JP2696930B2 - 光学式ディスクプレーヤのデータスライス装置 - Google Patents

光学式ディスクプレーヤのデータスライス装置

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JP2696930B2 JP13335588A JP13335588A JP2696930B2 JP 2696930 B2 JP2696930 B2 JP 2696930B2 JP 13335588 A JP13335588 A JP 13335588A JP 13335588 A JP13335588 A JP 13335588A JP 2696930 B2 JP2696930 B2 JP 2696930B2
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正義 中村
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光学式ディスクプレーヤのデータスライス
装置に関するものである。
従来の技術 近年、光学式ディスクプレーヤの民生分野での代表的
商品であるコンパクトディスクプレーヤはソフトの充実
とともにシステム商品にも標準搭載されるようになり広
く普及してきた。コンパクトディスクはCLV(線速度一
定)のフォーマットで記録された高密度メモリーであ
り、ディスクメモリーであることからアクセス性に優れ
ている点が特徴のひとつになっている。
以下図面を参照しながら、上述した従来の光学式ディ
スクプレーヤのデータスライス装置の動作例について説
明する。
第3図は従来の光学式ディスクプレーヤのデータスラ
イス装置のブロック図を示すものである。第3図におい
て、1は光学式ディスク、2はディスクを所定の速度で
回転させるスピンドルモータ、3はディスク上に記録さ
れた信号を読みとるピックアップ、4はピックアップの
出力をリニアに増幅するヘッドアンプ、5はヘッドアン
プの出力を2値のデジタル信号に変換するコンパレー
タ、6はコンパレータの基準レベルを設定する基準電圧
発生器、7はスピンドルモータを所定の速度で回転させ
るための回転サーボ回路、8は信号処理回路、である。
以上のように構成された光学式ディスクプレーヤでCL
Vのフォーマットで記録されたディスクを再生するとき
のデータスライス装置の動作を説明する。
ピックアップ3の出力信号の振幅は第4図(a)に示
すように通常非常に小さく、直接デジタル信号に変換す
ることは困難である。そこでヘッドアンプ4によりリニ
アに増幅して第4図(b)に示されるような振幅の大き
な波形にした後で、コンパレータ5に入力され第4図
(c)に示されるようなデジタル信号に変換される。
コンパレータ5の出力は回転サーボ回路7に送られる
と同時に、信号処理回路8へ送られる。
基準電圧発生器6は固定された一定の電圧を発生させ
るものでもよいし、ヘッドアンプ4の出力のDC成分の変
動に追従して変化する構成となっていてもよい。
回転サーボ回路7は、CLV状態では図示していない水
晶発振器の出力クロックを分周した基準クロックと通常
信号処理回路8の中に含まれる同期信号検出器から出力
される同期信号とを位相比較する等して2のスピンドル
モータ駆動信号を出力し、CLV状態になっていないラフ
サーボ状態ではコンパレータ5の出力のデジタル信号の
特定の周期(例えば最短周期、あるいは最長周期)を検
出してその周期が所定の値になるようにスピンドルモー
タ2の駆動信号を出力する。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、第5図(a),
(b)のようにピックアップ3の出力やヘッドアンプ4
の出力にノイズがのっているとき、コンパレータ5の出
力は第5図(c)のようにヒゲを生じてしまう。このよ
うな状態は、アクセス動作中のようにピックアップ3の
フォーカスやトラッキングを制御しているドライバーが
大電流を消費して電源を振りやすいときに主に生じる。
また、コンパクトディスクのようにCLVのフォーマッ
トで記録されたディスクを再生する場合、ピックアップ
の位置によって回転速度が変化するため、アクセスの高
速化を図るためには、ピックアップが目標位置に整定す
る前にディスクの半径方向への移動に応じて回転速度を
追従させる必要がある。そのためには5のコンパレータ
の出力の特定の周期を検出するという手法が用いられる
が、この信号に第5図(c)のようにヒゲが生じている
と、回転速度が速い、と誤検出して、ディスクの回転が
正規の回転数よりも低速になり、データを読み取れなく
なり、アクセスの高速化が図れない。
この対策としてはコンパレータ5にシュミットをかけ
れば第5図(d)のようにヒゲは生じなくなるが、出力
のデジタル信号のエッジのもつ時間情報の精度は失わ
れ、ジッタが増加する。
本発明は上記問題点に鑑み、アクセス時の回転速度の
追従を安定にし、かつ通常再生時のジッタを小さく抑え
た光学式ディスクプレーヤのデータスライス装置を提供
するものである。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の光学式ディスク
プレーヤのデータスライス装置は、ディスク上の信号を
読みとるピックアップと、前記ピックアップの出力を所
定の基準レベルと比較して2値のデジタル信号に変換す
るコンパレータと、前記コンパレータの基準レベルを設
定する基準電圧発生器と、前記コンパレータをシュミッ
ト動作させるために、前記コンパレータに正帰還をかけ
る正帰還手段と、前記正帰還手段の動作をON/OFFさせる
コントローラと、を備えた構成としたものである。
あるいは、ディスク上の信号を読みとるピックアップ
と、前記ピックアップの出力を所定の基準レベルと比較
して2値のデジタル信号に変換するノーマルコンパレー
タと、前記ピックアップの出力を所定の基準レベルと比
較して2値のデジタル信号に変換するシュミットコンパ
レータと、前記ノーマルコンパレータとシュミットコン
パレータとの基準レベルを設定する基準電圧発生器と、
を備えた構成としたものである。
作用 本発明の光学式ディスクプレーヤのデータスライス装
置は上記した構成によって、通常の再生時のデータを読
み取る場合は通常のコンパレータの動作によりジッタの
小さいデジタル信号の再生を可能として、アクセス時は
シュミットコンパレータの動作によりヒゲのないデジタ
ル信号出力を得て、回転速度の追従を安定にし、その結
果アクセス速度を速くすることができるという効果を有
するものである。
実 施 例 以下、本発明の第一の実施例の光学式ディスクプレー
ヤのデータスライス装置について、図面を参照しながら
説明する。
第1図は本発明の第一の実施例における光学式ディス
クプレーヤのデータスライス装置のブロック図である。
第1図の1〜8は第3図と共通の構成要素であり同じ番
号で表わすことにする。第1図の9はコンパレータに正
帰還をかけるための正帰還手段、10は正帰還手段の動作
をON/OFFするためのコントローラ、である。
コントローラ10は従来の光学式ディスクプレーヤにお
いても、通常再生やアクセス等のトリックプレイを制御
するために備えられており、本発明においてはそのコン
トローラからデータスライス装置の制御に必要な信号を
取り出し接続することを意味している。
以上のように構成された光学式ディスクプレーヤでCL
Vのフォーマットで記録されたディスクを再生するとき
のデータスライス装置について、以下その動作を説明す
る。
コントローラ10が通常再生を指示したときはその信号
を受けて正帰還手段9の動作をOFFにする。そうすると
コンパレータ5はシュミット動作をしなくなり、ヘッド
アンプ4の出力と基準電圧発生器6によって設定された
基準レベルと比較しその大小に応じて2値のデジタル信
号を出力する。このときはヘッドアンプ4の出力のノイ
ズは小さく、コンパレータ5の出力デジタル信号にヒゲ
は生じにくく、エッジのジッタも小さい。
コントローラ10がアクセスのモードを指示したときは
その信号を受けて正帰還手段9の動作をONにする。そう
するとコンパレータ5はシュミット動作をするようにな
り、入力に多少のノイズがのっていても出力デジタル信
号にヒゲは生じない。このとき出力デジタル信号のエッ
ジのジッタは増加するが、最短周期に対する比で考えれ
ばわずかであり、シュミットレベルを基準レベルに対し
て両方向に対称に設定することで大きく改善でき、回転
速度の追従性に関してはほとんど問題はない。また、ピ
ックアップの移動中は常時データを読み取っている必要
はないので、その点でもジッタの増加は問題を起こさな
い。
なお、コントローラ10の指示するモードと正帰還手段
9のON/OFFのモードとの対応関係は必要に応じて自由に
設定してよい。
以下、本発明の第二の実施例の光学式ディスクプレー
ヤのデータスライス装置について、図面を参照しながら
説明する。
第2図は発明の第二の実施例を示す光学式ディスクプ
レーヤのデータスライス装置のブロック図である。第2
図の1〜8は第3図と共通の構成要素であり同じ番号で
表すことにする。第2図の11はシュミットコンパレータ
である。ただし、コンパレータ5は11のシュミットコン
パレータに対してシュミットのかからないノーマルコン
パレータを意味する。
以上のように構成された光学式ディスクプレーヤでCL
Vのフォーマットで記録されたディスクを再生するとき
のデータスライス装置について、以下その動作を説明す
る。
回転サーボ回路7はエッジの時間情報に多少のジッタ
があってもよいがヒゲのないデジタル信号を入力として
必要としているので、ヒゲの生じにくいシュミットコン
パレータ11の出力を入力する。
信号処理回路8はエッジの時間情報の精度の高いデジ
タル信号を入力としているので、ジッタの生じにくいノ
ーマルコンパレータ5の出力を入力する。
回転サーボ回路7がコンパレータの出力を必要とする
のはアクセス中などの回転サーボのラフサーボ状態で、
信号処理回路8がコンパレータの出力を必要とするのは
ノイズの少ない通常再生時が中心である。
なお、ノーマルコンパレータ5の出力とシュミットコ
ンパレータ11の出力とを、マルチプレクサとコントロー
ラとを用いて、第一の実施例のようにコントローラの指
示に応じてマルチプレクサを切り換えて、回転サーボ回
路7と信号処理回路8とに同じ信号を選択して送り出す
構成としてもよい。
発明の効果 以上のように、本発明の光学式ディスクプレーヤのデ
ータスライス装置は従来の構成に加えて、コンパレータ
に通常動作とシュミット動作とを選択して機能させるこ
とによって、通常再生時のジッタの小さい再生とアクセ
ス時の回転速度の追従性の安定という相反するふたつの
要素を両立させ、高性能の光学式ディスクプレーヤのデ
ータスライス装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一の実施例である光学式ディスクプ
レーヤのデータスライス装置のブロック図、第2図は本
発明の第二の実施例である光学式ディスクプレーヤのデ
ータスライス装置のブロック図、第3図は従来の光学式
ディスクプレーヤのデータスライス装置のブロック図、
第4図はノイズのないときの各構成要素の例示的出力波
形図、第5図はノイズの大きいときの各構成要素の例示
的出力波形図である。 1……光学式ディスク、2……スピンドルモータ、3…
…ピックアップ、4……ヘッドアンプ、5……コンパレ
ータ、6……基準電圧発生器、7……回転サーボ回路、
8……信号処理回路、9……正帰還手段、10……コント
ローラ、11……シュミットコンパレータ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク上の信号を読みとるピックアップ
    と、前記ピックアップの出力を所定の基準レベルと比較
    して2値のデジタル信号に変換するコンパレータと、前
    記コンパレータの基準レベルを設定する基準電圧発生器
    と、前記コンパレータをシュミット動作させるために、
    前記コンパレータに正帰還をかける正帰還手段と、前記
    正帰還手段の動作をON/OFFさせるコントローラと、を備
    えたことを特徴とする光学式ディスクプレーヤのデータ
    スライス装置。
  2. 【請求項2】ディスク上の信号を読みとるピックアップ
    と、前記ピックアップの出力を所定の基準レベルと比較
    して2値のデジタル信号に変換するノーマルコンパレー
    タと、前記ピックアップの出力を所定の基準レベルと比
    較して2値のデジタル信号に変換するシュミットコンパ
    レータと、前記ノーマルコンパレータとシュミットコン
    パレータとの基準レベルを設定する基準電圧発生器と、
    を備えたことを特徴とする光学式ディスクプレーヤのデ
    ータスライス装置。
JP13335588A 1988-05-31 1988-05-31 光学式ディスクプレーヤのデータスライス装置 Expired - Lifetime JP2696930B2 (ja)

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JPH01303672A JPH01303672A (ja) 1989-12-07
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