JPH05180997A - シンクロトロンにおけるsor光出射装置 - Google Patents
シンクロトロンにおけるsor光出射装置Info
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- JPH05180997A JPH05180997A JP3358902A JP35890291A JPH05180997A JP H05180997 A JPH05180997 A JP H05180997A JP 3358902 A JP3358902 A JP 3358902A JP 35890291 A JP35890291 A JP 35890291A JP H05180997 A JPH05180997 A JP H05180997A
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70058—Mask illumination systems
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Particle Accelerators (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 SOR光12を反射させるためのミラー30
に傾斜角度の異なる多数の反射面31a〜31eを水平
横方向に並べて形成しておき、このミラーに入射したS
OR光をそれら各反射面によりそれぞれ異なる反射角度
で反射させることにより、それら反射光12a〜12e
の出射位置が上下方向および左右方向にそれぞれずれる
ようになす。そして、ミラーを水平横方向に往復移動さ
せることによって各反射光の出射位置を横方向に往復移
動させて出射領域を拡大する。 【効果】 ミラーを水平横方向に往復移動させるのみで
あるので、上下に揺動させる型式の従来のものに比して
ミラー駆動機構の簡略化を図ることができるとともに制
御性にも優れ、設備費および操作性の点で有利である。
に傾斜角度の異なる多数の反射面31a〜31eを水平
横方向に並べて形成しておき、このミラーに入射したS
OR光をそれら各反射面によりそれぞれ異なる反射角度
で反射させることにより、それら反射光12a〜12e
の出射位置が上下方向および左右方向にそれぞれずれる
ようになす。そして、ミラーを水平横方向に往復移動さ
せることによって各反射光の出射位置を横方向に往復移
動させて出射領域を拡大する。 【効果】 ミラーを水平横方向に往復移動させるのみで
あるので、上下に揺動させる型式の従来のものに比して
ミラー駆動機構の簡略化を図ることができるとともに制
御性にも優れ、設備費および操作性の点で有利である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シンクロトロンにお
けるSOR光の出射装置に関するものである。
けるSOR光の出射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、直径が10m以下の比較的小型の
粒子加速器としてシンクロトロンが開発されつつあり、
そのようなシンクロトロンから放射される放射光である
シンクロトロン放射光(SOR光)を利用して、たとえ
ば超LSI回路の作成、医療分野における診断、分子解
析、構造解析等の様々な分野への適用が期待されてい
る。
粒子加速器としてシンクロトロンが開発されつつあり、
そのようなシンクロトロンから放射される放射光である
シンクロトロン放射光(SOR光)を利用して、たとえ
ば超LSI回路の作成、医療分野における診断、分子解
析、構造解析等の様々な分野への適用が期待されてい
る。
【0003】図5はシンクロトロンの概要を示すもので
あって、電子銃等の電子発生装置1で発生させた電子ビ
ームを直線加速器(ライナック)2で光速近くに加速
し、偏向電磁石3で偏向させてインフレクタ4を介して
水平リング状の蓄積リングである真空ダクト5に入射す
る。真空ダクト5に入射した電子ビームは高周波加速空
洞6によりエネルギを与えられながら収束電磁石7で収
束され、偏向電磁石8で偏向されて真空ダクト5内を周
回し続ける。そして、偏向電磁石8で偏向される際にS
OR光が発生し、それが光取り出しラインであるビーム
ライン9を介してたとえば露光装置10に出射されて利
用されるのである。
あって、電子銃等の電子発生装置1で発生させた電子ビ
ームを直線加速器(ライナック)2で光速近くに加速
し、偏向電磁石3で偏向させてインフレクタ4を介して
水平リング状の蓄積リングである真空ダクト5に入射す
る。真空ダクト5に入射した電子ビームは高周波加速空
洞6によりエネルギを与えられながら収束電磁石7で収
束され、偏向電磁石8で偏向されて真空ダクト5内を周
回し続ける。そして、偏向電磁石8で偏向される際にS
OR光が発生し、それが光取り出しラインであるビーム
ライン9を介してたとえば露光装置10に出射されて利
用されるのである。
【0004】図6および図7は上記シンクロトロンにお
いてSOR光を露光装置10に対して取り出すための出
射装置の概要を示すものであり、ビームライン9の途中
には斜入射ミラー11が配置されている。斜入射ミラー
11は無酸素銅、SiC、Au、Pt等の平面鏡もしく
はたとえば放物面鏡等の曲面鏡で構成され、真空ダクト
5から放射されたSOR光12をその下面で反射してビ
ームライン9の端部に設けられている出射窓13から出
射させるようになっている。その出射窓13は、ビーム
ライン9内部の高真空を維持しつつSOR光12を大気
中(もしくは内圧が大気圧程度に維持されるヘリウムチ
ャンバ内)に出射させる機能を必要とするので、SOR
光12の透過率が高くかつ機械的強度に優れたベリリウ
ムの薄板19が装着されている。符号20は露光対象の
ウエハ、21はマスクである。
いてSOR光を露光装置10に対して取り出すための出
射装置の概要を示すものであり、ビームライン9の途中
には斜入射ミラー11が配置されている。斜入射ミラー
11は無酸素銅、SiC、Au、Pt等の平面鏡もしく
はたとえば放物面鏡等の曲面鏡で構成され、真空ダクト
5から放射されたSOR光12をその下面で反射してビ
ームライン9の端部に設けられている出射窓13から出
射させるようになっている。その出射窓13は、ビーム
ライン9内部の高真空を維持しつつSOR光12を大気
中(もしくは内圧が大気圧程度に維持されるヘリウムチ
ャンバ内)に出射させる機能を必要とするので、SOR
光12の透過率が高くかつ機械的強度に優れたベリリウ
ムの薄板19が装着されている。符号20は露光対象の
ウエハ、21はマスクである。
【0005】上記の斜入射ミラー11は図7に示すよう
に軸14を支点として上下方向に揺動自在に支持されて
いる。その斜入射ミラー11の端部にはミラー揺動機構
15のロッド16が取り付けられていて、そのロッド1
6はモータ17で駆動されるカム18の回転により上下
方向に動作し、これによって、斜入射ミラー11を上下
方向に揺動させてSOR光12の反射光を上下方向に揺
動させるようになっている。そのように構成しているの
は、真空ダクト5から放射されたSOR光12は本来垂
直方向の広がりが小さいので、上記のような斜入射ミラ
ー11の揺動により反射光を上下に振って露光域を垂直
方向に拡大させ、ウエハ20に対する露光面積を大きく
確保するためである。
に軸14を支点として上下方向に揺動自在に支持されて
いる。その斜入射ミラー11の端部にはミラー揺動機構
15のロッド16が取り付けられていて、そのロッド1
6はモータ17で駆動されるカム18の回転により上下
方向に動作し、これによって、斜入射ミラー11を上下
方向に揺動させてSOR光12の反射光を上下方向に揺
動させるようになっている。そのように構成しているの
は、真空ダクト5から放射されたSOR光12は本来垂
直方向の広がりが小さいので、上記のような斜入射ミラ
ー11の揺動により反射光を上下に振って露光域を垂直
方向に拡大させ、ウエハ20に対する露光面積を大きく
確保するためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に斜入射ミラー11をミラー揺動機構15により上下に
揺動させる型式の出射装置では、ミラー揺動機構15の
構造が複雑なものとならざるを得ず、また、高精度の制
御が要求されるものであって、ときとして露光むらが生
じてしまうことがある等の問題があり、より有効な出射
装置の提供が望まれていた。
に斜入射ミラー11をミラー揺動機構15により上下に
揺動させる型式の出射装置では、ミラー揺動機構15の
構造が複雑なものとならざるを得ず、また、高精度の制
御が要求されるものであって、ときとして露光むらが生
じてしまうことがある等の問題があり、より有効な出射
装置の提供が望まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、シンクロトロ
ンにおける水平リング状の真空ダクト内を周回する荷電
粒子から放射されるSOR光を、ビームラインを通して
その先端の出射窓から取り出すべく、前記ビームライン
中にSOR光を反射させ得るミラーを設けてそのミラー
による反射光を前記出射窓から出射させるようになした
SOR光出射装置において、前記ミラーに傾斜角度の異
なる多数の反射面を水平横方向に並べて形成しておくこ
とにより、このミラーに入射したSOR光をそれら各反
射面によりそれぞれ異なる反射角度で反射させてそれら
反射光の出射窓からの出射位置が水平方向および垂直方
向にそれぞれずれるようになし、かつ、このミラーを水
平横方向に往復移動させることによって各反射光の出射
位置を水平方向に往復移動させて出射領域を拡大するよ
うにしたものである。
ンにおける水平リング状の真空ダクト内を周回する荷電
粒子から放射されるSOR光を、ビームラインを通して
その先端の出射窓から取り出すべく、前記ビームライン
中にSOR光を反射させ得るミラーを設けてそのミラー
による反射光を前記出射窓から出射させるようになした
SOR光出射装置において、前記ミラーに傾斜角度の異
なる多数の反射面を水平横方向に並べて形成しておくこ
とにより、このミラーに入射したSOR光をそれら各反
射面によりそれぞれ異なる反射角度で反射させてそれら
反射光の出射窓からの出射位置が水平方向および垂直方
向にそれぞれずれるようになし、かつ、このミラーを水
平横方向に往復移動させることによって各反射光の出射
位置を水平方向に往復移動させて出射領域を拡大するよ
うにしたものである。
【0008】
【作用】ミラーに入射したSOR光は、各反射面の傾斜
角度に応じてそれぞれ異なる反射角度で反射するので、
それらの反射光の照射位置は水平方向および垂直方向に
それぞれずれることになる。そして、ミラーを水平横方
向に移動させると、各反射面からの反射光の照射位置も
水平横方向に順次ずれていくことになる。したがって、
ミラーを所定速度、所定ストロークで往復移動させ、そ
れを所定時間継続すれば、照射対象の全領域に対して所
望の照射時間を確保できる。
角度に応じてそれぞれ異なる反射角度で反射するので、
それらの反射光の照射位置は水平方向および垂直方向に
それぞれずれることになる。そして、ミラーを水平横方
向に移動させると、各反射面からの反射光の照射位置も
水平横方向に順次ずれていくことになる。したがって、
ミラーを所定速度、所定ストロークで往復移動させ、そ
れを所定時間継続すれば、照射対象の全領域に対して所
望の照射時間を確保できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。本実施例
のSOR光出射装置は、図5に示したようなシンクロト
ロンのビームライン9に適用されるものであって、従来
の出射装置と同様にビームライン9中にミラーを設け、
そのミラーの反射光を出射窓13から取り出すように構
成したものであるが、従来のものはミラーを上下に揺動
させることで反射光を上下に振って露光域を上下に拡大
させるようにしていたのに対し、本実施例では、ミラー
を水平横方向に往復移動させて反射光を水平横方向に振
ることで露光域を左右方向に拡大させるように構成され
ている。
のSOR光出射装置は、図5に示したようなシンクロト
ロンのビームライン9に適用されるものであって、従来
の出射装置と同様にビームライン9中にミラーを設け、
そのミラーの反射光を出射窓13から取り出すように構
成したものであるが、従来のものはミラーを上下に揺動
させることで反射光を上下に振って露光域を上下に拡大
させるようにしていたのに対し、本実施例では、ミラー
を水平横方向に往復移動させて反射光を水平横方向に振
ることで露光域を左右方向に拡大させるように構成され
ている。
【0010】この場合、反射面が従来のように平面もし
くは単なる曲面のミラーを用いることでは、反射光の照
射領域は上下方向には拡大し得ないから、本実施例にお
いては、図1および図2に示すように、下面に傾斜角度
の異なる多数の反射面31a〜31eが設けられた形態
のミラー30を用い、入射SOR光12をそれら多数の
反射面31a〜31eによりそれぞれ異なる方向に反射
させることで、反射光の照射領域を部分的にではあるが
上下方向に拡大するようにしている。
くは単なる曲面のミラーを用いることでは、反射光の照
射領域は上下方向には拡大し得ないから、本実施例にお
いては、図1および図2に示すように、下面に傾斜角度
の異なる多数の反射面31a〜31eが設けられた形態
のミラー30を用い、入射SOR光12をそれら多数の
反射面31a〜31eによりそれぞれ異なる方向に反射
させることで、反射光の照射領域を部分的にではあるが
上下方向に拡大するようにしている。
【0011】すなわち、本実施例におけるミラー30
は、図1および図2に示すように、その下面に傾斜角度
の異なる多数の反射面31a〜31eが横方向(このミ
ラー20の往復移動方向)に並べられて形成されてい
る。図1では傾斜角度を5段階に変化させた反射面31
a〜31eを1組とするものを2組のみ図示したが、そ
れらの組数や各組における反射面の数は、照射対象領域
の面積や形状に応じて適宜設定すれば良く、たとえば、
傾斜角度が5〜6段階に変化する傾斜面を5〜6組程度
設けると良い。また、各反射面31a〜31eの傾斜角
度は、隣う合う反射面からの反射光が照射位置において
連なるように設定すれば良いが、一例を挙げれば隣合う
反射面どうしの傾斜角度の差は0.5ミリラジアン程度
とすることが良い。さらに、各反射面31a〜31eの
大きさとしては1mm×300mm程度が適当である
が、これも適宜設定すれば良い。
は、図1および図2に示すように、その下面に傾斜角度
の異なる多数の反射面31a〜31eが横方向(このミ
ラー20の往復移動方向)に並べられて形成されてい
る。図1では傾斜角度を5段階に変化させた反射面31
a〜31eを1組とするものを2組のみ図示したが、そ
れらの組数や各組における反射面の数は、照射対象領域
の面積や形状に応じて適宜設定すれば良く、たとえば、
傾斜角度が5〜6段階に変化する傾斜面を5〜6組程度
設けると良い。また、各反射面31a〜31eの傾斜角
度は、隣う合う反射面からの反射光が照射位置において
連なるように設定すれば良いが、一例を挙げれば隣合う
反射面どうしの傾斜角度の差は0.5ミリラジアン程度
とすることが良い。さらに、各反射面31a〜31eの
大きさとしては1mm×300mm程度が適当である
が、これも適宜設定すれば良い。
【0012】上記のミラー30に入射したSOR光12
は、図2に示すように、各反射面31a〜31eの傾斜
角度に応じてそれぞれ異なる反射角度で反射し、反射光
12a〜12eが同時に得られる。したがって、たとえ
ば、ミラー30として傾斜角度が5段階に変化する反射
面31a〜31eを5組有するもの、つまり、合計25
の反射面を有するものを用いた場合、そのミラー30か
らは5組の反射光12a〜12eが得られ、それら反射
光のウエハ20に対する5組25箇所の照射位置は図3
に示すように上下方向および左右方向にそれぞれずれた
ものとなり、部分的にではあるがウエハ20のほぼ全体
にわたる広範囲に照射されることになる。
は、図2に示すように、各反射面31a〜31eの傾斜
角度に応じてそれぞれ異なる反射角度で反射し、反射光
12a〜12eが同時に得られる。したがって、たとえ
ば、ミラー30として傾斜角度が5段階に変化する反射
面31a〜31eを5組有するもの、つまり、合計25
の反射面を有するものを用いた場合、そのミラー30か
らは5組の反射光12a〜12eが得られ、それら反射
光のウエハ20に対する5組25箇所の照射位置は図3
に示すように上下方向および左右方向にそれぞれずれた
ものとなり、部分的にではあるがウエハ20のほぼ全体
にわたる広範囲に照射されることになる。
【0013】そして、そのミラー30を水平横方向(図
1における矢印方向、図2においては紙面の表裏方向)
に移動させると、各反射面31a〜31eからの反射光
12a〜12eの照射位置は横方向(図3および図4に
おいて左右方向)に順次ずれていくことになり、図3に
示す状態から図4に示す状態まで移動させることによ
り、ウエハ20の全体に対してSOR光12を順次照射
できることになる。したがって、ミラー30を所定速度
で連続的に往復移動させ、それを所定時間継続すれば、
ウエハ20の全体に対して所望の露光時間を確保でき
る。その場合のミラー30の往復移動のストロークは、
露光対象の全領域をカバーし得るように設定することは
いうまでもない。
1における矢印方向、図2においては紙面の表裏方向)
に移動させると、各反射面31a〜31eからの反射光
12a〜12eの照射位置は横方向(図3および図4に
おいて左右方向)に順次ずれていくことになり、図3に
示す状態から図4に示す状態まで移動させることによ
り、ウエハ20の全体に対してSOR光12を順次照射
できることになる。したがって、ミラー30を所定速度
で連続的に往復移動させ、それを所定時間継続すれば、
ウエハ20の全体に対して所望の露光時間を確保でき
る。その場合のミラー30の往復移動のストロークは、
露光対象の全領域をカバーし得るように設定することは
いうまでもない。
【0014】上記構成のSOR光出射装置によれば、ミ
ラー30に傾斜角度の異なる多数の反射面を形成してお
いて、それら各反射面からの反射光が上下方向および左
右方向にずれた状態で出射するようになすとともに、そ
のミラー30を水平横方向に往復移動させるように構成
したので、SOR光を広範囲にわたって出射させること
ができて出射領域を拡大できることは勿論のこと、ミラ
ーを上下に揺動させる従来のものに比してミラーの駆動
機構の簡略化を図ることができるとともにその制御も比
較的容易となり、設備費および操作性の点で有利であ
る。
ラー30に傾斜角度の異なる多数の反射面を形成してお
いて、それら各反射面からの反射光が上下方向および左
右方向にずれた状態で出射するようになすとともに、そ
のミラー30を水平横方向に往復移動させるように構成
したので、SOR光を広範囲にわたって出射させること
ができて出射領域を拡大できることは勿論のこと、ミラ
ーを上下に揺動させる従来のものに比してミラーの駆動
機構の簡略化を図ることができるとともにその制御も比
較的容易となり、設備費および操作性の点で有利であ
る。
【0015】なお、ミラー30の表面に傾斜角度の異な
る多数の反射面を形成することは、周知の加工法により
容易かつ高精度で行い得る。
る多数の反射面を形成することは、周知の加工法により
容易かつ高精度で行い得る。
【0016】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明は、傾斜
角度の異なる多数の反射面を形成したミラーを水平横方
向に往復移動させることで出射領域を拡大する構成であ
るので、ミラーを上下に揺動させる型式の従来のものに
比してミラー駆動機構の簡略化を図ることができるとと
もに制御性にも優れ、設備費および操作性の点で有利で
あるという効果を奏する。
角度の異なる多数の反射面を形成したミラーを水平横方
向に往復移動させることで出射領域を拡大する構成であ
るので、ミラーを上下に揺動させる型式の従来のものに
比してミラー駆動機構の簡略化を図ることができるとと
もに制御性にも優れ、設備費および操作性の点で有利で
あるという効果を奏する。
【図1】本発明の実施例であるSOR光出射装置におけ
るミラーの反射面を示す斜視図である。
るミラーの反射面を示す斜視図である。
【図2】同ミラーの側面図である。
【図3】同ミラーによる反射光の出射位置を示す図であ
る。
る。
【図4】同ミラーが移動した状態における反射光の出射
位置を示す図である。
位置を示す図である。
【図5】シンクロトロンの概要を示す図である。
【図6】同シンクロトロンにおける従来のSOR光出射
装置の概要を示す図である。
装置の概要を示す図である。
【図7】同装置の要部を示す側面図である。
5 真空ダクト 9 ビームライン 12 SOR光 12a〜12e 反射光 13 出射窓 30 ミラー 31a〜31b 反射面
Claims (1)
- 【請求項1】 シンクロトロンにおける水平リング状の
真空ダクト内を周回する荷電粒子から放射されるSOR
光を、ビームラインを通してその先端の出射窓から取り
出すべく、前記ビームライン中にSOR光を反射させ得
るミラーを設けてそのミラーによる反射光を前記出射窓
から出射させるようになしたSOR光出射装置におい
て、前記ミラーに傾斜角度の異なる多数の反射面を水平
横方向に並べて形成しておくことにより、このミラーに
入射したSOR光をそれら各反射面によりそれぞれ異な
る反射角度で反射させてそれら反射光の出射窓からの出
射位置が水平方向および垂直方向にそれぞれずれるよう
になし、かつ、このミラーを水平横方向に往復移動させ
ることによって各反射光の出射位置を水平方向に往復移
動させて出射領域を拡大するように構成してなることを
特徴とするシンクロトロンにおけるSOR光出射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3358902A JPH05180997A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | シンクロトロンにおけるsor光出射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3358902A JPH05180997A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | シンクロトロンにおけるsor光出射装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05180997A true JPH05180997A (ja) | 1993-07-23 |
Family
ID=18461699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3358902A Withdrawn JPH05180997A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | シンクロトロンにおけるsor光出射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05180997A (ja) |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP3358902A patent/JPH05180997A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990311 |