御の状態を判別して、判別
    結果を制御処理判別部に出力することを特徴とする請求
    項1記載の制御誤差判別装置。
  8. 【請求項8】位相誤差処理判別手段は、位相誤差生成手
    段の出力の値を用いて位相制御の状態を判別して、判別
    結果を制御処理判別部に出力することを特徴とする請求
    項1記載の制御誤差判別装置。
  9. 【請求項9】位相制御信号生成手段は、制御処理判別手
    段よりの出力に応じて上記位相制御信号生成手段の制御
    特性を変化させる構成を有することを特徴とする請求項
    1記載の制御誤差判別装置。
  10. 【請求項10】速度制御信号生成手段は、制御処理判別
    手段よりの出力に応じて上記速度制御信号生成手段の制
    御特性を変化させる構成を有することを特徴とする請求
    項1記載の制御誤差判別装置。
  11. 【請求項11】制御処理判別手段の出力信号を用いて、
    映像処理手段で生じる再生映像信号と内部で生成した映
    像信号とを選択して出力するように構成することを特徴
    とする請求項1記載の制御誤差判別装置。
  12. 【請求項12】制御信号から不要な信号を取り除くウイ
    ンド処理手段と、上記ウインド処理手段の処理状況を判
    別して判別結果を出力するウインド処理判別手段と、上
    記ウインド処理手段の出力の制御信号と制御信号の目標
    となる基準信号との位相差を用いて制御誤差信号を演算
    処理するCPU手段と、CPUでの演算手順を指示する
    CPU手段と、上記CPU手段での演算処理中のデータ
    を格納するプログラム格納手段と、上記CPU手段で生
    成した制御誤差信号をPWM出力に変換するPWM出力
    手段で構成され、PWM出力手段の出力が制御誤差信号
    となることを特徴とする制御誤差判別装置。
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