JP3429703B2 - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP3429703B2
JP3429703B2 JP14711199A JP14711199A JP3429703B2 JP 3429703 B2 JP3429703 B2 JP 3429703B2 JP 14711199 A JP14711199 A JP 14711199A JP 14711199 A JP14711199 A JP 14711199A JP 3429703 B2 JP3429703 B2 JP 3429703B2
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boom
end side
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center joint
cylinder
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金一 平野
猛男 安田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/16Cabins, platforms, or the like, for drivers
    • E02F9/166Cabins, platforms, or the like, for drivers movable, tiltable or pivoting, e.g. movable seats, dampening arrangements of cabins

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば建築物等を
解体する解体作業、あるいは解体作業によって生じたス
クラップをトラック等に積込む積込作業に好適に用いら
れる建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建築物の解体作業等に好適に用
いられる建設機械として、ホイール式の走行体と、前記
走行体にセンタージョイントの位置を中心として旋回可
能に設けられた旋回体と、前記旋回体に取付けられた作
業装置とを備え、走行体により作業現場まで自走し、作
業現場において作業装置を用いて建築物の解体作業等を
行うようにした建設機械が知られている。
【0003】ところで、この種の建設機械では、ホイー
ル式の走行体により作業現場に到着するまで公道等を安
全に走行するため、走行時には作業装置全体を小さく折
畳んでおく必要がある。
【0004】このため、基端側が旋回体に俯仰動可能に
取付けられた第1ブームと、前記第1ブームの先端側に
俯仰動可能に取付けられた第2ブームと、前記第2ブー
ムの先端側に俯仰動可能に取付けられたアームと、前記
アームの先端側に取付けられた作業具と、前記第1ブー
ムを俯仰動させる第1ブームシリンダと、前記第2ブー
ムを俯仰動させる第2ブームシリンダと、第2ブームと
アームとの間に設けられたアームシリンダと、アームと
作業具との間に設けられた作業具シリンダとからなる作
業装置を備えた建設機械が提案されている(例えば、特
開平6−136779号公報等)。
【0005】そして、上述の従来技術による作業装置を
備えた建設機械では、走行時には第1ブームと第2ブー
ムとを互いに接近するように折畳むことにより、作業装
置全体を小さく折畳んだ走行姿勢を保持し、作業現場に
到着した後には、第1ブームと第2ブームとを伸展させ
た作業姿勢を保持した状態で建築物の解体作業等を行う
構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
技術では、第2ブームシリンダの基端側(ボトム側)
が、第1ブームのうち旋回体との取付位置よりも後側に
取付けられ、先端側(ロッド側)が第2ブームのうち第
1ブームとの取付位置よりも後側に取付けられ、第2ブ
ームシリンダが伸長したときに第1ブームと第2ブーム
とが走行姿勢を保持し、第2ブームシリンダが縮小した
ときに第1ブームと第2ブームとが作業姿勢を保持する
構成となっている。
【0007】このため、第1ブームと第2ブームとを作
業姿勢に保持した状態で行われる解体作業時において、
作業具およびアームを通じて第2ブームに作用する作業
反力を、縮小した第2ブームシリンダでは受けきれず、
第2ブームを適正な作業姿勢に保持できなくなる場合が
ある。
【0008】また、第2ブームシリンダによる第2ブー
ムの保持力を高めるため、第2ブームシリンダの先端側
と第2ブームとの取付位置を、第1ブームと第2ブーム
との取付位置から大きく離間させた場合には、作業装置
を走行姿勢に折畳んだときに、第2ブームシリンダの先
端側と第2ブームとの取付部が旋回体の後端部から後方
に突出してしまい、公道等を走行するときの安全性に支
障をきたす虞れがある。
【0009】また、上述した従来技術では、第1ブーム
および第1ブームシリンダの基端側がセンタージョイン
トと干渉するのを避けるため、作業装置はセンタージョ
イントの位置、即ち、旋回体の左,右方向の中心と略一
致した位置で俯仰動する構成となっている。このため、
旋回体のうち作業装置の俯仰動の邪魔とならない位置に
キャブを配設した場合に、このキャブの左,右方向の幅
寸法が車幅制限によって小さく抑えられてしまい、居住
性が著しく低下してしまうという問題がある。
【0010】また、上述した従来技術では、第1ブーム
シリンダを旋回体と第2ブームとの間に設け、第2ブー
ムシリンダを第1ブームと第2ブームとの間に設ける構
成となっている。このため、第1ブームを俯仰動させる
ときには、第1ブームシリンダと第2ブームシリンダと
を伸縮させる必要があり、作業装置の動作がオペレータ
に分かりにくく、作業性が悪いという問題がある。
【0011】さらに、建築物の解体作業等を行う場合
に、キャブ内のオペレータが作業現場を高い位置から広
範囲に見渡すことができず、解体作業時の作業性が低下
してしまうという問題がある。
【0012】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、作業装置を用いて解体作業等を行うとき
の作業性を向上できるようにした建設機械を提供するこ
とを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため本発明は、走行体と、前記走行体にセンタージョイ
ントの位置を中心として旋回可能に設けられた旋回体
と、前記旋回体に取付けられた作業装置とを備えてなる
建設機械に適用される。
【0014】そして、請求項1の発明の特徴は、前記旋
回体の前側には作業装置の俯仰動の邪魔とならない位置
に昇降装置を設け、前記昇降装置には運転室を画成する
キャブを設ける構成とし、前記作業装置は、長さ方向の
中間部が屈曲部として略く字状に折曲がって形成され基
端側がセンタージョイントよりも後側に位置して旋回体
に俯仰動可能に取付けられた第1ブームと、長さ方向の
中間部が屈曲部として略く字状に折曲がって形成され基
端側が前記第1ブームの先端側に俯仰動可能に連結され
た第2ブームと、前記第2ブームの先端側に直接的また
はアームを介して取付けられた作業具と、前記第1ブー
ムを俯仰動させるために基端側がセンタージョイントよ
りも前側に位置して旋回体に取付けられ先端側が第1ブ
ームと第2ブームとの取付位置に略同軸に連結された第
1ブームシリンダと、前記第2ブームを俯仰動させるた
めに基端側が第1ブームの屈曲部の凹部側に取付けられ
先端側が第2ブームの屈曲部の凹部側に取付けられた第
2ブームシリンダとにより構成し、前記作業装置は前記
センタージョイントを通る前,後方向の仮想線よりも
左,右方向の一側に片寄らせて配設し、前記キャブは前
記センタージョイントの位置よりも前側で、かつ前記セ
ンタージョイントを通る前,後方向の仮想線よりも左,
右方向の他側に配設する構成としたことにある。
【0015】このように、第1ブームと第2ブームとを
長さ方向の中間部を屈曲部として略く字状に折曲げて形
成し、第1ブームの屈曲部の凹部側には第2ブームシリ
ンダの基端側を取付け、第2ブームの屈曲部の凹部側に
は第2ブームシリンダの先端側を取付けたことにより、
第2ブームシリンダを伸長させた状態で第2ブームを第
1ブームから伸展させた作業姿勢とすることができる。
このため、作業具等を通じて第2ブームに作用する作業
反力を、第2ブームシリンダを伸長させた状態で充分な
力をもって受けることができ、第2ブームを適正な作業
姿勢に保持することができる。
【0016】しかも、第1ブームと第2ブームとをく字
状に形成することにより、第1ブームの屈曲部の凹部と
第2ブームの屈曲部の凹部との間に大きな空間を形成す
ることができるので、この空間内にシリンダ径の大きな
第2ブームシリンダを収容することができ、解体作業等
の作業性をさらに向上させることができる。
【0017】また、第1ブームの基端側をセンタージョ
イントよりも後側に位置して旋回体に取付け、第1ブー
ムシリンダの基端側をセンタージョイントよりも前側に
位置して旋回体に取付けることにより、第1ブームの基
端側と第1ブームシリンダの基端側とはセンタージョイ
ントを挟んで前,後方向に離間するため、第1ブームお
よび第1ブームシリンダがセンタージョイントに干渉す
ることなく、作業装置を円滑に俯仰動させることができ
る。
【0018】また、第1ブームシリンダの先端側を第1
ブームと第2ブームとの取付位置に略同軸に連結したこ
とにより、第1ブームシリンダによって第1ブームを直
接的に俯仰動させることができる。
【0019】さらに、旋回体には作業装置の俯仰動の邪
魔とならない位置に昇降装置を設け、昇降装置には運転
室を画成するキャブを設けたので、キャブ内のオペレー
タは、昇降装置によってキャブを上昇させた状態で、高
い位置から作業現場を広範囲に見渡しつつ建築物の解体
作業等を行うことができる。また、作業装置はセンター
ジョイントを通る前,後方向の仮想線よりも左,右方向
の一側に片寄らせて配設し、キャブはセンタージョイン
トの位置よりも前側で、かつセンタージョイントを通る
前,後方向の仮想線よりも左,右方向の他側に配設する
構成としたので、作業装置を旋回体の中心から左,右方
向の一側に片寄らせた分だけ、左,右方向の他側に配設
されるキャブの幅寸法を大きくすることができる。
【0020】請求項2の発明は、走行体と、前記走行体
にセンタージョイントの位置を中心として旋回可能に設
けられた旋回体と、前記旋回体に取付けられた作業装置
とを備えてなる建設機械において、前記旋回体の前側に
は作業装置の俯仰動の邪魔とならない位置に昇降装置を
設け、前記昇降装置には運転室を画成するキャブを設け
る構成とし、前記作業装置は、長さ方向の中間部が屈曲
部として略く字状に折曲がって形成され基端側がセンタ
ージョイントよりも後側に位置して旋回体に俯仰動可能
に取付けられた第1ブームと、長さ方向の中間部が屈曲
部として略く字状に折曲がって形成され基端側が前記第
1ブームの先端側に俯仰動可能に連結された第2ブーム
と、前記第2ブームの先端側に俯仰動可能に設けられた
アームと、前記アームの先端側に取付けられた作業具
と、前記第1ブームを俯仰動させるために基端側がセン
タージョイントよりも前側に位置して旋回体に取付けら
れ先端側が第1ブームと第2ブームとの取付位置に略同
軸に連結された第1ブームシリンダと、前記第2ブーム
を俯仰動させるために基端側が第1ブームの屈曲部の凹
部側に取付けられ先端側が第2ブームの屈曲部の凹部側
に取付けられた第2ブームシリンダと、第2ブームとア
ームとの間に設けられたアームシリンダと、アームと作
業具との間に設けられた作業具シリンダとにより構成
、前記作業装置は前記センタージョイントを通る前,
後方向の仮想線よりも左,右方向の一側に片寄らせて配
設し、前記キャブはセンタージョイントの位置よりも前
側で、かつセンタージョイントを通る前,後方向の仮想
線よりも左,右方向の他側に配設する構成としたことに
ある。
【0021】
【0022】
【0023】請求項の発明は、前記第1ブームシリン
ダの先端側は、第1ブームと第2ブームとの取付位置に
共通の取付ピンを用いて取付ける構成としたことにあ
る。
【0024】このように構成したことにより、第1ブー
ムシリンダの先端側を、第1ブームと第2ブームとの取
付位置に単一の取付ピンを用いて取付けることができ
る。
【0025】請求項の発明は、前記作業具は解体作業
および/または積込作業を行うためのグラップル装置と
したことにある。
【0026】このように構成したことにより、建築物等
の解体を行う解体作業、および解体作業によって生じた
スクラップをトラック等に積込む積込作業の2種類の作
業をグラップル装置を用いて行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
建設機械を、建築物の解体作業等に用いられるホイール
式の建設機械に適用した場合を例に挙げ、図1ないし図
9を参照しつつ説明する。
【0028】図において、1はホイール式の走行体で、
この走行体1は、シャーシ2と、シャーシ2の前,後、
左,右の4か所に設けられ、走行用の油圧モータ(図示
せず)によって回転駆動されるホイール3,3,…とか
ら大略構成されている。
【0029】4は走行体1上に旋回装置5を介して旋回
可能に搭載された上部旋回体で、この上部旋回体4は、
旋回フレーム6と、旋回フレーム6のうち後述する作業
装置21の俯仰動の邪魔とならない前部右側に後述のキ
ャブ昇降装置10を介して配設され、内部に運転室を画
成したキャブ7と、キャブ7の後方に位置して旋回フレ
ーム6上に設けられ、内部にエンジン、油圧ポンプ(い
ずれも図示せず)等を収容した建屋カバー8と、建屋カ
バー8の後側に位置して旋回フレーム6の後端部に設け
られたカウンタウエイト9とから大略構成されている。
【0030】ここで、建屋カバー8の左,右方向の中間
部には、作業装置21の後側に位置して前,後方向に延
びる空間部8Aが形成され、この空間部8Aには、作業
装置21が図1に示す走行姿勢となったときに、作業装
置21が収容される構成となっている。
【0031】10はキャブ7を旋回フレーム6上で上,
下方向に昇降させるキャブ昇降装置で、このキャブ昇降
装置10は、旋回フレーム6のうち作業装置21の俯仰
動の邪魔とならない前部右側の角隅部に設けられてい
る。
【0032】即ち、キャブ昇降装置10は、少なくとも
作業装置21を構成する後述の各第1ブームシリンダ3
5のうち右側の第1ブームシリンダ35よりも右側に配
設されている。そして、キャブ昇降装置10は、図3お
よび図4に示すように、第1ブームシリンダ35のボト
ム側取付部よりも前側に位置して旋回フレーム6上に立
設され、上,下方向に伸長した左,右一対の案内支柱1
1,11と、キャブ7を支持し、案内支柱11に摺動可
能に嵌合する嵌合部12Aにより該案内支柱11に沿っ
て移動可能となった移動台12と、旋回フレーム6と移
動台12との間に配設された3本の昇降シリンダ13,
13,…とから構成されている。また、旋回フレーム6
上には、移動台12の下方に位置して旋回フレーム6と
移動台12との間に各昇降シリンダ13の収容空間を形
成するシリンダ収容枠14が設けられている。
【0033】ここで、旋回フレーム6の上面側には、
左,右方向に離間した2個の前側ブラケット15,15
と、各前側ブラケット15よりも後側に位置する1個の
後側ブラケット16とが設けられている。また、移動台
12の下面側には、1個の前側ブラケット17と、前側
ブラケット17よりも後側に位置し左,右方向に離間し
た2個の後側ブラケット18,18とが設けられてい
る。
【0034】そして、各昇降シリンダ13のうち2本
は、ボトム側が旋回フレーム6の前側ブラケット15に
ピン結合されると共にロッド側が移動台12の後側ブラ
ケット18にピン結合され、各昇降シリンダ13のうち
残りの1本は、ボトム側が旋回フレーム6の後側ブラケ
ット16にピン結合されると共にロッド側が移動台12
の前側ブラケット17にピン結合されている。
【0035】従って、各昇降シリンダ13を伸縮させる
ことにより、移動台12が案内支柱11に沿って上,下
方向に移動し、キャブ7は、移動台12がシリンダ収容
枠14の上面に当接した図1に示す下降位置と、移動台
12がシリンダ収容枠14から上方に離間した図3に示
す上昇位置との間で昇降する構成となっている。
【0036】19は旋回装置5を構成する旋回輪の中心
部に設けられたセンタージョイントで、このセンタージ
ョイント19は、ホイール3を駆動するため走行体1側
に設けられた走行用油圧モータ(図示せず)と上部旋回
体4の建屋カバー8内に設けられた油圧ポンプとの間を
接続するものである。そして、上部旋回体4は、旋回装
置5によりセンタージョイント19の位置を中心として
旋回する構成となっている。
【0037】20,20は作業装置21を支持するため
旋回フレーム6に設けられた左,右の支持ブラケット
で、これら各支持ブラケット20は、センタージョイン
ト19を左,右方向から挟んで対向する状態で旋回フレ
ーム6上に突出している。
【0038】ここで、図2に示すように、センタージョ
イント19の中心を通る前,後方向の仮想線をA−Aと
し、各支持ブラケット20の左,右方向の中心を通る
前,後方向の仮想線をB−Bとすると、支持ブラケット
20は、仮想線B−Bが仮想線A−Aよりも距離Lだけ
左側に片寄った位置に配設されている。
【0039】21は支持ブラケット20に俯仰動可能に
取付けられた作業装置で、この作業装置21は、後述す
る第1ブーム22、第2ブーム24、アーム30、グラ
ップル装置33、第1ブームシリンダ35、第2ブーム
シリンダ36、アームシリンダ37、作業具シリンダ3
8等から構成されている。
【0040】そして、作業装置21は、上述の支持ブラ
ケット20に支持されることにより、センタージョイン
ト19の中心を通る仮想線A−A、即ち、上部旋回体4
の左,右方向の中心よりも左側(左,右方向の一側)に
片寄った位置に配設されている。このため、センタージ
ョイント19の中心を通る仮想線A−Aよりも右側
(左,右方向の他側)に配設されたキャブ7は、作業装
置21を左側に片寄らせた分だけ左,右方向の幅寸法を
大きくすることができ、運転室内を拡張し居住性を高め
ることができる構成となっている。
【0041】22は基端側が支持ブラケット20に俯仰
動可能に取付けられた第1ブームで、この第1ブーム2
2は、上面部、下面部、左,右の側面部を有する断面矩
形の角筒体により、長さ方向の中間部が屈曲部として略
く字状に折曲がって形成されている。
【0042】ここで、第1ブーム22の基端側にはフー
ト部22Aが設けられ、このフート部22Aは、各支持
ブラケット20のうちセンタージョイント19よりも後
側に位置する部位にピン結合されている。また、第1ブ
ーム22の先端側には、図5に示すように、二又状のブ
ラケット22Bが設けられ、このブラケット22Bに
は、後述の取付ピン27によって第2ブーム24が俯仰
動可能に取付けられている。さらに、第1ブーム22の
下面部のうち屈曲部に対応する凹部22C側には、第2
ブームシリンダ36用のブラケット23が設けられてい
る。
【0043】24は第1ブーム22の先端側に俯仰動可
能に取付けられた第2ブームで、この第2ブーム24
は、上面部、下面部、左,右の側面部を有する断面矩形
の角筒体により、長さ方向の中間部が屈曲部として略く
字状に折曲がって形成されている。
【0044】そして、図5に示すように、第2ブーム2
4の基端側には円筒状のボス部24Aが設けられ、この
ボス部24Aは、第1ブーム22のブラケット22Bに
取付ピン27によってピン結合されている。また、第2
ブーム24の下面部のうち屈曲部に対応する凹部24B
側には、第2ブームシリンダ36用のブラケット25が
設けられ、第2ブーム24の上面部のうち屈曲部24A
に対応する凸部24C側には、アームシリンダ37用の
ブラケット26が設けられている。
【0045】27は第1ブーム22のブラケット22B
に第2ブーム24のボス部24Aを取付ける取付ピン
で、この取付ピン27は、図5に示すように、第1ブー
ム22のブラケット22Bと第2ブーム24のボス部2
4Aとに挿通されている。
【0046】ここで、取付ピン27の両端部は、第1ブ
ーム22のブラケット22Bから左,右に突出した突出
端27A,27Aとなり、各突出端27Aには、第1ブ
ームシリンダ35の後述するロッド側取付アイ35Bと
円筒状のカラー28とが軸方向に挿通されている。そし
て、カラー28は、取付ピン27の径方向に挿通された
ボルト29によって突出端27Aに固着され、取付ピン
27を軸方向に抜止めしている。
【0047】30は第2ブーム24の先端側に俯仰動可
能に取付けられたアームで、このアーム30は、上面
部、下面部、左,右の側面部を有する断面矩形の角筒体
により形成されている。そして、アーム30の基端側端
部にはブラケット31が設けられ、このブラケット31
が第2ブーム24の先端側にピン結合されている。ま
た、アーム30の基端側上面部には、アームシリンダ3
7および作業具シリンダ38用のブラケット32が設け
られている。
【0048】33はアーム30の先端側にリンク機構3
4を介して取付けられた作業具としてのグラップル装置
で、このグラップル装置33は、図6中の実線で示す閉
位置と二点鎖線で示す開位置との間で開,閉する爪部材
33Aを有し、この爪部材33Aにより建築物を解体す
る解体作業、および解体作業により生じたスクラップを
把持して輸送用のトラック等に積込む積込作業等を行う
ものである。
【0049】35,35は第1ブーム22を俯仰動させ
る2本の第1ブームシリンダで、各第1ブームシリンダ
35の基端側にはボトム側取付アイ35Aが設けられ、
このボトム側取付アイ35Aは、旋回フレーム6に設け
た支持ブラケット20のうち、センタージョイント19
よりも前側に位置する部位にピン結合されている。
【0050】また、各第1ブームシリンダ35の先端側
にはロッド側取付アイ35Bが設けられ、このロッド側
取付アイ35Bは、取付ピン27の突出端27Aに取付
けられている。即ち、第1ブームシリンダ35の先端側
(ロッド側取付アイ35B)は、第1ブーム22(ブラ
ケット22B)と第2ブーム24(ボス部24A)との
取付位置に共通の取付ピン27を用いて同軸に取付けら
れる構成となっている。
【0051】そして、例えば走行体1の走行時には、図
1に示すように、第1ブームシリンダ35を伸長させる
ことにより、第1ブーム22がカウンタウエイト9側に
倒れた走行姿勢を保持し、解体作業等を行うときには、
図6に示すように、第1ブームシリンダ35を縮小させ
ることにより、第1ブーム22が起立した作業姿勢を保
持する構成となっている。
【0052】36は第1ブーム22と第2ブーム24と
の間に設けられた1本の第2ブームシリンダで、この第
2ブームシリンダ36は第2ブーム24を俯仰動させる
ものである。ここで、第2ブームシリンダ36の基端側
にはボトム側取付アイ36Aが設けられ、このボトム側
取付アイ36Aは、第1ブーム22の屈曲部の凹部22
C側に設けたブラケット23にピン結合されている。ま
た、第2ブームシリンダ36の先端側にはロッド側取付
アイ36Bが設けられ、このロッド側取付アイ36B
は、第2ブーム24の屈曲部の凹部24B側に設けたブ
ラケット25にピン結合されている。
【0053】そして、例えば走行体1の走行時には、図
1に示すように、第2ブームシリンダ36を縮小させる
ことにより、第2ブーム24が第1ブーム22側に折畳
まれた走行姿勢を保持し、解体作業等を行うときには、
図6に示すように、第2ブームシリンダ36を伸長させ
ることにより、第2ブーム24が伸展した作業姿勢を保
持する構成となっている。
【0054】37は第2ブーム24とアーム30との間
に設けられたアームシリンダで、このアームシリンダ3
7の基端側(ボトム側)は、第2ブーム24に設けたブ
ラケット26にピン結合され、先端側(ロッド側)は、
アーム30に設けたブラケット32にピン結合されてい
る。そして、アームシリンダ37が伸縮することによ
り、アーム30が第2ブーム24の先端側で俯仰動する
構成となっている。
【0055】38はアーム30とグラップル装置33と
の間に設けられた作業具シリンダで、この作業具シリン
ダ38の基端側(ボトム側)は、アーム30に設けたブ
ラケット32にピン結合され、先端側(ロッド側)はア
ーム30とグラップル装置33との間を連結するリンク
機構34にピン結合されている。そして、作業具シリン
ダ38を伸縮させることにより、リンク機構34を介し
てグラップル装置33がアーム30の先端側で俯仰動す
る構成となっている。
【0056】本実施の形態による建設機械は上述の如き
構成を有するもので、以下、その作動について説明す
る。
【0057】まず、解体作業現場まで自走するときに
は、第1ブームシリンダ35を伸長させて第1ブーム2
2をカウンタウエイト9側に倒し、第2ブームシリンダ
36を縮小させて第2ブーム24を第1ブーム22側に
折畳み、アームシリンダ37によりアーム30を前方に
伸長させ、作業具シリンダ38を伸長させてグラップル
装置33をアーム30側に折畳むことにより、作業装置
21を図1に示す走行姿勢に保持する。
【0058】また、キャブ昇降装置10の各昇降シリン
ダ13を縮小させることにより、キャブ7を下降位置に
保持した状態で、ホイール3を回転させて走行体1を走
行させることにより、解体作業現場まで自走する。
【0059】そして、解体作業現場に到着した後には、
キャブ昇降装置10の各昇降シリンダ13を伸長させる
ことにより、キャブ7を下降位置から上昇位置へと移動
させる。また、第1ブームシリンダ35を縮小させて第
1ブーム22を起立させると共に、第2ブームシリンダ
36を伸長させて第2ブーム24を上方に向けて伸展さ
せることにより、作業装置21を図6に示す作業姿勢に
移行させる。
【0060】このように、第1ブーム22と第2ブーム
24を作業姿勢とした後、アームシリンダ37によって
アーム30を俯仰動させ、作業具シリンダ38によって
グラップル装置33を俯仰動させつつ、グラップル装置
33の爪部材33Aを開,閉させる。このようにして、
グラップル装置33により、建築物の解体作業および解
体作業により生じたスクラップを輸送用のトラック等に
積込む積込作業を行う。
【0061】ここで、本実施の形態による建設機械によ
れば、解体作業現場まで自走するため、第1ブーム22
と第2ブーム24とを折畳んだ走行姿勢に保持した状態
で、第1ブーム22の凹部22Cと第2ブーム24の凹
部24Bとの間に第2ブームシリンダ36を収容するこ
とができる。このため、作業装置21全体を小さく折畳
むことができ、公道等を走行するときの安全性を向上さ
せることができる。
【0062】一方、建築物の解体作業等を行うときに
は、第2ブーム24は、第2ブームシリンダ36が伸長
したとき、即ち、第2ブームシリンダ36のボトム側油
室に圧油が供給されたときに作業姿勢となる。このた
め、例えば従来技術のように、第2ブームシリンダが縮
小したとき、即ち、第2ブームシリンダのロッド側油室
に圧油が供給されたときに作業姿勢となる場合に比較し
て、グラップル装置33、アーム30等を介して第2ブ
ーム24に作用する作業反力に抗して確実に第2ブーム
24を作業姿勢に保持することができ、解体作業等の作
業性を向上させることができる。
【0063】しかも、第1ブーム22と第2ブーム24
とを、長さ方向の中間部が屈曲部となったく字状に形成
することにより、第1ブーム22の屈曲部の凹部22C
と第2ブーム24の屈曲部の凹部24Bとの間に大きな
空間を形成することができるので、この空間内にシリン
ダ径の大きな第2ブームシリンダ36を収容することが
できる。このため、解体作業時にグラップル装置33等
を通じて第2ブーム24に作用する作業反力を、ストロ
ークおよびシリンダ径の大きな第2ブームシリンダ36
によって受けることができ、作業性を一層向上させるこ
とができる。
【0064】また、第1ブーム22の基端側(フート部
22A)をセンタージョイント19よりも後側に位置し
て支持ブラケット20に取付け、第1ブームシリンダ3
5の基端側(ボトム側取付アイ36A)をセンタージョ
イント19よりも前側に位置して支持ブラケット20に
取付けているので、第1ブーム22および第1ブームシ
リンダ35がセンタージョイント19と干渉することな
く、作業装置21を走行姿勢から作業姿勢に円滑に移行
させることができる。
【0065】しかも、作業装置21をセンタージョイン
ト19の中心を通る仮想線A−Aよりも左側に片寄らせ
て配設し、キャブ7をセンタージョイント19の中心を
通る仮想線A−Aよりも右側に配設することにより、作
業装置21を左側に片寄らせた分だけキャブ7の左,右
方向の幅寸法を大きくすることができる。これにより、
キャブ7によって画成される運転室を拡張することがで
き、居住性を高めることができる。
【0066】また、第1ブームシリンダ35の先端側
(ロッド側取付アイ35B)は、第1ブーム22(ブラ
ケット22B)と第2ブーム24(ボス部24A)との
取付位置に取付ピン27によって取付けられているの
で、例えば従来技術のように、第1ブームシリンダの先
端側を、第2ブームのうち第1ブームとの取付位置とは
異なる位置に取付ける構成に比較して、第1ブームシリ
ンダ35を伸縮させたときの第1ブーム22の動作がオ
ペレータに分かり易くなり、解体作業時の作業性を向上
させることができる。
【0067】さらに、解体作業時には、キャブ昇降装置
10によりキャブ7を上昇位置に保持することができる
ので、キャブ7内のオペレータは、高い位置から作業現
場を広範囲に見渡しつつ、グラップル装置33を用いた
建築物の解体作業、あるいは解体作業によって生じたス
クラップを輸送用のトラック等に積込む積込作業を行う
ことができ、その作業性を向上させることができる。
【0068】なお、上述した実施の形態では、作業具と
してグラップル装置33を用いた場合を例に挙げたが、
本発明はこれに限らず、例えば図7に示す変形例のよう
に、建築物等を破砕する破砕作業を行うブレーカ41を
作業具として用いてもよく、また、例えば図8に示す他
の変形例のように、鉄筋や鉄屑等を吸着して輸送用のト
ラック等に積込むリフティングマグネット51を作業具
として用いてもよい。
【0069】また、上述した実施の形態では、第2ブー
ム24の先端側にアーム30を俯仰動可能に取付け、こ
のアーム30の先端側に作業具(グラップル装置33)
を取付けた場合を例に挙げたが、本発明はこれに限るも
のではなく、例えば図9に示す他の変形例のように、作
業具(ブレーカ41)をアームを介することなく第2ブ
ーム24の先端側に直接的に取付ける構成としてもよ
い。
【0070】さらに、上述した実施の形態では、作業装
置21をセンタージョイント19の中心を通る仮想線A
−Aよりも左側に片寄らせて配設し、キャブ7をセンタ
ージョイント19の中心を通る仮想線A−Aよりも右側
に配設した場合を例に挙げたが、これとは逆に、作業装
置21を仮想線A−Aよりも右側に片寄らせて配設し、
キャブ7を仮想線A−Aよりも左側に配設する構成とし
てもよい。
【0071】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1および2の
発明によれば、第1ブームと第2ブームとを長さ方向の
中間部を屈曲部として略く字状に折曲げて形成し、第1
ブームの屈曲部の凹部側には第2ブームシリンダの基端
側を取付け、第2ブームの屈曲部の凹部側には第2ブー
ムシリンダの先端側を取付ける構成としたので、第2ブ
ームシリンダを伸長させた状態で第2ブームを第1ブー
ムから伸展させた作業姿勢とすることができる。このた
め、作業具等を通じて第2ブームに作用する作業反力
を、第2ブームシリンダを伸長させた状態で充分な力を
もって受けることができ、第2ブームを適正な作業姿勢
に保持することができる。
【0072】また、第1ブームと第2ブームとをく字状
に形成することにより、この第1ブームの屈曲部の凹部
と第2ブームの屈曲部の凹部との間に大きな空間を形成
することができるので、この空間内にシリンダ径の大き
な第2ブームシリンダを収容することができ、解体作業
等の作業性を一層向上させることができる。
【0073】しかも、第1ブームと第2ブームとを折畳
んだ走行姿勢としたときには、第1ブームの屈曲部の凹
部と第2ブームの屈曲部の凹部との間に第2ブームシリ
ンダを収容することができ、走行時の車高を低く抑える
ことにより、例えば公道等を走行するときの安全性を確
保することができる。
【0074】また、第1ブームの基端側をセンタージョ
イントよりも後側に位置して旋回体に取付け、第1ブー
ムシリンダの基端側をセンタージョイントよりも前側に
位置して旋回体に取付ける構成としたので、第1ブーム
の基端側と第1ブームシリンダの基端側とがセンタージ
ョイントを挟んで前,後方向に離間するようになり、第
1ブームおよび第1ブームシリンダがセンタージョイン
トに干渉することなく、作業装置を円滑に俯仰動させる
ことができる。
【0075】また、第1ブームシリンダの先端側を第1
ブームと第2ブームとの取付位置に略同軸に連結する構
成としたので、第1ブームシリンダによって第1ブーム
を直接的に俯仰動させることができる。このため、例え
ば第1ブームシリンダと第2ブームシリンダとによって
第1ブームを俯仰動させる構成に比較して、第1ブーム
の動作がオペレータに分かり易くなり、作業装置を用い
て解体作業等を行うときの作業性を向上させることがで
きる。
【0076】さらに、旋回体には作業装置の俯仰動の邪
魔とならない位置に昇降装置を設け、昇降装置には運転
室を画成するキャブを設ける構成としたので、キャブ内
のオペレータは、昇降装置によってキャブを上昇させた
状態で、高い位置から作業現場を広範囲に見渡しつつ建
築物等の解体作業等を行うことができる。
【0077】また、作業装置はセンタージョイントを通
る前,後方向の仮想線よりも左,右方向の一側に片寄ら
せて配設し、キャブはセンタージョイントの位置よりも
前側で、かつセンタージョイントを通る前,後方向の仮
想線よりも左,右方向の他側に配設する構成としたの
で、作業装置を旋回体の中心から左,右方向の一側に片
寄らせた分だけ、左,右方向の他側に配設されるキャブ
の幅寸法を大きくすることができ、キャブ内の居住性を
向上させることができる。
【0078】また、請求項の発明によれば、第1ブー
ムシリンダの先端側は、第1ブームと第2ブームとの取
付位置に共通の取付ピンを用いて取付ける構成としたの
で、第1ブームシリンダの先端側を、第1ブームと第2
ブームとの取付位置に単一の取付ピンを用いて取付ける
ことができ、構成の簡素化および部品点数の削減を図る
ことができる。
【0079】また、請求項の発明によれば、作業具は
解体作業および/または積込作業を行うためのグラップ
ル装置としたので、このグラップル装置により、建築物
等の解体を行う解体作業、および解体作業によって生じ
たスクラップをトラック等に積込む積込作業の2種類の
作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるホイール式の建設機
械を示す正面図である。
【図2】図1中の建設機械を作業装置の一部を省略した
状態で示す平面図である。
【図3】図1中の第1ブーム、第2ブーム、キャブ昇降
装置等を拡大して示す拡大正面図である。
【図4】キャブおよびキャブ昇降装置を拡大して示す図
3中の矢示IV−IV方向からみた左側面図である。
【図5】第1ブーム、第2ブームおよび第1ブームシリ
ンダの取付部を示す図3中の矢示V−V方向からみた拡
大断面図である。
【図6】作業装置が作業姿勢となった状態で建設機械を
示す正面図である。
【図7】ブレーカを作業具として備えた建設機械の変形
例を示す図6と同様の正面図である。
【図8】リフティングマグネットを作業具として備えた
建設機械の他の変形例を示す図6と同様の正面図であ
る。
【図9】第2ブームの先端側に作業具を取付けた建設機
械の他の変形例を示す図6と同様の正面図である。
【符号の説明】
1 走行体 4 上部旋回体 7 キャブ 10 キャブ昇降装置 19 センタージョイント 21 作業装置 22 第1ブーム 22A フート部(基端側) 22B ブラケット(先端側) 22C 凹部 24 第2ブーム 24A ボス部(基端側) 24B 凹部 27 取付ピン 33 グラップル装置(作業具) 35 第1ブームシリンダ 35A ボトム側取付アイ(基端側) 35B ロッド側取付アイ(先端側) 36 第2ブームシリンダ 36A ボトム側取付アイ(基端側) 36B ロッド側取付アイ(先端側) 41 ブレーカ(作業具) 51 リフティングマグネット(作業具)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 13/54

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行体と、前記走行体にセンタージョイ
    ントの位置を中心として旋回可能に設けられた旋回体
    と、前記旋回体に取付けられた作業装置とを備えてなる
    建設機械において、 前記旋回体の前側には前記作業装置の俯仰動の邪魔とな
    らない位置に昇降装置を設け、前記昇降装置には運転室
    を画成するキャブを設ける構成とし、 前記作業装置は、長さ方向の中間部が屈曲部として略く
    字状に折曲がって形成され基端側が前記センタージョイ
    ントよりも後側に位置して前記旋回体に俯仰動可能に取
    付けられた第1ブームと、長さ方向の中間部が屈曲部と
    して略く字状に折曲がって形成され基端側が前記第1ブ
    ームの先端側に俯仰動可能に連結された第2ブームと、
    前記第2ブームの先端側に直接的またはアームを介して
    取付けられた作業具と、前記第1ブームを俯仰動させる
    ために基端側が前記センタージョイントよりも前側に位
    置して前記旋回体に取付けられ先端側が前記第1ブーム
    と第2ブームとの取付位置に略同軸に連結された第1ブ
    ームシリンダと、前記第2ブームを俯仰動させるために
    基端側が前記第1ブームの屈曲部の凹部側に取付けられ
    先端側が第2ブームの屈曲部の凹部側に取付けられた第
    2ブームシリンダとにより構成し 前記作業装置は前記センタージョイントを通る前,後方
    向の仮想線よりも左,右方向の一側に片寄らせて配設
    し、前記キャブは前記センタージョイントの位置よりも
    前側で、かつ前記センタージョイントを通る前,後方向
    の仮想線よりも左,右方向の他側に配設する構成とし
    ことを特徴とする建設機械。
  2. 【請求項2】 走行体と、前記走行体にセンタージョイ
    ントの位置を中心として旋回可能に設けられた旋回体
    と、前記旋回体に取付けられた作業装置とを備えてなる
    建設機械において、 前記旋回体の前側には前記作業装置の俯仰動の邪魔とな
    らない位置に昇降装置を設け、前記昇降装置には運転室
    を画成するキャブを設ける構成とし、 前記作業装置は、長さ方向の中間部が屈曲部として略く
    字状に折曲がって形成され基端側が前記センタージョイ
    ントよりも後側に位置して前記旋回体に俯仰動可能に取
    付けられた第1ブームと、長さ方向の中間部が屈曲部と
    して略く字状に折曲がって形成され基端側が前記第1ブ
    ームの先端側に俯仰動可能に連結された第2ブームと、
    前記第2ブームの先端側に俯仰動可能に設けられたアー
    ムと、前記アームの先端側に取付けられた作業具と、前
    記第1ブームを俯仰動させるために基端側が前記センタ
    ージョイントよりも前側に位置して前記旋回体に取付け
    られ先端側が前記第1ブームと第2ブームとの取付位置
    に略同軸に連結された第1ブームシリンダと、前記第2
    ブームを俯仰動させるために基端側が前記第1ブームの
    屈曲部の凹部側に取付けられ先端側が第2ブームの屈曲
    部の凹部側に取付けられた第2ブームシリンダと、前記
    第2ブームとアームとの間に設けられたアームシリンダ
    と、前記アームと作業具との間に設けられた作業具シリ
    ンダとにより構成し 前記作業装置は前記センタージョイントを通る前,後方
    向の仮想線よりも左,右方向の一側に片寄らせて配設
    し、前記キャブは前記センタージョイントの位置よりも
    前側で、かつ前記センタージョイントを通る前,後方向
    の仮想線よりも左,右方向の他側に配設する構成とし
    ことを特徴とする建設機械。
  3. 【請求項3】 前記第1ブームシリンダの先端側は、前
    記第1ブームと第2ブームとの取付位置に共通の取付ピ
    ンを用いて取付ける構成としてなる請求項1または
    記載の建設機械。
  4. 【請求項4】 前記作業具は解体作業および/または積
    込作業を行うためのグラップル装置である請求項1,
    たはに記載の建設機械。
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