JPH051795U - 高所作業車のブ−ム起伏シリンダの制御装置 - Google Patents

高所作業車のブ−ム起伏シリンダの制御装置

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JPH051795U
JPH051795U JP5570791U JP5570791U JPH051795U JP H051795 U JPH051795 U JP H051795U JP 5570791 U JP5570791 U JP 5570791U JP 5570791 U JP5570791 U JP 5570791U JP H051795 U JPH051795 U JP H051795U
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boom
hoisting
pressure
cylinder
relief valve
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は,高所作業車のブーム起伏シリンダ
の制御装置に関するもので、従来の制御装置はブームが
起仰終端位置に達したとき起伏シリンダ4内に高圧の綴
じ込み圧が発生し、この綴じ込み圧がブーム倒伏操作時
の応答性を悪くしていた。本考案は、上記の綴じ込み圧
を必要最小限度に低減して上記応答性を改善しようとす
るものである。 【構成】 起伏シリンダ4制御用の切換弁5のポンプ油
路6に、そのリリーフ圧を高低二様に制御可能なリリー
フ弁10を取り付けると共に、起伏シリンダ4の起仰終端
近傍位置を検出して作動する起仰終端検出器11を取り付
け、起仰終端検出器の作動時に前記リリーフ弁10のリリ
ーフ圧を低圧に設定するようにしたもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高所作業車のブーム起伏シリンダの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高所作業車は、図1および図2に示す如く、先端に作業者搭乗用の作業台1を 備え基台2に起伏自在に取り付けたブーム3と、前記基台2の適所間に複動型の 起伏シリンダ4を介装して構成している。起伏シリンダ4の制御装置は、起伏シ リンダ4の両油室4a,4bを四方向三位置型の切換弁5を介してポンプ油路6 およびタンク油路7に接続し、切換弁5を操作することで前記起伏シリンダ4を 伸縮制御して前記ブーム3を起伏駆動するよう構成している。8は、ポンプ油路 6に取り付けられ当該ポンプ油路6の最高圧を規定するリリーフ弁である。この リリーフ弁8のリリーフ圧は、ブーム3のあらゆる稼働範囲(全起伏範囲、ブー ムが伸縮式である場合には全起伏並びに伸縮範囲)でブーム3を起仰させるに足 る圧力に設定されている。 尚、9は、起伏シリンダ4の起仰時供給油路に介装された周知のカウンタバラ ンス弁である。
【0003】 このように構成した従来の起伏シリンダの制御装置は、切換弁5を操作して起 伏シリンダ4を伸縮制御してブーム3を起伏駆動するものであるが、起伏シリン ダ4をブーム3の起仰終端位置まで駆動したとき起伏シリンダ4の起仰側圧油室 内に前記リリーフ弁8の設定圧に相当する綴じ込み圧が生じる。
【0004】 一方、この種の高所作業車は、ブーム3の起仰終端近傍位置ではブーム3を起 仰させるに必要な起伏シリンダ4の出力は、それ以外の位置で必要な起伏シリン ダ4の出力に対して少ないものである。従って、上記起仰終端近傍位置での綴じ 込み圧は、起伏シリンダ4がブーム3を起仰させる必要圧力を大きく凌駕するこ とになる。起伏シリンダ4のストロークエンド状態で負荷保持側の油室(起仰側 圧油室)内に負荷支持に必要な圧力以上の圧力が閉じ込められた場合、切換弁5 をブーム倒伏側に切換えても当該切換えに即応してブーム3が倒伏動しないとい う問題が発生する。何故ならば、作動油の圧縮性および起伏シリンダ4の膨張性 に起因して起伏シリンダ4の負荷保持側の油室(起仰側圧油室)内の圧力がブー ムを倒伏させる圧力まで降下するのに時間がかかるためである。
【0005】 このため、上記従来のブーム起伏シリンダの制御装置は、ブーム3を起仰終端 位置まで起仰させた状態からブームを倒伏させる際の操作応答性が悪いという問 題があった。 なお、この様な問題に対処するため、起伏シリンダ4がブーム起仰終端近傍位 置に達したとき作動(ブーム起仰終端位置に達する前に作動)し、当該起伏シリ ンダ4のピストンに起仰側圧油室内の作動油を倒伏側圧油室側に逃がす逃圧弁( 図示せず)を取り付けることが考えられる。しかしながら、このようにすると起 伏シリンダ4のブーム起仰終端位置において当該起伏シリンダ4の起仰側圧油室 内に綴じ込み圧が生じないようにすることができるものの、当該逃圧弁が起伏シ リンダ4がブーム起仰終端位置に達する前に作動するのでブーム3を起仰終端位 置まで起仰させることができないという問題があった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、逃圧弁を用いることなく起伏シリンダ4のブーム起仰終端位置での 綴じ込み圧を必要最小限度に抑えることのできる新規なブーム起伏シリンダの制 御装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案の高所作業車のブーム起伏シリンダの制御 装置は次の如く構成する。 先端に作業者搭乗用の作業台を備え基台に起伏自在に取り付けたブームと、前 記基台の適所間に複動型の起伏シリンダを介装してなる高所作業車に用いられる 起伏シリンダの制御装置、特に、起伏シリンダの両油室を四方向三位置型の切換 弁を介してポンプ油路およびタンク油路に接続し、切換弁を操作することで前記 起伏シリンダを伸縮制御して前記ブームを起伏駆動するよう構成したものにおい て、 前記ポンプ油路にそのリリーフ圧を高低二様に切換可能なリリーフ弁を取り付 け、前記起伏シリンダがブーム起仰終端近傍まで伸長したときに作動する起仰終 端検出器を取り付け、起仰終端検出器が作動したときは前記リリーフ弁が低圧設 定され、起仰終端検出器が非作動のときは前記リリーフ弁が高圧設定されるよう 起仰終端検出器の検出結果で前記リリーフ弁を制御するよう構成すると共に、前 記リリーフ弁は、それが低圧設定されたときそのリリーフ圧が起仰終端近傍にあ るブームを起仰させるに必要な最小限度の圧に設定されるよう構成してあること を特徴とする高所作業車のブーム起伏シリンダの制御装置。
【0008】
【作用】
以上の如く構成した本考案の高所作業車のブーム起伏シリンダの制御装置は、 起伏シリンダ4がブーム起仰終端近傍(まだブーム起仰終端位置に達していない 位置)まで伸長したときに、起仰終端検出器が作動してリリーフ弁が低圧に設定 されるのである。そして、この場合の低圧設定に係るリリーフ圧は、起伏シリン ダ4がブーム起仰終端近傍位置にあるブームを起仰させるに必要な最小限度の圧 となっている。 このため、リリーフ弁がブーム起仰終端近傍位置で低圧設定された後もブーム の起仰動が可能となる。起伏シリンダ4がブーム起仰終端位置まで伸長した場合 起伏シリンダ4に綴じ込み圧が発生するが、この綴じ込み圧は、前記低圧設定に 係るリリーフ弁のリリーフ圧(起伏シリンダ4がブーム起仰終端近傍にあるブー ムを起仰させるに必要な最小限度の圧)に規制されるので、その綴じ込み圧は従 来のものに比して極めて小さいものである。従って、起伏シリンダ4をブーム起 仰終端位置まで伸長した後に当該起伏シリンダ4を縮小駆動してブーム3を倒伏 させる場合の応答性が改善されるのである。
【0009】
【実施例】 以下、本考案の高所作業車のブーム起伏シリンダの制御装置の実施例を、図3 に基づいて説明する。本考案の高所作業車のブーム起伏シリンダの制御装置は、 図1および図2に示し、上述した従来の高所作業車のブーム起伏シリンダの制御 装置に、起伏シリンダ4がブーム起仰終端近傍まで伸長した時に作動する起仰終 端検出器を付加して設けると共に、リリーフ弁7を、そのリリーフ圧を高低二様 に変更できるリリーフ弁に変更し、且つそのリリーフ圧の変更制御を前記起仰終 端検出器の検出結果で行うようにしたものであるから、この点を除き上述した符 号は以下の説明においても同義のものとして援用する。
【0010】 図3は本考案の高所作業車の起伏シリンダの制御装置を示し、図において、10 は、前記ポンプ油路6に取り付けられそのリリーフ圧を高低二様に切換可能なリ リーフ弁である。この実施例ではリリーフ弁10は、バランスピストン型の主リリ ーフ弁10aと、この主リリーフ弁10aのベント回路に介装した電磁操作式のパイ ロットリリーフ弁10bで構成されており、そのバイロットリリーフ弁10bのソレ ノイドに通電していない状態ではリリーフ圧が高圧に設定され、ソレノイドに通 電した状態ではリリーフ圧が低圧に設定されるようになっている。リリーフ弁10 の高圧設定状態ではそのリリーフ圧が、ブーム3のあらゆる稼働範囲(全起伏範 囲、ブームが伸縮式である場合には全起伏並びに伸縮範囲)でブーム3を起仰さ せるに足る圧に設定されている。またリリーフ弁10の低圧設定状態ではそのリリ ーフ圧が、起仰終端近傍位置にあるブーム3を起仰させるに必要な最小限度の圧 に設定されるようになっている。
【0011】 11は、前記起伏シリンダ4がブーム起仰終端近傍位置まで伸長したときに作動 する起仰終端検出器であって、この実施例では基台2とブーム3間に取り付けら れブーム3の起仰終端近傍位置で接続されるリミットスイッチで構成している。 前記リミットスイッチ11は、リリーフ弁10におけるパイロットリリーフ弁10b のソレノイドと電源12を結ぶ電気回路に介装されている。
【0012】 次に作用を説明する。 本考案の高所作業車の起伏シリンダの制御装置は、従来のものと同様に切換弁 5を操作してブーム3を起伏駆動するものであるが、起仰終端検出器11が作動し たとき、即ち起伏シリンダ4がブーム起仰終端近傍位置まで伸長したときには、 リリーフ弁10が低圧設定されるのである。そしてこの低圧設定状態のリリーフ圧 が、起仰終端近傍位置にあるブーム3を起仰させるに必要な最小限度の圧になる のである。この状態では、更にブーム3を起仰終端位置まで起仰することができ るものである。さらに起伏シリンダ4のブーム起仰終端位置での綴じ込み圧は、 ブーム3を支持するに要する圧よりもやや高い程度に規制されるものである。こ のため、起伏シリンダ4をブーム起仰終端位置まで伸長した後に当該起伏シリン ダ4を縮小駆動してブーム3を倒伏させる場合の応答性が改善されるのである。 なお、起仰終端検出器11が作動していないとき、即ちブーム3が起仰終端近傍 位置に達していない状態では、リリーフ弁10が高圧設定されるので従来の制御装 置同様にブーム3を起伏駆動することができるのである。
【0013】
【考案の効果】
以上の如く構成し作用する本考案の高所作業車の起伏シリンダの制御装置は、 ブーム3を起仰終端位置まで起仰駆動できるものでありながら、ブーム起仰終端 位置における起伏シリンダ4の綴じ込み圧を低減して、その後ブームを倒伏させ る場合の応答性を改善できるものであり、その実用上の効果は大きいものである 。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の高所作業車の説明用側面図。
【図2】従来の高所作業車の起伏シリンダの制御装置の
説明図。
【図3】本考案にかかる高所作業車の起伏シリンダの制
御装置の説明図。
【符号の説明】
1 作業台 2 基台 3 ブーム 4 起伏シリンダ 5 切換弁 6 ポンプ油路 10 リリーフ弁 11 起仰終端検出器

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 先端に作業者搭乗用の作業台を備え基台
    に起伏自在に取り付けたブームと、前記基台の適所間に
    複動型の起伏シリンダを介装してなる高所作業車に用い
    られる起伏シリンダの制御装置、特に、起伏シリンダの
    両油室を四方向三位置型の切換弁を介してポンプ油路お
    よびタンク油路に接続し、切換弁を操作することで前記
    起伏シリンダを伸縮制御して前記ブームを起伏駆動する
    よう構成したものにおいて、前記ポンプ油路にそのリリ
    ーフ圧を高低二様に切換可能なリリーフ弁を取り付け、
    前記起伏シリンダがブーム起仰終端近傍まで伸長したと
    きに作動する起仰終端検出器を取り付け、起仰終端検出
    器が作動したときは前記リリーフ弁が低圧設定され、起
    仰終端検出器が非作動のときは前記リリーフ弁が高圧設
    定されるよう起仰終端検出器の検出結果で前記リリーフ
    弁を制御するよう構成すると共に、前記リリーフ弁は、
    それが低圧設定されたときそのリリーフ圧が起仰終端近
    傍にあるブームを起仰させるに必要な最小限度の圧に設
    定されるよう構成してあることを特徴とする高所作業車
    のブーム起伏シリンダの制御装置。
JP5570791U 1991-06-21 1991-06-21 高所作業車のブ−ム起伏シリンダの制御装置 Expired - Lifetime JP2531313Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010169265A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Manitowoc Crane Companies Llc 液圧式熱収縮補償装置及び方法

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JP2531313Y2 (ja) 1997-04-02

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