JP2005182850A - Pll回路及びそれを用いた光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ディジタル信号処理と親和性のよく短期間での安定した引き込みを実現する。
【解決手段】PLLをディジタル回路で構成し、周波数整定タイミングにおいて位相系制御レベルと周波数系制御レベルに演算し、誤差量を求め誤差の補整を施すことにより、短期間での位相同期及び安定したゲイン切替が実現でき、装置適用においてはPRML等のディジタル信号処理を使用することができより高信頼性を実現した装置を提供することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】PLLをディジタル回路で構成し、周波数整定タイミングにおいて位相系制御レベルと周波数系制御レベルに演算し、誤差量を求め誤差の補整を施すことにより、短期間での位相同期及び安定したゲイン切替が実現でき、装置適用においてはPRML等のディジタル信号処理を使用することができより高信頼性を実現した装置を提供することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、データが記録された光ディスクからデータを再生する装置に関する。
情報記録媒体として光ディスクが知られている。光ディスクに記録されたデータを再生する際には、再生信号に同期した再生クロックをPLL回路で生成し、この再生クロックを用いて再生信号の弁別、復調などの処理を行い、記録された情報を復元している。
記録情報の安定復元を実現するため、引き込み用の同期引き込みパターンを設けた光ディスクがある。このような光ディスクを再生する際には、同期引き込みパターンの再生時(同期過程)に、フィードバックループのループゲインを大きくすることで、早期に安定した再生クロックの生成を実現し、同期後のデータ再生時には、ループゲインを小さくすることで、雑音などの外乱の影響を小さくすることが行なわれている。
近年では光ディスクの大容量化に伴い記録線密度が向上し、再生信号を標本化しPRML(Partial Response Maximum Likelihood)方式などのディジタル信号処理などを用いて、より高精度に記録データを復元することが提案されており、これに適したPLL回路も提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載のPLL回路はディジタル信号処理でのキャプチャレンジを補うためにはよい方法であるが、最終的に再生信号に同期するまでに同期引き込みパターンが終了した場合には再生信号と再生クロックが位相誤差を持ったままとなり、この状態でループゲインが切り替えられると再生信号と再生クロックの同期が外れてしまうという問題がある。これを図7のアナログ構成のPLL回路を例にとって説明する。
図7はPLL回路のブロック図であり、80は位相比較回路、81は位相系フィルタ、82は周波数系フィルタ、83は加算回路、84は発振回路(VCO)、85はゲイン制御回路である。
位相比較回路80では、再生信号と再生クロックの位相比較がなされ、位相差に応じた誤差信号(たとえば位相誤差に応じた電流)を位相系フィルタ81、周波数系フィルタ82に出力する。位相系フィルタ81は、位相誤差量を所定のゲインで増幅した位相系誤差電圧を生成し、加算回路83に出力する。一方、周波数系フィルタ82では、位相誤差に応じた電流をコンデンサにチャージするなどして、位相誤差量を所定のゲインで積分した周波数系電圧を生成し、加算回路83に出力する。
加算回路83は、位相系誤差電圧と周波数系誤差電圧を加算し、発振制御電圧として発振回路84に供給する。発振回路84では発振器により入力された発振制御電圧に応じた周波数のクロックを生成する。以上の動作により位相誤差量を減少させるように発振回路84からの再生クロックが制御され、再生信号に位相同期した再生クロックが生成される。
また、同期引き込みパターンが終了した場合にはデータ再生時においては雑音などの外乱に影響されないようにゲイン制御回路85により位相系フィルタ81、周波数系フィルタ82のゲインが低くなるように制御される。
次に、図8を用いてPLL回路の同期過程について説明する。同図において(a)は同期過程での制御電圧の時間推移の図であり、実線が発振制御電圧であり、点線が周波数系誤差電圧である。したがって、実線と点線の差分が位相系誤差電圧となる。まず引き込み開始であるロック開始時点で再生クロックの周波数がずれている場合まず周波数ずれによる位相誤差が検出され位相系誤差電圧が変化し、これにより発振制御電圧が制御され発振周波数が変化し、再生クロックと再生信号との周波数が同期する。
次に、この位相誤差が積分されることにより周波数系誤差電圧が徐々に変化する。このとき、再生クロックと再生信号との周波数の同期が外れないように、周波数系誤差電圧の変化分に応じた分位相誤差が減少する。つまり、再生信号と再生クロックがほぼ同じ周波数になり、その後、位相誤差が減少して所望の位相同期関係となり、同期が完了しロック完了となる。
このロック完了前の位相誤差が残っている状態の再生信号と再生クロックの関係を図8(b)に示す。同図は再生信号が再生クロックの周期単位で変化するようなパターンの場合であり、点線の位置が所望の同期位置であり、この位置に再生クロックの前エッジが同期したときがロック完了とされる。
ここで、ロック完了前に同期引き込みパターンが終了した場合について考える。この時には、例えば同図(b)のように位相誤差を持っている状態で位相系フィルタ81、周波数系フィルタ82のゲインが切り替えられることになる。この場合、周波数系フィルタ82の出力である周波数系誤差電圧は前記したように位相誤差を積分して生成されるため瞬時の変化は生じない。
しかしながら、位相系フィルタ81の出力である位相系誤差電圧は位相誤差量を所定のゲインで増幅して生成されるため、ゲインの切替に応じて急激に変化する。したがって、発振制御電圧は上記周波数系誤差電圧と位相系誤差電圧の加算で生成されるため発振制御電圧はゲインの切替に応じて急激に変化し、再生信号と再生クロックの周波数がずれることになる。また、このときゲインが低く設定されているため、周波数のずれ量によっては再引き込みができずにデータ再生時に再生信号と再生クロックが同期することができず、データの再生が不可能になってしまう場合が生じるという問題があった。
前記課題は、同期引き込みパターン領域とデータ領域とを有する光ディスクからの再生信号に同期した再生クロックを生成するPLL回路であって、再生クロックを生成する再生クロック生成手段と、前記再生信号と再生クロックとの位相差を検出する位相差検出手段と、前記位相差を補正する補正信号を生成する補正信号生成手段と、を具備しており、前記再生クロック生成手段は、前記位相差を示す信号、および、前記補正信号、を入力信号として、再生クロックを生成するPLL回路により改善される。
また、光ディスクの再生信号に同期した再生クロックを生成するPLL回路であって、再生信号を標本化する標本化手段と、再生クロックを生成する再生クロック生成手段と、標本化された信号と前記再生クロックとの位相差を検出する位相比較手段と、該位相比較手段の出力を所定の倍率で積分処理する周波数系フィルタと、前記位相比較手段の出力を所定の倍率で増幅する位相系フィルタと、前記位相比較手段出力から位相誤差の変化量を検出する位相誤差変動検出手段と、前記周波数系フィルタ手段の出力に前記位相誤差変動検出手段からの供給値を加算する第1の加算手段と、前記位相系フィルタ手段の出力に前記位相誤差変動検出手段からの供給値を減算する減算手段と、前記第1の加算手段の出力と前記減算手段の出力を加算する第2の加算手段と、前記第2の加算手段出力を電圧に変換するディジタルアナログ変換手段と、を備え、前記再生クロック生成手段は、前記ディジタルアナログ変換手段の出力を基に発振周波数を制御し、前記位相誤差変動検出手段は、前記第1の加算手段および前記減算手段に、等しい値を供給するPLL回路により改善される。
短期間での位相同期、及び、安定したゲイン切替が実現でき、装置適用においてはPRML等のディジタル信号処理を使用することができ、より高い信頼性の装置を提供することができる。
図1は本発明の一実施例の光ディスク装置のブロック図である。図1において、1は記録可能な光ディスク、2はスピンドルモータ、3はスピンドルモータの回転数を制御するスピンドルモータ制御回路、4は光ピックアップ、5は記録信号処理回路、6はサーボ回路、7は再生信号処理回路、8はコントローラ、9はインターフェース回路、10はPLL回路、11は波形等化回路である。
以下、図1を用いて本発明の再生動作の一例を説明する。まず、インターフェース回路9を介しコントローラ8が外部から再生命令を受ける。このとき光ピックアップは再生命令に基づき再生パワーのレーザ光を光ディスク1に照射する。ここで、光ピックアップ4は光ディスク1からの反射光を検出し再生信号として波形等化回路11およびサーボ回路6へ供給する。サーボ回路6では再生信号からディスク回転速度などを検出し、スピンドルモータ制御回路3に出力する。スピンドルモータ制御回路3は上記回転速度が所望の値となるようにスピンドルモータ2を制御する。また、サーボ回路6では光ディスク1上での光ピックアップ4の再生レーザ光の照射位置を検出し所望の位置に光ピックアップ4のレーザが照射されるよう光ピックアップ4の位置を制御する。
一方、波形等価回路11に入力された再生信号はレベル、周波数特性などが調整されてPLL回路10に入力される。PLL回路10では入力された再生信号に同期した再生クロックを生成すると共に、再生信号を再生クロックで標本化しディジタル再生信号として再生クロックと共に再生信号処理回路7に出力する。再生信号処理回路7では入力されたディジタル再生信号を再生クロックを基準処理単位としてPRML等のディジタル信号処理を用いて高精度に記録データを復元し、コントローラ8からの指示によりインターフェース回路8を介して外部へと出力する。
次に本発明の特徴であるPLL回路10について詳細に説明する。図2は本発明のPLL回路の一実施例を示すブロック図である。図2において、12は例えばアナログディジタル変換器などの再生信号を標本化する標本化回路(ADコンバータ)、13はディジタル位相比較回路、14はディジタル位相系フィルタ、15はディジタル周波数系フィルタ、16は減算回路、17は第1の加算回路、18は第2の加算回路、19はディジタルアナログ変換回路、20は電圧制御発振器、21はゲイン制御回路、22はディジタル位相誤差変動検出回路である。入力された再生信号は標本化回路12において再生クロックごとに多値の再生ディジタル信号に変換され、ディジタル位相比較回路13へ出力される。
ディジタル位相比較回路13では、例えば再生ディジタル信号のゼロクロスタイミングの検出などから位相比較を行うタイミングを生成、またゼロクロスタイミングの前後の再生ディジタル再生信号レベルから再生信号と再生クロックの位相誤差を検出する。ここで、位相比較が行われたことを示す位相比較タイミング信号はディジタル位相誤差変動検出回路22へ出力され、検出された位相誤差レベルはディジタル位相系フィルタ14及びディジタル周波数系フィルタ15へと出力される。
ディジタル位相系フィルタ14からの出力である位相誤差制御レベルは減算器16に供給され、ディジタル周波数系フィルタ15の出力である周波数誤差制御レベルは第1の加算器17に供給される。減算器16では、ディジタル位相誤差変動検出回路22からの補正信号による指示により減算が行われ位相系制御レベルを生成し、第2の加算器へと出力する。また、第1の加算器17では、ディジタル位相誤差変動検出回路22からの補正信号による指示により加算が行われ周波数系制御レベルを生成し第2の加算器へと出力する。第2の加算器18では、減算器16からの位相系制御レベルと、第1の加算器17からの周波数系制御レベルを加算して発振制御レベルを生成し、発振制御レベルはディジタルアナログ変換回路19にてアナログ電圧に変換され電圧制御発振器20の周波数を決定する。
次に、ディジタル位相系フィルタ14の構成例を具体的に説明する。ディジタル位相系フィルタ14に入力された位相誤差レベルは、フィルタ内部に設けられた係数器に入力され、所定のゲインの係数倍されてディジタルLPFへと供給される。ディジタルLPFの出力は、位相誤差制御レベルとして出力される。ここで、ディジタルLPFは例えばトランスバーサルフィルタなどにより構成され、高周波のレスポンスだけを減衰させて位相誤差制御レベルを生成し出力する。なお、ディジタルLPFは必ずしも必要ではなく、PLLとしての高周波応答を抑制したい場合のみ用いられる。また、係数器は係数の切替が可能なように構成されており、入力されるゲイン切替信号により例えばデータ再生中は同期引き込みパターン中と比較してゲインが小さくなるように設定される。
次にディジタル周波数系フィルタ手段15の構成例を図3に示す。図3において、25は係数器であり、26は加算器、27は遅延器である。入力された位相誤差レベルは係数器25に入力され所定のゲインの係数倍されて加算器26に入力される。加算器26は遅延器27の出力と、係数器25の出力を加算して出力する。ここで、遅延器27は入力が加算器26の出力に接続されており、例えば入力を再生クロック1サイクル分だけ遅延するように構成され、これによりディジタル周波数系フィルタ手段15は位相誤差レベルを再生クロック単位で積分するように動作する。また、係数器25は係数の切替が可能なように構成されており、入力されるゲイン切替信号により例えばデータ再生中は同期引き込みパターン中と比較してゲインが小さくなるように設定される。
さらに、ディジタル位相誤差変動検出回路22の構成例を図4に示す。図4において、28は平均化回路、29は安定判別回路、30は周波数整定判別回路である。なお、各回路は位相比較が行われたタイミングである位相比較タイミング信号毎に動作を行う。入力された位相誤差制御レベルは平均化回路28にて連続するn1(n1は正の整数)個の平均値が計算される。次に計算された平均値は安定判別回路29に入力され所定値と比較され、平均値が所定値以下の場合安定判別信号が出力される。周波数整定判別回路30では安定判別信号がn2(n2は正の整数)回の位相比較において連続した場合に周波数整定信号を出力する。また、このとき位相誤差制御レベルも出力される。なお、ディジタル位相誤差変動検出回路22は、図1におけるコントローラ8あるいは再生信号処理回路7からの指示で動作を行い、再生クロックの引き込み時のみ動作するように構成される。
図2のPLL回路における減算器16および第1の加算器17においては上記周波数整定信号が出力されたタイミングにて、平均位相誤差レベル分だけの減算、加算が行われる。このときの各制御レベルの時間推移の様子を図5に示す。同図において、実線が発振制御レベルであり、点線が周波数系制御レベルである。したがって、実線と点線の差分が位相系制御レベルとなる。まず引き込み開始であるロック開始時点で再生クロックの周波数がずれている場合まず周波数ずれによる位相誤差が検出され位相系制御レベルが変化する。これにより発振制御レベルが制御され発振周波数が変化し、再生クロックと再生信号との周波数が同期する。
次に、この位相誤差が積分されることにより周波数系制御レベルが徐々に変化する。このとき、再生クロックと再生信号との周波数の同期が外れないように、周波数系制御レベルの変化分に応じた分だけ位相系制御レベルが減少する。つまり、再生信号と再生クロックがほぼ同じ周波数になり、その後、位相誤差が減少して所望の位相同期関係となるよう推移する。
本実施例では完全に同期する前に、ディジタル位相誤差変動検出回路22により、位相誤差変動量が検出され周波数整定判別が行われる。位相誤差変動が所定量より少なくなり周波数が安定したと判断された場合には、減算回路16の出力がほぼゼロとなる値を減算回路16および第1の加算回路17に供給する加減算処理を行うため、図5に示したように周波数系制御レベルが所望の値に瞬時に収束する。この状態は周波数はロックしているものの位相がずれている状態であるため、ここからは位相引き込みのために位相系制御レベルが変化し、発振制御レベルを変動させ位相引き込みが行われる。
以上の動作のフローを図6に示す。まず同期引き込みパターン検出などにより同期開始が始まる(S701)。次にPLL特性をより引き込み範囲が広くなるように同期用のゲインが設定される(S702)。次に位相誤差変動量から周波数整定判別が行われる(S703)。周波数が整定していると判別された場合には位相系制御レベル、周波数系制御レベルに対し加減算の演算が実行される(S704)。この後、PLL特性をノイズに強くするためにデータ再生用のゲインに設定し同期化を終了する(S705、S706)。以上の動作において、周波数整定時に位相系制御レベルと周波数系制御レベルに対し同じ値の演算を行うことにより、演算による発振制御レベルの変動を抑制することができるため安定した引き込みを実現することができる。
また、演算量を位相系制御レベルの平均値としているため、周波数系制御レベルが所望の値に瞬時に移行して位相引き込み状態に推移できるため従来と比較して早い位相同期が実現できる。
更に、周波数整定判別においては平均化回路を用い更に連続判定を行うことにより、ノイズが多く位相誤差が変動する場合でもノイズの影響を除去することができ、安定した制御を実現することができる。更に、上記演算後にPLL特性を変更するようにしたことにより、短期間での安定した引き込みとデータ再生に最適なPLL特性の組み合わせを実現できる。また、上記PLLはディジタル回路で構成されるため、PRML等のディジタル信号処理との親和性がよく高精度に記録データを復元することができ、より高信頼性を実現した装置を提供することができる。
1…光ディスク、2…スピンドルモータ、3…スピンドルモータ制御回路、4…ピックアップ、5…記録信号処理回路、6…サーボ回路、7…再生信号処理回路、8…コントローラ、9…インターフェース回路、10…PLL回路、11…波形等化回路、12…標本化回路、13…ディジタル位相比較回路、14…ディジタル位相系フィルタ、15…ディジタル周波数系フィルタ、16…減算回路、17…第1の加算回路、18…第2の加算回路、19…ディジタルアナログ変換回路、20…電圧制御発振器、21…ゲイン制御回路、22…ディジタル位相誤差変動検出回路
Claims (8)
- 同期引き込みパターン領域とデータ領域とを有する光ディスクからの再生信号に同期した再生クロックを生成するPLL回路であって、
再生クロックを生成する再生クロック生成手段と、
前記再生信号と再生クロックとの位相差を検出する位相差検出手段と、
前記位相差を補正する補正信号を生成する補正信号生成手段と、
を具備しており、
前記再生クロック生成手段は、前記位相差を示す信号、および、前記補正信号、を入力信号として、再生クロックを生成することを特徴とするPLL回路。 - 請求項1に記載のPLL回路であって、
前記位相差を示す信号および前記補正信号に基づく再生クロックの生成は、前記同期引き込みパターン領域の再生中に行なわれることを特徴とするPLL回路。 - 請求項1に記載のPLL回路であって、
前記補正信号の大きさは、前記位相差を示す信号と同じであることを特徴とするPLL回路。 - 光ディスクの再生信号に同期した再生クロックを生成するPLL回路であって、
再生信号を標本化する標本化手段と、
再生クロックを生成する再生クロック生成手段と、
標本化された信号と前記再生クロックとの位相差を検出する位相比較手段と、
該位相比較手段の出力を所定の倍率で積分処理する周波数系フィルタと、
前記位相比較手段の出力を所定の倍率で増幅する位相系フィルタと、
前記位相比較手段出力から位相誤差の変化量を検出する位相誤差変動検出手段と、
前記周波数系フィルタ手段の出力に前記位相誤差変動検出手段からの供給値を加算する第1の加算手段と、
前記位相系フィルタ手段の出力に前記位相誤差変動検出手段からの供給値を減算する減算手段と、
前記第1の加算手段の出力と前記減算手段の出力を加算する第2の加算手段と、
前記第2の加算手段出力を電圧に変換するディジタルアナログ変換手段と、を備え、
前記再生クロック生成手段は、前記ディジタルアナログ変換手段の出力を基に発振周波数を制御し、
前記位相誤差変動検出手段は、前記第1の加算手段および前記減算手段に、等しい値を供給することを特徴とするPLL回路。 - 請求項4に記載のPLL回路において、
前記位相誤差変動検出手段は、前記減算手段の出力がほぼゼロになる値を供給することを特徴とするPLL回路。 - 請求項4に記載のPLL回路において、
前記位相比較手段は位相比較のタイミングにてタイミング信号を前記位相誤差変動検出手段に出力し、
前記位相誤差変動検出手段が前記位相比較手段から位相比較タイミング信号をタイミング信号として連続するn1個(n1は正の整数)の位相比較結果の移動平均を計算すると共に、この移動平均の変化量がn2回(n2は正の整数)連続して所定値以内となった場合に前記第1の加算手段および前記減算手段へ加減算のタイミング信号を出力するように構成したことを特徴とするPLL回路。 - 請求項4−6何れか一項に記載のPLL回路において、
前記前記第1の加算手段および前記減算手段へ加減算終了後に、前記周波数系フィルタ及び前記位相系フィルタのゲインを変更することを特徴とするPLL回路。 - 請求項4−6何れか一項に記載のPLL回路を具備した光ディスク装置であって、
前記アナログディジタルコンバータにて標本化された信号から記録データを再生する手段を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
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