JPH05174730A - 偏向ヨーク装置 - Google Patents

偏向ヨーク装置

Info

Publication number
JPH05174730A
JPH05174730A JP35705391A JP35705391A JPH05174730A JP H05174730 A JPH05174730 A JP H05174730A JP 35705391 A JP35705391 A JP 35705391A JP 35705391 A JP35705391 A JP 35705391A JP H05174730 A JPH05174730 A JP H05174730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
ringing
removing device
deflection yoke
bobbin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35705391A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Otsu
信二 大津
Haruyasu Yabushita
晴康 藪下
Tsutomu Takahashi
勉 高橋
Masahiro Murakami
政宏 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP35705391A priority Critical patent/JPH05174730A/ja
Publication of JPH05174730A publication Critical patent/JPH05174730A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リンギングを除去するリンギング除去装置7
を偏向ヨークの基板に装着してリンギング除去装置7を
偏向ヨークと一体化する。 【構成】 コイルボビン8に偏向コイルの入力電流が流
れる第1のコイル巻線と偏向コイルの出力電流が流れる
第2のコイル巻線とを巻回形成し、このコイル巻線が形
成されたコイルボビン8をコア13aの磁脚に嵌合装着
し、リンギング除去装置7を形成する。前記コイルボビ
ン8にはフック17を突設し、このフック17の爪部18を偏
向ヨーク側の基板の係合受部に係合させてリンギング除
去装置7を偏向ヨークの基板に係合装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機や
ディスプレイ装置に使用される偏向ヨーク装置に関し、
特に、リンギング除去装置を備えた偏向ヨーク装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図8にはリンギング除去装置を備えた従
来の偏向ヨーク装置が示されている。同図において、水
平偏向コイルと垂直偏向コイルを備えた偏向ヨーク1の
ネック側には端子板やプリント基板等からなる基板2が
固定されており、この基板2に水平偏向コイルと垂直偏
向コイルの端末が引き出されて固定されている。そし
て、基板2には水平偏向コイルと垂直偏向コイルのリー
ド3が接続されており、このリード3の先端側にはコネ
クタ4が取り付けられ、このコネクタ4を利用して水平
偏向コイルと垂直偏向コイルはリード3を介して図示さ
れていないテレビセットの基板に接続されている。そし
て、基板2とコネクタ4の間には垂直偏向コイル又は水
平偏向コイルのリード3を利用してリンギング除去装置
5が形成されている。
【0003】このリンギング除去装置5はドーナッツ上
のコア6に水平偏向コイル又は垂直偏向コイルの入力電
流が流れるリード3と、同じ偏向コイルの出力電流が流
れるリード3を手巻きによりバイファイラ状に巻いて形
成したものである。
【0004】このリンギング除去装置5は、フライバッ
クトランス(図示せず)の影響により、あるいは水平偏
向コイルと垂直偏向コイルとの線間干渉等の影響によっ
て、偏向電流に発生する高調波を、偏向コイルの入力電
流によって発生する磁界と偏向コイルの出力電流によっ
て発生する磁界とを逆向きに発生させて互いに打ち消
し、前記高調波を消失させてリンギング(画面の縞模
様)を除去するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記リ
ンギング除去装置5は、ドーナッツ状のコアを使用して
いるため、このコアに偏向コイルのリード3を手巻きに
よって巻回形成しなければならず、その作業が非常に煩
雑で作業能率が悪く、コイル巻きの自動化を図る上で支
障となっていた。
【0006】また、リンギング除去装置5は偏向ヨーク
1の基板2とコネクタ4との間に宙吊り状態となるため
に、ぶらぶらして安定性が悪く、近くの回路部品に揺れ
動いて衝突したり、コア6等の重みがリード3に伝わ
り、リード3と基板2とのハンダ接続部に引っ張り力が
加わり、剥がれ易くなるという問題があった。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、リンギング除去装置
のコイル巻き作業の容易化を図ることができ、さらに、
リンギング除去装置を宙吊り状態にせずに安定に固定す
ることができる偏向ヨーク装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次のように構成されている。すなわち、本
発明の偏向ヨーク装置は、偏向コイルの入力電流が流れ
る第1のコイル巻線と偏向コイルの出力電流が流れる第
2のコイル巻線とがコイルボビンに巻回形成され、この
コイル巻線が巻かれたコイルボビンがコアに装着されて
リンギング除去装置が形成されており、前記ボビンには
取り付け部が設けられ、この取り付け部を利用してリン
ギング除去装置が偏向ヨークの基板に装着されているこ
とを特徴として構成されている。
【0009】
【作用】上記構成の本発明において、第1のコイル巻線
には偏向コイルの入力電流が流れ、第2のコイル巻線に
は偏向コイルの出力電流が流れて互いのコイル巻線から
逆向きの磁界が発生して打ち消し合い、偏向電流に高調
波が発生しても、その高調波は前記磁界の打ち消し作用
によって消失する。本発明では、第1および第2のコイ
ル巻線はボビンに巻かれるので、自動巻きが可能とな
り、また、リンギング除去装置は宙吊り状態にせずに、
偏向ヨークの基板に安定的に固定される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、この実施例の説明において、従来例と同一
の部分には同一符号を付し、その重複説明は省略する。
図1には本発明に係る偏向ヨーク装置の一実施例の構成
が示され、図2には同実施例装置を構成するリンギング
除去装置が示されている。本実施例において特徴的なこ
とは、偏向ヨーク1のネック側に固定されている端子板
やプリント基板からなる基板2にリンギング除去装置7
を固定し、リンギング除去装置7を偏向ヨーク1と一体
化したことである。
【0011】本実施例のリンギング除去装置7は、コイ
ルボビン8に水平偏向コイル又は垂直偏向コイルの入力
電流が流れる第1のコイル巻線と、同じ偏向コイルの出
力電流が流れる第2のコイル巻線とを分離状に、又はバ
イファイラ状に巻いてリンギング除去コイル12を形成
し、このリンギング除去コイル12、つまり、第1のコイ
ル巻線と第2のコイル巻線とが巻回形成されたコイルボ
ビン8をコア13に嵌合装着したものである。
【0012】図4の(a)に示すように、前記第1のコ
イル巻線10と第2のコイル巻線11をバイファイラ状に巻
くときにはコイル巻線10,11をコイルボビン8の巻胴部
14に一緒に巻いて行けばよいが、第1のコイル巻線10と
第2のコイル巻線11を分離して巻く場合には、図4の
(b)に示すように、コイルボビン8の巻胴部14の中央
部に鍔15を設けて巻線領域を区分し、一方側の巻線領域
には第1のコイル巻線10を、他方の巻線領域には第2の
コイル巻線11を巻くようにしてもよく、あるいは第1の
コイル巻線10と第2のコイル巻線11をそれぞれ別個のコ
イルボビンに巻くことによってリンギング除去コイル12
を形成することができる。
【0013】このリンギング除去コイル12が装着される
コアは図3に示すように各種の形態を採り得るもので、
例えば同図の(a)はE型コア13a同士を突き合わせて
リンギング除去コイル12を中央磁脚16に装着したもので
あり、同図の(b)はE型コア13aとI型コア13bを組
み合わせ、E型コア13aの中央磁脚16にリンギング除去
コイル12を装着したものであり、同図の(c)はU型コ
ア13c同士を突き合わせ、その磁脚にリンギング除去コ
イル12を装着したものである。また、同図の(d)はI
型コア13bとU型コア13cを組み合わせ、U型コア13c
の磁脚にリンギング除去コイル12を嵌合装着したもので
あり、同図の(e)はI型コア13bにリンギング除去コ
イル12を嵌合装着して、リンギング除去装置7を形成し
たものである。
【0014】この実施例では、図2に示す如く、コイル
ボビン8に取り付け部としてのフック17が突設されてお
り、一方、偏向ヨーク1の基板2側には図5に示すよう
に、このフック17の爪部18と係合する係合孔等の係合受
部20が設けられており、この爪部18と係合受部20との係
合により、リンギング除去装置7は基板2に係合固定さ
れるのである。
【0015】この実施例によれば、従来例と同様に、第
1のコイル巻線10と第2のコイル巻線11からそれぞれ発
生する磁界は逆向きとなって打ち消し合い、この磁界の
打ち消し作用によって高調波が消失されてリンギングの
発生が防止されるが、この実施例では、第1のコイル巻
線10と第2のコイル巻線11をコイルボビン8に巻いてリ
ンギング除去コイル12を形成するものであるため、コイ
ル巻線10,11を巻線機を用いて自動巻きすることが可能
となり、コイル巻線作業の容易化と省力化が図れ、その
作業効率を大幅に高めることが可能となる。
【0016】また、コイルボビン8が装着されるコア13
はE型,I型,U型等のコア13a,13b,13cを用いて
分割型に形成するか、あるいはI型コア13bのみを用い
て構成されるので、リンギング除去コイル12をコアに嵌
合装着する作業も自動化が可能となる。
【0017】さらに、この実施例では、リンギング除去
装置7はフック17を用いて基板2に係合装着されるもの
であるから、リンギング除去装置7は基板2にぶらぶら
せず安定的に固定されることとなり、また、フック17の
爪部18と係合受部20とを係合させるだけの操作でよいの
で、リンギング除去装置7を基板2に係合装着する作業
も非常に容易となる。
【0018】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
実施例では、コイルボビン8に形成する取り付け部をフ
ック17によって構成したが、例えば、図6に示すよう
に、コイルボビン8に端子取り付け部21を形成し、この
端子取り付け部21に端子22を植設し、この端子22を基板
2の挿入孔19に圧入してリンギング除去装置7を基板2
に固定するようにしてもよい。
【0019】また、偏向ヨーク1に取り付けるリンギン
グ除去装置7の取り付け位置は特に限定されるものでな
く、図7に示すように、偏向ヨーク1の例えばネック側
の上側,下側,右側,左側,右斜め上側,右斜め下側,
左斜め上側,左斜め下側等、基板2が偏向ヨークのボビ
ンに取り付け可能な位置であればどこに取り付けてもよ
い。
【0020】さらに、上記実施例ではコイルボビンにコ
イル巻線を巻いてリンギング除去コイルを形成している
が、このリンギング除去コイルは、コアの磁脚に直接コ
イル巻線10,11を巻回することにより形成することも可
能であり、この場合には、コイル巻線10,11の端末部を
基板2側に設けた穴に挿入してリンギング除去装置を基
板2に固定することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、リンギング除去装置のコイル
巻線をボビンに巻回形成するように構成したものである
から、コイル巻きの自動化が図れ、コイル巻き作業の容
易化とその作業効率を大幅に高めることが可能となる。
【0022】また、前記ボビンに設けた取り付け部を利
用してリンギング除去装置を偏向ヨークの基板に係合等
の手段により容易に取り付けることが可能となり、リン
ギング除去装置の偏向ヨークへの組み込み作業も容易と
なり、その自動組み込みも可能となる。
【0023】さらに、リンギング除去装置は偏向ヨーク
の基板に装着されるので、リンギング除去装置を安定固
定することができ、従来の宙吊り状態の配置方式に起因
する問題点を解消することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る偏向ヨーク装置の一実施例の構成
説明図である。
【図2】同実施例の装置を構成するリンギング除去装置
の構成説明図である。
【図3】同リンギング除去装置に使用されるコアの各種
形態例の説明図である。
【図4】同リンギング除去装置を構成するボビンの形態
例の説明図である。
【図5】同実施例におけるリンギング除去装置の取り付
け部の説明図である。
【図6】リンギング除去装置の他の実施例の説明図であ
る。
【図7】リンギング除去装置の各種配置例の説明図であ
る。
【図8】リンギング除去装置を備えた従来の偏向ヨーク
装置の説明図である。
【符号の説明】 1 偏向ヨーク 2 基板 7 リンギング除去装置 8 コイルボビン 10 第1のコイル巻線 11 第2のコイル巻線 12 リンギング除去コイル 13,13a〜13d コア 17 フック 18 爪部
フロントページの続き (72)発明者 村上 政宏 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏向コイルの入力電流が流れる第1のコ
    イル巻線と偏向コイルの出力電流が流れる第2のコイル
    巻線とがコイルボビンに巻回形成され、このコイル巻線
    が巻かれたコイルボビンがコアに装着されてリンギング
    除去装置が形成されており、前記ボビンには取り付け部
    が設けられ、この取り付け部を利用してリンギング除去
    装置が偏向ヨークの基板に装着されている偏向ヨーク装
    置。
JP35705391A 1991-12-25 1991-12-25 偏向ヨーク装置 Pending JPH05174730A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35705391A JPH05174730A (ja) 1991-12-25 1991-12-25 偏向ヨーク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35705391A JPH05174730A (ja) 1991-12-25 1991-12-25 偏向ヨーク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05174730A true JPH05174730A (ja) 1993-07-13

Family

ID=18452145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35705391A Pending JPH05174730A (ja) 1991-12-25 1991-12-25 偏向ヨーク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05174730A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR910002450B1 (ko) 편향요크
JPH05174730A (ja) 偏向ヨーク装置
JP2884871B2 (ja) テレビ受信装置
JPH05167873A (ja) リンギング除去装置
JPH03165428A (ja) ディスプレイ装置
JP2582726Y2 (ja) 偏向ヨーク装置
JP2813121B2 (ja) 偏向ヨーク
CN210489433U (zh) 可自动化绕线的骨架及变压器
JP2697732B2 (ja) 偏向ヨーク
JP2611196B2 (ja) Crt画像表示装置
KR0123343Y1 (ko) 편향요크
KR940006171A (ko) 편향요크
JPS60204110A (ja) ラインフイルタ
JPH0545007Y2 (ja)
US5173644A (en) Convergence correction apparatus
JPH0747785Y2 (ja) 偏向ヨーク装置
KR200144615Y1 (ko) 수직편향코일의 인출선 지지용 홀더
JPH0754993Y2 (ja) フライバックトランス
JPH0139385Y2 (ja)
JPH0622103B2 (ja) 偏向ヨ−ク装置
JP2588906Y2 (ja) ピン端子付巻枠及びそれを用いた電子部品
JPS6364250A (ja) 偏向ヨ−ク装置
JP4136027B2 (ja) コイルボビン
JPS6388811A (ja) フライバツクトランス装置
KR200154811Y1 (ko) 편향코일의 직렬연결 구조