JPH05178272A - 船舶における区画室艤装方法 - Google Patents
船舶における区画室艤装方法Info
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- JPH05178272A JPH05178272A JP3357954A JP35795491A JPH05178272A JP H05178272 A JPH05178272 A JP H05178272A JP 3357954 A JP3357954 A JP 3357954A JP 35795491 A JP35795491 A JP 35795491A JP H05178272 A JPH05178272 A JP H05178272A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 船舶の建造において、区画室艤装を能率よく
行う。 【構成】 区画室に対応させて構築した骨組枠２に、地
上にて、傾斜梯子３とプラットフォーム４を取り付けて
交通装置ユニット６を作る。更に、交通装置ユニット６
に他の艤装品を集約させて支持させる。交通装置ユニッ
ト６を、船体１０又は地上ブロックに搭載する。交通装
置ユニット６を据え付けることで、交通装置と他の艤装
品を同時に艤装する。
行う。 【構成】 区画室に対応させて構築した骨組枠２に、地
上にて、傾斜梯子３とプラットフォーム４を取り付けて
交通装置ユニット６を作る。更に、交通装置ユニット６
に他の艤装品を集約させて支持させる。交通装置ユニッ
ト６を、船体１０又は地上ブロックに搭載する。交通装
置ユニット６を据え付けることで、交通装置と他の艤装
品を同時に艤装する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は船舶におけるタンクや機
関室等の区画室に対して交通装置や他の艤装品を能率よ
く艤装するための艤装方法に関するものである。
関室等の区画室に対して交通装置や他の艤装品を能率よ
く艤装するための艤装方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】船舶の建造において、たとえば、貨物油
タンクや脚荷水タンク等の区画室に対して、上甲板から
内底板まで上下方向に装備される交通装置や各種の配管
類を艤装する場合、従来では、これらの艤装品を単品で
地上ブロック上に搬入し、縦通隔壁や横隔壁にそれぞれ
単独に配置して取り付けるようにしている。
タンクや脚荷水タンク等の区画室に対して、上甲板から
内底板まで上下方向に装備される交通装置や各種の配管
類を艤装する場合、従来では、これらの艤装品を単品で
地上ブロック上に搬入し、縦通隔壁や横隔壁にそれぞれ
単独に配置して取り付けるようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
艤装方法の場合、各艤装品を単品でブロックに取り付け
るため、取付工数が多大で、工期が長くなると共に、ブ
ロック上でのクレーンの専有率が長くなり、他の作業に
支障を来す問題があった。
艤装方法の場合、各艤装品を単品でブロックに取り付け
るため、取付工数が多大で、工期が長くなると共に、ブ
ロック上でのクレーンの専有率が長くなり、他の作業に
支障を来す問題があった。
【０００４】そこで、本発明は、交通装置や他の艤装品
を能率よく艤装することができるような船舶における区
画室艤装方法を提供しようとするものである。
を能率よく艤装することができるような船舶における区
画室艤装方法を提供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、船舶の区画室で上下方向の交通装置とし
て用いる傾斜梯子とプラットフォームを、地上にて、上
下方向に延びる骨組枠に順次取り付けて交通装置ユニッ
トを組み立て、更に、該交通装置ユニットの上記骨組枠
に、交通装置以外の他の艤装品を取り付けて一体化して
おき、かかる交通装置ユニットを、船体内又は地上ブロ
ック上の区画室の位置に搭載して据え付けることによ
り、交通装置と他の艤装品を同時に艤装することを特徴
とする船舶における区画室艤装方法とする。
決するために、船舶の区画室で上下方向の交通装置とし
て用いる傾斜梯子とプラットフォームを、地上にて、上
下方向に延びる骨組枠に順次取り付けて交通装置ユニッ
トを組み立て、更に、該交通装置ユニットの上記骨組枠
に、交通装置以外の他の艤装品を取り付けて一体化して
おき、かかる交通装置ユニットを、船体内又は地上ブロ
ック上の区画室の位置に搭載して据え付けることによ
り、交通装置と他の艤装品を同時に艤装することを特徴
とする船舶における区画室艤装方法とする。
【０００６】
【作用】地上にて組み立てた交通装置ユニットに、更に
他の艤装品を一体化させ、かかる交通装置ユニットを地
上ブロック又は船内に一括搭載するので、ブロック上作
業又は船内作業を大幅に減らすことができるようにな
る。
他の艤装品を一体化させ、かかる交通装置ユニットを地
上ブロック又は船内に一括搭載するので、ブロック上作
業又は船内作業を大幅に減らすことができるようにな
る。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【０００８】図１及び図２は本発明の一実施例を示すも
ので、船舶の区画室としてのタンク１への艤装方法を示
す。予め、地上のユニット定盤（図示せず）上におい
て、上記タンク１の上下方向の長さ（深さ）に対応させ
て構築した大組の骨組枠（櫓）２に、交通装置として、
順次上下方向に傾斜梯子３とプラットフォーム４と手摺
り５等を取り付けて交通装置ユニット６を組み立てる。
又、該交通装置ユニット６には、上記骨組枠２に、交通
装置以外の他の艤装品として、更に、温度計測用配管７
や加熱配管８やバルブリモコン配管９等を集約させて支
持させる。
ので、船舶の区画室としてのタンク１への艤装方法を示
す。予め、地上のユニット定盤（図示せず）上におい
て、上記タンク１の上下方向の長さ（深さ）に対応させ
て構築した大組の骨組枠（櫓）２に、交通装置として、
順次上下方向に傾斜梯子３とプラットフォーム４と手摺
り５等を取り付けて交通装置ユニット６を組み立てる。
又、該交通装置ユニット６には、上記骨組枠２に、交通
装置以外の他の艤装品として、更に、温度計測用配管７
や加熱配管８やバルブリモコン配管９等を集約させて支
持させる。
【０００９】かかる構成とした交通装置ユニット６を、
ドック内の船体１０のタンク１内に搭載し（あるいは、
地上ブロックに搭載し）、骨組枠２の下端を、調整用足
１１を介して内底板１２に取り付けると共に、骨組枠２
の側部を、支持材１３を介して縦通隔壁１４（又は横隔
壁）に取り付け、これにより、傾斜梯子３やプラットフ
ォーム４等からなる交通装置と、各配管７，８，９とを
同時に艤装させるようにする。なお、この際、骨組枠２
の最上段部に位置する傾斜梯子３は、上甲板１５を取り
付けた後に、上甲板１５の開口１６に対応させて取り付
けるようにしてもよい。又、上記調整用足１１は必ずし
も必要なものではないが、この調整用足１１の長さを調
整することで、深さの異なるタンクに対しても容易に採
用することができる。
ドック内の船体１０のタンク１内に搭載し（あるいは、
地上ブロックに搭載し）、骨組枠２の下端を、調整用足
１１を介して内底板１２に取り付けると共に、骨組枠２
の側部を、支持材１３を介して縦通隔壁１４（又は横隔
壁）に取り付け、これにより、傾斜梯子３やプラットフ
ォーム４等からなる交通装置と、各配管７，８，９とを
同時に艤装させるようにする。なお、この際、骨組枠２
の最上段部に位置する傾斜梯子３は、上甲板１５を取り
付けた後に、上甲板１５の開口１６に対応させて取り付
けるようにしてもよい。又、上記調整用足１１は必ずし
も必要なものではないが、この調整用足１１の長さを調
整することで、深さの異なるタンクに対しても容易に採
用することができる。
【００１０】このように、本発明においては、交通装置
を地上にて交通装置ユニット６としてユニット化し、更
に、この交通装置ユニット６に配管７，８，９等の他の
艤装品を一体化して船体１０に一括搭載し、交通装置の
据え付けと同時に他の艤装品を同時に据え付けることが
できるようにしたので、殻艤分離作業が可能となると共
に、従来、ブロック割及びブロックサイズによって多数
発生していた取合溶接等の船内工事を大幅に削減して最
少限で済ますことができ、ドック内又は地上ブロックで
のクレーンの専有率を低下させることができる。
を地上にて交通装置ユニット６としてユニット化し、更
に、この交通装置ユニット６に配管７，８，９等の他の
艤装品を一体化して船体１０に一括搭載し、交通装置の
据え付けと同時に他の艤装品を同時に据え付けることが
できるようにしたので、殻艤分離作業が可能となると共
に、従来、ブロック割及びブロックサイズによって多数
発生していた取合溶接等の船内工事を大幅に削減して最
少限で済ますことができ、ドック内又は地上ブロックで
のクレーンの専有率を低下させることができる。
【００１１】次に、図３は本発明の他の実施例を示すも
ので、船舶区画室として機関室１７への採用例を示す。
すなわち、地上において、骨組枠２に傾斜梯子３やプラ
ットフォーム４を取り付けてユニット化してなる交通装
置ユニット６に、機関室１７用の他の艤装品として、ト
ランク１８や電燈１９、配管（電線管や計装配管など）
２０を一体化しておき、かかる交通装置ユニット６を、
地上ブロック（下部殻ブロック）２１の内底板１２上に
搭載し、その後、各エンジンフラット（殻ブロック）２
２を搭載して行く毎に、各エンジンフラット２２に支持
材を兼用する渡り歩廊２３を介して骨組枠２を支持させ
て行くようにする。なお、図３において、図１及び図２
と同一符号は同一部分を示す。
ので、船舶区画室として機関室１７への採用例を示す。
すなわち、地上において、骨組枠２に傾斜梯子３やプラ
ットフォーム４を取り付けてユニット化してなる交通装
置ユニット６に、機関室１７用の他の艤装品として、ト
ランク１８や電燈１９、配管（電線管や計装配管など）
２０を一体化しておき、かかる交通装置ユニット６を、
地上ブロック（下部殻ブロック）２１の内底板１２上に
搭載し、その後、各エンジンフラット（殻ブロック）２
２を搭載して行く毎に、各エンジンフラット２２に支持
材を兼用する渡り歩廊２３を介して骨組枠２を支持させ
て行くようにする。なお、図３において、図１及び図２
と同一符号は同一部分を示す。
【００１２】従来、機関室１７への艤装品の艤装作業で
は、エンジンフラット２２の搭載毎に梯子取付用の足場
を掛けねばならなかったが、上記の手順で作業を行う
と、足場取付作業が不要となって安全にしかも能率よく
艤装を行うことができる。
は、エンジンフラット２２の搭載毎に梯子取付用の足場
を掛けねばならなかったが、上記の手順で作業を行う
と、足場取付作業が不要となって安全にしかも能率よく
艤装を行うことができる。
【００１３】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
【００１４】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の船舶における
区画室艤装方法によれば、上下方向に延びる骨組枠に、
交通装置を取り付けてなる交通装置ユニットを地上で製
作し、更に、この交通装置ユニットに他の艤装品を集約
的に支持させ、かかる交通装置ユニットを船体内又は地
上ブロックに搭載して交通装置と他の艤装品とを同時に
据え付けるようにしたので、殻艤分離作業が可能となる
と共に、船内工事を大幅に減らすことができて工期の短
縮化を図ることができる、という優れた効果を発揮す
る。
区画室艤装方法によれば、上下方向に延びる骨組枠に、
交通装置を取り付けてなる交通装置ユニットを地上で製
作し、更に、この交通装置ユニットに他の艤装品を集約
的に支持させ、かかる交通装置ユニットを船体内又は地
上ブロックに搭載して交通装置と他の艤装品とを同時に
据え付けるようにしたので、殻艤分離作業が可能となる
と共に、船内工事を大幅に減らすことができて工期の短
縮化を図ることができる、という優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の船舶における区画室艤装方法の一実施
例を示す船体の縦断面図である。
例を示す船体の縦断面図である。
【図２】図１の側面図である。
【図３】本発明の他の実施例を示す概要図である。
１ タンク（区画室） ２ 骨組枠 ３ 傾斜梯子（交通装置） ４ プラットフォーム（交通装置） ６ 交通装置ユニット ７ 温度計測用配管（他の艤装品） ８ 加熱配管（他の艤装品） ９ バルブリモコン配管（他の艤装品） １０ 船体 １７ 機関室（他の艤装品） １８ トランク（他の艤装品） １９ 電燈（他の艤装品） ２０ 配管（他の艤装品） ２１ 地上ブロック
フロントページの続き (72)発明者 瀬戸 愛隆 愛知県知多市北浜町11番１号 石川島播磨 重工業株式会社愛知工場内 (72)発明者 出口 鉄雄 愛知県知多市北浜町11番１号 石川島播磨 重工業株式会社愛知工場内 (72)発明者 山田 清光 愛知県知多市北浜町11番１号 石川島播磨 重工業株式会社愛知工場内
Claims (1)
- 【請求項１】 船舶の区画室で上下方向の交通装置とし
て用いる傾斜梯子とプラットフォームを、地上にて、上
下方向に延びる骨組枠に順次取り付けて交通装置ユニッ
トを組み立て、更に、該交通装置ユニットの上記骨組枠
に、交通装置以外の他の艤装品を取り付けて一体化して
おき、かかる交通装置ユニットを、船体内又は地上ブロ
ック上の区画室の位置に搭載して据え付けることによ
り、交通装置と他の艤装品を同時に艤装することを特徴
とする船舶における区画室艤装方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35795491A JP3182827B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 船舶における区画室艤装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35795491A JP3182827B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 船舶における区画室艤装方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05178272A true JPH05178272A (ja) | 1993-07-20 |
| JP3182827B2 JP3182827B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18456799
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35795491A Expired - Fee Related JP3182827B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 船舶における区画室艤装方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3182827B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103661802A (zh) * | 2013-12-05 | 2014-03-26 | 江苏新时代造船有限公司 | 舾装件的安装作业方法 |
| JP2016150695A (ja) * | 2015-02-18 | 2016-08-22 | 三菱重工業株式会社 | 船舶 |
| WO2016135995A1 (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-01 | 三菱重工業株式会社 | 開閉装置、足場、および、船舶 |
| CN112124524A (zh) * | 2020-07-29 | 2020-12-25 | 沪东中华造船(集团)有限公司 | 一种lng船围护系统舱外预作业平台 |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP35795491A patent/JP3182827B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103661802A (zh) * | 2013-12-05 | 2014-03-26 | 江苏新时代造船有限公司 | 舾装件的安装作业方法 |
| CN103661802B (zh) * | 2013-12-05 | 2016-01-20 | 江苏新时代造船有限公司 | 舾装件的安装作业方法 |
| JP2016150695A (ja) * | 2015-02-18 | 2016-08-22 | 三菱重工業株式会社 | 船舶 |
| KR20160101847A (ko) * | 2015-02-18 | 2016-08-26 | 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 | 선박 |
| WO2016135995A1 (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-01 | 三菱重工業株式会社 | 開閉装置、足場、および、船舶 |
| JP2016159691A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | 三菱重工業株式会社 | 開閉装置、足場、および、船舶 |
| CN112124524A (zh) * | 2020-07-29 | 2020-12-25 | 沪东中华造船(集团)有限公司 | 一种lng船围护系统舱外预作业平台 |
| CN112124524B (zh) * | 2020-07-29 | 2023-10-20 | 沪东中华造船(集团)有限公司 | 一种lng船围护系统舱外预作业平台 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3182827B2 (ja) | 2001-07-03 |
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