JPH05170129A - 作業車の操向伝動構造 - Google Patents

作業車の操向伝動構造

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JPH05170129A
JPH05170129A JP3343767A JP34376791A JPH05170129A JP H05170129 A JPH05170129 A JP H05170129A JP 3343767 A JP3343767 A JP 3343767A JP 34376791 A JP34376791 A JP 34376791A JP H05170129 A JPH05170129 A JP H05170129A
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transmission gear
gears
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D11/00Steering non-deflectable wheels; Steering endless tracks or the like
    • B62D11/02Steering non-deflectable wheels; Steering endless tracks or the like by differentially driving ground-engaging elements on opposite vehicle sides
    • B62D11/06Steering non-deflectable wheels; Steering endless tracks or the like by differentially driving ground-engaging elements on opposite vehicle sides by means of a single main power source
    • B62D11/10Steering non-deflectable wheels; Steering endless tracks or the like by differentially driving ground-engaging elements on opposite vehicle sides by means of a single main power source using gearings with differential power outputs on opposite sides, e.g. twin-differential or epicyclic gears

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 左右一対の走行装置の各々に動力を伝達する
左右一対のサイドギヤに対して、第1伝動ギヤと第2伝
動ギヤとを配置し、左右のサイドギヤを第1伝動ギヤに
咬合する位置と第2伝動ギヤに咬合する位置とに亘り、
各々独立にスライド操作可能に構成して、エンジンから
の前進用の正転動力を変速して第1伝動ギヤに伝達する
変速機構を備えた作業車の操向伝動構造において、変速
機構からの正転動力を旋回用として減速して第2伝動ギ
ヤに伝達する場合に、十分な減速比が得られるようにす
る。 【構成】 第1伝動ギヤ19のボス部に小径の出力ギヤ
38、出力ギヤ38に咬合する大径の第3伝動ギヤ4
0、第3伝動ギヤ40を支持する伝動軸27、及び伝動
軸27の動力を第2伝動ギヤ26Rに伝達する小径の第
4伝動ギヤ29を設けて、第1伝動ギヤ19に伝達され
る正転動力を減速された正転動力に変換し、第2伝動ギ
ヤ26Rに伝達するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クローラ式や多輪式の
走行装置を左右一対備えた作業車の操向伝動構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】前述のような作業車の一例としてクロー
ラ式の走行装置を左右一対備えたコンバインがあり、そ
の操向伝動構造の一例が特開平3−204379号公報
に開示されている。この構造では、左右の走行装置の各
々に動力を伝達する左右一対のサイドギヤを備え、左右
のサイドギヤに対して第1伝動ギヤと第2伝動ギヤとを
配置し、左右のサイドギヤを第1伝動ギヤに咬合する位
置と第2伝動ギヤに咬合する位置とに亘り、各々独立に
スライド操作可能に構成している。そして、エンジンか
らの動力を変速装置(前記公報の図2の11)を介し
て、正転動力として第1伝動ギヤに伝達しており、変速
装置からの動力を伝動軸(前記公報の図2の15)、チ
ェーン減速機構(前記公報の図2の17)、及び伝動軸
(前記公報の図2の16)を介して、減速された正転動
力として第2伝動ギヤに伝達している。
【0003】以上の構造により、左右のサイドギヤを第
1伝動ギヤに咬合させると、左右の走行装置が同速度で
正転駆動されて機体は直進する。そして、例えば前記公
報の図2に示すように左のサイドギヤを第2伝動ギヤに
咬合させると、左の走行装置が右の走行装置よりも低速
で正転駆動されて、左右の走行装置の駆動速度の差に基
づき機体が左に向きを変えて旋回していく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、一方の
走行装置を減速駆動して機体の向きを変える場合に前述
の従来構造では、チェーン減速機構により減速された正
転動力を第2伝動ギヤに伝達している。そして、軟弱な
地面でも確実に機体が旋回していくようにする為には、
左右の走行装置の駆動速度の差が大きい方、つまり、一
方の走行装置への正転動力を十分に減速する方が好まし
い。しかしながら、前述の構造ではチェーン減速機構で
の減速比が前述の減速された正転動力に対応することに
なり、このチェーン減速機構における上手側のスプロケ
ットと下手側のスプロケットとのギヤ比のみにより、全
体の減速比(減速された正転動力)が決まってしまう。
そして、チェーン巻回用のスペースが必要なことからこ
れ以外の各部からの制約を受けて、下手側のスプロケッ
トの外径を十分に大きなものにはできない。従って、チ
ェーン減速機構での減速比を十分に大きくでき難い構
成、つまり、旋回用の正転動力を第2伝動ギヤに伝達す
る場合、十分に減速された正転動力を伝達し難い構成と
なっているので、正転動力を十分に減速するにはミッシ
ョンケース等の外側を大きくして、チェーン減速機構に
おける下手側のスプロケットの外径を大きなものにする
必要がある。本発明は、旋回用の正転動力を一方の走行
装置に伝達する場合に、既存のミッションケース等を特
に大きなものにしなくても、十分に減速された正転動力
を一方の走行装置に伝達できるように構成することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな作業車の操向伝動構造において、次のような構成を
備えることにある。つまり、左右一対の走行装置の各々
に動力を伝達する左右一対のサイドギヤに対して、第1
伝動ギヤと第2伝動ギヤとを配置し、左右のサイドギヤ
を第1伝動ギヤに咬合する位置と第2伝動ギヤに咬合す
る位置とに亘り、各々独立にスライド操作可能に構成し
て、エンジンからの前進用の正転動力を変速して第1伝
動ギヤに伝達する変速機構を設けると共に、第1伝動ギ
ヤのボス部に小径の出力ギヤ、出力ギヤに咬合する大径
の第3伝動ギヤ、第3伝動ギヤを支持する伝動軸、伝動
軸の動力を第2伝動ギヤに伝達する小径の第4伝動ギヤ
を設けて、第1伝動ギヤに伝達される正転動力を減速さ
れた正転動力に変換し第2伝動ギヤに伝達するように構
成して、左右のサイドギヤを第1伝動ギヤに咬合させる
ことにより、左右の走行装置を同速度で正転駆動して機
体が直進するように、且つ、一方のサイドギヤを第2伝
動ギヤに咬合させ一方の走行装置を他方よりも低速で正
転駆動することにより、機体の向きを変更操作可能な操
向操作手段を備えてある。
【0006】
【作用】前述のように構成すると例えば図1及び図2に
示すように、上手側の変速機構13からの直進用の正転
動力が第1伝動ギヤ19、第1伝動ギヤ19のボス部の
小径の出力ギヤ38、大径の第3伝動ギヤ40、伝動軸
27、小径の第4伝動ギヤ29を介し、十分に減速され
て第2伝動ギヤ26R,26Lに伝達される。この場
合、小径の出力ギヤ38から大径の第3伝動ギヤ40へ
の伝動時、並びに、小径の第4伝動ギヤ29から第2伝
動ギヤ26R,26Lへの伝動時の2回の伝動時に、正
転動力が減速される。さらに、従来構造のように比較的
大きなスペースを必要とする伝動用のチェーンを使用し
ていないので、これ以外の各部からの制約が少なくな
り、第3伝動ギヤを大径のギヤに設定することができ
る。又第3伝動ギヤが他の部分に制約を与えることも少
なく、第3伝動ギヤ用として特に大きなスペースを必要
とはしない。
【0007】以上の構成によって、操向操作手段により
左右のサイドギヤを第1伝動ギヤに咬合させると、第1
伝動ギヤに伝達されてくる正転動力が左右の走行装置に
伝達され、左右の走行装置が同速度で駆動されて機体は
直進する。そして、前述の状態から右又は左のサイドギ
ヤを第1伝動ギヤから離し第2伝動ギヤに咬合させる
と、前述のように十分に減速された正転動力が第2伝動
ギヤに伝達されているので、この減速された正転動力に
より右又は左の走行装置が低速で正転駆動されて、左右
の走行装置の駆動速度の差により機体が右又は左に向き
を変えて旋回していくのである。
【0008】
【発明の効果】以上のように、旋回用として減速した正
転動力を一方の走行装置に伝達する場合に、あまり大き
なスペースを使うことなく十分に減速された正転動力を
一方の走行装置に伝達できるようになった。これによ
り、外側のミッションケース等を大きくすると言うよう
な構造的な変更を行う必要がなくなり、構造的な面で有
利な構成となる。そして、直進用の正転動力で駆動され
る他方の走行装置と減速した正転動力で駆動される一方
の走行装置において、左右の走行装置の駆動速度の差を
十分なものにすることができるので、特に軟弱な地面で
も確実に機体の操向及び旋回操作が行えるようになり、
作業車の操向・旋回性を向上させることができた。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は作業車の一例であるコンバインにおいて、
走行系のミッションケース8内の構造を示しており、エ
ンジン(図外)からの動力がテンションクラッチを備え
たベルト伝動機構(図示せず)を介して、静油圧式無段
変速装置1の入力プーリー2に伝達されると共に、静油
圧式無段変速装置1の出力軸3からの動力が第1伝動軸
4を介して、機体前部の刈取部(図示せず)に伝達され
る。
【0010】第1伝動軸4からの動力は、第1ギヤ9及
び第2ギヤ10を介して第2伝動軸11に伝達される。
この第2伝動軸11にはシフトギヤ14がスプライン構
造にてスライド自在に外嵌されており、これに対する第
3伝動軸15には高速ギヤ16、中速ギヤ17及び低速
ギヤ6が固定されている。以上の構造によりシフトギヤ
14をスライド操作して、高速ギヤ16に咬合する高速
ギヤ7、中速ギヤ17又は低速ギヤ6に咬合させること
により、直進用の正転動力を高中低の3段に変速できる
のであり、この正転動力は中速ギヤ17に咬合する第1
伝動ギヤ19に伝達される。以上のようにして、シフト
ギヤ14及び高速ギヤ7等により、ギヤ変速機構13
(本発明の走行用の変速機構に相当)を構成している。
【0011】第1伝動ギヤ19を支持する支持軸20に
は右のサイドギヤ21R及び左のサイドギヤ21Lが相
対回転自在に外嵌されており、左右の車軸22の入力ギ
ヤ23が左右のサイドギヤ21R,21Lに常時咬合し
ている。これにより、右又は左のサイドギヤ21R,2
1Lを第1伝動ギヤ19に対しスライド操作し咬合・離
間させて、クローラ式の走行装置24に対して動力の伝
動及び伝動遮断操作を行うのであり、第1伝動ギヤ19
と左右のサイドギヤ21R,21Lとの間でサイドクラ
ッチ25R,25Lが構成されている。
【0012】次に、一方の走行装置24に制動を掛ける
構造について説明する。図1及び図2に示すように、支
持軸20に左右一対の第2伝動ギヤ26R,26Lが相
対回転自在にベアリング支持されると共に、第4伝動軸
27(本発明の伝動軸に相当)に後述する小径の第4伝
動ギヤ29が左右一対固定されて、この第4伝動ギヤ2
9が左右の第2伝動ギヤ26R,26Lに咬合してい
る。そして、第4伝動軸27の一端に多板油圧操作式の
サイドブレーキ28が設けられている。これによって、
右のサイドギヤ21R又は左のサイドギヤ21Lを第1
伝動ギヤ19より離間させ右又は左の第2伝動ギヤ26
R,26Lに咬合させると共に、サイドブレーキ28を
入り操作することによって、一方の走行装置24に制動
を掛けることができる。そして、これが信地旋回状態で
ある。
【0013】次に、一方の走行装置24を逆転させる構
造について説明する。図1に示すように、第3伝動軸1
5の高速ギヤ16に咬合する第3ギヤ37が第4伝動軸
27に相対回転自在に外嵌されると共に、第3ギヤ37
と第4伝動軸27との間に第2油圧クラッチ30が設け
られている。これにより、右のサイドギヤ21R又は左
のサイドギヤ21Lを、前述のように右又は左の第2伝
動ギヤ26R,26Lに咬合させた状態で第2油圧クラ
ッチ30を入り操作すると、高速ギヤ16からの動力が
逆転状態で、且つ、1/2に減速されて一方の走行装置
24に伝達されて行く。そして、これが超信地旋回状態
である。
【0014】次に、一方の走行装置24を他方よりも低
速で正転駆動する構造、つまり、ギヤ変速機構13から
の正転動力を減速して左右の第2伝動ギヤ26R,26
Lに伝達する構造について説明する。図1及び図2に示
すように第1伝動ギヤ19のボス部に小径の出力ギヤ3
8が固定されると共に、第4伝動軸27に大径の第3伝
動ギヤ40が相対回転自在に外嵌され、第3伝動ギヤ4
0が出力ギヤ38に咬合している。そして、第3伝動ギ
ヤ40と第4伝動軸27との間に第1油圧クラッチ12
が設けられている。
【0015】これにより、右又は左のサイドギヤ21
R,21Lを右又は左の第2伝動ギヤ26R,26Lに
咬合させた状態で第1油圧クラッチ12を入り操作する
と、第1伝動ギヤ19に伝達されてくる直進用の正転動
力が出力ギヤ38、第3伝動ギヤ40、第1油圧クラッ
チ12、第4伝動軸27、第4伝動ギヤ29及び右又は
左の第2伝動ギヤ26R,26Lを介して、十分に減速
された正転動力として一方の走行装置24に伝達されて
行く。そして、これが緩旋回状態である。
【0016】次に、左右のサイドギヤ21R,21Lの
スライド操作を行う油圧シリンダ31R,31L、サイ
ドブレーキ28、第1及び第2油圧クラッチ12,30
への作動油供給構造について説明する。図3に示すよう
にポンプ32からの作動油が第1切換弁33を介して、
左右のサイドギヤ21R,21Lに対する油圧シリンダ
31R,31Lに供給されると共に、油圧シリンダ31
R,31Lの側面からの油路34が、サイドブレーキ2
8、第1及び第2油圧クラッチ12,30に対する第2
切換弁35に接続されている。さらに油路34には、サ
イドブレーキ28、第1及び第2油圧クラッチ12,3
0に対する可変リリーフ弁36が接続されている。
【0017】次に、第1切換弁33、第2切換弁35及
び可変リリーフ弁36の操作について説明する。図3に
示すように切換レバー18の操作位置が制御装置5に入
力されており、この切換レバー18の操作位置に基づい
て電磁操作式の第2切換弁35が、制御装置5により第
1油圧クラッチ12に作動油を供給する緩旋回位置35
a,サイドブレーキ28に作動油を供給する信地旋回位
置35b、及び第2油圧クラッチ30に作動油を供給す
る超信地旋回位置35cに切換操作される。そして、操
作レバー39と第1切換弁33及び可変リリーフ弁36
とが、第1連係機構41及び第2連係機構42を介して
機械的に連係されている。
【0018】次に、操作レバー39を操作しての操向操
作について説明する。以上の構造により、切換レバー1
8を緩旋回位置に操作すると、第2切換弁35が緩旋回
位置35aに切換操作される。この状態において、操作
レバー39を中立位置Nに操作していると、第1切換前
33も中立位置に操作され左右の油圧シリンダ31R,
31Lが収縮して、左右のサイドギヤ21R,21Lが
第1伝動ギヤ19に咬合している。これにより、第1伝
動ギヤ19に伝達されてくる正転動力が左右の走行装置
24に伝達され、左右の走行装置24が同速度で駆動さ
れて機体は直進する。
【0019】次に、操作レバー39を中立位置Nから右
の第1旋回位置R1又は左の第1旋回位置L1に操作す
ると、第1切換弁33のみが操作されて油圧シリンダ3
1R又は31Lにより、右又は左の操作部46R,46
Lを介して、第1伝動ギヤ19に咬合していた右又は左
のサイドギヤ21R,21Lが第1伝動ギヤ19から離
されて、右又は左の第2伝動ギヤ26R,26Lに咬合
する。
【0020】この場合、可変リリーフ弁36は全開状態
に在り第1油圧クラッチ12が切り状態となっている
為、右又は左の走行装置24への伝動が断たれた状態
(サイドクラッチ25R又は25Lの伝動遮断状態)と
なり、機体は右又は左に緩やかに向きを変えていく。そ
して、油路34に設けられているシーケンス弁47は、
右又は左のサイドギヤ21R,21Lが、右又は左の第
2伝動ギヤ26R,26Lに完全に咬合するのに必要な
圧力を、油圧シリンダ31R,31Lに確保する為のも
のである。
【0021】次に、操作レバー39を右又は左の第1旋
回位置R1,L1から右又は左の第2旋回位置R2,L
2に操作して行くと、右又は左のサイドギヤ21R,2
1Lが右又は左の第2伝動ギヤ26R,26Lに咬合
し、且つ、第2切換弁35が緩旋回位置35aに操作さ
れた状態で、可変リリーフ弁36が全開状態から徐々に
閉側に操作されて行く。これにより、第1油圧クラッチ
12が作用し始めて右又は左の走行装置24が徐々に低
速で正転駆動されて行き、機体は右又は左に緩旋回して
行く。そして、操作レバー39の右又は左の第2旋回位
置R2,L2において、緩旋回速度が最大となる。
【0022】次に、切換レバー18を信地旋回位置に操
作すると、第2切換弁35が信地旋回位置35bに切換
操作される。この状態で、操作レバー39を中立位置N
に操作していると前述と同様に直進状態となるのであ
り、操作レバー39を中立位置Nから右又は左の第1旋
回位置R1,L1に操作すると、前述と同様に右又は左
のサイドクラッチ25R,25Lの伝動遮断状態が現出
する。
【0023】次に、操作レバー39を右又は左の第1旋
回位置R1,L1から右又は左の第2旋回位置R2,L
2に操作して行くと、右又は左のサイドギヤ21R,2
1Lが右又は左の第2伝動ギヤ26R,26Lに咬合
し、且つ、第2切換弁35が信地旋回位置35bに操作
された状態において、前述と同様に可変リリーフ弁36
が全開状態から徐々に閉側に操作されて行く。これによ
り、サイドブレーキ28が作用し始めて右又は左の走行
装置24に徐々に制動が掛かって行き、機体は右又は左
に信地旋回して行く。そして、操作レバー39の右又は
左の第2旋回位置R2,L2においてサイドブレーキ2
8の制動力は最大となる。
【0024】次に、切換レバー18を超信地旋回位置に
操作すると、第2切換弁35が超信地旋回位置35cに
切換操作される。この状態で、操作レバー39を中立位
置Nに操作していると前述と同様に直進状態となるので
あり、操作レバー39を中立位置Nから右又は左の第1
旋回位置R1,L1に操作すると、前述と同様に右又は
左のサイドクラッチ25R,25Lの伝動遮断状態が現
出する。
【0025】次に、操作レバー39を右又は左の第1旋
回位置R1,L1から右又は左の第2旋回位置R2,L
2に操作して行くと、右又は左のサイドギヤ21R,2
1Lが右又は左の第2伝動ギヤ26R,26Lに咬合
し、且つ、第2切換弁35が超信地旋回位置35cに操
作された状態で、前述と同様に可変リリーフ弁36が全
開状態から徐々に閉側に操作されて行く。これにより、
第2油圧クラッチ30が作用し始めて右又は左の走行装
置24が徐々に逆転駆動されて行き、機体は右又は左に
超信地旋回して行く。そして、操作レバー39の右又は
左の第2旋回位置R2,L2において、逆転速度が最大
となる。
【0026】以上のようなサイドクラッチ25R,25
Lの伝動遮断操作による旋回、一方の走行装置24を低
速で正転駆動する緩旋回、一方の走行装置24に制動を
掛ける信地旋回、及び一方の走行装置24を逆転駆動す
る超信地旋回において、その旋回半径はサイドクラッチ
25R,25Lの伝動遮断操作による旋回、緩旋回、信
地旋回、及び超信地旋回の順番で小さくなる。
【0027】図2に示すように緩旋回用の第1油圧クラ
ッチ12において、クラッチ入り操作用のピストン43
とケーシング44との間に、クラッチ入り操作用の作動
油を供給する油路45が設けられており、ピストン43
とケーシング44との間に作動油を供給しピストン43
で摩擦板48を押圧して、第1油圧クラッチ12を入り
操作する。そして、ケーシング44を支持するスリーブ
49と第4伝動軸27との間に油密用のOリング50、
ピストン43の外周とケーシング44との間に油密用の
Oリング51を設けている。
【0028】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行用のミッションケース内の伝動構造を示す
縦断概略正面図
【図2】第1伝動ギヤ、出力ギヤ、第3伝動ギヤ、第4
伝動ギヤ及び第2伝動ギヤ付近を示す縦断正面図
【図3】左右のサイドギヤ用の油圧シリンダ、サイドブ
レーキ、第1及び第2油圧クラッチに対する油圧回路図
【符号の説明】
13 変速機構 19 第1伝動ギヤ 21R,21L サイドギヤ 24 走行装置 26R,26L 第2伝動ギヤ 27 伝動軸 29 第4伝動ギヤ 38 出力ギヤ 40 第3伝動ギヤ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の走行装置(24)の各々に動
    力を伝達する左右一対のサイドギヤ(21R),(21
    L)に対して、第1伝動ギヤ(19)と第2伝動ギヤ
    (26R),(26L)とを配置し、前記左右のサイド
    ギヤ(21R),(21L)を前記第1伝動ギヤ(1
    9)に咬合する位置と第2伝動ギヤ(26R),(26
    L)に咬合する位置とに亘り、各々独立にスライド操作
    可能に構成して、エンジンからの前進用の正転動力を変
    速して前記第1伝動ギヤ(19)に伝達する変速機構
    (13)を設けると共に、前記第1伝動ギヤ(19)の
    ボス部に小径の出力ギヤ(38)、前記出力ギヤ(3
    8)に咬合する大径の第3伝動ギヤ(40)、第3伝動
    ギヤ(40)を支持する伝動軸(27)、伝動軸(2
    7)の動力を前記第2伝動ギヤ(26R),(26L)
    に伝達する小径の第4伝動ギヤ(29)を設けて、前記
    第1伝動ギヤ(19)に伝達される正転動力を減速され
    た正転動力に変換し前記第2伝動ギヤ(26R),(2
    6L)に伝達するように構成して、前記左右のサイドギ
    ヤ(21R),(21L)を第1伝動ギヤ(19)に咬
    合させることにより、左右の走行装置(24)を同速度
    で正転駆動して機体が直進するように、且つ、一方のサ
    イドギヤ(21R),(21L)を第2伝動ギヤ(26
    R),(26L)に咬合させ一方の走行装置(24)を
    他方よりも低速で正転駆動することにより、機体の向き
    を変更操作可能な操向操作手段を備えてある作業車の操
    向伝動構造。
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