JPH05172959A - 計時装置及び計時システム - Google Patents

計時装置及び計時システム

Info

Publication number
JPH05172959A
JPH05172959A JP35490991A JP35490991A JPH05172959A JP H05172959 A JPH05172959 A JP H05172959A JP 35490991 A JP35490991 A JP 35490991A JP 35490991 A JP35490991 A JP 35490991A JP H05172959 A JPH05172959 A JP H05172959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
identification information
information
movement start
moving body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35490991A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Sasaki
健 佐々木
Hideyuki Shoji
秀行 庄司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP35490991A priority Critical patent/JPH05172959A/ja
Priority to US07/990,916 priority patent/US5511045A/en
Publication of JPH05172959A publication Critical patent/JPH05172959A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)
  • Measurement Of Unknown Time Intervals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の移動体のトータル時間やスプリット時
間等を各移動体毎に正確に算出することを目的とする。 【構成】 リーダー装置30A〜30Fが、スタート地
点、中間地点及びゴール地点に設置され、各地点のリー
ダー装置30A〜30FからIDコードを含む電磁波が
IDコード装置に送信される。このIDコード装置は電
磁波を受け取ると、自己のIDコードを電磁波に含めて
リーダー装置30A〜30Fに送信する。リーダー装置
30A〜30Fは、受け取ったIDコードを計時・認識
処理装置10に送信し、計時・認識処理装置10がスプ
リットタイムやトータル時間、スタート合図からスター
ト地点通過までのタイムラグ時間及びトータル時間から
タイムラグ時間を減算した正式のトータル時間等を算出
する。算出した時間情報や着順情報をRAM17に記憶
し、またディスプレイ13等に表示出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は計時装置及び計時システ
ムに関し、詳細には、複数の移動体を各々識別しつつ、
各移動体の所定区間の移動時間等を計時する計時装置及
び計時システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、計時装置は、100メートル競走
及び200メートル競走等のスタートからゴールまでの
トータル時間の計時や、マラソン競走におけるスタート
からゴールまでのトータル時間及びマラソン競走の10
キロメートル毎の各スプリットタイムの計時等に使用さ
れ、さらに、検査物体等の移動体が所定の区間を移動す
るのに要する時間を計時するために使用されている。こ
のような従来の計時装置は、例えば、スタートからゴー
ルまでのトータル時間を計時するためには、スタートの
時点で計時装置の計時を開始させ、ゴールの時点で計時
装置の計時を停止させることにより、スタートからゴー
ルまでのトータル時間を計時している。この場合、複数
の競技者により競技するようなときには、計時装置が複
数の競技者のトータル時間を計時する必要があり、従
来、そのために、前記計時装置が、少なくとも競技者の
数だけの計時機能を備えている。そのような計時装置に
おいて、従来、複数の競技者により競技する場合には、
複数の競技者がスタートした時点で全ての計時機能の計
時を開始させ、競技者がゴールする毎に、計時機能を1
つずつ停止させている。このようにして停止させた複数
の競技者毎の計時時間に対して、人間が、競技者の順位
と照らし合わせて、どの計時時間がどの競技者に対応す
るかをチェックし、各競技者のトータル時間を決定して
いる。また、マラソン競争のように、多数の競技者に対
してトータル時間を計時するとともに、10キロメート
ル毎等の各スプリットタイムをも計時する競技において
は、計時装置が少なくとも競技者の数だけの計時機能を
備え、各競技者毎の計時機能により、スタートからゴー
ルまでのトータル時間を計時するとともに、各競技者に
ついて、10キロメートル毎等にスプリットタイムをも
計時する必要がある。この場合、従来の計時装置におい
ては、トータル時間の計時を上記トータル時間の計時を
行なう競技と同様の方法で行ない、スプリットタイムの
計時は、競技者が多数であり、競技の途中で競技者の順
位が頻繁に入れ替わることから、10キロメートル毎の
通過時間をトータル時間を計時する計時機能から人間が
読み取り、各競技者毎に、10キロメートル毎の通過時
間のリストを作って計算している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の計時装置にあっては、トータル時間を計時す
る競技においては、少なくとも競技者の数だけの計時機
能を利用して、各競技者がスタートしてからゴールする
までを計時し、競技者の順位と計時時間とを人間が対応
させることにより、各競技者のトータル時間を決定して
いたため、各競技者のトータル時間を決定するのに人間
が介在する必要があり、トータル時間を決定するまで、
時間がかかるとともに、トータル時間の決定が面倒で、
利用性が悪いという問題があった。また、マラソン等の
ように、多数の競技者が参加し、各競技者のトータル時
間とともに10キロメートル毎等のスプリットタイムを
も必要とする競技においては、トータル時間の決定に対
しては、上記と同様の問題があるとともに、スプリット
タイムの決定は、その大多数の処理を人間が行なわなけ
ればならず、実際上、正確なスプリットタイムを決定す
ることは困難であるという問題があった。そこで、本発
明は、複数の移動体を識別するとともに、その各移動体
の通過を検出して、その検出した移動体毎のトータル時
間やスプリット時間を計時して、移動体毎のトータル時
間やスプリット時間等を、人間が介在することなく、正
確、かつ容易に決定できるようにすることを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、計時装置において、請求項1記載の発明は、移動可
能な複数の移動体の移動開始時点を示すための移動開始
時点情報を受信する移動開始時点情報受信手段と、前記
複数の移動体が移動開始した後に通過すべき少なくとも
1ヵ所の通過地点に設置され、前記各移動体が通過する
都度、該各移動体からそれぞれ発信される移動体識別情
報を受信する識別情報受信手段と、これら識別情報受信
手段により前記各移動体毎に受信された前記移動体識別
情報の受信時点と前記移動開始時点情報受信手段により
受信された移動開始時点情報により示される移動開始時
点との間の所要時間を計測する時間計測手段と、この時
間計測手段により計測された所要時間を示す所要時間情
報と該所要時間情報に対応する前記移動体識別情報とを
出力する情報出力手段と、を備えたことを特徴としてい
る。請求項2記載の発明は、移動可能な複数の移動体が
移動開始した後に通過すべき少なくとも2ヵ所の通過地
点に設置され、前記各移動体が通過する都度、該各移動
体からそれぞれ発信される移動体識別情報を受信する識
別情報受信手段と、これら識別情報受信手段により前記
各移動体毎に受信された前記移動体識別情報の受信時点
間の所要時間を計測する時間計測手段と、この時間計測
手段により計測された所要時間を示す所要時間情報と該
所要時間情報に対応する前記移動体識別情報とを出力す
る情報出力手段と、を備えたことを特徴としている。請
求項3記載の発明は、移動可能な複数の移動体の移動開
始時点を示すための移動開始時点情報を受信する移動開
始時点情報受信手段と、前記複数の移動体が移動開始し
た後に最初に通過すべき移動開始地点に設置され、前記
各移動体が通過する都度、該各移動体からそれぞれ発信
される移動体識別情報を受信する識別情報受信手段と、
これら識別情報受信手段により前記移動体毎に受信され
た前記移動体識別情報の受信時点と前記移動開始時点情
報受信手段により受信された移動開始時点情報により示
される移動開始時点との間の所要時間を計測する時間計
測手段と、前記識別情報受信手段により受信された前記
移動体識別情報の受信時点と前記移動開始時点情報受信
手段により受信された移動開始時点情報により示される
移動開始時点との間のタイムラグを計測するタイムラグ
計測手段と、前記タイムラグ計測手段により計測された
タイムラグを示すタイムラグ情報と該タイムラグ情報に
対応する前記移動体識別情報とを出力する情報出力手段
と、を備えたことを特徴としている。請求項4記載の発
明は、移動可能な複数の移動体の移動開始時点を示すた
めの移動開始時点情報を受信する移動開始時点情報受信
手段と、前記複数の移動体が移動開始した後に通過すべ
き少なくとも2ヵ所の通過地点に設置され、前記各移動
体が通過する都度、該各移動体からそれぞれ発信される
移動体識別情報を受信する識別情報受信手段と、これら
識別情報受信手段により前記移動体から受信された前記
移動体識別情報の受信時点と前記移動開始時点情報受信
手段により受信された移動開始時点情報により示される
移動開始時点との間の所要時間を計測する時間計測手段
と、前記各識別情報受信手段のうち前記移動体が最初に
通過した前記識別情報受信手段により受信された前記移
動体識別情報の受信時点と前記移動開始時点情報受信手
段により受信された移動開始時点情報により示される移
動開始時点との間のタイムラグを計測するタイムラグ計
測手段と、前記時間計測手段によりた計測された所要時
間から前記タイムラグ計測手段により計測されたタイム
ラグを差し引いた正式所要時間を示す正式所要時間情報
と該正式所要時間情報に対応する前記移動体識別情報と
を出力する情報出力手段と、を備えたことを特徴として
いる。請求項5記載の発明は、移動可能な複数の移動体
が移動開始した後に通過すべき少なくとも2ヶ所の通過
地点に設置され、前記各移動体が通過する都度、該移動
体からそれぞれ発信される移動体識別情報を受信する識
別情報受信手段と、これら識別情報受信手段により前記
移動体から受信された前記移動体識別情報の受信時点を
示す通過時間情報と該通過時間情報に対応する前記移動
体識別情報とを出力する情報出力手段と、を備えたこと
を特徴としている。請求項6記載の発明は、移動可能な
複数の移動体が移動開始した後に通過すべき少なくとも
2ヶ所の通過地点に設置され、前記各移動体が通過する
都度、該移動体からそれぞれ発信される移動体識別情報
を受信する識別情報受信手段と、この識別情報受信手段
により前記移動体から受信された前記移動体識別情報の
受信時点に基づいて、前記移動体毎に通過着順を決定す
る通過着順決定手段と、この通過着順決定手段により決
定された通過着順を示す通過着順情報と該通過時間情報
に対応する前記移動体識別情報とを出力する情報出力手
段と、を備えたことを特徴としている。請求項7記載の
発明は、移動可能な複数の移動体の移動開始時点を示す
ための移動開始時点情報を受信する移動開始時点情報受
信手段と、前記複数の移動体が移動を開始した後に通過
すべき少なくとも2ヶ所の通過地点に設置され、前記各
移動体が通過する都度、該移動体からそれぞれ発信され
る移動体識別情報を受信する識別情報受信手段と、これ
ら識別情報受信手段により前記移動体から受信された前
記移動体識別情報の受信時点と前記移動開始時点情報受
信手段により受信された移動開始時点情報により示され
る移動開始時点との間の所要時間を計測する時間計測手
段と、前記各識別情報受信手段のうち前記移動体が最初
に通過した前記識別情報受信手段により受信された前記
移動体識別情報の受信時点と前記移動開始時点情報受信
手段により受信された移動開始時点情報により示される
移動開始時点との間のタイムラグを計測するタイムラグ
計測手段と、前記時間計測手段により計測された所要時
間から前記タイムラグ計測手段により計測されたタイム
ラグを差し引いた正式所要時間に基づいて、前記移動体
毎に通過着順を決定する通過着順決定手段と、この通過
着順決定手段により決定された通過着順を示す通過着順
情報と該通過時間情報に対応する前記移動体識別情報と
を出力する情報出力手段と、を備えたことを特徴として
いる。上記請求項1から請求項5記載の発明において
は、前記情報出力手段は、例えば、請求項8に記載する
ように、前記時間情報及び対応する前記移動体識別情報
を出力する表示手段であってもよく、また、請求項9に
記載するように、前記時間情報及び対応する前記移動体
識別情報を印刷する印刷手段であってもよい。さらに、
前記情報出力手段は、例えば、請求項10に記載するよ
うに、前記通過着順情報及び対応する前記移動体識別情
報を表示する表示手段であってもよく、また、請求項1
1に記載するように、前記通過着順情報及び対応する前
記移動体識別情報を印刷する印刷手段であってもよい。
また、前記複数の移動体は、例えば、請求項12に記載
するように、複数の走行体上にそれぞれ設けられる携帯
型情報機器であってもよい。計時システムにおいて、請
求項13記載の発明は、移動体識別情報を発信する複数
の移動体と、これら移動体の移動開始時点を示すための
移動開始時点情報を受信する移動開始時点情報受信手段
と、前記複数の移動体が移動開始した後に通過すべき少
なくとも1ヶ所の通過地点に設置され、前記各移動体が
通過する都度、該各移動体からそれぞれ発信される移動
体識別情報を受信する識別情報受信手段と、これら識別
情報受信手段により前記各移動体毎に受信された前記移
動体識別情報の受信時点と前記移動開始時点情報受信手
段により受信された移動開始時点情報により示される移
動開始時点との間の所要時間を計測する時間計測手段
と、この時間計測手段により計測された所要時間を示す
所要時間情報と該所要時間情報に対応する前記移動体識
別情報とを出力する情報出力手段と、を備えたことを特
徴としている。請求項14記載の発明は、移動体識別情
報を発信する複数の移動体と、これら移動体が移動した
後に通過すべき少なくとも2ヶ所の通過地点に設置さ
れ、前記各移動体が通過する都度、該各移動体からそれ
ぞれ発信される移動体識別情報を受信する識別情報受信
手段と、これら識別情報受信手段により前記移動体毎に
受信された前記移動体識別情報の受信時点間の所要時間
を計測する時間計測手段と、この時間計測手段により計
測された所要時間を示す所要時間情報と該所要時間情報
に対応する前記移動体識別情報とを出力する情報出力手
段と、を備えたことを特徴としている。請求項15記載
の発明は、移動体識別情報を発信する複数の移動体と、
これら移動体の移動開始時点を示すための移動開始時点
情報を受信する移動開始時点情報受信手段と、前記複数
の移動体が移動開始した後に最初に通過すべき移動開始
地点に設置され、前記各移動体が通過する都度、該各移
動体からそれぞれ発信される移動体識別情報を受信する
識別情報受信手段と、これら識別情報受信手段により前
記移動体毎に受信された前記移動体識別情報の受信時点
と前記移動開始時点情報受信手段により受信された移動
開始時点情報により示される移動開始時点との間の所要
時間を計測する時間計測手段と、前記識別情報受信手段
により受信された前記移動体識別情報の受信時点と前記
移動開始時点情報受信手段により受信された移動開始時
点情報により示される移動開始時点との間のタイムラグ
を計測するタイムラグ計測手段と、前記タイムラグ計測
手段により計測されたタイムラグを示すタイムラグ情報
と該タイムラグ情報に対応する前記移動体識別情報とを
出力する情報出力手段と、を備えたことを特徴としてい
る。請求項16記載の発明は、移動体識別情報を発信す
る複数の移動体と、これら移動体の移動開始時点を示す
ための移動開始時点情報を受信する移動開始時点情報受
信手段と、前記複数の移動体が移動開始した後に通過す
べき少なくとも2ヶ所の通過地点に設置され、前記各移
動体が通過する都度、該各移動体からそれぞれ発信され
る移動体識別情報を受信する識別情報受信手段と、この
識別情報受信手段により前記移動体から受信された前記
移動体識別情報の受信時点と前記移動開始時点情報受信
手段により受信された移動開始時点情報により示される
移動開始時点との間の所要時間を計測する時間計測手段
と、前記各識別情報受信手段のうち前記移動体が最初に
通過した前記識別情報受信手段により受信された前記移
動体識別情報の受信時点と前記移動開始時点情報受信手
段により受信された移動開始時点情報により示される移
動開始時点との間のタイムラグを計測するタイムラグ計
測手段と、前記時間計測手段により計測された所要時間
から前記タイムラグ計測手段により計測されたタイムラ
グを差し引いた正式所要時間を示す正式所要時間情報と
該正式所要時間情報に対応する前記移動体識別情報とを
出力する情報出力手段と、を備えたことを特徴としてい
る。請求項17記載の発明は、移動体識別情報を発信す
る複数の移動体と、これら移動体が移動開始した後に通
過すべき少なくとも2ヶ所の通過地点に設置され、前記
各移動体が通過する都度、該移動体からそれぞれ発信さ
れる移動体識別情報を受信する識別情報受信手段と、こ
の識別情報受信手段により前記移動体から受信された前
記移動体識別情報の受信時点を示す通過時間情報と該通
過時間情報に対応する前記移動体識別情報とを出力する
情報出力手段と、を備えたことを特徴としている。請求
項18記載の発明は、移動体識別情報を発信する複数の
移動体と、これら移動体が移動開始した後に通過すべき
少なくとも2ヶ所の通過地点に設置され、前記各移動体
が通過する都度、該移動体からそれぞれ発信される移動
体識別情報を受信する識別情報受信手段と、この識別情
報受信手段により前記移動体から受信された前記移動体
識別情報の受信時点に基づいて、前記移動体毎に通過着
順を決定する通過着順決定手段と、この通過着順決定手
段により決定された通過着順を示す通過着順情報と該通
過着順情報に対応する前記移動体識別情報とを出力する
情報出力手段と、を備えたことを特徴としている。請求
項19記載の発明は、移動体識別情報を発信する複数の
移動体と、これら移動体の移動開始時点を示すための移
動開始時点情報を受信する移動開始時点情報受信手段
と、前記複数の移動体が移動開始した後に通過すべき少
なくとも2ヶ所の通過地点に設置され、前記各移動体が
通過する都度、該移動体からそれぞれ発信される移動体
識別情報を受信する識別情報受信手段と、この識別情報
受信手段により前記移動体から受信された前記移動体識
別情報の受信時点と前記移動開始時点情報受信手段によ
り受信された移動開始時点情報により示される移動開始
時点との間の所要時間を計測する時間計測手段と、前記
各識別情報受信手段のうち前記移動体が最初に通過した
前記識別情報受信手段により受信された前記移動体識別
情報の受信時点と前記移動開始時点情報受信手段により
受信された移動開始時点情報により示される移動開始時
点との間のタイムラグを計測するタイムラグ計測手段
と、前記時間計測手段により計測された所要時間から前
記タイムラグ計測手段により計測されたタイムラグを差
し引いた正式所要時間に基づいて、前記移動体毎に通過
着順を決定する通過着順決定手段と、この通過着順決定
手段により決定された通過着順を示す通過着順情報と該
通過着順情報に対応する前記移動体識別情報とを出力す
る情報出力手段と、を備えたことを特徴としている。上
記請求項13から請求項16記載の発明において、前記
情報出力手段は、例えば、請求項20に記載するよう
に、前記時間情報及び対応する前記移動体識別情報を表
示する表示手段であってもよく、また、請求項21に記
載するように、前記時間情報及び対応する前記移動体識
別情報を印刷する印刷手段であってもよい。さらに、前
記情報出力手段は、例えば、請求項22に記載するよう
に、前記通過着順情報及び対応する前記移動体識別情報
を表示する表示手段であってもよく、また、請求項23
に記載するように、前記通過着順情報及び対応する前記
移動体識別情報を印刷する印刷手段であってもよい。
【0005】
【作用】請求項1及び請求項13記載の発明では、移動
可能な複数の移動体の移動開始時点を示すための移動開
始時点情報を移動開始時点情報受信手段により受信す
る。識別情報受信手段が、前記複数の移動体が移動開始
した後に通過すべき少なくとも1ヵ所の通過地点に設置
され、前記各移動体が通過する都度、該各移動体からそ
れぞれ発信される移動体識別情報を受信する。これら識
別情報受信手段により前記各移動体毎に受信された前記
移動体識別情報の受信時点と前記移動開始時点情報受信
手段により受信された移動開始時点情報により示される
移動開始時点との間の所要時間を時間計測手段により計
測し、この時間計測手段により計測された所要時間を示
す所要時間情報と該所要時間情報に対応する前記移動体
識別情報とを情報出力手段により出力する。この情報出
力手段としては、表示出力手段であってもよいし、印刷
手段であってもよい。したがって、複数の移動体が移動
した場合に、各移動体毎に、人間が介在することなく、
移動体の移動開始時点から識別情報受信手段を通過した
時点までの間の所要時間(トータル時間)を示す所要時
間情報を迅速かつ容易に出力することができ、またこの
所要時間情報の利用性を向上させることができる。請求
項2及び請求項14記載の発明では、識別情報受信手段
が、移動可能な複数の移動体が移動開始した後に通過す
べき少なくとも2ヵ所の通過地点に設置され、前記各移
動体が通過する都度、該各移動体からそれぞれ発信され
る移動体識別情報を受信する。これら識別情報受信手段
により前記各移動体毎に受信された前記移動体識別情報
の受信時点間の所要時間を時間計測手段により計測し、
この時間計測手段により計測された所要時間を示す所要
時間情報と該所要時間情報に対応する前記移動体識別情
報とを情報出力手段により出力する。この情報出力手段
としては、表示出力手段であってもよいし、印刷手段で
あってもよい。したがって、複数の移動体が移動した場
合に、各移動体毎に、人間が介在することなく、移動体
の各識別情報受信手段を通過した時点の間の所要時間
(スプリット時間)を示す所要時間情報を迅速かつ容易
に出力することができ、またこの所要時間情報の利用性
を向上させることができる。請求項3及び請求項15記
載の発明では、識別情報受信手段が、複数の移動体が移
動開始した後に最初に通過すべき移動開始地点に設置さ
れ、前記各移動体が通過する都度、該各移動体からそれ
ぞれ発信される移動体識別情報を受信する。これら識別
情報受信手段により前記移動体毎に受信された前記移動
体識別情報の受信時点と前記移動開始時点情報受信手段
により受信された移動開始時点情報により示される移動
開始時点との間の所要時間を時間計測手段により計測
し、前記識別情報受信手段により受信された前記移動体
識別情報の受信時点と前記移動開始時点情報受信手段に
より受信された移動開始時点情報により示される移動開
始時点との間のタイムラグをタイムラグ計測手段により
計測する。このタイムラグ計測手段により計測されたタ
イムラグを示すタイムラグ情報と該タイムラグ情報に対
応する前記移動体識別情報とを情報出力手段により出力
する。この情報出力手段としては、表示出力手段であっ
てもよいし、印刷手段であってもよい。したがって、複
数の移動体が移動した場合に、各移動体毎に、人間が介
在することなく、移動体の移動開始時点から該移動体が
最初に通過すべき識別情報受信手段の通過時点までの間
のタイムラグを示すタイムラグ情報を迅速かつ容易に出
力することができ、これらの情報の利用性を向上させる
ことができる。請求項4及び請求項16記載の発明で
は、前記識別情報受信手段が、前記複数の移動体が移動
開始した後に通過すべき少なくとも2ヵ所の通過地点に
設置され、これら識別情報受信手段により前記移動体か
ら受信された前記移動体識別情報の受信時点と前記移動
開始時点情報受信手段により受信された移動開始時点情
報により示される移動開始時点との間の所要時間を時間
計測手段により計測する。前記タイムラグ計測手段によ
り前記タイムラグを計測し、前記時間計測手段により計
測された所要時間からこのタイムラグ計測手段により計
測されたタイムラグを差し引いた正式所要時間を示す正
式所要時間情報と該正式所要時間情報に対応する前記移
動体識別情報とを情報出力手段により出力する。したが
って、複数の移動体が移動した場合に、各移動体毎に、
人間が介在することなく、識別情報受信手段の通過時点
とタイムラグに基づいて正式所要時間情報を迅速かつ容
易に出力することができ、これらの情報の利用性を向上
させることができる。請求項5及び請求項17記載の発
明では、識別情報受信手段が、移動可能な複数の移動体
が移動開始した後に通過すべき少なくとも2ヶ所の通過
地点に設置され、情報出力手段が、これら識別情報受信
手段により移動体から受信された前記移動体識別情報の
受信時点を示す通過時間情報と該通過時間情報に対応す
る前記移動体識別情報とを出力する。したがって、各移
動体毎に、人間が介在することなく、移動体が各識別情
報受信手段を通過した通過時間情報を迅速かつ容易に出
力することができ、これらの情報の利用性を向上させる
ことができる。請求項6及び請求項18記載の発明で
は、識別情報受信手段が、移動可能な複数の移動体が移
動開始した後に通過すべき少なくとも2ヶ所の通過地点
に設置され、この識別情報受信手段により前記移動体か
ら受信された前記移動体識別情報の受信時点に基づい
て、通過着順決定手段が、前記移動体毎に通過着順を決
定する。この通過着順決定手段により決定された通過着
順を示す通過着順情報と該通過時間情報に対応する移動
体識別情報とを情報出力手段が出力する。したがって、
各移動体毎に、人間が介在することなく、移動体の各識
別情報受信手段における通過着順情報を迅速かつ容易に
出力することができ、これらの情報の利用性を向上させ
ることができる。請求項7及び請求項19記載の発明で
は、識別情報受信手段が、前記複数の移動体が移動を開
始した後に通過すべき少なくとも2ヶ所の通過地点に設
置され、時間計測手段が、これら識別情報受信手段によ
り前記移動体から受信された前記移動体識別情報の受信
時点と前記移動開始時点情報受信手段により受信された
移動開始時点情報により示される移動開始時点との間の
所要時間を計測する。また、タイムラグ計測手段が、前
記各識別情報受信手段のうち前記移動体が最初に通過し
た前記識別情報受信手段により受信された前記移動体識
別情報の受信時点と前記移動開始時点情報受信手段によ
り受信された移動開始時点情報により示される移動開始
時点との間のタイムラグを計測し、この時間計測手段に
より計測された所要時間から前記タイムラグ計測手段に
より計測されたタイムラグを差し引いた正式所要時間に
基づいて、通過着順決定手段が、前記移動体毎に通過着
順を決定する。この通過着順決定手段により決定された
通過着順を示す通過着順情報と該通過着順情報に対応す
る移動体識別情報とを情報出力手段により出力する。し
たがって、各移動体毎に、人間が介在することなく、移
動体の各識別情報受信手段における正式な通過着順情報
を迅速かつ容易に出力することができ、これらの情報の
利用性を向上させることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。図1〜図3は、本発明に係る計時装置および計
時システムの第1実施例を示す図であり、マラソン競技
のトータル時間及びスプリット時間等の計時用に適用さ
れたものである。
【0007】図1は、計時装置1のブロック構成図であ
り、計時装置1は、計時・認識処理装置10、スタータ
装置20及び複数のリーダー装置30A〜30F等を備
えている。
【0008】計時・認識処理装置10は、計時・認識部
11、制御部12、ディスプレイ13、プリンタ14、
キーボード15、電光掲示板出力ポート16、RAM
(Random Access Memory)17及び拡張ポート18等を
備えており、計時・認識部11には、スタータ装置20
及び各リーダー装置30A〜30Fが接続されている。
【0009】スタータ装置20は、例えば、スタート用
のピストル等であり、作動されると、スタート信号を計
時・認識部11に出力する。
【0010】リーダー装置(エネルギー受取手段)30
A〜30Fは、それぞれスタート地点、10キロメート
ル中継地点、20キロメートル中継地点、30キロメー
トル中継地点、40キロメートル中継地点及びゴール地
点に設置されており、それぞれ各地点を通過する競技者
(移動体)から出力されるエネルギーを検出して、検出
信号を計時・認識部11に出力する。
【0011】なお、各リーダー装置30A〜30Fは、
この実施例では、図2に示すように、リーダー装置30
A〜30Fに発信機40を接続して、発信機40のアン
テナ40aから計時・認識部11に検出信号を送信する
ようにしているが、有線で接続してもよい。この場合、
計時・認識処理装置10に受信機を設け、受信機で受信
した検出信号を計時・認識部11に出力する。また、各
リーダー装置30A〜30Fには、リーダー番号が付与
されており、例えば、スタート地点のリーダー装置30
Aからゴール地点のリーダー装置30Fへと順番に、R
1〜R7が付与されている。
【0012】計時・認識部(計時手段)11は、少なく
ともマラソン競技に参加する競技者の数だけトータル時
間及び各地点までの経過時間を計時する計時機能を有し
ており、それぞれの計時機能をあらかじめ設定されたI
Dコードと対応させて管理する。計時・認識部11は、
スタータ装置20からスタート信号が入力されると、全
ての計時機能の計時を開始し、また各リーダー装置30
A〜30Fから検出信号が入力されると、通過した競技
者のIDコードを認識するとともに、対応する地点の通
過時間(経過時間)を計時する。計時・認識部11は、
認識したIDコードや計時した計時時間を制御部12に
出力する。
【0013】制御部12は、CPU(Central Processi
ng Unit)、RAM(Random AccessMemory)及びROM
(Read Only Memory)、また必要に応じて磁気ディスク
装置等の外部記憶装置を備え、計時・認識部11から入
力されるIDコード及び計時データから各競技者毎のス
プリットタイム、トータルタイム、タイムラグ時間、正
式なトータルタイム及び着順等を計算し、これらの各情
報をRAM17に記憶する。
【0014】RAM(記憶手段)17は、図3に示すよ
うに、各競技者毎、すなわち後述するように、競技者に
渡されるIDコードタグ装置に割り当てられたIDコー
ド毎に、領域区分され、領域区分された各領域に、スタ
ート地点の通過時刻情報、10Km中継地点の通過時刻
情報、20Km中継地点の通過時刻情報、30Km中継
地点の通過時刻情報、40Km中継地点の通過時刻情
報、ゴール地点の通過時刻情報、スタート/10Km間
の中間時間情報、10Km/20Km間の中間時間情
報、20Km/30Km間の中間時間情報、30Km/
40Km間の中間時間情報、40Km/ゴール間の中間
時間情報、スタート/ゴール間のトータル時間情報、1
0Km中継地点における着順情報、20Km中継地点に
おける着順情報、30Km中継地点における着順情報、
40Km中継地点における着順情報、タイムラグ時間情
報及び正式のトータル時間情報等が書き込まれる。
【0015】ディスプレイ13は、制御部12の処理結
果や、キーボード15から入力された各種データ及びコ
マンド等を表示する。
【0016】キーボード15は、制御部12に処理させ
る処理内容のコマンドや各種データ、特に、各競技者の
ゼッケン番号や登録番号を入力する。
【0017】プリンタ14は、制御部12での処理結果
や各種データ、特に、各競技者のトータルタイムやスプ
リットタイムを記録紙に記録出力する。
【0018】電光掲示板出力ポート16には、図外の電
光掲示板が直接接続されたり、電光掲示板にデータを送
信する発信機が接続され、制御部12は、この電光掲示
板出力ポート16を介して計時データ、例えば、スター
ト合図の時点からスタート位置までのタイムラグ時間、
スタートから現在までの経過時間、さらには先頭の競技
者の各中継地点でのスプリットタイム等を出力し、電光
掲示板に表示出力させる。
【0019】拡張ポート18には、外部記憶装置、例え
ば、フロッピィディスク装置やハードディスク装置、あ
るいは他のディスプレイやプリンタ等が接続され、計時
データ等の各種データの入・出力に利用される。なお、
この拡張ポート17の利用形態としては、上記利用形態
に限定されるものでないことは言うまでもない。
【0020】一方、各競技者は、図4に示すIDコード
装置(エネルギー放出手段)50を装着する。IDコー
ド装置50は、ケース51にバンド52が取り付けられ
ており、バンド52により競技者の腕に装着される。ケ
ース51の表面は、ガラス53で覆われており、このガ
ラス53によりケース51内が保護されている。ケース
51の内部には、IC基板54が収納されており、IC
基板54には、LSI(Large Scale Integrated Circu
it)や各種回路部品及びアンテナ56等が装着されてい
る。LSI55には、ゼッケン番号や登録番号等のID
コード(移動体を識別するための識別情報)を所定のエ
ネルギーとして放出するプログラムが組み込まれてお
り、アンテナ56から前記各リーダー装置30A〜30
FにIDコードを含む所定のエネルギーを放出する。I
Dコード装置50のIDコードを含む所定のエネルギー
を放出する方法としては、例えば、IDコード装置50
が電池を内蔵しており、上記リーダー装置30A〜30
Fから放出される所定の信号を検出したときにIDコー
ドを含むエネルギーを放出したり、常にIDコードを含
むエネルギーを放出し、このエネルギーを、所定のライ
ン上をIDコード装置50を装着した競技者が通過した
ときのみリーダー装置30A〜30Fが検出するような
ものであってもよい。また、エネルギー放出方法として
は、前記リーダー装置30A〜30Fが電磁界を放出
し、この電磁界をアンテナ56が受け取ると、LSI5
5が駆動して、IDコードを含むエネルギーを放出する
ようにしてもよい。
【0021】また、ケース51の側面には、ゼッケン番
号あるいは登録番号を表示するシール57が貼付されて
おり、このゼッケン番号や登録番号に対応する識別情報
は、LSI55にプログラムされ、IDコードとして放
出される。
【0022】次に、作用を説明する。マラソン競技を行
う場合、各競技者毎にゼッケン番号あるいは登録番号を
割り当て、割り当てた番号に対応するIDコード装置5
0をシール57を確認しながら各競技者に配付する。各
競技者は、このIDコード装置50を腕に装着した状態
で競技を行うことになる。
【0023】一方、スタート地点、各中継地点及びゴー
ル地点にリーダー装置30A〜30Fを配置し、計時・
認識処理装置10の計時・認識部11に接続する。ま
た、この計時・認識部11にスタータ装置20を接続す
る。その後、キーボード15から競技者のIDコードと
競技者の氏名等の必要なデータを入力し、計時・認識処
理装置10のRAM17に競技者を登録する。これによ
り、競技者の人数とそのIDコードが認識される。この
とき、競技者の人数が、図5に示すように、スタートラ
インに一線に並ぶことが不可能なほど多いときには、ス
タートライン上に並んだ競技者と、後方に並んだ競技者
とでは、スタートラインを通過する時間が異なることと
なる。例えば、図5では、競技者A〜Dと競技者Eとで
は、競技者A〜Dは、スタートの合図とともにスタート
ラインを通過することとなるが、競技者Eが、スタート
の合図からスタートラインを通過するまでには、タイム
ラグ時間が発生することになる。
【0024】そこで、後述するように、本実施例では、
各競技者がスタートラインを通過する時間をスタート地
点のリーダー装置30Aにより検出し、スタートの合図
の時点からスタートラインを通過するまでの時間をタイ
ムラグ時間として算出して、正式なスタート時間やトー
タル時間等を算出している。
【0025】この状態で、競技者がスタート位置に集合
すると、スタータ装置20が作動されることとなるが、
このとき、計時・認識処理装置10は、図6に示すよう
に、スタータ装置20の開始動作を走査し(ステップS
1、S2)、スタータ装置20が作動されると、スター
タ装置20からスタート信号が計時・認識部11に入力
され、計時・認識部11は、少なくとも登録された競技
者の数だけ計時機能を作動させて計時を開始する。
【0026】各競技者が走り出し、スタート地点を通過
すると、IDコード装置50からIDコードを含むエネ
ルギーが放出され、このエネルギーをスタート地点に設
置されたリーダー装置30Aが受け取る。リーダー装置
30Aは、このエネルギーをIDコード装置50から受
け取ると、検出信号を計時・認識部11に出力し、計時
・認識部11は、検出信号により通過した競技者のID
コードを認識するとともに、その競技者の通過時刻を検
出する。また、計時・認識部11は、IDコードを検出
したリーダー装置30A〜30Fがどのリーダー装置3
0A〜30Fであるかを、検出したリーダー装置30A
〜30Fのリーダー番号R1〜R6により認識する。上
記各リーダー装置30A〜30Fによる検出処理を、各
競技者が各中継地点を通過する毎に行ない、同様の処理
を行なって、各競技者が各リーダー装置30A〜30F
を通過した時刻を競技者のID及び読み取ったリーダー
装置30A〜30Fのリーダー番号R1〜R6に基づい
て認識する(ステップS3〜7)。
【0027】計時・認識処理装置10は、上記IDコー
ド及びリーダー番号R1〜R6を認識すると、このID
コード情報及びリーダー番号R1〜R6に基づいて、図
3に示した各情報を記憶するためのアドレスを競技者
毎、すなわちIDコード毎にRAM17に作成し(ステ
ップS8)、作成したアドレスの示すエリアに検出され
た通過時刻を示す通過時刻情報を記憶する(ステップS
9)。この通過時刻に基づいて通過時間を電光掲示板出
力ポート16を介して電光掲示板16に表示出力した
り、ディスプレイ13に表示出力し、またプリンタ14
により記録紙に記録出力する(ステップS10)。
【0028】順次各リーダー装置30A〜30Fを競技
者が通過する毎に、上記IDコード及び検出したリーダ
ー番号R1〜R6を認識し、RAM17の通過時刻情報
を作成したアドレスの所定エリアに記憶するとともに、
通過時刻の表示と印刷を行なうと、各競技者毎に、相前
後する通過時刻情報とIDコード情報に基づいて、中間
時間情報、すなわち、各リーダー装置30A〜30Fの
設置されている中継地点間を通過するのに要した中間時
間(スプリット時間)を算出し、算出した中間時間時情
報(スプリット時間情報)をRAM17の該当するID
コードの所定エリアに記憶するとともに、当該中間時間
情報を示すスプリット時間をディスプレイ13や電光掲
示板に表示出力し、またプリンタ14により記録紙に記
録出力する(ステップS11)。
【0029】また、通過時刻情報とIDコード情報に基
づいて、各競技者毎に、着順を算出し、算出した着順情
報をRAM17の該当するIDコードの所定エリアに記
憶するとともに、着順をディスプレイ13や電光掲示板
に表示出力し、またプリンタ14により記録紙に記録出
力する(ステップS12)。
【0030】さらに、スタータの作動したスタート開始
時刻(スタート合図の時刻)、ゴール地点に設置された
リーダー装置30Fの検出した通過時刻(ゴール通過時
刻)及びIDコード情報に基づいて、各競技者毎に、ス
タート開始時刻からゴール地点通過までのトータル時間
情報を算出し、算出したトータル時間情報をRAM17
の該当するIDコードの所定エリアに記憶する。また、
このトータル時間情報の示すトータル時間をディスプレ
イ13や電光掲示板に表示出力するとともに、プリンタ
14により記録紙に記録出力する(ステップS13)。
【0031】次に、スタート開始時刻、スタート地点に
設置されたリーダー装置30Aの検出した通過時刻(ス
タート通過時刻)及びIDコード情報に基づいて、各競
技者毎に、スタート開始時刻からスタート地点通過まで
の時間ラグ時間情報を算出し、このタイムラグ時間情報
をRAM17の該当するIDコードの所定エリアに記憶
する。このタイムラグ時間情報の示すタイムラグ時間を
ディスプレイ13や電光掲示板に表示出力するととも
に、プリンタ14により記録紙に記録出力する(ステッ
プS14)。
【0032】さらに、上記トータル時間情報、タイムラ
グ時間情報及びIDコード情報に基づいて、正式(公
式)のトータル時間を算出し、このトータル時間情報を
RAM17の該当するIDの所定エリアに記憶する。ま
た、この公式のトータル時間をディスプレイ13や電光
掲示板に表示出力するとともに、プリンタ14により記
録紙に記録出力する(ステップS15)。
【0033】上記処理を各競技者について行うことによ
り、各競技者についてそのトータル時間、各中継地点間
等のスプリット時間、タイムラグ時間、公式のトータル
時間及び各地点毎の着順を計算し、RAM17に記憶す
ることができ、このRAM17に記憶した時間情報や着
順情報をディスプレイ13や電光掲示板等に表示出力し
たり、プリンタ14から記録紙に記録出力することがで
きる。
【0034】したがって、多数の競技者がその順位が入
れ替わりながら、所定の中継点を通過して、ゴールする
場合に、各競技者毎に、そのトータル時間を計時するこ
とができるだけでなく、中継地点間毎等のスプリット時
間や着順をも、人間が介在することなく、容易、正確、
かつ速やかに決定することができ、スプリット時間やト
ータル時間を有効に利用することができる。さらに、非
常に多くの競技者が参加する場合に、スタートの合図か
ら実際にスタート地点を通過するまでのタイムラグ時間
を算出し、実際にスタート地点を通過してからゴール地
点を通過するまでの公式(正式)のトータル時間をも、
算出して、正式の順位を決定することができる。
【0035】図7〜図14は、本発明に係る電子機器及
び情報処理システムの第2実施例を示す図であり、上記
第1実施例同様にマラソン競技のトータル時間及びスプ
リット時間等の計時用に適用されたものである。
【0036】図7は、電子機器としての電子腕時計60
の斜視図である。電子腕時計60は、本体ケース61に
タグルーム62が形成されており、本体ケース61のタ
グルーム62部分には、蓋63が取り付けられている。
蓋63は、本体ケース61のタグルーム62部分に螺合
することにより取り付けられており、蓋63を着脱する
ことによりタグルーム62を開閉することができる。こ
の蓋63を開閉することにより、図8に示すIDコード
タグ80を収納し、また取り出すことができる。この本
体ケース61のタグルーム62部分には、窓64が形成
されており、窓64は、ガラスにより内部が保護されて
いる。
【0037】また、本体ケース61には、表示部65及
びスイッチ66〜69が設けられており、スイッチ6
8、69は、図7では図示していないが、後述する図1
1に表示している。表示部65は、例えば、液晶表示装
置により構成されており、電子腕時計60からの種々の
情報、例えば、現在時間、ストップウォッチモードでの
トータル時間、スプリット時間等を表示する。また、本
体ケース61には、バンド70が取り付けられており、
電子腕時計60は、このバンド70により競技者の腕に
装着される。
【0038】前記IDコードタグ(エネルギー放出手
段)80は、図8に示すように、円筒上のケース81内
にアンテナ82、回路基板83が収納されており、ケー
ス81の一方側の底面には、電極板84が取り付けられ
ている。電極板84には、同心円状の複数の電極85が
形成されており、各電極85は、図9に示すように、ピ
ン86により回路基板83に形成された配線パターンに
接続されている。またこの回路基板83と電極板84と
は、接着ピン87により固定されており、接着ピン87
は、電極板84に半田付けされている。
【0039】再び図8において、回路基板83には、こ
の配線パターンが形成されているとともに、LSI(La
rge Scale Integrated Circuit)88や他の回路素子8
9が搭載されており、これらLSI88や回路素子89
は、前記回路基板83に形成された配線パターンとワイ
ヤーボンディングにより接続されている。
【0040】上記アンテナ82は、回路基板83の配線
パターンに接続されており、外部からの電磁波(エネル
ギー)を受け取り、また外部に電磁波を放出する。
【0041】IDコードタグ80は、電子腕時計60の
タグケース62内に収納されると、図10に示すよう
に、タグケース62内に形成されたコネクトピン90に
IDコードタグ80の電極85が接触し、コネクトピン
90は、台座91及びフレキシブルコード92及び電極
板93を介して、後述する電子腕時計60の回路に接続
されている。また、IDコードタグ80は、タグケース
62内に収納され、蓋63が閉じられると、蓋63に取
り付けられたバネ94により、その電極板84が上記コ
ネクトピン90に押し付けられ、電極85とコネクトピ
ン90とが接触する。
【0042】図11は、電子腕時計60及びIDコード
タグ80との間で電磁波を送り、また受け取る外部装置
としてのリーダー装置100のブロック図である。
【0043】前記IDコードタグ80の回路基板83に
は、A・D変換器95、シグナルプロセッサー96が形
成されており、シグナルプロセッサー96には、さらに
メモリ(記憶手段)97が形成されている。
【0044】A・D変換器95は、アンテナ82で受け
取った電磁波に含まれているアナログ信号をディジタル
信号に変換してシグナルプロセッサー96に出力し、ま
た、シグナルプロセッサー96から入力されるディジタ
ル信号をアナログ信号に変換してアンテナ82に出力す
る。
【0045】シグナルプロセッサー96は、アンテナ8
2が電磁波を受信すると作動し、メモリ97からデータ
を読み出して、A・D変換器95を介してアンテナ82
から外部に放出させ、また、電子腕時計60の回路を作
動させる制御信号やアンテナ82が受け取ったデータを
メモリ97に記憶させたり、電子腕時計60の回路に出
力する。
【0046】メモリ97は、例えば、ROM(Read Onl
y Memory)やEPROM(Electrically Programmable
ROM)が使用され、任意のあらかじめ設定されたデータ
等が記憶される。このデータとしては、例えば、IDコ
ードや処理プログラム及び電子腕時計60の回路に出力
する命令コード等であり、メモリ97としてEPROM
を使用することにより、このデータを書き換えて使用す
ることができる。このメモリ97に記憶される命令コー
ドとしては、例えば、図12に示すようなものがあり、
図12において、A、Bは、それぞれ図11のラインA
及びラインBを介して出力する命令コードを示してい
る。シグナルプロセッサー96は、このメモリ97に記
憶されているIDコード等をA・D変換器95及びアン
テナ82を介して電磁波に含ませて外部に放出させ、ま
た命令コードを電子腕時計60の回路に出力する。
【0047】一方、電子腕時計60は、CPU71、電
池72及びブザー73等を備えるとともに、上記表示部
65及びスイッチ66〜69を備えており、また図示し
ない発振器や分周器等を備えている。
【0048】電池72としては、例えば、リチウム電池
が使用され、電池72は、電子腕時計60の各部に電源
を供給する。CPU71は、内蔵メモリに時計やストッ
プウォッチとしてのプログラムを記憶するとともに、ワ
ークメモリを備えており、内蔵メモリのプログラムに従
って電子腕時計60の各部を制御して、計時処理やスト
ップウォッチ処理等を行なう。
【0049】スイッチ66〜69は、電子腕時計60に
各種処理を行なわせるために入力するものであり、スイ
ッチ66は、ストップウォッチモードにおいてスタート
ストップを指示するスタート・ストップスイッチであ
る。スイッチ67は、例えば、ラップとスプリットの切
り換えを行なうスイッチであり、スイッチ68は、モー
ドシフトスイッチである。また、スイッチ69は、数値
訂正スイッチである。
【0050】ブザー73は、スイッチ66〜69の設定
操作によりアラーム時刻が設定され、現在時刻が設定さ
れたアラーム時刻になると、CPU71がブザー73を
駆動させることによりブザー音を発生する。
【0051】また、外部装置であるリーダー装置100
は、アンテナ61、A・D変換器102、シグナルプロ
セッサー62及び入出力インターフェイス104等を備
えており、リーダー装置100は、上記実施例のリーダ
ー装置30A〜30Fと同様に、マラソン競技のスター
ト地点、10キロメートル中継地点、20キロメートル
中継地点、30キロメートル中継地点、40キロメート
ル中継地点及びゴール地点に設置され、各地点のリーダ
ー装置100には、リーダー番号が付与されている。
【0052】アンテナ101は、IDコードタグ80の
アンテナ82と同様のものであり、外部に電磁波を放出
し、また外部からの電磁波を受け取る。A・D変換器1
02は、アンテナ101から入力されるアナログ信号を
ディジタル信号に変換してシグナルプロセッサー103
に出力し、またシグナルプロセッサー103から入力さ
れるディジタル信号をアナログ信号に変換してアンテナ
101に出力する。
【0053】入出力インターフェイス104には、パー
ソナルコンピュータ等のマラソン競技の計時処理装置が
コードを介して直接接続されたり、図2に示したよう
に、発信機40に接続される。発信機40は、リーダー
装置100から入力されるデータを所定の電波に載せ
て、マラソン大会本部等に設置されている上記実施例に
示した計時・認識処理装置10に送る。
【0054】シグナルプロセッサー103は、内部メモ
リに記憶されたプログラムに従ってリーダー装置100
の各部を制御して、リーダー装置100としての処理を
行なう。すなわち、リーダー装置100は、電源が投入
されると、常時、アンテナ101から電磁波を放出し、
電子腕時計60のIDコードタグ80からの電磁波を受
け取ると、その電磁波に含まれているデータ、例えば、
IDコード等を読み出して、入出力インターフェイス1
04を介して出力する。また、入出力インターフェイス
104を介して計時・認識処理装置10から送られてく
る種々の計時データ、例えば、スタートからの経過時間
や各中継地点毎のスプリット時間等を電磁波に載せてア
ンテナ101から放出する。
【0055】次に、作用を説明する。本実施例において
も、上記実施例と同様にマラソン競技を行う場合につい
て説明すると、この場合、各競技者毎にゼッケン番号あ
るいは登録番号を割り当て、割り当てた番号に対応する
IDコードタグ80及び当該割り当てた番号シール11
0(図13参照)を各競技者に配付する。各競技者は、
受け取ったIDコードタグ80をタグルーム62に収納
するとともに、番号シール110を窓64に張り付け
る。このようにIDコードタグ80をタグルーム62に
収納し、番号シール110を窓64に張り付けると、バ
ンド70により電子時計60を腕に装着し、この電子時
計60を装着した状態で競技を行うことになる。
【0056】一方、スタート地点、ゴール地点及び各中
継地点にリーダー装置100を、上記図5と同様に、配
置し、リーダー装置100をケーブルを介してあるいは
発信機40と受信機を介して計時・認識処理装置10に
接続する。
【0057】その後、計時・認識処理装置10には、参
加競技者のIDコードと競技者の氏名等の必要なデータ
を入力し、これにより競技者の人数とそのIDコードが
認識される。リーダー装置100の設置が完了すると、
計時・認識処理装置10から各リーダー装置100に電
磁波の出力の命令が出力され、各リーダー装置100か
らは、電磁波の出力が開始される。
【0058】この状態で、競技者がスタート位置に集合
し、スタータ装置が作動されると、スタータ装置からス
タート信号が計時・認識処理装置10に入力され、計時
・認識処理装置10は、少なくとも登録された競技者の
数だけ計時機能を作動させて計時を開始する。
【0059】一方、競技者は、スタータ装置が作動され
ると、電子腕時計60のスイッチ66を投入して、スタ
ートさせる。電子腕時計60は、スイッチ66が投入さ
れて、スタートされると、図14に示すように、各リー
ダー装置100からの出力を走査して、出力を検出する
かどうかチェックする(ステップP1、P2)。
【0060】各競技者が走り出し、スタート地点を通過
すると、スタート地点に設置されたリーダー装置100
から放出されている電磁波をIDコードタグ80のアン
テナ82が受け取る。このスタート地点に設置されたリ
ーダー装置100から放出されている電磁波を受け取る
と、電磁波からIDコード情報及びリーダー番号を取り
出し、またIDコードタグ80は、シグナルプロセッサ
ー96がメモリ97に記憶されている自己のIDコード
を読み出す(ステップP3)。この自己のIDコードと
受信したIDコードとが一致するかどうかチェックし
(ステップP4)、一致しないときには、リーダー装置
100からの情報は、自己に関する情報ではないと判断
し、そのまま処理を終了する。ステップP4で、受信し
たIDコードと自己のIDコードとが一致するときに
は、リーダー装置100から電磁波を受け取った時刻を
スタート地点を通過した時刻として検出する(ステップ
P5)。
【0061】通過時刻を検出すると、検出した通過時刻
をシグナルプロセッサー96のメモリ97の所定エリア
に記憶する(ステップP6)。この通過時刻に基づいて
通過時間を表示部65に表示出力する(ステップP
7)。
【0062】また、電子腕時計60は、スタート地点の
リーダー装置100から電磁波を受け取ると、そのID
コードタグ80のシグナルプロセッサー96が、メモリ
97から読み出したIDコードを電磁波に含ませて放出
させ、リーダー装置100は、このIDコードを読み取
って、計時・認識処理装置10に出力する。また、ID
コードタグ80のシグナルプロセッサー96は、メモリ
97からストップウォッチ開始コードを読み出し、CP
U71に出力する。CPU71は、ストップウォッチ開
始コードが入力されると、ストップウォッチ機能を開始
させる。したがって、大会本部の計時・認識処理装置1
0により時間の計時が開始されるとともに、スタート地
点を通過したときに、各競技者の電子腕時計60のスト
ップウォッチの計時が開始される。すなわち、数十人が
参加するマラソン競技においては、スタートの開始の合
図と各競技者がスタート地点を通過した時間とは、同時
であると設定しても問題はないが、近時、数千から万を
超える競技者が参加するマラソン大会では、スタート開
始の合図と各競技者がスタート地点を通過する時間と
は、相当のずれが生じるが、本実施例のように、スター
ト地点に設置したリーダー装置100からの電磁波によ
りスタート地点を通過した競技者のIDコードを読み取
って、各競技者がスタート地点を通過した時間を計時す
るとともに、各競技者が装着している電子腕時計60に
よりスタート地点から計時を開始することにより、各競
技者は、自己の装着している電子腕時計60により、自
分がスタート地点を通過してからの経過時間やスプリッ
ト時間を知ることができる。
【0063】競技が進行し、各競技者が10キロメート
ルの中継地点を通過すると、当該中継地点に設置された
リーダー装置100から競技者の腕に装着された電子時
計60のIDコードタグ80に電磁波が送り込まれ、I
Dコードタグ80は、電磁波を受け取ると、上記同様
に、メモリ97からIDコードを読み出して、電磁波に
のせてリーダー装置100に放出する。リーダー装置1
00は、IDコードを受け取ると、そのIDコードを計
時・認識処理装置10に出力し、計時・認識処理装置1
0は、IDコードを受け取ると、上記実施例と同様に、
各中継地点の通過時間等を計測して、スプリット時間の
算出を行なう。また、IDコードタグ80は、上記ID
コードの出力と同時にCPU71に、経過時間を計時さ
せる。さらに、電子腕時計60は、上記ステップP1か
らステップP7の処理を同様に行なう。このとき、相前
後する通過時刻情報、すなわち、前の中継地点の通過時
刻と今回の中継地点の通過時刻に基づいて中間時間情報
(スプリット時間)を算出し、その中間時間情報をメモ
リ97に記憶するとともに、当該中間時間を表示部65
に表示出力する(ステップP8)。
【0064】また、この通過時刻情報に基づいて、着順
を算出し、算出した着順情報をIDコードタグ80に転
送して、メモリ97に記憶するとともに、表示部65に
表示出力する(ステップP9)。
【0065】さらに競技が進行し、次々と中継地点を通
過すると、上記同様に、各中継地点のリーダー装置10
0からの電磁波により、IDコードタグ80が作動し
て、IDコードをリーダー装置100に出力するととも
に、CPU71に命令コードを出力して、各中継地点間
のスプリット時間の計時及び着順の算出を指示する。こ
のようにしてCPU71で計時された各中継地点間のス
プリット時間及び着順は、メモリ97に記憶される。
【0066】競技が終盤を迎え、競技者がゴール地点を
通過すると、ゴール地点に設置されたリーダー装置10
0からの電磁波をIDコードタグ80が受け取る。この
ゴール地点のリーダー装置100の放出する電磁波に
は、電子腕時計60のストップウォッチを停止させるコ
ードが含まれている。IDコードタグ80は、このリー
ダー装置100からの電磁波を受け取ると、上記同様
に、IDコードをリーダー装置100に出力するととも
に、メモリ97からストップ命令コードを読み出し、C
PU71に出力する。CPU71は、ストップ命令が入
力されると、ストップウォッチを停止させ、40キロメ
ートルの中継地点からゴール地点までのスプリット時間
の算出及び着順の算出を行なってメモリ97に記憶する
とともに、表示出力し(ステップP3〜ステップP
9)、またスタートからゴールまでのトータル時間を算
出して、メモリ97に記憶するとともに、トータル時間
を表示部65に表示出力する(ステップP10)。
【0067】さらに、スタート開始時刻、スタート地点
の通過時刻の各情報に基づいてタイムラグ時間を算出
し、タイムラグ時間情報をメモリ97に記憶するととも
に、表示部65に表示出力する(ステップP11)。ま
た、トータル時間情報及びタイムラグ時間情報に基づい
て、公式のトータル時間を算出し、この公式のトータル
時間情報をメモリ97に記憶するとともに、表示部65
に表示出力する(ステップP12)。
【0068】したがって、競技者が携帯する電子腕時計
60においても、スプリット時間やトータル時間だけで
なく、タイムラグ時間及び公式のトータル時間や着順を
そのつど表示出力させることができ、また、その計時結
果をメモリ97等に記憶することができる。また、大会
本部の計時・認識処理装置10では、各競技者の装着し
ている電子腕時計60のIDコードタグ80から放出さ
れる電磁波に含まれているIDコードにより、どの競技
者が中継地点及びゴール地点を通過したかを検出するこ
とができ、各競技者毎に、公式のトータル時間やスプリ
ット時間を計時することができるとともに、スタート地
点の通過時間をもリーダー装置100で検出することに
より、各競技者がスタート地点を実際に通過したときか
らのトータル時間やスプリット時間を計時して、記憶す
ることができる。競技者は、スイッチ7〜10の操作を
行うことにより、公式のトータル時間を表示させること
により、自己の公式のトータル時間を知ることができ
る。その結果、大会本部は、多数の参加者に対して、計
時・認識処理装置10からプリントアウトして、記録紙
を渡す必要がなく、大会運営上の手間を省くことができ
る。
【0069】なお、上記他の実施例において、大会本部
の計時・認識処理装置10で計時したスプリット時間や
公式のトータル時間を、競技者が携帯する電子腕時計6
0で算出しているが、これに限るものではなく、例え
ば、図1に示したような計時・認識処理装置10で算出
し、各競技者が中継地点やゴール地点を通過したとき、
各リーダー装置100から電磁波に含ませて放出させ、
IDコードタグ80のメモリ97として上記EPROM
等の書き込み可能なメモリを使用することにより、この
スプリット時間や公式のトータル時間をIDコードタグ
80のメモリ97に記憶させるようにしてもよい。
【0070】図15、図16は、本発明の計時装置及び
計時システムの第3実施例を示す図であり、本実施例
は、上記第2実施例において、IDコードタグと電子腕
時計の回路とのデータの交換をアンテナを介して行うも
のである。そこで、本実施例の説明にあたり、上記実施
例と同様の構成部分には、同一の符号を付してその説明
を省略する。
【0071】図15は、IDコードタグ120の斜視図
であり、IDコードタグ120は、上記第2実施例と同
様に、円筒状のケース81内にアンテナ82、回路基板
83が収納されているが、ケース81の一方側の底面に
は、電極板は取り付けられていない。また、回路基板8
3には、同様に、LSI88や回路素子89が搭載され
ており、配線パターンが形成されている。
【0072】図16は、電子腕時計130及びリーダー
装置100のブロック図である。本実施例では、IDコ
ードタグ120と電子腕時計130の回路との間で、リ
ーダー装置100と電子腕時計130との間の通信と同
様に、電磁波等のエネルギーを使用して通信を行なう。
【0073】そのため、本実施例のIDコードタグ12
0のシグナルプロセッサー121は、そのためのプログ
ラムを内蔵しており、その他の構成は、上記第2実施例
と同様である。
【0074】また、電子腕時計130は、IDコードタ
グ120と通信を行なうための通信部131を備えてお
り、通信部131は、アンテナ132及びA・D変換器
133で構成されている。電子腕時計130の他の構成
は、上記第2実施例の電子腕時計60のものと同様であ
り、ただ、CPU134が、通信部131を介してID
コードタグ120と通信を行なうためのプログラム等を
備えていることが異なる。
【0075】したがって、本実施例においても、上記第
2実施例と同様に、多数の競技者がその順位が入れ替わ
りながら、所定の中継点を通過して、ゴールする場合
に、各競技者毎に、そのトータル時間を計時することが
できるだけでなく、中継地点間毎等のスプリット時間や
着順をも、人間が介在することなく、容易、正確、かつ
速やかに決定することができ、スプリット時間やトータ
ル時間を有効に利用することができる。さらに、非常に
多くの競技者が参加する場合に、スタートの合図から実
際にスタート地点を通過するまでのタイムラグ時間を算
出し、実際にスタート地点を通過してからゴール地点を
通過するまでの公式(正式)のトータル時間をも、算出
して、正式の順位を決定することができる。
【0076】また、上記各実施例においては、リーダー
装置30A〜30Fやリーダー装置100が、図2に示
したように、スタートラインやゴールライン及び各中継
地点ラインの側方に設置されている場合について説明し
たが、これに限るものではなく、例えば、図17に示す
ように、スタートライン、ゴールライン及び各中継地点
ラインの上方に設置するものであってもよく、このよう
にラインの上方に設置することにより、複数の競技者が
並んでライン上を通過する場合にも、正確に通過時刻を
検出することができ、また、電子腕時計50、電子腕時
計60及び電子腕時計130との間で、正確に情報のや
り取りを行なうことができる。
【0077】なお、上記各実施例においては、マラソン
競技に適用した場合について説明したが、これに限るも
のではなく、100メートル競走や200メートル競走
等にも、同様に適用できる。また、競技だけでなく、例
えば、ベルトコンベア上に載置された複数の検査物体等
が、所定の工程を通過して最終地点(ゴール地点)まで
移動する場合、または自ら移動する移動体(例えば、車
両)が各地点を通過してゴール地点まで移動する場合
に、そのトータル時間や途中の所定区間での所要時間
(スプリット時間)等を決定する場合にも、同様に適用
することができる。
【0078】
【発明の効果】請求項1及び請求項13記載の発明によ
れば、複数の移動体が移動開始した後に通過すべき少な
くとも1ヵ所の通過地点に設置された識別情報受信手段
が、各移動体が通過する都度、該各移動体からそれぞれ
発信される移動体識別情報を受信し、これら識別情報受
信手段により前記各移動体毎に受信された前記移動体識
別情報の受信時点と前記移動開始時点情報受信手段によ
り受信された移動開始時点情報により示される移動開始
時点との間の所要時間を時間計測手段により計測して、
この時間計測手段により計測された所要時間を示す所要
時間情報と該所要時間情報に対応する前記移動体識別情
報とを情報出力手段により出力しているので、複数の移
動体が移動した場合に、各移動体毎に、人間が介在する
ことなく、移動体の移動開始時点から識別情報受信手段
を通過した時点までの間の所要時間(トータル時間)を
示す所要時間情報を迅速かつ容易に出力することがで
き、またこの所要時間情報の利用性を向上させることが
できる。
【0079】請求項2及び請求項14記載の発明では、
識別情報受信手段が、移動可能な複数の移動体が移動開
始した後に通過すべき少なくとも2ヵ所の通過地点に設
置され、前記各移動体が通過する都度、該各移動体から
それぞれ発信される移動体識別情報を受信する。これら
識別情報受信手段により前記各移動体毎に受信された前
記移動体識別情報の受信時点間の所要時間を時間計測手
段により計測し、この時間計測手段により計測された所
要時間を示す所要時間情報と該所要時間情報に対応する
前記移動体識別情報とを情報出力手段により出力する。
この情報出力手段としては、表示出力手段であってもよ
いし、印刷手段であってもよい。したがって、複数の移
動体が移動した場合に、各移動体毎に、人間が介在する
ことなく、移動体の各識別情報受信手段を通過した時点
の間の所要時間(スプリット時間)を示す所要時間情報
を迅速かつ容易に出力することができ、またこの所要時
間情報の利用性を向上させることができる。
【0080】請求項3及び請求項15記載の発明では、
識別情報受信手段が、複数の移動体が移動開始した後に
最初に通過すべき移動開始地点に設置され、前記各移動
体が通過する都度、該各移動体からそれぞれ発信される
移動体識別情報を受信する。これら識別情報受信手段に
より前記移動体毎に受信された前記移動体識別情報の受
信時点と前記移動開始時点情報受信手段により受信され
た移動開始時点情報により示される移動開始時点との間
の所要時間を時間計測手段により計測し、前記識別情報
受信手段により受信された前記移動体識別情報の受信時
点と前記移動開始時点情報受信手段により受信された移
動開始時点情報により示される移動開始時点との間のタ
イムラグをタイムラグ計測手段により計測する。このタ
イムラグ計測手段により計測されたタイムラグを示すタ
イムラグ情報と該タイムラグ情報に対応する前記移動体
識別情報とを情報出力手段により出力する。この情報出
力手段としては、表示出力手段であってもよいし、印刷
手段であってもよい。したがって、複数の移動体が移動
した場合に、各移動体毎に、人間が介在することなく、
移動体の移動開始時点から該移動体が最初に通過すべき
識別情報受信手段の通過時点までの間のタイムラグを示
すタイムラグ情報を迅速かつ容易に出力することがで
き、これらの情報の利用性を向上させることができる。
【0081】請求項4及び請求項16記載の発明では、
前記識別情報受信手段が、前記複数の移動体が移動開始
した後に通過すべき少なくとも2ヵ所の通過地点に設置
され、これら識別情報受信手段により前記移動体から受
信された前記移動体識別情報の受信時点と前記移動開始
時点情報受信手段により受信された移動開始時点情報に
より示される移動開始時点との間の所要時間を時間計測
手段により計測する。前記タイムラグ計測手段により前
記タイムラグを計測し、前記時間計測手段により計測さ
れた所要時間からこのタイムラグ計測手段により計測さ
れたタイムラグを差し引いた正式所要時間を示す正式所
要時間情報と該正式所要時間情報に対応する前記移動体
識別情報とを情報出力手段により出力する。したがっ
て、複数の移動体が移動した場合に、各移動体毎に、人
間が介在することなく、識別情報受信手段の通過時点と
タイムラグに基づいて正式所要時間情報を迅速かつ容易
に出力することができ、これらの情報の利用性を向上さ
せることができる。
【0082】請求項5及び請求項17記載の発明では、
識別情報受信手段が、移動可能な複数の移動体が移動開
始した後に通過すべき少なくとも2ヶ所の通過地点に設
置され、情報出力手段が、これら識別情報受信手段によ
り移動体から受信された前記移動体識別情報の受信時点
を示す通過時間情報と該通過時間情報に対応する前記移
動体識別情報とを出力する。したがって、各移動体毎
に、人間が介在することなく、移動体が各識別情報受信
手段を通過した通過時間情報を迅速かつ容易に出力する
ことができ、これらの情報の利用性を向上させることが
できる。
【0083】請求項6及び請求項18記載の発明では、
識別情報受信手段が、移動可能な複数の移動体が移動開
始した後に通過すべき少なくとも2ヶ所の通過地点に設
置され、この識別情報受信手段により前記移動体から受
信された前記移動体識別情報の受信時点に基づいて、通
過着順決定手段が、前記移動体毎に通過着順を決定す
る。この通過着順決定手段により決定された通過着順を
示す通過着順情報と該通過時間情報に対応する移動体識
別情報とを情報出力手段が出力する。したがって、各移
動体毎に、人間が介在することなく、移動体の各識別情
報受信手段における通過着順情報を迅速かつ容易に出力
することができ、これらの情報の利用性を向上させるこ
とができる。
【0084】請求項7及び請求項19記載の発明では、
識別情報受信手段が、前記複数の移動体が移動を開始し
た後に通過すべき少なくとも2ヶ所の通過地点に設置さ
れ、時間計測手段が、これら識別情報受信手段により前
記移動体から受信された前記移動体識別情報の受信時点
と前記移動開始時点情報受信手段により受信された移動
開始時点情報により示される移動開始時点との間の所要
時間を計測する。また、タイムラグ計測手段が、前記各
識別情報受信手段のうち前記移動体が最初に通過した前
記識別情報受信手段により受信された前記移動体識別情
報の受信時点と前記移動開始時点情報受信手段により受
信された移動開始時点情報により示される移動開始時点
との間のタイムラグを計測し、この時間計測手段により
計測された所要時間から前記タイムラグ計測手段により
計測されたタイムラグを差し引いた正式所要時間に基づ
いて、通過着順決定手段が、前記移動体毎に通過着順を
決定する。この通過着順決定手段により決定された通過
着順を示す通過着順情報と該通過着順情報に対応する移
動体識別情報とを情報出力手段により出力する。したが
って、各移動体毎に、人間が介在することなく、移動体
の各識別情報受信手段における正式な通過着順情報を迅
速かつ容易に出力することができ、これらの情報の利用
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る計時装置のブロック
構成図。
【図2】リーダー装置の一例の設置状態を示す図。
【図3】図1の計時装置のRAMへの各時間情報の記憶
状態を示す図。
【図4】IDコード装置の斜視図。
【図5】マラソン競技を行なう場合の作用説明図。
【図6】本発明の第1実施例の計時処理及び時間情報算
出処理を示すフローチャート。
【図7】本発明の第2実施例に係る電子腕時計の斜視
図。
【図8】図7の電子腕時計に装着されるIDコードタグ
の斜視図。
【図9】図8のIDコードタグの電極板部分の拡大斜視
図。
【図10】図8のIDコードタグを図7の電子腕時計に
装着したときのIDコードタグと電極との接続状態を示
す図。
【図11】本発明の第2実施例に係る電子腕時計及びリ
ーダー装置の回路ブロック図。
【図12】図11の電子腕時計とリーダ装置との間で交
信される命令の一例を示す図。
【図13】図7の電子腕時計の各種情報を表示している
状態を示す図。
【図14】本発明の第2実施例の計時処理及び時間情報
算出処理を示すフローチャート。
【図15】本発明の第3実施例のIDコードタグの斜視
図。
【図16】本発明の第3実施例に係る電子腕時計及びリ
ーダー装置の回路ブロック図。
【図17】リーダー装置の他の例の設置状態を示す図。
【符号の説明】
1 計時装置 10 計時認識処理装置 11 計時・認識部 12 制御部 13 ディスプレイ 14 プリンタ 15 キーボード 16 電光掲示板出力ポート 17 RAM 18 拡張ポート 20 スタータ装置 30A〜30F、100 リーダー装置 40 発信機 50 IDコード装置 51 ケース 52 バンド 53 ガラス 54 IC基板 55 LSI 56 アンテナ 60、130 電子腕時計 65 表示部 62 タグルーム 71、134 CPU 80、120 IDコードタグ 82 アンテナ 95 A・D変換器 96、121 シグナルプロセッサー 97 メモリ

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能な複数の移動体の移動開始時点
    を示すための移動開始時点情報を受信する移動開始時点
    情報受信手段と、 前記複数の移動体が移動開始した後に通過すべき少なく
    とも1ヵ所の通過地点に設置され、前記各移動体が通過
    する都度、該各移動体からそれぞれ発信される移動体識
    別情報を受信する識別情報受信手段と、 これら識別情報受信手段により前記各移動体毎に受信さ
    れた前記移動体識別情報の受信時点と前記移動開始時点
    情報受信手段により受信された移動開始時点情報により
    示される移動開始時点との間の所要時間を計測する時間
    計測手段と、 この時間計測手段により計測された所要時間を示す所要
    時間情報と該所要時間情報に対応する前記移動体識別情
    報とを出力する情報出力手段と、 を備えたことを特徴とする計時装置。
  2. 【請求項2】 移動可能な複数の移動体が移動開始した
    後に通過すべき少なくとも2ヵ所の通過地点に設置さ
    れ、前記各移動体が通過する都度、該各移動体からそれ
    ぞれ発信される移動体識別情報を受信する識別情報受信
    手段と、 これら識別情報受信手段により前記各移動体毎に受信さ
    れた前記移動体識別情報の受信時点間の所要時間を計測
    する時間計測手段と、 この時間計測手段により計測された所要時間を示す所要
    時間情報と該所要時間情報に対応する前記移動体識別情
    報とを出力する情報出力手段と、 を備えたことを特徴とする計時装置。
  3. 【請求項3】 移動可能な複数の移動体の移動開始時点
    を示すための移動開始時点情報を受信する移動開始時点
    情報受信手段と、 前記複数の移動体が移動開始した後に最初に通過すべき
    移動開始地点に設置され、前記各移動体が通過する都
    度、該各移動体からそれぞれ発信される移動体識別情報
    を受信する識別情報受信手段と、 これら識別情報受信手段により前記移動体毎に受信され
    た前記移動体識別情報の受信時点と前記移動開始時点情
    報受信手段により受信された移動開始時点情報により示
    される移動開始時点との間の所要時間を計測する時間計
    測手段と、 前記識別情報受信手段により受信された前記移動体識別
    情報の受信時点と前記移動開始時点情報受信手段により
    受信された移動開始時点情報により示される移動開始時
    点との間のタイムラグを計測するタイムラグ計測手段
    と、 前記タイムラグ計測手段により計測されたタイムラグを
    示すタイムラグ情報と該タイムラグ情報に対応する前記
    移動体識別情報とを出力する情報出力手段と、 を備えたことを特徴とする計時装置。
  4. 【請求項4】 移動可能な複数の移動体の移動開始時点
    を示すための移動開始時点情報を受信する移動開始時点
    情報受信手段と、前記複数の移動体が移動開始した後に
    通過すべき少なくとも2ヵ所の通過地点に設置され、前
    記各移動体が通過する都度、該各移動体からそれぞれ発
    信される移動体識別情報を受信する識別情報受信手段
    と、 これら識別情報受信手段により前記移動体から受信され
    た前記移動体識別情報の受信時点と前記移動開始時点情
    報受信手段により受信された移動開始時点情報により示
    される移動開始時点との間の所要時間を計測する時間計
    測手段と、 前記各識別情報受信手段のうち前記移動体が最初に通過
    した前記識別情報受信手段により受信された前記移動体
    識別情報の受信時点と前記移動開始時点情報受信手段に
    より受信された移動開始時点情報により示される移動開
    始時点との間のタイムラグを計測するタイムラグ計測手
    段と、 前記時間計測手段によりた計測された所要時間から前記
    タイムラグ計測手段により計測されたタイムラグを差し
    引いた正式所要時間を示す正式所要時間情報と該正式所
    要時間情報に対応する前記移動体識別情報とを出力する
    情報出力手段と、 を備えたことを特徴とする計時装置。
  5. 【請求項5】 移動可能な複数の移動体が移動開始した
    後に通過すべき少なくとも2ヶ所の通過地点に設置さ
    れ、前記各移動体が通過する都度、該移動体からそれぞ
    れ発信される移動体識別情報を受信する識別情報受信手
    段と、 これら識別情報受信手段により前記移動体から受信され
    た前記移動体識別情報の受信時点を示す通過時間情報と
    該通過時間情報に対応する前記移動体識別情報とを出力
    する情報出力手段と、 を備えたことを特徴とする計時装置。
  6. 【請求項6】 移動可能な複数の移動体が移動開始した
    後に通過すべき少なくとも2ヶ所の通過地点に設置さ
    れ、前記各移動体が通過する都度、該移動体からそれぞ
    れ発信される移動体識別情報を受信する識別情報受信手
    段と、 この識別情報受信手段により前記移動体から受信された
    前記移動体識別情報の受信時点に基づいて、前記移動体
    毎に通過着順を決定する通過着順決定手段と、 この通過着順決定手段により決定された通過着順を示す
    通過着順情報と該通過時間情報に対応する前記移動体識
    別情報とを出力する情報出力手段と、 を備えたことを特徴とする計時装置。
  7. 【請求項7】 移動可能な複数の移動体の移動開始時点
    を示すための移動開始時点情報を受信する移動開始時点
    情報受信手段と、 前記複数の移動体が移動を開始した後に通過すべき少な
    くとも2ヶ所の通過地点に設置され、前記各移動体が通
    過する都度、該移動体からそれぞれ発信される移動体識
    別情報を受信する識別情報受信手段と、 これら識別情報受信手段により前記移動体から受信され
    た前記移動体識別情報の受信時点と前記移動開始時点情
    報受信手段により受信された移動開始時点情報により示
    される移動開始時点との間の所要時間を計測する時間計
    測手段と、 前記各識別情報受信手段のうち前記移動体が最初に通過
    した前記識別情報受信手段により受信された前記移動体
    識別情報の受信時点と前記移動開始時点情報受信手段に
    より受信された移動開始時点情報により示される移動開
    始時点との間のタイムラグを計測するタイムラグ計測手
    段と、 前記時間計測手段により計測された所要時間から前記タ
    イムラグ計測手段により計測されたタイムラグを差し引
    いた正式所要時間に基づいて、前記移動体毎に通過着順
    を決定する通過着順決定手段と、 この通過着順決定手段により決定された通過着順を示す
    通過着順情報と該通過時間情報に対応する前記移動体識
    別情報とを出力する情報出力手段と、 を備えたことを特徴とする計時装置。
  8. 【請求項8】 前記情報出力手段は、前記時間情報及び
    対応する前記移動体識別情報を出力する表示手段である
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記
    載の計時装置。
  9. 【請求項9】 前記情報出力手段は、前記時間情報及び
    対応する前記移動体識別情報を印刷する印刷手段である
    ことを特徴とする請求項1から請求項5または請求項8
    のいずれかに記載の計時装置。
  10. 【請求項10】 前記情報出力手段は、前記通過着順情
    報及び対応する前記移動体識別情報を表示する表示手段
    であることを特徴とする請求項6または請求項7記載の
    計時装置。
  11. 【請求項11】 前記情報出力手段は、前記通過着順情
    報及び対応する前記移動体識別情報を印刷する印刷手段
    であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれ
    かに記載の計時装置。
  12. 【請求項12】 前記複数の移動体は、複数の走行体上
    にそれぞれ設けられる携帯型情報機器であることを特徴
    とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の計時装
    置。
  13. 【請求項13】 移動体識別情報を発信する複数の移動
    体と、 これら移動体の移動開始時点を示すための移動開始時点
    情報を受信する移動開始時点情報受信手段と、 前記複数の移動体が移動開始した後に通過すべき少なく
    とも1ヶ所の通過地点に設置され、前記各移動体が通過
    する都度、該各移動体からそれぞれ発信される移動体識
    別情報を受信する識別情報受信手段と、 これら識別情報受信手段により前記各移動体毎に受信さ
    れた前記移動体識別情報の受信時点と前記移動開始時点
    情報受信手段により受信された移動開始時点情報により
    示される移動開始時点との間の所要時間を計測する時間
    計測手段と、 この時間計測手段により計測された所要時間を示す所要
    時間情報と該所要時間情報に対応する前記移動体識別情
    報とを出力する情報出力手段と、 を備えたことを特徴とする計時システム。
  14. 【請求項14】 移動体識別情報を発信する複数の移動
    体と、 これら移動体が移動した後に通過すべき少なくとも2ヶ
    所の通過地点に設置され、前記各移動体が通過する都
    度、該各移動体からそれぞれ発信される移動体識別情報
    を受信する識別情報受信手段と、 これら識別情報受信手段により前記移動体毎に受信され
    た前記移動体識別情報の受信時点間の所要時間を計測す
    る時間計測手段と、 この時間計測手段により計測された所要時間を示す所要
    時間情報と該所要時間情報に対応する前記移動体識別情
    報とを出力する情報出力手段と、 を備えたことを特徴とする計時システム。
  15. 【請求項15】 移動体識別情報を発信する複数の移動
    体と、 これら移動体の移動開始時点を示すための移動開始時点
    情報を受信する移動開始時点情報受信手段と、 前記複数の移動体が移動開始した後に最初に通過すべき
    移動開始地点に設置され、前記各移動体が通過する都
    度、該各移動体からそれぞれ発信される移動体識別情報
    を受信する識別情報受信手段と、 これら識別情報受信手段により前記移動体毎に受信され
    た前記移動体識別情報の受信時点と前記移動開始時点情
    報受信手段により受信された移動開始時点情報により示
    される移動開始時点との間の所要時間を計測する時間計
    測手段と、 前記識別情報受信手段により受信された前記移動体識別
    情報の受信時点と前記移動開始時点情報受信手段により
    受信された移動開始時点情報により示される移動開始時
    点との間のタイムラグを計測するタイムラグ計測手段
    と、 前記タイムラグ計測手段により計測されたタイムラグを
    示すタイムラグ情報と該タイムラグ情報に対応する前記
    移動体識別情報とを出力する情報出力手段と、 を備えたことを特徴とする計時システム。
  16. 【請求項16】 移動体識別情報を発信する複数の移動
    体と、 これら移動体の移動開始時点を示すための移動開始時点
    情報を受信する移動開始時点情報受信手段と、 前記複数の移動体が移動開始した後に通過すべき少なく
    とも2ヶ所の通過地点に設置され、前記各移動体が通過
    する都度、該各移動体からそれぞれ発信される移動体識
    別情報を受信する識別情報受信手段と、 この識別情報受信手段により前記移動体から受信された
    前記移動体識別情報の受信時点と前記移動開始時点情報
    受信手段により受信された移動開始時点情報により示さ
    れる移動開始時点との間の所要時間を計測する時間計測
    手段と、 前記各識別情報受信手段のうち前記移動体が最初に通過
    した前記識別情報受信手段により受信された前記移動体
    識別情報の受信時点と前記移動開始時点情報受信手段に
    より受信された移動開始時点情報により示される移動開
    始時点との間のタイムラグを計測するタイムラグ計測手
    段と、 前記時間計測手段により計測された所要時間から前記タ
    イムラグ計測手段により計測されたタイムラグを差し引
    いた正式所要時間を示す正式所要時間情報と該正式所要
    時間情報に対応する前記移動体識別情報とを出力する情
    報出力手段と、 を備えたことを特徴とする計時システム。
  17. 【請求項17】 移動体識別情報を発信する複数の移動
    体と、 これら移動体が移動開始した後に通過すべき少なくとも
    2ヶ所の通過地点に設置され、前記各移動体が通過する
    都度、該移動体からそれぞれ発信される移動体識別情報
    を受信する識別情報受信手段と、 この識別情報受信手段により前記移動体から受信された
    前記移動体識別情報の受信時点を示す通過時間情報と該
    通過時間情報に対応する前記移動体識別情報とを出力す
    る情報出力手段と、 を備えたことを特徴とする計時システム。
  18. 【請求項18】 移動体識別情報を発信する複数の移動
    体と、 これら移動体が移動開始した後に通過すべき少なくとも
    2ヶ所の通過地点に設置され、前記各移動体が通過する
    都度、該移動体からそれぞれ発信される移動体識別情報
    を受信する識別情報受信手段と、 この識別情報受信手段により前記移動体から受信された
    前記移動体識別情報の受信時点に基づいて、前記移動体
    毎に通過着順を決定する通過着順決定手段と、 この通過着順決定手段により決定された通過着順を示す
    通過着順情報と該通過着順情報に対応する前記移動体識
    別情報とを出力する情報出力手段と、 を備えたことを特徴とする計時システム。
  19. 【請求項19】 移動体識別情報を発信する複数の移動
    体と、 これら移動体の移動開始時点を示すための移動開始時点
    情報を受信する移動開始時点情報受信手段と、 前記複数の移動体が移動開始した後に通過すべき少なく
    とも2ヶ所の通過地点に設置され、前記各移動体が通過
    する都度、該移動体からそれぞれ発信される移動体識別
    情報を受信する識別情報受信手段と、 この識別情報受信手段により前記移動体から受信された
    前記移動体識別情報の受信時点と前記移動開始時点情報
    受信手段により受信された移動開始時点情報により示さ
    れる移動開始時点との間の所要時間を計測する時間計測
    手段と、 前記各識別情報受信手段のうち前記移動体が最初に通過
    した前記識別情報受信手段により受信された前記移動体
    識別情報の受信時点と前記移動開始時点情報受信手段に
    より受信された移動開始時点情報により示される移動開
    始時点との間のタイムラグを計測するタイムラグ計測手
    段と、 前記時間計測手段により計測された所要時間から前記タ
    イムラグ計測手段により計測されたタイムラグを差し引
    いた正式所要時間に基づいて、前記移動体毎に通過着順
    を決定する通過着順決定手段と、 この通過着順決定手段により決定された通過着順を示す
    通過着順情報と該通過着順情報に対応する前記移動体識
    別情報とを出力する情報出力手段と、 を備えたことを特徴とする計時システム。
  20. 【請求項20】 前記情報出力手段は、前記時間情報及
    び対応する前記移動体識別情報を表示する表示手段であ
    ることを特徴とする請求項13から請求項16のいずれ
    かに記載の計時システム。
  21. 【請求項21】 前記情報出力手段は、前記時間情報及
    び対応する前記移動体識別情報を印刷する印刷手段であ
    ることを特徴とする請求項13から請求項16または請
    求項20のいずれかに記載の計時システム。
  22. 【請求項22】 前記情報出力手段は、前記通過着順情
    報及び対応する前記移動体識別情報を表示する表示手段
    であることを特徴とする請求項17または請求項18に
    記載の計時システム。
  23. 【請求項23】 前記情報出力手段は、前記通過着順情
    報及び対応する前記移動体識別情報を印刷する印刷手段
    であることを特徴とする請求項17、請求項18または
    請求項22のいずれかに記載の計時システム。
JP35490991A 1991-12-19 1991-12-19 計時装置及び計時システム Pending JPH05172959A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35490991A JPH05172959A (ja) 1991-12-19 1991-12-19 計時装置及び計時システム
US07/990,916 US5511045A (en) 1991-12-19 1992-12-15 Time measurement apparatus and system having reception or transmission function

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35490991A JPH05172959A (ja) 1991-12-19 1991-12-19 計時装置及び計時システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05172959A true JPH05172959A (ja) 1993-07-13

Family

ID=18440727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35490991A Pending JPH05172959A (ja) 1991-12-19 1991-12-19 計時装置及び計時システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05172959A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020065429A (ko) * 2002-07-04 2002-08-13 주식회사 스피드칩 무선 인식을 통하여 선수의 기록을 측정하기 위한 안테나태그 겸용 번호판 및 그를 이용한 기록 측정 방법 및 시스템
JP2005283337A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Totoku Electric Co Ltd 移動体計時装置
JP2005300256A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Seiko Precision Inc 競技用計測システムおよび、タイム計測方法
JP2005300255A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Seiko Precision Inc 競技用計時システムおよび、時刻同期方法
JP2007292491A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Seiko Precision Inc 競技用計測システム、および、タイム補正方法
JP2010532673A (ja) * 2007-03-30 2010-10-14 ナイキ インコーポレーティッド Rfidがトリガする個人用運動装置
JP2015073591A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 セイコーエプソン株式会社 携帯機器および積算時間表示制御方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020065429A (ko) * 2002-07-04 2002-08-13 주식회사 스피드칩 무선 인식을 통하여 선수의 기록을 측정하기 위한 안테나태그 겸용 번호판 및 그를 이용한 기록 측정 방법 및 시스템
JP2005283337A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Totoku Electric Co Ltd 移動体計時装置
JP4553621B2 (ja) * 2004-04-08 2010-09-29 セイコープレシジョン株式会社 競技用計時システムおよび、時刻同期方法
JP2005300255A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Seiko Precision Inc 競技用計時システムおよび、時刻同期方法
JP4541746B2 (ja) * 2004-04-08 2010-09-08 セイコープレシジョン株式会社 競技用計測システムおよび、タイム計測方法
JP2005300256A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Seiko Precision Inc 競技用計測システムおよび、タイム計測方法
JP2007292491A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Seiko Precision Inc 競技用計測システム、および、タイム補正方法
JP2010532673A (ja) * 2007-03-30 2010-10-14 ナイキ インコーポレーティッド Rfidがトリガする個人用運動装置
US8248247B2 (en) 2007-03-30 2012-08-21 Nike, Inc. Electronically triggered personal athletic device
US8421620B2 (en) 2007-03-30 2013-04-16 Nike, Inc. Electronically triggered personal athletic device
US8854214B2 (en) 2007-03-30 2014-10-07 Nike, Inc. Electronically triggered personal athletic device
US9250611B2 (en) 2007-03-30 2016-02-02 Nike, Inc. Electronically triggered personal athletic device
US10220257B2 (en) 2007-03-30 2019-03-05 Nike, Inc. Electronically triggered personal athletic device
US10549156B2 (en) 2007-03-30 2020-02-04 Nike, Inc. Electronically triggered personal athletic device
JP2015073591A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 セイコーエプソン株式会社 携帯機器および積算時間表示制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5511045A (en) Time measurement apparatus and system having reception or transmission function
CN100594453C (zh) 定时装置
US7780524B2 (en) Monitoring system, game machine and device management system
US20090213700A1 (en) Automated Interval Timing Method Devices and System
JPH05172959A (ja) 計時装置及び計時システム
US10537782B2 (en) Method and system for measurement of a crossing time, and transponder module for the system
US11846646B2 (en) Method and system for measuring physical parameters in a trampoline competition
JPH05172960A (ja) 移動型電子機器
JP3931449B2 (ja) 時間記憶装置、腕時計、時間記憶方法及び記憶媒体
US4571698A (en) Apparatus and system for remote timing of plural entities
GB2440975A (en) Device for tracking the position of competitors in the sport of orienteering
JP3587307B2 (ja) 送信装置、受信装置、送信方法および受信方法
JP2004057805A (ja) 計時用検出装置、計測装置および計測方法
JPH05180962A (ja) 移動型電子機器
US5047962A (en) Event occurrence time and frequency detection and recording apparatus
JPH0527053A (ja) 競技用自動計時システム
JPH11258368A (ja) 競技結果表示処理装置、競技結果表示制御方法および競技結果計測システム
JP2000056047A (ja) 無線計時システム
EP0600927B1 (en) Race monitor
CN116841181A (zh) 电子设备及由其执行的方法、钟表、表带和存储介质
WO2000014688A1 (en) Indicating the time interval between groups of golfers
JP2004248703A (ja) Rfidシステムを用いた競技者管理システム及び競技者管理方法
KR100769120B1 (ko) 마라톤 및 인라인 경주용 id 장치
JP4721869B2 (ja) 計測システム、動態管理システム、受信器および計測方法
JP4347202B2 (ja) 信号送信装置、競技用計時システムおよび送信制御方法