JPH05170656A - 歯石沈着防止及び歯石溶解補助活性物質並びに抗歯周病口腔用組成物 - Google Patents
歯石沈着防止及び歯石溶解補助活性物質並びに抗歯周病口腔用組成物Info
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- JPH05170656A JPH05170656A JP3341516A JP34151691A JPH05170656A JP H05170656 A JPH05170656 A JP H05170656A JP 3341516 A JP3341516 A JP 3341516A JP 34151691 A JP34151691 A JP 34151691A JP H05170656 A JPH05170656 A JP H05170656A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明の歯石沈着防止及び歯石溶解補助活性
物質は、ウラジロガシの水及び／又は有機溶媒抽出物を
有効成分とする。また本発明の抗歯周病口腔用組成物は
該歯石沈着防止及び歯石溶解補助活性物質を有効成分と
する。 【効果】 本発明の歯石沈着防止及び歯石溶解補助活性
物質は、毒性がなく、優れた歯石沈着防止効果及び歯石
溶解補助効果を有し、また本発明の抗歯周病口腔用組成
物は低濃度で歯周疾患予防及び治療に有効である。
物質は、ウラジロガシの水及び／又は有機溶媒抽出物を
有効成分とする。また本発明の抗歯周病口腔用組成物は
該歯石沈着防止及び歯石溶解補助活性物質を有効成分と
する。 【効果】 本発明の歯石沈着防止及び歯石溶解補助活性
物質は、毒性がなく、優れた歯石沈着防止効果及び歯石
溶解補助効果を有し、また本発明の抗歯周病口腔用組成
物は低濃度で歯周疾患予防及び治療に有効である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、歯石沈着防止及び歯石
溶解補助活性物質並びに抗歯周病口腔用組成物に関す
る。
溶解補助活性物質並びに抗歯周病口腔用組成物に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】近年、高齢化社会の到来に伴い、歯周疾
患の罹患率が増大し、該疾患の治療法及び予防法の確立
が望まれている。歯周疾患は歯垢、歯石が蓄積し、歯肉
が刺激されることにより生ずる歯肉炎が原因とされてお
り、慢性化した状態が歯槽膿漏である。従来、歯周疾患
の治療法は、局所的処置と全身的処置とに大別され、局
所的処置ではクロルヘキシジン等の殺菌剤が用いられ、
全身的処置ではホルモン剤、ビタミン剤等が用いられて
いる。更に歯肉の発赤、膨張にはステロイド系及び非ス
テロイド系薬剤等が用いられている。
患の罹患率が増大し、該疾患の治療法及び予防法の確立
が望まれている。歯周疾患は歯垢、歯石が蓄積し、歯肉
が刺激されることにより生ずる歯肉炎が原因とされてお
り、慢性化した状態が歯槽膿漏である。従来、歯周疾患
の治療法は、局所的処置と全身的処置とに大別され、局
所的処置ではクロルヘキシジン等の殺菌剤が用いられ、
全身的処置ではホルモン剤、ビタミン剤等が用いられて
いる。更に歯肉の発赤、膨張にはステロイド系及び非ス
テロイド系薬剤等が用いられている。
【０００３】しかしながら、前記薬剤には副作用、毒性
等の点において問題があり、またこれを避けるために使
用濃度を低くすると十分な効果が得られないという問題
がある。
等の点において問題があり、またこれを避けるために使
用濃度を低くすると十分な効果が得られないという問題
がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、歯周
病の予防及び治療に有効であり、しかも毒性のない歯石
沈着防止及び歯石溶解補助活性物質を提供することにあ
る。
病の予防及び治療に有効であり、しかも毒性のない歯石
沈着防止及び歯石溶解補助活性物質を提供することにあ
る。
【０００５】本発明の別の目的は、低濃度で優れた歯周
病の予防及び治療効果を示す抗歯周病口腔用組成物を提
供することにある。
病の予防及び治療効果を示す抗歯周病口腔用組成物を提
供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ウラジ
ロガシ（ブナ科）に水及び／又は有機溶媒を添加し、抽
出処理して得られる抽出物を含む歯石沈着防止及び歯石
溶解補助活性物質が提供される。
ロガシ（ブナ科）に水及び／又は有機溶媒を添加し、抽
出処理して得られる抽出物を含む歯石沈着防止及び歯石
溶解補助活性物質が提供される。
【０００７】また本発明によれば、前記歯石沈着防止及
び歯石溶解補助活性物質を有効成分として含む抗歯周病
口腔用組成物が提供される。
び歯石溶解補助活性物質を有効成分として含む抗歯周病
口腔用組成物が提供される。
【０００８】以下本発明を更に詳細に説明する。
【０００９】本発明に用いるウラジロガシは学名「Quer
cus salicina, BLUME」のブナ科の植物であり、原産地
は日本（主産は徳島県、和歌山県）である。該ウラジロ
ガシの葉は草質で皮針形から狭い楕円形状であって、該
葉から抽出されたエキスは局外規にも記載されるとおり
毒性のないものとして知られている。
cus salicina, BLUME」のブナ科の植物であり、原産地
は日本（主産は徳島県、和歌山県）である。該ウラジロ
ガシの葉は草質で皮針形から狭い楕円形状であって、該
葉から抽出されたエキスは局外規にも記載されるとおり
毒性のないものとして知られている。
【００１０】本発明の歯石沈着防止及び歯石溶解補助活
性物質において用いる抽出物は、前記ウラジロガシに水
及び／又は有機溶媒を添加し、抽出処理して得られる。
前記有機溶媒としては具体的には例えば、メチルアルコ
ール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、プ
ロピレングルコール、クロロホルム、酢酸エチル、アセ
トン等を挙げることができ、特に好ましくは歯石沈着防
止及び歯石溶解補助効果の高い成分の抽出効率が高いエ
チルアルコール、酢酸エチル、クロロホルム、アセトン
等を挙げることができる。
性物質において用いる抽出物は、前記ウラジロガシに水
及び／又は有機溶媒を添加し、抽出処理して得られる。
前記有機溶媒としては具体的には例えば、メチルアルコ
ール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、プ
ロピレングルコール、クロロホルム、酢酸エチル、アセ
トン等を挙げることができ、特に好ましくは歯石沈着防
止及び歯石溶解補助効果の高い成分の抽出効率が高いエ
チルアルコール、酢酸エチル、クロロホルム、アセトン
等を挙げることができる。
【００１１】本発明において有効成分として用いるウラ
ジロガシの抽出物を抽出するには、例えばウラジロガシ
の生葉及び／又は乾燥葉を原料として用い、該原料１０
０重量部に対して水及び／又は有機溶媒を、好ましくは
５００〜１５００重量部添加し、水及び／又は有機溶媒
の沸点程度の温度にて、例えばソックスレー抽出器等を
用いて還流下、３〜１０時間加熱する方法又は前記原料
を、有機溶媒中に好ましくは１〜１０日間浸漬させる方
法等により抽出することができる。更に前記抽出操作を
所望に応じて繰返し行なってもよい。
ジロガシの抽出物を抽出するには、例えばウラジロガシ
の生葉及び／又は乾燥葉を原料として用い、該原料１０
０重量部に対して水及び／又は有機溶媒を、好ましくは
５００〜１５００重量部添加し、水及び／又は有機溶媒
の沸点程度の温度にて、例えばソックスレー抽出器等を
用いて還流下、３〜１０時間加熱する方法又は前記原料
を、有機溶媒中に好ましくは１〜１０日間浸漬させる方
法等により抽出することができる。更に前記抽出操作を
所望に応じて繰返し行なってもよい。
【００１２】本発明の歯石沈着防止及び歯石溶解補助活
性物質は、前記抽出物をそのまま本発明の物質として用
いることができる他、抽出物中の水及び／又は有機溶媒
を減圧下濃縮し、次いで減圧乾燥することにより粉末化
することもでき、更に使用に応じて、例えばエタノール
等に再溶解して液体、ゲル状または粒状等の形態にする
こともできる。
性物質は、前記抽出物をそのまま本発明の物質として用
いることができる他、抽出物中の水及び／又は有機溶媒
を減圧下濃縮し、次いで減圧乾燥することにより粉末化
することもでき、更に使用に応じて、例えばエタノール
等に再溶解して液体、ゲル状または粒状等の形態にする
こともできる。
【００１３】本発明の歯石沈着防止及び歯石溶解補助活
性物質において用いる前記抽出物の最低有効濃度は、歯
石沈着防止及び歯石溶解補助活性物質全体に対して、
０．１重量％以上とすれば良く、好ましくは１〜２０重
量％の範囲であるのが望ましい。
性物質において用いる前記抽出物の最低有効濃度は、歯
石沈着防止及び歯石溶解補助活性物質全体に対して、
０．１重量％以上とすれば良く、好ましくは１〜２０重
量％の範囲であるのが望ましい。
【００１４】本発明の抗歯周病口腔用組成物は有効成分
として前記歯石沈着防止及び歯石溶解補助活性物質を含
む。該有効成分の最低有効濃度は、前記抽出物を基準と
して、抗歯周病口腔用組成物全体に対して、好ましくは
０．００１重量％以上、特に好ましくは０．０１〜１０
重量％の範囲である。更に前記歯石沈着防止及び歯石溶
解補助活性物質以外の成分としては、特に限定されるも
のではなく、通常使用される賦形剤、補助剤等を適宜配
合することができる。
として前記歯石沈着防止及び歯石溶解補助活性物質を含
む。該有効成分の最低有効濃度は、前記抽出物を基準と
して、抗歯周病口腔用組成物全体に対して、好ましくは
０．００１重量％以上、特に好ましくは０．０１〜１０
重量％の範囲である。更に前記歯石沈着防止及び歯石溶
解補助活性物質以外の成分としては、特に限定されるも
のではなく、通常使用される賦形剤、補助剤等を適宜配
合することができる。
【００１５】本発明の抗歯周病口腔用組成物の投与形態
としては、例えば適当な口腔用製剤に添加して使用して
もよく、食品、嗜好品等に添加して投与することもでき
る。前記口腔用製剤としては、例えば液剤、固形剤、半
固形剤等が好ましく挙げられ、より具体的には例えば、
歯磨き剤、マウスウォッシュ、うがい剤、塗布液、口腔
用パスタ、トローチ剤等を挙げることができ、前記食
品、嗜好品としては、例えばクッキー、ビスケット、セ
ンベイ、チューインガム等を好ましく挙げることができ
る。
としては、例えば適当な口腔用製剤に添加して使用して
もよく、食品、嗜好品等に添加して投与することもでき
る。前記口腔用製剤としては、例えば液剤、固形剤、半
固形剤等が好ましく挙げられ、より具体的には例えば、
歯磨き剤、マウスウォッシュ、うがい剤、塗布液、口腔
用パスタ、トローチ剤等を挙げることができ、前記食
品、嗜好品としては、例えばクッキー、ビスケット、セ
ンベイ、チューインガム等を好ましく挙げることができ
る。
【００１６】
【発明の効果】本発明の歯石沈着防止及び歯石溶解補助
活性物質は局外規にも記載されるウラジロガシの抽出物
を含有するので、毒性がなく、かつ低濃度で優れた歯石
沈着防止効果及び歯石溶解補助効果を得ることができ
る。
活性物質は局外規にも記載されるウラジロガシの抽出物
を含有するので、毒性がなく、かつ低濃度で優れた歯石
沈着防止効果及び歯石溶解補助効果を得ることができ
る。
【００１７】また本発明の抗歯周病口腔用組成物は前記
歯石沈着防止及び歯石溶解補助活性物質を有効成分とし
て含有するので毒性がなく、かつ低濃度で優れた歯周病
予防及び治療効果を発現することができる。
歯石沈着防止及び歯石溶解補助活性物質を有効成分とし
て含有するので毒性がなく、かつ低濃度で優れた歯周病
予防及び治療効果を発現することができる。
【００１８】
【実施例】以下本発明を実施例により更に詳細に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【００１９】
【実施例１】ウラジロガシの乾燥した小枝付葉を粗切り
した原料成分１００gに、溶媒として水、酢酸エチルま
たはクロロホルムをそれぞれ１０００g添加し、ソック
スレー抽出器にて、各溶媒の沸点で３時間、加熱抽出処
理を行なった。次いで、得られた抽出液を減圧濃縮後、
減圧乾燥し、各溶媒より抽出物を各々１４．１g（水抽
出物）、４g（酢酸エチル抽出物）、５．２g（クロロホ
ルム抽出物）得た。次に得られた抽出物を各々３０重量
％エタノールに再溶解し、各々の全量を１００gとし、
歯石沈着防止及び歯石溶解補助活性物質（以下、本発明
物質と称す）を得た。次いで、得られた本発明物質の歯
石沈着防止効果、歯石溶解補助効果及び歯周疾患に対す
る効果を以下に示す方法により測定した。
した原料成分１００gに、溶媒として水、酢酸エチルま
たはクロロホルムをそれぞれ１０００g添加し、ソック
スレー抽出器にて、各溶媒の沸点で３時間、加熱抽出処
理を行なった。次いで、得られた抽出液を減圧濃縮後、
減圧乾燥し、各溶媒より抽出物を各々１４．１g（水抽
出物）、４g（酢酸エチル抽出物）、５．２g（クロロホ
ルム抽出物）得た。次に得られた抽出物を各々３０重量
％エタノールに再溶解し、各々の全量を１００gとし、
歯石沈着防止及び歯石溶解補助活性物質（以下、本発明
物質と称す）を得た。次いで、得られた本発明物質の歯
石沈着防止効果、歯石溶解補助効果及び歯周疾患に対す
る効果を以下に示す方法により測定した。
【００２０】＜ラット動物実験による歯石沈着防止効果
の測定＞三宅らの方法（日本歯周病学会誌、１９８８．
Vol 30 .3号）に従って、以下に示すように動物による
歯石沈着防止効果の測定を行なった。
の測定＞三宅らの方法（日本歯周病学会誌、１９８８．
Vol 30 .3号）に従って、以下に示すように動物による
歯石沈着防止効果の測定を行なった。
【００２１】生後２２〜２３日齢の雌雄ウィスター（Wi
star）系ラット２６０匹を用い、体質、性別が均等とな
るように１３群（１群各２０匹）に分け、口腔内に歯石
を形成させやすくするために下記表１に示すBrinorらが
用いた歯石形成餌を粉末飼料として与えた。
star）系ラット２６０匹を用い、体質、性別が均等とな
るように１３群（１群各２０匹）に分け、口腔内に歯石
を形成させやすくするために下記表１に示すBrinorらが
用いた歯石形成餌を粉末飼料として与えた。
【００２２】
【表１】
【００２３】第１群のラットには、前記本発明物質を含
まない一般的に処方されているプラセボ歯磨き剤（第二
リン酸カルシウム、グリセリン、カラギーナン、サッカ
リン、ラウリル硫酸ナトリウム、カルボキシメチルセル
ロースナトリウム、香料、水）を、第２〜５群のラット
には水によって抽出された本発明物質を、第６〜９群の
ラットには酢酸エチルによって抽出された本発明物質
を、第１０〜１３群のラットにはクロロホルムによって
抽出された本発明物質を、それぞれ下記表２に示す４種
の濃度で配合した歯磨き剤（抽出液以外はプラセボ歯磨
き剤とほぼ同一成分）を１日２回、１週５日間投与し
た。飼育を開始してから３週間後に体重を測定し、炭酸
ガス吸入によりラットを屠殺した。次いで該ラットの上
下顎骨を摘出し、実態顕微鏡（×２５）を用いて、形成
された歯石の沈着状況を観察し、各群のラットのうち特
に厚い歯石を有するラットの匹数を調べた。その結果、
プラセボ歯磨き剤と本発明物質配合歯磨き剤の間に累積
法で５％の有意差が認められた。
まない一般的に処方されているプラセボ歯磨き剤（第二
リン酸カルシウム、グリセリン、カラギーナン、サッカ
リン、ラウリル硫酸ナトリウム、カルボキシメチルセル
ロースナトリウム、香料、水）を、第２〜５群のラット
には水によって抽出された本発明物質を、第６〜９群の
ラットには酢酸エチルによって抽出された本発明物質
を、第１０〜１３群のラットにはクロロホルムによって
抽出された本発明物質を、それぞれ下記表２に示す４種
の濃度で配合した歯磨き剤（抽出液以外はプラセボ歯磨
き剤とほぼ同一成分）を１日２回、１週５日間投与し
た。飼育を開始してから３週間後に体重を測定し、炭酸
ガス吸入によりラットを屠殺した。次いで該ラットの上
下顎骨を摘出し、実態顕微鏡（×２５）を用いて、形成
された歯石の沈着状況を観察し、各群のラットのうち特
に厚い歯石を有するラットの匹数を調べた。その結果、
プラセボ歯磨き剤と本発明物質配合歯磨き剤の間に累積
法で５％の有意差が認められた。
【００２４】
【表２】
【００２５】＜ヒトに対する歯石溶解補助効果及び歯周
疾患に対する効果＞喫煙経験が長く、黄褐色の歯石を持
ち、歯周疾患を有する２５歳〜６０歳の男性７０名を被
験者として、歯周疾患がほぼ同程度になるように７群
（１群各１０名）に分け、前記ラットによる動物実験に
て用いた練り歯磨き剤のうち、それぞれ抽出物濃度が
０．５重量％及び３．０重量％の練り歯磨き剤を用い、
１日３回３分間、ブラッシングを３０日間にわたって行
なわせた。試験期間中は、他の口腔用組成物の使用と喫
煙を禁止したが、ブラッシングの指導は特に行なわなか
った。試験開始後１５日及び３０日の時点で、下記表３
に示す評価基準により歯石溶解補助効果及び歯周疾患治
療効果を観察評価した。各群の評価点数の平均値を下記
表４に示す。
疾患に対する効果＞喫煙経験が長く、黄褐色の歯石を持
ち、歯周疾患を有する２５歳〜６０歳の男性７０名を被
験者として、歯周疾患がほぼ同程度になるように７群
（１群各１０名）に分け、前記ラットによる動物実験に
て用いた練り歯磨き剤のうち、それぞれ抽出物濃度が
０．５重量％及び３．０重量％の練り歯磨き剤を用い、
１日３回３分間、ブラッシングを３０日間にわたって行
なわせた。試験期間中は、他の口腔用組成物の使用と喫
煙を禁止したが、ブラッシングの指導は特に行なわなか
った。試験開始後１５日及び３０日の時点で、下記表３
に示す評価基準により歯石溶解補助効果及び歯周疾患治
療効果を観察評価した。各群の評価点数の平均値を下記
表４に示す。
【００２６】
【表３】
【００２７】
【表４】
【００２８】前記表４の結果より、本発明の歯石沈着防
止及び歯石溶解補助活性物質は、通常のブラッシングと
歯磨き剤では落ちにくい歯石を除去し易くする歯石溶解
補助効果を有することがわかる。
止及び歯石溶解補助活性物質は、通常のブラッシングと
歯磨き剤では落ちにくい歯石を除去し易くする歯石溶解
補助効果を有することがわかる。
【００２９】以下、実施例２〜６に実施例１で調製した
本発明物質を配合した抗歯周病口腔用組成物の投与形態
例を具体的に示す。
本発明物質を配合した抗歯周病口腔用組成物の投与形態
例を具体的に示す。
【００３０】
【実施例２】下記表５に示す組成を有する練り歯磨き
剤。
剤。
【００３１】
【表５】
【００３２】
【実施例３】下記表６に示す組成を有するマウスウォッ
シュ。
シュ。
【００３３】
【表６】
【００３４】
【実施例４】下記表７に示す組成を有するトローチ剤。
【００３５】
【表７】
【００３６】
【実施例５】下記表８に示す組成を有するチューイング
ガム。
ガム。
【００３７】
【表８】
【００３８】
【実施例６】下記表９に示す組成を有する口腔用パス
タ。
タ。
【００３９】
【表９】
Claims (2)
- 【請求項１】 ウラジロガシ（ブナ科）に水及び／又は
有機溶媒を添加し、抽出処理して得られる抽出物を含む
歯石沈着防止及び歯石溶解補助活性物質。 - 【請求項２】 請求項１記載の歯石沈着防止及び歯石溶
解補助活性物質を有効成分として含む抗歯周病口腔用組
成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34151691A JP3162146B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 歯石沈着防止及び歯石溶解補助活性物質並びに抗歯周病口腔用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34151691A JP3162146B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 歯石沈着防止及び歯石溶解補助活性物質並びに抗歯周病口腔用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05170656A true JPH05170656A (ja) | 1993-07-09 |
| JP3162146B2 JP3162146B2 (ja) | 2001-04-25 |
Family
ID=18346672
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34151691A Expired - Lifetime JP3162146B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 歯石沈着防止及び歯石溶解補助活性物質並びに抗歯周病口腔用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3162146B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP34151691A patent/JP3162146B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3162146B2 (ja) | 2001-04-25 |
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Legal Events
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