JPH0518109Y2 - - Google Patents

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JPH0518109Y2
JPH0518109Y2 JP18347587U JP18347587U JPH0518109Y2 JP H0518109 Y2 JPH0518109 Y2 JP H0518109Y2 JP 18347587 U JP18347587 U JP 18347587U JP 18347587 U JP18347587 U JP 18347587U JP H0518109 Y2 JPH0518109 Y2 JP H0518109Y2
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resin
pin
core
cavity
coil
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の分野 この考案は、例えば、装置間伝送装置における
リードライトヘツドやデータキヤリア、或はツー
ルシヤンクに接続されるプルスタツドに埋込む工
具識別装置や近接スイツチ等のようにコイル、コ
イルスプール、コア、回路基板を有する電磁部品
を成形するような電磁部品の成形装置に関する。
(ロ) 考案の背景 従来、例えば第4図に示す如きリードライトヘ
ツド41は、コイル42を巻回したコイルスプー
ル43を、断面E字状のコア44に接着固定し、
かつ該コア44に一体的に設けたスペーサ45,
45上に、予め前述のコイルスプール43にイン
サート成形したピン46,46を突設し、さらに
スペーサ45,45上に回路基板47を配設する
と共に、この回路基板47上に実装したIC48
をモールド樹脂49で樹脂モールドして内部構造
物50を構成し、この内部構造物50の全体をエ
ポキシ樹脂いわゆるEP樹脂などの成形樹脂51
出モールドしている。
このようなリードライトヘツド41を形成する
従来の成形装置は、キヤビテイ側面で上述の内部
構造物50を位置決めしていたので、成形樹脂5
1のモールド後に、内部構造物50が部分的に外
部に露出し、組付け作業時に内部構造物50の露
出部が破損する可能性があり、加えて、防水、防
塵性に劣る問題点があり、この結果、外部ケース
52でリードライトヘツド41を保護する必要が
あつた。
(ハ) 考案の目的 この考案は、上述のリードライトヘツドのよう
な電磁部品を、その内部構造物を外部に露出させ
ることなく樹脂モールドし、組付け作業時の破損
を防止すると共に、防水性、防塵性の向上を図る
ことができる電磁部品の成形装置の提供を目的と
する。
(ニ) 考案の構成 この考案はコイルを巻回したコイルスプールを
コア凹部に配設し、コア上面のピンに回路基板を
取付けた電磁部品を成形する電磁部品の成形装置
であつて、コイルスプール下面にコア底部に対す
る複数の凹段部を形成し、この凹段部に樹脂の硬
化直前においてキヤビテイ下方に下動後退する下
部後退ピンを対設すると共に、上記ピン対応部に
樹脂注入圧力でキヤビテイ上方に上動後退する上
部後退ピンを対設した電磁部品の成形装置である
ことを特徴とする。
(ホ) 考案の作用 この考案によれば、コイル、コイルスプール、
コア、回路基板等からなる内部構造物を樹脂注入
前において上下の後退ピンで支持する一方、樹脂
注入時には、注入される樹脂の圧力で上部後退ピ
ンがキヤビテイ上方に上動後退し、またキヤビテ
イ内に注入した樹脂が硬化する直前においては、
下部後退ピンがキヤビテイ下方に下動後退するの
で、樹脂注入前において内部構造物を上下で支持
していた上下の後退ピンの位置にも上述の樹脂が
確実に充填される。
(ヘ) 考案の効果 この結果、上述の内部構造物を外部に露出させ
ることなく樹脂モールドすることができて、組付
け作業時の破損を防止すると共に、防水性、防塵
性の向上を図ることができる効果がある。
(ト) 考案の実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
図面は電磁部品の成形装置を示し、第1図にお
いて、この成形装置は、下型取付板1の中央にシ
リンダ2を取付ける一方、上述の下型取付板1上
にはスペーサブロツク3,3を介して下型4を取
付けている。
一方、上述の下型4上には上型5を対設し、こ
の上型5をブロツク6を介して上型取付板7に取
付けている。
また上述のブロツク6と上型5との境界分外端
には溶融樹脂を注入する注入口8を形成し、この
注入口8を、ランナ9、ゲート10を介して上下
両型5,4間のキヤビテイ11に連通させてい
る。
ところで、第1図に示す成型装置で全体をモー
ルドされる内部構造物12は第2図にも示すよう
に、コイル13、コイルスプール14、コア1
5、スペーサ16、ピン17、回路基板18,
IC19、モールド樹脂20を備えている。
すなわち、PPS樹脂(ポリフエニレンサルフア
イド樹脂)製のコイルスプール14にまずコイル
13を巻回し、このコイルスプール14を断面F
字状のコア15の凹部に接着固定している。
また、上述のコイルスプール14に予めインサ
ート成形したピン17,17をスペーサ16,1
6上に突出し、これらスペーサ16,16上に回
路基板18を配設し、この回路基板18の所定部
をピン17,17に220℃溶融タイプの高温半田
で半田付けしている。
さらに、上述の回路基板18に実装したIC1
9をモールド樹脂20で樹脂モールドして前述の
内部構造物12に構成している。
しかも、上述のコイルスプール14下面にはコ
ア15底部に対して上方に位置する複数の凹段部
21…を形成している。
この実施例では第3図に示すように、上述の凹
段部21は90度の開角で合計4箇所に形成してい
る。
一方、第1図に示す成形装置において、上述の
各凹段部21…の下部には下部後退ピン22…を
配設し、合計4本の下部後退ピン22…を前述の
シリンダ2のピストンロツド23と連結して、注
入樹脂の硬化直前において、これら4本の下部後
退ピン22をキヤビテイ11下方に下動後退すべ
く構成している。
また、内部構造物12におけるピン17と対応
する上方位置には、上型5のスプリング室24内
に、スプリング25のばね力に抗して上方に後退
する合計4本の上部後退ピン26…を対設し、キ
ヤビテイ11内に注入される溶融樹脂の注入圧力
で、これら上部後退ピン26…をキヤビテイ11
上方に上動後退すべく構成している。
図示実施例は上記の如く構成するものして、以
下作用を説明する。
まず、第1図に示すように上下の両型5,4を
型締めすると共に、キヤビテイ11内の内部構造
物12における凹段部21…を下部後退ピン22
…で、またピン17…を上部後退ピン26…でそ
れぞれ支持し、特に、下部後退ピン22…で内部
構造物12の回り止めを行う。
次に、前述の注入口8から溶融した成形樹脂た
とえば溶融粘度が低く、低圧成形が可能なPET
樹脂(ポリエチレンテレフタレート樹脂)27を
注入し、このPET樹脂27をランナ9、ゲート
10を介してキヤビテイ11内に射出すると、こ
のPET樹脂27の注入圧力により前述の上部後
退ピン26,26はスプリング25のバネ力に抗
してキヤビテイ11上方に上動後退する。
次に、キヤビテイ11内に注入したPET樹脂
27が硬化する直前において、シリンダ2のピス
トンロツド23を操作して、下部後退ピン22…
をキヤビテイ11下方に下動後退制御する。
このように、樹脂注入前において内部構造物1
2を上下で支持していた上下の後退ピン26,2
2を注入圧力およびシリンダ操作によつてそれぞ
れ後退制御するので、これら各後退ピン26,2
2による支持位置いわゆるピン跡にも上述の
PET樹脂27が充填される。
この結果、上述の内部構造物12を外部に露出
させることなく樹脂モールドすることができて、
組付け作業時の破損を防止すると共に、防水性、
防塵性の向上を図ることができる効果がある。
なお、全体をPET樹脂27でモールドした内
部構造物12を取出すには、該樹脂27の硬化後
において型ばらしを行い、次いで図示しないエジ
エクタピンにより突出し操作するとよい。
この考案の構成と、上述の実施例との対応にお
いて、 この考案の電磁部品は、実施例のリードライト
ヘツドに対応し、 以下同様に、 注入樹脂は、PET樹脂27に対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定さ
れるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は電
磁部品の成形装置を示す断面図、第2図は成形装
置で成形されたリードライトヘツドの断面図、第
3図は第2図の−線矢視断面図、第4図は従
来のリードライトヘツドを示す断面図である。 11……キヤビテイ、13……コイル、14…
…コイルスプール、15……コア、17……ピ
ン、18……回路基板、21……凹段部、22…
…下部後退ピン、26……上部後退ピン、27…
…PET樹脂。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 コイルを巻回したコイルスプールをコア凹部に
    配設し、 コア上面のピンに回路基板を取付けた電磁部品
    を成形する電磁部品の成形装置であつて、 コイルスプール下面にコア底部に対する複数の
    凹段部を形成し、 この凹段部に樹脂の硬化直前においてキヤビテ
    イ下方に下動後退する下部後退ピンを対設すると
    共に、 上記ピン対応部に樹脂注入圧力でキヤビテイ上
    方に上動後退する上部後退ピンを対設した 電磁部品の成形装置。
JP18347587U 1987-11-30 1987-11-30 Expired - Lifetime JPH0518109Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18347587U JPH0518109Y2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30

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JP18347587U JPH0518109Y2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0186512U JPH0186512U (ja) 1989-06-08
JPH0518109Y2 true JPH0518109Y2 (ja) 1993-05-14

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ID=31474896

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JP18347587U Expired - Lifetime JPH0518109Y2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30

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