JPH04230000A - Sor光の露光方法 - Google Patents

Sor光の露光方法

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JPH04230000A
JPH04230000A JP41501990A JP41501990A JPH04230000A JP H04230000 A JPH04230000 A JP H04230000A JP 41501990 A JP41501990 A JP 41501990A JP 41501990 A JP41501990 A JP 41501990A JP H04230000 A JPH04230000 A JP H04230000A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electron beam
storage ring
exposure
sor
light
Prior art date
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Pending
Application number
JP41501990A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Bandai
萬代 新一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子ビーム振動法を
用いたSOR光(シンクロトロン放射光)の露光方法に
関し、電子ビームを振動させるために別途電磁石を新設
することなく電子ビームを垂直方向に振動できるように
したものである。
【0002】
【従来の技術】SOR光は、シンクロトロンにおいて蓄
積リングを周回している電子ビームの偏向位置から放射
されるX線等の強力な光線であり、超LSI製造過程に
おける露光用光源等への適用が期待されている。SOR
光を用いた露光は、一般にシンクロトロンの電子ビーム
偏向位置からその接線方向に分岐された光取り出しライ
ンにSOR光を導いて、この光取り出しラインの端部に
設けられた窓から出射させて、LSI露光用マスクの基
板を通して半導体ウェハに照射することにより行なわれ
る。この場合は、SOR光は水平方向の幅は広いが、垂
直方向の幅は狭いので、SOR光を垂直方向に振ること
により、垂直方向の露光面積を確保しなければならない
【0003】SOR光を垂直方向に振る方法の1つとし
て、いわゆる電子ビーム振動法がある。これは蓄積リン
グに電子ビームを垂直方向に振るための電磁石を配置し
、その励磁量を時間とともにに変化させることにより電
子ビームに垂直方向の偏向を与えて振り、これによりS
OR光を上下方向に振るようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の電子ビーム
振動法では電子ビームを振るための電磁石が必要である
。ところが、小型シンクロトロンにおいては、蓄積リン
グに偏向マグネット、収束マグネット、補正用マグネッ
ト、各種計測装置等がすでに配設されているため、電子
ビーム振動用に別途電磁石を新設することはスペース上
困難であった。
【0005】この発明は、前記従来の技術における問題
点を解決して、電子ビーム振動用に別途電磁石を新設す
ることなく電子ビーム振動を行なえるようにしたSOR
光の露光方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、電子ビーム
が周回している蓄積リングの偏向位置からその接線方向
に光取り出しラインを分岐させて、SOR光をこの光取
り出しラインから取り出して、露光対象を露光する場合
において、前記蓄積リングに配される収束用4極電磁石
を略々垂直方向に移動しながら露光することを特徴とす
るものである。
【0007】
【作用】シンクロトロンにおいては、蓄積リング中での
電子ビームの中心位置は収束用4極電磁石で制御されて
いる。したがって、この収束用4極電磁石を略々垂直方
向に移動させることにより電子ビームを略々垂直方向に
移動させて、電子ビーム振動を実現することができる。 これによれば、収束用4極電磁石を兼用するので、電子
ビーム振動用に別途電磁石を設ける必要がなくなり、蓄
積リングへの配置スペース上の問題が解消される。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を以下説明する。図1は
、この発明を適用したSOR光装置の概要を示したもの
である。SOR光装置1において、電子発生装置(電子
銃等)10で発生した電子ビーム46は直線加速器(ラ
イナック)12で光速近くに加速され、ビーム輸送部1
4の偏向電磁石16で偏向されて、インフレクタ18を
介してシンクロトロンの蓄積リング22内に入射される
。蓄積リング22に入射された電子ビーム46は高周波
加速空洞21でエネルギを与えられながら各直線部に配
された収束電磁石23,25(23は垂直用、25は水
平用)で収束されて蓄積リング22内の中心位置を通り
、偏向電磁石24で偏向されて蓄積リング22内を周回
し続ける。偏向電磁石24で偏向される時に接線方向に
放射されるSOR光29は光取り出しライン26を通し
て出射されて、露光装置28に送られてLSI回路作成
用の露光用のX線光源として利用される。
【0009】収束用電磁石23,25は4極電磁石で構
成され、各直線部ごとに支持台38上に固定支持されて
いる。これら支持台38は振動制御装置40により相互
に同期して上下方向に移動する。これにより、蓄積リン
グ22内の電子ビーム46全体がその周回を乱されるこ
となく上下方向に振られて、SOR光29が上下方向に
振られる。
【0010】支持台38の駆動機構の一実施例を図2に
側面図で示す。また、図2のA−A矢視図を図3に示す
。収束電磁石23,25は支持台38上に固定支持され
ている。支持台38は基礎39上に設置されたガイド部
材40により垂直方向に平行移動可能に支持されており
、油圧シリンダ等のアクチュエータ42により垂直方向
に駆動されて、収束電磁石23,25を垂直方向に移動
させる。このとき収束電磁石23,25の磁極44が蓄
積リング22に衝突しないように、図3のように磁極4
4と蓄積リング22との間(上側および下側)に上下方
向のスペースaをそれぞれ設けておく。このスペースa
は収束電磁石23,25の垂直方向移動(上方向および
下方向)の各移動距離bよりも広く設定する。なお、収
束電磁石23,25の垂直方向の移動中心位置は蓄積リ
ング22の中心位置に設定する。これにより、電子ビー
ム46は蓄積リング22の中心位置を中心に上下方向に
振られる。また、蓄積リング22上下方向の内径cも電
子ビーム46の垂直方向の移動(収束電磁石23,24
の垂直方向の移動量26と同じだけ(例えば10mm)
移動する)により電子ビーム46が内壁に衝突しない大
きさに形成する。
【0011】図1の振動制御装置40は、露光時に図2
のアクチュエータ42を駆動して、収束電磁石23,2
5を1秒程度の周期で蓄積リング22の中心位置を中心
に上下方向に一定速度で移動させる。これにより、蓄積
リング22内の電子ビーム46の垂直方向位置は図4に
示すように時間とともに変化する。このとき、蓄積リン
グ22内で電子ビーム46が垂直方向に移動する様子を
図5に示す。
【0012】電子ビーム46を垂直方向に振ると、SO
R光29もこれにつれて垂直方向に振られる。これによ
り、図6のように露光装置28(図1)内のX線マスク
基板およびウエハ34上でSOR光29の垂直方向の光
量分布が変動する。したがって、電子ビーム46を上か
ら下へまたは下から上へ一度移動させることにより、S
OR光29はX線マスク基板およびウエハ34に対して
垂直方向にむらなく照射されて、1枚のウエハ34の露
光が完了する。
【0013】
【変更例】前記実施例では、1枚のウエハの露光につき
電子ビームを一方向に1回だけ移動させるようにしたが
、1往復さらには複数往復させて1枚のウエハ露光をす
ることも可能である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
、収束用4極電磁石を略々垂直方向に移動させることに
より電子ビームを略々垂直方向に移動させて、電子ビー
ム振動を実現したので、電子ビーム振動用に別途電磁石
を設ける必要がなくなり、蓄積リングへの配置スペース
上の問題が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図で、SOR光装置
の概要を示す平面図である。
【図2】図1の支持台38の駆動機構の一実施例を示す
側面図である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】図1の振動制御装置による電子ビームの振動状
態の一例を示す波形図ある。
【図5】図4の振動制御による蓄積リング内での電子ビ
ームの振動の様子を示す断面図である。
【図6】図4の電子ビームの移動によるX線マスク基板
およびウエハ上での垂直方向のSOR光光量分布の変動
を示す図である。
【符号の説明】
22  蓄積リング 26  光取り出しライン 23  収束用4極電磁石(垂直用) 25  収束用4極電磁石(水平用) 30  X線斜入射ミラー 34  X線フォトマスク基板およびウエハ(露光対象
)38  支持台 40  振動制御装置 46  電子ビーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  電子ビームが周回している蓄積リング
    の偏向位置からその接線方向に光取り出しラインを分岐
    させて、SOR光をこの光取り出しラインから取り出し
    て、露光対象を露光する場合において、前記蓄積リング
    に配される収束用4極電磁石を略々垂直方向に移動しな
    がら露光することを特徴とするSOR光の露光方法。
JP41501990A 1990-12-27 1990-12-27 Sor光の露光方法 Pending JPH04230000A (ja)

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