JP3587307B2 - 送信装置、受信装置、送信方法および受信方法 - Google Patents

送信装置、受信装置、送信方法および受信方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は送信装置受信装置、送信方法および受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、移動体が移動する場合、例えば、100メートル競走及び200メートル競走等においては、計時装置により、スタートからゴールまでのトータル時間の計時や、マラソン競走におけるスタートからゴールまでのトータル時間及びマラソン競走の10キロメートル毎の各スプリットタイムの計時等が行なわれ、さらに、検査物体等の移動体が所定の区間を移動するのに要する時間を計時装置により行なっている。
このような従来の計時装置は、例えば、スタートからゴールまでのトータル時間を計時するためには、スタートの時点で計時装置の計時を開始させ、ゴールの時点で計時装置の計時を停止させることにより、スタートからゴールまでのトータル時間を計時している。この場合、複数の競技者により競技するようなときには、計時装置が複数の競技者のトータル時間を計時する必要があり、従来、そのために、前記計時装置が、少なくとも競技者の数だけの計時機能を備えている。
そのような計時装置において、従来、複数の競技者により競技する場合には、複数の競技者がスタートした時点で全ての計時機能の計時を開始させ、競技者がゴールする毎に、計時機能を1つずつ停止させている。このようにして停止させた複数の競技者毎の計時時間に対して、人間が、競技者の順位と照らし合わせて、どの計時時間がどの競技者に対応するかをチェックし、各競技者のトータル時間を決定している。
また、マラソン競争のように、多数の競技者に対してトータル時間を計時するとともに、10キロメートル毎等の各スプリットタイムをも計時する競技においては、計時装置が少なくとも競技者の数だけの計時機能を備え、各競技者毎の計時機能により、スタートからゴールまでのトータル時間を計時するとともに、各競技者について、10キロメートル毎等にスプリットタイムをも計時する必要がある。この場合、従来の計時装置においては、トータル時間の計時を上記トータル時間の計時を行なう競技と同様の方法で行ない、スプリットタイムの計時は、競技者が多数であり、競技の途中で競技者の順位が頻繁に入れ替わることから、10キロメートル毎の通過時間をトータル時間を計時する計時機能から人間が読み取り、各競技者毎に、10キロメートル毎の通過時間のリストを作って計算している。
特に、マラソン競走においては、あらかじめ設定された設定時間内に通過すべき地点を通過しない時には、その競技者は、失格となり、要所に配置された大会本部の係員が失格した旨をその競技者に通知している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、移動体があらかじめ設定された設定時間内に所定の通過地点を通過しないときには、失格となる場合に、従来では、人間が介在することにより失格である旨を通知したり、その移動体を移動体の移動すべき経路から排除していたため、失格した旨を移動体に正確に通知できなかったり、通知したり、排除するのに人手がかかるという問題があった。
そこで、本発明は、複数の移動体を識別するとともに、その各移動体の通過を検出して、その検出した移動体毎に移動体が通過すべき設定時間を超過したかどうかを判定して、超過したいるときには、その旨に関する設定時間経過関連情報を移動体に送信することを目的とする。また、移動体側では、各外部送信装置から送信された移動関連情報を各移動体毎に受信し、その情報のなかから、設定時間経過により失格したことなどを示す情報を認識可能な状態で出力することにより、人間が介在することなく、失格したことなどを正確に、かつ迅速に通知することができるようにしたことを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、各発明は、次のような構成を備えている。
請求項1記載の送信装置(図1の計時装置)は、
情報を視覚表示する表示部(図4の表示部65)を備えている複数の移動体(図4のIDコード装置50)との間で情報を通信するために、少なくとも2ヵ所の通過地点に設置された情報検出装置(図1のリーダー装置20,30A〜30F)に向けて情報を送信するための送信装置(図1の計時装置)であって、
前記複数の移動体(図4のIDコード装置50)が、前記情報検出装置(図1のリーダー装置20,30A〜30F)を通過する都度、該各移動体から前記各情報検出装置がそれぞれ受け取った移動体識別情報(IDコード情報)を検出する検出手段(図1の計時・認識部11、制御部12;図8のS4、S5)と、
この検出手段により検出された各移動体識別情報の検出時点間における所要時間を計測し、この計測された所要時間があらかじめ設定された設定時間を経過しているか否かを判断する判断手段(図1の制御部12;図8のS9)と、
この判断手段による判断の結果に応じた設定時間経過関連情報を、前記複数の移動体に備えられている表示部に表示させるに先だって、前記情報検出装置に向けて、該設定時間経過関連情報に対応する前記移動体識別情報とともに送信する送信手段(図1の制御部12;図8のS11)と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の送信装置(図1の計時装置)は、
情報を視覚表示する表示部(図4の表示部65)を備えている複数の移動体(図4のIDコード装置50)との間で情報を通信するために、少なくとも2ヵ所の通過地点に設置された情報検出装置(図1のリーダー装置20,30A〜30F)に向けて情報を送信するための送信装置(図1の計時装置)であって、
前記複数の移動体(図4のIDコード装置50)が、前記各情報検出装置(図1のリーダー装置20,30A〜30F)を通過する都度、該各移動体から前記各情報検出装置がそれぞれ受け取った移動体識別情報(IDコード情報)を検出するとともに、前記各情報検出装置に付与されている情報検出装置識別情報(リーダー番号R1〜R6)を検出する検出手段(図1の計時・認識部11、制御部12;図8のS4、S5)と、
この検出手段により検出された各移動体識別情報の検出時点間における所要時間を計測し、この計測された所要時間があらかじめ設定された設定時間を経過しているか否かを判断する判断手段(図1の制御部12;図8のS9)と、
この判断手段による判断の結果に応じた結果情報を、前記複数の移動体に備えられている表示部に表示させるに先だって、前記検出手段により検出された情報検出装置識別情報に対応する前記情報検出装置に向けて、前記移動体識別情報とともに送信する送信手段(図1の制御部12;図8のS10,S11)と、
を備えたことを特徴とする。
請求項4記載の送信方法(図1の計時装置)は、
情報を視覚表示する表示部(図4の表示部65)を備えている複数の移動体(図4のIDコード装置50)との間で情報を通信するために、少なくとも2ヵ所の通過地点に設置された情報検出装置(図1のリーダー装置20,30A〜30F)に向けて情報を送信するための送信装置(図1の計時装置)に用いられる送信方法であって、
前記複数の移動体(図4のIDコード装置50)が、前記情報検出装置(図1のリーダー装置20,30A〜30F)を通過する都度、該各移動体から前記各情報検出装置がそれぞれ受け取った移動体識別情報(IDコード情報)を検出する検出ステップ(図1の制御部12;図8のS4、S5)と、
この検出ステップにより検出された各移動体識別情報の検出時点間における所要時間を計測し、この計測された所要時間があらかじめ設定された設定時間を経過しているか否かを判断する判断ステップ(図1の制御部12;図8のS9)と、
この判断ステップによる判断の結果に応じた設定時間経過関連情報を、前記複数の移動体に備えられている表示部に表示させるに先だって、前記情報検出装置に向けて、該設定時間経過関連情報に対応する前記移動体識別情報とともに送信する送信ステップ(図1の制御部12;図8のS11)と、
を備えたことを特徴とする。
請求項5記載の送信方法(図1の計時装置)は、
情報を視覚表示する表示部(図4の表示部65)を備えている複数の移動体(図4のIDコード装置50)との間で情報を通信するために、少なくとも2ヵ所の通過地点に設置された情報検出装置(図1のリーダー装置20,30A〜30F)に向けて情報を送信するための送信装置(図1の計時装置)に用いられる送信方法であって、
前記複数の移動体(図4のIDコード装置50)が、前記情報検出装置(図1のリーダー装置20,30A〜30F)を通過する都度、該各移動体から前記各情報検出装置がそれぞれ受け取った移動体識別情報(IDコード情報)を検出するとともに、前記各情報検出装置に付与されている情報検出装置識別情報(リーダー番号R1〜R6)を検出する検出ステップ(図1の制御部12;図8のS4、S5)と、
この検出ステップにより検出された各移動体識別情報の検出時点間における所要時間を計測し、この計測された所要時間があらかじめ設定された設定時間を経過しているか否かを判断する判断ステップ(図1の制御部12;図8のS9)と、
この判断ステップによる判断の結果に応じた結果情報を、前記複数の移動体に備えられている表示部に表示させるに先だって、前記検出された情報検出装置識別情報に対応する前記情報検出装置に向けて、前記移動体識別情報とともに送信する送信ステップ(図1の制御部12;図8のS10,S11)と、
を備えたことを特徴とする。
請求項6記載の受信装置(図6の電子腕時計60)は、
所定の間隔をおいて設置された複数の外部送信装置(リーダー装置20,30A〜30F)前を通過しながら、当該外部送信装置から情報を受信する受信装置において、
視覚表示または音声出力する報知手段(図6の表示部65;音声報知:段落番号[0055])と、
前記複数の外部送信装置のうちの一つの外部送信装置を通過した際に、当該外部送信装置から送信された移動体識別情報(IDコード情報)及び移動関連情報を受信する受信手段(図1の計時・認識部11、制御部12;図8のS4、S5)と、
この受信手段により受信された移動体識別情報が予め設定されている識別情報と適合するか否かを判断する適合判断手段(図1の制御部12;図8のP3)と、
この適合判断手段により適合すると判断されたときは、その後、前記受信手段により受信した移動関連情報のうち、通過時刻情報等の各種時刻情報、失格情報または超過時間情報を前記報知手段にて視覚表示または音声出力させるように制御する制御手段(図1の制御部12;図8のP6,P7;段落番号[0055])と、
を備えたことを特徴とする。
請求項7記載の受信装置(図6の電子腕時計60)は、
所定の間隔をおいて設置された複数の外部送信装置(リーダー装置20,30A〜30F)前を通過しながら、当該外部送信装置から情報を受信する受信装置において、
報知手段(図6の表示部65;音声報知:段落番号[0055])と、
前記複数の外部送信装置のうちの一つの外部送信装置を通過した際に、当該外部送信装置から送信された移動体識別情報(IDコード情報)及び移動関連情報を受信する受信手段(図1の計時・認識部11、制御部12;図8のS4、S5)と、
この受信手段により受信された移動体識別情報が予め設定されている識別情報と適合するか否かを判断する適合判断手段(図1の制御部12;図8のP3)と、
この適合判断手段により適合すると判断された後に、前記受信手段により受信した移動関連情報が、失格情報または超過時間情報であるか否かを判断する情報判断手段(図1の制御部12;図8のP5)と、
この情報判断手段により、前記移動関連情報が、失格情報または超過時間情報であると判断されたときは、その失格情報または超過時間情報に対応した報知を前記報知手段に行わせるように制御し、他方、前記情報判断手段により、前記移動関連情報が、失格情報または超過時間情報でない判断されたときは、前記失格情報または超過時間情報以外の他の移動関連情報を前記報知手段に行わせるように制御する制御手段(図1の制御部12;図8のP6,P7)と、
を備えたことを特徴とする。
請求項11記載の受信方法(図6の電子腕時計60)は、
所定の間隔をおいて設置された複数の外部送信装置(リーダー装置20,30A〜30F)前を通過しながら、当該外部送信装置から情報を受信する受信方法において、
前記複数の外部送信装置のうちの一つの外部送信装置を通過した際に、当該外部送信装置から送信された移動体識別情報(IDコード情報)及び移動関連情報を受信する受信ステップ(図1の制御部12;図8のS4、S5)と、
この受信ステップにより受信された移動体識別情報が予め設定されている識別情報と適合するか否かを判断する適合判断手段(図1の制御部12;図8のP3)と、
この適合判断手段により適合すると判断されたときは、その後、前記受信手段により受信した移動関連情報のうち、通過時刻情報等の各種時刻情報、失格情報または超過時間情報を、報知手段(図6の表示部65;音声報知:段落番号[0055])にて視覚表示または音声出力させるように制御する制御手段(図1の制御部12;図8のP6,P7)と、
を備えたことを特徴とする。
請求項12記載の受信方法(図6の電子腕時計60)は、
所定の間隔をおいて設置された複数の外部送信装置(リーダー装置20,30A〜30F)前を通過しながら、当該外部送信装置から情報を受信する受信方法において、
報知手段(図6の表示部65、ブザー73)と、
前記複数の外部送信装置のうちの一つの外部送信装置を通過した際に、当該外部送信装置から送信された移動体識別情報(IDコード情報)及び移動関連情報を受信する受信ステップ(図1の制御部12;図8のS4、S5)と、
この受信ステップにより受信された移動体識別情報が予め設定されている識別情報と適合するか否かを判断する適合判断ステップ(図1の制御部12;図8のP3)と、
この適合判断ステップにより適合すると判断された後に、前記受信ステップにより受信した移動関連情報が、失格情報または超過時間情報であるか否かを判断する情報判断ステップ(図1の制御部12;図8のP5)と、
この情報判断ステップにより、前記移動関連情報が、失格情報または超過時間情報であると判断されたときは、その失格情報または超過時間情報に対応した報知を報知手段(図6の表示部65、ブザー73)に行わせるように制御し、他方、前記移動関連情報が、失格情報または超過時間情報でないと判断されたときは、前記失格情報または超過時間情報以外の他の移動関連情報を前記報知手段に行わせるように制御する制御ステップ(図1の制御部12;図8のP6,P7)と、
を備えたことを特徴とする。
【0005】
【作用】
請求項1記載の送信装置(図1の計時装置)では、
情報を視覚表示する表示部(図4の表示部65)を備えている複数の移動体(図4のIDコード装置50)との間で情報を通信するために、少なくとも2ヵ所の通過地点に設置された情報検出装置(図1のリーダー装置20,30A〜30F)に向けて情報を送信する。
検出手段(図1の計時・認識部11、制御部12;図8のS4、S5)は、前記複数の移動体(図4のIDコード装置50)が、前記情報検出装置(図1のリーダー装置20,30A〜30F)を通過する都度、該各移動体から前記各情報検出装置がそれぞれ受け取った移動体識別情報(IDコード情報)を検出する。
判断手段(図1の制御部12;図8のS9)は、この検出手段により検出された各移動体識別情報の検出時点間における所要時間を計測し、この計測された所要時間があらかじめ設定された設定時間を経過しているか否かを判断する。
送信手段(図1の制御部12;図8のS11)は、この判断手段による判断の結果に応じた設定時間経過関連情報を、前記複数の移動体に備えられている表示部に表示させるに先だって、前記情報検出装置に向けて、該設定時間経過関連情報に対応する前記移動体識別情報とともに送信する。
請求項6記載の受信装置(図6の電子腕時計60)では、
所定の間隔をおいて設置された複数の外部送信装置(リーダー装置20,30A〜30F)前を通過しながら、当該外部送信装置から情報を受信する。
報知手段(図6の表示部65;音声報知:段落番号[0055])は視覚表示または音声出力する。
受信手段(図1の計時・認識部11、制御部12;図8のS4、S5)は前記複数の外部送信装置のうちの一つの外部送信装置を通過した際に、当該外部送信装置から送信された移動体識別情報(IDコード情報)及び移動関連情報を受信する。
適合判断手段(図1の制御部12;図8のP3)はこの受信手段により受信された移動体識別情報が予め設定されている識別情報と適合するか否かを判断する。
制御手段(図1の制御部12;図8のP6,P7;段落番号[0055])はこの適合判断手段により適合すると判断されたときは、その後、前記受信手段により受信した移動関連情報のうち、通過時刻情報等の各種時刻情報、失格情報または超過時間情報を前記報知手段にて視覚表示または音声出力させるように制御する。
【0006】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
図1〜図3は、本発明に係る送信装置および受信装置の第1実施例を示す図であり、マラソン競技のトータル時間及びスプリット時間等の計時用に適用されたものである。
【0007】
図1は、送信装置としての計時装置1のブロック構成図であり、計時装置1は、計時・認識処理装置10、スタータ装置20及び複数のリーダー装置30A〜30F等を備えている。
【0008】
計時・認識処理装置10は、計時・認識部11、制御部12、ディスプレイ13、プリンタ14、キーボード15、電光掲示板出力ポート16、RAM(Random Access Memory)17及び拡張ポート18等を備えており、計時・認識部11には、スタータ装置20及び各リーダー装置30A〜30Fが接続されている。
【0009】
スタータ装置20は、例えば、スタート用のピストル等であり、作動されると、スタート信号を計時・認識部11に出力する。
【0010】
リーダー装置30A〜30Fは、それぞれスタート地点、10キロメートル中継地点、20キロメートル中継地点、30キロメートル中継地点、40キロメートル中継地点及びゴール地点に設置されており、それぞれ各地点を通過する競技者(移動体)から出力されるエネルギーを検出して、検出信号を計時・認識部11に出力する。
【0011】
なお、各リーダー装置30A〜30Fは、この実施例では、図2に示すように、リーダー装置30A〜30Fに発信機40を接続して、発信機40のアンテナ40aから計時・認識部11に検出信号を送信するようにしているが、有線で接続してもよい。この場合、計時・認識処理装置10に受信機を設け、受信機で受信した検出信号を計時・認識部11に出力する。また、各リーダー装置30A〜30Fには、リーダー番号が付与されており、例えば、スタート地点のリーダー装置30Aからゴール地点のリーダー装置30Fへと順番に、R1〜R7が付与されている。
【0012】
計時・認識部11は、少なくともマラソン競技に参加する競技者の数だけトータル時間及び各地点までの経過時間を計時する計時機能を有しており、それぞれの計時機能をあらかじめ設定されたIDコードと対応させて管理する。計時・認識部11は、スタータ装置20からスタート信号が入力されると、全ての計時機能の計時を開始し、また各リーダー装置30A〜30Fから検出信号が入力されると、通過した競技者のIDコードを認識するとともに、対応する地点の通過時間(経過時間)を計時する。計時・認識部11は、認識したIDコードや計時した計時時間を制御部12に出力する。
【0013】
制御部12は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)、また必要に応じて磁気ディスク装置等の外部記憶装置を備え、計時・認識部11から入力されるIDコード及び計時データから各競技者毎のスプリットタイム、トータルタイム、タイムラグ時間、公式なトータルタイム及び着順等を計算し、これらの各情報をRAM17に記憶する。
【0014】
RAM17は、図3に示すように、各競技者毎、すなわち後述するように、競技者(ランナー)に渡されるIDコードタグ装置に割り当てられたIDコード毎(すなわち、Aランナー〜Nランナーまでの各ランナー毎)に、領域区分され、領域区分された各領域に、スタート地点の通過時刻情報、10Km中継地点の通過時刻情報、20Km中継地点の通過時刻情報、30Km中継地点の通過時刻情報、40Km中継地点の通過時刻情報、ゴール地点の通過時刻情報、タイムラグ時間情報(スタート開始時刻からスタート地点通過時刻までの時間)、公式の10Km中継地点の通過時刻情報、公式の20Km中継地点の通過時刻情報、公式の30Km中継地点の通過時刻情報、公式の40Km中継地点の通過時刻情報及び公式のゴール地点通過時刻情報等が書き込まれる。また、RAM17には、マラソン競走において、各中継地点を通過すべき時間として設定された設定時間があらかじめ記憶されており、この設定時間内に競技者が通過しないときには、その競技者は、失格となる。
【0015】
ディスプレイ13は、制御部12の処理結果や、キーボード15から入力された各種データ及びコマンド等を表示する。
【0016】
キーボード15は、制御部12に処理させる処理内容のコマンドや各種データ、特に、各競技者のゼッケン番号や登録番号を入力する。
【0017】
プリンタ14は、制御部12での処理結果や各種データ、特に、各競技者のトータルタイムやスプリットタイムを記録紙に記録出力する。
【0018】
電光掲示板出力ポート16には、図外の電光掲示板が直接接続されたり、電光掲示板にデータを送信する発信機が接続され、制御部12は、この電光掲示板出力ポート16を介して計時データ、例えば、スタート合図の時点からスタート位置までのタイムラグ時間、スタートから現在までの経過時間、さらには先頭の競技者の各中継地点でのスプリットタイム等を出力し、電光掲示板に表示出力させる。
【0019】
拡張ポート18には、外部記憶装置、例えば、フロッピィディスク装置やハードディスク装置、あるいは他のディスプレイやプリンタ等が接続され、計時データ等の各種データの入・出力に利用される。なお、この拡張ポート17の利用形態としては、上記利用形態に限定されるものでないことは言うまでもない。
【0020】
一方、各競技者は、図4に示す電子腕時計60を装着する。
【0021】
電子腕時計60は、本体ケース61にタグルーム62が形成されており、本体ケース61のタグルーム62部分には、蓋63が取り付けられている。蓋63は、本体ケース61のタグルーム62部分に螺合することにより取り付けられており、蓋63を着脱することによりタグルーム62を開閉することができる。この蓋63を開閉することにより、図5に示すIDコードタグ80を収納し、また取り出すことができる。この本体ケース61のタグルーム62部分には、窓64が形成されており、窓64は、ガラスにより内部が保護されている。
【0022】
また、本体ケース61には、表示部65及びスイッチ66〜69が設けられており、スイッチ68、69は、図4では図示していないが、後述する図6に表示している。表示部65は、例えば、液晶表示装置により構成されており、電子腕時計60からの種々の情報、例えば、現在時間、ストップウォッチモードでのトータル時間、スプリット時間等を表示する。また、本体ケース61には、バンド70が取り付けられており、電子腕時計60は、このバンド70により競技者の腕に装着される。
【0023】
前記IDコードタグ80は、図5に示すように、円筒上のケース81内にアンテナ82、回路基板83が収納されており、回路基板83には、この配線パターンが形成されているとともに、LSI(Large Scale Integrated Circuit)や他の回路素子が搭載されている。
【0024】
IDコードタグ80は、電子腕時計60のタグケース62内に収納されると、図10に示すように、タグケース62内に形成されたコネクトピン90にIDコードタグ80の電極85が接触し、コネクトピン90は、台座91及びフレキシブルコード92及び電極板93を介して、後述する電子腕時計60の回路に接続されている。また、IDコードタグ80は、タグケース62内に収納され、蓋63が閉じられると、蓋63に取り付けられたバネ94により、その電極板84が上記コネクトピン90に押し付けられ、電極85とコネクトピン90とが接触する。
【0025】
図6は、電子腕時計60及びIDコードタグ80との間で電磁波を送り、また受け取るリーダー装置30A〜30Fのブロック図である。
【0026】
前記IDコードタグ80の回路基板83には、A・D変換器95、シグナルプロセッサー96が形成されており、シグナルプロセッサー96には、さらにメモリ97が形成されている。
【0027】
A・D変換器95は、アンテナ82で受け取った電磁波に含まれているアナログ信号をディジタル信号に変換してシグナルプロセッサー96に出力し、また、シグナルプロセッサー96から入力されるディジタル信号をアナログ信号に変換してアンテナ82に出力する。
【0028】
シグナルプロセッサー96は、アンテナ82が電磁波を受信すると作動し、メモリ97からデータを読み出して、A・D変換器95を介してアンテナ82から外部に放出させ、また、電子腕時計60の回路を作動させる制御信号やアンテナ82が受け取ったデータをメモリ97に記憶させたり、電子腕時計60の回路に出力する。
【0029】
メモリ97は、例えば、ROM(Read Only Memory)やEPROM(Electrically Programmable ROM)が使用され、任意のあらかじめ設定されたデータ等が記憶される。このデータとしては、例えば、IDコードや処理プログラム及び電子腕時計60の回路に出力する命令コード等であり、メモリ97としてEPROMを使用することにより、このデータを書き換えて使用することができる。シグナルプロセッサー96は、このメモリ97に記憶されているIDコード等をA・D変換器95及びアンテナ82を介して電磁波に含ませて外部に放出させ、また命令コードを電子腕時計60の回路に出力する。
【0030】
一方、電子腕時計60は、図6に示すように、CPU71、電池72及びブザー73等を備えるとともに、上記表示部65及びスイッチ66〜69を備えており、また図示しない発振器や分周器等を備えている。
【0031】
電池72としては、例えば、リチウム電池が使用され、電池72は、電子腕時計60の各部に電源を供給する。CPU71は、内蔵メモリに時計やストップウォッチとしてのプログラムを記憶するとともに、ワークメモリを備えており、内蔵メモリのプログラムに従って電子腕時計60の各部を制御して、計時処理やストップウォッチ処理等を行なう。
【0032】
スイッチ66〜69は、電子腕時計60に各種処理を行なわせるために入力するものであり、スイッチ66は、ストップウォッチモードにおいてスタートストップを指示するスタート・ストップスイッチである。スイッチ67は、例えば、ラップとスプリットの切り換えを行なうスイッチであり、スイッチ68は、モードシフトスイッチである。また、スイッチ69は、数値訂正スイッチである。
【0033】
ブザー73は、スイッチ66〜69の設定操作によりアラーム時刻が設定され、現在時刻が設定されたアラーム時刻になると、CPU71がブザー73を駆動させることによりブザー音を発生する。また、CPUは、リーダー装置30A〜30Fから後述する失格通知を受け取ると、このブザー73を駆動して、失格した旨を競技者に通知する。
【0034】
また、送信装置であるリーダー装置30A〜30Fは、アンテナ101、A・D変換器102、シグナルプロセッサー103及び入出力インターフェイス104等を備えており、各地点のリーダー装置30A〜30Fには、リーダー番号が付与されている。
【0035】
アンテナ101は、IDコードタグ80のアンテナ82と同様のものであり、外部に電磁波を放出し、また外部からの電磁波を受け取る。A・D変換器102は、アンテナ101から入力されるアナログ信号をディジタル信号に変換してシグナルプロセッサー103に出力し、またシグナルプロセッサー103から入力されるディジタル信号をアナログ信号に変換してアンテナ101に出力する。
【0036】
入出力インターフェイス104には、パーソナルコンピュータ等のマラソン競技の計時処理装置がコードを介して直接接続されたり、図2に示したように、発信機40に接続される。発信機40は、リーダー装置30A〜30Fから入力されるデータを所定の電波に載せて、マラソン大会本部等に設置されている計時・認識処理装置10に送る。
【0037】
シグナルプロセッサー103は、内部メモリに記憶されたプログラムに従ってリーダー装置30A〜30Fの各部を制御して、リーダー装置30A〜30Fとしての処理を行なう。すなわち、リーダー装置30A〜30Fは、電源が投入されると、常時、アンテナ101から電磁波を放出し、電子腕時計60のIDコードタグ80からの電磁波を受け取ると、その電磁波に含まれているデータ、例えば、IDコード等を読み出して、入出力インターフェイス104を介して出力する。また、入出力インターフェイス104を介して計時・認識処理装置10から送られてくる種々の計時データ、例えば、スタートからの経過時間や各中継地点毎のスプリット時間等を電磁波にのせてアンテナ101から放出するとともに、計時・認識処理装置10から送られてくる失格情報を電磁波にのせてアンテナ101から放出する。。
【0038】
次に、作用を説明する。
マラソン競技を行う場合、各競技者毎にゼッケン番号あるいは登録番号を割り当て、割り当てた番号に対応するIDコード装置80をシール110を確認しながら各競技者に配付する。各競技者は、このIDコード装置80を腕に装着した状態で競技を行うことになる。
【0039】
一方、スタート地点、各中継地点及びゴール地点にリーダー装置30A〜30Fを配置し、計時・認識処理装置10の計時・認識部11にデータの送・受信が可能な状態に設置する。また、この計時・認識部11にスタータ装置20を接続する。その後、キーボード15から競技者のIDコードと競技者の氏名等の必要なデータを入力し、計時・認識処理装置10のRAM17に競技者を登録する。これにより、競技者の人数とそのIDコードが認識される。このとき、競技者の人数が、図7に示すように、スタートラインに一線に並ぶことが不可能なほど多いときには、スタートライン上に並んだ競技者と、後方に並んだ競技者とでは、スタートラインを通過する時間が異なることとなる。例えば、図7では、競技者A〜Dと競技者Eとでは、競技者A〜Dは、スタートの合図とともにスタートラインを通過することとなるが、競技者Eが、スタートの合図からスタートラインを通過するまでには、タイムラグ時間が発生することになる。
【0040】
そこで、後述するように、本実施例では、各競技者がスタートラインを通過する時間をスタート地点のリーダー装置30Aにより検出し、スタートの合図の時点からスタートラインを通過するまでの時間をタイムラグ時間として算出して、公式なスタート時間やトータル時間等を算出している。
【0041】
この状態で、競技者がスタート位置に集合すると、スタータ装置20が作動されることとなるが、このとき、計時・認識処理装置10は、図8に示すように、スタータ装置20の開始動作を走査し(ステップS1、S2)、スタータ装置20が作動されると、スタータ装置20からスタート信号が計時・認識部11に入力され、計時・認識部11は、少なくとも登録された競技者の数だけ計時機能を作動させて計時を開始する。
【0042】
各競技者が走り出し、スタート地点を通過すると、IDコード装置80からIDコードを含むエネルギーが放出され、このエネルギーをスタート地点に設置されたリーダー装置30Aが受け取る。リーダー装置30Aは、このエネルギーをIDコード装置80から受け取ると、検出信号を計時・認識部11に出力し、計時・認識部11は、検出信号により通過した競技者のIDコードを認識するとともに、その競技者の通過時刻を検出する。また、計時・認識部11は、IDコードを検出したリーダー装置30A〜30Fがどのリーダー装置30A〜30Fであるかを、検出したリーダー装置30A〜30Fのリーダー番号R1〜R6により認識する。上記各リーダー装置30A〜30Fによる検出処理を、各競技者が各中継地点を通過する毎に行ない、同様の処理を行なって、各競技者が各リーダー装置30A〜30Fを通過した時刻を競技者のID及び読み取ったリーダー装置30A〜30Fのリーダー番号R1〜R6に基づいて認識する(ステップS3〜7)。
【0043】
計時・認識処理装置10は、上記IDコード及びリーダー番号R1〜R6を認識すると、このIDコード情報及びリーダー番号R1〜R6に基づいて、図3に示した各情報を記憶するためのアドレスを競技者毎、すなわちIDコード毎にRAM17に作成し、作成したアドレスの示すエリアに検出された通過時刻を示す通過時刻情報を記憶する(ステップS8)。
【0044】
次に、計時・認識処理装置10は、この通過時刻情報の示す通過時刻がRAM17に記憶されている設定時刻と比較し、設定時間を経過しているかどうかチェックする(ステップS9)。
【0045】
通過時間が設定時間を経過していないときには、通過時刻情報及びこの通過時刻情報に対応するIDコード情報を、当該IDコード情報を検出したリーダー装置30A〜30Fに送信し、そのリーダー装置30A〜30Fから送信させて、処理を終了する(ステップS10)。一方、ステップS9で、通過時間が設定時間を経過しているときには、失格を示す失格情報及びこの失格情報に対応するIDコード情報を、当該IDコード情報を検出したリーダー装置30A〜30Fに送信し、そのリーダー装置30A〜30Fから送信させて、処理を終了する(ステップS11)。この場合、失格情報の代わりに、設定時刻(設定時間)を超過した時間を示す超過時間情報をIDコード情報とともに送信してもよい。
【0046】
また、計時・認識処理装置10は、上記通過時刻に基づいて通過時間を電光掲示板出力ポート16を介して電光掲示板16に表示出力したり、ディスプレイ13に表示出力し、またプリンタ14により記録紙に記録出力する。
【0047】
上記処理を、順次各リーダー装置30A〜30Fを競技者が通過する毎に、上記IDコード及び検出したリーダー番号R1〜R6を認識し、RAM17の通過時刻情報を作成したアドレスの所定エリアに記憶するとともに、通過時刻の表示と印刷を行なうと、各競技者毎に、相前後する通過時刻情報とIDコード情報に基づいて、中間時間情報、すなわち、各リーダー装置30A〜30Fの設置されている中継地点間を通過するのに要した中間時間(スプリット時間)を算出し、算出した中間時間時情報(スプリット時間情報)をRAM17の該当するIDコードの所定エリアに記憶するとともに、当該中間時間情報を示すスプリット時間をディスプレイ13や電光掲示板に表示出力し、またプリンタ14により記録紙に記録出力する。
【0048】
また、通過時刻情報とIDコード情報に基づいて、各競技者毎に、着順を算出し、算出した着順情報をRAM17の該当するIDコードの所定エリアに記憶するとともに、着順をディスプレイ13や電光掲示板に表示出力し、またプリンタ14により記録紙に記録出力する。
【0049】
さらに、スタータの作動したスタート開始時刻(スタート合図の時刻)、ゴール地点に設置されたリーダー装置30Fの検出した通過時刻(ゴール通過時刻)及びIDコード情報に基づいて、各競技者毎に、スタート開始時刻からゴール地点通過までのトータル時間情報を算出し、算出したトータル時間情報をRAM17の該当するIDコードの所定エリアに記憶する。また、このトータル時間情報の示すトータル時間をディスプレイ13や電光掲示板に表示出力するとともに、プリンタ14により記録紙に記録出力する。
【0050】
次に、スタート開始時刻、スタート地点に設置されたリーダー装置30Aの検出した通過時刻(スタート通過時刻)及びIDコード情報に基づいて、各競技者毎に、スタート開始時刻からスタート地点通過までの時間ラグ時間情報を算出し、このタイムラグ時間情報をRAM17の該当するIDコードの所定エリアに記憶する。このタイムラグ時間情報の示すタイムラグ時間をディスプレイ13や電光掲示板に表示出力するとともに、プリンタ14により記録紙に記録出力する。
【0051】
さらに、上記トータル時間情報、タイムラグ時間情報及びIDコード情報に基づいて、公式のトータル時間を算出し、このトータル時間情報をRAM17の該当するIDの所定エリアに記憶する。また、この公式のトータル時間をディスプレイ13や電光掲示板に表示出力するとともに、プリンタ14により記録紙に記録出力する。
【0052】
上記処理を各競技者について行うことにより、各競技者についてそのトータル時間、各中継地点間等のスプリット時間、タイムラグ時間、公式のトータル時間及び各地点毎の着順を計算し、RAM17に記憶することができ、このRAM17に記憶した時間情報や着順情報をディスプレイ13や電光掲示板等に表示出力したり、プリンタ14から記録紙に記録出力することができる。
【0053】
したがって、多数の競技者がその順位が入れ替わりながら、所定の中継点を通過して、ゴールする場合に、各競技者毎に、そのトータル時間を計時することができるだけでなく、中継地点間毎等のスプリット時間や着順をも、人間が介在することなく、容易、正確、かつ速やかに決定することができ、スプリット時間やトータル時間を有効に利用することができる。さらに、非常に多くの競技者が参加する場合に、スタートの合図から実際にスタート地点を通過するまでのタイムラグ時間を算出し、実際にスタート地点を通過してからゴール地点を通過するまでの公式(公式)のトータル時間をも、算出して、公式の順位を決定することができる。
【0054】
一方、電子腕時計60は、図9に示すように、アンテナ82からの各種の情報の受信状態をチェックし(ステップP1、P2)、受信があると、受信したIDコードが自己のIDコードと一致するかどうか、すなわち、受信したIDコードが自己のIDコードと適合するかどうかチェックし(ステップP3)、一致しないときには、自己に関する情報ではないと判断して、そのまま処理を終了する。ステップP3で、受信したIDコードが自己のIDコードと一致するときには、受信内容から通過時刻情報等の各種時刻情報、あるいは失格情報(または超過時刻情報)を取り出し、メモリ97に記憶する(ステップP4)。
【0055】
次に、受信情報が失格情報(または超過時間情報)であるかどうかチェックし(ステップP5)、受信情報が失格情報等でないときには、受信した通過時刻情報、タイムラグ時間、公式通過時刻を表示部65に表示出力して、処理を終了する(ステップP6)。ステップP5で、受信情報が失格情報等であるときには、失格表示を表示部65に行ない、またブザー音を鳴動させたり、超過時間情報を受信しているときには、超過時間を表示部65に表示出力して、処理を終了する(ステップP7)。なお、これら失格情報当のほかに、失格や超過時間を音声で報知してもよい。
【0056】
上記各処理をリーダー装置30A〜30Fから受信がある毎に行ない、ゴール地点に設置されたリーダー装置30Fから受信を受けて上記処理を行なったとき、あるいは失格情報を受けて、上記出力処理を行なった時点で処理を終了する。
【0057】
このように、あらかじめ通過すべき設定時間内に各中継地点を通過しないときには、失格情報や超過時刻情報を受信し、失格した旨や超過時刻を表示出力したり、ブザー等により注意を喚起して、その旨を知ることができるので、従来のように、人間が介在することなく、失格したことを競技者に確実に、かつ容易に通知することができ、マラソン競技の運営費を節約することができるとともに、競技を適切に運営することができる。
【0058】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、情報を視覚表示する表示部を備えている複数の移動体との間で情報を通信するために、少なくとも2ヵ所の通過地点に設置された情報検出装置に向けて情報を送信することができるばかりでなく、複数の移動体が、前記情報検出装置を通過する都度、該各移動体から前記各情報検出装置がそれぞれ受け取った移動体識別情報を検出し、この検出された各移動体識別情報の検出時点間における所要時間を計測し、この計測された所要時間があらかじめ設定された設定時間を経過しているか否かを判断した結果に応じた設定時間経過関連情報を、前記複数の移動体に備えられている表示部に表示させるに先だって、前記情報検出装置に向けて、該設定時間経過関連情報に対応する前記移動体識別情報とともに送信することができる。このため、人間が介在することなく、失格した旨や超過した時間等を、確実、かつ容易に、情報検出装置を通じて各移動体に送信することができる。このため、設定時間を超過した競技者自身等に、失格通知や超過時間等を確実、かつ迅速に知らせることができる。
【0059】
請求項2記載の発明によれば、情報を視覚表示する表示部を備えている複数の移動体との間で情報を通信するために、少なくとも2ヵ所の通過地点に設置された情報検出装置に向けて情報を送信することができるばかりでなく、前記複数の移動体が、前記各情報検出装置を通過する都度、該各移動体から前記各情報検出装置がそれぞれ受け取った移動体識別情報を検出するとともに、前記各情報検出装置に付与されている情報検出装置識別情報を検出し、この検出された各移動体識別情報の検出時点間における所要時間を計測し、この計測された所要時間があらかじめ設定された設定時間を経過しているか否かを判断した結果に応じた結果情報を、前記複数の移動体に備えられている表示部に表示させるに先だって、前記検出された情報検出装置識別情報に対応する前記情報検出装置に向けて、前記移動体識別情報とともに送信することができる。このため、人間が介在することなく、失格した旨や超過した時間等を、確実、かつ容易に、情報検出装置を通じて各移動体に送信することができる。このため、設定時間を超過した競技者自身等に、失格通知や超過時間等を確実、かつ迅速に知らせることができる。
【0060】
請求項6記載の発明によれば、所定の間隔をおいて設置された複数の外部送信装置前を通過しながら、当該外部送信装置から情報を受信することができるばかりでなく、前記複数の外部送信装置のうちの一つの外部送信装置を通過した際に、当該外部送信装置から送信された移動体識別情報及び移動関連情報を受信し、この受信された移動体識別情報が予め設定されている識別情報と適合するか否かを判断し、この判断の結果、適合すると判断されたときは、その後、前記受信した移動関連情報のうち、通過時刻情報等の各種時刻情報、失格情報または超過時間情報を報知手段にて視覚表示または音声出力させることができる。このため、各移動体毎に、設定時間超過により失格したことなどを、視覚を通じてまたは音声を通じて、迅速かつ、確実に知ることができる。
【0061】
請求項7記載の発明によれば、所定の間隔をおいて設置された複数の外部送信装置前を通過しながら、当該外部送信装置から情報を受信することができるばかりでなく、前記複数の外部送信装置のうちの一つの外部送信装置を通過した際に、当該外部送信装置から送信された移動体識別情報及び移動関連情報を受信し、この受信された移動体識別情報が予め設定されている識別情報と適合するか否かを判断した後、適合すると判断された後に、前記受信した移動関連情報が、失格情報または超過時間情報であるか否かを判断し、この結果、前記移動関連情報が、失格情報または超過時間情報であると判断されたときは、その失格情報または超過時間情報に対応した報知を報知手段に行わせるように制御し、他方、前記移動関連情報が、失格情報または超過時間情報でない判断されたときは、前記失格情報または超過時間情報以外の他の移動関連情報を前記報知手段に行わせるように制御することができる。このため、受信された移動体識別情報が予め設定されている識別情報と適合している移動体についてのみ、受信した移動関連情報が、失格情報または超過時間情報であるか否かに応じた情報を迅速、かつ確実に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の送信装置の実施例の計時装置のブロック構成図。
【図2】リーダー装置の一例の設置状態を示す図。
【図3】図1の計時装置のRAMへの各時間情報の記憶状態を示す図。
【図4】電子腕時計の正面図。
【図5】図4の電子腕時計に装着されるIDコードタグと電極との接続状態を示す図。
【図6】電子腕時計及びリーダー装置の回路ブロック図。
【図7】マラソン競技を行なう場合の作用説明図。
【図8】計時装置における計時処理及び失格情報送信処理を示すフローチャート。
【図9】電子腕時計における失格情報受信処理及び出力処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 計時装置
10 計時認識処理装置
11 計時・認識部
12 制御部
13 ディスプレイ
14 プリンタ
15 キーボード
16 電光掲示板出力ポート
17 RAM
18 拡張ポート
20 スタータ装置
30A〜30F リーダー装置
40 発信機
60 電子腕時計
65 表示部
62 タグルーム
71 CPU
80 IDコードタグ
82、101 アンテナ
95、102 A・D変換器
96、103 シグナルプロセッサー
97 メモリ
104 入出力インターフェイス

Claims (12)

  1. 情報を視覚表示する表示部を備えている複数の移動体との間で情報を通信するために、少なくとも2ヵ所の通過地点に設置された情報検出装置に向けて情報を送信するための送信装置であって、
    前記複数の移動体が、前記情報検出装置を通過する都度、該各移動体から前記各情報検出装置がそれぞれ受け取った移動体識別情報を検出する検出手段と、
    この検出手段により検出された各移動体識別情報の検出時点間における所要時間を計測し、この計測された所要時間があらかじめ設定された設定時間を経過しているか否かを判断する判断手段と、
    この判断手段による判断の結果に応じた設定時間経過関連情報を、前記複数の移動体に備えられている表示部に表示させるに先だって、前記情報検出装置に向けて、該設定時間経過関連情報に対応する前記移動体識別情報とともに送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする送信装置。
  2. 情報を視覚表示する表示部を備えている複数の移動体との間で情報を通信するために、少なくとも2ヵ所の通過地点に設置された情報検出装置に向けて情報を送信するための送信装置であって、
    前記複数の移動体が、前記各情報検出装置を通過する都度、該各移動体から前記各情報検出装置がそれぞれ受け取った移動体識別情報を検出するとともに、前記各情報検出装置に付与されている情報検出装置識別情報を検出する検出手段と、
    この検出手段により検出された各移動体識別情報の検出時点間における所要時間を計測し、この計測された所要時間があらかじめ設定された設定時間を経過しているか否かを判断する判断手段と、
    この判断手段による判断の結果に応じた結果情報を、前記複数の移動体に備えられている表示部に表示させるに先だって、前記検出手段により検出された情報検出装置識別情報に対応する前記情報検出装置に向けて、前記移動体識別情報とともに送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする送信装置。
  3. 前記判断手段による判断の結果に応じた結果情報は、前記計測された所要時間があらかじめ設定された設定時間を経過した超過時間情報または失格情報等の設定時間経過関連情報であることを特徴とする請求項2記載の送信装置。
  4. 情報を視覚表示する表示部を備えている複数の移動体との間で情報を通信するために、少なくとも2ヵ所の通過地点に設置された情報検出装置に向けて情報を送信するための送信装置に用いられる送信方法であって、
    前記複数の移動体が、前記情報検出装置を通過する都度、該各移動体から前記各情報検出装置がそれぞれ受け取った移動体識別情報を検出する検出ステップと、
    この検出ステップにより検出された各移動体識別情報の検出時点間における所要時間を計測し、この計測された所要時間があらかじめ設定された設定時間を経過しているか否かを判断する判断ステップと、
    この判断ステップによる判断の結果に応じた設定時間経過関連情報を、前記複数の移動体に備えられている表示部に表示させるに先だって、前記情報検出装置に向けて、該設定時間経過関連情報に対応する前記移動体識別情報とともに送信する送信ステップと、
    を備えたことを特徴とする送信方法。
  5. 情報を視覚表示する表示部を備えている複数の移動体との間で情報を通信するために、少なくとも2ヵ所の通過地点に設置された情報検出装置に向けて情報を送信するための送信装置に用いられる送信方法であって、
    前記複数の移動体が、前記情報検出装置を通過する都度、該各移動体から前記各情報検出装置がそれぞれ受け取った移動体識別情報を検出するとともに、前記各情報検出装置に付与されている情報検出装置識別情報を検出する検出ステップと、
    この検出ステップにより検出された各移動体識別情報の検出時点間における所要時間を計測し、この計測された所要時間があらかじめ設定された設定時間を経過しているか否かを判断する判断ステップと、
    この判断ステップによる判断の結果に応じた結果情報を、前記複数の移動体に 備えられている表示部に表示させるに先だって、前記検出された情報検出装置識別情報に対応する前記情報検出装置に向けて、前記移動体識別情報とともに送信する送信ステップと、
    を備えたことを特徴とする送信方法。
  6. 所定の間隔をおいて設置された複数の外部送信装置前を通過しながら、当該外部送信装置から情報を受信する受信装置において、
    視覚表示または音声出力する報知手段と、
    前記複数の外部送信装置のうちの一つの外部送信装置を通過した際に、当該外部送信装置から送信された移動体識別情報(IDコード情報)及び移動関連情報を受信する受信手段と、
    この受信手段により受信された移動体識別情報が予め設定されている識別情報と適合するか否かを判断する適合判断手段と、
    この適合判断手段により適合すると判断されたときは、その後、前記受信手段により受信した移動関連情報のうち、通過時刻情報等の各種時刻情報、失格情報または超過時間情報を前記報知手段にて視覚表示または音声出力させるように制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする受信装置。
  7. 所定の間隔をおいて設置された複数の外部送信装置前を通過しながら、当該外部送信装置から情報を受信する受信装置において、
    報知手段と、
    前記複数の外部送信装置のうちの一つの外部送信装置を通過した際に、当該外部送信装置から送信された移動体識別情報(IDコード情報)及び移動関連情報を受信する受信手段と、
    この受信手段により受信された移動体識別情報が予め設定されている識別情報と適合するか否かを判断する適合判断手段と、
    この適合判断手段により適合すると判断された後に、前記受信手段により受信した移動関連情報が、失格情報または超過時間情報であるか否かを判断する情報判断手段と、
    この情報判断手段により、前記移動関連情報が、失格情報または超過時間情報 であると判断されたときは、その失格情報または超過時間情報に対応した報知を前記報知手段に行わせるように制御し、他方、前記情報判断手段により、前記移動関連情報が、失格情報または超過時間情報でない判断されたときは、前記失格情報または超過時間情報以外の他の移動関連情報を前記報知手段に行わせるように制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする受信装置。
  8. 前記報知手段は、情報を表示する表示手段であることを特徴とする請求項7記載の受信装置。
  9. 前記報知手段は、情報を音声で出力する音声出力手段であることをを特徴とする請求項7記載の受信装置。
  10. 前記失格情報または超過時間情報に対応した報知は、音声による報知であることを特徴とする請求項7 記載の受信装置。
  11. 所定の間隔をおいて設置された複数の外部送信装置前を通過しながら、当該外部送信装置から情報を受信する受信方法において、
    前記複数の外部送信装置のうちの一つの外部送信装置を通過した際に、当該外部送信装置から送信された移動体識別情報及び移動関連情報を受信する受信ステップと、
    この受信ステップにより受信された移動体識別情報が予め設定されている識別情報と適合するか否かを判断する適合判断手段と、
    この適合判断手段により適合すると判断されたときは、その後、前記受信手段により受信した移動関連情報のうち、通過時刻情報等の各種時刻情報、失格情報または超過時間情報を、報知手段にて視覚表示または音声出力させるように制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする受信方法。
  12. 所定の間隔をおいて設置された複数の外部送信装置前を通過しながら、当該外部送信装置から情報を受信する受信方法において、
    報知手段と、
    前記複数の外部送信装置のうちの一つの外部送信装置を通過した際に、当該外部送信装置から送信された移動体識別情報及び移動関連情報を受信する受信ステップ)と、
    この受信ステップにより受信された移動体識別情報が予め設定されている識別情報と適合するか否かを判断する適合判断ステップと、
    この適合判断ステップにより適合すると判断された後に、前記受信ステップにより受信した移動関連情報が、失格情報または超過時間情報であるか否かを判断する情報判断ステップと、
    この情報判断ステップにより、前記移動関連情報が、失格情報または超過時間情報であると判断されたときは、その失格情報または超過時間情報に対応した報知を報知手段に行わせるように制御し、他方、前記移動関連情報が、失格情報または超過時間情報でないと判断されたときは、前記失格情報または超過時間情報以外の他の移動関連情報を前記報知手段に行わせるように制御する制御ステップと、
    を備えたことを特徴とする受信方法。
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