JPH05171951A - 吸気レゾネータ付き空冷エンジン - Google Patents
吸気レゾネータ付き空冷エンジンInfo
- Publication number
- JPH05171951A JPH05171951A JP22885391A JP22885391A JPH05171951A JP H05171951 A JPH05171951 A JP H05171951A JP 22885391 A JP22885391 A JP 22885391A JP 22885391 A JP22885391 A JP 22885391A JP H05171951 A JPH05171951 A JP H05171951A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- intake
- air
- resonator
- intake resonator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 吸気騒音を低減する吸気レゾネータ付き空冷
エンジンに関し、エンジンの全体をコンパクトにまとめ
ながら、エンジンの出力を向上する。 【構成】 ファンケース２内の冷却ファン１より上方の
上部空間６に吸気レゾネータ４を配置し、吸気ポート３
とエアクリーナ５とをエンジンＥを中にして左右対向状
に配置する。これにより、吸気レゾネータ４を外部に突
出することなくファンケース２内に収容できるので、エ
ンジンＥの全体をコンパクトにまとめられる。また、フ
ァンケース２内で吸気レゾネータ４に冷却風が大きく吹
き当たって、吸気を強力に冷却するので、吸気の充填効
率が高まり、エンジンＥの出力を向上できる。
エンジンに関し、エンジンの全体をコンパクトにまとめ
ながら、エンジンの出力を向上する。 【構成】 ファンケース２内の冷却ファン１より上方の
上部空間６に吸気レゾネータ４を配置し、吸気ポート３
とエアクリーナ５とをエンジンＥを中にして左右対向状
に配置する。これにより、吸気レゾネータ４を外部に突
出することなくファンケース２内に収容できるので、エ
ンジンＥの全体をコンパクトにまとめられる。また、フ
ァンケース２内で吸気レゾネータ４に冷却風が大きく吹
き当たって、吸気を強力に冷却するので、吸気の充填効
率が高まり、エンジンＥの出力を向上できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は吸気レゾネータ付き空冷
エンジンに関し、エンジンの全体をコンパクトにまとめ
ながら、エンジンの出力を向上できるものを提供する。
エンジンに関し、エンジンの全体をコンパクトにまとめ
ながら、エンジンの出力を向上できるものを提供する。
【０００２】
【従来の技術】最近のエンジンでは、吸気騒音を低減す
るため、一種の共鳴函である吸気レゾネータにエアクリ
ーナからの吸気を通すようにしたものが少なくない。本
発明はこの吸気レゾネータ付き空冷エンジンを発明の対
象とし、その基本構造は、図１又は図４に示すように、
空冷エンジンＥの前方に冷却ファン１を配置し、冷却フ
ァン１をファンケース２に収容するとともに、エンジン
Ｅの吸気ポート３に吸気レゾネータ４を介してエアクリ
ーナ５を連通した形式のものである。
るため、一種の共鳴函である吸気レゾネータにエアクリ
ーナからの吸気を通すようにしたものが少なくない。本
発明はこの吸気レゾネータ付き空冷エンジンを発明の対
象とし、その基本構造は、図１又は図４に示すように、
空冷エンジンＥの前方に冷却ファン１を配置し、冷却フ
ァン１をファンケース２に収容するとともに、エンジン
Ｅの吸気ポート３に吸気レゾネータ４を介してエアクリ
ーナ５を連通した形式のものである。
【０００３】この形式の従来技術としては、図４に示す
ように、縦型頭上弁エンジンＥの上方に左右に向けて吸
気レゾネータ４を配置したものがある。
ように、縦型頭上弁エンジンＥの上方に左右に向けて吸
気レゾネータ４を配置したものがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、エ
ンジンＥの前方及び上方に吸気レゾネータ４が大きく突
出して嵩張るため、エンジンＥの全体が大型化する問題
がある。本発明は、吸気レゾネータ付き空冷エンジンの
全体をコンパクトにまとめることを技術的課題とする。
ンジンＥの前方及び上方に吸気レゾネータ４が大きく突
出して嵩張るため、エンジンＥの全体が大型化する問題
がある。本発明は、吸気レゾネータ付き空冷エンジンの
全体をコンパクトにまとめることを技術的課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の手段を、実施例を示す図面により以下に説明する。即
ち、本発明は、前記基本構造の吸気レゾネータ付き空冷
エンジンにおいて、上記ファンケース２内の冷却ファン
１より上方の上部空間６に吸気レゾネータ４を配置し、
吸気ポート３とエアクリーナ５とをエンジンＥを中にし
て左右対向状に配置したことを特徴とするものである。
の手段を、実施例を示す図面により以下に説明する。即
ち、本発明は、前記基本構造の吸気レゾネータ付き空冷
エンジンにおいて、上記ファンケース２内の冷却ファン
１より上方の上部空間６に吸気レゾネータ４を配置し、
吸気ポート３とエアクリーナ５とをエンジンＥを中にし
て左右対向状に配置したことを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】ファンケース２内の冷却ファン１より上方の上
部空間６に吸気レゾネータ４を配置するので、吸気レゾ
ネータ４はファンケース２内のいわばデッドスペースに
収容されてエンジンＥの外部に大きく出っ張ることはな
い。
部空間６に吸気レゾネータ４を配置するので、吸気レゾ
ネータ４はファンケース２内のいわばデッドスペースに
収容されてエンジンＥの外部に大きく出っ張ることはな
い。
【０００７】また、吸気ポート３とエアクリーナ５とを
エンジンＥを中にして左右対向状に配置するので、入口
がエアクリーナ５に連通し、出口が吸気ポートに連通す
る吸気レゾネータ４はファンケース２内で左右に方向付
けられる。このため、冷却ファン１による冷却風は吸気
レゾネータ４に大きく吹き当たって、レゾネータ４内を
流れる吸気を強力に冷却する。
エンジンＥを中にして左右対向状に配置するので、入口
がエアクリーナ５に連通し、出口が吸気ポートに連通す
る吸気レゾネータ４はファンケース２内で左右に方向付
けられる。このため、冷却ファン１による冷却風は吸気
レゾネータ４に大きく吹き当たって、レゾネータ４内を
流れる吸気を強力に冷却する。
【０００８】
【発明の効果】(1)吸気レゾネータはファンケース内に
納まってエンジンの外部に大きく出っ張ることはないの
で、エンジンの全体をコンパクトにまとめられる。
納まってエンジンの外部に大きく出っ張ることはないの
で、エンジンの全体をコンパクトにまとめられる。
【０００９】(2)ファンケースに案内されて吸気レゾネ
ータに冷却風が大きく吹き当たり、吸気を強力に冷却す
るので、吸気の充填効率が高まり、エンジン出力を向上
できる。
ータに冷却風が大きく吹き当たり、吸気を強力に冷却す
るので、吸気の充填効率が高まり、エンジン出力を向上
できる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて述べ
る。図１は縦型頭上弁空油冷ディーゼルエンジンの縦断
右側面図、図２は同エンジンの平面図、図３は同エンジ
ンの要部切欠正面図である。
る。図１は縦型頭上弁空油冷ディーゼルエンジンの縦断
右側面図、図２は同エンジンの平面図、図３は同エンジ
ンの要部切欠正面図である。
【００１１】図１に示すように、縦型頭上弁空油冷ディ
ーゼルエンジンＥのクランク軸(図示省略)の前部に冷却
ファン１を固定し、エンジンＥのシリンダ１０及びシリ
ンダヘッド１１に亘りファンケース２を配置し、ファン
ケース２内に冷却ファン１を収容する。図１〜図３に示
すように、上記ディーゼルエンジンＥのシリンダヘッド
１１の上方にオイルクーラ１２を配置し、シリンダヘッ
ド１１の副燃焼室の周囲に形成した油冷室(図示省略)に
エンジンＥの強制潤滑装置から潤滑油を圧送し、エンジ
ンＥの中でも特に高温になる副燃焼室を強力に油冷する
とともに、オイルクーラ１２で放熱するように構成す
る。
ーゼルエンジンＥのクランク軸(図示省略)の前部に冷却
ファン１を固定し、エンジンＥのシリンダ１０及びシリ
ンダヘッド１１に亘りファンケース２を配置し、ファン
ケース２内に冷却ファン１を収容する。図１〜図３に示
すように、上記ディーゼルエンジンＥのシリンダヘッド
１１の上方にオイルクーラ１２を配置し、シリンダヘッ
ド１１の副燃焼室の周囲に形成した油冷室(図示省略)に
エンジンＥの強制潤滑装置から潤滑油を圧送し、エンジ
ンＥの中でも特に高温になる副燃焼室を強力に油冷する
とともに、オイルクーラ１２で放熱するように構成す
る。
【００１２】図２に示すように、上記シリンダヘッド１
１の右側に吸気ポート３を形成し、吸気ポート３に函状
の吸気レゾネータ４を介してエアクリーナ５を連通す
る。即ち、図２及び図３に示すように、上記ファンケー
ス２内の冷却ファン１より上方の上部空間６に吸気レゾ
ネータ４を横向きに配置し、吸気レゾネータ４の左側の
吸気入口４ａをエアクリーナ５に接続し、その右側の吸
気出口４ｂを吸気ポート３に連通して、吸気ポート３と
エアクリーナ５とをエンジンＥを中にして左右対向状に
構成する。上記ファンケース２の上壁１３に通気口１４
を開口し、前記オイルクーラ１２を通気口１４に上から
臨ませ(図１〜図３参照)、ファンケース２と吸気レゾネ
ータ４の前部との間に通気間隙１５を空ける(図１参
照)。尚、符号８は燃料タンクである。
１の右側に吸気ポート３を形成し、吸気ポート３に函状
の吸気レゾネータ４を介してエアクリーナ５を連通す
る。即ち、図２及び図３に示すように、上記ファンケー
ス２内の冷却ファン１より上方の上部空間６に吸気レゾ
ネータ４を横向きに配置し、吸気レゾネータ４の左側の
吸気入口４ａをエアクリーナ５に接続し、その右側の吸
気出口４ｂを吸気ポート３に連通して、吸気ポート３と
エアクリーナ５とをエンジンＥを中にして左右対向状に
構成する。上記ファンケース２の上壁１３に通気口１４
を開口し、前記オイルクーラ１２を通気口１４に上から
臨ませ(図１〜図３参照)、ファンケース２と吸気レゾネ
ータ４の前部との間に通気間隙１５を空ける(図１参
照)。尚、符号８は燃料タンクである。
【００１３】そこで、本空油冷エンジンＥの機能を述べ
ると、上記吸気レゾネータ４により所定の周波数領域の
吸気騒音が低減される。冷却ファン１の回転で生じた冷
却風は、図１及び図３に示すように、吸気レゾネータ４
の下方付近で分岐し、一方はシリンダ１０を空冷すると
ともに、他方は通気間隙１５及び通気口１４を経てオイ
ルクーラ１４を冷却する。この場合、図３に示すよう
に、オイルクーラ１４に抜ける冷却風路上には吸気レゾ
ネータ４が臨むので、吸気レゾネータ４の左右の全体に
はファンケース２で案内された冷却風が効率良く吹き当
たり、レゾネータ内部の吸気は強力に冷却されて燃焼室
への充填効率が高まり、エンジンＥの出力が向上する。
ると、上記吸気レゾネータ４により所定の周波数領域の
吸気騒音が低減される。冷却ファン１の回転で生じた冷
却風は、図１及び図３に示すように、吸気レゾネータ４
の下方付近で分岐し、一方はシリンダ１０を空冷すると
ともに、他方は通気間隙１５及び通気口１４を経てオイ
ルクーラ１４を冷却する。この場合、図３に示すよう
に、オイルクーラ１４に抜ける冷却風路上には吸気レゾ
ネータ４が臨むので、吸気レゾネータ４の左右の全体に
はファンケース２で案内された冷却風が効率良く吹き当
たり、レゾネータ内部の吸気は強力に冷却されて燃焼室
への充填効率が高まり、エンジンＥの出力が向上する。
【００１４】また、吸気レゾネータ４はファンケース２
内の冷却ファン１上のいわばデッドスペースに収納され
るので、冒述の従来技術のようにエンジンＥの外部に出
っ張ることはなく、油冷エンジンＥの全体をコンパクト
にまとめられる。
内の冷却ファン１上のいわばデッドスペースに収納され
るので、冒述の従来技術のようにエンジンＥの外部に出
っ張ることはなく、油冷エンジンＥの全体をコンパクト
にまとめられる。
【００１５】尚、本発明は、ファンケース２内に所定の
向きで吸気レゾネータ４を収納することを特徴とするの
で、上記実施例のように全体を空冷し、副燃焼室の周囲
のみを特別に油冷する空油冷エンジンには限定されず、
通常の空冷エンジンにも広く適用できる。
向きで吸気レゾネータ４を収納することを特徴とするの
で、上記実施例のように全体を空冷し、副燃焼室の周囲
のみを特別に油冷する空油冷エンジンには限定されず、
通常の空冷エンジンにも広く適用できる。
【図１】縦型頭上弁空油冷ディーゼルエンジンの縦断右
側面図である。
側面図である。
【図２】同エンジンの平面図である。
【図３】同エンジンの要部切欠正面図である。
【図４】従来技術を示す縦型頭上弁空油冷ディーゼルエ
ンジンの正面図である。
ンジンの正面図である。
１ 冷却ファン ２ ファンケース ３ 吸気ポート ４ 吸気レゾネータ ５ エアクリーナ ６ ２の上部空間 Ｅ 空冷エンジン
Claims (1)
- 【請求項１】 空冷エンジン(Ｅ)の前方に冷却ファン
(１)を配置し、冷却ファン(１)をファンケース(２)に収
容するとともに、エンジン(Ｅ)の吸気ポート(３)に吸気
レゾネータ(４)を介してエアクリーナ(５)を連通した吸
気レゾネータ付き空冷エンジンにおいて、 上記ファンケース(２)内の冷却ファン(１)より上方の上
部空間(６)に吸気レゾネータ(４)を配置して、吸気ポー
ト(３)とエアクリーナ(５)とをエンジン(Ｅ)を中にして
左右対向状に配置したことを特徴とする吸気レゾネータ
付き空冷エンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22885391A JPH05171951A (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | 吸気レゾネータ付き空冷エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22885391A JPH05171951A (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | 吸気レゾネータ付き空冷エンジン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05171951A true JPH05171951A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=16882904
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22885391A Pending JPH05171951A (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | 吸気レゾネータ付き空冷エンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05171951A (ja) |
-
1991
- 1991-08-13 JP JP22885391A patent/JPH05171951A/ja active Pending
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