JPH0517171A - 光学素子のプレス成形装置 - Google Patents
光学素子のプレス成形装置Info
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- JPH0517171A JPH0517171A JP3195064A JP19506491A JPH0517171A JP H0517171 A JPH0517171 A JP H0517171A JP 3195064 A JP3195064 A JP 3195064A JP 19506491 A JP19506491 A JP 19506491A JP H0517171 A JPH0517171 A JP H0517171A
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Abstract
側の引き上げ部材に対する上型部材の回動を阻止し、常
に、ユニバ−サル・ジョイントとの正確な相対位置を確
保する。 【構成】 上型部材102にプレス圧を働かせる操作部
材202は、上型部材の中心に上記プレス圧を加えるよ
うに対応し、中心で引き上げ力が働くように、ユニバ−
サル・ジョイント106を介して連動される。ジョイン
ト106は、上型部材の摺動方向と直交する面において
互いに90度の位相をずらせて配置された各一対の支持
部106A、106Bを上型部材のフランジ部102B
および操作部材202側の引き上げ部材105に対応さ
せているジャイロ式の構造であり、引き上げ部材には、
フランジ部102Bに対する回り止めのための部材10
7を装着し、その回り止め位置に対して回転方向に位相
をずらせた位置にフランジ部を挿通する上型部材用挿通
孔105Bを形成している。
Description
などの高精度な光学素子をプレス成形で形成する場合に
使用する光学素子のプレス成形装置に関するものであ
る。
法に代わり、加熱軟化させた光学用成形ガラス素材を成
形型内で直接プレス成形する方法が注目されている。
胴型に摺動する成形用型部材を用いて、軟化状態にある
ガラス素材をプレスし、上記型部材の成形面に対応した
光学機能面を上記ガラス素材に形成するようにした光学
素子のプレス成形装置が用いられる。ここで重要なこと
は、所要精度の光学素子を得るために、成形される光学
素子の光学機能面の中心が光軸に一致していること、ま
た、型開きに際して、上記光学機能面が変形しないこと
である。
形装置では、プレス成形過程におけるガラス素材の温度
制御のために、上記胴型および上下型部材を可成りの高
低温度差で加熱・冷却する必要がある。そこで、上記胴
型および上下型部材を、ほぼ同じ熱膨張係数の材料で構
成するとともに、上記胴型に対する型部材の摺動を確保
するためのクリアランスを設けている。このため、例え
ば、上型部材を降下して、下型部材との間で、ガラス素
材をプレス成形する場合、上記上型部材の中心にプレス
圧力を掛けないと、上記上型部材は胴型内で摺動する間
に傾き、上下型部材の成形面を互いに正しく対応した状
態で、ガラス素材に対してプレス成形できない。換言す
れば、結果として、成形された光学素子の光学機能面の
中心が光軸に一致しなくなる。また、プレス成形時間の
短縮を図るため、早期に(例えば、ガラス転移温度に近
い温度で)型開きがなされる場合には、成形品がいまだ
変形し易いから、その光学機能面から鉛直に型部材の成
形面が離れる必要がある。しかし、例えば、上型部材を
引き上げる際、引き上げ力が上記上型部材の中心から外
れていると、上記上型部材が胴型内で傾き、その傾き動
作が原因して、離型に際して、成形品の光学機能面を変
形してしまうおそれがある。更に付け加えれば、上記上
型部材が所定の胴型クリアランスにおいて常温からかな
り高い成形温度で上下摺動を行う際、カジリ現象を引き
起こし、上記上型部材および胴型部材にキズなどの破損
を起こし、連続成形不能な状態を招く。
胴型に対して上型部材を摺動動作し、ガラス素材に対し
てプレス成形する場合、および、成形された光学素子成
形品を離型する際、上記上型部材に対して加える操作部
材の力が、常に、上記上型部材の中心を通るように作用
させることで、精度の高い光学素子を、効率的に製造で
きる、光学素子のプレス成形装置を提唱した。ここで
は、上型部材を引き上げる時、上記上型部材と操作部材
との間にジャイロ式のユニバ−サル・ジョイントおよび
引き上げ部材が用いられている。上記ユニバ−サル・ジ
ョイントは、上記上型部材の摺動方向と直交する面にお
いて互いに90度の位相をずらせて配置された各一対の
支持部を上記上型部材のフランジ部および上記操作部材
側の引き上げ部材に対応させている構造なので、組立
上、上記引き上げ部材および上記ユニバ−サル・ジョイ
ントの各挿通孔に対して上型部材を下側から挿入し、そ
の後、旋回して、上記引き上げ部材における上記支持部
とフランジ部との相対位置を確保している。このため、
その後の動作で、上記引き上げ部材に対し、上型部材が
みだりに回らないように工夫する必要がある。
で、胴型に対して上型部材を摺動動作し、ガラス素材に
対してプレス成形する場合、および、成形された光学素
子成形品を離型する際、操作部材側の引き上げ部材に対
する上型部材の回動を阻止し、常に、ユニバ−サル・ジ
ョイントとの正確な相対位置を確保できるように構成し
た光学素子のプレス成形装置を提供しようとするもので
ある。
胴型内で、上記胴型に摺動する成形用型部材を用いて、
軟化状態にあるガラス素材をプレスし、上記型部材の成
形面に対応した光学機能面を上記ガラス素材に形成する
ようにした光学素子のプレス成形装置において、上記胴
型内で摺動する上型部材は、上記胴型に摺動する部分が
円形断面であり、その頂部に非円形断面のフランジ部を
備え、上記上型部材にプレス圧を働かせる操作部材は、
上記上型部材の中心に上記プレス圧を加えるように対応
し、また、上記中心で引き上げ力が働くように、ユニバ
−サル・ジョイントを介して連動される構成であり、上
記ユニバ−サル・ジョイントは、上記上型部材の摺動方
向と直交する面において互いに90度の位相をずらせて
配置された各一対の支持部を上記上型部材のフランジ部
および上記操作部材側の引き上げ部材に対応させている
ジャイロ式の構造であり、上記引き上げ部材には、上記
フランジ部に対する回り止めのための部材を装着し、か
つ、その回り止め位置に対して回転方向に位相を異なら
せた位置に上記フランジ部を挿通する上型部材用挿通孔
を形成している。
体的に説明する。図示のプレス成形装置は、図1および
図2に示すように、ガラス素材(ガラスブランク)を成
形型1内に装填し、プレス操作機構2の操作で上記成形
型1の可動部(後述)を働かせることにより、プレス成
形するもので、このプレス成形は、好ましくは、窒素ガ
ス雰囲気などの不活性ガス雰囲気中で行われる。このた
めに、上記成形型1、プレス操作機構2などは、気密構
造の成形チャンバ−3内に装備される。
置され、ガラス素材の搬入および成形品の搬出のための
出入口301にゲ−トバルブ11を装備していて、これ
を介して外部と連通されている。また、上記架台10に
は、上記成形チャンバ−3に隣接して成形型交換チャン
バ−12が配設してあり、この交換チャンバ−12はゲ
−トバルブ13を介して、上記成形チャンバ−3に連通
している。
成形型1に対するガラス素材の導入および成形品の導出
を行うための入換え手段4が装備されている。上記入換
え手段4は、上記成形チャンバ−3の床を貫通して、外
部から上記成形チャンバ−3内へ垂直に導入した回転軸
401の上端に、吸着ハンド402を装着し、上記吸着
ハンド402の先端に吸着パッド403を設けたもの
で、上記回転軸401は、架台10に設けたシリンダ機
構14のピストンロッド14Aに回転自在に連結され、
上記ピストンロッド14Aの動作で、軸方向に上下動作
されるようになっているとともに、上記ピストンロッド
14Aに設けた電動モ−タ15によりギヤ列16を介し
て回転動作されるようになっている。
素材を吸着した状態で、上記シリンダ機構14の制御お
よび上記電動モ−タ15の回転制御に基く上記回転軸4
01の軸方向動作および回動動作で、上記吸着パッド4
03を上記成形型1内に導入し、また、上記吸着パッド
403で成形品を吸着した状態で、上記回転軸401の
逆方向の軸方向動作および回動動作で、上記成形型1内
から取出すように機能する。
架台10の上には、成形チャンバ−3に対する上記ガラ
ス素材および成形品の搬入・搬出手段17が配置してあ
る。上記搬入・搬出手段17は、シリンダ機構18から
上方に延びるピストンロッド18Aに入換えチャンバ−
171を装着するとともに、上記入換えチャンバ−17
1の上端に在る開口171Aから上下に出入りできる置
き台172を装備し、上記置き台172を上記入換えチ
ャンバ−171内に設けた昇降手段(例えば、ピストン
・シリンダ機構)173で昇降できるようにしてある。
ガラス素材あるいは成形品を搬入・搬出するときには、
置き台172にガラス素材を載せた状態で、上記シリン
ダ機構18の制御により、ピストンロッド18Aを上昇
させ、入換えチャンバ−171を上昇して、その開口1
71Aを上記ゲ−トバルブ11に気密に接触させる。こ
の状態で、上記入換えチャンバ−171内を所定の雰囲
気に置換し、上記ゲ−トバルブ11を開放して、上記成
形チャンバ−3と入換えチャンバ−171とを連通し、
更に、上記昇降手段173で、上記置き台172を上記
成形チャンバ−3内に導入し、入換え手段4に対してガ
ラス素材の受渡しおよび成形品の受取りを行うのであ
る。そして、このあと、上記昇降手段173を逆に動作
し、上記置き台172を入換えチャンバ−171に戻
し、ゲ−トバルブ11を閉じ、シリンダ機構の働きで、
上記入換えチャンバ−171を降下し、上記置き台17
2からの成形品の取出し、および、そこへの新たなガラ
ス素材の持込みを行うことができる。
ラス素材の持込み、そこからの成形品の取出しには、所
要のロボット19が用いられる。上記ロボット19は、
吸着手段などを用いて、ストッカ−20からガラス素材
を上記置き台172へ置き換えると共に、上記置き台1
72から所要個所へに成形品を持ち出すものである。す
なわち、上記ロボット19は、X軸ア−ム191、Y軸
ア−ム192を有し、上記両ア−ムの働きで、上記Y軸
ア−ム192に設けた吸着ハンド193をX・Y軸方向
に移動操作できるようにしてある。また、上記ストッカ
−20は、フレ−ム20A上に電動モ−タ20Bを設
け、その回転軸にパレット20Cを固定したもので、上
記電動モ−タ20Bの駆動で、パレット20Cを旋回
し、上記ロボット19に対応した個所で、成形品の受取
り、ガラス素材の引き渡しを行うのである。なお、この
実施例では、別に冷却台21が用意されていて、上記吸
着ハンド193で置き台172から取出した成形品を一
時的に上記冷却台21に置き、所望温度まで自然、ある
いは強制冷却する。
形用の胴型100に、その中心に対して四方に分散配置
された4組の下型部材101および上型部材102を上
下摺動自在に組み込んだ、4個取りの構造になってお
り、上述の吸着パッド403によるガラス素材の受け入
れ、および、成形品の取出しのために、上記胴型100
の側部に出入り用の開口100Aを形成している。そし
て、上記胴型100は上記成形チャンバ−3内におい
て、パレット5上に配置・固定されている。上記パレッ
ト5は、上記交換チャンバ−12内のガイドレ−ル6A
を介して、上記交換チャンバ−12から上記ゲ−トバル
ブ13を通して上記成形チャンバ−3内に敷設されたガ
イドレ−ル6Bへと案内され、上記成形チャンバ−3内
のプレス位置に設置されるようになっている。また、上
記型部材101および102には、上記胴型100内へ
の挿入量を制限するためのフランジ部101Aおよび1
02Aがそれぞれ形成してある。
よび図5に示すように、上記プレス位置において、上記
ガイドレ−ル6Bの下側に押上用の操作部材201を配
置してあり、また、成形型1の上方に、各上型部材10
2に対応して4個のプレス用の操作部材202を配置
し、これらを共通ホルダ−ブロック203で保持してい
る。上記操作部材201は、その上端を、上記成形チャ
ンバ−3の底部に設けた環状の部材204を介して、上
記成形チャンバ−3の外部から内部に挿入できる構造に
なっており、また、その下端を、押上用のシリンダ−機
構205から上方に延びるピストンロッド206に連結
している。また、上記操作部材201の上端には、上記
下型部材101に共通する突上げ駒207が取付けてあ
って、上記胴型100に対して摺動させながら、上記下
型部材101を共通に押し上げることができるようにな
っている。
用の大径部202Aを形成し、上記ホルダ−ブロック2
03の下端に設けた摺動部203Aで案内されて上下に
動作できる状態になっており、上記ホルダ−ブロック2
03内に設けた弾持機構208で、上記大径部202A
が上記摺動部203Aに接するまで、下向きに弾持され
ている。なお、この実施例では、上記弾持機構208に
は、皿ばねを重ねた構造を採用しているが、他の適当な
機構、構成のものを採用しても良い。
通ロッド209が連結してあり、上記共通ロッド209
は、上記成形チャンバ−3の天井部を貫通して、その内
部から外部に延びていて、上記成形チャンバ−3の上部
に配置したプレス用のシリンダ−機構210から下方に
延びるピストンロッド211に連結されている。
それぞれ、その中心に位置して、その頂部に小径の当て
駒104を装着してあり、上記操作部材202が降下し
てきた時、その中心でプレス圧を受けるようになってい
る。また、上記上型部材102には、その上部に位置し
て非円形断面のフランジ部102Bが形成してあり、前
述のフランジ部102Aには、皿状の引き上げ部材10
5が載せられている。そして、上記フランジ部102B
と上記引き上げ部材105との間には、上記上型部材1
02の中心で引き上げ力が働くように、ジャイロ式のユ
ニバ−サル・ジョイント106が介装されている。上記
引き上げ部材105には、特に、図6および7に示すよ
うに、中央を横断する形で、帯状の回り止め部材107
がビス108で固定されていて、その側面を、上記各フ
ランジ102Bの側面に対応させ、上記引き上げ部材1
05に対する上記上型部材102の回り止めの働きをし
ている。そして、上記引き上げ部材105には、上記回
り止め位置に対して回転方向で90度の位相差をもっ
て、上記フランジ部102Bを挿通する挿通孔105B
を形成している。
図8および図9に示すように、上記上型部材102の摺
動方向と直交する面において互いに90度の位相をずら
せて配置された各一対の半球形突起状の支持部106A
および106Bを、上記上型部材102および上記引き
上げ部材105に対応させて、リング106Cに設けた
構成になっている。また、上記リング106Cの中央に
は、図6および図7に示すように、上記上型部材102
のフランジ部102Bを挿通する挿通孔106Dが形成
されている。また、上記引き上げ部材105には、上記
支持部106Bを受け入れる支持溝孔105Cが形成し
てある。
ユニバ−サル・ジョイント106に対して、上型部材1
02を組み立てる際には、先ず、上型部材102のフラ
ンジ部102Bを下側から、上記挿通孔105Bおよび
106Dに挿通し、上記ユニバ−サル・ジョイントの上
側に突出させ、この状態で、上記フランジ部102Bを
90度旋回し、その下面を上記支持部106Aに支持さ
せる。その後、上記回り止め部材107を上記引き上げ
部材105に取付けることで、上記上型部材102と上
記ユニバ−サル・ジョイント106との相対位置を保持
できるようにする。この場合、引き上げ部材105およ
び上記ユニバ−サル・ジョイント106の相対位置は、
支持部106Bが支持溝孔105Cに入っていること
で、確保されている。
102の降下量を規制するため、上記フランジ部102
Aと上記胴型100の頂部との間には、環状のスペ−サ
102Cが配設されている。また、上記胴型100内へ
の上記下型部材101の上昇量を規制するため、前述の
フランジ部101Aの上には、環状のスペ−サ101B
が配設されている。
ック203の下端に設けた支持フランジ部203Bに取
付けられたフック部材212が、その下端の爪部212
Aで上記引き上げ部材105のフランジ部105Aを吊
持するようになっている。
01および102に対して温度制御を行うため、電熱ヒ
−タ−(図示せず)が導入されている。また、冷却媒体
導入のための導入通路215および216が、それぞ
れ、操作部材201および202に形成されており、上
下型部材101および102に形成した冷却媒体導入部
101Bおよび102Dに連通してある。
て、ガラス素材をプレス成形する時には、先ず、図4
(a)に示す状態から、上記シリンダ機構210の働き
で、上記ホルダ−ブロック203を上昇させ、フック部
材212を介して上記上型部材102を引き上げ、所
謂、型開きをなす。そして、先述の吸着ハンド402に
より、ガラス素材を成形型1内に導入し、再び、上記ホ
ルダ−ブロック203を下降すると、図4(b)に示す
ように、上記上型部材102は上記ガラス素材上に降下
する。その後、更に、上記シリンダ機構210を稼動
し、上記ホルダ−ブロック203を降下すると、上記操
作部材202が当て駒104を介して、上記上型部材1
02の中心にプレス圧を加える(その後、シリンダ機構
205は操作部材201を押上げ、突上げ駒207を介
して下型部材101を上向きに押圧する)。従って、上
記胴型100と上記上型部材102との摺動部分に、温
度制御上必要なクリアランスがあっても、上型部材の姿
勢が垂直に保たれた状態で降下でき、結果として、水平
方向に関して、上下型部材101、102の各成形面の
位置ずれがなく、成形された光学素子の光軸に対する光
学機能面の位置を正しく保持した状態で、成形できる。
構210で、4組の上下型部材101、102を同時に
駆動する関係から、上記上型部材102および操作部材
202の寸法誤差を吸収する必要がある。しかし、上記
操作部材202は、弾持機構208で弾持されているの
で、図4(c)に示すように、上記上型部材102のフ
ランジ部102Aがスペ−サ102Cを介して胴型10
0の頂部に当たった後、更に、上記ホルダ−ブロック2
03が降下しても、その位置で降下を終了することがで
きる。
リンダ機構210を稼動し、上記ホルダ−ブロック20
3を上昇すると、図4(d)に示すように、フック部材
212が引き上げ部材105を持ち上げるが、この時、
上記ユニバ−サル・ジョイント106が働いて、自動調
心作用をなし、従って、上記上型部材102は、その中
心で、引き上げ力を受けるので、上記クリアランスの範
囲で傾くことがなく、たとえ、成形品の表面が、十分硬
化されていない状態であっても、成形面で形成された上
記成形品の光学機能面を、上昇時の横ゆれで歪め、変形
することなく、垂直に上昇できる。すなわち、型の摺動
不良(カジリ現象)を引き起こさず、連続成形が可能と
なる。
形型交換手段7が装備してある。上記成形型交換手段7
は、入換え手段701を備えていて、これによって、上
記ガイドレ−ル6Aに沿って、成形型1を載置・固定し
たパレット5を、上記ゲ−トバルブ13を介して、成形
チャンバ−3内のガイドレ−ル6Bに移送するようにな
っている。
チャンバ−12内に延びるロッド702の先端に、結合
ハンド703を取付けるとともに、その基端部にスラス
トベアリング704を介してアクチュエ−タ705を装
着しており、また、上記アクチュエ−タ705に装備し
たモ−タ706によって、L字クランク707を介して
上記ロッド702を回動操作できる構成になっており、
また、上記アクチュエ−タ705を駆動する時、上記ロ
ッド702と平行に配置したガイドレ−ル708に沿っ
て上記アクチュエ−タ705を移動することで、上記ロ
ッド702をその長手方向に移動できるように構成され
ている。
ッド702を回動し、この動作で、上記パレット5に対
する上記結合ハンド703の係脱操作をなし、また、上
記アクチュエ−タ705の働きで、上記パレット5を、
上記ガイドレ−ル6Aに沿って移動することができる。
これによって、上記入換え手段701の制御により、上
記パレット5を、上記ゲ−トバルブ13を介して成形チ
ャンバ−3のガイドレ−ル6Bにもたらし、プレス操作
機構2のプレス位置にセットし、あるいは、逆に、そこ
から成形型交換チャンバ−12へと引戻すことができ
る。
5を移動するパレット置換手段711を備えている。上
記パレット置換手段711は、上記ガイドレ−ル6Aの
長手方向と直交する方向に進退するピストンロッド71
2Aを備えたシリンダ機構712を、上記成形型交換チ
ャンバ−12の一側に装備し、また、上記ピストンロッ
ド712Aの先端に、2つのステ−ジ713A、713
Bを有する送り台713を装着したものである。そし
て、上記各ステ−ジ713A、713Bには、それぞれ
上述のガイドレ−ル6Aが装備してある。なお、上記成
形型交換チャンバ−12の他側には、成形型1の出し入
れのための開口があり、そこに扉12Aが装備してあ
る。
シリンダ機構712を働かせ、送り台713を上記成形
型交換チャンバ−12の開口から外にせりださせて、例
えば、上記ステ−ジ713Aのガイドレ−ル6A上に、
新たな成形型1を搭載したパレット5を載せ、そして、
上記シリンダ機構712を逆に働かせ、上記送り台71
3を戻して、図2に示すように、シリンダ機構712の
ある側に片寄せ、扉12Aを閉じて、上記成形型交換チ
ャンバ−12内のガス置換を行っておくと、この状態で
は、上記ステ−ジ713Bのガイドレ−ル6Aが、上記
成形型交換チャンバ−12の中央(パレット入換え位
置)に位置している。
成形チャンバ−3から、使用済みの成形型1を、これを
載せたパレット5とともに、空のステ−ジ713B上に
取出すことができる。また、その後、上記シリンダ機構
712を働かせて、上記成形型交換チャンバ−12の中
央に上記ステ−ジ713Aを位置させ、再び、上記入換
え手段701を働かせることで、ガイドレ−ル6A上か
ら成形チャンバ−3のガイドレ−ル6Bへと新たな成形
型1をパレット5とともに、移送でき、プレス操作機構
2のプレス位置にセットすることができる。なお、使用
済みの成形型1は、成形チャンバ−3に対する新たな成
形型1の入換え後、扉12Aを開放して、パレット5上
より取出すことができる。
で摺動する上型部材は、上記胴型に摺動する部分が円形
断面であり、その頂部に非円形断面のフランジ部を備
え、上記上型部材にプレス圧を働かせる操作部材は、上
記上型部材の中心に上記プレス圧を加えるように対応
し、また、上記中心で引き上げ力が働くように、ユニバ
−サル・ジョイントを介して連動される構成であり、上
記ユニバ−サル・ジョイントは、上記上型部材の摺動方
向と直交する面において互いに90度の位相をずらせて
配置された各一対の支持部を上記上型部材のフランジ部
および上記操作部材側の引き上げ部材に対応させている
ジャイロ式の構造であり、上記引き上げ部材には、上記
フランジ部に対する回り止めのための部材を装着し、か
つ、その回り止め位置に対して回転方向に位相を異なら
せた位置に上記フランジ部を挿通する上型部材用挿通孔
を形成しているので、ガラス素材に対してプレス成形す
る場合、および、成形された光学素子成形品を離型する
際、上記上型部材に対して加える操作部材の力が、常
に、上記上型部材の中心を通るように作用させることで
き、光学機能面が光軸に対して正確に位置する、精度の
高い光学素子を、効率的に製造できる。しかも、操作部
材側の引き上げ部材に対する上型部材の回動を阻止し、
常に、ユニバ−サル・ジョイントとの正確な相対位置を
確保できる。
正面図である。
である。
の正面図である。
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 胴型内で、上記胴型に摺動する成形用型
部材を用いて、軟化状態にあるガラス素材をプレスし、
上記型部材の成形面に対応した光学機能面を上記ガラス
素材に形成するようにした光学素子のプレス成形装置に
おいて、上記胴型内で摺動する上型部材は、上記胴型に
摺動する部分が円形断面であり、その頂部に非円形断面
のフランジ部を備え、上記上型部材にプレス圧を働かせ
る操作部材は、上記上型部材の中心に上記プレス圧を加
えるように対応し、また、上記中心で引き上げ力が働く
ように、ユニバ−サル・ジョイントを介して連動される
構成であり、上記ユニバ−サル・ジョイントは、上記上
型部材の摺動方向と直交する面において互いに90度の
位相をずらせて配置された各一対の支持部を上記上型部
材のフランジ部および上記操作部材側の引き上げ部材に
対応させているジャイロ式の構造であり、上記引き上げ
部材には、上記フランジ部に対する回り止めのための部
材を装着し、かつ、その回り止め位置に対して回転方向
に位相を異ならせた位置に上記フランジ部を挿通する上
型部材用挿通孔を形成していることを特徴とする光学素
子のプレス成形装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19506491A JP2755336B2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 光学素子のプレス成形装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19506491A JP2755336B2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 光学素子のプレス成形装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2755336B2 JP2755336B2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=16334958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19506491A Expired - Lifetime JP2755336B2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-07-10 | 光学素子のプレス成形装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2755336B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107082554A (zh) * | 2017-05-22 | 2017-08-22 | 赵咪咪 | 一种用于水晶灯泡压膜的调节装置 |
CN109534660A (zh) * | 2019-01-10 | 2019-03-29 | 亚琛科技(深圳)有限公司 | 一种用于玻璃模压机的加热施压轴结构 |
-
1991
- 1991-07-10 JP JP19506491A patent/JP2755336B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107082554A (zh) * | 2017-05-22 | 2017-08-22 | 赵咪咪 | 一种用于水晶灯泡压膜的调节装置 |
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CN109534660A (zh) * | 2019-01-10 | 2019-03-29 | 亚琛科技(深圳)有限公司 | 一种用于玻璃模压机的加热施压轴结构 |
CN109534660B (zh) * | 2019-01-10 | 2023-09-08 | 亚琛科技(深圳)有限公司 | 一种用于玻璃模压机的加热施压轴结构 |
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