JPH05179704A - Ｓｒｃプレキャスト大梁とプレキャスト小梁の接合方法 - Google Patents
Ｓｒｃプレキャスト大梁とプレキャスト小梁の接合方法Info
- Publication number
- JPH05179704A JPH05179704A JP35760191A JP35760191A JPH05179704A JP H05179704 A JPH05179704 A JP H05179704A JP 35760191 A JP35760191 A JP 35760191A JP 35760191 A JP35760191 A JP 35760191A JP H05179704 A JPH05179704 A JP H05179704A
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- JP
- Japan
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- precast
- girder
- steel
- cut groove
- precast beam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ＳＲＣプレキャスト大梁とプレキャスト小梁
とにおいて、両者の高さにさほど差がないものを接合す
ることを無理なく可能とする。 【構成】 プレキャスト大梁１の側面にその上端から下
部にかけて横断面溝型の切込溝部３を設け、この切込溝
部３の下端面に先端部を位置し、かつ基部を大梁鉄骨４
に固定した鋼製ブラケット５を埋設し、端部下端に端部
補強用の鋼製座板８を固定したプレキャスト小梁２の端
部を切込溝部３の下端面に支持した後、切込溝部３と小
梁２の端部との隙間にグラウト材９を注入して一体化す
ることを特徴としている。
とにおいて、両者の高さにさほど差がないものを接合す
ることを無理なく可能とする。 【構成】 プレキャスト大梁１の側面にその上端から下
部にかけて横断面溝型の切込溝部３を設け、この切込溝
部３の下端面に先端部を位置し、かつ基部を大梁鉄骨４
に固定した鋼製ブラケット５を埋設し、端部下端に端部
補強用の鋼製座板８を固定したプレキャスト小梁２の端
部を切込溝部３の下端面に支持した後、切込溝部３と小
梁２の端部との隙間にグラウト材９を注入して一体化す
ることを特徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】プレキャストコンクリート構造建
物におけるＳＲＣプレキャスト大梁とプレキャスト小梁
の接合方法に関するものである。
物におけるＳＲＣプレキャスト大梁とプレキャスト小梁
の接合方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のＳＲＣプレキャスト大梁とプレキ
ャスト小梁の接合は、図３に示すように大梁Ａ側面から
突設した接合用鋼製ブラケットＢを小梁Ｃの端部から突
設した接合用鋼製ブラケットＤに重ねて両者をボルトＥ
により締結するか、あるいは図４に示すように大梁側面
Ａの小梁接合位置に小梁断面形に切り込んだ切込溝部Ｆ
を設け、この切込溝部Ｆの下端面に小梁Ｃの端部を落と
し込んで支持し、この切込溝部Ｆと小梁Ｃの端部の隙間
にグラウト材Ｇを注入して大梁Ａと小梁Ｃを一体化する
方法を採っていた。
ャスト小梁の接合は、図３に示すように大梁Ａ側面から
突設した接合用鋼製ブラケットＢを小梁Ｃの端部から突
設した接合用鋼製ブラケットＤに重ねて両者をボルトＥ
により締結するか、あるいは図４に示すように大梁側面
Ａの小梁接合位置に小梁断面形に切り込んだ切込溝部Ｆ
を設け、この切込溝部Ｆの下端面に小梁Ｃの端部を落と
し込んで支持し、この切込溝部Ｆと小梁Ｃの端部の隙間
にグラウト材Ｇを注入して大梁Ａと小梁Ｃを一体化する
方法を採っていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の接合用鋼製ブラ
ケットによる接合方法では、大梁と小梁の間にブラケッ
ト接合用の空間が必要なため、小梁のプレキャスト化部
分が小さくなると共に、現場において接合部分の型枠及
び鉄筋を組む必要があるため、プレキャスト化の本来の
目的である現場作業量の低減に反するという問題があっ
た。
ケットによる接合方法では、大梁と小梁の間にブラケッ
ト接合用の空間が必要なため、小梁のプレキャスト化部
分が小さくなると共に、現場において接合部分の型枠及
び鉄筋を組む必要があるため、プレキャスト化の本来の
目的である現場作業量の低減に反するという問題があっ
た。
【０００４】さらに、接合用鋼製ブラケットが大梁側面
から突出するため、プレキャスト大梁の製作にあたって
非常に手間がかかるなどの問題があった。
から突出するため、プレキャスト大梁の製作にあたって
非常に手間がかかるなどの問題があった。
【０００５】また、従来の切込溝部による接合方法で
は、大梁と小梁の高さに充分な差がある場合はよいが、
両者に差がない場合小梁を支える切込溝部の下端面下方
のコンクリート部分が小さく強度不足となるため、小梁
を支持することが出来ない。
は、大梁と小梁の高さに充分な差がある場合はよいが、
両者に差がない場合小梁を支える切込溝部の下端面下方
のコンクリート部分が小さく強度不足となるため、小梁
を支持することが出来ない。
【０００６】そのため、大梁と小梁のどちらか、あるい
は一部を現場打ちとしなければならなかった。
は一部を現場打ちとしなければならなかった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明は、プレキャス
ト大梁１の側面にその上端から下部にかけて横断面溝型
の切込溝部３を設け、この切込溝部３の下端面に先端部
を位置し、かつ基部を大梁鉄骨４に固定した鋼製ブラケ
ット５を埋設し、端部下端に端部補強用の鋼製座板８を
固定したプレキャスト小梁２の端部を切込溝部３の下端
面に載せて支持した後、切込溝部３と小梁２の端部との
隙間にグラウト材９を注入して一体化するようにしたＳ
ＲＣプレキャスト大梁とプレキャスト小梁の接合方法を
提案するものである。
ト大梁１の側面にその上端から下部にかけて横断面溝型
の切込溝部３を設け、この切込溝部３の下端面に先端部
を位置し、かつ基部を大梁鉄骨４に固定した鋼製ブラケ
ット５を埋設し、端部下端に端部補強用の鋼製座板８を
固定したプレキャスト小梁２の端部を切込溝部３の下端
面に載せて支持した後、切込溝部３と小梁２の端部との
隙間にグラウト材９を注入して一体化するようにしたＳ
ＲＣプレキャスト大梁とプレキャスト小梁の接合方法を
提案するものである。
【０００８】
【作用】大梁１の側面の切込溝部３に小梁２の端部を掛
合し、この切込溝部３の下端面に先端部が位置する鋼製
ブラケット５により小梁２を支持するため、小梁２の支
持力を大梁１の切込溝部３の下端面部分に負担させるこ
となくブラケット５に負担させ、これによって小梁２と
して大梁１と高さに差のないものを接合することが可能
となる。
合し、この切込溝部３の下端面に先端部が位置する鋼製
ブラケット５により小梁２を支持するため、小梁２の支
持力を大梁１の切込溝部３の下端面部分に負担させるこ
となくブラケット５に負担させ、これによって小梁２と
して大梁１と高さに差のないものを接合することが可能
となる。
【０００９】また、切込溝部３の下端面に支持する小梁
２の端部の下端部分は、鋼製座板で補強してプレキャス
ト小梁２の端部の欠け落ちを防止するとともに、大梁１
の鋼製ブラケット５とはメタルタッチで荷重の伝達が行
われる。
２の端部の下端部分は、鋼製座板で補強してプレキャス
ト小梁２の端部の欠け落ちを防止するとともに、大梁１
の鋼製ブラケット５とはメタルタッチで荷重の伝達が行
われる。
【００１０】
【実施例】プレキャスト大梁１の側面におけるプレキャ
スト小梁２の接合部分に、上端から下部にかけて横断面
溝型に切り込んだ切込溝部３が設けられ、この切込溝部
３の下端面に先端部が位置し、かつ基部を大梁鉄骨４の
下面に固定した鋼製ブラケット５が埋設されている。
スト小梁２の接合部分に、上端から下部にかけて横断面
溝型に切り込んだ切込溝部３が設けられ、この切込溝部
３の下端面に先端部が位置し、かつ基部を大梁鉄骨４の
下面に固定した鋼製ブラケット５が埋設されている。
【００１１】小梁２の端部にはその内部に補強鋼板６が
縦向きに埋設され、その両側に突設したアンカー筋７に
より拘束してコンクリートに一体化されている。
縦向きに埋設され、その両側に突設したアンカー筋７に
より拘束してコンクリートに一体化されている。
【００１２】また、小梁２の端部下面にはその幅方向に
下面補強用の鋼製座板８が取付けられ、この鋼製座板８
と補強鋼板６とは溶接等により一体化されている。
下面補強用の鋼製座板８が取付けられ、この鋼製座板８
と補強鋼板６とは溶接等により一体化されている。
【００１３】プレキャスト小梁２の接合に際しては、そ
の端部をプレキャスト大梁１の切込溝部３に落とし込ん
で切込溝部３の下端面の鋼製ブラケット５に鋼製座板８
を介して支持した後、切込溝部３と小梁２の端部との隙
間にグラウト材９を注入して固結一体化する。
の端部をプレキャスト大梁１の切込溝部３に落とし込ん
で切込溝部３の下端面の鋼製ブラケット５に鋼製座板８
を介して支持した後、切込溝部３と小梁２の端部との隙
間にグラウト材９を注入して固結一体化する。
【００１４】その後は、大梁１と小梁２の上端に梁筋１
０，１１を配筋した上で、床版と一体の後打ちコンクリ
ート１２を打設する。
０，１１を配筋した上で、床版と一体の後打ちコンクリ
ート１２を打設する。
【００１５】
【発明の効果】以上の通りこの発明によれば、大梁の切
込溝部に掛合した小梁の端部を切込溝部の下端面に先端
部が位置し、かつ基部を大梁鉄骨に固定した鋼製ブラケ
ットにより支持するので、小梁の支持力を大梁の切込溝
部の下端面部分に負担させることなく鋼製ブラケットに
負担させることができ、これによって小梁として大梁と
高さにさほど差がないものを接合することが可能とな
る。
込溝部に掛合した小梁の端部を切込溝部の下端面に先端
部が位置し、かつ基部を大梁鉄骨に固定した鋼製ブラケ
ットにより支持するので、小梁の支持力を大梁の切込溝
部の下端面部分に負担させることなく鋼製ブラケットに
負担させることができ、これによって小梁として大梁と
高さにさほど差がないものを接合することが可能とな
る。
【００１６】また、切込溝部の下端面に支持する小梁端
部の下端部分は、鋼製補強部材で補強しているので、プ
レキャスト小梁の端部の欠け落ちを防止することができ
ると共に、この補強部材と大梁の鋼製ブラケットとはメ
タルタッチで荷重の伝達が行われるので、支持力の流れ
が明確となって設計も容易である。
部の下端部分は、鋼製補強部材で補強しているので、プ
レキャスト小梁の端部の欠け落ちを防止することができ
ると共に、この補強部材と大梁の鋼製ブラケットとはメ
タルタッチで荷重の伝達が行われるので、支持力の流れ
が明確となって設計も容易である。
【００１７】さらに、大梁側面からの突出物もなく、プ
レキャスト部材の製作も容易であるので、コストを低減
することができる。
レキャスト部材の製作も容易であるので、コストを低減
することができる。
【図１】この発明による大梁と小梁の接合方法を示す縦
断側面図。
断側面図。
【図２】この発明による大梁と小梁の接合方法を示す横
断平面図。
断平面図。
【図３】従来のプレキャスト大梁とプレキャスト小梁の
接続方法を示す縦断側面図。
接続方法を示す縦断側面図。
【図４】従来のプレキャスト大梁とプレキャスト小梁の
接続方法を示す縦断側面図。
接続方法を示す縦断側面図。
１ プレキャスト大梁 ２ プレキャスト小梁 ３ 切込溝部 ４ 大梁鉄骨 ５ 鋼製ブラケット ６ 補強鋼板 ７ アンカー筋 ８ 鋼製座板 ９ グラウト材 １０ 梁筋 １１ 梁筋 １２ 後打ちコンクリート
Claims (1)
- 【請求項１】プレキャスト大梁の側面にその上端から下
部にかけて横断面溝型の切込溝部を設け、この切込溝部
の下端面に先端部が位置し、かつ大梁鉄骨に基部を固定
した鋼製ブラケットを埋設し、端部下端に鋼製補強部材
を固定したプレキャスト小梁の端部を前記切込溝部の下
端面に支持した後、前記切込溝部と小梁端部との隙間に
グラウト材を注入して一体化することを特徴とするＳＲ
Ｃプレキャスト大梁とプレキャスト小梁の接合方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35760191A JPH05179704A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | Ｓｒｃプレキャスト大梁とプレキャスト小梁の接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35760191A JPH05179704A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | Ｓｒｃプレキャスト大梁とプレキャスト小梁の接合方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05179704A true JPH05179704A (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=18454960
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35760191A Pending JPH05179704A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | Ｓｒｃプレキャスト大梁とプレキャスト小梁の接合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05179704A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2018159381A1 (ja) * | 2017-02-28 | 2019-12-19 | 株式会社竹中工務店 | 鉄骨コンクリート梁及び鉄骨コンクリート梁の施工方法 |
| JPWO2018159382A1 (ja) * | 2017-02-28 | 2019-12-19 | 株式会社竹中工務店 | 鋼製型枠 |
| JP2020079536A (ja) * | 2018-11-14 | 2020-05-28 | 株式会社竹中工務店 | 梁接合構造 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP35760191A patent/JPH05179704A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2018159381A1 (ja) * | 2017-02-28 | 2019-12-19 | 株式会社竹中工務店 | 鉄骨コンクリート梁及び鉄骨コンクリート梁の施工方法 |
| JPWO2018159382A1 (ja) * | 2017-02-28 | 2019-12-19 | 株式会社竹中工務店 | 鋼製型枠 |
| JP2020079536A (ja) * | 2018-11-14 | 2020-05-28 | 株式会社竹中工務店 | 梁接合構造 |
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