JPH05178079A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JPH05178079A
JPH05178079A JP4000237A JP23792A JPH05178079A JP H05178079 A JPH05178079 A JP H05178079A JP 4000237 A JP4000237 A JP 4000237A JP 23792 A JP23792 A JP 23792A JP H05178079 A JPH05178079 A JP H05178079A
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JP
Japan
Prior art keywords
air
duct
outside air
window glass
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP4000237A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihisa Kokubo
彰久 小久保
Hideo Ota
秀夫 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
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Publication of JPH05178079A publication Critical patent/JPH05178079A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防曇性能を改善して、暖房フィーリングを向
上させた車両用空気調和装置を提供する。 【構成】 この車両用空気調和装置1は、DEF吹出口
5に内気を導く送風ダクト2の他に、外気を導く外気ダ
クト14が設けられている。外気ダクト14は、この外
気ダクト14を介してDEF吹出口5に導かれた外気
が、送風ダクト2を介してDEF吹出口5に導かれた内
気より窓ガラス4の内面側に吐出されるようにDEF吹
出口5に開口されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用空気調和装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】車室内の温度を常に設定温度に保つよう
に自動制御するオートエアコンでは、暖房運転時には、
窓ガラスの曇りを防止するために全外気導入が前提とさ
れている。そして、取り入れた外気は、ヒータコアで加
熱された後、足元吹出口(以下FOOT吹出口と呼ぶ)
へ80%、デフロスタ吹出口(以下DEF吹出口と呼
ぶ)へ20%程度の風量配分で供給され、窓ガラスが曇
る場合には、DEF吹出口側の風量割合を増加させる制
御が行なわれている(特公平1−27891号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、窓ガラスの
曇りを防止するためにDEF吹出口側の風量割合を増加
させると、FOOT吹出口側の風量が低下することで足
元が寒くなり、暖房フィーリングが悪化する。FOOT
吹出口側の風量を確保しながらDEF吹出口側の風量も
増加させるようにすると、外気導入量が増加することに
なり、そのため、車室内空気の湿度が低下して、乗員が
喉の渇きによる不快感を感じる虞がある。また、アイド
リング状態等の低負荷時で暖房熱量を十分に確保できな
いような場合にむやみに外気導入量を増やすと、換気ロ
スが増大して供給熱量に対する空調負荷のバランスが取
れなくなる。その結果、ヒータ吹出し温度および車室内
温度の低下を招くという課題を有していた。一方、高負
荷時においてDEF吹出口側風量を増加させると、顔の
火照りによる不快感を感じることがある。本発明は、上
記事情に基づいて成されたもので、その目的は、防曇性
能を改善して、暖房フィーリングを向上させた車両用空
気調和装置の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、車両の窓ガラス内面に向かって送風空気
を吹き出すデフロスタ吹出口と、このデフロスタ吹出口
に送風空気を導く送風ダクトとを備えた車両用空気調和
装置において、前記デフロスタ吹出口に外気のみを導く
外気ダクトと、この外気ダクト内に外気を取り入れて前
記デフロスタ吹出口に向かって送風する送風機とを設け
るとともに、前記外気ダクトは、前記外気ダクトを介し
て前記デフロスタ吹出口に導かれた外気が前記送風ダク
トを介して前記デフロスタ吹出口に導かれた送風空気よ
り前記窓ガラス内面側に吐出されるように前記デフロス
タ吹出口に開口することを技術的手段とする。
【0005】
【作用】上記構成より成る本発明の車両用空気調和装置
は、窓ガラスの曇りが生じた場合には、外気ダクトを介
して低湿度な外気を窓ガラスの内面に吐出することがで
きる。この時、送風ダクトを介してデフロスタ吹出口に
導かれた送風空気の上昇力によって、外気ダクトより窓
ガラス内面側に吐出される外気の下降が抑制されるた
め、窓ガラス内面に沿って低湿度な外気が流れるように
なる。
【0006】
【実施例】次に、本発明の車両用空気調和装置の一実施
例を図1ないし図4を基に説明する。図1は車両用空気
調和装置の全体構成図である。本実施例の空気調和装置
1は、乗員が希望温度を設定することによって、車室内
温度を常に設定温度に保つように自動制御するオートエ
アコンである。この空気調和装置1は、車室内に送風空
気を導く送風ダクト2、および送風ダクト2内に車室内
空気(内気)を取り入れて車室内に向かって送風する送
風機3を備える。
【0007】送風ダクト2の下流端は、車室内に開口す
る複数の吹出口に連通されている。その吹出口は、車両
の窓ガラス4(図3参照)内面に向かって送風空気を吹
き出すDEF吹出口5、乗員の足元に向かって送風空気
を吹き出すFOOT吹出口6、主に乗員の上半身に向か
って送風空気を吹き出すVENT吹出口(図示しない)
が設けられている。送風ダクト2の上流端には、送風ダ
クト2内に内気を導入するための内気導入口7が形成さ
れている。送風ダクト2内には、冷凍サイクルの冷媒蒸
発器8、エンジン冷却水を熱源とする加熱器9が配され
るとともに、加熱器9への送風量を調節するエアミック
スダンパ10、およびDEF吹出口5への送風量を調節
するDEF用ダンパ11が設けられている。なお、エア
ミックスダンパ10およびDEF用ダンパ11は、それ
ぞれサーボモータ12、13によって駆動される。
【0008】また、この空気調和装置1には、送風ダク
ト2とは別に外気のみをDEF吹出口5に導く外気ダク
ト14と、外気導入口15より外気ダクト14内に外気
を取り入れてDEF吹出口5に向かって送風する送風機
16が設けられている。外気ダクト14は、この外気ダ
クト14を介してDEF吹出口5に導かれた外気が、送
風ダクト2を介してDEF吹出口5に導かれた内気より
窓ガラス4内面側に吐出されるようにDEF吹出口5に
開口されている(図3参照)。上記構成を成す空気調和
装置1は、車室内空気の相対湿度を検出する湿度センサ
17、窓ガラス4の内面側温度を検出するガラス温度セ
ンサ18、およびその他の各種センサ(温度設定レバ
ー、内気センサ、日射センサ、外気センサ等)からの情
報を基に、上述の送風機3、送風機16、サーボモータ
12、サーボモータ13、冷凍サイクル等を制御するマ
イクロコンピュータ19を備える。
【0009】ここで、暖房運転時におけるマイクロコン
ピュータ19の作動を、図2に示すフローチャートを基
に説明する。まず、ステップS1で初期設定を行なった
後、湿度センサ17およびガラス温度センサ18からの
信号を基に窓ガラス4近傍の相対湿度RHgを算出する
(ステップS2)。そして、ステップS2で算出した相
対湿度RHgが目標相対湿度(例えばRHg=80%)
となるように、送風機16による外気導入量を設定する
(ステップS3)。次に、DEF吹出し温度が適正(乗
員が顔の火照りを感じない程度)となるように加熱器9
で昇温された内気をDEF吹出口5に導くために、サー
ボモータ13を制御してDEF用ダンパ11の開度を調
整する(ステップS4)。一方、内気側では、車室内温
度が設定温度になるのに必要な吹出空気の目標温度を演
算し、送風機3を制御するとともに、サーボモータ12
を制御してエアミックスダンパ10の開度を調整する。
【0010】次に、本実施例の作動を説明する。暖房運
転時において、窓ガラス4近傍の相対湿度RHgが目標
相対湿度より高い場合(窓ガラス4に曇りが生じる場
合)には、送風機16を作動させて外気をDEF吹出口
5に導く。低湿度な外気をDEF吹出口5に導くことに
より、窓ガラス4近傍の相対湿度が低下し、目標相対湿
度まで低下することにより、窓ガラス4の曇りが解消さ
れる。この時、外気ダクト14を介してDEF吹出口5
に導かれた外気が、送風ダクト2を介してDEF吹出口
5に導かれた内気より窓ガラス4内面側に吐出されるこ
とから、図3に示すように、内気(温風)の上昇力によ
って、窓ガラス4内面側に吐出される外気(冷風)の下
降が抑制される。これにより、窓ガラス4内面に沿って
低湿度な外気が流れるようになるため、図4に示すよう
に、窓ガラス4の広範囲に亘って、従来より窓ガラス4
近傍の相対湿度が低下し、防曇性能の向上を実現するこ
とができる。なお、図4の縦軸に示すA、B、Cは、図
3に示す窓ガラス4の各点A、B、Cに対応する。ま
た、車室内の暖房は、送風ダクト2を介して車室内に吹
き出される内気温風によって行なわれるため、窓ガラス
4の曇り防止のために乗員が顔の火照りを感じたり、足
元の暖房効果が低下したりするようなことはない。
【0011】次に、本発明の第2実施例を説明する。図
5は本実施例に係る空気調和装置1の全体構成図であ
る。本実施例では、冷媒蒸発器8および加熱器9を送風
ダクト2と外気ダクト14の両方に亘って配設したもの
で、両ダクト2、14への分割比は任意に設定すること
ができる。この場合、DEF吹出口5で内気と混合する
ことなく、外気のみの低湿度で高温な吹出風が得られ
る。なお、上記第1実施例および第2実施例では、送風
ダクト2内に内気のみを導入する構造としたが、内外と
外気とを選択して導入する構造としても良い。湿度セン
サ17を設ける代わりに、乗員数センサを用いて車室内
空気の相対湿度を求めても良い。また、窓ガラス4の内
面側温度は、外気温度と車速を基に演算して求めても良
い。送風ダクト2と外気ダクト14とは分離して設置す
ることも可能である。
【0012】
【発明の効果】本発明の車両用空気調和装置は、低湿度
な外気を窓ガラス内面に沿って流すことにより窓ガラス
の曇りを防止することができるため、従来のようにDE
F吹出口側風量を増加させたり、足元の暖房効果を確保
するために外気導入量を増やす必要がない。従って、乗
員が顔の火照りを感じたり、喉の渇きを覚えたりするこ
とがなく、従来より暖房フィーリングを向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空気調和装置の全体構成図である。
【図2】マイクロコンピュータの作動を示すフローチャ
ートである。
【図3】DEF吹出口からの空気の流れを示す説明図で
ある。
【図4】窓ガラス近傍の相対湿度を示すグラフである。
【図5】本発明の第2実施例を示す車両用空気調和装置
の全体構成図である。
【符号の説明】
1 車両用空気調和装置 2 送風ダクト 4 窓ガラス 5 DEF吹出口 14 外気ダクト 16 送風機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の窓ガラス内面に向かって送風空気を
    吹き出すデフロスタ吹出口と、このデフロスタ吹出口に
    送風空気を導く送風ダクトとを備えた車両用空気調和装
    置において、 前記デフロスタ吹出口に外気のみを導く外気ダクトと、
    この外気ダクト内に外気を取り入れて前記デフロスタ吹
    出口に向かって送風する送風機とを設けるとともに、前
    記外気ダクトは、前記外気ダクトを介して前記デフロス
    タ吹出口に導かれた外気が前記送風ダクトを介して前記
    デフロスタ吹出口に導かれた送風空気より前記窓ガラス
    内面側に吐出されるように前記デフロスタ吹出口に開口
    することを特徴とする車両用空気調和装置。
JP4000237A 1992-01-06 1992-01-06 車両用空気調和装置 Pending JPH05178079A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013227006A (ja) * 2012-04-26 2013-11-07 Honda Motor Co Ltd 車両用空気調和装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013227006A (ja) * 2012-04-26 2013-11-07 Honda Motor Co Ltd 車両用空気調和装置
US9649907B2 (en) 2012-04-26 2017-05-16 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle air-conditioner

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