JPH05178091A - 車両の車体構造 - Google Patents

車両の車体構造

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JPH05178091A
JPH05178091A JP36007891A JP36007891A JPH05178091A JP H05178091 A JPH05178091 A JP H05178091A JP 36007891 A JP36007891 A JP 36007891A JP 36007891 A JP36007891 A JP 36007891A JP H05178091 A JPH05178091 A JP H05178091A
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JP
Japan
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window
opening
roof
door
vehicle body
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JP36007891A
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English (en)
Inventor
Takeji Oya
武二 大矢
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J1/00Windows; Windscreens; Accessories therefor
    • B60J1/08Windows; Windscreens; Accessories therefor arranged at vehicle sides
    • B60J1/12Windows; Windscreens; Accessories therefor arranged at vehicle sides adjustable
    • B60J1/14Windows; Windscreens; Accessories therefor arranged at vehicle sides adjustable with pivotal or rotary movement

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 止水性に関し問題を生じさせることなく、よ
り高い解放感を得ることができる車両の車体構造を提供
する。 【構成】 ル−フ4に、車体の側部開口3に連続するよ
うにしてル−フ開口5を形成し、上記側部開口3におけ
る下方部分については、サッシュレスサイドドア6によ
り開閉可能とし、上記側部開口3であってサイドドア6
よりも上方部分及びル−フ開口5については、上下方向
に揺動可能にル−フ4に支持されたウィンドウ25によ
り開閉可能とし、上記サイドドア6に、ウィンドウ25
の揺動領域に臨むようにしてコ−ナブラケット33a
(33b)を取付け、そのコ−ナブラケット33a(3
3b)にウィンドウ用ラッチ54a(54b)を設け、
上記ウィンドウ25の先端部に、上記ラッチ54a(5
4b)に係合するストライカ61a(61b)を設けて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のドア構造に関す
る。
【0002】
【従来技術】車両のドア構造には、ル−フに、実開昭6
2−43820号公報に示すように、車体の側部開口に
連続するようにしてル−フ開口を形成し、車体の側部開
口についてはサッシュドアをもって開閉する一方、ル−
フ開口については、上下方向に揺動可能な蓋体をもって
開閉するものがある。このものにおいては、ル−フ開口
を通じて車体内を外部に開放できることから、いままで
以上に解放感が得られることになる。ところで、上記の
ような車体構造をさらに一歩進めて、より高い解放感を
得ようとすれば、サイドドアをサッシュレスドアとした
いところである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記車体構造
において、サイドドアをサッシュレスドアとした場合、
いわゆる吸込み現象により、サイドドアのサイドガラス
が振れる関係上、前記ル−フ開口を閉塞する蓋体とサイ
ドガラスとの間で止水性に支障が生じる虞れがある。本
発明は上記実情に鑑みてなされたもので、その目的は止
水性に関し問題を生じさせることなく、より高い解放感
を得ることができる車両の車体構造を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明(第1発明)にあっては、ル−フに、車体の
側部開口に連続するようにしてル−フ開口が形成され、
前記車体の側部に、前記側部開口における下方部分を開
閉するサイドドアが取付けられ、前記ル−フに、前記側
部開口であって前記サイドドアよりも上方部分及び前記
ル−フ開口を開閉するウィンドウが、車幅方向内方側に
おいて揺動可能に支持され、前記サイドドアに、前記ウ
ィンドウ先端部の揺動領域に臨むようにしてブラケット
が取付けられ、前記ブラケットに、係合部材又は被係合
部材の一方が設けられ、前記ウィンドウの先端部に、前
記係合部材又は前記被係合部材の他方が該係合部材又は
該被係合部材の一方に対して係合可能に設けられている
構成としてある。上述の構成により、ル−フ開口から、
車体の側部開口であってサイドドアよりも上方部分にか
けての開口領域が一枚のウインドウだけにより連続的に
覆われ、サッシュ等が存在することはない。このため、
より高い解放感を得ることができることになる。その一
方、上述のように、上記開口領域を一枚のウインドウだ
けにより覆うことから、ル−フ開口と車体の側部開口と
をそれぞれ単独の部材により覆う場合のように、該両者
間における止水性を考慮する必要はなくなる。しかも、
ウインドウは、その先端部がブラケットに係合部材及び
被係合部材を介して係止されることになり、サッシュが
なくても、ウインドウがいわゆる吸込み現象により揺れ
ることはない。このため、ウインドウの先端部において
は、止水性に関しては、新たに問題とならない。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1において、1は、本発明に係る車体構造が用
いられた自動車で、該自動車1においては、車体両側部
2に乗降口としての側部開口3が形成されていると共
に、ル−フ4に、該両側部開口3に連続するようにして
ル−フ開口5がそれぞれ形成されている。この各ル−フ
開口5は、車幅方向内方へと延びており、その両ル−フ
開口5間にはル−フ部4aが残されている。
【0006】前記側部開口3に対しては、図1に示すよ
うに、サイドドア6が配設されている。このサイドドア
6は、その前端部が車体側部2に側部開口3の前側にお
いて揺動可能に支持されており、該サイドドア6は、側
部開口3の下方部分を開閉するようになっている。この
サイドドア6は、サッシュレスドアとされており、この
サイドドア6のドアパネル7は、図2、図3に示すよう
にアウタパネル8とインナパネル9とによって二重構造
とされている。上記アウタパネル8と上記インナパネル
9とは、その各上部においてフランジ10、11をそれ
ぞれ有しており、その両フランジ10、11は溶接等に
より接合されてフランジ接合部12が形成されている。
しかし、両フランジ10、11は、図4、図5に示すよ
うに、サイドドア6の前後方向両端部においては、互い
に離間されており、これにより、その両端部に、上記フ
ランジ接合部12の延び方向に長く延びた上部開口部1
3、14がそれぞれ形成されることになっている。
【0007】上記上部開口部13には、図4に示すよう
に、ドアラッチレインフォ−スメント15が下方側から
延びてきている。このドアラッチレインフォ−スメント
15は、断面形状が略コ字形状とされており、上部開口
部3において、該ドアラッチレインフォ−スメント15
の一端部がアウタパネル8のフランジ10に溶接等によ
り接合されて合わせ部16aが形成され、該ドアラッチ
レインフォ−スメント15の他端部がインナパネル9の
フランジ11に接合されて合わせ部16bが形成されて
いる。尚、本実施例においては、ドアラッチレインフォ
−スメント15は、その上部において、一端部と他端部
との間が切欠かれている。
【0008】上記上部開口部14には、図5に示すよう
にドアヒンジレインフォ−スメント17が下方側から延
びてきている。このドアヒンジレインフォ−スメント1
7も、前記ドアラッチレインフォ−スメント15と同
様、断面形状が略コ字形状とされており、上部開口部1
4において、そのドアヒンジレインフォ−スメント17
の一端部がアウタパネル8のフランジ10に接合されて
合わせ部18aが形成され、ドアヒンジレインフォ−ス
メント17の他端部がインナパネル9のフランジ11に
接合されて合わせ部18bが形成されている。このドア
ヒンジレインフォ−スメント17においても、その一端
部と他端部との間が、その上部において切欠かれてい
る。
【0009】前記フランジ接合部12には、図2、図3
に示すように、ウェザーストリップ19が装着されてい
る。このウェザーストリップ19は、装着部20と2つ
のシール部21、22とからなっている。装着部20
は、ソリッドラバーとそのソリッドラバー内の金属製芯
材とにより、図3に示すように断面略逆U字状に形成さ
れており、この形状に基づき、装着部20は、フランジ
接合部12に対して上側から覆うようにして装着されて
いる。シール部21は装着部20の上部に設けられ、シ
ール部22は装着部20の外側側部に設けられており、
いずれのシール部21、22も、ソフトラバーを用いて
中空部を形成している。シール部21は、図3に示すよ
うに、ドアトリム23の棚部24との間のシール性を担
保する機能を有し、シール部22は、後述のウィンドウ
25との間のシール性を担保する機能を有している。
【0010】前記ルーフ部4aには、図1に示すように
ウィンドウ(いわゆるガルウィングウィンドウ)25
が、その基端部(ルーフ側)25aにおいて揺動可能に
支持されている。このウィンドウ25は、該ウィンドウ
5の揺動に伴って、閉時に、前記側部開口3であってサ
イドドア6よりも上方部分及びルーフ開口5を覆うこと
ができるように、該ウィンドウ25の基端部25aから
先端部25bにかけて湾曲された形状とされており、ウ
ィンドウ25の先端部25bは、該ウィンドウ25の閉
時には、図3に示すように前記ウェザーストリップ19
(シール部22)に向かって移動するようになってい
る。本実施例では、ウィンドウ25の基端部25aは、
図1に示すように車体前後方向両端部においてルーフ部
4aに対して2個のヒンジ26を介して支持されるとと
もに、ウィンドウ25の前・後端部が2本のステーダン
パ27によりルーフ4に支持されており、後述のキーレ
スエントリシステム、又は車室内の操作スイッチ(図示
略)に基づいて、ステーダンパ27の伸縮動によって、
ウィンドウ25が揺動(開閉)するようになっている。
【0011】前記ウィンドウ25の全外周縁部には、図
3、図10、図11、図13に示すように、モジュラー
モール28が設けられている。このモジュラーモール2
8は、ウィンドウ25の位置に応じて断面形状が変化す
るようになっている。すなわち、ウィンドウ25の基端
部25a域である図6中のa域では、図7に示すよう
に、リップ部29が特別に設けられている。これによ
り、ウィンドウ25の開閉時、該ウィンドウ25外面の
水が急激にレインレール部に流入して、車室内に水が滴
下すること等が防がれる。また、ウィンドウ25の側縁
部(前・後縁部)域である図6中のb域では、図8に示
すように、リップ部30が他の域における場合よりも延
長されている。これにより、図11、図13に示すよう
に、ピラーアウタ31、後述のフロント側コーナブラケ
ット33bとのシール性が高められることになる。さら
に、ウィンドウ25の先端部25b域である図6中のc
域では、図9に示すように、リップ部32が他の域にお
ける場合よりも延長されている。これにより、ウィンド
ウ25の閉時に、図3に示すように、ドアトリム23の
上端部を覆い隠すことができることになる。
【0012】前記ドアパネル7には、図1に示すように
リア側コーナブラケット33aとフロント側コーナブラ
ケット33bとがそれぞれ設けられている。先ず、リア
側コーナブラケット33aについて説明すると、このリ
ア側コーナブラケット33aは、ドアパネル7の後端側
上部において、上方に突出するようにして設けられてお
り、サイドドア6が閉状態においてそのリア側コーナブ
ラケット33aの全体が前記ウィンドウ25の揺動領域
に臨むように配設されている。これにより、ウィンドウ
25が閉状態とされたときは、コーナブラケット33a
全体がウィンドウ25により覆われることになる。この
リア側コーナブラケット33aは、図4、図10、図1
1に示すように、背面部35aと、該背面部35aの両
端側からドアパネル7の厚み方向外方にそれぞれ延びる
側面部36aと、該両側面部36aを背面部35aより
もドアパネル7の厚み方向外方側においてつなぐ前面部
37aとを備えており、これにより、このコーナブラケ
ット33aは、内部空間38aと、該内部空間38aに
連通する下部開口39aとを有することになっている。
また、このコーナブラケット33aにおいては、その内
面に芯金40aが一体的に取付けられて、該コーナブラ
ケット33aの剛性が高められているが、背面部35a
においては、該背面部35aが前面部37aよりも短く
されて、芯金40aのみが下方側に延出することになっ
ている。しかも、本実施例においては、両側面部36a
の下部に、図4に示すように前記フランジ接合部12に
対する嵌合溝41が形成されている。そして、上記コー
ナブラケット33aは、前記上部開口部13の長手方向
両側において、両側面部36aの嵌合溝41が、前記フ
ランジ接合部12に嵌込まれ、上記開口部13において
は、コーナブラケット33aの背面部35aが芯金40
aの延出部を介して前記合わせ部16bにボルト42を
もって固定されると共に該コーナブラケット33aの前
面部37aが前記合わせ部16aにボルト43をもって
固定されている。尚、図4中44は、ボルト42のボル
ト挿通孔である。
【0013】前記リア側コーナブラケット33aには、
図4、図10、図11に示すように、該コーナブラケッ
ト33aの前面部37aの一部をなすようにしてハンド
ルベース45が設けられている。このハンドルベース4
5は、コーナブラケット33aに形成される開口46を外
方側から覆うようにして配設され、該ハンドルベース4
5は、該ハンドルべース45が有する複数のボス部47
を介してコーナブラケット33aの背面部35aに固定
されている。特に本実施例においては、ハンドルべース
が当接する開口46周縁部に段部48が形成されて、ハ
ンドルベース45外面とコーナブラケット33aの前面
部37aとが面一となるようになっている。このハンド
ルべース45には、凹部49が形成され、その凹部49
内にアウタハンドル50が配設されている。このアウタ
ハンドル50は、その外面がハンドルべース45の外面
に対して面一となるようにしてハンドルべース45に支
持されており、該アウタハンドル50は、既知の如く、
プッシュロッド51を介してドア開閉機構(図示略)に
連係されている。
【0014】前記ハンドルべース45には、図2、図
4、図11に示すようにストライカ進入孔52aが形成
されている。ストライカ進入孔52aは前記凹部49に
隣り合って配設され、該ストライカ進入孔52aは、本
実施例においては、縦長のスリットとして形成されてい
る。このストライカ進入孔52aの周縁部には、図11
に示すようにリブ53aが突設されており、このリブ5
3により、ウィンドウ25の開時等にコーナブラケット
33aの前面部37に付着した水滴が、ストライカ進入
孔52aを介して進入することが防がれることになる。
【0015】上記ストライカ進入孔52に対応して、図
4、図11に示すように、コーナブラケット33aに、
係合部材としてのウィンドウ用ラッチ54aが設けられ
ている。このラッチ54aは、コーナブラケット33a
の背面部35a内面に固定されており、そのラッチ54
aの係合部分は、前記ストライカ進入孔52aに臨んで
いる。
【0016】前記リア側コーナブラケット33aの前面
部37には、図2、図4、図10、図11に示すよう
に、シール部材としてのウェザーストリップ55aが設
けられている。このウェザーストリップ55aは、コー
ナブラケット33aにおける前面部37aの外周縁部に
配置されており、そのウェザーストリップ55aの範囲
内に前記ハンドルべース45が配設されている。これに
より、ウィンドウ25が閉じられたときには、該ウィン
ドウ25とウェザーストリップ55aが当接して、シー
ル機能が発揮されることになり、ストライカ進入孔52
a、アウタハンドル50が雨水等から保護されることに
なる。
【0017】一方、フロント側コーナでラケット33b
は、図1、図2に示すように、ドアパネル7の前端側上
部において、上方に突出するようにして設けられてい
る。このフロント側コーナブラケット33bにおいて
も、図12、図13に示すように、前記リア側コーナブ
ラケット33a同様、背面部35b、側面部36b、前
面部37bを備えることによって内部空間38bと下部
開口39bとを有するようにされると共に、そのブラケ
ット33bの内面には、芯金40bが一体的に取付けら
れて、該コーナブラケット33bの剛性が高められてい
る。そして、このフロント側コーナブラケット33bの
取付けにおいても、前記リア側コーナブラケット33a
と同様、背面部35bが芯金40bの延出部を介して前
記合わせ部18bに固定され、前面部37bが前記合わ
せ部18aに固定される(図5参照)。図5中、56は
コーナブラケット33bを固定するために用いるボルト
のボルト挿通孔である。
【0018】このフロント側コーナブラケット33b
は、図12、図13に示すように前端側部分57と後端
側部分58とに分けられており、サイドドア6の閉時に
おいて、その後端側部分58のみが前記ウィンドウ25
の揺動領域に臨むように配置されている。前端側部分5
7には、前面部37bにおいてドアミラー59が取付け
られている一方、後端側部分58は、図13に示すよう
に、ドアパネル7の厚み方向内方に、前端側部分57よ
りも引込んでおり、その引込み長さはウィンドウ25の
厚みよりも多少、長くされている。
【0019】上記後端側部分58には、前面部37bに
おいてシール部材としてのウェザーストリップ55bが
設けられていると共にストライカ進入孔52bが形成さ
れている。ウェザーストリップ55bは、後端側部分5
8の外周縁部に突設されており、このウェザーストリッ
プ55bはウィンドウ25の閉時に、該ウィンドウ25
と当接して、シール機能を発揮するようになっている。
ストライカ進入孔52bは、上記ウェザーストリップ5
5bの範囲内に配設されており、このストライカ進入孔
52bも、前記ストライカ進入孔52a同様、縦長のス
リットとされ、その周縁部にはリブ53bが突設されて
いる。
【0020】上記ストライカ進入孔52bに対応して、
フロント側コーナブラケット33bにもウィンドウ用ラ
ッチ54bが設けられている。このラッチ54bは、コ
ーナブラケット33b内において背面部35b内面にボ
ルト等を用いて取付けられており、そのラッチ54bの
係合部は、上記ストライカ進入孔52bに臨まされてい
る。尚、上記ボルト等は車室内側からねじ込まれるが、
そのボルト等は、図12に示すようにインナーガニッシ
ュ60により覆い隠される。
【0021】前記ウィンドウ25の内面には、図1、図
11、図13に示すように前端側先端部と後端側先端部
とにおいて、被係合部材としてのストライカ61a、6
1bがそれぞれ設けられている。ストライカ61aは、
ウィンドウ25の揺動に伴って、リア側コーナブラケッ
ト33aのストライカ進入孔52aから進入して、ラッ
チ54aに係合されるようになっており、ストライカ6
1bも同様に、ストライカ進入孔52bから進入してラ
ッチ54bに係合されるようになっている。このとき、
ウィンドウ25の前側先端部がフロント側コーナブラケ
ット33bの後端側部分58(ウェザーストリップ55
b)上に当接することになるが、前端側部分57表面と
ウィンドウ25表面とは面一なるようになっている。
【0022】前記サイドドア6の内面には、図2に示す
ようにインナハンドル62が取付けられている。このイ
ンナハンドル62は、既知の如くドアラッチに連係され
ているだけでなく、インナロッド63a、63bを介し
てラッチ54aと54bにも連係されており、インナハ
ンドル62を操作することにより、サイドドア6を開く
ことができるだけでなく、同時にウィンドウ25のスト
ライカ62a(61b)とラッチ54a(54b)との
係合関係も解除できることになっている。
【0023】一方、車外からのウィンドウ25のストラ
イカ61a(61b)とラッチ54a(54b)との係
合解除には、いわゆるキーレスエントリシステムが採ら
れている。このため、図2に示すように前記インナロッ
ド63a、63bに対してアクチュエータ64が連係さ
れ、そのアクチュエータ64は、車外における送信機6
5からの信号をうける受信部66に基づいて作動するよ
うになっている。勿論、この場合、サイドドア6につい
ても、同時に開くようにしてもよい。
【0024】また、本実施例においては、図10に示す
ように、前記モジュラーモール28に突部67が設けら
れており、これにより、ウィンドウ25の閉時に、前記
突部67のバックプレッシャが高められて、該突部67
とコ−ナブラケット33aとの間のシ−ル性の向上が図
られている。さらに、本実施例においては、図13に示
すように、フロントピラーアウタ68とフロントピラー
インナ69との接合部にウェザーストリップ70が取付
けられるが、ウェザーストリップ70のシール部とコー
ナブラケット33bの背面部35bとはサイドドア6の
開閉方向に対してそれぞれ面直に形成されており、これ
により、サイドドア6の開閉時の前記ウェザ−ストリッ
プ70のたくれ等が防止され、シール性能が高められて
いる。
【0025】したがって、上記のような構造において
は、ルーフ開口5から、側部開口3であってサイドドア
6よりも上方部分にかけての開口領域が一枚のウィンド
ウ25だけにより連続的に覆われ、そこには、サッシュ
等は存在しない。これにより、いままで以上の解放感が
得られることになる。その一方、上記開口領域を一枚の
ウィンドウ25だけにより覆うことから、ルーフ開口5
と側部開口3とをそれぞれ単独の部材により覆う場合の
ように、該両者間における止水性を考慮する必要はなく
なる。しかも、本実施例においては、ウィンドウ25の
基端部25aが2個のヒンジ26を介してルーフ部4a
に支持されている一方、該ウィンドウ25の先端部25
bが、該先端部25bに設けられるストライカと、コー
ナブラケット33a(33b)に設けられるラッチ54
a(54b)とによりロックされることから、サッシュ
等を設けなくても、いわゆる吸込み現象により、ウィン
ドウ25が振れることはない。このため、止水性に関
し、ウィンドウ25の先端部25bとサイドドア6との
間において、新たな問題が発生することもない。
【0026】また、上記のように、ウィンドウ25の基
端部5aが前後方向両端部において2個のヒンジ26を
介してルーフ部4aに支持され、ウィンドウ25の先端
部25aが前後方向両端部においてストライカ61a
(61b)、ラッチ54a(54b)を介してコーナブラ
ケット33a(33b)に支持されることになり、ウィ
ンドウ25は、その四隅が支持されることになる。この
ため、支持性が向上することになる。その一方、ウィン
ドウ25を開くに際しては、ラッチ54a(54b)と
ストライカ61a(61b)との両方の係合解除は、車
外からは、キーレスエントリシステムに基づき、また、
車室内からはインナハンドル62、インナロッド63
a、63bに基づいて、同時に行われることになり、ラ
ッチ54a(54b)とストライカ61a(61b)と
を2組設けても、個々に操作を行う必要はない。しか
も、この場合、車室内からウィンドウ25を開く場合
に、インナハンドル62を利用することから、サイドド
ア6に関しての係合解除も同時に行われることになり、
操作性は、いままでより低下することもない。
【0027】さらに、ラッチ54a(54b)をコーナ
ブラケット33a(33b)に設ける一方、ストライカ
61a(61b)をウィンドウ25に設けるようにした
ことから、ラッチ54a(54b)をウィンドウ25に
設ける場合のように、操作ロッド等の解除機構をウィン
ドウ25に配設する必要がなくなり、ウィンドウ25を
介しての視界を広げることができることになる。
【0028】また、解放感をより高めようとすれば、ウ
ィンドウ25の先端部25bを延ばして該ウィンドウ2
5の面積を増大することにより達成できるが、このと
き、コーナブラケット33a(33b)をドアパネルに
上方に突出するようにして設け、そのコーナブラケット
33a(33b)にアウタハンドル50を設けるように
したから、身をかがめてサイドドア6の開閉操作を行わ
なくてもすむことになり、より解放感を高めるとして
も、サイドドア6の開閉操作を低下させなくてもよくな
る。
【0029】さらに、ウィンドウ25が、閉時に、アウ
タハンドル50を覆うことから、雨水等がアウタハンド
ル50にかかることを防止できると共に、不正解錠行為
も未然に防止できることになる。
【0030】さらにまた、リア側コーナブラケット33
aにおいては、該コーナブラケット33a内にウィンド
ウ用ラッチ54aを設け、そのラッチ54aに臨むハン
ドルベース45にストライカ進入孔52aを形成してお
り、また、フロント側コーナブラケット33bにおいて
は、該コーナブラケット33b内にウィンドウ用ラッチ
54bを設け、そのラッチ54bに臨むようにして該コ
ーナブラケット34bの前面部37bにストライカ進入
孔52bを形成していることから、いずれの場合にも、
ラッチ54a、54bを外方側に突出させた状態で設け
ることはなくなり、見栄えが向上することになる。しか
も、上記両ラッチ54a、54bは、サイドドア6側に
設けられることから、操作ロッド等のラッチ解除機構を
サイドドア6内に収納できることになり、このことから
も、見栄えが向上することになる。
【0031】また、各ストライカ進入孔52a(52
b)の周縁部にリブ53a(53b)が設けられ、しか
も、各コーナブラケット33a(33b)の外周縁部に
ウェザーストリップ55a(55b)が設けられている
ことから、高いシール性が担保できることになり、雨水
等が各コーナブラケット33a(33b)内に侵入する
ことを確実に防止できることになる。
【0032】さらに、各コーナブラケット33a(33
b)は、剛性の高い合わせ部16a、16b(18a、
18b)に固定されており、各コーナブラケット33
a、(33b)の支持剛性を向上させることができるこ
とになる。しかも、ドアラッチレインフォースメント1
5及びドアヒンジレインフォースメント17の断面形状
が略コ字形状とされ、その各レインフォースメント1
5、17の各端部がドアパネル7におけるアウタパネル
8、インナパネル9のフランジ10、11に接合されて
いることから、ドアラッチ、ドアヒンジ等の応力の分散
を高めることが出来ることになる。
【0033】また、フロント側コーナブラケット33b
の前面部37aにおいては、後端側部分58が前端側部
分57よりも引込んでいて、ウィンドウ25を閉じたと
きウィンドウの表面と前端側部分57における前面部3
7aとが面一となり、いわゆるフラッシュサフェース化
を可能とすることができることになる。
【0034】以上実施例について説明したが本発明にあ
っては次のようなものを包含する。 コーナブラケットを、フロント側またはリア側コーナ
ブラケット33a、33bのうちのいずれか一方とした
り、又は該コーナブラケットを3個以上取付けること。 ヒンジ26を、1個又は3個以上とすること。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上述べたように、止水性に関
し、問題を生じさせることなく、より高い解放感を得る
ことができる車両の車体構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る構造が適用された自動車
を示す斜視図。
【図2】本発明の実施例に係る構造の要部を説明する部
分拡大図。
【図3】図2のA−A線拡大断面図。
【図4】サイドドアの後端側における構造を説明する説
明図。
【図5】サイドドアの前端側における構造を説明する説
明図。
【図6】ウィンドウ外周縁部に取付けるモジュラーモー
ルの取付域を説明する説明図。
【図7】図6のB−B線拡大断面図。
【図8】図6のC−C線拡大断面図。
【図9】図6のD−D線拡大断面図。
【図10】図2のE−E線拡大断面図。
【図11】図2のF−F線拡大断面図。
【図12】フロント側コーナブラケットの構造及び該コ
ーナブラケットに対するドアミラー等の取付関係を説明
する図。
【図13】図2のG−G線拡大断面図。
【符号の説明】
1 自動車 2 側部 3 側部開口 4 ルーフ 5 ル−フ開口 6 サイドドア 25 ウィンドウ 25b ウィンドウ先端部 26 ヒンジ 33a リア側コーナブラケット 33B フロント側コーナブラケット 54a ラッチ 54b ラッチ 61a ストライカ 61b ストライカ 62 インナハンドル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ル−フに、車体の側部開口に連続するよ
    うにしてル−フ開口が形成され、 前記車体の側部に、前記側部開口における下方部分を開
    閉するサイドドアが取付けられ、 前記ル−フに、前記側部開口であって前記サイドドアよ
    りも上方部分及び前記ル−フ開口を開閉するウィンドウ
    が、車幅方向内方側において揺動可能に支持され、 前記サイドドアに、前記ウィンドウ先端部の揺動領域に
    臨むようにしてブラケットが取付けられ、 前記ブラケットに、係合部材又は被係合部材の一方が設
    けられ、 前記ウィンドウの先端部に、前記係合部材又は前記被係
    合部材の他方が該係合部材又は該被係合部材の一方に対
    して係合可能に設けられている、ことを特徴とする車両
    の車体構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ウィンドウは、車体前後方向両端部において、前記
    ル−フに対して少なくとも2個のヒンジを介して支持さ
    れ、 前記ブラケットは、前記サイドドア上部に車体前後方向
    両端側においてそれぞれ設けられ、 前記係合部材又は前記被係合部材の他方は、前記ウィン
    ドウの先端部に前記各ブラケットにおける係合部材又は
    被係合部材の一方に対してそれぞれ設けられている、こ
    とを特徴とする車両の車体構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記両ブラケットにおける係合部材又は被係合部材の一
    方のそれぞれに対して、車室内におけるインナハンドル
    が、該係合部材または該被係合部材の一方と他方との係
    合関係をも解除できるように連係されている、ことを特
    徴とする車両の車体構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記係合部材又は前記被係合部材の一方がラッチとさ
    れ、 前記係合部材又は前記被係合部材の他方がストライカと
    されている、ことを特徴とする車両の車体構造。
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