JPH05180282A - 変速機構 - Google Patents

変速機構

Info

Publication number
JPH05180282A
JPH05180282A JP3347498A JP34749891A JPH05180282A JP H05180282 A JPH05180282 A JP H05180282A JP 3347498 A JP3347498 A JP 3347498A JP 34749891 A JP34749891 A JP 34749891A JP H05180282 A JPH05180282 A JP H05180282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
members
speed change
planetary gear
braking
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3347498A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Teraoka
正夫 寺岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority to JP3347498A priority Critical patent/JPH05180282A/ja
Priority to EP92121909A priority patent/EP0548955B1/en
Priority to US07/995,804 priority patent/US5378210A/en
Priority to DE69220467T priority patent/DE69220467T2/de
Publication of JPH05180282A publication Critical patent/JPH05180282A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure Of Transmissions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、プラネタリーギヤ機構の回転部
材を制動機構で制動して変速状態にする変速機構であっ
て、エンジンに対する影響が少なく、オプション性の高
いものの提供を目的とする。 【構成】 この発明の変速機構5は、インターナルギヤ
29とピニオンキャリヤ41,43とサンギヤ49の各
回転部材のうち2者を入力側及び出力側とし他の1者を
フリー回転状態としたプラネタリーギヤ機構27と、フ
リー回転の回転部材を回転制動してプラネタリーギヤ機
構27を変速状態にするモータ75駆動の制動機構63
と、各回転部材のいずれか2者間に配置され変速時の相
対回転は許容するがその反対方向の相対回転は許容しな
いクラッチ71とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両などに用いられ
る変速機構に関する。
【0002】
【従来の技術】実開昭58−173854号公報に「遊
星歯車機構付エンジン補機駆動装置」が記載されてい
る。これは、プラネタリーギヤ機構のインターナルギ
ヤ、ピニオンキャリヤ、サンギヤのいずれかを制動装置
で制動し変速状態にする変速機構である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この制動装置には負圧
アクチュエータが用いられている。この負圧はエンジン
駆動のバキュームポンプあるいは吸気側の負圧などが用
いられ、いずれにしてもエンジンの出力特性に悪影響を
与え易い。又、負圧アクチュエータを油圧アクチュエー
タに替えても、エンジン潤滑用のオイルポンプを用いる
と油圧ホースの引き回しによって油洩れの可能性が高く
なり油洩れが生じた場合、エンジンの潤滑不良が発生す
る恐れがあり、専用のオイルポンプは配置スペースの面
で使いにくい。又、このような圧力源を用いた構成はエ
ンジン出力に対する影響が大きいことと、圧力配管の引
き回しなどで改造範囲が広いことなどによりオプション
で後付けすることが困難である。
【0004】そこで、この発明は、プラネタリーギヤ機
構の回転部材を制動機構で制動して変速状態にする変速
機構であって、エンジンに対する影響が少なく又、オプ
ションにし易いもの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の変速機構は、
インターナルギヤとピニオンキャリヤとサンギヤの各回
転部材のうち2者を入力側及び出力側とし他の1者をフ
リー回転状態としたプラネタリーギヤ機構と、フリー回
転の回転部材を回転制動してプラネタリーギヤ機構を変
速状態にするモータ駆動の制動機構と、各回転部材のい
ずれか2者間に配置され変速時の相対回転は許容するが
その反対方向の相対回転は許容しないクラッチとを備え
たことを特徴とする。
【0006】
【作用】制動機構によりフリー回転の回転部材を回転制
動するとプラネタリーギヤ機構は変速状態になり、この
制動を解除すると入力側の回転はクラッチを介して等速
で出力側に伝達される。こうして、2段の変速が行われ
る。
【0007】制動機構はモータ駆動であるから、従来例
と異って、エンジンに対する直接の影響がなく配管も不
要であって、オプション性が高い。
【0008】
【実施例】図1ないし図3により一実施例の説明をす
る。この実施例は車両においてエンジンと補機間の動力
伝達系に配置された動力伝達装置に用いられている。以
下、左右の方向は図1での左右の方向であり、符号を与
えていない部材等は図示されていない。
【0009】図1に示すように、動力伝達装置1は電磁
クラッチ3と実施例の変速機構5から構成されている。
【0010】電磁クラッチ3は電磁石7とアーマチャ9
とを備えている。電磁石7は支持部材8を介してスナッ
プリング10により変速機構5のケーシング13に固定
支持されている。アーマチャ9は、ケーシング13に嵌
入した入力軸19にスプライン連結したフランジ部材1
4に、板バネ16を介してピン18により固定されてい
る。なお、フランジ部材14はナット21により脱落を
防止されている。また、プーリ17は断面がコの字形を
した中空部を有しており、この中空部にリング状の電磁
石7が配置され、ベアリング11,11によりケーシン
グ13のボス部14に支承されている。
【0011】電磁石7を励磁すると、電磁石7、プーリ
17、アーマチャ9により磁力線が形成されアーマチャ
9がプーリ17と連動回転し、電磁クラッチ3が連結さ
れる励磁を停止するとアーマチャ9が切離されて電磁ク
ラッチ3が開放される。アーマチャ9と入力軸19との
間にはアーマチャ9とプーリ17の側面部15とのギャ
ップ23を調整するシム25が配置されている。符号2
0は磁力線の短絡を防止する非磁性体でありプーリ17
に円周状に埋め込まれている。
【0012】ケーシング13にはプラネタリーギヤ機構
27が配置されている。インターナルギヤ29はベアリ
ング31,31とスラストワッシャ33,33とにより
ケーシング13に支承され、ピニオンギヤ35は図2の
ように周方向等距離に4個配置され、それぞれベアリン
グ37を介してピニオンシャフト39に支承されてい
る。このピニオンシャフト39は両端を左右のピニオン
キャリヤ41,43に支持されており、右のピニオンキ
ャリヤ43は入力軸19と一体に形成され、左のピニオ
ンキャリヤ41は右のピニオンキャリヤ43と一体に形
成されている。ピニオンキャリヤ41はベアリング45
を介し、ピニオンキャリヤ43はベアリング47を介し
てそれぞれケーシング13に支承されている。又、サン
ギヤ49は左端部をベアリング51によりケーシング1
3に支承され、右端部をベアリング53により入力軸1
9に支承されている。サンギヤ49はキー55により補
機の回転軸57に連結されている。ケーシング13とサ
ンギヤ49及び入力軸19の間にはシール59,61が
配置されオイル洩れを防止している。
【0013】図2に示すように、インターナルギヤ29
の外周はバンドブレーキ63(制動機構)のドラム部6
5になっており、このドラム部65には一端67をケー
シング13に固定されたバンド69が巻き付けられ、バ
ンドブレーキ63を構成している。
【0014】バンドブレーキ63が締結されるとインタ
ーナルギヤ29がケーシング13にロックされ、電磁ク
ラッチ3を介してピニオンキャリヤ43に入力したエン
ジンの駆動力はプラネタリーギヤ機構27で増速され、
サンギヤ49と回転軸57とを介して補機を回転駆動す
る。図1に示すように、ピニオンキャリヤ43とサンギ
ヤ49との間にはワンウェイクラッチ71(クラッチ)
が配置されており、このワンウェイクラッチ71は増速
時にサンギヤ49がピニオンキャリヤ43より先行回転
できる方向に配置されている。バンドブレーキ59を制
動解除すると補機側の駆動抵抗とエンジンの駆動力とに
よりピニオンキャリヤ43がサンギヤ49より先行回転
する状態になるが、この方向の相対回転はワンウェイク
ラッチ71が許容しないからプーリ17の回転はワンウ
ェイクラッチ71を介して等速で補機に伝達される。こ
うして、増速と等速の2段変速が行われる。
【0015】図2と図3はバンドブレーキ63の駆動機
構73を示している。この駆動機構73においてモータ
75の回転はウォーム77からウォームギヤ組79に入
力して減速され、ウォームホイール81からねじ部83
を介してスラスト力に変換され、プッシュロッド85を
介してバンド69の自由端87を押圧し、バンドブレー
キ63を締結してインターナルギヤ29をロックする。
モータ75を制動時と反対方向に回転させるとプッシュ
ロッド85が後退し、バンドブレーキ63によるインタ
ーナルギヤ29のロックは解除される。なお図2のウォ
ーム77は90°回転させて横断面を示してある。
【0016】ロック状態(増速)とロック解除状態(等
速)はプッシュロッド85と連動する位置センサ89の
接点91により検知され信号線93を介してコントロー
ルユニットに送られ、運転席に表示される。
【0017】バンドブレーキ63をモータ駆動にしたこ
とにより、実施例の変速機構5は電磁クラッチ3と関連
して制御することが容易となる。又、従来例と異ってエ
ンジン特性に直接の影響を与えないこと及び圧力配管の
引き回しなどが不要であることから、オプション性が高
く、随時後付けができる。
【0018】図4、図5は他の実施例を示すものであ
り、バンドブレーキ63をワイヤ装置107を介して図
外のモータに連動連結したものである。
【0019】具体的には、バンド69が図4(a)のB
−B線矢視断面である同図(b)のように連携ロッド1
03の一端に連結され、連携ロッド103の他端が図4
(a)のC矢視である同図(c)のようにベルクランク
105の一端に連結されると共に、ベルクランク105
の他端にはワイヤー装置107のワイヤーインナ107
aが連結され、さらにワイヤーインナ107aの他端が
図外のモータ側に連結されて、ワイヤーインナ107a
を引くことができるようになっている。
【0020】前記連携ロッド103はケーシング13の
支持孔105に支持され、連携ロッド103のガイド孔
109がケーシング13のガイドピン111に嵌合して
連携ロッド103の抜け止めが行なわれている。またケ
ーシング13と連携ロッド103との間はシール113
で封止されている。
【0021】前記ベルクランク105はケーシング13
のブラケット115に回転自在に支持されている。
【0022】前記ワイヤー装置107はワイヤーアウタ
107bの一端が、ケーシング13に固定されたワイヤ
ーブラケット117に支持されている。ワイヤーアウタ
107bの他端は図外のモータ側の固定部に支持されて
いる。
【0023】従って、図外のモータ駆動によってワイヤ
ーインナ107aを引くとベルクランク105、連携ロ
ッド103を介してバンド69が締め込まれ、インター
ナルギヤ29のロックを行なうことができる。従って、
上記実施例と略同様の作用効果を奏することができる。
【0024】なお、変速機構5の構造は、上記実施例と
略同様であるが、ピニオンキャリヤ43及びサンギヤ4
9の支持構造等が若干異っている。具体的には、ピニオ
ンキャリヤ43の軸中心側にボス部43aを設け、この
ボス部43aにニードルベアリング119を介してサン
ギヤ49の一側が支持され、ピニオンキャリヤ43の外
周側はケーシング13に対しベアリング47でのみ支持
されたものである。従って、この実施例では軸方向の長
さを若干短くすることができる。
【0025】この実施例において、他の構成は上記実施
例と略同一であるため、同符号を付して説明は省略す
る。
【0026】
【発明の効果】この発明の変速機構は、プラネタリーギ
ヤ機構の回転部材を制動機構で制動して変速状態にする
変速機構であって、制動機構をモータ駆動にしたから、
エンジン特性に対する影響が少なくオプション性がよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図2のB矢視図である。
【図4】他の実施例に係り、(a)は図5のA−A断面
図、(b)は(a)のB−B断面図、(c)は(a)の
C矢視図である。
【図5】他の実施例に係る断面図である。
【符号の説明】
5 変速機構 27 プラネタリーギヤ機構 29 インターナルギヤ 41,43 ピニオンキャリヤ 49 サンギヤ 63 バンドブレーキ(制動機構) 71 ワンウェイクラッチ(クラッチ) 73 駆動機構 75 モータ 103 連携ロッド 105 ベルクランク 107 ワイヤー装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターナルギヤとピニオンキャリヤと
    サンギヤの各回転部材のうち2者を入力側及び出力側と
    し他の1者をフリー回転状態としたプラネタリーギヤ機
    構と、フリー回転の回転部材を回転制動してプラネタリ
    ーギヤ機構を変速状態にするモータ駆動の制動機構と、
    各回転部材のいずれか2者間に配置され変速時の相対回
    転は許容するがその反対方向の相対回転は許容しないク
    ラッチとを備えたことを特徴とする変速機構。
JP3347498A 1991-12-27 1991-12-27 変速機構 Pending JPH05180282A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3347498A JPH05180282A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 変速機構
EP92121909A EP0548955B1 (en) 1991-12-27 1992-12-23 Gear transmission apparatus
US07/995,804 US5378210A (en) 1991-12-27 1992-12-23 Gear transmission apparatus
DE69220467T DE69220467T2 (de) 1991-12-27 1992-12-23 Zahnradgetriebe

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3347498A JPH05180282A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 変速機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05180282A true JPH05180282A (ja) 1993-07-20

Family

ID=18390634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3347498A Pending JPH05180282A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 変速機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05180282A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5890468A (en) * 1994-01-25 1999-04-06 Komatsu Ltd. Differential driving supercharger and method for controlling the same
JP2008275030A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Toyota Motor Corp 自動変速機
JP2011515628A (ja) * 2008-03-13 2011-05-19 ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト 中央同期装置を備えた自動車用のカウンターシャフト構造のデュアルクラッチ変速機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5890468A (en) * 1994-01-25 1999-04-06 Komatsu Ltd. Differential driving supercharger and method for controlling the same
DE19581495B4 (de) * 1994-01-25 2007-01-04 Komatsu Ltd. Differentialantriebslader und Verfahren zum Regeln desselben
JP2008275030A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Toyota Motor Corp 自動変速機
JP2011515628A (ja) * 2008-03-13 2011-05-19 ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト 中央同期装置を備えた自動車用のカウンターシャフト構造のデュアルクラッチ変速機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008208990A (ja) 中間軸とクラッチユニットとを備えた駆動アッセンブリ
US5378210A (en) Gear transmission apparatus
US5906249A (en) Drive system of a drive wheel
CA2350263C (en) Multi-speed wheel hub for automotive vehicles
JPH0218117A (ja) 動力伝達装置
JPH0554574B2 (ja)
US6725737B2 (en) Shifting device for a transmisssion
JPS59202939A (ja) 車輪駆動機構
JP3591354B2 (ja) モータ支持構造
JPH05180282A (ja) 変速機構
US4360089A (en) Electric actuator provided with a brake
US11572940B2 (en) Vehicular differential device
JP2000224797A (ja) モータ支持構造
JP2004187476A (ja) 電磁式アクチュエータ及びこれを用いたデファレンシャル装置
JP2013056573A (ja) 電動車両用のインホイールモータ駆動装置
JPH0464747A (ja) 差動制限装置
JP3189627B2 (ja) 車両用舵角比可変操舵装置
JP3102034B2 (ja) 車載補機の駆動装置
JP3857584B2 (ja) デファレンシャル装置
JPH0585786B2 (ja)
JPH05256349A (ja) 動力伝達装置
WO2023249002A1 (ja) 車両用駆動伝達装置
JP2599195Y2 (ja) 変速装置
JPS63257479A (ja) 複合モ−タ
JP2013127297A (ja) デファレンシャル装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050104

A072 Dismissal of procedure

Effective date: 20050823

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073