JP3411970B2 - 作業車のアウトリガジャッキ - Google Patents

作業車のアウトリガジャッキ

Info

Publication number
JP3411970B2
JP3411970B2 JP2001002759A JP2001002759A JP3411970B2 JP 3411970 B2 JP3411970 B2 JP 3411970B2 JP 2001002759 A JP2001002759 A JP 2001002759A JP 2001002759 A JP2001002759 A JP 2001002759A JP 3411970 B2 JP3411970 B2 JP 3411970B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic cylinder
vehicle body
cylinder
guide groove
ground plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001002759A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002205626A (ja
Inventor
政信 添田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=18871210&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3411970(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Aichi Corp filed Critical Aichi Corp
Priority to JP2001002759A priority Critical patent/JP3411970B2/ja
Publication of JP2002205626A publication Critical patent/JP2002205626A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3411970B2 publication Critical patent/JP3411970B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、作業車に備えられ
て車体を持ち上げ支持するアウトリガジャッキに関す
る。 【0002】 【従来の技術】高所作業車等の作業車に備えられるアウ
トリガジャッキは、上端部が車体に支持された油圧シリ
ンダと、この油圧シリンダの下端に取り付けられた接地
板とを有し、車体の前後左右4箇所に設けられて油圧シ
リンダの伸張動作により車体を持ち上げ支持できるよう
に構成されている。このアウトリガジャッキにより車体
を安定的に支持するためには、接地板を車体からできる
だけ離れた所に接地させるのが有効であり、このため従
来、左右の油圧シリンダが八の字形になるように配設し
たものや、油圧シリンダ全体を垂直姿勢のまま車体の側
方に平行移動させることができるようにしたものなど種
々の形態のものが考案されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のアウトリガジャッキにおいて、左右の油圧シリンダ
が八の字形になるように配設したものでは構成が簡単で
あるという利点はあるものの、接地板が路面に接地した
後は、油圧シリンダを伸長させる力のうち路面に平行な
成分が接地板を路面上で滑らせるように作用し、これに
より路面が傷つけられるという問題があった。このよう
な事態を防ぐには、接地板が路面に接地する前に、接地
板と路面との間にジャッキベースと呼ばれる保護部材を
設置する方法が用いられるが、アウトリガジャッキの使
用のたびにこのジャッキベースを設置することは大変面
倒で作業効率が悪いという問題があり、ジャッキベース
を設置する際に手を挟む虞があるという問題もあった。 【0004】また、油圧シリンダ全体を垂直姿勢のまま
車体の側方に平行移動させることができる構成では、接
地板を常に路面に対して垂直に接地させることができる
ため接地板が路面上で滑ることがなく、またジャッキベ
ースを使用する必要もなくなるので上記のような問題は
解消されるが、その反面構成が複雑になり、製造コスト
が高くなるという問題があった。 【0005】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、油圧シリンダの張出時に接地板を路面に垂
直に接地させることができ、接地板の滑りをなくすとと
もに、ジャッキベースの使用も不要にできる構成を安価
に実現することが可能な作業車のアウトリガジャッキを
提供することを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明に係る作業車のアウトリガジャッキは、
同一軸上で相対伸縮移動が可能なシリンダ部とロッド部
とからなり、シリンダ部およびロッド部の一方の部材
(実施形態においてはロッド部52)が車体に枢結され
て下方に延びるとともに車体幅方向に揺動自在となって
前記車体に取り付けられた油圧シリンダと、油圧シリン
ダにおける下端に位置してシリンダ部およびロッド部の
他方の部材(実施形態においてはシリンダ部53)に取
り付けられた接地板と、この他方の部材に、油圧シリン
ダの揺動面に対して直角方向に延びて設けられた突起体
(例えば、実施形態におけるスライドピンP2)と、油
圧シリンダに隣接して車体に設けられ、突起体を移動可
能に受容するガイド溝を有したガイド体(例えば実施形
態における油圧シリンダ取付ブラケット70)とを備え
て構成される。その上で、油圧シリンダが全縮状態とな
って上記他方の部材が上方に引き上げられた格納姿勢か
ら油圧シリンダが伸長されて上記他方の部材が下方に伸
長されるときに突起体がガイド溝に沿って移動するよう
に構成され、格納姿勢では油圧シリンダは略垂直もしく
は車体内方に傾斜した状態となり、格納姿勢からの伸張
動作に従って、油圧シリンダの下部が車体外方に張り出
すように傾斜して接地板が車体の外方へ移動した後、油
圧シリンダが傾斜した状態のまま接地板がほぼ垂直に降
下するように、ガイド溝が形成されている。 【0007】このような構成のアウトリガジャッキにお
いては、油圧シリンダを格納姿勢(たとえば、油圧シリ
ンダが全縮状態で、その軸線がほぼ垂直な姿勢もしくは
若干車体内方に傾いた姿勢)から伸張させると、突起体
がガイド溝に案内されて油圧シリンダは所定の揺動動作
を行い、これにより油圧シリンダの下部が車体外方に張
り出すように傾斜して接地板が車体の外方へ移動した
後、油圧シリンダが傾斜した状態のまま接地板がほぼ垂
直に降下する。 【0008】このため本発明に係る作業車のアウトリガ
ジャッキによれば、油圧シリンダの張出時には、油圧シ
リンダの下部が車体外方に張り出して接地板を車体の外
方へ移動させた状態のまま路面に垂直に接地させること
ができるので、接地板を滑らせて路面を傷つける虞がな
く、従来のようにジャッキベースを使用する必要もなく
なり、作業効率と安全性とを向上させることができ、ま
た、構成が簡単であるので製造コストを安価にすること
ができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
ましい実施形態について説明する。図1は本発明に係る
アウトリガジャッキの一実施形態が適用された高所作業
車の斜視図を示している。 【0010】この高所作業車1はトラック式の車体10
に旋回支柱20が設けられ、その上端部には垂直面内で
の屈伸運動が自在な屈伸ブーム30が取り付けられてい
る。この屈伸ブーム30の先端部には図示しない垂直保
持装置により常時垂直姿勢に保持される垂直ポスト33
が設けられており、この垂直ポスト33には作業者搭乗
用の作業台40が水平旋回自在に取り付けられている。 【0011】旋回支柱20は車体10内に設けられた旋
回モータ(油圧モータ)21を油圧駆動することにより
垂直軸回りに回転させることができ、これにより屈伸ブ
ーム30全体を旋回させることができる。屈伸ブーム3
0は旋回支柱20の上端部にフートピン22により上下
揺動自在に取り付けられた基端ブーム31と、この基端
ブーム31の先端部に上下揺動自在に取り付けられた先
端ブーム32とからなっており、基端ブーム31と旋回
支柱20との間に設けられた起伏シリンダ23を油圧駆
動して基端ブーム31を起伏させると、両ブーム31,
32間に設けられた連動機構(図示せず)により、先端
ブーム32も起伏するように構成されている。また、作
業台40は作業台40内に設けられた首振りモータ(図
示せず)を油圧駆動することにより、垂直ポスト33回
りに旋回作動させることができる。 【0012】作業台40上に設けられた上部操作装置4
1には複数のレバーが備えられており、これらレバーの
操作により車体内のコントローラ(図示せず)を介して
旋回モータ21、起伏シリンダ23及び首振りモータを
油圧駆動することができる。このためバケット40に搭
乗した作業者は、上部操作装置41からのレバー操作に
より作業台40を所望の位置に移動(首振りを含む)さ
せて作業を行うことが可能である。 【0013】また、図1に示すように、車体10の前後
左右4箇所にはアウトリガジャッキ50が設けられてい
る。これらアウトリガジャッキ50は下方に張り出して
車体10を持ち上げ支持するために用いられる。本発明
はこのアウトリガジャッキ50の構成に係るものであ
り、以下、その詳細について説明する。 【0014】図2(A)は本高所作業車10に備えられ
たアウトリガジャッキ50を車体の前方(或いは後方)
から見た図であり、図の左方が車体10側である。ま
た、図2(B)はこのアウトリガジャッキ50を車体1
0の外側方から見た図である。これら両図に示すよう
に、本アウトリガジャッキ50は、車体10のサブフレ
ーム11に固定された油圧シリンダ取付ブラケット70
の上端部に揺動ピンP1により連結されたロッド部52
と、このロッド部52に対して同一軸上を相対移動する
シリンダ部53とからなる油圧シリンダ51と、この油
圧シリンダ51の下端部(シリンダ部53の下端部)に
鎖状の継ぎ手部55を介して垂下された(取り付けられ
た)接地板56とを有して構成されている。 【0015】油圧シリンダ取付ブラケット70は、車体
10の幅方向に延びた互いに平行な平板部71,72を
有しており、上記揺動ピンP1はこれら両平板部71,
72に垂直に取り付けられている。このため油圧シリン
ダ51のロッド部52は車体10の幅方向に揺動自在で
あり、従って油圧シリンダ51の伸縮動作(張出格納動
作)は、車体10の幅方向に延びる面内で行われる。 【0016】図2及び図3に示すように、油圧シリンダ
51のシリンダ部53には、車体10の内方に突出して
油圧シリンダ取付ブラケット70の両平板部71,72
の間に位置するスライドピン取付部54が形成されてい
る。このスライドピン取付部54には、油圧シリンダ5
1の揺動面に対して垂直に(すなわち車体10の前後方
向水平に)延びたスライドピン取付穴54aが設けられ
ており、このスライドピン取付穴54aにはスライドピ
ンP2が取り付けられている。 【0017】このスライドピンP2におけるスライドピ
ン取付部54の両側位置には摺動用ブッシュ74,74
が貫装取り付けされており、これら摺動用ブッシュ7
4,74は、油圧シリンダ取付ブラケット70の両平板
部71,72に形成されたガイド溝73,73(これら
は相互に同形状)内に位置して摺動自在になっている。
また、これら摺動用ブッシュ74,74は、それぞれの
両側に位置するワッシャ75,75により挟持されてガ
イド溝73,73からの脱落が防止されている。図3
は、本アウトリガジャッキ50における油圧シリンダ5
1と油圧シリンダ取付ブラケット70との結合部を示し
ているが、この図においては、油圧シリンダ51の右方
(図の右方)側の部材、すなわち平板部材72やこの平
板部材72のガイド溝73内を摺動する摺動用ブッシュ
74、この摺動用ブッシュ74の両側に設けられるワッ
シャ75,75、及びスライドピンP2と螺合されるナ
ットN等の部材は省略して描かれている(これら省略し
た部材については図2(B)を参照)。 【0018】このように、油圧シリンダ51のシリンダ
部53は、そのスライドピン取付部54に取り付けられ
たスライドピンP2が油圧シリンダ取付ブラケット70
に形成されたガイド溝73,73内を移動する(ガイド
溝73,73に案内される)ようになっているため、油
圧シリンダ51が伸縮動作(張出格納動作)するときに
は、ガイド溝73,73の形状に応じた所定の揺動動作
を行う。 【0019】図4は各アウトリガジャッキ50の作動に
関する油圧回路である。シリンダ部53の上方油室61
と下方油室62はそれぞれ油路63,64を介して制御
バルブ65と繋がっており、油圧ポンプ66からの圧油
はこの制御バルブ65のスプール位置に応じて上方油室
61或いは下方油室62に供給されるようになってい
る。制御バルブ65のスプールは、車体10の後部に設
置された後部操作装置(図示せず)に備えられたジャッ
キ操作レバー67の手動操作により位置切り換えできる
ようになっており、スプールを図の右方位置65bに位
置させた状態では、油圧ポンプ66からの圧油は油路6
3を介してシリンダ部53の上方油室61に供給される
とともに、下方油室62内の作動油が油路64を介して
油タンク68に排出されるので、シリンダ部53は下方
へ移動する(油圧シリンダ51の張出動作)。 【0020】一方、ジャッキ操作レバー67を操作して
スプールを図の左方位置65cに位置させた状態では、
油圧ポンプ66からの圧油は油路64を介してシリンダ
部53の下方油室62に供給されるとともに、上方油室
61内の作動油が油路63を介して油タンク68に排出
されるので、シリンダ部53は上方へ移動する(油圧シ
リンダ52の格納動作)。また、ジャッキ操作レバー6
7から手を放してスプリングの付勢力によりスプールを
中立位置65aに位置させた状態では、油圧ポンプ66
からの圧油は制御バルブ65のスプールに堰き止められ
るとともに、両油路63,64中に介装されたダブルパ
イロットチェックバルブ69によりシリンダ部53の両
油室61,62に繋がる油路63,64も閉止されるの
で、シリンダ部53はロッド部52に対して静止した
(固定された)状態となる。 【0021】ここで、両平板71,72に形成された上
記ガイド溝73,73は、油圧シリンダ51を所定の格
納姿勢(ここでは、油圧シリンダ51が全縮状態で、そ
の軸線がほぼ垂直になる姿勢。図5(A)参照)から伸
張させつつ車体10の外側方へ揺動させ(図5(B)参
照)、続いて接地板56がほぼ垂直に降下するように油
圧シリンダ51を揺動させた(図5(C)参照)ときに
スライドピンP2が描く軌跡に基づいてその形状が定め
られている。このため油圧シリンダ51を上記格納姿勢
から伸長させていくと、油圧シリンダ51はこれに伴っ
て車体10の外側方へ揺動した後、車体10の内側方へ
揺動し、また、これに従って油圧シリンダ51の下端部
すなわち接地板56は車体10の外側方へ移動した後、
ほぼ垂直に降下する。なお、図5(A)及び図5(B)
はともに接地板56が地面Gに接地していない状態を示
しており、図5(C)は接地板56が地面Gに接地した
後、更に油圧シリンダ51を伸長させて車体10が持ち
上げ支持されている状態を示している。 【0022】ここで、接地板56は、路面に接地する前
から垂直降下移動を行うようになっている必要があり、
このためガイド溝73,73は、油圧シリンダ51が格
納姿勢から伸長動作を始めた後は、接地板56が速やか
に車体10の外側方の最大移動位置に移動するような形
状にしておくことが好ましい。また、このようにすれ
ば、路面が平坦でなく凹凸がある場合であっても、接地
板56を垂直に降下させつつ接地させることが可能とな
る。 【0023】このように本アウトリガジャッキ50にお
いては、油圧シリンダ51のシリンダ部53に、油圧シ
リンダ51の揺動面に対して垂直に延びて設けられたス
ライドピンP2(突起体)と、車体10に設けられ、油
圧シリンダ51の格納姿勢からの伸張動作に従って、接
地板56が車体10の外方へ移動した後、ほぼ垂直に降
下するようにスライドピンP2を案内するガイド溝73
を有した油圧シリンダ取付ブラケット70(ガイド体)
とを備えた構成となっているので、油圧シリンダ51の
張出時には接地板56を路面に垂直に接地させることが
でき、接地板56を路面上で滑らせて路面を傷つける事
態を防止することができる。また、このため従来のよう
にジャッキベースを使用する必要もなくなるので、ジャ
ッキベースの設置に要する手間が省け、作業効率を向上
させることができるとともに、ジャッキベースの設置に
伴う怪我の発生を防ぐことができるので、安全性も向上
する。 【0024】また、このような構成は従来のように、油
圧シリンダ全体を垂直姿勢のまま車体の側方に平行移動
させることができるようにしたものと比べて簡易であ
り、製造コストを安価にすることができる。更に、この
ような構成では、油圧シリンダ51の張出時と格納時と
における接地板56の移動経路は同じになり、油圧シリ
ンダ51の格納時において接地板56は路面に対して垂
直に離れるようになるので、油圧シリンダ51の張出時
のみならず、格納時においても接地板56と路面との間
の滑りの発生を防止することができる。 【0025】これまで本発明の好ましい実施形態につい
て説明してきたが、本発明の範囲は上述のものに限定さ
れず、種々の変更が可能である。例えば、油圧シリンダ
51の格納姿勢からの伸張動作に従って、接地板56が
車体10の外方に移動した後、ほぼ垂直に降下するよう
に油圧シリンダ51を揺動させる手段は、上記実施形態
では、スライドピンP2と、これを案内するガイド溝7
3,73が形成されたガイド体(ここでは油圧シリンダ
取付ブラケット70)とから構成されていたが、スライ
ドピンP2は、シリンダ部53から油圧シリンダ51の
揺動面に対して垂直に延びて設けられた突起体であれば
単なる突起であってもよく、必ずしもピン部材でなくて
もよい。またガイド溝73,73は、上記実施形態で
は、ガイド体(油圧シリンダ取付ブラケット70)を切
り欠いて形成したものであったが、ガイド体の表面から
突起体側へ平行な2つの壁面を形成して溝を形成するも
のであってもよい。また、スライドピンP2に取り付け
た摺動用ブッシュ74をガイド溝73内で摺動させる構
成に替えて、スライドピンP2に取り付けたベアリング
をガイド溝73で移動させ、或いはスライドピンP2を
ガイド溝73に沿って設けたベアリング上で移動させる
ようにしてもよい。 【0026】また、上記実施形態では、油圧シリンダ5
1のシリンダ部53にスライドピンP2を取り付けるス
ライドピン取付部54は、車体10の内方に突出して油
圧シリンダ取付ブラケット70の両平板部71,72の
間に位置するように形成されていたが、これは油圧シリ
ンダ取付ブラケット70の両平板部71,72の間に位
置するように形成されていさえすれば、必ずしも車体1
0の内方に突出していなくてもよい。しかし、上記実施
形態のように、車体10の内方に突出したスライドピン
取付部54にスライドピンP2を取り付ける(突起体を
形成する)ようにすれば、接地板56を車体10の外側
方のより遠くの位置へ移動させることができるという利
点がある。 【0027】また、上述の実施形態では、油圧シリンダ
51におけるロッド部52が車体10に連結され、シリ
ンダ部53の端部に接地板56が取り付けられた構成に
なっていたが、これはシリンダ部53が車体10に連結
され、ロッド部52の端部に接地板56が取り付けられ
た構成とすることもできる。但し、この場合には、突起
体(例えばスライドピンP2)はロッド部52に形成さ
れる(或いは取り付けられる)こととなる。 【0028】また、油圧シリンダの揺動方向は、上記実
施形態において示したように車体の幅方向に限られず、
車体の外方であれば前後斜め方向等であってもよい。ま
た、本発明に係るアウトリガジャッキは、上記実施形態
において示した高所作業車に限られず、クレーン車等の
他の作業車に対して適用することも可能である。 【0029】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る作業
車のアウトリガジャッキによれば、油圧シリンダの張出
時には、油圧シリンダの下部が車体外方に張り出して接
地板を車体の外方へ移動した状態のまま路面に垂直に接
地させることができるので、接地板を滑らせて路面を傷
つける虞がなく、従来のようにジャッキベースを使用す
る必要もなくなり、作業効率と安全性とを向上させるこ
とができる。また、従来の油圧シリンダ全体を垂直姿勢
のまま車体の側方に平行移動させることができるように
した構成のものと比べて構成が簡単であり、製造コスト
を安価にすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るアウトリガジャッキが適用された
高所作業車の一例を示す斜視図である。 【図2】このアウトリガジャッキの構成を示す図であ
り、(A)は正面図、(B)は側面図である。 【図3】このアウトリガジャッキにおける油圧シリンダ
と油圧シリンダ取付ブラケットとの結合部の詳細を示す
斜視図である。 【図4】このアウトリガジャッキの作動に関する油圧回
路図である。 【図5】このアウトリガジャッキの動作を示す図であ
り、(A)は格納姿勢、(B)は張出途中の姿勢、
(C)は張出姿勢をそれぞれ示している。 【符号の説明】 1 高所作業車(作業車) 10 車体 50 アウトリガジャッキ 51 油圧シリンダ 52 ロッド部 53 シリンダ部 54 スライドピン取付部 55 継ぎ手部 56 接地板 70 油圧シリンダ取付ブラケット(ガイド体) 73 ガイド溝 74 摺動用ブッシュ P1 揺動ピン P2 スライドピン(突起体)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−34548(JP,A) 特開 昭49−111312(JP,A) 実開 昭59−37158(JP,U) 実開 昭62−112657(JP,U) 実開 昭48−29510(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60S 9/02 - 9/12 B66F 9/075

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 同一軸上で相対伸縮移動が可能なシリン
    ダ部とロッド部とからなり、前記シリンダ部および前記
    ロッド部の一方の部材が車体に枢結されて下方に延びる
    とともに車体幅方向に揺動自在となって前記車体に取り
    付けられた油圧シリンダと、 前記油圧シリンダにおける下端に位置して前記シリンダ
    部および前記ロッド部の他方の部材に取り付けられた接
    地板と、 前記他方の部材に、前記油圧シリンダの揺動面に対して
    直角方向に延びて設けられた突起体と、 前記油圧シリンダに隣接して前記車体に設けられ、前記
    突起体を移動可能に受容するガイド溝を有したガイド体
    とを備え、 前記油圧シリンダが全縮状態となって前記他方の部材が
    上方に引き上げられた格納姿勢から前記油圧シリンダが
    伸長されて前記他方の部材が下方に伸長されるときに前
    記突起体が前記ガイド溝に沿って移動するように構成さ
    れ、 前記格納姿勢では前記油圧シリンダは略垂直もしくは車
    体内方に傾斜した状態となり、前記格納姿勢からの伸張
    動作に従って、前記油圧シリンダの下部が車体外方に張
    り出すように傾斜して前記接地板が前記車体の外方へ移
    動した後、前記油圧シリンダが傾斜した状態のまま前記
    接地板がほぼ垂直に降下するように、前記ガイド溝が形
    成されていることを特徴とする作業車のアウトリガジャ
    ッキ。
JP2001002759A 2001-01-10 2001-01-10 作業車のアウトリガジャッキ Expired - Fee Related JP3411970B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001002759A JP3411970B2 (ja) 2001-01-10 2001-01-10 作業車のアウトリガジャッキ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001002759A JP3411970B2 (ja) 2001-01-10 2001-01-10 作業車のアウトリガジャッキ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002205626A JP2002205626A (ja) 2002-07-23
JP3411970B2 true JP3411970B2 (ja) 2003-06-03

Family

ID=18871210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001002759A Expired - Fee Related JP3411970B2 (ja) 2001-01-10 2001-01-10 作業車のアウトリガジャッキ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3411970B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103754797A (zh) * 2014-02-08 2014-04-30 胥传明 带路障扶助装置的叉车

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103754797A (zh) * 2014-02-08 2014-04-30 胥传明 带路障扶助装置的叉车

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002205626A (ja) 2002-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5249643A (en) Vehicular self-propelled aerial work platform and telescoping parallelogram boom therefor
KR100729978B1 (ko) 산업용 차량을 위한 리프트 암 장치, 그 장치를 갖는산업용 차량 및 리프트 암을 상승 및 하강시키는 방법
US3986724A (en) Hydraulically operated operator's step for large machinery
US7997369B2 (en) Articulating cab assembly for excavator
KR19980070974A (ko) 관절식 이중 평행 사절 기구 붐 어셈블리가 있는 승강 장치
US6866466B2 (en) Folding lift arm assembly for skid steer loader
KR102180713B1 (ko) 리프트
JP5133674B2 (ja) 転倒防止装置
US5984270A (en) Jack safety device
JP3411970B2 (ja) 作業車のアウトリガジャッキ
JP4967333B2 (ja) キャビン昇降装置及びキャビンの駆動方法
JP4931336B2 (ja) 高所作業車の作業台レベリング装置
KR100682404B1 (ko) 틈새 잭
KR100887559B1 (ko) 승강가능한 운전석을 구비하는 굴삭기
KR200354660Y1 (ko) 산업용 차량의 아웃트리거 가변장치
RU2801011C2 (ru) Рабочая машина с усовершенствованными стабилизаторами
JP2002255015A (ja) 作業用車両
JP3105716U (ja) テーブルリフト
KR200366086Y1 (ko) 승강가능한 운전석을 구비하는 굴삭기
JP4825356B2 (ja) ブーム式高所作業装置の作業台昇降装置
JP3356397B2 (ja) 高所作業機
JPH0641900Y2 (ja) 車体支持用ジャッキ装置
JP3519635B2 (ja) 建設機械
JP3429703B2 (ja) 建設機械
JPH0643243Y2 (ja) 伸縮アームを有する建設機械

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3411970

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090320

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100320

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110320

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120320

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120320

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130320

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140320

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees