JPH05180351A - エアフロートテーブル用のボールバルブ - Google Patents

エアフロートテーブル用のボールバルブ

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JPH05180351A
JPH05180351A JP35996991A JP35996991A JPH05180351A JP H05180351 A JPH05180351 A JP H05180351A JP 35996991 A JP35996991 A JP 35996991A JP 35996991 A JP35996991 A JP 35996991A JP H05180351 A JPH05180351 A JP H05180351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
ball
seat
circumferential surface
ball valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP35996991A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamio Watanabe
民男 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINKUSU KK
Shinko Electric Industries Co Ltd
Original Assignee
SHINKUSU KK
Shinko Electric Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHINKUSU KK, Shinko Electric Industries Co Ltd filed Critical SHINKUSU KK
Priority to JP35996991A priority Critical patent/JPH05180351A/ja
Publication of JPH05180351A publication Critical patent/JPH05180351A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付孔の精度誤差に関係なく、確実かつ簡単
に取りつけすることができるボールバルブを得ること。 【構成】 一端に弁座3を他端にばね受座4を形成した
バルブ匣1の外周面をテーパ状の円周面とし、かつ一端
部aより外周直径の大きい他端部bに円周面を分割する
複数のスリット7、7を設けたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、板状ワークの下面に
圧力エアを噴射することによって浮上力を発揮し、移送
を軽く行うことができるようにしたエアフロートテーブ
ル用のボールバルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来におけるエアフロートテーブル用の
ボールバルブの構成を図4によって説明する。Aは円筒
状のバルブ匣 Bはバルブ匣Aの一端外周部に形成した
フランジ Cは同じく一端部内側に設けた弁座 Dは多
端部内側に形成したばね受座Eは弁座Cを開閉するボー
ル FはボールEを弁座Cに押し付ける縮設ばね Gは
ボールE、縮設ばねFの挿入孔を兼用したエア通過口
Hはテーブル板 Jはテーブル板Hに設けたバルブの取
付孔である。上記のバルブは、テーブル板HにワークW
が乗るとボールEが沈下して弁座Cが開き、通過口Gか
ら圧力エアが噴き上げられるようになっている。
【0003】上記のボールバルブは、テーブルに所定の
間隔で多数(例えば縦横100mmピッチ)取りつける
ものであり、そのための取付孔Jは通常ボール盤のドル
加工によって穿設される。従って、取付孔Jの精度はボ
ール盤の工作加工精度に支配されている。一方におい
て、木工あるいはプラスチック加工業界において一般的
に使用されるテーブル材は、ベークライト板、塩ビ板で
あり、またボールバルブの直径寸法は12mm〜16m
m程度であり、取付孔Jの精度にはかなりのバラつきが
見られる。
【0004】この状況において取付孔Jにバルブ匣Aを
嵌合すると、両者間にガタを生ずることがあり、このた
め従来ではフランジBによってバルブのテーブル面内へ
の没入を防ぎ、また接着剤を使用して取りつけの強化、
エア漏れ対策をしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従のボール
バルブは、その取りつけに当たって接着剤が要り、かつ
フランジBのために取付孔Jに座グリ加工をしなければ
ならないという煩雑さがあり、このためテーブル製作費
の高騰を招くという問題点があった。本発明は、従来技
術に見られる上記の問題点を解消するためになされたも
ので、特殊な加工などを必要とせずに確実かつ強固な取
りつけができるエアフロートテーブル用のボールバルブ
を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るエアフロートテーブル用ボールバル
ブは次のように構成したものである。すなわち、その要
旨とするところは一端に弁座を、他端にばね受座を形成
したバルブ匣内に、弁座を開閉するボールとボールを弁
座に押し付けるばねとを備えたエアバルブにおいて、上
記バルブ匣における一端及び他端外周を円周面状とし、
かつ前記一端部の外周直径より他端部の外周直径を大き
く形成すると共に、上記他端外周面部に、円周面を分割
するスリットを設けたことにある。
【0007】
【作用】取付孔にバルブ匣の他端部を差し込んだとき、
この他端部の周面はスリットにより縮径し、取付孔に確
実に嵌合する。そして、この弾性反力によって強固に定
位置を保持する。また周面が取付孔に密接するので気密
が保持され、エアの流失がなくなる。また、上記の嵌合
力によって耐久的に定位置を確保することができるの
で、正規のバルブ開閉がなされ、円滑なエアフロート作
用を発揮することができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明に係るエアフロートテーブル
用のボールバルブを一実施例について具体的に説明す
る。図1において、1は一端部aより他端部bの外周直
径を大きく形成したテーパ状のバルブ匣 2は他端部b
の端面に設けた面とり部 3はバルブ匣1の一端部内側
に設けた弁座 4はバルブ匣1の他端部に設けたばね受
座 5は弁座3を開閉するようにバルブ匣1内に設けた
金属製(プラスチック製でもよい)のボール 6はボー
ル5を弁座3へ向けて押し付けるようにばね受座4に装
着した縮設ばね 7、7は他端部bの外周面を複数(図
の例では2つ)に分割するように長さ方向に設けた複数
のスリット である。
【0009】なお、上記のバルブ匣1はプラスチックの
射出成型によって製作されるものである。また上記の構
成において、開弁状態のボール5は上端がバルブ匣1の
一端面Cから突出するようになっている。ボール5の直
径は、ばね受座4の内縁に形成される通気口8の大きさ
より小さくなっている。
【0010】次に図3において、10は内部に圧力室11を
備えたエアフロートテーブルの全体12はテーブル板 13
はテーブル板12に所定の間隔、例えば幅100mm×奥
行100mmピッチで穿設した取付孔 上記の取付孔13
は周知のボール盤によりあけた貫通穴であり、前記バル
ブ匣1の一端部aの径と等しいドリルで穿設する。14は
圧力室11に接続したブロア 14は逃し弁 Wはテーブル
板12上に供給したワークである。
【0011】本発明に係るボールバルブの構成は上記の
通りであり、テーブル板12の取付孔13にバルブ匣1の他
端部bを挿入すると、弾性変形によりスリット7、7の
間隙が閉じて円周面が縮径する。このため、多少の範囲
で取付孔13の大きさが違っていてもスムーズに取りつけ
を行うことができる。また、変形の反力で取付位置を確
実に設定することができる。さらに円周面が取付孔13内
に緊密に嵌合するので、気密の点でも良好である。
【0012】バルブの装着後において、図4のようにテ
ーブル板12上にワークWを供給すると、その重量によっ
てワーク当接部分のボール5が沈下し、弁座3が開いて
圧力室11内のエアが上向きに噴射される。このためワー
クWは浮上力を受けることになり、軽い操作力で円滑に
移動される。
【0013】上述したボールバルブは、バルブ匣1内に
ボール5と縮設ばね6を装着して構成するが、縮設ばね
6がばね受座4より大きい径を持つので装入操作が厄介
である。しかし実施例のようにスリット7、7が形成さ
れていると、そこを導入部とすることができ、ばね6の
セットが容易となる。なお一実施例では、スリット7、
7を2カ所に設けたがそれ以上の個数を設け、円周面の
分割数を増加してよいことは勿論である。また、バルブ
匣1はテーパ円周面としたが、中間部に細径の逃がしを
設けるようにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明に係るボールバルブ
は、取付孔に対応するバルブ匣の外周直径を大きくし、
この外周面を縮径可能とするようにスリットを形成した
ものである。このため、取付孔の精度が多少の範囲で違
っていても緊密に嵌合し、確実に固定することができる
という効果をもつ。また、この取付方式によれば従来の
ように接着剤を使用することもなく、さらに取付孔に座
グリ加工を必要としたりすることもないので製作が容易
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るボールバルブの構成を示す縦断
正面図である。
【図2】同じく分解斜視図である。
【図3】テーブルに取りつけた状態を示す説明図であ
る。
【図4】従来のボールバルブの構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 バルブ匣 a 一端部 b 他端部 3 弁座 4 ばね受座 5 ボール 6 縮設ばね 7 通気口 11 圧力室 12 テーブル板 13 取付孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に弁座を、他端にばね受座を形成し
    たバルブ匣内に、弁座を開閉するボールとボールを弁座
    に押し付けるばねとを備えたエアバルブにおいて、上記
    バルブ匣における一端及び他端外周を円周面状とし、か
    つ前記一端部の外周直径より他端部の外周直径を大きく
    形成すると共に、上記他端外周面部に、円周面を分割す
    るスリットを設けたことを特徴とするエアフロートテー
    ブル用のボールバルブ。
  2. 【請求項2】 バルブ匣の外周面をテーパ状の円周面と
    したことを特徴とする請求項1のエアフロートテーブル
    用のボールバルブ。
JP35996991A 1991-12-28 1991-12-28 エアフロートテーブル用のボールバルブ Pending JPH05180351A (ja)

Priority Applications (1)

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JP35996991A JPH05180351A (ja) 1991-12-28 1991-12-28 エアフロートテーブル用のボールバルブ

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JP35996991A JPH05180351A (ja) 1991-12-28 1991-12-28 エアフロートテーブル用のボールバルブ

Publications (1)

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JPH05180351A true JPH05180351A (ja) 1993-07-20

Family

ID=18467231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35996991A Pending JPH05180351A (ja) 1991-12-28 1991-12-28 エアフロートテーブル用のボールバルブ

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JP (1) JPH05180351A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100680599B1 (ko) * 2005-11-16 2007-02-08 현대자동차주식회사 화물차량 적재함의 화물 이송장치
JP2013119885A (ja) * 2011-12-06 2013-06-17 Kyosan Denki Co Ltd 弁装置
KR101307187B1 (ko) * 2013-04-22 2013-09-11 임세영 부상식 이송플레이트
DE102012211539A1 (de) * 2012-07-03 2014-01-09 Bosch Mahle Turbo Systems Gmbh & Co. Kg Abgasturbolader
CN114536480A (zh) * 2022-03-02 2022-05-27 重庆天荣日盛家居科技有限公司 多工位木质家居板材切割设备

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